JP5755665B2 - 多層成形品用ロータリー式射出成形機、多層成形品の成形方法及び多層成形品 - Google Patents

多層成形品用ロータリー式射出成形機、多層成形品の成形方法及び多層成形品 Download PDF

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Description

本発明は、多層成形品用ロータリー式射出成形機、多層成形品の成形方法及び多層成形品に関する。
近年需要が増大しつつあるLED照明等のプロジェクタレンズは、その集光特性上12mm以上の厚肉レンズとなる。そのような厚肉プラスチックレンズを従来の射出成形機で成形する場合、最大肉厚部分が長時間の冷却時間を要するので、成形時間は相当長いものとなっていた。例えば、25mm程度の厚肉プラスチックレンズにおいては、15分以上の成形時間を要したのである。しかも、そのように長く成形時間を費やしたにも拘わらず、肉厚部分にひけが残存して、良好なレンズとしての性能は発揮し得なかったのである。
このような問題を解決するものとして、特許文献1には、樹脂厚肉レンズの肉厚方向に対して何れか一方の面側から順次に肉厚を増していき、最終的には規定肉厚に達するようにした複数の金型を形成し、この一方の面の金型を交換しながら、金型毎の回数の樹脂の注入を行うという多層化技術が開示されている。
また、特許文献2には、プラスチック成形品の裏面を形成するためのコアブロックを交換可能に保持する第一型板と、この第一型板に開閉自在に組み合わされ、前記プラスチック成形品の裏面を除く部分を形成するためのキャビティブロックを交換可能に保持する第二型板とを備え、この第二型板のキャビティブロックを、前記プラスチック成形品の内外層を形成するための複数のキャビティブロックによって形成し、前記コアブロックを、これら各キャビティブロックに対応する複数のコアブロックによって形成し、これら各コアブロックおよび前記各キャビティブロックは、それぞれが選択的に用いられ、かつ前記第一型板と前記第二型板に対して保持されているという多層化技術が開示されている。
特開2001−191365号公報 特開2001−322143号公報
しかしながら、上述した特許文献1及び特許文献2の技術は、金型のコア部分を一層の射出充填毎に交換したり、次の層を成形するために前の層までの中間成形品をキャビティ内に挿入したりする作業を必要とするものであって、多工程となり極めて効率が低いとともに、多数のコアを在庫しなければならず、さらには、ゴミも多発するという多くの問題がある。
本発明は、上述した問題に鑑みてなされたものであり、一度の射出充填で多層の各層を同時に形成して厚肉の多層成形品を高効率で成形することができるロータリー式射出成形機及び多層成形品の成形方法を提供することを目的とする。
本発明は、円周上等間隔に配設された複数(n)個の金型キャビティを構成する雌雄金型の一方を取付ける第1型盤と、前記第1型盤に対向して前記雌雄金型の他方を前記雌雄金型の一方と型合わせ可能に取付ける第2型盤と、前記第1型盤を回転駆動させる回転装置と、前記型合わせされた雌雄金型を圧締する型締装置と、圧締された前記雌雄金型の前記金型キャビティに溶融樹脂を射出する一の射出装置とを備えてなるロータリー式射出成形機において、前記雌雄金型の一方で前記各金型キャビティを形成する部分は全て同一形状を有し、前記雌雄金型の他方で前記各金型キャビティを形成する部分は、キャビティ容積が最小のものから周方向一方側へ順次キャビティ容積が大きくなると共に、キャビティ容積が最大のものと前記キャビティ容積が最小のものとが周方向に隣り合って設けられる形状を有し、前記回転装置は、前記雌雄金型によって形成される前記各金型キャビティのキャビティ容積が順次大きくなる前記周方向一方側にのみ回転し、前記一の射出装置は、前記回転装置の回転に基づき形成される実質的な各金型キャビティへホットランナを介して溶融樹脂を同時に射出充填して各層を形成することにより前記金型キャビティの数nと同層数の多層成形品を成形することを特徴とする。
この構成によれば、各金型キャビティが順次キャビティ容積を増加させるように円周上等間隔に併設され、回転装置は雌雄金型の一方をキャビティ容積が順次増大する方向へ反転することなく回転させるので、最小キャビティ容積の金型キャビティで成形される第1層から最大キャビティ容積の金型キャビティで成形される第n層までの中間成形品の順次移送を極めて円滑に無駄時間なく実行することができる。また、この構成により各層は均一で比較的薄いものになるので、各層成形時の冷却時間が短縮される。したがって、各層を積層する多層成形品が高効率に成形出来るという優れた効果を奏する。
本発明は、前記金型キャビティの数nが、四乃至八であることを特徴とする。
この構成によれば、高効率且つ経済的に多層成形品が成形出来る。
本発明は、前記雌雄金型の一方で前記各金型キャビティを形成する同一形状部分の深さ寸法は、前記雌雄金型の他方で前記各金型キャビティを形成する部分のうち最大のものの深さ寸法より小さいことを特徴とする。
この構成によれば、各金型キャビティを形成する凹部の精密加工を要する面積が減少するため、金型の加工費用を低減することが出来る。
本発明は、前記ロータリー式射出成形機を用いる多層成形品の成形方法であって、前記雌雄金型が圧締されているときに前記射出装置から全ての前記金型キャビティへ溶融樹脂を射出し、前記雌雄金型の一方と他方を相互に離隔させ、前記回転装置を金型キャビティの容積が順次大きくなる方向へのみ360度/n回転させる工程をn回有することを特徴とする。
この方法によれば、回転装置による金型キャビティの容積が順次大きくなる方向への360度/nの回転は、キャビティ容積の小さい金型キャビティで成形した中間成形品をキャビティ容積のより大きい金型キャビティへ順次移送させることと、完成品を成形する第n層の工程を中間成形品及び完成品のない第1層の工程へ移行させることとを同時に実行させるものとなるから、両者それぞれの回転装置の回転方向は同一である。そのため、中間成形品の移送と工程の移行が極めて円滑且つ無駄時間なく実行される。また、この方法により、各層は均一で比較的薄いものになるので、各層成形時の冷却時間は短縮される。したがって、各層を積層する多層成形品が高効率に成形出来るという優れた効果を奏する。
本発明は、前記多層成形品の成形方法において、前記射出装置に用いる樹脂原料が、光学レンズに適したものであることを特徴とする。
この方法によれば、厚肉のプラスチックレンズを高効率に成形することができる。
本発明は、前記射出装置に用いる樹脂原料が、光学レンズに適したものであることを特徴とする。
この方法によれば、厚肉のプラスチックレンズを高効率に成形することができる。
図1は本発明の一実施形態の射出成形機(金型キャビティが8個の例)の構成を示す部分断面の側面図である。 図2は図1の射出成形機が型開きしたときの状態を示す部分断面の側面図である。 図3は回転盤に配設した金型キャビティを示す図2のIII−III線断面図である。 図4Aは第1層の金型キャビティを示す断面図である。 図4Bは第2層の金型キャビティを示す断面図である。 図4Cは第3層の金型キャビティを示す断面図である。 図4Dは第4層の金型キャビティを示す断面図である。 図4Eは第5層の金型キャビティを示す断面図である。 図4Fは第6層の金型キャビティを示す断面図である。 図4Gは第7層の金型キャビティを示す断面図である。 図4Hは第8層の金型キャビティを示す断面図である。 図5は雌雄金型の他の例とともに分岐管を示す平面図である。 図6は最も好ましい態様の雌雄金型で成形した成形品の側面図である。
以下、本発明を具体化した一実施形態について、図面を参照しつつ説明する。
図1に示すように、本実施形態の射出成形機1は、型締装置2、射出装置3、雌雄金型4及び回転装置5からなる。型締装置2は、圧締・開閉機構(図示しない)と、可動盤10と、可動盤10に回動自在に取付られた回転盤9と、回転盤9に対向配置された固定盤11と、固定盤11と圧締・開閉機構に固着されたタイバ12とからなる。型締装置2は、圧締・開閉機構の作用によって、雌雄金型4を取付ける固定盤11及び回転盤9並びにタイバ12を摺動する可動盤10を介して雌雄金型4を圧締するとともに、図2に示すように、型開きをさせるものである。型締装置2の圧締・開閉機構は、油圧シリンダ装置やトグル装置等の公知の機構が採用される。回転装置5は、回転盤9、サーボモータ6、プーリ7及びベルト8からなり、回転盤9を任意の回転角度に回動させ位置決めするものである。位置決めの回転角度を任意且つ精確に得るため、サーボモータ6が好ましく採用されるが、カム等の機構によるものであってもよい。回転盤9及び回転装置5は、可動盤10に設けられるように例示したが、固定盤11に設けてもよい。また、型締装置2は横型として例示したが、縦型であってもよい。
雌雄金型4は、8個の雌キャビティブロック14a〜14hを内挿する雌型板13と、8個の雄コアブロック15a〜15hを内挿する雄型板16とからなる。雌キャビティブロック14a〜14hは、図4A〜図4Hに示すように、凹部の深さは同一に形成されて、図3に示すように、回転盤9の回転円周上等間隔となるように配設されている。雄コアブロック15a〜15hは、図4A〜図4Hに示すように、15aから15hへ順次に突出部の高さが低くなるように形成され、雌キャビティブロック14a〜14hと同様に円周上等間隔となるように配設されている。そのため、雌キャビティブロック14a〜14hと雄コアブロック15a〜15hとは、回転装置5と型締装置2の作動に基づき、それらのどの組み合わせにおいても型合わせ可能となるのである。そして、図4A〜図4Hに示すように、キャビティ容積が回転装置5の回転方向に向けて順次大きくなるような金型キャビティ18a〜18hが形成される(すなわち、本実施形態において金型キャビティの数nは8である)。さらに言えば、金型キャビティ18a〜18hは、キャビティ容積が最小のもの(第1層に相当)から円周上一方向に順次大きくなり、キャビティ容積が最大のもの(第8層に相当)からキャビティ容積が最小のものへと併設されるように設けられている。金型キャビティ18a〜18hには、雌雄金型4の型合わせ面に連通するゲート24が設けられている。雄型板16には、射出装置3のノズル19とゲート24との間の溶融樹脂通路を自在に開閉して型内ゲートカットするホットランナ17が埋設されている。なお、図5に示すように、ホットランナ17に代えて開閉機能は有しないが分岐管20を用いると、経済性において有効な場合もある。分岐管20は、二に分岐する例を示したが、三以上に分岐するものであってもよい。また、型締装置2や回転装置5の異なる形態に応じて、雌雄金型4の取付部材やホットランナ等の埋設位置が変化するのは当然なことである。
このように、一の雌雄金型4に8個の金型キャビティ18a〜18hを設けた実施例を図1乃至図4A〜図4Hに基づいて説明した。これに対し、図5に示すように、一の金型キャビティを有する四の雌雄金型の雌金型21a〜21dをキャビティブロック22a〜22dが円周上等間隔となるように回転盤9上に配設してもよい。この構成は、比較的大型の多層成形品の場合に有効であり、型締装置は縦型となることが多い。さらに、この構成では、ノズル19に代えて分岐管20が効果的に採用され得る。
以上説明したのは、雌雄金型4の雌キャビティブロックにおける各金型キャビティを形成する凹部は全て同一形状を有し、雌雄金型4の雄キャビティブロックにおける各金型キャビティを形成する突出部の高さ寸法は、雌キャビティブロックの凹部の深さ寸法より小さい場合である。しかしながら、雌雄金型4の雄キャビティブロックにおける各金型キャビティを形成する突出部が凹状となるようにまで変化させてもよい。また、雌キャビティブロックにおける同一形状の各凹部の深さ寸法を、雄キャビティブロックにおける各金型キャビティを形成する突出部又は凹部のうちで最大となった凹部の深さ寸法よりも小さくしてもよい。そのようにすれば、凹部の加工費用を軽減する点で効果的である。特に、成形品が光学レンズのときには、凹部を非球面の鏡面とするので、顕著な効果を奏する。
雌キャビティブロックにおける同一形状の各凹部の深さ寸法を、雄キャビティブロックにおける各金型キャビティを形成する突出部又は凹部のうちで最大となった凹部の深さ寸法よりも小さくした場合、同一形状の凹部からなる金型キャビティで成形された中間成形品は、多層成形品の第1層となる。そして、第1層としての中間成形品は、回転装置5の回転に伴って、凹部の深さがより深い凹部を有する雄キャビティブロックと型合わせする雌キャビティブロックの金型キャビティへ移送される。第1層としての中間成形品が移送された金型キャビティでは、この第1層に重ねるようにして第2層の積層成形が実施される。このような成形工程を最終成形工程である第n層の成形工程まで繰り返すのである。
図6に示す成形品25は、前項で述べた構成の雌雄金型を搭載した多層成形品用ロータリー式射出成形機により成形した光学レンズである。成形品25は、雌キャビティブロックにおける同一形状の各凹部の一つで形成された小曲率の非球面又は平面状の表面であるレンズ面26、及び、雄キャビティブロックにおける各金型キャビティを形成する凹部のうちで最大となった凹部で形成されレンズ面26の曲率より大きい曲率を有する非球面の表面であるレンズ面27からなる。そして、レンズ面26が多層成形品の第1層であり、レンズ面27が多層成形品の第n層である。このように、前項で述べた構成の雌雄金型によれば、光学レンズの相互に異なる曲率の両レンズ面を容易且つ低コストで形成することができる。
射出装置3は、スクリュ式又はプランジャ式等の公知の機構を有し、樹脂原料を可塑化して生成した溶融樹脂を型合わせし圧締された雌雄金型4へノズル19又は分岐管20を介して射出し、キャビティ18a〜18hを充填させるものである。射出装置3は、図1及び図5に示すように、複数の金型キャビティに対して一基設けることがコスト的に有利であるが、製品の付加価値向上や射出充填の制御性・成形性向上のため複数設けてもよい。特に、金型キャビティ毎に一の射出装置を設けるときは、射出充填の制御性・成形性が向上する。
次に、この射出成形機1を用いた多層成形の作動について説明する。
まず最初に、射出装置3に供給する樹脂原料は、本発明が厚肉プラスチックレンズ成形における課題を解決するためになされたものであるから、光学レンズに適したものが好ましいことは言うまでもないが、厚肉の成形品であれば光学レンズ用ではない他の樹脂原料を用いて本発明の技術により成形した場合でも高効率で生産できることは明らかである。
図1に示す射出成形機1において、型締装置2で圧締された雌雄金型4に射出装置3から溶融樹脂が射出され、各金型キャビティ18a〜18hは、図4A〜図4Hにおいて黒の塗潰しで示すように、その全面にわたって流動する溶融樹脂でそれぞれが同時に充填される。その後、図4Aで成形された第1層としての中間成形品は、図2に示すように、雌キャビティブロック14aに附着したまま型開きされ、雌型板13が(360度/8)時計廻りに回転し再型閉じすることにより、雌キャビティブロック14bに相当する位置に移動して図4Bの成形に備える。同様にして、図4Bの中間成形品は図4Cへ、・・・、図4Gの中間成形品は図4Hへと順次移送される。8回移送されて図4Hで成形された第8層(第n層)の成形品は完成品であり、図2に示すように、ホットランナ17に繋がっていたスプル23とともに図示しない突出手段で雌キャビティブロック14hから離型され取り出される。すなわち、雌雄金型4が圧締されているときに射出装置3から全ての金型キャビティ18a〜18hへ溶融樹脂を射出し、雌型板13を雄型板16から離隔させ、回転装置5を金型キャビティの容積が順次大きくなるような方向へのみ(360度/8)回転させる一連の成形工程を8回繰り返すことにより一の多層成形品を成形するのである。そして、図4Hで成形された完成品としての成形品が取出された後の回転装置5の回転は、次の一連の成形工程への移行となるものであり、中間成形品の移送と同時に実行されるのであるから、その回転方向は前の成形工程と同じく金型キャビティの容積が順次大きくなるような方向である。すなわち、回転装置5は連続成形中常に同一回転方向にのみ回転するのである。
金型キャビティ18aを除く各金型キャビティ18b〜18hにおいては、中間成形品がインサートされた状態となる。したがって、図4A〜図4Hにおいて黒の塗潰しで示すように、金型キャビティ18a及び実質的な各金型キャビティ18b〜18hのそれぞれの外形形状は、多層成形品としてのレンズの曲率が層毎に相違しても、多層成形品の外形形状と同一であることから、金型キャビティ18a及び各金型キャビティ18b〜18hの実質的な容積は、雄コアブロック15a〜15hの順次に変化する突出部の高さ変化量が同じであれば、それぞれ略同一となる。しかしながら、この実質的な各金型キャビティの外形形状を、雄コアブロックの凸部の形状を変更することにより多層成形品の外形形状に相似して小さくする場合もある。このとき、各金型キャビティの実質的な容積は、雄コアブロックの凸部の高さを調整することにより均一にすることが可能である。
金型キャビティ18aの容積を実質的な各金型キャビティ18b〜18hの容積に揃え、全ての金型キャビティの実質的な容積を略同一とすることは、成形上有効なことであり、特には一の射出装置で複数の金型キャビティへ射出充填する場合に効果的となる。また、n回(nは金型キャビティの数)の各工程の時間を均一にし最短にするためにも必要なことである。しかしながら、多層成形品の表裏両面又は少なくともいずれかの一層、すなわち、第1層及び第8(n)層の双方又は第1層乃至第8(n)層の少なくともいずれかの一層のみ他の層と異なる厚さとすることもある。また、多層成形品の表裏両面又は少なくともいずれかの一層を他の層の樹脂原料とは異なる樹脂原料を用いて成形し、表面保護、フィルタ、偏光、反射防止、色収差抑制等の機能を持たせるようにすることもある。例えば、屈折率の異なる二樹脂材料を用いて成形することにより、色収差を押さえるアクロマートレンズのような合わせレンズ製品を容易に製造することが可能となる。なお、この場合、樹脂材料毎にそれぞれ別の射出装置を要することは言うまでもない。
以上詳述したことから明らかなように、本実施形態のロータリー式射出成形機1によれば、雌雄金型4の一方で各金型キャビティ18a〜18hを形成する部分は全て同一形状を有し、雌雄金型4の他方で各金型キャビティ18a〜18hを形成する部分は、キャビティ容積が最小のものから周方向一方側へ順次キャビティ容積が大きくなると共に、キャビティ容積が最大のものと前記キャビティ容積が最小のものとが周方向に隣り合って設けられる形状を有し、回転装置5は、雌雄金型4によって形成される各金型キャビティ18a〜18hのキャビティ容積が順次大きくなる前記周方向一方側にのみ回転し、射出装置3は、回転装置5の回転に基づき形成される実質的な各金型キャビティ18a〜18hへ溶融樹脂を同時に射出充填して各層を形成することにより金型キャビティ18a〜18hの数n(本実施形態ではn=8)と同層数の多層成形品を成形する。すなわち、各金型キャビティ18a〜18hが順次キャビティ容積を増加させるように円周上等間隔に併設され、回転装置5は雌雄金型4の一方をキャビティ容積が順次増大する方向へ反転することなく回転させるので、最小キャビティ容積の金型キャビティ18aで成形される第1層から最大キャビティ容積の金型キャビティ18hで成形される第8層までの中間成形品の順次移送を極めて円滑に無駄時間なく実行することができる。また、この構成により各層は均一で比較的薄いものになるので、各層成形時の冷却時間が短縮される。したがって、各層を積層する多層成形品が高効率に成形出来るという優れた効果を奏する。
また、本実施形態の多層成形品の成形方法によれば、雌雄金型4が圧締されているときに射出装置3から全ての金型キャビティ18a〜18hへ溶融樹脂を射出し、雌雄金型4の一方と他方を相互に離隔させ、回転装置5を金型キャビティの容積が順次大きくなるような方向へのみ360度/n(本実施形態では360/8=45度)回転させる工程をn回(本実施形態では8回)有する。この方法によれば、回転装置5による金型キャビティの容積が順次大きくなる方向への360度/nの回転は、キャビティ容積の小さい金型キャビティで成形した中間成形品をキャビティ容積のより大きい金型キャビティへ順次移送させることと、完成品を成形する第n層の工程を中間成形品及び完成品のない第1層の工程へ移行させることとを同時に実行させるものとなるから、両者それぞれの回転装置5の回転方向は同一である。そのため、中間成形品の移送と工程の移行が極めて円滑且つ無駄時間なく実行される。また、この方法により、各層は均一で比較的薄いものになるので、各層成形時の冷却時間は短縮される。したがって、各層を積層する多層成形品が高効率に成形出来るという優れた効果を奏する。
そして、この実施例で説明した8個の金型キャビティ18a〜18hを有する雌雄金型4で厚さ25mmのプラスチックレンズを成形した場合、型閉じ、雌雄金型4の圧締、射出、冷却、型開き、回転盤の回転、成形品の取出しという一連の成形時間は、1分間であった。これを従来の射出成形機による成形時間である15分と比較すれば、本発明の射出成形機がいかに高効率であるかが理解できる。
したがって、金型キャビティの数nを増大させればそれに伴って各層の厚さが薄くなり冷却時間が短縮されて効率がより高くなるのは当然である。しかしながら、例えば肉厚25mmの厚肉プラスチックレンズを成形するとき、各層の最大厚さは25/nであり、金型キャビティが8個なら各層の最大厚さは約3mmとなる。しかも、この実質的なキャビティの厚さは、凸レンズ形状に因り外周のゲート方向に薄くなっている。このような狭い実質的なキャビティ内に溶融樹脂を良好に流動させるためには、各層の最大厚さが3mm以上であることが好ましい。また、金型キャビティ増設によるコスト増大も考慮すると金型キャビティの数nは八が上限となる。一方、金型キャビティの数が三の場合、各層の最大厚さは8.3mmとなり、冷却時間の短縮は十分になされず効率向上は図れない。よって、金型キャビティの数nの好ましい範囲は四乃至八である。
尚、本発明は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲で種々に変更を施すことが可能である。
1 射出成形機
2 型締装置
3 射出装置
4 雌雄金型
5 回転装置
9 回転盤
10 可動盤
11 固定盤
14a〜14h 雌キャビティブロック
15a〜15h 雄コアブロック
17 ホットランナ
18a〜18h 金型キャビティ
20 分岐管
22a〜22h キャビティブロック
25 成形品

Claims (5)

  1. 円周上等間隔に配設された複数(n)個の金型キャビティを構成する雌雄金型の一方を取付ける第1型盤と、前記第1型盤に対向して前記雌雄金型の他方を前記雌雄金型の一方と型合わせ可能に取付ける第2型盤と、前記第1型盤を回転駆動させる回転装置と、前記型合わせされた雌雄金型を圧締する型締装置と、圧締された前記雌雄金型の前記金型キャビティに溶融樹脂を射出する一の射出装置とを備えてなるロータリー式射出成形機において、
    前記雌雄金型の一方で前記各金型キャビティを形成する部分は全て同一形状を有し、
    前記雌雄金型の他方で前記各金型キャビティを形成する部分は、キャビティ容積が最小のものから周方向一方側へ順次キャビティ容積が大きくなると共に、キャビティ容積が最大のものと前記キャビティ容積が最小のものとが周方向に隣り合って設けられる形状を有し、
    前記回転装置は、前記雌雄金型によって形成される前記各金型キャビティのキャビティ容積が順次大きくなる前記周方向一方側にのみ回転し、
    前記一の射出装置は、前記回転装置の回転に基づき形成される実質的な各金型キャビティへホットランナを介して溶融樹脂を同時に射出充填して各層を形成することにより前記金型キャビティの数nと同層数の多層成形品を成形することを特徴とするロータリー式射出成形機。
  2. 前記金型キャビティの数nは、四乃至八であることを特徴とする請求項1に記載のロータリー式射出成形機。
  3. 前記雌雄金型の一方で前記各金型キャビティを形成する同一形状部分の深さ寸法は、前記雌雄金型の他方で前記各金型キャビティを形成する部分のうち最大のものの深さ寸法より小さいことを特徴とする請求項1又は2に記載のロータリー式射出成形機。
  4. 請求項1乃至3のいずれか1項に記載のロータリー式射出成形機を用いる多層成形品の成形方法であって、
    前記雌雄金型が圧締されているときに前記一の射出装置から全ての前記金型キャビティへ溶融樹脂を射出し、前記雌雄金型の一方と他方を相互に離隔させ、前記回転装置を金型キャビティの容積が順次大きくなる方向へのみ360度/n回転させる工程をn回有することを特徴とする多層成形品の成形方法。
  5. 前記一の射出装置に用いる樹脂原料は、光学レンズに適したものであることを特徴とする請求項4に記載の多層成形品の成形方法。
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