JP5757068B2 - GaN結晶の成長方法 - Google Patents

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Description

本発明は、GaN結晶の成長方法に関し、詳しくは主表面が大面積である大型のGaN結晶の成長方法に関する。
発光デバイス、電子デバイスなどの半導体デバイスの基板などに好適に用いられるGaN結晶は、そのコストを低減する観点から、その主表面が大面積である大型の結晶が求められている。
ここで、自然界においては大型のGaN結晶が存在しないため、たとえば、特開2008−133151号公報(特許文献1)は、複数の小型のGaNの種基板を種基板の側部側にずらして配置して、それらの表面上にハイドライド気相成長法(以下、HVPE法という。)によりGaN結晶を1100℃を超える結晶成長温度で成長させることにより、複数の上記種基板の各々の表面上にGaN結晶を成長させ、これらのGaN結晶の各々を一体化させる結晶成長方法を提案する。
特開2008−133151号公報
しかし、特開2008−133151号公報(特許文献1)に開示のように、1100℃を超える結晶成長温度でGaN結晶を成長させると、耐熱性の高いHVPE装置が必要となり、さらに、そのHVPE装置について高いメンテナンスが必要であった。また、GaNの種基板の裏表面(結晶を成長させるための主表面である結晶成長表面と反対側の主表面をいう、以下同じ。)が、1100℃を超える高温によるダメージにより荒れてしまい、種基板を繰り返し使用することが困難であった。このため、GaN結晶を成長させるためのコストが増大するという問題があった。
そこで、本発明は、HVPE法において、1100℃以下の結晶成長温度で、大型のGaN結晶を成長させる方法を提供することを目的とする。
本発明は、所定の面方位の主表面および複数の側表面を有するGaN種結晶基板を複数準備する工程と、複数のGaN種結晶基板を、それらの主表面が互いに平行にかつそれらの側表面が互いに隣り合うように配置する工程と、配置された複数のGaN種結晶基板の主表面上に、ハイドライド気相成長(HVPE)法により、第1のGaN結晶を成長させる工程と、を備え、GaN種結晶基板の主表面の面方位は、実質的に(0001)面であり、GaN種結晶基板の複数の側表面の面方位は、いずれも{10−10}面以外であり、第1のGaN結晶を成長させる工程において、結晶成長温度を980℃以上1100℃以下とすることにより、GaN種結晶基板の主表面上に成長するそれぞれの部分結晶が一体化するように成長させるGaN結晶の成長方法である。
本発明にかかるGaN結晶の成長方法においては、第1のGaN結晶を成長させる工程において、Ga原料ガス流量に対する窒素原料ガス流量の比を、1以上10以下とすることができる。また、第1のGaN結晶を加工することにより、第1のGaN結晶基板の所定の面方位の主表面を構成する第1のGaN結晶を含む第1のGaN結晶基板を準備する工程と、第1のGaN結晶基板の主表面上に、ハイドライド気相成長(HVPE)法により、第2のGaN結晶を成長させる工程と、をさらに備えることができる。
本発明によれば、HVPE法において、1100℃以下の結晶成長温度で、大型のGaN結晶を成長させる方法を提供することができる。
本発明にかかるGaN結晶成長方法の一例を示す概略断面図である。ここで、(A)は複数のGaN種結晶基板の準備工程および配置工程を示し、(B)は第1のGaN結晶の成長工程を示し、(C)は第1のGaN結晶基板の準備工程を示し、(D)は第2のGaN結晶の成長工程を示す。 本発明にかかるGaN結晶成長方法における複数のGaN種結晶基板の配置の一例を示す概略平面図である。 本発明にかかるGaN結晶成長方法における複数のGaN種結晶基板の配置の他の例を示す概略平面図である。 本発明にかかるGaN結晶の成長方法において、第1のGaN結晶を成長させる方法を示す概略断面図である。
図1〜図4を参照して、本発明の一実施形態であるGaN結晶の成長方法は、所定の面方位の主表面1mおよび複数の側表面1sを有するGaN種結晶基板1を複数準備する工程(図1(A))と、複数のGaN種結晶基板1を、それらの主表面1mが互いに平行にかつそれらの側表面1sが互いに隣り合うように配置する工程(図1A、図2および図3)と、配置された複数のGaN種結晶基板1の主表面1m上に、HVPE(ハイドライド気相成長)法により、第1のGaN結晶10を成長させる工程(図1(B))と、を備え、第1のGaN結晶を成長させる工程において、結晶成長温度を980℃以上1100℃以下とすることにより、GaN種結晶1の主表面1m上に成長するそれぞれの部分結晶10uが一体化するように成長させる。
本実施形態のGaN結晶の成長方法によれば、複数のGaN種結晶基板1の主表面1m上に980℃以上1100℃以下の結晶成長温度で第1のGaN結晶を成長させることにより、GaN種結晶基板1の主表面1m上に成長するそれぞれの部分結晶10uが互いに接合することにより一体化して、主表面が大面積である大型の第1のGaN結晶10が得られる。本実施形態のGaN結晶の成長方法について、以下詳細に説明する。
(GaN種結晶基板の準備工程)
図1(A)を参照して、本実施形態のGaN結晶の成長方法は、まず、所定の面方位の主表面1mおよび複数の側表面1sを有するGaN種結晶基板1を複数準備する工程を備える。
GaN種結晶基板1を複数準備する工程は、特に制限はなく、たとえば、GaN種結晶を所定の面方位に平行な面で切り出すことによりウエハを形成し、かかるウエハをその主表面が多角形になるように切り出すことによりGaN種結晶基板1を形成し、かかるGaN種結晶基板1の主表面1mおよび複数の側表面1sを研削および/または研磨などの表面処理により、行なうことができる。ここで、種結晶およびウエハを切り出す方法には、特に制限なく、内周刃、外周刃、ワイヤソーなどが挙げられる。また、側表面1sを上記の研削および/または研磨などの表面処理をしていないGaN種結晶基板1であっても、主表面1mを上記の表面処理をしている限り、用いることも可能である。
GaN種結晶基板1の主表面1mの形状は、それらの主表面1mが互いに平行にかつそれらの側表面1sが互いに隣り合うように配置することができる形状であれば特に制限はなく、正三角形、二等辺三角形、直角三角形などの三角形、正方形、長方形、菱形、平行四辺形などの四角形、正六角形、平行六辺形などの六角形などが挙げられる。種結晶からの切り出しの作業性が高い観点から、正方形、長方形などの直角四角形が好ましい。
GaN種結晶基板1の主表面1mの面積は、特に制限はないが、ハンドリングの容易性の観点から、主表面が上記の多角形の場合、最短辺の長さが5.0mm以上、最長辺の長さが100mm以下であることが好ましい。
種結晶基板1の主表面1mの所定の面方位は、特に制限はないが、HVPE法により結晶性の高い第1のGaN結晶を安定に成長させる観点から、実質的に(0001)面であることが好ましい。ここで、主表面1mの面方位が実質的に(0001)面であるとは、(0001)面からのずれ角が5°以内であることをいう。上記観点から、主表面1mの面方位は、(0001)面からのずれ角が、1°以内であることがより好ましく、0.5°以内であることがさらに好ましい。ここで、GaN種結晶基板1の主表面1mの面方位は、X線回折法により測定される。
また、種結晶基板1の主表面1mの平均粗さRaは、結晶成長の極初期の異常成長を防止する観点から、10000nm以下が好ましく、100nm以下がより好ましい。ここで、平均粗さRaとは、JIS B0601:2001に規定される算術平均粗さRaをいい、具体的には、粗さ曲線からその平均線の方向に標準長さだけ抜き取り、この抜き取り部分の平均線から粗さ曲線までの距離(偏差の絶対値)を合計し標準長さで平均した値をいう。かかる平均粗さRaは、AFM(原子間力顕微鏡)により測定される。
GaN種結晶基板1の複数の側表面1sの所定の面方位は、特に制限はないが、いずれも{10−10}面(M面)以外であることが好ましい。GaN種結晶基板1の少なくとも1つの側表面が{10−10}面であると、{10−10}面は電荷中性面(非極性面)のなかで原子の最密充填面であり最も安定な結晶面であるため、かかるGaN種結晶基板1を複数配置してそれらの主表面1m上にGaN結晶10を成長させると、その結晶成長表面10gに{10−10}面のファセット10gfである{10−1f}面(ここで、fは0以外の整数)が現れるため、結晶成長表面10gに溝状の凹部10gcが形成されやすく、第1のGaN結晶10から加工される第1のGaN結晶基板の歩留まりが低減するとともに、ファセット10gfを結晶成長表面として成長した結晶領域の転位密度が高くなる。このため、本実施形態のGaN種結晶基板1は、その複数の側表面1sのいずれもが{10−10}面以外の{hk−(h+k)0}面(ここで、hおよびkは0以外の整数)であることが好ましい。上記観点から、かかる複数の側表面1sのいずれの面方位も、{10−10}面からのずれ角が5°以上55°以下が好ましく、10°以上50°以下がより好ましく、15°以上45°以下がさらに好ましい。ここで、GaN種結晶基板1の側表面1sの面方位は、X線回折法により測定される。
また、GaN種結晶基板1の複数の側表面1sの所定の面方位は、特に制限はないが、複数のGaN種結晶基板1をそれらの主表面1mが平行にかつそれらの側表面1sが互いに隣り合うようにより接近させて(平面充填させて)配置させる観点から、(0001)面からの傾斜角が、85°以上95°以下であることが好ましく、89°以上91°以下であることがより好ましく、89.5°以上90.5°以下であることがさらに好ましい。
GaN種結晶基板1の複数の側表面1sの平均粗さRaは、種結晶基板間の隙間を低減する観点から10000nm以下が好ましく、100nm以下がより好ましい。
(GaN種結晶基板の配置工程)
図1(A)、図2および図3を参照して、本実施形態のGaN結晶の成長方法は、次いで、複数のGaN種結晶基板1を、それらの主表面1mが互いに平行にかつそれらの側表面1sが互いに隣り合うように配置する工程を備える。かかるGaN種結晶基板の配置工程により、複数のGaN種結晶基板1のそれぞれの主表面1m上に成長するそれぞれの部分結晶10uが互いに接合して一体化した第1のGaN結晶10を成長させることができる。
複数のGaN種結晶基板1を配置する工程において、複数のGaN種結晶基板1は、それらの主表面1mが互いに平行にかつそれらの側表面1sが互いに隣り合うように配置される。それらの主表面1mは、互いに平行であれば足り、必ずしも同一平面上でなくてもよいが、部分結晶10uが一体化した結晶性の高い第1のGaN結晶を成長させる観点から、互いの主表面1mの高低差が、10000nm以下が好ましく、1000nm以下がより好ましく、それらの主表面は同一平面上にあることがさらに好ましい。
また、図1(A)、図2および図3を参照して、それらの側表面1sは、互いに隣り合っており、部分結晶10uが一体化した結晶性の高い第1のGaN結晶を成長させる観点から、隣り合う側表面1s間の距離ΔDは、200μm以下が好ましく、100μm以下がより好ましく、隣り合う側表面1sは互いに接していることがさらに好ましい(図3の場合)。ここで、隣り合う側表面1s間の距離ΔDは、光学顕微鏡により測定される。
(第1のGaN結晶の成長工程)
図1(B)を参照して、本実施形態のGaN結晶の成長方法は、次いで、配置された複数のGaN種結晶基板1の主表面1m上に、HVPE(ハイドライド気相成長)法により、第1のGaN結晶10を成長させる工程を備える。かかる第1のGaN結晶の成長工程において、結晶成長温度を980℃以上1100℃以下とすることにより、複数のGaN種結晶基板1の主表面1m上に成長するそれぞれの部分結晶10uが互いに接合して一体化するように成長させることができる。これにより、主表面となる結晶成長表面10gの面積が大きく大型で結晶性の高い第1のGaN結晶10が得られる。結晶成長温度が980℃より低いと、上記部分結晶10uが互いに接合せず一体化したGaN結晶が得られない。結晶成長温度が1100℃より高いとGaN種結晶基板1の裏表面1nが荒れてしまうためGaN種結晶基板1を繰り返し用いることが困難となる。
ここで、図4を参照して、HVPE法による第1のGaN結晶10の成長方法を説明する。図4に示すように、HVPE装置100は、反応室110、Ga原料ガス生成室120、ならびに反応室110およびGa原料ガス生成室120を加熱するためのヒータ131,132,133を備える。反応室110およびGa原料ガス生成室120には、HClガス71をGa原料ガス生成室120内に導入するためのHClガス導入管122が配設されている。Ga原料ガス生成室120には、その内部にGa原料72を入れるGa原料ボート121が配置され、生成されたGa原料ガス73を反応室110内に導入するためのGa原料ガス導入管123が配設されている。反応室110には、窒素原料ガス75を反応室110内に導入するための窒素原料ガス導入管113および排ガス79を反応室110から排出するためのガス排出管115が配設されている。また、反応室110内には、第1のGaN結晶10を成長させるための複数のGaN種結晶基板1を配置するための結晶ホルダ119が配置されている。反応室110を形成する反応管には、特に制限はないが、大きな反応管が容易に作製できる観点から、石英反応管が好ましく用いられる。
まず、HClガス71がHClガス導入管122を介してGa原料ガス生成室120に導入される。Ga原料ガス生成室120内には、Ga原料72が入っているGa原料ボート121が配置されており、Ga原料72はHClガス71と反応して、Ga原料ガス73であるGa塩化物ガスが生成される。
このGa原料ガス73は、Ga原料ガス生成室120からGa原料ガス導入管123を介して反応室110内に導入される。また、窒素原料ガス75であるNH3ガスが、窒素原料ガス導入管113を介して反応室110内に導入される。
反応室110内でGa原料ガス73と窒素原料ガス75とが反応して結晶成長部の結晶ホルダ119上に配置された複数のGa種結晶基板1の主表面1m上に第1のGaN結晶10が成長する。過剰のガスは排ガス79として、ガス排出管115を介して反応室110内から排出される。このとき、Ga原料ガスおよび窒素原料ガスを効率的に輸送したり、各原料ガスの分圧を調節するために、キャリアガスが併用される。キャリアガスとしては、水素ガス(H2ガス)、窒素ガス(N2ガス)などが用いられる。
ここで、複数のGaN種結晶基板1の主表面1m上に成長するそれぞれの部分結晶10uが互いに接合して一体化するように成長させる観点から、原料ガス導入部(反応室110において、HClガス導入管122、Ga原料ガス生成室120、Ga原料ガス導入管123および窒素原料ガス導入管113が配置されている部分ならびにその近傍の部分であって、主としてヒータ131,132により加熱される部分をいう。以下同じ。)の雰囲気温度は800℃以上900℃以下程度であり、結晶成長部(反応室110において、結晶ホルダ119が配置されている部分およびその近傍部分であって、主としてヒータ133により加熱される部分をいう。以下同じ。)の雰囲気温度(この温度が結晶成長温度に相当する)は、980℃以上1100℃以下に調節される。
また、Ga原料ガス流量に対する窒素原料ガス流量の比(以下、N/Gaガス比という。)は、特に制限はないが、複数のGaN種結晶基板1の主表面1m上に成長する第1のGaN結晶10の結晶成長表面10gにおける溝状の凹部10gcの形成を抑制する観点から、1以上10以下であることが好ましい。
本実施形態のGaN結晶の成長方法においては、図1(C)および(D)を参照して、第1のGaN結晶10を加工することにより、第1のGaN結晶基板12の所定の面方位の主表面12mを構成する第1のGaN結晶10を含む第1のGaN結晶基板12を準備する工程(図1(C))と、第1のGaN結晶基板12の主表面12m上に、ハイドライド気相成長(HVPE)法により、第2のGaN結晶20を成長させる工程(図1(D))と、をさらに備えることができる。
(第1のGaN結晶基板の準備工程)
図1(C)を参照して、本実施形態のGaN結晶の成長方法は、さらに、第1のGaN結晶10を加工することにより、第1のGaN結晶基板12の所定の面方位の主表面12mを構成する第1のGaN結晶10を含む第1のGaN結晶基板12を準備する工程を備えることができる。ここで、第1のGaN結晶基板12の所定の面方位の主表面12mを構成する第1のGaN結晶10を含む第1のGaN結晶基板12とは、第1のGaN結晶基板12の主表面12mと共通の主表面12mを有する第1のGaN結晶10を含むGaN結晶基板12をいう。第1のGaN結晶基板12の第1のGaN結晶10で構成される主表面12m上に、HVPE法により第2のGaN結晶を成長させることにより、大型で結晶性の高い第2のGaN結晶が得られる。
第1のGaN結晶基板12は、その所定の主表面12mが第1のGaN結晶10で構成(すなわち第1のGaN結晶で形成)されているものであれば足り、その一部が第1のGaN結晶10で形成されていてもよく、その全体が第1のGaN結晶10で形成されていてもよい。
ここで、第1のGaN結晶基板12の第1のGaN結晶10で構成される主表面12mの面方位は、特に制限はないが、HVPE法により結晶性の高い第2のGaN結晶を安定に成長させる観点から、実質的に(0001)面であることが好ましい。ここで、主表面12mの面方位が実質的に(0001)面であるとは、(0001)面からのずれ角が5°以内であることをいう。上記観点から、主表面12mの面方位は、(0001)面からのずれ角が、1°以内であることがより好ましく、0.5°以内であることがさらに好ましい。ここで、第1のGaN結晶基板12の主表面12mの面方位は、X線回折法により測定される。
また、第1のGaN結晶基板12の主表面12mの平均粗さRaは、結晶成長の極初期の異常成長を防止する観点から、10000nm以下が好ましく、100nm以下がより好ましい。ここで、平均粗さRaとは、上述のように、JIS B0601:2001に規定される算術平均粗さRaをいい、具体的には、粗さ曲線からその平均線の方向に標準長さだけ抜き取り、この抜き取り部分の平均線から粗さ曲線までの距離(偏差の絶対値)を合計し標準長さで平均した値をいう。かかる平均粗さRaは、AFM(原子間力顕微鏡)により測定される。
図1(C)を参照して、第1のGaN結晶基板12の製造方法は、特に制限はないが、たとえば、複数のGaN種結晶基板1の主表面1m上に成長させた第1のGaN結晶10を所定の面方位に平行な面で切り出すことができる。ここで、種結晶およびウエハを切り出す方法には、特に制限なく、内周刃、外周刃、ワイヤソーなどが挙げられる。こうして得られた第1のGaN結晶基板12の主表面12mの平均粗さRaを低減するために、主表面12mを上記の研削および/または研磨などの表面処理をすることが好ましい。
(第2のGaN結晶の成長方法)
図1(D)を参照して、本実施形態のGaN結晶の成長方法は、さらに、第1のGaN結晶基板12の主表面12m上に、HVPE(ハイドライド気相成長)法により、第2のGaN結晶20を成長させる工程を備えることができる。第1のGaN結晶基板12の第1のGaN結晶10で構成される主表面12m上に、HVPE法により第2のGaN結晶を成長させることにより、主表面となる結晶成長面20gの面積が大きく大型で結晶性の高い第2のGaN結晶が得られる。
ここで、HVPE法により第2のGaN結晶20を成長させる方法は、上述のHVPE法により第1のGaN結晶を成長させる方法と同様であるため、ここで繰り返さない。第2のGaN結晶の結晶成長温度は、特に制限はないが、結晶性の高い第2のGaN結晶を成長させる観点から980℃以上が好ましく、HVPE装置の劣化を防止する観点から1300℃以下が好ましく、第1のGaN結晶基板の裏表面を荒らさずまた第1のGaN結晶基板を繰り返し用いることができる観点から1100℃以下が好ましい。
こうして得られた第2のGaN結晶を加工することにより、第2のGaN結晶基板を得ることができる。
(実施例1)
1.GaN種結晶基板の準備
図1(A)を参照して、GaN種結晶をその(0001)面に平行な面でワイヤソーにより切り出して複数のウエハを形成し、これらのウエハを<1−100>方向および<11−20>方向の二次元的な方向にワイヤソーにより切り出し、それらの切り出し面をCMS(化学機械的研磨)により研磨することにより、主表面1mの面方位が(0001)面からのずれ角が0.1°以内で、主表面1mが20mm×20mmの正方形であり、複数の側表面の面方位が{1−100}面および{11−20}面のいずれかの面からのずれ角が0.1°以内であり、厚さが300μmであるGaN種結晶基板1を25枚準備した。ここで、それぞれのGaN種結晶基板の主表面および複数の側表面の面方位は、X線回折により測定した。また、それぞれのGaN種結晶基板の主表面および複数の側表面の平均粗さRaは、AFMにより測定したところ、いずれも50nm以下であった。
2.GaN種結晶基板の配置
図1(A)、図2および図3を参照して、25枚のGaN種結晶基板1をそれらの主表面1mが互いに平行にかつそれらの側表面1sが互いにほぼ接触して(具体的には、図1(A)および図2のΔDが10μm未満)隣り合うように<1−100>方向および<11−20>方向の二次元方向にそれぞれ5枚ずつ合計25枚を配置した。ここで、25枚のGaN種結晶基板は、それぞれの<0001>方向、<1−100>方向および<11−20>方向が互いに実質的に同一になるように配置した。ここで、図1(A)および図2においてΔDで表わされる互いに隣り合う側表面1s間の距離は、光学顕微鏡を用いて測定した。配置された25枚のGaN種結晶基板を、酸化アルミニウム製治具により固定した。
3.第1のGaN結晶の成長
図1(B)および図4を参照して、HVPE装置100の反応室110内の結晶ホルダ119上に、酸化アルミニウム製治具により固定して配置された25枚のGaN種結晶基板1を配置して、反応室110に流量200ml/minのHClガス71(このHClガス71はGa原料72である金属Gaと反応して流量200ml/minのGa原料ガス73であるGa塩化物ガスが形成される)および流量1000ml/minのNH3ガス(窒素原料ガス75)をキャリアガスとしてN2ガスを用いて総ガス流量を5000ml/minとして供給し、N/Gaガス比を5、Ga原料ガス73の生成温度を850℃、結晶成長温度を980℃として、25枚のGaN種結晶基板1の主表面1m上に第1のGaN結晶10を結晶成長速度100μm/hrで50時間(すなわち厚さ約5mmに)成長させた。
上記のようにして得られた第1のGaN結晶10は、複数のGaN種結晶基板1の主表面1m上に成長するそれぞれの部分結晶10uが互いに接合して一体化していた。この第1のGaN結晶10の結晶成長表面10gにはV字溝状の凹部10gcが形成され、その凹部10gcのV字最底部における平均深さΔCは、光学顕微鏡により測定したところ、2mmであった。また、この第1のGaN結晶10を成長させたGaN種結晶基板1の裏表面1nには、目視により観察したところ、荒れは無かった。結果を表1にまとめた。
(実施例2)
図1〜図3を参照して、第1のGaN結晶の成長において、反応室110に流量100ml/minのHClガス71(このHClガス71はGa原料72である金属Gaと反応して流量100ml/minのGa原料ガス73が形成される)および流量2000ml/minのNH3ガス(窒素原料ガス75)をキャリアガスとしてN2ガスを用いて総ガス流量を5000ml/minとして供給し、N/Gaガス比を20としたこと以外は、実施例1と同様にして、25枚のGaN種結晶基板を準備し、準備したGaN種結晶基板を配置し、配置したGaN種結晶基板の主表面上に第1のGaN結晶を成長させた。
上記のようにして得られた第1のGaN結晶10は、複数のGaN種結晶基板1の主表面1m上に成長するそれぞれの部分結晶10uが互いに接合して一体化していた。この第1のGaN結晶10の結晶成長表面10gにはV字溝状の凹部10gcが形成され、その凹部10gcのV字最底部における平均深さΔCは、4mmであった。また、この第1のGaN結晶10を成長させたGaN種結晶基板1の裏表面1nには荒れは無かった。結果を表1にまとめた。
(実施例3)
図1〜図3を参照して、GaN種結晶基板の準備および配置において、各GaN種結晶基板の側表面の面方位を{10−10}面から[11−20]方向へのずれ角が15°または{11−20}面から[10−10]方向へのずれ角が15°となるようにし、側表面の面方位に垂直な二次元方向にそれぞれ5枚ずつ合計25枚を配置したこと以外は、実施例1と同様にして、25枚のGaN種結晶基板を準備し、準備したGaN種結晶基板を配置し、配置したGaN種結晶基板の主表面上に第1のGaN結晶を成長させた。
上記のようにして得られた第1のGaN結晶10は、複数のGaN種結晶基板1の主表面1m上に成長するそれぞれの部分結晶10uが互いに接合して一体化していた。この第1のGaN結晶10の結晶成長表面10gにはV字溝状の凹部10gcが形成され、その凹部10gcのV字最底部における平均深さΔCは、1mmであった。また、この第1のGaN結晶10を成長させたGaN種結晶基板1の裏表面1nには荒れは無かった。結果を表1にまとめた。
(実施例4)
図1〜図4を参照して、GaN種結晶基板の準備および配置において、各GaN種結晶基板の側表面の面方位を{10−10}面から[11−20]方向へのずれ角が15°または{11−20}面から[10−10]方向へのずれ角が15°となるようにし、側表面の面方位に垂直な二次元方向にそれぞれ5枚ずつ合計25枚を配置したこと以外は、実施例2と同様にして、25枚のGaN種結晶基板を準備し、準備したGaN種結晶基板を配置し、配置したGaN種結晶基板の主表面上に第1のGaN結晶を成長させた。
上記のようにして得られた第1のGaN結晶10は、複数のGaN種結晶基板1の主表面1m上に成長するそれぞれの部分結晶10uが互いに接合して一体化していた。この第1のGaN結晶10の結晶成長表面10gにはV字溝状の凹部10gcが形成され、その凹部10gcのV字最底部における平均深さΔCは、3mmであった。また、第1のGaN結晶10を成長させたGaN種結晶基板1の裏表面1nには荒れは無かった。結果を表1にまとめた。
(実施例5)
図1〜図4を参照して、第1のGaN結晶の成長において、第1のGaN結晶の成長において、結晶成長温度を1000℃として結晶成長速度90μm/hrで55時間(すなわち厚さ約5mmに)成長させたこと以外は、実施例1と同様にして、25枚のGaN種結晶基板を準備し、準備したGaN種結晶基板を配置し、配置したGaN種結晶基板の主表面上に第1のGaN結晶を成長させた。
上記のようにして得られた第1のGaN結晶10は、複数のGaN種結晶基板1の主表面1m上に成長するそれぞれの部分結晶10uが互いに接合して一体化していた。この第1のGaN結晶10の結晶成長表面10gにはV字溝状の凹部10gcが形成され、その凹部10gcのV字最底部における平均深さΔCは、1mmであった。また、第1のGaN結晶10を成長させたGaN種結晶基板1の裏表面1nには荒れは無かった。結果を表1にまとめた。
(実施例6)
図1〜図4を参照して、第1のGaN結晶の成長において、第1のGaN結晶の成長において、結晶成長温度を1000℃として結晶成長速度90μm/hrで55時間(すなわち厚さ約5mmに)成長させたこと以外は、実施例2と同様にして、25枚のGaN種結晶基板を準備し、準備したGaN種結晶基板を配置し、配置したGaN種結晶基板の主表面上に第1のGaN結晶を成長させた。
上記のようにして得られた第1のGaN結晶10は、複数のGaN種結晶基板1の主表面1m上に成長するそれぞれの部分結晶10uが互いに接合して一体化していた。この第1のGaN結晶10の結晶成長表面10gにはV字溝状の凹部10gcが形成され、その凹部10gcのV字最底部における平均深さΔCは、3mmであった。また、第1のGaN結晶10を成長させたGaN種結晶基板1の裏表面1nには荒れは無かった。結果を表1にまとめた。
(実施例7)
図1〜図4を参照して、第1のGaN結晶の成長において、第1のGaN結晶の成長において、結晶成長温度を1000℃として結晶成長速度90μm/hrで55時間(すなわち厚さ約5mmに)成長させたこと以外は、実施例3と同様にして、25枚のGaN種結晶基板を準備し、準備したGaN種結晶基板を配置し、配置したGaN種結晶基板の主表面上に第1のGaN結晶を成長させた。
上記のようにして得られた第1のGaN結晶10は、複数のGaN種結晶基板1の主表面1m上に成長するそれぞれの部分結晶10uが互いに接合して一体化していた。この第1のGaN結晶10の結晶成長表面10gにはV字溝状の凹部10gcは形成されていなかった。すなわち、凹部10gcのV字最底部における平均深さΔCは、0mmであった。また、第1のGaN結晶10を成長させたGaN種結晶基板1の裏表面1nには荒れは無かった。結果を表1にまとめた。
(実施例8)
図1〜図4を参照して、第1のGaN結晶の成長において、第1のGaN結晶の成長において、結晶成長温度を1000℃として結晶成長速度90μm/hrで55時間(すなわち厚さ約5mmに)成長させたこと以外は、実施例4と同様にして、25枚のGaN種結晶基板を準備し、準備したGaN種結晶基板を配置し、配置したGaN種結晶基板の主表面上に第1のGaN結晶を成長させた。
上記のようにして得られた第1のGaN結晶10は、複数のGaN種結晶基板1の主表面1m上に成長するそれぞれの部分結晶10uが互いに接合して一体化していた。この第1のGaN結晶10の結晶成長表面10gにはV字溝状の凹部10gcが形成され、その凹部10gcのV字最底部における平均深さは、2mmであった。また、第1のGaN結晶10を成長させたGaN種結晶基板1の裏表面1nには荒れは無かった。結果を表1にまとめた。
Figure 0005757068
(実施例9)
図1〜図4を参照して、第1のGaN結晶の成長において、第1のGaN結晶の成長において、結晶成長温度を1050℃として結晶成長速度80μm/hrで60時間(すなわち厚さ約5mmに)成長させたこと以外は、実施例1と同様にして、25枚のGaN種結晶基板を準備し、準備したGaN種結晶基板を配置し、配置したGaN種結晶基板の主表面上に第1のGaN結晶を成長させた。
上記のようにして得られた第1のGaN結晶10は、複数のGaN種結晶基板1の主表面1m上に成長するそれぞれの部分結晶10uが互いに接合して一体化していた。この第1のGaN結晶10の結晶成長表面10gにはV字溝状の凹部10gcは形成されていなかった。すなわち、凹部10gcのV字最底部における平均深さΔCは、0mmであった。また、第1のGaN結晶10を成長させたGaN種結晶基板1の裏表面1nには荒れは無かった。結果を表2にまとめた。
(実施例10)
図1〜図4を参照して、第1のGaN結晶の成長において、第1のGaN結晶の成長において、結晶成長温度を1050℃として結晶成長速度80μm/hrで60時間(すなわち厚さ約5mmに)成長させたこと以外は、実施例2と同様にして、25枚のGaN種結晶基板を準備し、準備したGaN種結晶基板を配置し、配置したGaN種結晶基板の主表面上に第1のGaN結晶を成長させた。
上記のようにして得られた第1のGaN結晶10は、複数のGaN種結晶基板1の主表面1m上に成長するそれぞれの部分結晶10uが互いに接合して一体化していた。この第1のGaN結晶10の結晶成長表面10gにはV字溝状の凹部10gcが形成され、その凹部10gcのV字最底部における平均深さは、2mmであった。また、第1のGaN結晶10を成長させたGaN種結晶基板1の裏表面1nには荒れは無かった。結果を表2にまとめた。
(実施例11)
図1〜図4を参照して、第1のGaN結晶の成長において、第1のGaN結晶の成長において、結晶成長温度を1050℃として結晶成長速度80μm/hrで60時間(すなわち厚さ約5mmに)成長させたこと以外は、実施例3と同様にして、25枚のGaN種結晶基板を準備し、準備したGaN種結晶基板を配置し、配置したGaN種結晶基板の主表面上に第1のGaN結晶を成長させた。
上記のようにして得られた第1のGaN結晶10は、複数のGaN種結晶基板1の主表面1m上に成長するそれぞれの部分結晶10uが互いに接合して一体化していた。この第1のGaN結晶10の結晶成長表面10gにはV字溝状の凹部10gcは形成されていなかった。すなわち、凹部10gcのV字最底部における平均深さΔCは、0mmであった。また、第1のGaN結晶10を成長させたGaN種結晶基板1の裏表面1nには荒れは無かった。結果を表2にまとめた。
(実施例12)
図1〜図4を参照して、第1のGaN結晶の成長において、第1のGaN結晶の成長において、結晶成長温度を1050℃として結晶成長速度80μm/hrで60時間(すなわち厚さ約5mmに)成長させたこと以外は、実施例4と同様にして、25枚のGaN種結晶基板を準備し、準備したGaN種結晶基板を配置し、配置したGaN種結晶基板の主表面上に第1のGaN結晶を成長させた。
上記のようにして得られた第1のGaN結晶10は、複数のGaN種結晶基板1の主表面1m上に成長するそれぞれの部分結晶10uが互いに接合して一体化していた。この第1のGaN結晶10の結晶成長表面10gにはV字溝状の凹部10gcは形成されていなかった。すなわち、凹部10gcのV字最底部における平均深さΔCは、0mmであった。また、第1のGaN結晶10を成長させたGaN種結晶基板1の裏表面1nには荒れは無かった。結果を表2にまとめた。
(実施例13)
図1〜図4を参照して、第1のGaN結晶の成長において、第1のGaN結晶の成長において、結晶成長温度を1100℃として結晶成長速度50μm/hrで100時間(すなわち厚さ約5mmに)成長させたこと以外は、実施例1と同様にして、25枚のGaN種結晶基板を準備し、準備したGaN種結晶基板を配置し、配置したGaN種結晶基板の主表面上に第1のGaN結晶を成長させた。
上記のようにして得られた第1のGaN結晶10は、複数のGaN種結晶基板1の主表面1m上に成長するそれぞれの部分結晶10uが互いに接合して一体化していた。この第1のGaN結晶10の結晶成長表面10gにはV字溝状の凹部10gcは形成されていなかった。すなわち、凹部10gcのV字最底部における平均深さΔCは、0mmであった。また、第1のGaN結晶10を成長させたGaN種結晶基板1の裏表面1nには部分的に少し荒れがあった。結果を表2にまとめた。
(実施例14)
図1〜図4を参照して、第1のGaN結晶の成長において、第1のGaN結晶の成長において、結晶成長温度を1100℃として結晶成長速度50μm/hrで100時間(すなわち厚さ約5mmに)成長させたこと以外は、実施例2と同様にして、25枚のGaN種結晶基板を準備し、準備したGaN種結晶基板を配置し、配置したGaN種結晶基板の主表面上に第1のGaN結晶を成長させた。
上記のようにして得られた第1のGaN結晶10は、複数のGaN種結晶基板1の主表面1m上に成長するそれぞれの部分結晶10uが互いに接合して一体化していた。この第1のGaN結晶10の結晶成長表面10gにはV字溝状の凹部10gcは形成されていなかった。すなわち、凹部10gcのV字最底部における平均深さΔCは、0mmであった。また、第1のGaN結晶10を成長させたGaN種結晶基板1の裏表面1nには部分的に少し荒れがあった。結果を表2にまとめた。
(実施例15)
図1〜図4を参照して、第1のGaN結晶の成長において、第1のGaN結晶の成長において、結晶成長温度を1100℃として結晶成長速度50μm/hrで100時間(すなわち厚さ約5mmに)成長させたこと以外は、実施例3と同様にして、25枚のGaN種結晶基板を準備し、準備したGaN種結晶基板を配置し、配置したGaN種結晶基板の主表面上に第1のGaN結晶を成長させた。
上記のようにして得られた第1のGaN結晶10は、複数のGaN種結晶基板1の主表面1m上に成長するそれぞれの部分結晶10uが互いに接合して一体化していた。この第1のGaN結晶10の結晶成長表面10gにはV字溝状の凹部10gcは形成されていなかった。すなわち、凹部10gcのV字最底部における平均深さΔCは、0mmであった。また、第1のGaN結晶10を成長させたGaN種結晶基板1の裏表面1nには部分的に少し荒れがあった。結果を表2にまとめた。
(実施例16)
図1〜図4を参照して、第1のGaN結晶の成長において、第1のGaN結晶の成長において、結晶成長温度を1100℃として結晶成長速度50μm/hrで100時間(すなわち厚さ約5mmに)成長させたこと以外は、実施例4と同様にして、25枚のGaN種結晶基板を準備し、準備したGaN種結晶基板を配置し、配置したGaN種結晶基板の主表面上に第1のGaN結晶を成長させた。
上記のようにして得られた第1のGaN結晶10は、複数のGaN種結晶基板1の主表面1m上に成長するそれぞれの部分結晶10uが互いに接合して一体化していた。この第1のGaN結晶10の結晶成長表面10gにはV字溝状の凹部10gcは形成されていなかった。すなわち、凹部10gcのV字最底部における平均深さΔCは、0mmであった。また、第1のGaN結晶10を成長させたGaN種結晶基板1の裏表面1nには部分的に少し荒れがあった。結果を表2にまとめた。
Figure 0005757068
(比較例1)
図1〜図4を参照して、第1のGaN結晶の成長において、第1のGaN結晶の成長において、結晶成長温度を950℃として結晶成長速度120μm/hrで40時間(すなわち厚さ約5mmに)成長させたこと以外は、実施例1と同様にして、25枚のGaN種結晶基板を準備し、準備したGaN種結晶基板を配置し、配置したGaN種結晶基板の主表面上に第1のGaN結晶を成長させた。
上記のようにして得られた第1のGaN結晶10は、複数のGaN種結晶基板1の主表面1m上に成長するそれぞれの部分結晶10uが互いに接合せず一体化していなかった。この第1のGaN結晶10の結晶成長表面10gにはV字溝状の凹部10gcが形成され、その凹部10gcのV字最底部における平均深さは、5mmであった。また、第1のGaN結晶10を成長させたGaN種結晶基板1の裏表面1nには荒れは無かった。結果を表3にまとめた。
(比較例2)
図1〜図4を参照して、第1のGaN結晶の成長において、第1のGaN結晶の成長において、結晶成長温度を950℃として結晶成長速度120μm/hrで40時間(すなわち厚さ約5mmに)成長させたこと以外は、実施例2と同様にして、25枚のGaN種結晶基板を準備し、準備したGaN種結晶基板を配置し、配置したGaN種結晶基板の主表面上に第1のGaN結晶を成長させた。
上記のようにして得られた第1のGaN結晶10は、複数のGaN種結晶基板1の主表面1m上に成長するそれぞれの部分結晶10uが互いに接合せず一体化していなかった。この第1のGaN結晶10の結晶成長表面10gにはV字溝状の凹部10gcが形成され、その凹部10gcのV字最底部における平均深さは、5mmであった。また、第1のGaN結晶10を成長させたGaN種結晶基板1の裏表面1nには荒れは無かった。結果を表3にまとめた。
(比較例3)
図1〜図4を参照して、第1のGaN結晶の成長において、第1のGaN結晶の成長において、結晶成長温度を950℃として結晶成長速度120μm/hrで40時間(すなわち厚さ約5mmに)成長させたこと以外は、実施例3と同様にして、25枚のGaN種結晶基板を準備し、準備したGaN種結晶基板を配置し、配置したGaN種結晶基板の主表面上に第1のGaN結晶を成長させた。
上記のようにして得られた第1のGaN結晶10は、複数のGaN種結晶基板1の主表面1m上に成長するそれぞれの部分結晶10uが互いに接合せず一体化していなかった。この第1のGaN結晶10の結晶成長表面10gにはV字溝状の凹部10gcが形成され、その凹部10gcのV字最底部における平均深さは、5mmであった。また、第1のGaN結晶10を成長させたGaN種結晶基板1の裏表面1nには荒れは無かった。結果を表3にまとめた。
(比較例4)
図1〜図4を参照して、第1のGaN結晶の成長において、第1のGaN結晶の成長において、結晶成長温度を950℃として結晶成長速度120μm/hrで40時間(すなわち厚さ約5mmに)成長させたこと以外は、実施例4と同様にして、25枚のGaN種結晶基板を準備し、準備したGaN種結晶基板を配置し、配置したGaN種結晶基板の主表面上に第1のGaN結晶を成長させた。
上記のようにして得られた第1のGaN結晶10は、複数のGaN種結晶基板1の主表面1m上に成長するそれぞれの部分結晶10uが互いに接合せず一体化していなかった。この第1のGaN結晶10の結晶成長表面10gにはV字溝状の凹部10gcが形成され、その凹部10gcのV字最底部における平均深さは、5mmであった。また、第1のGaN結晶10を成長させたGaN種結晶基板1の裏表面1nには荒れは無かった。結果を表3にまとめた。
(比較例5)
図1〜図4を参照して、第1のGaN結晶の成長において、第1のGaN結晶の成長において、結晶成長温度を1150℃として結晶成長速度40μm/hrで120時間(すなわち厚さ約5mmに)成長させたこと以外は、実施例1と同様にして、25枚のGaN種結晶基板を準備し、準備したGaN種結晶基板を配置し、配置したGaN種結晶基板の主表面上に第1のGaN結晶を成長させた。
上記のようにして得られた第1のGaN結晶10は、複数のGaN種結晶基板1の主表面1m上に成長するそれぞれの部分結晶10uが互いに接合して一体化していた。この第1のGaN結晶10の結晶成長表面10gにはV字溝状の凹部10gcは形成されていなかった。すなわち、凹部10gcのV字最底部における平均深さΔCは、0mmであった。また、第1のGaN結晶10を成長させたGaN種結晶基板1の裏表面1nには全面的に酷い荒れがあった。結果を表3にまとめた。
(比較例6)
図1〜図4を参照して、第1のGaN結晶の成長において、第1のGaN結晶の成長において、結晶成長温度を1150℃として結晶成長速度40μm/hrで120時間(すなわち厚さ約5mmに)成長させたこと以外は、実施例2と同様にして、25枚のGaN種結晶基板を準備し、準備したGaN種結晶基板を配置し、配置したGaN種結晶基板の主表面上に第1のGaN結晶を成長させた。
上記のようにして得られた第1のGaN結晶10は、複数のGaN種結晶基板1の主表面1m上に成長するそれぞれの部分結晶10uが互いに接合して一体化していた。この第1のGaN結晶10の結晶成長表面10gにはV字溝状の凹部10gcは形成されていなかった。すなわち、凹部10gcのV字最底部における平均深さΔCは、0mmであった。また、第1のGaN結晶10を成長させたGaN種結晶基板1の裏表面1nには全面的に酷い荒れがあった。結果を表3にまとめた。
(比較例7)
図1〜図4を参照して、第1のGaN結晶の成長において、第1のGaN結晶の成長において、結晶成長温度を1150℃として結晶成長速度40μm/hrで120時間(すなわち厚さ約5mmに)成長させたこと以外は、実施例3と同様にして、25枚のGaN種結晶基板を準備し、準備したGaN種結晶基板を配置し、配置したGaN種結晶基板の主表面上に第1のGaN結晶を成長させた。
上記のようにして得られた第1のGaN結晶10は、複数のGaN種結晶基板1の主表面1m上に成長するそれぞれの部分結晶10uが互いに接合して一体化していた。この第1のGaN結晶10の結晶成長表面10gにはV字溝状の凹部10gcは形成されていなかった。すなわち、凹部10gcのV字最底部における平均深さΔCは、0mmであった。また、第1のGaN結晶10を成長させたGaN種結晶基板1の裏表面1nには全面的に酷い荒れがあった。結果を表3にまとめた。
(比較例8)
図1〜図4を参照して、第1のGaN結晶の成長において、第1のGaN結晶の成長において、結晶成長温度を1150℃として結晶成長速度40μm/hrで120時間(すなわち厚さ約5mmに)成長させたこと以外は、実施例4と同様にして、25枚のGaN種結晶基板を準備し、準備したGaN種結晶基板を配置し、配置したGaN種結晶基板の主表面上に第1のGaN結晶を成長させた。
上記のようにして得られた第1のGaN結晶10は、複数のGaN種結晶基板1の主表面1m上に成長するそれぞれの部分結晶10uが互いに接合して一体化していた。この第1のGaN結晶10の結晶成長表面10gにはV字溝状の凹部10gcは形成されていなかった。すなわち、凹部10gcのV字最底部における平均深さΔCは、0mmであった。また、第1のGaN結晶10を成長させたGaN種結晶基板1の裏表面1nには全面的に酷い荒れがあった。結果を表3にまとめた。
Figure 0005757068
表1〜表3を参照して、第1のGaN結晶の成長において、結晶成長温度が980℃以上であると複数の複数のGaN種結晶基板1の主表面1m上に成長するそれぞれの部分結晶10uが互いに接合して一体化した第1のGaN結晶が得られた。結晶成長温度が1000℃、1050℃、1100℃と高くなるほど、第1のGaN結晶の結晶成長表面に形成される溝状凹部の最底部における平均深さΔCが小さくなった。また、GaN種結晶の複数の側表面のいずれもの面方位を{10−10}面以外とすることによっても、第1のGaN結晶の結晶成長表面に形成される溝状凹部の最底部における平均深さΔCが小さくなった。また、第1のGaN結晶の成長において、N/Gaガス比(Ga原料ガス流量に対する窒素原料ガス流量の比)を1以上10以下とすることによっても、第1のGaN結晶の結晶成長表面に形成される溝状凹部の最底部における平均深さΔCが小さくなった。
しかし、結晶成長温度が、1100℃より高くたとえば1150℃となると、第1のGaN結晶が成長させたGaN種結晶の裏表面には、全面的に酷い荒れがあった。また、結晶成長温度が、980℃より低くたとえば950℃となると、第1のGaN結晶は、複数の複数のGaN種結晶基板1の主表面1m上に成長するそれぞれの部分結晶10uが互いに接合せず一体化しなかった。
(実施例17)
1.第1のGaN結晶基板の準備
図1(C)を参照して、実施例11において得られた第1のGaN結晶10を、GaN種結晶基板1の主表面1mから第1のGaN結晶内に入って1mmの距離の面で切り出して、その切り出し面をCMP(化学機械的研磨)により研磨することにより、第1のGaN結晶基板12の(0001)面からのずれ角が0.1°以下の主表面12mを構成する大きさが100mm×100mm×1mmの第1のGaN結晶10を含む第1のGaN結晶基板12を得た。この第1のGaN結晶基板12の主表面12mの平均粗さRaは、AFMにより測定したところ、いずれも50nm以下であった。
2.第2のGaN結晶の成長
図1(D)を参照して、上記第1のGaN結晶基板12の主表面12m上に、HVPE法により、実施例11と同様の結晶成長条件、すなわち、N/Gaガス比を5、結晶成長温度を1050℃として、第2のGaN結晶20を結晶成長速度80μm/hrで60時間(すなわち厚さ約5mmに)成長させた。得られた第2のGaN結晶20の結晶成長表面20gは平坦であり、第1のGaN結晶10の場合のような溝状の凹部は形成されなかった。
さらに、上記のようにして得られた第2のGaN結晶20を、第1のGaN結晶基板12の主表面12mまたはそれに平行な近傍の面で切り出して、その切り出し面をCMP(化学機械的研磨)により研磨することにより、(0001)面からのずれ角が0.1°以下の主表面12mを構成する大きさが100mm×100mm×1mmの第2のGaN結晶を含む第2のGaN結晶基板を得た。得られた第2のGaN結晶基板を用いて、上記と同様の結晶成長条件で、さらなるGaN結晶を成長させた。この様にして、GaN結晶の成長を10回繰り返した後、GaN種結晶基板1の裏表面1nには荒れがなかった。
今回開示された実施の形態および実施例はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した説明でなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内のすべての変更が含まれることが意図される。
1 GaN種結晶基板、1m,12m 主表面、1n 裏表面、1s 側表面、10 第1のGaN結晶、10g,20g 結晶成長表面、10gc 凹部、10gf ファセット、10u 部分結晶、20 第2のGaN結晶、71 HClガス、72 Ga原料、73 Ga原料ガス、75 窒素原料ガス、79 排ガス、100 HVPE装置、110 反応室、113 窒素原料ガス導入管、115 ガス排出管、119 結晶ホルダ、120 Ga原料ガス生成室、121 Ga原料ボート、122 HClガス導入管、123 Ga原料ガス導入管、131,132,133 ヒータ。

Claims (3)

  1. 所定の面方位の主表面および複数の側表面を有するGaN種結晶基板を複数準備する工程と、
    複数の前記GaN種結晶基板を、それらの主表面が互いに平行にかつそれらの側表面が互いに隣り合うように配置する工程と、
    配置された複数の前記GaN種結晶基板の主表面上に、ハイドライド気相成長法により、第1のGaN結晶を成長させる工程と、を備え、
    前記GaN種結晶基板の前記主表面の面方位は、実質的に(0001)面であり、
    前記GaN種結晶基板の複数の前記側表面の面方位は、いずれも{10−10}面以外であり、
    前記第1のGaN結晶を成長させる工程において、結晶成長温度を980℃以上1100℃以下とすることにより、前記GaN種結晶基板の主表面上に成長するそれぞれの部分結晶が一体化するように成長させるGaN結晶の成長方法。
  2. 前記第1のGaN結晶を成長させる工程において、Ga原料ガス流量に対する窒素原料ガス流量の比は、1以上10以下である請求項1に記載のGaN結晶の成長方法。
  3. 前記第1のGaN結晶を加工することにより、第1のGaN結晶基板の所定の面方位の主表面を構成する第1のGaN結晶を含む第1のGaN結晶基板を準備する工程と、
    前記第1のGaN結晶基板の主表面上に、ハイドライド気相成長法により、第2のGaN結晶を成長させる工程と、をさらに備える請求項1に記載のGaN結晶の成長方法。
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