JP5756896B2 - 運転室懸架ユニットおよび少なくとも2つのその種の運転室懸架ユニットを包含する乗り物 - Google Patents

運転室懸架ユニットおよび少なくとも2つのその種の運転室懸架ユニットを包含する乗り物 Download PDF

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Description

本発明は、運転室を支持するシャーシを有する乗り物のための運転室懸架ユニットに関する。また本発明は、運転室を支持するシャーシを有し、かつ少なくとも2つのその種の運転室懸架ユニットを包含する乗り物にも関係する。
運転室を支持するシャーシを有する先行技術の乗り物、特に先行技術のトラックは、一般に1つまたは複数の運転室懸架ユニットを包含する。その種の運転室懸架ユニットは、運転室とシャーシの間の乗り物の移動方向に関して運転室前部の場所および/または後部の場所に配されている。
特許文献1は、運転室を支持するシャーシを有する乗り物のための運転室懸架ユニットについて述べており、当該運転室懸架ユニットは、前記運転室に関して回転する回転側の部品および静止している静止側の部品を包含する。一方においては、静止側の部品、すなわち運転室から見て静止しているトーション・バーが、2つのレバーを介して運転室への接続を行なうための手段を有する。他方においては、回転側の部品、すなわち運転室から見て回転する正方形のハウジングは、シャーシへの接続を行なうための手段を有する。
回転側の部品は、運転室の横行方向に沿って延びる水平軸まわりに回転することが可能である。単一のエラストマ構成要素が、回転側の部品と静止側の部品の間の全容積内に延びている。このエラストマ構成要素は、回転側の部品および静止側の部品それぞれの表面に確保されている。したがって、このエラストマ構成要素は、より高いエリア内においては張力と、より低いエリア内においては圧縮力との合成がなされる剪断ねじれ力に対して降伏する。張力と合成されたねじれ力によって誘導される剪断力は、エラストマ構成要素の、したがって運転室懸架ユニットのサービス寿命を短縮する傾向にある。さらにまた、この運転室懸架ユニットの構造に起因してエラストマ構成要素が極めて線形な硬直度を有し、その結果、約±50mmとなる運転室の最大可能変位またはストロークに対処するためにかなり大きな寸法の運転室懸架ユニットが必要になっている。
それに加えて、エラストマ構成要素が単一体であることから、垂直方向に沿った硬直度が調整不可能である。その結果として、両方の方向における運転室の垂直振動の減衰が相対的に制限される。それに加えて、運転室の全幅に対して1つの運転室懸架ユニットしか存在していない。この運転室懸架ユニットは、したがって、横行方向に沿って極めて幅が広い。
また、この先行技術の懸架ユニットは、その種の機能がエラストマ材料内の内部的なエネルギ損失によってだけ実行されることから、それ自体が貧弱な振動制限能力を呈する。したがってこの懸架ユニットは、ショック・アブソーバによる補足をしなければならない。
米国特許第5,967,597号明細書
本発明の1つの目的は、ショック・アブソーバの補足を伴うことなく動作することを可能とするために、良好な振動制限能力を有する運転室懸架ユニットを提供することである。
この目的は、運転室を支持するシャーシを有する乗り物のための、前記運転室に関して回転する回転側の部品および静止している静止側の部品を包含する運転室懸架ユニットによって達成され、前記回転側の部品および静止側の部品のうちの一方が前記運転室への接続のための手段を有し、前記回転側の部品および静止側の部品のうちの他方が前記シャーシへの接続のための手段を有し、前記回転側の部品が、前記シャーシに関する前記運転室の垂直運動に起因して、概して水平な軸まわりに前記静止側の部品に関して回転するべく配され、前記静止側の部品が前記運転室に関して固定され、かつ、弾性を有する少なくとも1つの要素が、これら2つの部品の間における相対的な回転に抵抗するべく両方の部品と協働するように配されており、
それにおいて、
‐ さらに、回転側の部品に接続された回転側スライド表面および静止側の部品に接続された静止側スライド表面を包含する少なくとも1つの摩擦アレンジメントであって、それらのスライド表面のうちの少なくとも1つが弾性要素によって対応する部品に接続される摩擦アレンジメントを包含することと、回転側の部品が第1の位置から第2の位置まで回転するとき、スライド表面の一方が他方に対してスライドし、かつ弾性要素が漸増的に圧縮され、それによってそれら2つのスライド表面の間における接触力が増加するようにスライド表面が互いに関して配されることと、を特徴とする。
そのほかの利点であるが、本発明のオプションの、単独で、または任意の技術的に可能な組み合わせにおいて考慮される特徴によれば、
‐ それが、スライド表面を包含する第2の摩擦アレンジメントを少なくとも包含し、スライド表面のうちの少なくとも1つが弾性要素によって対応する部品に接続され、かつ回転側の部品が、第1の位置から第2の位置への方向と比較して反対の方向である第3の位置から第4の位置まで回転するとき、スライド表面の一方が他方に対してスライドし、かつ弾性要素が初期状態から最終状態まで漸増的に圧縮され、それによって2つのスライド表面の間における接触力が増加するようにスライド表面が互いに関して配される。
‐ 回転側の部品の第2と第4の位置の間のすべての位置にわたって少なくとも1つの摩擦アレンジメントが作用するように、第1と第2の位置の間および第3と第4の位置の間の範囲が少なくとも部分的にオーバーラップする。
‐ 第1と第3の位置が実質的に同一であるか、またはその反対に、
‐ 中立位置まわりにおける回転側の部品の少なくともいくつかの位置にわたって2つの摩擦アレンジメントのいずれも作用しないように、第1と第2の位置の間および第3と第4の位置の間の範囲が分離されている。
‐ スライド表面のうちの少なくとも1つが、回転側の部品の回転軸に関する円周表面に沿って本質的に配されるが、その種の円周表面に関する偏向を伴う。
‐ スライド表面のうちの少なくとも1つが、可動スライド表面であって、回転側の部品が第1の位置から第2の位置まで回転するときに2つのスライド表面の間の接触力を増加させる形で回転側の部品に関して当該可動スライド表面の変位を生じさせるカム‐ベースのメカニズムを通じて対応する部品に接続される可動スライド表面である。
‐ カム‐ベースのメカニズムは、回転側の部品の回転軸に関して半径方向に沿って少なくとも部分的に可動スライド表面の変位を生じさせる。
‐ 摩擦アレンジメントが、摩損耐性のある材料によって覆われたエラストマのパッドを包含する。
‐ スライド表面のうちの少なくとも1つが、対応する部品に取り外し可能に接続される。
また、運転室懸架ユニットは、サービス寿命の長い構成要素、比較的小さい全体的寸法、および良好な横揺れ止め特性とともに、運転室の大きな変位に適合された非線形の硬直度を呈するべきである。したがってそれは、さらに以下を包含できる。
‐ 前記回転側の部品と前記静止側の部品の間において前記運転室の荷重によって誘導される垂直の力を主として伝達するように配される少なくとも1つの第1の構成要素。
‐ 弾性を有し、かつ主として圧縮において応力が加えられるように、かつ前記回転側の部品の回転運動を低下させるように、前記回転側の部品と前記静止側の部品の間に配される少なくとも1つの第2の構成要素。
さらに別の利点であるが、本発明のオプションの、単独で、または任意の技術的に可能な組み合わせにおいて考慮される特徴によれば、
‐ 前記またはすべての第1の構成要素が弾性を有する。
‐ 前記またはすべての第1の構成要素が、前記回転側の部品および前記静止側の部品に取り付けられる。
‐ 運転室懸架ユニットが、2つの第2の弾性構成要素を包含し、前記第2の弾性構成要素が前記水平な軸に関して概して対称に配置され、かつ指向される。
‐ 運転室懸架ユニットが、さらに、少なくとも1つの第3の構成要素であって、弾性を有し、かつ前記運転室が前記シャーシから離れる方向に第1のあらかじめ決定済みの距離を超えて移動するときに、主として圧縮において応力が加えられて前記回転側の部品の回転運動を低下させるように前記回転側の部品と前記静止側の部品の間に配される第3の構成要素を包含する。
‐ 運転室懸架ユニットが、前記水平な軸に関して対称に配置され、かつ向けられる2つの第3の弾性構成要素を有する。
‐ 前記第2および第3の弾性構成要素は、別個の構成要素である。
‐ 前記運転室懸架ユニットの硬直度が一方において前記シャーシに関する前記運転室の変位が小さいときに低く、他方において前記シャーシに関する前記運転室の変位が大きいときに高くなるように前記第2および第3の弾性構成要素が選択される。
‐ 前記回転側の部品および静止側の部品のうちの一方が外側の部品を画定し、前記回転側の部品および静止側の部品のうちの他方が内側の部品を画定し、前記外側の部品が前記内側の部品を概して囲い込む。
‐ 前記回転側の部品および前記静止側の部品は、前記シャーシへの接続のための手段および前記運転室への接続のための手段をそれぞれ有し、前記回転側の部品および前記静止側の部品は、内側の部品および外側の部品をそれぞれ画定する。
‐ 前記またはすべての第1の構成要素が、前記水平な軸の上方に垂直に配置される。
‐ 前記またはすべての第1の構成要素が、前記水平な軸の下方に垂直に配置される。
‐ 前記またはすべての第2の弾性構成要素が、前記回転側の部品および前記静止側の部品とそれぞれの平面状表面に沿って協働し、前記平面状表面は、前記静止側の部品および前記回転側の部品の動作における少なくとも1つの相対的位置について実質的に平行である。
‐ 前記回転側の部品が、前記第3の弾性構成要素と協働するべく配された補助的な平面状表面を有し、前記補助的な平面状表面は、概して互いに平行である。
‐ 前記またはすべての第3の弾性構成要素が、前記回転側の部品および静止側の部品のうちの一方だけに取り付けられる。
‐ 前記第2および第3の弾性構成要素が、エラストマ材料、たとえばラバーから作られる。
‐ 前記回転側の部品および前記静止側の部品のうちの一方がレバーによって前記シャーシに接続され、前記レバーが前記シャーシに関節接続される。
本発明およびそれの利点は、次に挙げる図面に関して本発明の範囲を限定することのない例証的な例として与えられる以下の説明に基づいて良好に理解されることになるであろう。
乗り物にマウントされたときのいくつかの動作位置における第1の実施態様の運転室懸架ユニットを略図的に示した側面図である。 乗り物にマウントされたときのいくつかの動作位置における第1の実施態様の運転室懸架ユニットを略図的に示した側面図である。 乗り物にマウントされたときのいくつかの動作位置における第1の実施態様の運転室懸架ユニットを略図的に示した側面図である。 運転室懸架ユニット上における運転室によって誘導される垂直荷重を運転室の垂直変位に対して図解したグラフである。 製造プロセスの間の中間段階における図1の運転室懸架ユニットを、より小さい縮尺で示した側面図である。 第2の実施態様による運転室懸架ユニットを示した斜視図である。 図6の運転室懸架ユニットの分解斜視図である。 第3の実施態様の運転室懸架ユニットを示した側面図である。 図1の位置と類似の位置における第4の実施態様による運転室懸架ユニットを示した側面図である。 多様な動作位置における第5の実施態様の運転室懸架ユニットを表わした側面図である。 多様な動作位置における第5の実施態様の運転室懸架ユニットを表わした側面図である。 多様な動作位置における第5の実施態様の運転室懸架ユニットを表わした側面図である。 第6の実施態様の運転室懸架ユニットを表わした側面図である。 第6の実施態様の運転室懸架ユニットを表わした側面図である。
図1は、トラック等の乗り物の運転室1とシャーシ51の間に配される運転室懸架ユニット100を図解している。運転室懸架ユニット100は、回転側の部品151および静止側の部品101を包含する。回転側の部品151は、静止側の部品101に関して、および運転室1に関して軸Y151まわりに回転することが可能であることから『回転する』と称され、静止側の部品101は、運転室1に関して移動しないことから『静止している』と称されている。回転側の部品151のこの回転運動は、シャーシ51に関する運転室1の垂直運動に、したがってこの乗り物が走行する道路の非平坦性に起因する。軸Y151まわりの回転側の部品151の回転振幅は、30°より下に制限される。言い換えると回転側の部品151は、静止側の部品101に関して、限定された振幅を伴って回転することが可能である。
回転側の部品151および静止側の部品101のこの回転運動は、レバー型懸架装置として設計される懸架装置に起因する。回転側の部品151は、レバー52の一端に配置されるシャフト521に確保されている。シャフト521は、軸Y151に沿って延びている。軸Y151は、水平方向に関してわずかに傾斜させられるか、または勾配が付けられることがあるため、『概して』水平であると言う。レバー52は、長さ方向の垂直平面内に延びる概してまっすぐな形状であり、Y軸に平行な軸Y52まわりに回転できるようにそれの第2の端においてブラケット53にピボット運動可能に接続されている。ブラケット53は、シャーシ51に確保されている。レバー52は、このようにシャーシ51に関節接続される。したがって、シャフト521、レバー52、およびブラケット53は、回転側の部品151をシャーシ51へ接続するための手段を構成する。レバー52は、運転室1の底部および前方に向かって傾斜が付けられる。言い換えるとレバー52の軸Y52は、乗り物の加速または減速の結果としてもたらされる長さ方向の力が打ち消されるように、軸Y151のわずかに前方であり、かつそれの下に位置する。
運転室懸架ユニット100は、運転室1とシャーシ51の間における相対的な垂直運動を許容するために運転室1の前方エリアの下にマウントされるべく設計されている。図1においては、XYZ参照フレームのZ軸によって上方へ向かう垂直方向が図解されている。X軸は、乗り物の前方へ向かう移動方向を表わす。Y軸は、乗り物の横行方向を表わす。X軸およびY軸は、両方ともに、乗り物が水平表面上に位置するとき、概して水平となる。長さ、幅、および高さは、それぞれX、Y、およびZ軸に沿って定義される。運転室1の前方の端は、運転室1が軸Y52まわりにピボット運動ができるようにシャーシ51にピボット可能に確保されている。運転室1の前方の端の右左それぞれの側に、それぞれ1つの運転室懸架ユニット100が存在する。それに代えて、運転室のそれぞれのコーナ、すなわち前方および後方のそれぞれの端のそれぞれの側に1つずつ、合わせて4つの運転室懸架ユニットを備えることができる。
この第1の実施態様においては、静止側の部品101が、中心に中空部を伴い、かつ円形の基本の円筒の形状で外側表面を伴う概して管の形状を有する。静止側の部品101の外側表面は、任意の周知の手段によって、たとえば溶接、接着、またはキーによって静止フレーム141に堅固に確保される。静止フレーム141は、静止側の部品101を囲い込む管および固定プレート142を包含し、後者は、任意の周知の手段によって、たとえばリベット、溶接、またはボルトによって運転室1に確保される。したがって静止フレーム141は、それの固定プレート142とともに、静止側の部品101を運転室1に接続するための手段を形成する。
通常、乗り物は、それのシャーシ51にそれの運転室1を支持させるために、運転室懸架ユニット100の種類の運転室懸架ユニットを少なくとも2つ包含することになるであろう。1つの実施態様においては、第1の運転室懸架ユニットが運転室1の前方の領域内の右側に配置され、他方の運転室懸架ユニットが運転室1の前方の領域内の左側に配置される。これら2つの運転室懸架ユニット100は、両方ともに、シャーシ51の上において運転室1を弾性的に、かつ柔軟に支持するべく働く。
運転室懸架ユニット100の全体的な幅は、軸Y151によって表わされる横行方向に沿って考えた場合に、50mmから150mmまでの間になる。いずれにしても好ましくはそれが110mmより小さい。したがって、運転室懸架ユニット100は、極めてコンパクトである。それに加えて、2つの並列の運転室懸架ユニット100の使用は、運転室1のローリング運動を許容しつつ、しかもそれらの運動の良好なフィルタリングおよび弱化を提供する。
この実施態様においては、回転側の部品151が、全体として、それぞれが比較的細い2つの上側アームおよび比較的太い足を伴う”Y”字の形状を有する。この比較的複雑な形状は、回転側の部品151に実行が意図された機能によって決定され、それについては後に述べる。回転側の部品151は、静止側の部品101の中に完全に囲い込まれている。したがって、回転側の部品151が運転室懸架ユニット100の内側の部品を形成し、静止側の部品101が運転室懸架ユニット100の外側の部品を形成する。
運転室懸架ユニット100は、さらに、第1の構成要素111、2つの第2の構成要素121および125、2つの第3の構成要素131および135を包含する。ここでは、これらの構成要素がすべて、概略で等方性の、したがって特に圧縮下において弾性を有する。この実施態様においては、第1、第2、および第3の弾性構成要素111、121、125、131、および135が別個、すなわち単一体ではなく、ここではそれらが、機械的な荷重が掛けられたときに弾性的に変形することができるようにラバー等のエラストマ材料から作られる。それに代えて、第1および第2の弾性構成要素を、それらが1つの一体化された構成要素を形成するように単一体にすることも可能である。しかしながら第2および第3の弾性構成要素は、別個の構成要素とする。
第1の弾性構成要素111は、回転側の部品151と静止側の部品101の間に配される。より詳細に述べれば、第1の弾性構成要素111は、全体的に平行六面体の形状を有する。図1に図解されている第1の実施態様においては、第1の弾性構成要素111が、上方へ向かうZ軸に関して、軸Y151の垂直上方に配置される。
それの上側および下側の表面のそれぞれは、静止側の部品101および回転側の部品151にそれぞれ属する対応する表面102および152に接着されている。両方の接着表面102および152は、柱体の断面の形状を有し、それらは互いに概略で平行である。接着表面102は、静止側の部品101から堅固に、軸Y151に向かって突出する間柱107によって画定される。接着表面152は、回転側の部品151の上面において、回転側の部品151の上側アームの間に広がる表面によって画定される。
第1の弾性構成要素111は、回転側の部品151上において、運転室1によって誘導された荷重Lから結果としてもたらされる概ね垂直な力を伝達することが可能であり、それがベクトルFによって図解されている。実際、第1の弾性構成要素111は、概略で垂直、すなわちZ軸と平行に、かつ半径方向に、すなわち軸Y151対する割線の方向に沿って延びている。言い換えると、第1の弾性構成要素111は、シャフト521の垂直上方に配されている。さらにまた、接着表面102および152は、軸Y151に対していずれも概して平行である。第1の弾性構成要素111は、したがって主として、間柱107からシャフト521へ、さらにはレバー52へ力Fを伝達する。第1の弾性構成要素111は、それが表面102および152に確保されているとき、垂直軸Yに沿った圧縮において好ましくは硬直であるが、剪断方向、すなわち軸XまたはYに沿った方向においてはむしろ柔軟である。
第2の弾性構成要素121および125は、いずれも回転側の部品151と静止側の部品101の間に配されている。第1の弾性構成要素111と同様に、第2の弾性構成要素121および125は、両方ともに平行六面体の形状を有している。図1から理解できるとおり、第2の弾性構成要素121および125は、軸Y151に関して概して対称な位置および向きに配置されている。実際、第2の要素121は、軸Y151の右上方に配置され、第2の要素125は軸Y151の左下方に配置される。第2の弾性構成要素121および125は、回転側の部品151および静止側の部品101のうちの一方または両方に確保されるとし得る。それらは、接着によって、または任意の等価手段によって確保することができる。以下において理解されるとおり、第2の構成要素は、これらの構成要素がそれらの部品のうちの一方だけに確保されていれば充分であるように、回転側の部品と静止側の部品の間における圧縮において本質的に応力が加えられることになる。
第2の弾性構成要素121の1つの面が、静止側の部品101に属する平面状表面103と協働し、第2の弾性構成要素121のそれとは反対側の面が、回転側の部品151に属する平面状表面153と協働する。同じ形で第2の弾性構成要素125の対向する面が、それぞれ、静止側の部品101の平面状表面105および回転側の部品151の平面状表面155と協働する。
それらそれぞれの形状および配置に起因して、第2の弾性構成要素121および125に加えられる応力の殆どが圧縮におけるものとなる。それぞれの第2の弾性構成要素121または125は、それらの配置に起因して、主として静止側の部品101によって回転側の部品151上に誘導された荷重から結果としてもたらされる、以下においてTおよびTまたはTおよびTとする力を軸Y151まわりに伝達することが可能である。力TおよびTまたはTおよびTは、回転側の部品151の回転を制限するか、または阻害するトルクを生成する。それぞれの第2の弾性構成要素121または125は、したがって、回転側の部品151が添付図面の図1乃至3に図解されている位置まわりに時計方向に回転するとき、それの回転運動を低下させるべく配されている。
それに加えて、2つの第3の弾性構成要素131および135が、回転側の部品151と静止側の部品101の間に配されている。第3の弾性構成要素131および135は半円柱の形状であるが、半球、平行六面体等の形状とすることも可能である。第3の弾性構成要素135は、軸Y151に関して、第3の弾性構成要素131と概して対称な位置および向きに配置されている。図1から理解できるとおり、第3の構成要素131は、左向きおよび下向きに配されており、第3の弾性構成要素135は、どちらかというと右向きおよび上向きに配されている。
第3の弾性構成要素131は、静止側の部品101に属する突出した三角形108によって画定される平面状表面104に接着によって確保される。同じ形で弾性構成要素135は、静止側の部品101に属する突出した三角形109によって画定される平面状表面106に確保される。第1および第2の弾性構成要素111、121、および125とは異なり、第3の弾性構成要素131および135は、回転側の部品151に確保されない。したがって、それぞれの第3の弾性構成要素131または135は、静止側の部品101にだけ取り付けられる。それに代えて、第3の弾性構成要素131および135を、そのほかの任意の等価手段によって静止側の部品101に確保することは可能である。
図5は、製造プロセスの間の中間段階における図1の運転室懸架ユニットを示している。第1および第2の弾性構成要素111、121および125が静止側の部品101と回転側の部品151の間に前もってモールドされるか、またはそれらのうちの少なくとも1つに確保され、結果としてこのように、第3の弾性構成要素131および135を伴わない中間部品がもたらされる。図5に示されているこの位置においては、第1または第2の弾性構成要素111、121、または125に応力が加えられない。結果としてもたらされる運転室懸架ユニット100は、図2の中央位置とは異なる第1のマウント位置にある。
第3の弾性構成要素131および135は、それらの将来的な位置に破線で図解されており、そこから、第2の弾性構成要素が『無荷重』のときにそれらが回転側の部品と干渉することが理解できる。その場合の中間ステップは、静止側の部品101への第3の弾性構成要素131および135の確保になる。このステップは、回転側の部品を、第2の構成要素が圧縮される第2のマウント位置(図示されていないが、たとえば図1のそれに類似)まで回転することを必要とする。第3の構成要素が正しい位置に収まった後は、これら2つの部品を解放することが可能であり、その後それらは、乗り物への取り付け前でさえも第2および第3の弾性構成要素の両方に圧縮における応力が加えられる無荷重位置を占める。
言い換えると、第1および第2の構成要素を単一部品として作ること、または実施態様に示されているとおり、独立した部品として作ることが可能であり、第3の構成要素は、好ましくは独立した部品として作られる。
次に、図1、2、および3の間における比較の観点から運転室懸架ユニット100の動作をより詳細に説明する。運転室懸架ユニット100について、図2は中央または『中立』位置を、図1は下側または『低』位置を、図3は上側または『跳ね上がり』位置を表わしている。レバー52がそれの軸Y52まわりに反時計方向に回転し、回転側の部品151がそれの軸Y151まわりに反時計方向に回転して、図1の位置から図2の位置を経由して図3の位置になる。
図2は、図1および3にそれぞれ図解された位置の間の中間的な位置に対応する。運転室1は、シャーシ51の基準表面に関して高さHに位置し、これは、図1および3それぞれの位置における運転室1の高さHと高さHの間の高さを構成する。図2の中間位置においては、レバー52の軸X52が、シャーシ51の方向X51と中央値の角度Aを形成する。この位置は、運転室懸架ユニット100が運転室1の重量に対応する静止荷重のみを伝達することから、『中立』と呼ばれる。その種の静止荷重は、シャーシ51の上に運転室1が懸架されている限り存在する。
図2の位置においては、第1および第2の弾性構成要素111、121、および125が、静止荷重の結果としてもたらされる圧縮応力のみを支える。それに加えて、第3の弾性構成要素131および135は、この『中立』位置においていかなる応力も支えない。実際、第3の弾性構成要素131および135は、回転側の部品151からそれぞれの距離d131およびd135のところに位置しており、その結果、それらは回転側の部品151と接触しない。第3の弾性構成要素131および135は、運転室1がシャーシ51から離れており、それがあらかじめ決定済みの距離Hより小さい限り、回転側の部品151からそれぞれの距離d131およびd135のところにある。
図1は、運転室1が低い位置、すなわち運転室1がシャーシ51に向かって下向きに移動した位置、したがって静止荷重に動荷重が追加される位置に対応しており、そのことから図1の位置は『低』位置と呼ばれる。その種の動荷重は、たとえばシャーシ51が運転室に関して上に急激に移動するとき、すなわち乗り物の車輪が***に当たったときに生じる。その種の位置においては、運転室1が、シャーシ51の基準表面に関して高さHに位置する。それに加えて、レバー52の長さ方向の軸X52が、シャーシ51を特徴付ける水平方向X51に関して小さい角度Aを形成する。角度Aは、図2の『中立』位置に関して概略で‐15°に対応する。図1の位置においては第2の弾性構成要素121および125に圧縮応力が加えられ、第1の弾性構成要素111に圧縮および剪断両方の応力が加えられるが、第3の弾性構成要素131および135には、いずれの応力も掛けられない。
図3の位置は、運転室1が運転室懸架ユニット100上において跳ね上がったことから、『跳ね上がり』位置と呼ばれる。図3は、運転室1が高い位置、すなわち運転室1がシャーシ51から離れて上向きに移動し、したがって静止荷重に動荷重を追加する位置に対応している。その種の動荷重は、たとえばシャーシ51が運転室に関して下に急激に移動するとき、すなわち乗り物の車輪が道路の穴の上を走行するときに生じる。図3に図解された位置は、運転室1がシャーシ51から離れる方向にあらかじめ決定済みの距離を超えて移動するとき、すなわち、回転側の部品151の足および左の上側アームがそれぞれ、第3の弾性構成要素131および135との接触に到達するときに生じる。
図3の位置においては、運転室1が、シャーシ51の基準表面に関して高さHに位置する。それに加えて軸X52が、シャーシ51の方向X51と大きな角度Aを形成する。角度Aは、図2の『中立』位置に関して概略で+15°に対応する。図3は、第3の弾性構成要素131および135に主として圧縮応力が加えられ、シャーシ51に関する運転室1の垂直運動によって誘導された動荷重の殆どを伝達する位置を図解している。第3の弾性構成要素131および135は、したがって、回転側の部品151が図3に図解されている位置から反時計方向に回転するとき、それの回転運動を低下させることが可能である。
好ましくは、この図3の位置においてもまだ、第2の弾性構成要素121および125にわずかな圧縮応力が加えられているか、または応力が加えられない。極端な位置においては、第2の構成要素121および125が静止側の部品101および回転側の部品151の両方に確保されている場合に、それらにわずかな引っ張り応力が加えられる可能性がある。第1の弾性構成要素111には、圧縮および剪断の両方の応力が加えられる。第1の弾性構成要素111は、概略でピボット接続として機能し、静止側の部品101と回転側の部品151の間においてY方向にスライドする。
静止側の部品101に関して回転側の部品151が制限された振幅を伴って回転するとき、上側アームおよび足のそれぞれの半径による上側アームおよび足の変位は、レバー・アームに関するレバー52の長さによる運転室1の垂直変位に対応する。これらのレバー・アームは、運転室1の最大垂直変位および第1、第2、および第3の弾性構成要素111、121、125、131、および135の許容可能な圧縮に応じて選択される。
『中立』位置とは異なり、図1の『低』位置および図3の『跳ね上がり』位置は、運転室1とシャーシ51の相対的な運動によって誘導される高い荷重Lの伝達に対応する。一方における図1の『低』位置においては、第1の弾性構成要素111が、合成された静止荷重および動荷重に対応する力Fを伝達し、第2の弾性構成要素121および125が、トルクを生成する大きな動的な力TおよびTを伝達する。これに対して図3の『跳ね上がり』位置においては、その場合にも第1の弾性構成要素111が、合成された静止荷重および動荷重に対応する力Fを伝達し、第2の弾性構成要素121および125が、トルクを生成する大きな動的な力TおよびTを伝達するが、後者は、力TおよびTによって生成されるトルクに関して反対の方向に指向される。
それに加えて、図示されていないが、第2および第3の弾性構成要素121、125、131、および135のいずれもが圧縮状態となる運転室懸架ユニット100の位置が存在する。その種の位置は、『跳ね上がり』位置と、第2の弾性構成要素121および125が再び圧縮される位置の間における遷移を表わす。
図4は、シャーシ51上の運転室1によって誘導される荷重Lをシャーシ51に関する運転室1の変位ΔHに関して示したグラフである。この変位ΔHは、現在の高さHから『中立』の高さHを減じた値、すなわちΔΗ=H−Hに対応する。運転室1の変位ΔHは、荷重Lが静止荷重のみとなる高さから運転室1の現在の高さを差し引くことによって与えられる。さらにまた、運転室懸架ユニット100に対する動荷重は、軸Y151まわりの反作用トルクを生成する力TおよびTおよび/またはTおよびTの増加または減少を結果としてもたらす。図4のグラフにおいては、荷重Lがデカニュートン(daN)で表わされ、変位ΔHがミリメートル(mm)で表わされている。
この曲線は、変位ΔHの大きな増加、たとえば25mmが、荷重Lの小さい増加、たとえば300daNに対応することから、弱い傾斜を伴った直線の形状となる中央部分2を有する。この中央部分2は、第2の弾性構成要素121および125の圧縮が小さい静止荷重Lに対応する。この間に、回転側の部品151は、時計方向にわずかに回転して図2に示されている『中立』位置から離れる。ここでは乗り物に、約800daNの重量のある運転室を協働して支える4つの運転室懸架ユニットが装備されることから、変位ΔH=0、すなわち図2の『中立』位置においては静止荷重Lが約200daNに等しくなる。
したがって、中央の直線2は、搭乗者にとって極めて快適な運転室懸架ユニット100の挙動を表わす。これをねらいとして、第2の弾性構成要素121および125および第1の弾性構成要素111の寸法および弾性係数が選択されて、『中立』または中央位置のまわりの大きな変位に関して比較的低い硬直度を伴う運転室懸架ユニット100が提供される。それに加えて、第1の弾性構成要素111が圧縮において比較的高い硬直度を示すように第1の弾性構成要素111の弾性係数が選択される。これは、垂直方向の力の第2および第3の弾性構成要素121、125、131、および135への伝達を低減し、したがってそれらに剪断モードの過大な応力が加えられることを回避する。
さらに、中央の直線2の右側に遷移エリア23を超えて曲線3が延びている。右側の曲線3は、シャーシ51へ向かう運転室1の極端な変位ΔHに対応する高い荷重Lを表わす。右側の曲線3の傾斜は、変位ΔHが増加するに従ってますます急峻になる。これは、図1の『低』位置に対応し、それにおいては回転側の部品151が時計方向に回転し、したがって第2の弾性構成要素121および125を強く圧縮する。第2の弾性構成要素121および125は高い圧縮を受けるが、それらの弾性係数の増加に起因して、より小さい変形しか呈さない。これは、運転室懸架ユニット100の高い硬直度に対応する。
図4の右側の曲線3の反対側の中央の直線2の左側には、曲線4が示されており、それにおいては回転側の部品151が反時計方向に図3の『跳ね上がり』位置に向かって回転し、第3の弾性構成要素131および135との接触に達する。遷移エリア24を超えると左側の曲線4は、変位ΔHが絶対値において増加するに従ってますます急峻になる。この左側の曲線4に沿って、第3の弾性構成要素131および135が圧縮において働き、高い弾性係数を示す。これはまた、運転室懸架ユニット100の高い硬直度にも対応し、小さい変位ΔHにもかかわらず荷重Lの高い伝達を伴う。
図1の位置は、図4のグラフ上の遷移エリア23に対応しており、図3の位置は図4のグラフ上の遷移エリア24に対応している。
運転室懸架ユニット100のこの種の非線形硬直度を伴った挙動は、多くの場合において運転室の搭乗者に快適な状態を提供することを可能にするだけでなく、運転室1の非常に大きな変位の必要性を回避することも可能にする。実際、高い荷重Lは、運転室1が『低』であるか、または『跳ね上がり』であるかによらず、小さい極限の変位を伴って、かつ弾性構成要素の高い弾性係数を介してシャーシ51に伝達される。
それに加えて第1、第2、および第3の弾性構成要素111、121、125、131、および135が、引っ張りおよび剪断において働くことは殆どない。実際、これらの弾性構成要素は、ラバー等のエラストマ材料から作られ、それらは引っ張りより圧縮に対してはるかに耐えることが可能である。したがって、第1、第2、および第3の弾性構成要素111、121、125、131、および135は、より長いサービス寿命を有することが可能である。
さらにまた、運転室懸架ユニットの設計が、運転室の下向きおよび上向きの運動のため、すなわち運転室がシャーシに向かって、またはそれから離れる方向に移動するときのために別個の硬直度を選択することを可能にする。
図6および7は、別の実施態様による運転室懸架ユニット300を図解している。運転室懸架ユニット300の基本的な部品は、図1乃至3に示した運転室懸架ユニット100の対応する部品の構造と極めて類似する構造を有する。多くの場合において、運転室懸架ユニット300の部品の参照番号は、対応する構造を有する運転室懸架ユニット100の部品の参照番号に200を加えることによって直接的に導くことができる。
したがって、運転室201、シャーシ251、ブラケット253、およびレバー252を、横行する軸Y252とともに定義することができる。図6および7は、図1乃至3と同じ、水平平面をXYとするXYZ基準フレームを有する。運転室懸架ユニット300は、静止側の部品351および回転側の部品301を包含する。より詳しくは図7に見ることができるとおり、外側になる回転側の部品351は、運転室懸架ユニット100の、外側になる静止側の部品101と同じジオメトリまたは設計を有する。同じ態様で、内側になる静止側の部品351は、運転室懸架ユニット100の、内側になる回転側の部品151と同じジオメトリまたは設計を有する。
静止側の部品301は、2つのフランジ11および12を介して運転室201に接続される。フランジ11および12は、運転室懸架ユニット300の各側に延びており、ボルト13によって運転室201に確保される。2本のボルト14が、フランジ11および12を静止側の部品301に固定する。したがって、静止側の部品301は、運転室1に関して静止していると言われる。
回転側の部品351は、静止側の部品301および運転室201に関して回転することが可能である。回転側の部品351は、それの外側に、レバー252の内側円筒状表面にある溝2520と係合するキー3510を有する。したがって回転側の部品351はレバー252に確保され、後者はブラケット253にピボット接続される。ブラケット253は、シャーシ251と同等の部分的に示されているシャーシに取り付けられる。
図1乃至3に図解された実施態様とのもう1つの相違は、回転側の部品351および静止側の部品301が、回転側の部品151および静止側の部品101に関して上下逆に位置決めされていることである。たとえば、図7に見ることができるとおり、静止側の部品301の足が上側に配置されており、静止側の部品301のアームが下側に配置されている。
運転室懸架ユニット300は、さらに、第1の弾性構成要素311、2つの第2の弾性構成要素321および325、2つの第3の弾性構成要素331および335を包含する。これらの弾性構成要素は、運転室懸架ユニット100の対応する弾性構成要素と同じジオメトリおよび同じ配置を有する。しかしながら、回転側の部品351および静止側の部品301が回転されて上下逆になっていることから、第1の弾性要素311は、回転側の部品351の下側に配置されている。第1の弾性構成要素は、間柱107と類似の間柱357に確保されている。第2の弾性構成要素321および325のそれぞれは、1つの面が静止側の部品301に確保され、別の面が、回転側の部品351によって画定される突出した三角形359および358にそれぞれ確保される。第3の弾性構成要素331および335は、回転側の部品351に確保されているが、静止側の部品301には確保されていない。
運転室懸架ユニット100および300は、概して同一の形で動作する。したがって、運転室懸架ユニット300の動作についてはこれ以上ここで説明しない。
図8は、第3の実施態様の運転室懸架ユニット400を図解しており、これは、図1乃至3の運転室懸架ユニット100と非常に類似している。運転室懸架ユニット400の部品の参照番号は、運転室懸架ユニット100の対応する部品の参照番号に300を加えることによって直接的に導くことができる。したがって、静止側の部品401、回転側の部品451、第1の弾性構成要素411、第2の弾性構成要素421および425、第3の弾性構成要素431および435を定義することが可能である。
上にリストした部品は、運転室懸架ユニット100の対応する部品と同じ構造および機能を有する。運転室懸架ユニット400と運転室懸架ユニット100の間における唯一の相違は、第1および第2の弾性構成要素411、421、および425が、ラバー等のエラストマ材料と鋼等の金属からなるいくつかの交番する層を包含していることである。各層は、エラストマ材料であるか金属であるかによらず、それぞれの弾性構成要素411、421、または425の接着面と概して平行に広がっている。その種の多層構造の弾性構成要素411、421、および425は、主として圧縮硬直度に対する剪断硬直度の比を変化させる。より正確に述べれば、機能的な要件に従って、Y軸に沿った硬直度を修正することを可能にする。
図9は、第4の実施態様の運転室懸架ユニット500を図解しており、これは、図1乃至3の運転室懸架ユニット100と極めて類似している。運転室懸架ユニット500の部品の参照番号は、運転室懸架ユニット100の対応する部品の参照番号に400を加えることによって直接的に導くことができる。したがって、静止側の部品501、回転側の部品551、第1の弾性構成要素511、第2の弾性構成要素521および525、第3の弾性構成要素531および535、間柱507、平面状表面503、504、505、506、553、554、555、および556を定義することが可能である。
上にリストした部品は、運転室懸架ユニット100の対応する部品と同じ構造および機能を有する。運転室懸架ユニット500と運転室懸架ユニット100の間における主要な構造的相違は、回転側の部品151が全体的に『Y』字形状を有するのに対して、回転側の部品551が、2つの比較的細い上側アームおよび太い足を伴った全体的に『X』字形状を有することである。回転側の部品551の足は、回転側の部品151の足より太い。
言い換えると、一方においては対向する平面状表面553および555が、他方においては対向する補助的な平面状表面554および556が相互に平行であり、かつ軸Y551から同じ距離にある。一方においては平面状表面553および555が軸Y551に関して対称であり、他方においては補助的な平面状表面554および556が軸Y551に関して対称である。補助的な平面状表面554および556は、それぞれ、前記第3の弾性構成要素531および535と協働するべく配される。
その結果として、補助的な平面状表面504および506が、それぞれ、平面状表面503および505に関して反時計方向に概略で110°になる方向に沿って広がっていることが運転室懸架ユニット500と運転室懸架ユニット100の間における別の相違となり、運転室懸架ユニット100においてはそれが130°である。図1、2、および3の間の比較から導かれ、また図9から理解できるとおり、平面状表面503と553の間における角度B、および平面状表面505と555の間における角度Bのそれぞれは、当然のことながら静止側の部品および回転側の部品の相対的な位置に従って変化し、概略で0°と40°の間になる。したがって、角度BおよびBは45°より小さい。
この種の”X”字形状は、2つの力T、すなわち合同であり、したがって軸Y551まわりに純粋なトルクを生成する力の伝達を可能にすることから運転室懸架ユニット500の緩衝またはフィルタリングの効率を増強する。このトルクは、軸Y551上に完全に中心が置かれることから”純粋”と称される。両方の力Tは、相互に平行であり、かつ軸Y551に中心が置かれる円に関して正放線方向、すなわちそれの半径方向に直交する。この種の回転側の部品は、あらゆる擾乱的な力を回避する。
同じ態様において、回転側の部品551が反時計方向に回転し、第3の弾性構成要素131および135との接触に達すると、合同かつ平行な、したがって軸Y551まわりに純粋なトルクを生成する2つの力を伝達することが可能になる。
図示していない実施態様の運転室懸架ユニットによれば、外側の部品が101となるか351となるか、あるいは内側の部品が151となるか301となるかにはよらず、第3の弾性構成要素が外側の部品ではなく内側の部品だけに取り付けられる。この実施態様においては、内側の部品が回転側の部品または静止側の部品のいずれかとすることが可能であり、逆を言えば、外側の部品が静止側の部品または回転側の部品のいずれかとすることが可能である。
図示していない実施態様の乗り物によれば、運転室の後方エリアの下側に2つの運転室懸架ユニットをマウントし、運転室が横行軸まわりにピボットすることが可能となるように運転室の前方の端をピボット可能にシャーシに確保することができる。
図示していない別の実施態様によれば、第1のエラストマ構成要素によるリンクを行なわずに、回転側の部品および静止側の部品を直接接触させることが可能である。その種の実施態様においては、回転側の部品および静止側の部品それぞれの接触表面が概して円柱状になり、それらは、互いに対してスライドすることができる。第1の構成要素は、その場合に、外側の部品から離れて内側の部品と接触する間柱107より高い間柱によって構成される。図示していないさらに別の実施態様においては、静止側の部品に対して回転側の部品が限定された振幅を伴って回転することが可能となるように中心シャフトを支え、それによって最初の3つの実施態様に示されている第1の弾性構成要素を置き換えるために、フランジ11および12に類似する2つのラテラル・フランジが静止側の部品に取り付けられる。
図10乃至12には、図1、2、および3に関して説明した構造に類似する第5の実施態様の運転室懸架ユニット600が、それぞれの同じ位置で表わされている。運転室懸架ユニット600の部品の参照番号は、運転室懸架ユニット100の対応する部品の参照番号に500を加えることによって直接的に導かれる。第1の実施態様と比較すると、この実施態様は、2つの摩擦アレンジメント660、670をさらに包含することを特徴とする。
各摩擦アレンジメントは、回転側の部品651に接続されている回転側のスライド表面661、671、および静止側の部品601に接続されている静止側のスライド表面662、672を包含する。これらのスライド表面のうちの少なくとも1つ、この実施態様においては両方の摩擦アレンジメントの静止側のスライド表面662、672が、弾性要素663、673によって対応する部品に接続されている。
これらの摩擦アレンジメントのうちの1つの660は、図11の中立位置と図10の低位置の間において懸架ユニットが移動するときに作用し、荷重時摩擦アレンジメント660と呼ぶことができるが、それのためのスライド表面661、662は、回転側の部品が第1の位置、または中立位置から第2の位置、または低位置まで回転するとき、スライド表面の一方が他方に対してスライドし、弾性要素663が初期状態から最終状態まで漸増的に圧縮され、それによってこれら2つのスライド表面の間における接触力が増加するように、一方が他方に関して配される。
この摩擦アレンジメントのねらいは、ショック・アブソーバと同様にして懸架ユニットの中立位置まわりのそれの潜在的な振動が漸進的に止められるように、回転側の部品と静止側の部品の間において摩擦損失を作り出すことである。
この実施態様においては、回転側のスライド表面661が、回転側の部品651の周縁、より正確には回転側の部品651の半径方向に延びる部分、たとえばそれの左上側アームの末端に配され、したがって軸Y651まわりに円運動を描くことがわかる。回転側のスライド表面は、好ましくは丸められ、かつ凸状であり、それの曲率中心が軸Y651側にある。静止側のスライド表面は、弾性要素663の内側表面上にあるプレート要素664の内側を向く表面であり、当該弾性要素自体は、静止側の部品601の内側円周表面603bに固着される。弾性要素663は、たとえばラバー等のエラストマ材料から作ることが可能であり、半径方向に測定したとき、軸Y651まわりの角度スパンに沿って増加する厚さを呈する楔形状を有する。それの厚さは、回転側の部品の中立位置にあるときに回転側のスライド表面と向かい合う位置の方が、低位置にあるときに回転側のスライド表面と向かい合う位置よりも低い。その結果、プレート要素664は、軸Y651上に中心が置かれる円に関して角度が付けられたスライド表面662を有するが、プレート要素自体は、一定の厚さを有するとすることも可能であり、また増加する厚さを有するとすることも可能である。言い換えると、スライド表面662は、回転側の部品の回転軸Y651に関する円周表面に沿って本質的に配されるが、静止側のスライド表面が回転側のスライド表面の軌跡と干渉するように当該円周表面に関して反らされる。したがって、弾性要素663の圧縮性に起因してプレート要素664が回転側の部品によって外向きに変位可能となることから、中立位置から低位置への回転側の部品651の移動が可能になる。弾性要素の圧縮は、対応する力を作り出し、この力は、半径方向および接線方向両方の成分を有する。半径方向の成分自体は、軸Y651まわりに実質的なトルクを作り出さない。これに対し、弾性部品の圧縮は、2つのスライド表面の間の接触力を増加させ、それがこれら2つの表面の間の摩擦を増加させる。これらの摩擦力は、実質的に円周方向に向けられ、静止側の部品に関する回転側の部品の両方向の運動に抗するトルクを作り出す。したがって、摩擦力の増加は、摩擦によって誘導されるエネルギ損失も増加させる。
この増加する摩擦のために、振動を制動する量が、回転側の部品と静止側の部品の間における移動の量とともに増加することになり、したがってシャーシに関する運転室の移動の量とともに増加することになる。この種の摩擦アレンジメントは、懸架ユニットに掛かる動荷重とともに増加する振動を制動する量を達成する。
好ましくは、図10乃至12に示されているとおり、運転室懸架ユニットが少なくとも第2の摩擦アレンジメント670を包含することになる。この第2の摩擦アレンジメント670は、図11の中立位置と図12の高位置の間において懸架ユニットが移動するときに作用し、跳ね上がり摩擦アレンジメント670と呼ぶことができるが、それのためのスライド表面661、662は、回転側の部品が、第3の位置、この場合にもそれが中立位置となるが、そこから第4の位置、または高位置まで回転するとき、スライド表面671、672の一方が他方に対してスライドし、弾性要素673が初期状態から最終状態まで漸増的に圧縮され、それによってこれら2つのスライド表面の間における接触力が増加するように、一方が他方に関して配される。
好ましくは、回転側の部品の第2と第4の位置の間のすべての位置にわたって少なくとも1つの摩擦アレンジメントが作用するように、第1の摩擦アレンジメントが作用する第1と第2の位置の間、および第2の摩擦アレンジメントが作用する第3と第4の位置の間の範囲が少なくとも部分的にオーバーラップする。図示されている実施態様においては、オーバーラップが最小となる傾向にあるが、それにもかかわらず、運転室懸架ユニットの高と低の位置の間におけるすべての位置にわたって少なくとも1つの摩擦アレンジメントが作用することが可能になるように、第1および第3の位置が実質的に同一であり、図11に図示されている中立位置に対応する。
それとは逆に、いくつかの応用においては、2つの摩擦アレンジメントが、中立位置まわりの回転側の部品の少なくともいくつかの位置にわたっていずれも作用しないという好ましいことになるであろう。その種の場合においては、第1と第2の位置の間の範囲と第3と第4の位置の間の範囲が分離される。
上で述べた実施態様においては、スライド表面の間の接触力の多様性が、軸Y651まわりの同一の円に沿っていない2つのスライド表面の相対的な向きによって獲得される。
図示されていない実施態様においては、スライド表面のうちの少なくとも1つを可動スライド表面とすることを規定することが可能であり、それにおいて可動スライド表面は、回転側の部品が第1の位置から第2の位置まで回転するときに2つのスライド表面の間の接触力を増加させる形で回転側の部品に関して当該可動スライド表面の変位を生じさせるカム‐ベースのメカニズムを通じて対応する部品に接続される。たとえば、カム‐ベースのメカニズムは、回転側の部品の回転軸に関して半径方向に沿って少なくとも部分的に可動スライド表面の変位を生じさせることができる。
いずれの場合においても、スライド表面が、良好な相対的摩擦係数および良好な相対的摩損耐性を呈するような材料から好ましく作られる。ここで、同じの摩擦アレンジメントの両方のスライド表面が必ずしも同一の材料から作られる必要がないことに言及しておくことは有用であろう。実際、スライド表面を作るために使用される材料は、エネルギの散逸に摩擦が使用される、ブレーキ・アレンジメントまたは摩擦クラッチ・アレンジメントといったこのほかのアレンジメントに使用されている種類のものとすることが可能である。また、特に図に示していないが、回転側のスライド表面の材料と回転側の部品の残りの部分の材料を必ずしも同一とする必要がないように、回転側の部品のスライド表面を当該回転側の部品へのアドオン要素の部品とすることも可能である。たとえば、回転側の部品を、回転側のスライド表面を形成する鋼のアドオン要素を伴ってアルミニウム合金から作ることが可能である。図示されている実施態様におけるプレート要素664、674に属する静止側のスライド表面は、この場合、従来的なブレーキ・パッドと類似の材料から作ることが可能である。当然のことながら、これらの材料を反対にすることもできる。
図示されている実施態様においては、摩擦アレンジメントが、摩損耐性材料によって、すなわちプレート要素によって覆われているエラストマのパッド663を包含しているが、そのほかのアレンジメントも提供することが、特に、1つの部品とすることができるような適正なレベルの弾性および摩損耐性を呈する材料を見つけることができる場合には可能である。
基本的に、弾性要素の弾性係数およびスライド表面の相対的な向き(または、カム‐ベースのメカニズムの場合にはカム・プロファイル)は、回転側の部品の角度変位に対する接触力の増加の量をコントロールする鍵である。当業者であれば、シャーシに関する運転室の変位の大きさに従ってこれらの2つの変量を微調整し、運転室懸架装置の振動を効果的に制限するための適正なエネルギ散逸プロファイルを獲得することが可能となるであろう。
摩擦アレンジメントの2つのスライド表面の間における接触面積が拡大され、それによって摩損が低減されるように、それら2つのスライド表面が軸Y651に沿って懸架ユニットの全寸にわたって好ましく延びることに特に言及することができる。しかしながら、その横行方向に沿って延びる静止側のスライド表面のサイズは、軸Y651まわりの角度位置に伴って変動することが許される。それにより、静止側の部品に関する回転側の部品の位置に応じて、2つのスライド表面の接触面積が変動することができる。また、たとえばプレート要素664、674が、それらの材料に起因して、および/またはそれの限定された厚さに起因していくらかの柔軟性を示し、エラストマ材料のみによって支持される場合には、スライド表面の間における接触作用力の下にそれが変形することできる。これは、スライド表面の接触面積における増加を生じさせることができる。
運転室懸架ユニットのさらに別の特徴によれば、スライド表面のうちの少なくとも1つを、対応する部品に取り外し可能に接続することができる。たとえば、図10乃至12に示されているとおり、跳ね上がり摩擦アレンジメント670は、静止側のスライド表面672を形成するプレート要素674が上に取り付けられる弾性要素673が、たとえばダブテール・アッセンブリを通じて静止側の部品に取り外し可能にマウントされる支持体675に拘束されるように構成される。スライド表面の取り外し可能なマウントは、スライド表面が摩耗したときのそれの容易な交換を可能にする。これに対して、図示された実施態様においては、『荷重時』摩擦アレンジメント660の両方のスライド表面が、対応する部品に対して永続的に接続されている。
図13および14は、第6の実施態様の運転室懸架ユニット700を表わすが、これは手前の実施態様に対して多様な相違点を有する。それにもかかわらず、運転室懸架ユニット700の部品の参照番号は、運転室懸架ユニット100の対応する部品の参照番号に600を加えることによって直接的に導かれる。たとえば第1の構成要素711が、静止側の部品701に接着されていない。この実施態様においては、回転側の部品と静止側の部品の相対的な運動を可能にするために第1の構成要素の変形に頼る代わりに、第1の構成要素が、静止側の部品701の内側円周壁703bに対してスライドすることだけが許容される。第1の構成要素は、たとえばエラストマ材料713から作ることができるが、硬質材料から作ること、および界面要素712を包含することもできる。界面要素は、第5の実施態様の摩擦表面と同様に、それの摩擦特性について選択された材料から作ることができる。逆を言えば、静止側の部品に接続されて、回転側の部品上をスライドする第1の構成要素を提供することが可能である。当然のことながら、この種の特徴は、手前の実施態様のいずれかとともに使用することができる。
第1の構成要素711のこのアレンジメントもまた、前記運転室の荷重によって誘導される垂直力を主として伝達するが、これを用いると、摩擦アレンジメントに懸架の振動を制限する傾向が導入される。
第2に、第1の構成要素711は、容易に交換できるようにダブテール・アッセンブリ714を通じて回転側の部品751に取り外し可能にマウントされる。
また、この実施態様においては、組み合わせによる第3の構成要素と摩擦アレンジメントが提供される。実際、この実施態様は、手前の実施態様にあるような特定の第3の構成要素が示されていない。他方、これには、弾性要素783によって回転側の部品751に接続される回転側のスライド表面781を包含する摩擦アレンジメント780が示されており、当該弾性要素自体は、回転側の部品751上に取り外し可能にマウントされる。静止側のスライド表面782が、この場合においては静止側の部品の内側表面として表わされているが、アドオン要素の表面とすることは可能である。図13および14から理解できるとおり、回転側の部品がこの場合には中立位置となる第1の位置から、この場合には跳ね上がり位置となる第2の位置まで回転するとき、スライド表面781、782の一方が他方に対してスライドし、かつ弾性要素783が初期状態から最終状態まで漸増的に圧縮され、それによってそれら2つのスライド表面の間における接触力が増加するようにスライド表面が互いに関して配される。他方、弾性を有し、かつ回転側の部品と静止側の部品の間に配されるこの摩擦アレンジメント780は、それの弾性要素783が主として圧縮において応力が加えられるように構成される。それによってこの摩擦アレンジメントは、運転室が前記シャーシから離れる方向に移動するとき、回転側の部品の回転運動に抗し、かつそれを低下させる傾向を有する。図に示されているとおり、摩擦アレンジメント780は、第1の構成要素711の実質的に反対側に配置される。
上で述べた実施態様においては、静止側の部品および回転側の部品が同心態様で配されるものとして説明されているが、そのほかの構造も予測できる。たとえば、静止側の部品および回転側の部品を水平軸に沿って横並びに配し、第1、第2、および第3の構成要素をはじめ摩擦アレンジメントを保持する作用表面を形成するための他方の部品の方向において軸方向に突出する部分を備えることができる。
注意する必要があるが、本発明による運転室懸架ユニットには、関連付けされる外部ばね部材の補助を伴うことなく動作することが意図されている。運転室の静止荷重および動荷重を保持するために必要となるばね効果は、本質的に、第2および第3の構成要素によって提供されることになる。第5および第6の実施態様の場合においては、関連付けされるショック・アブソーバを提供することも必要とせずに運転室懸架ユニットが動作可能であり、この機能は、それに埋め込まれた摩擦アレンジメントによって実行される。他方においてこれは、本発明による懸架ユニットを2つ用いて運転室がそれの前方の端においてシャーシ上に懸架され、それの後方の端において従来的なコイルばね/ショック・アブソーバ要素によって懸架されるということが可能であることと矛盾しない。
また、第5および第6の実施態様の特定のアレンジメントは、第1の実施態様のそのほかの特徴との組み合わせで示されているが、ほかの実施態様の特徴と組み合わせることも等しく可能である。
1 運転室
2 中央部分
3 曲線
4 曲線
11 フランジ
12 フランジ
13 ボルト
14 ボルト
23 遷移エリア
24 遷移エリア
51 シャーシ
52 レバー
53 ブラケット
100 運転室懸架ユニット
101 静止側の部品
102 接着表面
103 平面状表面
104 平面状表面
105 平面状表面
106 平面状表面
107 間柱
108 突出した三角形
109 突出した三角形
111 第1の構成要素、第1の弾性構成要素
121 第2の構成要素、第2の弾性構成要素、第2の要素
125 第2の構成要素、第2の弾性構成要素、第2の要素
131 第3の構成要素、第3の弾性構成要素
135 第3の弾性構成要素、第3の構成要素
141 静止フレーム
142 固定プレート
151 回転側の部品
152 接着表面
153 平面状表面
155 平面状表面
201 運転室
251 シャーシ
252 レバー
253 ブラケット
300 運転室懸架ユニット
301 回転側の部品、静止側の部品
311 第1の弾性構成要素
321 第2の弾性構成要素
325 第2の弾性構成要素
331 第3の弾性構成要素
335 第3の弾性構成要素
351 静止側の部品、回転側の部品
357 間柱
358 突出した三角形
359 突出した三角形
400 運転室懸架ユニット
401 静止側の部品
411 第1の弾性構成要素
421 第2の弾性構成要素
425 第2の弾性構成要素
431 第3の弾性構成要素
435 第3の弾性構成要素
451 回転側の部品
500 運転室懸架ユニット
501 静止側の部品
503 平面状表面
504 補助的な平面状表面
505 平面状表面
506 補助的な平面状表面
507 間柱
511 第1の弾性構成要素
521 シャフト、第2の弾性構成要素
525 第2の弾性構成要素
531 第3の弾性構成要素
535 第3の弾性構成要素
551 回転側の部品
553 平面状表面
554 補助的な平面状表面
555 平面状表面
556 補助的な平面状表面
600 運転室懸架ユニット
601 静止側の部品
603b 内側円周表面
651 回転側の部品
660 摩擦アレンジメント、荷重時摩擦アレンジメント
661 回転側のスライド表面
662 静止側のスライド表面
663 弾性要素、エラストマのパッド
664 プレート要素
670 摩擦アレンジメント、第2の摩擦アレンジメント
671 回転側のスライド表面、スライド表面
672 静止側のスライド表面、スライド表面
673 弾性要素
674 プレート要素
675 支持体
700 運転室懸架ユニット
701 静止側の部品
703b 内側円周壁
711 第1の構成要素
712 界面要素
713 弾性材料
714 ダブテール・アッセンブリ
751 回転側の部品
780 摩擦アレンジメント
781 回転側のスライド表面
782 静止側のスライド表面
783 弾性要素
784 プレート要素
2520 溝
3510 キー
角度
角度
角度
角度
角度
131 距離
135 距離
ベクトル、力
H 現在の高さ
高さ
高さ
高さ
L 荷重




51 方向
52
151
252
52
551
651
ΔH 変位

Claims (24)

  1. 運転室(1)を支持するシャーシ(51)を有する乗り物のため、前記運転室(1)に関して回転する回転側の部品(151)および静止している静止側の部品(101)を包含する運転室懸架ユニットであって、前記回転側の部品および静止側の部品のうちの一方が前記運転室(1)への接続のための手段を有し、前記回転側の部品および静止側の部品のうちの他方が前記シャーシ(51)への接続のための手段を有し、前記回転側の部品が、前記シャーシ(51)に関する前記運転室(1)の垂直運動に起因して、概して水平な軸(Y151)まわりに前記静止側の部品(101)に関して回転するべく配され、前記静止側の部品が前記運転室(1;201)に関して固定され、かつ、弾性を有する少なくとも1つの要素(121,125,131,135)が、前記2つの部品の間における相対的な回転に抵抗するべく両方の部品と協働するように配されており、
    ‐ さらに、前記回転側の部品(651,751)に接続された回転側スライド表面(661,781)および静止側の部品(601,701)に接続された静止側スライド表面(662,782)を包含する少なくとも1つの摩擦アレンジメントであって、前記スライド表面のうちの少なくとも1つが弾性要素(663,783)によって対応する部品に接続される摩擦アレンジメント(660,780)を包含することと、前記回転側の部品が第1の位置から第2の位置まで回転するとき、前記スライド表面の一方が他方に対してスライドし、かつ前記弾性要素が漸増的に圧縮され、それによって前記2つのスライド表面の間における接触力が増加するように前記スライド表面が互いに関して配されること、
    ‐ さらにまた、スライド表面(671,672)を包含する第2の摩擦アレンジメント(670)を少なくとも包含することと、前記スライド表面(671,672)のうちの少なくとも1つが弾性要素(673)によって前記対応する部品に接続されることと、前記回転側の部品が、前記第1の位置から前記第2の位置への方向と比較して反対の方向である第3の位置から第4の位置まで回転するとき、前記スライド表面(671,672)の一方が他方に対してスライドし、かつ前記弾性要素(673)が初期状態から最終状態まで漸増的に圧縮され、それによって前記2つのスライド表面(671,672)の間における接触力が増加するように前記スライド表面(671,672)が互いに関して配されることと、を特徴とする運転室懸架ユニット。
  2. 前記回転側の部品の前記第2と第4の位置の間のすべての位置にわたって少なくとも1つの前記摩擦アレンジメント(660,670)が作用するように、前記第1と第2の位置の間および前記第3と第4の位置の間の範囲が少なくとも部分的にオーバーラップすること、
    を特徴とする、請求項1に記載の運転室懸架ユニット。
  3. 前記第1と第3の位置が同一であること、
    を特徴とする、請求項2に記載の運転室懸架ユニット。
  4. 中立位置まわりにおける前記回転側の部品の少なくともいくつかの位置にわたって前記2つの摩擦アレンジメント(660,670)のいずれも作用しないように、前記第1と第2の位置の間および前記第3と第4の位置の間の範囲が分離されていること、
    を特徴とする、請求項1に記載の運転室懸架ユニット。
  5. 前記スライド表面のうちの少なくとも1つが、前記回転側の部品の回転軸に関する円周表面に沿って配されるが、その種の円周表面に関する偏向を伴うこと、
    を特徴とする、請求項1乃至4のいずれかに記載の運転室懸架ユニット。
  6. 前記スライド表面のうちの少なくとも1つが、可動スライド表面であって、前記回転側の部品が第1の位置から第2の位置まで回転するときに前記2つのスライド表面の間の接触力を増加させる形で前記回転側の部品に関して前記可動スライド表面の変位を生じさせるカム‐ベースのメカニズムを通じて対応する部品に接続される可動スライド表面であること、
    を特徴とする、請求項1乃至5のいずれかに記載の運転室懸架ユニット。
  7. 前記カム‐ベースのメカニズムが、前記回転側の部品の回転軸に関して半径方向に沿って少なくとも部分的に可動スライド表面の変位を生じさせること、
    を特徴とする、請求項6に記載の運転室懸架ユニット。
  8. 前記スライド表面が、相対的摩擦係数および相対的摩損耐性を呈するような材料から作られること、
    を特徴とする、請求項1乃至7のいずれかに記載の運転室懸架ユニット。
  9. 前記摩擦アレンジメント(660,670,780)が、摩損耐性のある材料(664,674,784)によって覆われたエラストマのパッド(663,673,783)を包含すること、
    を特徴とする、請求項1乃至8のいずれかに記載の運転室懸架ユニット。
  10. 前記スライド表面のうちの少なくとも1つが、前記対応する部品に取り外し可能に接続されること(675)、
    を特徴とする、請求項1乃至9のいずれかに記載の運転室懸架ユニット。
  11. さらに前記運転室懸架ユニットが、
    ‐ 前記回転側の部品(151;751)と前記静止側の部品(101;701)の間において前記運転室(1;201)の荷重(L)によって誘導される垂直の力(F)を主として伝達するように配される少なくとも1つの第1の構成要素(111;711)と、
    ‐ 弾性を有し、かつ主として圧縮において応力が加えられるように前記回転側の部品と前記静止側の部品の間に配される少なくとも1つの第2の構成要素(121,125)と、
    を包含することを特徴とする、請求項1乃至10のいずれかに記載の運転室懸架ユニット。
  12. 前記またはすべての第1の構成要素が弾性を有すること、
    を特徴とする、請求項11に記載の運転室懸架ユニット。
  13. 前記またはすべての第1の構成要素が、前記回転側の部品および前記静止側の部品に取り付けられること、
    を特徴とする、請求項11または12に記載の運転室懸架ユニット。
  14. 2つの第2の弾性構成要素(121,125)を包含し、前記第2の弾性構成要素(121,125)が、回転側の部品の、静止側の部品(101)に対して回転することが可能な水平な軸(Y151;Y551)に関して概して対称に配置され、かつ指向されること、
    を特徴とする、請求項11乃至13のいずれかに記載の運転室懸架ユニット。
  15. さらに、少なくとも1つの第3の構成要素であって、弾性を有し、かつ前記運転室(1;201)が前記シャーシ(51;251)から離れる方向に第1のあらかじめ決定済みの距離(H)を超えて移動するときに主として圧縮において応力が加えられるように前記回転側の部品(151)と前記静止側の部品(101)の間に配される第3の構成要素(131,135)、
    を包含することを特徴とする、請求項11乃至14のいずれかに記載の運転室懸架ユニット。
  16. 前記少なくとも1つの第3の構成要素が摩擦要素によって形成されること、
    を特徴とする、請求項15に記載の運転室懸架ユニット。
  17. 前記水平な軸(Y151;Y551)に関して対称に配置され、かつ向けられる2つの第3の弾性構成要素(131)を有すること、
    を特徴とする、請求項15または16に記載の運転室懸架ユニット。
  18. 前記第2および第3の弾性構成要素が、別個の構成要素であること、
    を特徴とする、請求項15乃至17のいずれかに記載の運転室懸架ユニット。
  19. 前記運転室懸架ユニットの硬直度が一方において前記シャーシに関する前記運転室の変位が小さい(H)ときに低く、他方において前記シャーシに関する前記運転室の変位が大きい(H;H)ときに高くなるように前記第2および第3の弾性構成要素が選択されること、
    を特徴とする、請求項15乃至18のいずれかに記載の運転室懸架ユニット。
  20. 記第1の構成要素が、前記水平な軸(Y151;Y551)の上方(100;400;500,600,700)または下方(300)に垂直配置されること、
    を特徴とする、請求項14乃至19のいずれかに記載の運転室懸架ユニット。
  21. 記第2の弾性構成要素(121,125)が、前記回転側の部品(151)および前記静止側の部品(101)とそれぞれの平面状表面(103,153,105,155)に沿って協働し、前記平面状表面が、前記静止側の部品(101)および前記回転側の部品(151)の動作における少なくとも1つの相対的位置について実質的に平行であること、
    を特徴とする、請求項11乃至20のいずれかに記載の運転室懸架ユニット(100;300;400;500)。
  22. 前記回転側の部品(551)が、前記第3の弾性構成要素(531,535)と協働するべく配された補助的な平面状表面(554,556)を有し、前記補助的な平面状表面(554,556)が互いに平行であること、
    を特徴とする、請求項15乃至19のいずれかに記載の運転室懸架ユニット(500)。
  23. 記第3の弾性構成要素(131,135)が、前記回転側の部品および静止側の部品のうちの一方だけに取り付けられること、
    を特徴とする、請求項15に記載の運転室懸架ユニット。
  24. 前記回転側の部品および静止側の部品のうちの一方がレバー(52)によって前記シャーシ(51;251)に接続され、前記レバー(52)が前記シャーシ(51;251)に関節接続されること、
    を特徴とする、請求項1乃至23のいずれかに記載の運転室懸架ユニット。
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