JP5757352B2 - センサデバイス - Google Patents

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Description

本発明は、センサデバイスに係り、特に角速度や加速度を検出するセンサ素子における検出軸の検出方向を傾ける場合に好適なセンサデバイスに関する。
自動車等の車両に取り付けられるナビゲーションシステム等においては、電子機器の基板における実装面と、基板に実装されるセンサデバイスに搭載されたセンサ素子の検出軸における検出方向との間に角度差が生ずる場合がある。このような場合、検出される角速度や加速度の信号にも影響が生じ、検出感度の低下や検出誤差として現れる。従来、このような角度差による影響は、ソフトウェア上で補正されるように設定されているが、検出軸と実際の回転軸または加速度が加えられる方向との角度差が大きい場合には、ソフトウェアにより補正可能な範囲を超えてしまい、角速度や加速度の検出が困難になることがある。
このような問題に対しては、実装基板に対するセンサ素子の搭載角度を変え、検出軸と角速度や加速度の検出軸とを一致させるセンサデバイスが提案されている。
例えば本願出願人は特許文献1において、センサ素子を内蔵したセンサ部品を実装基板に対して傾けた状態で保持するように折り曲げ形成された実装用リードを有し、実装用リードに搭載したセンサ部品を樹脂で覆う形態のセンサデバイスを提案している。このような構成のセンサデバイスによれば、角度差により生じる検出感度の低下や検出誤差を抑えることができる。
また、特許文献2には、複数のセンサ素子により多軸検出を可能とするセンサデバイスが開示されており、センサ素子を内蔵したセンサ部品の側面をベース基板に固定することでセンサ素子における検出軸の検出方向を変える技術が示されている。このような構成によれば、センサ素子の搭載角度を90°変えることができ、ベース基板に対して平行に搭載されたセンサ素子では対応できない方向の角速度や加速度の検出にも対応することが可能となる。
特開2008−96420号公報 特開2008−51629号公報
特許文献1に開示したようなセンサデバイスによれば、センサデバイスの実装状態を安定させつつセンサ素子の検出軸には傾きを持たせることができ、角速度や加速度の検出方向と実際の角度との検出誤差がソフトウェアによる補正の範囲を超えるという虞も少なくすることができる。しかし特許文献1に開示したセンサデバイスは、実装用リードの曲げの状態によりセンサ素子の搭載角度が定められるため、実装用リードの曲げ角度にバラツキが生じた場合にはセンサ素子の搭載角度にもバラツキが生じてしまうという虞がある。また、センサ素子の傾き角度が大きくなった場合には、実装用リードが樹脂部の頂点部分に露出することとなり、チャッキング等、移載の際における取り扱いがし難くなるといった問題がある。
また、特許文献2に開示されているような技術では、センサ素子の搭載角度の選択肢が2つ(0°か90°)だけであるため、搭載角度の細かな要求には対応することができない。また、再配置配線を施すための専用のベース基板を設計、製造する必要があり、製造コストが割高となるといった問題がある。
そこで本発明は、センサデバイスの実装面(実装基板)に対するセンサ素子の搭載面の角度を精度良く定めることができるセンサデバイスを提供することを目的とする。また、当該角度が大きくなった場合であっても、実装用リードの取り回しが複雑とならず、センサ素子の搭載面の角度出しを容易に行うことができ、専用基板等を必要としないセンサデバイスを提供することを目的とする。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態又は適用例として実現することが可能である。
第1の形態のセンサデバイスは、センサデバイスであって、樹脂部と、検出軸を有するセンサ素子、前記センサ素子を内部に収容し外部に前記センサデバイスにおける実装面に対して傾斜又は垂直な辺を含む外形を備えている端子形成面及び側面を有するパッケージ、及び前記辺に沿って配置されている複数の接続端子を有し、前記樹脂部の内部に配置されるセンサ部品と、複数の実装用リードと、を備え前記複数の実装用リードは、前記センサデバイスの前記実装面に接続され一端部と、前記樹脂部の内部において、前記端子形成面と重なっており、且つ前記接続端子と電気的に接続されている他端部と、前記樹脂部の外側において、前記一端部と前記他端部との間に位置する中間部と、を備え、前記樹脂部の外側において、前記他端部と前記中間部との間にあって前記中間部を前記側面に近づけるように曲げられた第1の曲げ部と、前記樹脂部の外側において、前記一端部と前記中間部との間に第2の曲げ部と、を有し、前記第1の曲げ部は、前記一端部が前記他端部より前記センサ部品が存在する側に位置するように曲がっていることを特徴とするセンサデバイス。
第2の形態のセンサデバイスは、第1の形態に記載のセンサデバイスであって、前記辺は、第1の辺および前記第1の辺に対向する第2の辺を有し、前記複数の実装用リードは、前記樹脂部の内部において、前記第1の辺に沿って配置されている前記接続端子と電気的に接続されている前記他端部を有する複数の第1の実装用リードと、前記樹脂部の内部において、前記第2の辺に沿って配置されている前記接続端子と電気的に接続されている前記他端部を有する複数の第2の実装用リードと、を備え、前記複数の第1及び第2の実装用リードの前記第2の曲げ部は、前記一端部が前記樹脂部に沿うように曲がっており、前記樹脂部は、前記複数の第1の実装用リードの前記一端部と前記複数の第2の実装用リードの前記一端部との間において、前記複数の第1及び第2の実装用リードの前記一端部が沿う前記樹脂の面より突出する突部を備えることを特徴とするセンサデバイス。
第3の形態のセンサデバイスは、第1または第2の形態に記載のセンサデバイスであって、前記他端部の少なくとも一部は、前記端子形成面の平面視において前記接続端子と重なっていることを特徴とするセンサデバイス。
の形態のセンサデバイスは、第1乃至第3のいずれか一形態に記載のセンサデバイスであって、前記他端部は、前記接続端子と金属ワイヤによって接続され、前記接続端子のうち、前記端子形成面の平面視において前記他端部と重ならない部分に、前記金属ワイヤの一端が接続され、前記実装用リードに、前記金属ワイヤの他端が接続されていることを特徴とするセンサデバイス。
の形態のセンサデバイスは、第1乃至第のいずれか一の形態に記載のセンサデバイスであって、前記中間部には、角度付け部が設けられていることを特徴とするセンサデバイス。
の形態のセンサデバイスは、第1乃至第のいずれか一の形態に記載のセンサデバイスであって、前記中間部の形状が、円弧状であることを特徴とするセンサデバイス。
の形態のセンサデバイスは、第1、第3乃至第5のいずれか一の形態に記載のセンサデバイスであって、前記複数の実装用リードの前記第1の曲げ部の曲げ方向は、前記端子形成面から前記パッケージの前記内部側に向かう第1の方向と、前記第1の方向とは反対方向の第2の方向とに分けられていることを特徴とするセンサデバイス。
の形態のセンサデバイスは、第の形態に記載のセンサデバイスであって、前記複数の実装用リードの前記第1の曲げ部の曲げ方向は、互いに隣り合う実装用リードにおいて、前記第1の方向と前記第2の方向とに交互に曲げられていることを特徴とするセンサデバイス。
[適用例1]検出軸を有するセンサ素子がパッケージの内部に収容され、前記パッケージの端子形成面に複数の接続端子を有するセンサ部品と、前記センサ部品に接続された複数の実装用リードと、を備えたセンサデバイスであって、前記複数の実装用リードは、一端部が折り曲げられて形成された実装端子と、前記実装端子から上方に伸びる中間部と、他端部が折り曲げられて形成され、前記センサ部品の前記端子形成面と相対する接続部と、を有し前記センサ部品は、前記端子形成面を前記センサデバイスの実装面に対して傾斜又は直交させた状態で配置され、前記複数の接続端子は、前記センサ部品の前記端子形成面の外形を成す辺のうち前記実装面に対して傾斜又は直交している一辺に沿って配置されており、前記複数の接続端子のそれぞれに、前記複数の実装用リードの前記接続部のそれぞれが電気的に接続されていることを特徴とするセンサデバイス。
このような構成のセンサデバイスによれば、実装用リードの折り曲げ角度のバラツキによる実装基板とセンサ素子搭載面(端子形成面)との角度θへの影響を小さくすることができるため、角度θを精度良く定めることができる。また、設定する角度θが大きくなった場合であっても、実装用リードの取り回しが複雑になることは無い。また、実装用リードを用いていることより、センサ素子を搭載するためのベース基板等も不要となる。
[適用例2]適用例1に記載のセンサデバイスであって、前記センサ部品は、前記端子形成面を前記センサデバイスの前記実装面に対して直交させた状態で配置され、前記複数の接続端子は、前記センサ部品の前記端子形成面の前記外形を成す前記辺のうち前記実装面に対して直交している前記一辺に沿って配置されていることを特徴とするセンサデバイス。
このような構成とすることにより、実装用リードの折り曲げ角度のバラツキによる実装基板とセンサ素子搭載面(端子形成面)との角度θへの影響をなくすことができるため、角度θを精度良く定めることができる。また、実装用リードの取り回しが複雑になることは無い。
[適用例3]適用例1または適用例2に記載のセンサデバイスであって、前記中間部には、角度付け部が設けられていることを特徴とするセンサデバイス。
このような構成とすることにより、実装用リードの中間部の平面形状によりセンサデバイスの傾き(角度θ)が決まるため、実装用リードの曲げ角度によって角度θを出していた従来に比べ、角度θを精度良く定めることができる。
[適用例4]適用例1または適用例2に記載のセンサデバイスであって、前記中間部の形状が、円弧状であることを特徴とするセンサデバイス。
このような構成とした場合、実装用リードにおける中間部の長さを定めることにより角度θを定めることができる。
[適用例5]適用例1乃至適用例4のいずれかに記載のセンサデバイスであって、前記複数の実装用リードの前記第1の曲げ部の曲げ方向は、前記端子形成面から前記パッケージの前記内部側に向かう第1の方向と、前記第1の方向とは反対方向の第2の方向とに分けられていることを特徴とするセンサデバイス。
このような構成とすることにより、実装面の面積を広げることができる。このため、センサデバイスを実装基板等に載置した時の安定性を向上させることができる。
[適用例6]適用例5に記載のセンサデバイスであって、前記複数の実装用リードの前記第1の曲げ部の曲げ方向は、互いに隣り合う実装用リードにおいて、前記第1の方向と前記第2の方向とに交互に曲げられていることを特徴とするセンサデバイス。
このような構成とすることにより、実装用リードの他端部の位置、すなわちセンサデバイスの実装端子間の間隔を広げることができ、実装端子間の短絡を防止することができる。
第1の実施形態に係るセンサデバイスの正面図と背面図を示す図である。 第1の実施形態に係るセンサデバイスの右側面図と底面図を示す図である。 実施形態で採用するジャイロセンサの構成を示す図である。 実施形態で採用する水晶振動片の構成を示す図である。 実施形態で採用する支持基板の構成を示す図である。 第1の実施形態に係るセンサデバイスで採用するリードフレームユニットの構成を示す図である。 リードフレームユニットに対してジャイロセンサを接合した様子を示す図である。 ジャイロセンサを接合したリードフレームユニットを端子形成面側から示す図である。 リードフレームユニットに接合したジャイロセンサを樹脂部形成用の金型に入れた様子を示す図である。 樹脂部形成後、枠部切断前のセンサデバイスの様子を示す図である。 ジャイロセンサの実装状態と検出軸の傾きの様子を示すブロック図である。 第1の実施形態に係るセンサデバイスの応用形態を示す図である。 第2の実施形態に係るセンサデバイスの構成を示す図である。 第2の実施形態に係るセンサデバイスの応用形態を示す図である。
以下本発明のセンサデバイスに係る実施の形態について、図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、以下に示す実施形態では、センサデバイスとしてジャイロセンサ装置を例に挙げて説明するが、センサデバイスの態様はこれに限られるものではない。また、図1において、図1(A)はセンサデバイスの正面図であり、図1(B)はセンサデバイスの背面図である。また、図2において、図2(A)はセンサデバイスの右側面図であり、図2(B)はセンサデバイスの底面図である。
本実施形態に係るセンサデバイス100は、センサ部品としてのジャイロセンサ10と実装用リード54(54a〜54j)、及び樹脂部70とを主な構成要素とする。
ジャイロセンサ10は図3に示すように、水晶振動片12と、支持基板30、IC38、パッケージ40、及びリッド46を主な構成要素としている。なお、図3において図3(A)はジャイロセンサの断面図であり、図3(B)はジャイロセンサの底面図である。水晶振動片12は、角速度を検出するセンサ素子としての役割を担う。実施形態に係る水晶振動片12の具体的構成は、図4に示す通りである。
すなわち、基部14と、基部14から延設された一対の検出アーム16a,16b、検出アーム16a,16bに直交する方向へ向けて基部14から延設された接続部20、接続部20の先端から検出アーム16a,16bに平行に延設された2対の駆動アーム22a〜22dとを有する。図4に示す水晶振動片12では、各検出アーム16a,16b、各駆動アーム22a〜22dの先端には、重み付けの役割を担う重量部18a,18b,24a〜24dが設けられている。また、検出アーム16a,16b、駆動アーム22a〜22dにはそれぞれ、励振電極としての検出電極(不図示)と駆動電極(不図示)が形成され、基部14に形成された入出力電極(不図示)に接続されている。なお、検出アーム16a,16b、駆動アーム22a〜22dの断面形状に関しては、いわゆるH型断面を採用することで、屈曲性を向上させ、検出感度を上げるようにしても良い。
支持基板30は、詳細を後述するパッケージ40の底面41、あるいは段差部43から浮かせた状態で、水晶振動片12を支持する役割を担う。その構成としては、可撓性を有する導電性のワイヤ36(36a〜36f)と、当該ワイヤ36を被覆する樹脂フィルム32とより構成されるTAB基板である。支持基板30の中心付近の樹脂フィルム32には開口部34が設けられ、ワイヤ36が剥き出しにされている。開口部34に位置するワイヤ36は、水晶振動片12を浮かせた状態で支持するために、支持基板30の主面に対して水晶振動片12を配置する側へオフセットさせるように屈曲している。ここで、オフセットさせたワイヤ36の先端(一端)が、水晶振動片12の入出力端子に接続される接続端子となる。また、各ワイヤ36の他端は、詳細を後述するパッケージ40の段差部43に配された内部接続端子42aと接続される接続端子となる。
IC38は、上述した水晶振動片12の駆動アーム22a〜22dを制御すると共に、水晶振動片12の検出アーム16a,16bによって得られた信号を検出する役割等を担う集積回路である。なお、IC38は、パッケージの底面41に対して接着剤等を介して搭載される。また、能動面に形成された接続パッド(不図示)とパッケージ40の底面41に配された内部接続端子41は、金属ワイヤ45を介して電気的に接続される。
パッケージ40は、上述した水晶振動片12と支持基板30、及びIC38を収容する箱体である。パッケージ40の内側には、階段状の凹部が形成されている。なお、構成部材としては絶縁性を有するセラミックス等とすると良い。
パッケージ40の底面41、及び段差部43には、上述した支持基板30やIC38を実装するための内部接続端子42a,42bが設けられている。また、パッケージ40の外部底面(裏面)には、詳細を後述する実装用リード54a〜54jと電気的に接続される接続端子44a〜44jが設けられている。なお、内部接続端子42a,42bと接続端子44a〜44jとは、図示しないスルーホール等により、電気的に接続されている。
リッド46は、上述したパッケージ40の開口部を封止する蓋体である。一般的には、パッケージ40と線膨張係数の近似する金属(合金:例えばコバール)の平板やガラス(例えばソーダガラス)の平板等が用いられる。パッケージ40とリッド46の接合に関しては、リッド446を金属とした場合には低融点金属が用いられ、リッドをガラスとした場合には低融点ガラスが、接続部材47として用いられる。
上記のような構成要素を有するジャイロセンサ10は、パッケージ40の底面41にIC38を搭載し、ワイヤボンディングを行う。次に、支持基板30に水晶振動片12を搭載し、水晶振動片12を搭載した支持基板30をパッケージ40の段差部43に実装する。なお、パッケージ40に対する支持基板30の実装は、導電性接着剤やバンプを用いて行えば良い。支持基板30を実装した後、パッケージ40の開口部にリッド46を接合する。リッド46の接合は真空雰囲気中で行い、パッケージ40の内部空間を真空とする。水晶振動子12の励振を妨げないようにするためである。
実装用リード54a〜54jは、実装面(実装用リード54a〜54jが実装基板の上面と当接する部分を含む面)とジャイロセンサ10における端子形成面との成す角度θ(図11参照:図11において、図11(A)は端子形成面と実装面との成す角度θが0°の場合を示し、図11(B)は角度θが90°の場合を示す)を設定、維持する役割、及びジャイロセンサ10と実装面との電気的接続を図る役割を担う。実施形態に係る実装用リード54a〜54jは、図6に示すようなリードフレームユニット50にジャイロセンサ10を接合し、詳細を後述する樹脂部70を形成した後に切断、及び曲げを施すことで構成される。なお、角度θを大きくした場合、重心Gの位置が高くなり、実装状態が不安定となるが、実施形態に係るような実装用リード54a〜54jを介して実装を行うことで、実装面の面積を広くすることができ、実装状態の安定化を図ることができる。
リードフレームユニット50は、複数の実装用リード54a〜54jとダイパッド52、及び枠部64とから成る。実装用リード54a〜54jは、ジャイロセンサ10の接続端子44a〜44jのいずれかに接続される接続部である他端部56と、ジャイロセンサ装置100の実装端子を担う一端部58、及び他端部56と一端部58の間に位置する中間部60とを有する。中間部60は、ジャイロセンサ10を実装する角度θを定める役割を担い、実施形態の場合には、他端部56の延設方向と一端部58の延設方向との成す角度が90°となるように、角度付け部62が形成されている。また、実施形態に係るリードフレームユニット50では、一端部58の先端側が枠部64に接続され、複数の実装用リード54a〜54jが枠部64を介して一体形成されている。
ダイパッド52は、実装用リード54a〜54jの他端部56とジャイロセンサ10の接続端子44a〜44jとを電気的に接続する際の土台となる役割を担う。形態としては、枠部64の上辺と下辺を結ぶように設けられた金属片である。
枠部64は、実装用リード54a〜54jやダイパッド52の外周に配された枠状部材であり、複数の実装用リード54a〜54jやダイパッド52を一体物として繋ぎとめる役割を担う。枠部64と実装用リード54a〜54j、及び枠部64とダイパッド52は、詳細を後述する樹脂部70を形成した後に切り離され、それぞれ独立した部品とされる。
ここで、ダイパッド52や実装用リード54a〜54jは、接着剤を介してジャイロセンサ10と接合される。実装用リード54a〜54jの他端部56と接続端子44a〜44jとの電気的接続は、金属ワイヤ69を介したワイヤボンディングにより成される。なお、ダイパッド52等とジャイロセンサ10とを接合する接着剤は、導電性接着剤としても良い。
樹脂部70は、上記のようにダイパッド52、及び実装用リード54a〜54jに接合されたジャイロセンサ10を覆い、気密性確保や接続部の保護といった役割を担う。樹脂部70は、熱可塑性樹脂により構成される。なお、上述した複数の実装用リード54a〜54jは、樹脂部70の外側に突出するように構成される。
実施形態に係るジャイロセンサ装置100は、樹脂部70の外側に突出した実装用リード54a〜54jに、第1の曲げ部64と第2の曲げ部68を有する。第1の曲げ部64は、他端部56と中間部60との間に設けられる。また、第2の曲げ部68は、一端部58と中間部60との間に設けられる。第1の曲げ部64、第2の曲げ部68共に、実装用リード54a〜54jの曲げ方向を樹脂部70に沿った方向としている。ジャイロセンサ装置100におけるジャイロセンサ10の傾きは実装用リード54a〜54jの中間部60の平面形状により定められているため、第1の曲げ部64、第2の曲げ部68の曲げ角度による影響は殆ど無い。なお、本実施形態においては、第1の曲げ部64、第2の曲げ部68は双方とも、略90°の曲げ角度を有する。
このような構成のジャイロセンサ装置100によれば、ジャイロセンサ100の端子形成面(第1の面)とジャイロセンサ装置100の実装面(第2の面)との間の角度θが90度となった場合であっても、実装用リード54a〜54jの取り回し、すなわち曲げ角度が複雑とならない。
また、ジャイロセンサ装置100は、実装用リード54a〜54jの他端部56である接続部の一方の主面および他方の主面がジャイロセンサ装置100の実装面に対してほぼ垂直に配置され、且つ第1の曲げ部64が実装面に対してほぼ鉛直な線で折り曲げられて形成されている。これにより、第1の曲げ部64における曲げ角度にバラツキが生じる場合であっても、一端部58である実装端子の最下端、すなわち実装端子のうち実装基板上面の実装パターンと接する部分が、実装基板の上面に対して平行な面内で移動する。よって、実装用リードの第1の曲げ部64における折り曲げ角度のバラツキによる実装基板とセンサ素子搭載面(端子形成面)との角度θへの影響をなくすことができるため、角度θを精度良く定めることができる。
また、第1の面と第2の面との間の角度の角度出しは、中間部60の形状を定めることで成されるため曲げ角度の精度出し等を行うことなく、容易に行うことができる。また当然に、ジャイロセンサ10を側面で固定するための、専用設計されたベース基板等も必要が無いため、製造コストも抑えることができる。
次に、上記のような構成のジャイロセンサ装置100を製造する工程について説明する。まず、図6に示すようなリードフレームユニット50のダイパッド52若しくは、ダイパッド52および他端部56に、接着剤(不図示)を塗布する。接着剤を塗布したリードフレームユニット50に対して端子形成面を対向させた状態で、ジャイロセンサを接合させる(図7参照)。
端子形成面をリードフレームユニット50に接合させたジャイロセンサ10の接続端子44a〜44jと、実装用リード54a〜54jの他端部56とを金属ワイヤ69で接続し、接続端子44a〜44jと実装用リード54a〜54jとの電気的接続を図る(図8参照)。
上記のようにして実装用リード54a〜54jに接合されたジャイロセンサ10は、モールド加工用の金型72(上型72a、下型72b)に組み込まれる。ジャイロセンサ10が組み込まれた金型72には、加熱溶融された樹脂(不図示)が圧入され、樹脂部70の外形形状が構成される(図9参照)。
金型72に圧入された樹脂が硬化した後、樹脂部70により覆われたジャイロセンサ10を取り出す。金型72から取り出されたジャイロセンサ10は、図10中において一点鎖線で示す箇所で実装用リード54a〜54j、及びダイパッド52を枠部64から切断する。これにより、実装用リード54a〜54j、及びダイパッド52はそれぞれ独立した構成要素となる。
切断された実装用リード54a〜54jを樹脂部70に沿ってジャイロセンサ10の接合面側(例えば一方の主面側)に折り曲げ、第1の曲げ部64を形成する。第1の曲げ部64の形成により、樹脂部70の下面側に一端部58を突出させる形となった実装用リード54a〜54jを樹脂部70の下面側に折り曲げ、第2の曲げ部68を形成する。
次に、本実施形態に係るセンサデバイスの応用形態について図12を参照して説明する。本応用形態に係るセンサデバイスとしてのジャイロセンサ装置100aは、樹脂部70から突出させた実装用リード54a〜54jにおける第1の曲げ部64の曲げ方向が、上述した基本形態と異なる。
すなわち、基本形態に係るジャイロセンサ装置100では、第1の曲げ部64の曲げ方向は一律に、樹脂部70に沿った方向(実装用リード54a〜54jにおける一方の主面側)としていた。これに対し本形態に係るジャイロセンサ100aでは、隣り合う実装用リード54における第1の曲げ部64をそれぞれ一方の主面側と他方の主面側とに交互に折り曲げる構成としている。このような構成とすることにより、隣接する実装端子(実装用リードにおける一端部58)間の間隔が広がるため、実装時の短絡等の危険性を低下させることができる。また、実装面の面積を広く採ることができるため、実装安定性を向上させることができる。さらに、ジャイロセンサ10がジャイロセンサ装置100aの中心付近に位置することとなるため、載置状態での安定性が向上する。
なお、その他の構成、作用、効果等に関しては、上述した基本形態に係るジャイロセンサ装置100と同様である。
次に、本発明のセンサデバイスに係る第2の実施形態について図13を参照して詳細に説明する。本実施形態に係るセンサデバイスの殆どの構成は、上述した第1の実施形態に係るセンサデバイスと同様である。従って、その機能を同一とする箇所には同一の符号を付して詳細な説明は省略する。
本実施形態に係るセンサデバイスとしてのジャイロセンサ装置100bと、第1の実施形態に係るセンサデバイスとしてのジャイロセンサ装置100との相違点は、実装用リード54a〜54jにおける中間部の形態、および樹脂部70の形態にある。
具体的には、第1の実施形態に係るジャイロセンサ装置100では、角度θを設定するために、実装用リード54a〜54jにおける中間部に角度付け部62を設けていた。これに対して本実施形態に係るジャイロセンサ装置100bでは角度付け部62を設けず、第1の曲げ部64と第2の曲げ部68との間に位置する中間部60の平面形状を円弧状とすることで、角度θを確保する形態としている。
実装用リード54a〜54jの形態をこのようなものとした場合、中間部60の長さ、換言すると第2の曲げ部68の位置により、角度θを自在に変更することができる。このため、角度θの仕様によるリードフレームユニットの設計変更等を必要とせず、製造コストを抑えることができる。また、種々の仕様において同一のリードフレームユニットを使用することが可能となるため、在庫管理も容易となる。
なお、その他の構成、作用、効果については、上述した第1の実施形態に係るジャイロセンサ装置100と同様である。
次に、本実施形態に係るセンサデバイスの応用形態について、図14を参照して説明する。本応用形態に係るセンサデバイスとしてのジャイロセンサ装置100cは、実装用リード54a〜54jにおける第1の曲げ部64の曲げ方向を、ジャイロセンサ10の接合面(一方の面)と逆の面側(他方の面側)としている。このような構成とした場合であっても、上記第2の実施形態に係るジャイロセンサ装置100bと同様な効果を奏することができる。
10………ジャイロセンサ、12水晶振動片、30………支持基板、38………IC、40………パッケージ、41………底面、42a,42b………内部接続端子、43………段差部、44a〜44j………接続端子、46………リッド、47………接続部在、50………リードフレームユニット、52………ダイパッド、54a〜54j………実装用リード、56………他端部、58………一端部、60………中間部、62………角度付け部、64………第1の曲げ部、68………第2の曲げ部、70………樹脂部、100………ジャイロセンサ装置(センサデバイス)。

Claims (8)

  1. センサデバイスであって、
    樹脂部と、
    検出軸を有するセンサ素子、前記センサ素子を内部に収容し外部に前記センサデバイスにおける実装面に対して傾斜又は垂直な辺を含む外形を備えている端子形成面及び側面を有するパッケージ、及び前記辺に沿って配置されている複数の接続端子を有し、前記樹脂部の内部に配置されるセンサ部品と、
    複数の実装用リードと、
    を備え、
    前記複数の実装用リードは、
    前記センサデバイスの前記実装面に接続される一端部と、
    前記樹脂部の内部において、前記端子形成面と重なっており、且つ前記接続端子と電気的に接続されている他端部と、
    前記樹脂部の外側において、前記一端部と前記他端部との間に位置する中間部と、
    を備え、
    前記樹脂部の外側において、前記他端部と前記中間部との間にあって前記中間部を前記側面に近づけるように曲げられた第1の曲げ部と、
    前記樹脂部の外側において、前記一端部と前記中間部との間に第2の曲げ部と、
    を有し、
    前記第1の曲げ部は、前記一端部が前記他端部より前記センサ部品が存在する側に位置するように曲がっていることを特徴とするセンサデバイス。
  2. 請求項1に記載のセンサデバイスであって、
    前記辺は、第1の辺および前記第1の辺に対向する第2の辺を有し、
    前記複数の実装用リードは、
    前記樹脂部の内部において、前記第1の辺に沿って配置されている前記接続端子と電気的に接続されている前記他端部を有する複数の第1の実装用リードと、
    前記樹脂部の内部において、前記第2の辺に沿って配置されている前記接続端子と電気的に接続されている前記他端部を有する複数の第2の実装用リードと、
    を備え、
    前記複数の第1及び第2の実装用リードの前記第2の曲げ部は、前記一端部が前記樹脂部に沿うように曲がっており、
    前記樹脂部は、前記複数の第1の実装用リードの前記一端部と前記複数の第2の実装用リードの前記一端部との間において、前記複数の第1及び第2の実装用リードの前記一端部が沿う前記樹脂の面より突出する突部を備えることを特徴とするセンサデバイス。
  3. 請求項1または2に記載のセンサデバイスであって、
    前記他端部の少なくとも一部は、前記端子形成面の平面視において前記接続端子と重なっていることを特徴とするセンサデバイス。
  4. 請求項1乃至3のいずれか一項に記載のセンサデバイスであって、
    前記他端部は、前記接続端子と金属ワイヤによって接続され、
    前記接続端子のうち、前記端子形成面の平面視において前記他端部と重ならない部分に、前記金属ワイヤの一端が接続され、
    前記実装用リードに、前記金属ワイヤの他端が接続されていることを特徴とするセンサデバイス。
  5. 請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載のセンサデバイスであって、
    前記中間部には、角度付け部が設けられていることを特徴とするセンサデバイス。
  6. 請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載のセンサデバイスであって、
    前記中間部の形状が、円弧状であることを特徴とするセンサデバイス。
  7. 請求項1、3乃至請求項5のいずれか一項に記載のセンサデバイスであって、
    前記複数の実装用リードの前記第1の曲げ部の曲げ方向は、前記端子形成面から前記パッケージの前記内部側に向かう第1の方向と、前記第1の方向とは反対方向の第2の方向とに分けられていることを特徴とするセンサデバイス。
  8. 請求項7に記載のセンサデバイスであって、
    前記複数の実装用リードの前記第1の曲げ部の曲げ方向は、互いに隣り合う実装用リードにおいて、前記第1の方向と前記第2の方向とに交互に曲げられていることを特徴とするセンサデバイス。
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