JP5761624B2 - ベルト制御装置、ローラユニット、及び画像形成装置 - Google Patents

ベルト制御装置、ローラユニット、及び画像形成装置 Download PDF

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Description

本発明は複数のローラに掛け渡され、前記ローラの回転とともに走行するベルトの、前記ローラの軸方向への移動を制御するベルト制御装置に関する。
従来の画像形成装置では、中間転写体、記録媒体搬送部あるいは画像定着部等として様々なベルトが用いられている。これらのベルトは、互いに平行に設けられている少なくとも2本のローラに架け渡されて、ローラの回転に伴って走行するように構成されている。しかし、ローラを回転させるために用いられる部品の劣化に起因して複数のローラが互いに平行でなくなることがある。また、複数の部品を接合することによって、ローラの左端と右端にて接合の度合いが異なってしまい、複数のローラが互いに平行でなくなってしまうこともある。
複数のローラが互いに平行でなくなると、ベルトがローラの軸方向(以降、ローラ軸方向という。)へ移動する所謂ベルト寄りが発生していた。このベルト寄りによって、ベルトがローラから外れて破損する問題が生じていた。
このようにローラ軸方向に移動したベルトを元の位置に戻すためのベルト位置補正技術が知られている。たとえば、特許文献1には傾斜面を有する回転体と固定部材を設けることによって、用紙搬送ベルトに生じた蛇行を補正する技術が記載されている。ここで図11(1)及び図11(2)を用いて特許文献1に記載されている用紙搬送ベルトの蛇行を補正する技術について説明する。図11(1)及び図11(2)は特許文献1に記載されている蛇行補正装置を表す図である。蛇行補正装置には用紙搬送ベルト90を張架する蛇行補正ロール91の両端部に傾斜面93、93'をそれぞれ有する回転体92、92'が設けられている。また、回転体92、92'の傾斜面93、93'にそれぞれ当接する固定部材94、94'が設けられている。用紙搬送ベルト90に蛇行が生じない場合には図11(1)に示されるように両端の回転体92がそれぞれ固定部材94に対して同様に接している状態を保っている。
用紙搬送ベルト90に蛇行が生じると用紙搬送ベルト90の端部が一の回転体92をローラ軸方向へ押圧する。押圧された回転体92はその端部の方向へ移動する。回転体92が端部の方向へ移動すると、図11(2)に示されるように傾斜面93で固定部材94に接して傾斜する。これによって蛇行補正ロール91の一の回転体92側の端部が下がるように傾斜し、用紙搬送ベルト90は蛇行方向とは逆方向に移動することになり、用紙搬送ベルト90の位置が補正される。
しかしながら、特許文献1に記載の技術において、図11(2)に示される状態の蛇行補正ロール91が一の回転体92の方向へ移動した場合、他の回転体92'も同じ方向へ移動する。このとき、他の回転体92'の傾斜面93'が固定部材94'から離れてしまうことがある。他の回転体92'の傾斜面93'が固定部材94'から離れて例えば図11(3)に示されるような状態になると蛇行補正ロール91は正常な回転をすることができない。
また、他の回転体92'の傾斜面93'が固定部材94'から離れた後に、例えば図11(4)に示されるように用紙搬送ベルト90が他の回転体92'の方へ移動した場合、用紙搬送ベルト90の位置を補正するために蛇行補正ロール91は、他の回転体92'側の端部が下がるように傾斜しなければならない。
しかし、このとき傾斜面93'が固定部材94'に接していないため、蛇行補正ロール91が他の回転体92'側の端部が下がるように傾斜することができない。そのため、用紙搬送ベルト90の位置を補正することができないという課題が発生している。
上述した課題を解決するため本発明においては、複数のローラに掛け渡されて前記複数のローラの回転とともに走行するベルトの、前記ローラの軸方向への移動を制御するベルト制御装置であって、前記複数のローラのうち、少なくとも一のローラの両端部に、前記少なくとも一のローラのローラ軸に対して傾斜した傾斜面を備え、かつ、当該ローラ軸方向への前記ベルトの移動によって当該ローラ軸方向へ移動する軸傾斜部と、前記軸傾斜部の移動に伴って移動せず、前記軸傾斜部の前記傾斜面と接する軸傾斜部当接部を備えた軸ガイド部と、を有し、前記ベルトの移動によって前記軸傾斜部が当該ローラ軸方向へ移動すると、前記傾斜面に対する前記軸傾斜部当接部の接点が該傾斜面上を移動して、該軸傾斜部が当該ローラ軸方向に対して直交する方向へ変位し、前記ベルトの移動を戻すように前記少なくとも一のローラのローラ軸が傾斜するように構成されており、前記軸傾斜部は、前記傾斜面の当該ローラ軸方向外方に、前記軸ガイド部に突き当たって当該ローラ軸方向に対して直交する方向への当該軸傾斜部の変位を規制して前記少なくとも一のローラのローラ軸の傾斜を止める軸傾斜止め部を備えており、前記軸傾斜止め部当該ローラ軸方向の長さは、前記軸傾斜部の当該ローラ軸方向の最大移動距離より長いことを特徴とする。
本発明によれば、前記軸傾斜部の傾斜面の当該ローラ軸方向外方に設けられる軸傾斜止め部の当該ローラ軸方向の長さは、前記軸傾斜部の当該ローラ軸方向の最大移動距離より長いため、軸傾斜部の傾斜面が軸ガイド部から離れても、軸傾斜止め部は軸ガイド部から離れず、ベルト制御装置が正常な回転をすることが可能となる。
本実施形態に係る画像形成装置の一例の概略構成図である。 本実施形態に係るベルト制御装置の断面概略図である。 本実施形態に係る軸傾斜部41及びローラ軸6を表す斜視図である。 本実施形態に係る軸傾斜部41及び軸傾斜部回転止め部47を表す断面図である。 本実施形態に係る軸傾斜部41の他の例を表す断面図である。 本実施形態に係るローラ軸支持部43を表す図である。 テンションローラ52が設置されたベルト制御装置を表す図である。 テンションローラ52が設置されたベルト制御装置を表す図である。 本実施形態に係る軸傾斜部回転止め部47の他の例を説明するための図である。 ベルト3のローラ軸方向への移動について説明するための図である。 従来の蛇行補正装置を表す図である。 軸傾斜部41の別の形状例を示す斜視図である。 他の形態に係る軸傾斜回転止め部47を備えたベルト制御装置の断面概略図である。 当該他の形態に係る軸傾斜回転止め部47を備えたベルト制御装置のローラ軸支持部43を表す図である
本発明の実施形態について図1乃至図10を用いて説明する。図1はプリンタとして構成された画像形成装置の一例を表す概略構成図である。図1に示される画像形成装置は、その本体の筐体内に第1乃至第4の4つの感光体1a、1b、1c、1dが設けられている。各感光体上には互いに異なる色のトナー像がそれぞれ形成され、これらの感光体1a、1b、1c、1d上に、ブラックトナー像、マゼンタトナー像、シアントナー像及びイエロートナー像がそれぞれ形成される。第1乃至第4の感光体1a、1b、1c、1dに接するように中間転写体としての中間転写ベルト3が設けられている。この中間転写ベルト3は、駆動ローラ51、テンションローラ52、支持ローラ53、及び支持ローラ54に架け渡されている。なお、駆動ローラ51、テンションローラ52、支持ローラ53、及び支持ローラ54のうち任意のものをローラという。
駆動ローラ51が駆動源(図示せず)によって回転すると中間転写ベルト3が矢印Aで示される方向へ移動する。中間転写ベルト3は、多層構造、単層構造でも構わないが、多層構造であればベース層を例えば伸びの少ないフッ素樹脂やPVDFシート、ポリイミド系樹脂でつくり、表面をフッ素系樹脂等の平滑性のよいコート層で被ってなるものが好ましい。また、単層であればPVDF、PC、ポリイミド等の材質を用いるのが好ましい。
感光体1a、1b、1c、1dにおいて、トナー像を形成するための構成及びトナー像を中間転写ベルト3上に転写するための構成は実質的に全て同一であり、形成される各トナー像の色が異なるのみである。よって、第1の感光体1aにブラックトナー像を形成し、そのトナー像を中間転写ベルト3上に転写する構成のみを説明し、第2乃至第4の感光体1b、1c、1d上についての構成の説明を省略する。
感光体1aは図1における矢印Bに示される方向に回転駆動される。このとき図示していない除電装置からの光が感光体1aの表面に照射され、感光体1aの表面電位が初期化される。感光体1aの近傍には帯電部8aが設置されており、表面電位が初期化された感光体1aの表面を帯電部8aがマイナス極性に一様に帯電する。このようにして帯電された感光体表面に、露光部9からレーザビームLが照射され、感光体1aの表面に静電潜像が形成される。
また、感光体1aの近傍には現像部10aが設置されている。現像部10aは感光体1aに形成された静電潜像を現像し、ブラックトナー像として可視像化する。一方、感光体1aに対向して中間転写ベルト3を挟むように転写ローラ11aが設けられている。転写ローラ11aは、感光体1a上に形成されたトナー像のトナー帯電極性と逆極性であるプラス極性の転写電圧を印加する。これにより、感光体1aと中間転写ベルト3との間に転写電界が形成され、感光体1a上のトナー像が感光体1aと同期して回転駆動される中間転写ベルト3上に静電的に転写される。クリーニング部12aは、トナー像が中間転写ベルト3に転写されたあとの感光体1aの表面に付着している転写残トナーを除去し、感光体1aの表面を清掃する。
同様にして、第2乃至第4の各感光体1b、1c、1dにはマゼンタトナー像、シアントナー像及びイエロートナー像がそれぞれ形成される。そして、各色のトナー像は、ブラックトナー像の転写された中間転写ベルト3上に順次重ねて静電転写され、合成トナー像が形成される。
また、図1に示されるように、画像形成装置内の下部には給紙部14が設けられ、給紙ローラ15の回転によって、記録媒体Pが矢印C方向に送り出される。送り出された記録媒体Pは、レジストローラ対16によって駆動ローラ51と、駆動ローラ51に対向して設置された二次転写ローラ17との間に給送される。このとき、二次転写ローラ17には所定の転写電圧が印加され、これによって中間転写ベルト3上の合成トナー像が記録媒体Pに二次転写される。
定着部18は記録媒体P上のトナー像を熱と圧力の作用により定着させる。排紙ローラ対19は定着部18を通過した記録媒体Pを画像形成装置外に排出する。また、ベルトクリーニング部20は、トナー像が転写された後の中間転写ベルト3上に付着した転写残トナーを除去する。本実施形態におけるベルトクリーニング部20は、ウレタン等で構成されたブレード形状のクリーニングブレード21を有しており、このクリーニングブレード21は中間転写ベルト3に付着した転写残トナーを掻き取るように設けられている。ベルトクリーニング部20には適宜様々な種類のものを用いることが可能であり、例えば、ベルトクリーニング部20を導電性ファーブラシによる静電クリーニング方式のものとしても良い。
次に、本実施形態におけるベルト制御装置について説明する。本実施形態のベルト制御装置は、図1における画像形成装置が有するローラのうち少なくとも一 のローラに設けられている。なお、以降の説明において中間転写ベルト3をベルト3という。また、以降においてテンションローラ52に設けられているベルト制御装置について説明するが、特に述べられている場合を除いては駆動ローラ51、支持ローラ53、支持ローラ54のいずれかに読み替えてもよい。
図2(1)は本実施形態に係るベルト制御装置の端部を表す断面概略図である。図2(2)は図2(1)においてテンションローラ52、ローラ軸6、軸傾斜部41が傾斜している状態を表す図である。図3は図2(1)に示されるベルト制御装置に設けられる軸傾斜部41及びローラ軸6の斜視図である。
図2(1)に示されるように、ベルト制御装置はテンションローラ52の端部にテンションローラ52の軸と同軸であるローラ軸6を有している。ローラ軸6はテンションローラ52より直径が短い円柱の形状をしており、テンションローラ52と一体となっている。また、ローラ軸6は後述するベルト突当部30、ベルト位置補正部40に固定されずに貫通している。そのため、ベルト位置補正部40の軸傾斜部41、ベルト突当部30は、テンションローラ52の軸の方向(以降、ローラ軸方向という)に自由に動くことができるとともに、ローラ軸方向と垂直な方向にはローラ軸6とともに動く。
テンションローラ52の端部には、ベルト突当部30がローラ軸方向に可動であるように設けられている。ベルト突当部30は、ローラ軸方向に対して略垂直な平面である平面部30aを有している。平面部30aの周縁は円を形成しており、その円の中心はテンションローラ52の軸上にある。また、平面部30aはベルト3がローラ軸方向外方に移動したときに、ベルト3の端部(ベルト端部3aという)が接するベルト端部当接部として機能する。
ベルト端部3aが移動して平面部30aに突き当たったときにベルト3がベルト突当部30に乗り上げてテンションローラ52から外れないように、図2(1)に示されるように平面部30aの周縁が形成する円の半径D1は、テンションローラ52の半径D2にベルト3の厚さを加えた長さより長く構成される。半径8.78(mm)のテンションローラ52、厚さ80(μm)のベルト3が用いられる場合、平面部30aの周縁の半径D1を8.86(mm)より長い、たとえば9.00(mm)であればよい。
なお、平面部30aはベルト端部当接部として機能するものであれば、その周縁が円でなく、たとえば長方形、多角形、その他任意の閉曲線を形成するものであってよい。その場合、テンションローラ52の軸からその長方形等の周縁までの距離D1は、テンションローラ52の半径D2にベルト3の厚さを加えた長さより長いものとする。また、平面部30aは凹凸や湾曲を有する面でもよく、ベルト端部当接部として機能するものであればその形状を問わない。
また、ベルト突当部30はテンションローラ52、ローラ軸6に固定されず、図2(1)に示されるxy平面内でテンションローラ52の軸と同じ軸を中心として自由に回転するように設けられている。このため、ベルト3が平面部30aに接している状態で走行するときに、ベルト突当部30はベルト端部3aとの摩擦力によりベルト3の走行に伴って回転する。
テンションローラ52の端部とベルト突当部30の間には円柱形状のベルト端部支持部7が図2(1)に示されるように設けられている。ベルト端部支持部7を構成する円柱は、その軸をテンションローラ52の軸と同軸とし、その半径D3はテンションローラ52の半径D2より短いものとする。これによって、ベルト3とベルト端部支持部7の側面の間に隙間(以降、隙間部31aという)が設けられる。このベルト端部支持部7はベルト端部3aがベルト突当部30と離れて重力によって垂れ下がるのを防ぐためにベルト端部3aを支えるものである。なお、ベルト端部支持部7はベルト端部3aを支えるものであれば、その形状は円柱ではなく角柱、立方体、その他いずれの形状であってもよい。
また、ベルト突当部30のローラ軸方向外方には、ベルト突当部30と接するように軸傾斜部41が図2(1)に示されるように設けられている。軸傾斜部41はベルト3の面と平行な面に対してローラ軸方向外方に行くにつれてローラ軸に近づく方向に傾斜している平面である傾斜面41aを有している。図3に示されるように、軸傾斜部41の傾斜面41aは球面の形状であってもよい。また、これに限らず、円筒面や円錐面等、軸傾斜部41の傾斜面41aが軸傾斜部当接部42aと点接触するようなあらゆる形状が可能である。図12は、軸傾斜部をローラ軸上に頂点をもつ円錐面とした例である。ローラ軸上に頂点を持つ円錐面を使うと、ローラの動きに対して軸ガイド部がほぼ同じような当たり方をする。後述する軸ガイド部42と接する部分の面積を減らし、傾斜面41aと軸ガイド部42との間に発生する摩擦力が減る。その結果、軸傾斜部41がスムーズに傾くことになり、ベルト端部に過剰な負荷がかからなくなる上、摩耗の程度や磨耗する範囲も減る。
また、軸傾斜部41は傾斜面41aのローラ軸方向外方の端部に軸傾斜止め部41bを有している。図4(1)乃至(3)は図2に示される軸傾斜部41をz軸方向から見た断面図である。図3及び図4(1)に示されるように軸傾斜止め部41bはローラ軸6を中心軸とした円柱の側面の一部により実現されている。また、軸傾斜止め部41bを実現する面は図4(2)に示されるようにローラ軸6と異なる軸を中心軸とした円柱の側面の一部でもよいし、図4(3)に示されるように平面であってもよい。ただし、図4(1)に示される面により軸傾斜止め部41bが実現される場合、図4(2)及び(3)に示される場合に比べて、後述する軸ガイド部42と接する部分の面積が減り、軸傾斜止め部41bと軸ガイド部42との間に発生する摩擦力による磨耗を減らすことができる。
傾斜面41a及び軸傾斜止め部41bの材質は、摩擦係数が低く、耐摩耗性が高いポリアセタールが好適である。また、ローラ軸6と傾斜面41aのなす角度は30度程度が好適である。傾斜面41aが軸傾斜部当接部42aに加える負荷を少なくするためにはローラ軸6と傾斜面41aのなす角度が小さい方が好ましく、一方、ローラ軸6と傾斜面41aのなす角度が小さすぎるとローラ軸6を傾けるために必要な軸傾斜部41の移動が大きくなり、軸傾斜部41が軸方向に移動するスペースを設けるために装置全体が大きくなってしまうからである。
さらに、図2(1)に示されるように軸傾斜部41のローラ軸方向外方に軸ガイド部42が設けられている。軸ガイド部42は、その一部である軸傾斜部当接部42aで傾斜面41aに接している。また、軸ガイド部42は軸傾斜部41の移動に伴って移動しないように固定して設けられている。このような構成によって、軸傾斜部41がローラ軸方向外方へ移動すると、図2(2)に示されるように軸傾斜部当接部42aが接する傾斜面41aの位置が上方にずれ、軸傾斜部41及びローラ軸6が傾斜する。ローラ軸6が傾斜すると、ローラ軸6と一体となっているテンションローラ52が同様に傾斜する。また、軸傾斜部当接部42aはxz平面を断面としてみたときに円弧となる円柱の側面の一部であること(以降、R形状という)が好適である。この場合、xz平面を断面としてみたときに角状となっている場合に比べて軸傾斜部当接部42aが接する傾斜面41aの磨耗が軽減される。
軸傾斜部41の軸傾斜止め部41bは軸ガイド部42に突き当たるため、ベルト端部3aによるローラ軸方向の力が加えられていないときに軸傾斜部41が−x軸方向にずれることはない。さらに、テンションローラ52の他端に設けられている軸傾斜部41も同様に−x軸方向にずれることができない。このため、ベルト制御装置が設置されるとき、テンションローラ52が図2(1)に示されるz軸にほぼ平行な状態となる位置(所定の位置)で安定して設置される。
一方、画像形成装置が動作し始めると、テンションローラ52がz軸にほぼ平行な状態でない場合、ベルト3はローラ軸方向へ移動する。ベルト3がローラ軸方向へ移動しベルト突当部30に突き当たると、上述したように軸傾斜部41が傾斜するとともにテンションローラ52が傾斜し、ベルト3が元の位置に戻る。この際、テンションローラ52がz軸にほぼ平行な状態となる所定の位置に設置されていると、ベルト3を元の位置に戻すような傾斜に到達するまでの時間が短くなる。一方、軸傾斜部41が所定の位置に設置されていず、テンションローラ52が傾いた状態で設置されてしまうと、ベルト3を元の位置に戻すようにテンションローラ52を傾斜させるまでに多大な時間を要する。この間に画像がベルト3上に作られると各感光体からの転写像がずれて転写され色がずれてしまう不具合が発生してしまう。
ここで、軸傾斜部41の他の例について説明する。図5は軸傾斜部41の他の例を表す図である。ここで表されている軸傾斜部41においては軸傾斜止め部41bのみが図2(1)に示されるものと異なっている。上述において、軸傾斜止め部41bは図3に示されるようにローラ軸6を中心軸とした円柱の側面の一部により実現されるとしたが、図5に示されるようにローラ軸6と軸傾斜止め部41bを実現する円柱の側面とが角度βをなしていてもよい。この場合、角度βが、ローラ軸6と傾斜面41aを実現する円柱側面とのなす角度αより小さい所定の角度であればよい。このように軸傾斜止め部41bが設けられる場合、軸傾斜止め部41bが設けられない場合に比べて、テンションローラ52及び支持ローラ53が互いに平行な状態で安定しやすくなる。
また、本実施形態のベルト制御装置には図2に示されるように軸ガイド部42のローラ軸方向外方に固定部46が設けられている。また、固定部46のローラ軸方向外方にローラ軸支持部43が設けられている。ここで、ローラ軸支持部43、固定部46の詳細について図6を用いて説明する。図6は、ローラ軸支持部43及び固定部46を表す図である。
図6に示されるようにローラ軸支持部43は、支持中心部43a、テンションローラ調整部43b、ベルト張架バネ43c、支持部本体43dを有している。支持部本体43dはローラ軸方向外方を下にしてローラ軸6が傾斜するのに伴って、支持中心部43aを中心とした円弧に沿って矢印アの方向へ傾斜する。また、支持部本体43dはローラ軸6の移動に伴って動くことのない固定部46とローラ軸支持バネ45によって連結されている。支持部本体43dが矢印アで示される方向に傾斜するとローラ軸支持バネ45が伸びる。ローラ軸支持バネ45が伸びると、その伸びを戻す方向へ弾性力が発生しローラ軸支持部43は矢印イで示される方向へ戻ろうとする。このため、ローラ軸6に−x軸方向の力が加わり、ローラ軸6は軸傾斜部41に対して軸ガイド部42に押し当てる力を加える。このようにローラ軸支持バネ45はローラ軸6に−x軸方向の力を加えることによって、ローラ軸6が軸傾斜部41の傾斜を元の位置に戻そうとする力を加えるため、ローラ軸支持バネ45は軸傾斜戻し部として機能する。なお、ローラ軸支持バネ45は弾性体の一例であり、バネに代えて板バネ、ゴム等によって実現されてもよい。また、固定部46、軸ガイド部42にはローラ軸支持部によるローラ軸6の動きを妨げないよう穴が開いている。
テンションローラ調整部43bはローラ軸6を覆って接合されており、支持部本体43dとベルト張架バネ43cによって連結されている。ベルト張架バネ43cはテンションローラ調整部43b、ローラ軸6を通してテンションローラ52に対して他のローラから離れる方向に弾性力を加える。これによって、テンションローラ52に架け渡されたベルト3は弛むことなく張り詰めた状態を維持できる。なお、ベルト張架バネ43cはベルト張架用弾性体の一例である。また、ローラ軸支持バネ45、ベルト張架バネ43cは弾性体の一例であり、バネに代えて板バネ、ゴム等によって実現されてもよい。
図7は、テンションローラ52が設置されたベルト制御装置を表す図である。図7(1)及び図7(2)に示されるように軸傾斜部41が端部の方向へ最大限に移動したときの一のベルト突当部30の最大移動距離をL1とすると、ベルト3が一のベルト突当部30の方向に移動できる最大の距離であるベルト移動可能距離L1'はL1と同一の長さとなる。
最大移動距離L1は、図7(1)に示されるような軸傾斜部41がベルト3によって力を加えられないときの位置と、図7(2)に示されるような軸傾斜部41が軸方向に移動して軸傾斜部41以外の部材(以降、その他の部材という)に突き当たる位置との間の距離である。なお、本実施形態では軸傾斜部41がローラ軸方向に移動すると、その他の部材の一例であるローラ軸支持部43に突き当たるよう構成されている。また、その他の部材は例えば軸ガイド部42、固定部46としてもよい。その場合、最大移動距離L1は軸傾斜部41がベルト3によって力を加えられないときの位置と軸傾斜部41が軸方向に移動してその他の部材に突き当たる位置との間の距離である。なお、図7では図示の都合上軸傾斜部41を大きく描いているが、ローラ軸支持部43に突き当たるように、軸ガイド部42、固定部46に穴を設けて、軸傾斜部41が通れるようになっている。
ここで、図7(1)に示されるように軸傾斜止め部41bのローラ軸方向の長さをL3としたとき、L3はベルト移動可能距離L1より長いものとして構成される。図7(2)に示されるようにベルト3が一のベルト突当部30の方向に移動することによって、ベルト3と他のベルト突当部30'との間に隙間が発生する。このため、他のベルト突当部30'及び軸傾斜部41'はローラ軸方向の一のベルト突当部30の方向に移動することがある。このときL3がベルト移動可能距離L1以下である場合、図7(3)に示されるように軸傾斜止め部41b'は軸ガイド部42'から離れてしまうことがある。しかし、L3がベルト移動可能距離L1より長い場合、図7(2)に示されるように軸傾斜止め部41b'はその一部で軸ガイド部42'と接する状態を保持することができる。このため、ベルト3が他のベルト突当部30'の方へ移動したときに軸傾斜部41'は傾斜面41a'で軸ガイド部42'と接する状態に戻りやすくなり、ローラ軸6を傾斜させる機能を正常に発揮することが可能となる。
続いて、テンションローラ52とベルト端部支持部7との間の隙間(以降、隙間部31bという)について説明する。テンションローラ52とベルト端部支持部7との間には図2(1)に示されるように隙間が設けられている。隙間部31bが設けられている理由は次のとおりである。テンションローラ52は部品の劣化によってローラ軸方向に移動してしまう場合がある。このとき、テンションローラ52の軸方向の移動によって軸傾斜部41に力が加わると、ベルト3がローラ軸方向に移動していない場合にも軸傾斜部41が傾斜してしまう。このような動作の発生を防ぐことを目的として、テンションローラ52がローラ軸方向に移動しても軸傾斜部41に力が加わらないように、テンションローラ52とベルト端部支持部7との間に隙間部31bが設けられている。図7(1)に示されるようにテンションローラ52の軸方向の長さをD4、ベルト端部支持部7のローラ軸方向の長さをD5、テンションローラ52の一の端部に設けられている一のベルト突当部30と他の端部に設けられている他のベルト突当部30'との距離D6とした場合に、D4+D5×2はD6より短いように各部を構成することによって隙間部31bは設けられる。また、このときの隙間部31bのローラ軸方向の最大の長さを隙間長L2=D6−(D4+D5×2)とする。
軸傾斜止め部41bのローラ軸方向の長さL3はこの隙間部31b'の隙間長L2より長いものとして構成される。図7(1)に示されるように隙間部31b'があるため、他のベルト突当部30'及び軸傾斜部41'は一のベルト突当部30の方向へ移動することがある。このようなときL3を隙間長L2より短いものとして構成していた場合、図7(3)に示されるように軸傾斜部41'の傾斜面41a'及び軸傾斜止め部41b'は軸ガイド部42'から離れてしまうことがあるが、L3が隙間長L2以上の長さであった場合、図7(2)に示されるように軸傾斜止め部41b'はその一部で軸ガイド部42'と接する状態を保持することができる。すなわち、ベルト3が他のベルト突当部30'の方へ移動したときに軸傾斜部41'は傾斜面41a'で軸ガイド部42'と接する状態に戻りやすくなり、ローラ軸6を傾斜させる機能を正常に発揮することが可能となる。
なお、このようなローラ軸6を傾斜させる機能を正常に発揮させるという効果を得るために、ベルト端部支持部7、ベルト突当部30は必要不可欠な構成ではない。たとえば、図7(4)に示されるように、ベルト端部支持部7、ベルト突当部30を設けずに、ベルト3が直接、軸傾斜部41に対してローラ軸方向の力を加えるとしてもよい。この場合、軸傾斜止め部41b'のローラ軸方向の長さL3はテンションローラ52と軸傾斜部41との間にある隙間部31b'のローラ軸方向の長さL2'より長いものとして構成される。
上記において軸傾斜止め部41bの長さL3についての説明をしたが、軸傾斜部41が軸傾斜止め部41bを有さない場合について説明する。図8(1)、(2)はそれぞれ図7(1)、(2)における軸傾斜部41が軸傾斜止め部41bを有さない場合のベルト制御装置を表す図である。図8(1)に示されるように軸傾斜部41の傾斜面41aにおける軸傾斜部当接部42aとの接点より外側の長さL4が図8(2)に示されたベルト移動可能距離L1または隙間長L2より長いとしてもよい。この場合も、ベルト3が一のベルト突当部30の方向に移動することによって、他のベルト突当部30'との間に隙間が発生し、これによりベルト突当部30'及び軸傾斜部41'が内側に向かって移動しても図8(2)に示されるように傾斜面41a'が軸ガイド部42'から離れてしまうのを防ぐことが可能となる。
次に、本実施形態に係るベルト制御装置に設けられている軸傾斜部回転止め部47について説明する。軸傾斜部回転止め部47は軸傾斜部41の回転を止めるためのものである。軸傾斜部回転止め部47について図4を用いて詳細に説明する。図4は、本実施形態に係る軸傾斜部41及び軸傾斜部回転止め部47をz軸方向から見た断面図である。軸傾斜部回転止め部47は図4(1)に示されるように軸傾斜部41の側面と底面に沿って軸傾斜部41を覆う形状をしている。また、軸傾斜部回転止め部47はxy平面内で回転できないように、固定して設けられているローラ軸支持部43と接合されている。このため、軸傾斜部41がxy平面内で図4(1)の矢印ウの方向に回転するような力が加わっても軸傾斜部41は回転しない。なお、軸傾斜部回転止め部47及び軸傾斜部41がz方向に動くことを妨げない。
なお、軸傾斜部回転止め部47は軸傾斜部41の回転を止めるものであれば図4に記載された形状でなくてもよい。図9は、軸傾斜部回転止め部47の他の例を説明するための図である。たとえば、軸傾斜部回転止め部47は図9(1)及び(2)に示される形状であってもよい。また、軸傾斜部回転止め部47は図9(3)に示されるように軸傾斜部41と接合している部材であってもよい。または軸傾斜部41の一部が軸傾斜部回転止め部47として機能するとしてもよい。このような場合、軸傾斜回転止め部47の一部が、例えば、テンションローラ調整部43bの一部に開いた穴に沿ってスライドするようにすれば、ローラ軸の動きを邪魔することなく回転止めの機能を発揮することができる。図13及び図14その例を示す。
また、軸傾斜部回転止め部47はテンションローラ調整部43bと接合されているものに限らず、ローラ軸6の移動と連動するローラ軸支持部43の他の部分と接合してもよい。さらに、上述の実施形態ではベルト突当部30はベルト3の走行に応じて回転するものとされているが、ベルト突当部30が回転しないように設置されているものであれば、軸傾斜部回転止め部47はベルト突当部30と接合されてもよい。
なお、上述した部材のうちテンションローラ52、ローラ軸6、ベルト突当部30、ベルト位置補正部40を有するものをローラユニットという。また、軸傾斜部41、軸ガイド部42、ローラ軸支持部43、固定部46、及び図6に示されるローラ軸支持バネ45を有するものをベルト位置補正部40という。
次に、本実施形態の画像形成装置におけるベルト制御装置の動作について説明する。画像形成装置の駆動ローラ51が駆動源によって回転すると、駆動ローラ51の回転に伴って図2(1)に示されるy方向(以降、走行方向という。)へベルト3が走行する。そして、ベルト3の走行に伴ってベルト3を架け渡しているテンションローラ52が回転する。このとき、ベルト3は、例えば複数のローラが互いに平行でないことが原因となってローラ軸方向へ移動することがある。ベルト3がローラ軸方向へ移動してベルト端部3aが平面部30aに突き当たると、ベルト端部3aがローラ軸方向外方への力をベルト突当部30に加えながら、ベルト3は走行方向へ走行する。
ここで、ベルト3におけるローラ軸方向の移動について図2及び図10を用いて詳細に説明する。ここでは説明を容易にするためテンションローラ52及び支持ローラ53に架け渡されている部分のベルト3の動作について説明する。
図10は、ベルトのローラ軸方向への移動について説明するための図である。図10には、テンションローラ52及び支持ローラ53にベルト3が架け渡され、テンションローラ52と支持ローラ53とが互いに平行でない状態が表されている。特に、図10(1)には、テンションローラ52が紙面に対して平行で、支持ローラ53の左側の端部が右側の端部よりx軸方向の紙面手前となるように傾いている状態が表されている。このようにテンションローラ52の軸と支持ローラ53の軸とが互いに平行でないことによって、ベルト3が走行方向に対して角度γで傾いている場合、ベルト3が距離Lだけ走行すると、ベルト3は+z方向(図10において右側に向かう方向)に距離Ltanγだけ移動する。
ベルト3がローラ軸方向に移動してベルト突当部30に突き当たると、軸傾斜部41はローラ軸方向外方へ移動してローラ軸6及びテンションローラ52が傾斜する。この動作について具体的に説明する。
図2(1)に示されるように、ベルト端部3aがベルト突当部30の平面部30aに突き当たるとベルト突当部30はローラ軸方向外方(+z方向)へ移動する。ベルト突当部30の移動によって軸傾斜部41にはローラ軸方向外方への力が加わる。この力によって軸傾斜部41がローラ軸方向外方へ移動すると、図2(2)に示されるように軸ガイド部42の軸傾斜部当接部42aが接する傾斜面41aの位置が上方にずれて傾斜する。そして、軸傾斜部41の傾斜に伴って軸傾斜部41を貫通しているローラ軸6の端部が+x方向(図2(2)において下側へ向かう方向)へ移動する。
ローラ軸6の端部が+x方向に移動すると、ローラ軸6が貫通しているテンションローラ52は傾斜する。図2(2)に示されるテンションローラ52が傾いた状態をx軸方向から見た図が図10(2)である。図10(2)に示されるようにテンションローラ52の左側の端部は右側の端部よりx軸方向の紙面手前となるよう傾斜している。ここで、テンションローラ52が支持ローラ53の傾斜より大きく傾斜していると、テンションローラ52及び支持ローラ53は図10(1)に示される状態とは相対的に逆の傾きを形成することになる。テンションローラ52及び支持ローラ53が相対的に逆の傾きを形成すると、ベルト3は−z方向(図10(2)において左側に向かう方向)に移動し元の位置に戻っていく。
具体的には、図10(2)に示されるように、テンションローラ52が傾斜することによってベルト3の走行方向が角度γ'だけ傾斜した場合、ベルト3が距離Lだけ走行すると上述の動作と逆方向である−z方向へLtanγ'の距離だけ移動する。すなわち、テンションローラ52に架け渡されているベルト3は軸方向内方へ戻っていき、ベルト3の位置が元の位置に戻るように補正される。
また、テンションローラ52とベルト端部支持部7との間には隙間部31bが設けられている(図2参照)ため、ガタ(部品寸法のバラツキ)でテンションローラ52がローラ軸方向にバラツキで位置がずれてもテンションローラ52とベルト端部支持部7は離れている状態を維持する。そのためテンションローラ52がベルト端部支持部7を介してベルト突当部30及び軸傾斜部41に対して軸方向外方へ力を加えることはない。したがって、ベルト端部3aがベルト突当部30に突き当たることによって加わる力のみによってローラ軸6は傾斜することができる。
すなわち、ベルト3がローラ軸方向外方に大きく移動した場合にはベルト端部3aがベルト突当部30に加える力は大きく、そのためローラ軸6が傾斜する角度γ'が大きくなりベルト3がローラ軸方向内方へ戻っていく距離Ltanγ'が長くなる。一方、ベルト3のローラ軸方向外方への移動が小さい場合にはベルト端部3aがベルト突当部30に加える力は小さく、そのためローラ軸6が傾斜する角度γ'は小さくなりベルト3がローラ軸方向内方へ戻っていく距離Ltanγ'が短くなる。このようにベルト3のローラ軸方向外方への移動の大きさによって、ベルト3がローラ軸内方へ戻っていく距離が決まり、適切な補正が可能となる。
また、本実施形態においては、軸傾斜部41に対してローラ軸方向外方(z方向)への力が加わってローラ軸6の端部がx軸方向に移動すると、ローラ軸支持部43は図6の矢印アで示される方向に支持中心部43aを中心とした円弧に沿って傾斜する。そして、ローラ軸支持部43が傾斜することによって伸びたローラ軸支持バネ45の伸びを戻す方向に弾性力が発生する。この弾性力によってローラ軸支持部43は元の位置の方(矢印イで示す方向)に戻ろうとするため、ローラ軸支持部43に覆われているローラ軸6は上方に変位しようとする。このため、軸傾斜部41は自重によって軸ガイド部42から離れることなく、傾斜面41aにおいて軸ガイド部42の軸傾斜部当接部42aと接した状態を保持することが可能となる。
ところで、上述のようにテンションローラ52が回転すると、これと接合して設けられているローラ軸6が回転する。このため、軸傾斜部41がローラ軸6との接触によって発生する摩擦力によって回転することがある。また、軸傾斜部41は上述のとおり回転するベルト突当部30との接触によって発生する摩擦力によって回転することがある。
このように軸傾斜部41がローラ軸6の回転方向に回転すると軸傾斜部41の傾斜面41aが軸傾斜部当接部42aに接触しながら動くため、軸傾斜部41が回転しない場合に比べて磨耗が激しくなってしまう。しかし、既に説明したように軸傾斜部回転止め部47が設けられているため、軸傾斜部41がxy平面内で図4の矢印ウの方向に回転するような摩擦力が加わっても軸傾斜部回転止め部47にあたって軸傾斜部41を回転しない。
以上のように本実施形態において軸傾斜部回転止め部47を設けることによって、ローラ軸6の回転に伴って軸傾斜部41が回転するのを防ぐことができ、軸傾斜部41と軸ガイド部42における接点での磨耗を減少することが可能となる。したがって、軸傾斜部41や軸ガイド部42の損傷を防ぐことができるので、ベルト3の搬送における不具合を減少したり、部品の寿命を延ばしたりすることが可能となる。
ここで、上述のような画像形成装置においてベルト制御装置が設置されるときの状態について図7を用いて説明する。既に説明したとおり、軸傾斜部41は軸傾斜部当接部42aと接しながらx軸方向に移動するため、軸傾斜止め部41bを有しない構成の場合、ローラ軸6がz軸に平行とならない状態で設置されてしまうことがある(図8(2)を参照)。
ここで、図7(1)に示されるようにテンションローラ52の一の端部に設けられている軸傾斜部41が軸傾斜止め部41bを有し、テンションローラ52の他の端部に設けられている軸傾斜部41'が軸傾斜止め部41b'を有することによって、ローラ軸6はz軸に平行な状態で安定する。具体的には、ベルト制御装置が設置されるとき画像形成装置は動作していないため軸傾斜部41、軸傾斜部41'ともにz軸方向への力を受けることはない。そのような状態でベルト制御装置が設置されると、軸傾斜止め部41bが軸ガイド部42のR形状を形成する下面と突き当たって軸傾斜部41の−x軸方向への移動が妨げられる。このため軸傾斜止め部41b'も+x軸方向へ移動しない。同様に、軸傾斜部41'の軸傾斜止め部41b'が軸ガイド部42'のR形状の下面と突き当たって軸傾斜部41'の−x軸方向への移動が妨げられる。このため軸傾斜止め部41bも+x軸方向へ移動しない。
この結果、軸ガイド部42、軸ガイド部42'のR形状の下面が、それぞれ軸傾斜止め部41b、軸傾斜止め部41b'と接する位置で安定し、ローラ軸6、ローラ軸6'、及びそれらと一体となっているテンションローラ52はz軸に平行な状態で安定する。なお、画像形成装置が動作し、軸傾斜部41にz軸方向の力が加わると上述したようにローラ軸6、ローラ軸6'、テンションローラ52は図7(2)に示されるように傾斜する。
このように、テンションローラ52の両端部に設けられている軸傾斜部41、軸傾斜部41'がそれぞれ軸傾斜止め部41b、軸傾斜止め部41b'を有することによって画像形成装置が動作し始めるとき、ローラ軸6がz軸に平行でないことに起因するベルト3のローラ軸方向への移動を防ぐことができる。また、軸傾斜止め部41bを設けてテンションローラ52がz軸に平行な状態(図7(1)参照)から動作を開始するようにした場合、平行でない状態(図7(3)参照)から動作を開始する場合に比べて、ベルト3のローラ軸方向の移動を補正するときに軸傾斜部41及びローラ軸6が傾斜する状態までのローラの移動量は小さいもので済む。このため、ローラの移動量が大きくなる場合に比べ、短時間でベルト3の走行方向を補正することができ、補正されるまでに発生する画像の不良を減少させることが可能となる。
また、テンションローラ52に隣接するローラである支持ローラ53においても同様の構成のベルト制御装置を設けることによって、支持ローラ53もz軸に平行な状態で安定する。このようにして、テンションローラ52と支持ローラ53を互いに平行な状態とし安定させてもよい。
また、テンションローラ52でないローラ、すなわち駆動ローラ51、支持ローラ53、支持ローラ54に係るベルトユニットにおいてはベルトのテンションを維持する機能を有しないためテンションローラ調整部43b、ベルト張架バネ43cは必要がない。
また、テンションローラ52に限らず、駆動ローラ51、テンションローラ52、支持ローラ53、支持ローラ54のいずれか二以上のローラの端部にベルト制御装置が設けられてもよい。
また、本実施形態において、軸傾斜部41はベルトの面と平行な面に対してローラ軸方向外方を下にして傾斜している平面である傾斜面41aをテンションローラ52の軸より上側に有しているとしたが、ベルトの面と平行な面に対してローラ軸方向外方を上にして傾斜している平面である傾斜面41aをテンションローラ52の軸より下側に有しているとしてもよい。
また、本実施形態において、軸傾斜部41はベルト端部3aが平面部30aに接した状態でベルトが走行方向へ走行すると、ベルト端部3aと平面部30aの間で発生する摩擦力によってベルト突当部30はベルト3の走行に応じて回転する。これによって、ベルト端部3aが摩擦力によって受ける負荷を低減でき、ベルト3の破損、平面部30aの磨耗を防止することが可能となる。
1 感光体
3 中間転写ベルト
6 ローラ軸
7 ベルト端部支持部
8 帯電部
9 露光部
10 現像部
11 転写ローラ
12 クリーニング部
14 給紙部
15 給紙ローラ
16 レジストローラ対
17 二次転写ローラ
18 定着部
19 排紙ローラ対
20 ベルトクリーニング部
21 クリーニングブレード
40 ベルト位置補正部
30 ベルト突当部
30a 平面部
41 軸傾斜部
41a 傾斜面
41b 軸傾斜止め部
42 軸ガイド部
42a 軸傾斜部当接部
43 ローラ軸支持部
43a 支持中心部
43b テンションローラ調整部
43c ベルト張架バネ
43d 支持部本体
45 ローラ軸支持バネ
46 固定部
47 軸傾斜部回転止め部
51 駆動ローラ
52 テンションローラ
53 支持ローラ
54 支持ローラ
特開2009−288426号公報

Claims (8)

  1. 複数のローラに掛け渡されて前記複数のローラの回転とともに走行するベルトの、前記ローラの軸方向への移動を制御するベルト制御装置であって、
    前記複数のローラのうち、少なくとも一のローラの両端部に、
    前記少なくとも一のローラのローラ軸に対して傾斜した傾斜面を備え、かつ、当該ローラ軸方向への前記ベルトの移動によって当該ローラ軸方向へ移動する軸傾斜部と、
    前記軸傾斜部の移動に伴って移動せず、前記軸傾斜部の前記傾斜面と接する軸傾斜部当接部を備えた軸ガイド部と、を有し、
    前記ベルトの移動によって前記軸傾斜部が当該ローラ軸方向へ移動すると、前記傾斜面に対する前記軸傾斜部当接部の接点が該傾斜面上を移動して、該軸傾斜部が当該ローラ軸方向に対して直交する方向へ変位し、前記ベルトの移動を戻すように前記少なくとも一のローラのローラ軸が傾斜するように構成されており、
    前記軸傾斜部は、前記傾斜面の当該ローラ軸方向外方に、前記軸ガイド部に突き当たって当該ローラ軸方向に対して直交する方向への当該軸傾斜部の変位を規制して前記少なくとも一のローラのローラ軸の傾斜を止める軸傾斜止め部を備えており、
    前記軸傾斜止め部当該ローラ軸方向の長さは、前記軸傾斜部の当該ローラ軸方向の最大移動距離より長いことを特徴とするベルト制御装置。
  2. 請求項1に記載のベルト制御装置であって、
    前記最大移動距離は、前記ベルトが力を加えたことにより前記軸傾斜部が当該ローラ軸方向に移動して該軸傾斜部以外の部材に突き当たった位置と、前記ベルトが前記軸傾斜部に力を加えないときの該軸傾斜部の位置との間の距離であることを特徴とするベルト制御装置。
  3. 請求項2に記載のベルト制御装置であって、
    前記少なくとも一のローラの端面と前記軸傾斜部との間にある隙間部を有し、
    前記ベルトが前記軸傾斜部に力を加えないときの該軸傾斜部の前記位置は、該軸傾斜部が前記少なくとも一のローラの端面に接する位置であることを特徴とするベルト制御装置。
  4. 請求項1乃至3のいずれか一項に記載のベルト制御装置であって、
    前記軸傾斜止め部が突き当たる前記軸ガイド部の部分前記ベルトの面に平行な面を有し、
    前記軸傾斜止め部は、前記少なくとも一のローラのローラ軸と同軸の円柱の側面であることを特徴とするベルト制御装置。
  5. 請求項4に記載のベルト制御装置であって、
    前記軸ガイド部における前記軸傾斜部当接部は、円柱の側面の一部であることを特徴とするベルト制御装置。
  6. 複数のローラに掛け渡されて前記複数のローラの回転とともに走行するベルトの、前記ローラの軸方向への移動を制御するベルト制御装置に用いられるローラユニットであって、
    前記複数のローラのうち、少なくとも一のローラの両端部に、
    前記少なくとも一のローラのローラ軸に対して傾斜した傾斜面を備え、かつ、当該ローラ軸方向への前記ベルトの移動によって当該ローラ軸方向へ移動する軸傾斜部と、
    前記軸傾斜部の移動に伴って移動せず、前記軸傾斜部の前記傾斜面と接する軸傾斜部当接部を備えた軸ガイド部と、を有し、
    前記ベルトの移動によって前記軸傾斜部が当該ローラ軸方向へ移動すると、前記傾斜面に対する前記軸傾斜部当接部の接点が該傾斜面上を移動して、該軸傾斜部が当該ローラ軸方向に対して直交する方向へ変位し、前記ベルトの移動を戻すように前記少なくとも一のローラのローラ軸が傾斜するように構成されており、
    前記軸傾斜部は、前記傾斜面の当該ローラ軸方向外方に、前記軸ガイド部に突き当たって当該ローラ軸方向に対して直交する方向への当該軸傾斜部の変位を規制して前記少なくとも一のローラのローラ軸の傾斜を止める軸傾斜止め部を備えており、
    前記軸傾斜止め部当該ローラ軸方向の長さは、前記軸傾斜部の当該ローラ軸方向の最大移動距離より長いことを特徴とするローラユニット。
  7. 請求項1乃至5のいずれか一項に記載のベルト制御装置または請求項6に記載のローラユニットを有する画像形成装置。
  8. 複数のローラのうち2以上のロラに、請求項1乃至5のいずれか一項に記載のベルト制御装置を有することを特徴とする画像形成装置。
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