JP5750705B2 - 超音波振動を用いる処置具 - Google Patents

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Description

本発明は、生体組織に対して、超音波振動を用いて切開及び凝固処置を行う処置具に関する。
一般に、生体組織等の対象部位に対して、超音波振動を用いて切開、凝固を行う処置具として、超音波凝固切開装置が知られている。この対象部位に対する処置は、例えば、切開、切除、穿孔、剥離、凝固及び、止血等のうちの何れかの行為である。
超音波凝固切開装置は、例えば、図17に示すように、プローブ5が取り付けられたハンドルユニット2と、超音波振動を発生させるトランスデューサユニット3とで構成されている。トランスデューサユニット3は、ハンドルユニット2に着脱自在に取り付けられており、滅菌処理を行えば、繰り返し使用することができる。プローブ5の先端には、対象部位を挟持するための鉗子形状のジョー15が設けられている。ハンドルユニット2の下部には、手で持つための把持部となる固定ハンドル7と、ジョー15を開閉させる可動ハンドル8とが設けられている。固定ハンドル7の前方には、対象部位に超音波振動を印加させるための超音波スイッチ11が配置されている。尚、把持部は、固定ハンドル7と可動ハンドル8の2点で把持する構成であってもよい。
また、プローブ5は、ハンドルユニット2の前方に設けられた回転ノブ6に固定されており、予め定めた角度の範囲内で回転ノブ6を回転させることで、ジョー15の開く方向を変えて、適正な方向から対象部位を挟持及び処置を行う。トランスデューサユニット3は、主として、振動素子ユニットが収納され、外部からケーブル(電源ケーブル)50が接続されている。
この構成において、処置を行う際に、操作者が回転ノブ6を回して、ジョー15の開く方向を変えると、トランスデューサユニット3も回転する。当然、トランスデューサユニット3に連結されているケーブル50も回転するため、電源ケーブル50に捩れが生じる。このため、トランスデューサユニット3と電源ユニット(図示せず)との間でケーブルが捩れた状態となる。通常、ケーブルに捩れが生じると、捩れを戻そうとする力が働き、回転ノブ6の回転操作に必要な回転力量が増大し、操作しにくくなる。さらに、ケーブル50に捩れが多くなると、ケーブル50に巻状態が生じて、実質的な長さを縮める力が働き、ハンドルユニット2が引かれて、揺れを生じさせる。
また、図17に示すように、トランスデューサユニット3から後方(シース側とは反対側)にケーブル50が延出するように設けられた構成では、ケーブル50に対して、不意に力が働くと、処置具が後側(トランスデューサユニット3側)に引かれるように振られる場合もあり、この振れよりジョー15にブレが生じる。このため、手術者は、プローブ5の先端のブレを抑え、正しく対象部位に宛がうために、より労力を使うこととなる。
本発明に従う実施形態の処置具は、超音波振動を発生するトランスデューサユニットであって、超音波振動子と、前記超音波振動子を収納するケースと記ケースの外表面に設けられた接点部材と、前記ケースの内部で、前記接点部材と前記超音波振動子とを電気的に接続する配電部と、を有するトランスデューサユニットと、生体組織を処置するハンドルユニットであって、先端に前記生体組織を処置する処置部が設けられ、基端が前記超音波振動子と連結し、長手軸方向に延設するプローブと、前記プローブを覆うシースユニットと、前記シースユニットの基端側に設けられたハンドルユニット本体と、前記ハンドルユニット本体に設けられ、前記トランスデューサユニットを前記ハンドルユニットに装着した際に、前記振動子と前記プローブとを連結した状態で前記トランスデューサユニットを前記長手軸方向において回動可能に保持する装着部と、前記装着部に設けられ、前記トランスデューサユニットが装着された際に、前記接点部材と接触する位置に設けられた接触部材と、一端が前記接触部材に接続され、前記ハンドルユニット本体の外表面に向かって延設する内部配線と、前記ハンドルユニット本体の外表面に設けられ、前記内部配線と外部からの電源ケーブルとの接続を行う導入箇所と、、を有するハンドルユニットと、を備え、前記接点部材及び前記接触部材は、前記回転ノブによって前記プローブ及び前記トランスデューサユニットを一体的に回動させた際、摺動により接触している状態が常に維持される電気的接点構造に構成されている。
図1は、第1の実施形態に係る処置具の全体的なシステム構成例を示す図である。 図2は、超音波振動素子に電源を供給する電源ケーブルの引き出し位置を示す図である。 図3は、第1の実施形態に係るトランスデューサユニットを含む内部構成例を示す断面図である。 図4は、第1の実施形態の処置具の全体的なブロック構成例を示す図である。 図5は、第2の実施形態に係るトランスデューサユニットを含む内部構成例を示す断面図である。 図6は、第2の実施形態に係るトランスデューサユニットがハンドルユニットから離脱された状態を示す断面図である。 図7は、第2の実施形態の処置具の全体的なブロック構成例を示す図である。 図8は、第3の実施形態に係るトランスデューサユニットを含む内部構成例を示す断面図である。 図9は、第3の実施形態の処置具の全体的なブロック構成例を示す図である。 図10は、第4の実施形態に係るトランスデューサユニットを含む内部構成例を示す断面図である。 図11は、第4の実施形態の処置具の全体的なブロック構成例を示す図である。 図12は、第5の実施形態に係る処置具の全体的なシステム構成例を示す図である。 図13は、第5の実施形態の処置具の全体的なブロック構成例を示す図である。 図14は、第6の実施形態に係るトランスデューサユニットを含む内部構成例を示す断面図である。 図15は、第6の実施形態に係る超音波振動素子に電源を供給する電源ケーブルの引き出し位置を示す図である。 図16は、第7の実施形態に係るモノポーラタイプの超音波振動処置具の全体的な構成例を示す図である。 図17は、超音波振動素子に電源を供給する電源ケーブルの従来の引き出し位置を示す図である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について詳細に説明する。
[第1の実施形態]
図1は、第1の実施形態に係る処置具の全体的なシステム構成例を示す図である。図2は、超音波振動素子に電源を供給する電源ケーブルの第1の引き出し位置を示す図である。図3は、トランスデューサユニットの筒状の接点部材を含む内部構成例を概念的に示す図である。図4は、第1の実施形態の処置具の全体的なブロック構成例を示す図である。尚、以下の説明において、長手方向は、プローブ(シースユニット)が延伸するトランスデューサユニット3と処置部16とを結ぶ方向であり、回転方向及び幅(穴等)方向とは、長手方向と直交する方向とする。
本実施形態のシステム構成100は、処置具1と、電源ユニット31で構成される。処置具1は、ピストル型を成し、使い捨てとなるハンドルユニット(処置具本体)2と、滅菌処理を行い繰り返し使用するトランスデューサユニット3とで構成される。さらに、電源ユニット31は、処置具1と電源ケーブル13で接続され、超音波振動素子、例えば、圧電素子に対して、駆動させるための電源及び、高周波信号(任意の高周波数の電流及び電圧を有する信号)を供給する。使用される高周波数は、処置に好適する周波数であり、法的な規制を除き、特に限定されるものではない。
ハンドルユニット2の本体下側には、固定ハンドル7と可動ハンドル8で構成されるハンドル部が設けられている。固定ハンドル7は、手で把持するためのグリップとして機能する。さらに、可動ハンドル8は、固定ハンドル7の前方に配置され、シースユニット19の先端側に設けられたジョー15の開閉を行う。この可動ハンドル8は、ユニット本体内で固定ハンドル7の幹側近傍に設けられた支点9を中心として回動可能に設けられる。
ハンドルユニット2には、長尺な導電体からなるプローブユニット5が取り付けられ、超音波振動を伝搬する。そのプローブユニット5は、シースユニット19によって、覆われている。
プローブユニット5は、超音波振動を伝搬及び高周波信号を伝達する導電体からなるプローブ4、及び処置部16により構成される。処置部16は、ジョー15と、ジョー15の受け部となるプローブ先端部4aとで構成される。プローブ先端部4aは、プローブ4の先端部分であり、高周波信号を印加した場合には、バイポーラ型高周波電極として機能する。ジョー15は、開閉する鉗子形状に形成され、ジョー15とプローブ先端部4aとで処置対象部位を挟持することができる。
また、プローブ4に嵌め込まれたバネ10は、伸長時にジョー15を開状態に戻し、且つ可動ハンドル8を元の位置に戻す機能に加えて、圧縮時には処理対象部位の挟持状態が維持され易いように、閉状態のジョー15を付勢するように機能する。つまり、ジョー15が挟持状態でバネ10による付勢力が作用していた場合には、可動ハンドル8における把持状態が僅かに緩んでも、ジョー15による処置対象部位は挟持状態が維持される。
プローブ4の後端側は、ハンドルユニット2内部で、トランスデューサユニット3のホーン部22と連結して、超音波振動及び、後述する高周波信号が伝達されるように設けられている。ジョー15を閉じた状態において、プローブ先端部4aからジョー15へ高周波信号が伝達される。つまり、処置部16で処置対象部位を挟持した際に、超音波振動又は高周波信号を印加することで、所望の処置が施される。
シースユニット19内には、プローブ4に沿った細長い板状又は、円筒形状を成し、内部を貫通する導電体からなる移動部材18が移動可能に配置される。また、プローブ4及び移動部材18の外装面や内周面に、絶縁部材からなる被膜層が形成されている。
シースユニット19の内周面とプローブ4とは、図示しないゴムリング等の環状弾性部材により、互いの接触や干渉を防止している。
移動部材18は、シースユニット19内を貫通して、一端はジョー15に連結し、他端は可動ハンドル8の可動機構と係合し、ハンドル操作に応じて長手方向に移動するように配置されている。この移動により、ジョー15は、プローブ先端部4aとの連結箇所を支点として、開閉動作、即ち、挟持動作を行う。移動部材18は、後述するように高周波信号を伝達する機能も有している。移動部材18は、一体で形成される必要はなく、複数の部品から構成されてもよい。
さらに、ハンドルユニット2の前方には、環状を成す回転ノブ6が設けられている。この回転ノブ6は、ハンドルユニット2に対して回転可能に設けられており、操作者の手動により、予め定められた角度範囲内でプローブ4を回転させて、ジョー15の挟持する方向を自由に設定できる。
回転ノブ6には、中央を貫通するシースユニット19と共に、後述するようにプローブユニット5が固定されている。例えば、プローブ4は、回転ノブ6に固定されるシースユニット19に、ピン等の接続金具を用いて係止されている。
その構成において、移動部材18には、長手方向に長穴の係合穴が形成され、係合穴をプローブ4に固着された固定金具のピンが貫通するように配置している。係合穴は、長手方向に伸び、幅方向は、ピン径に遊びを含む幅で形成されている。この構成により、移動部材18は、ハンドル操作に応じて係合穴内を長手方向に往来するように移動可能である。
しかし、回転ノブ6の回転方向に対して、移動部材18は係合穴の幅方向でピンにより規制され、回転ノブ6の回転に従う。つまり、移動部材18は、可動ハンドル8の操作により長手方向に前後進してジョー15を開閉し、且つ回転ノブ6の回転操作に従って回転し、ジョー15を回転させる。尚、ここでは、シースユニット19とプローブユニット5が一体的に回転する構成を提示しているが、プローブユニット5のみが回転する構成であってもよい。
また、可動ハンドル8の上方には、スイッチ(1HSW)11とスイッチ(2HSW)12とが設けられている。スイッチ11は、切開及び凝固処置を行うために、処置対象部位に超音波振動と高周波信号を印加するためのスイッチであり、超音波振動素子を発振させ且つ、高周波信号(高周波電流)を印加させる。
また、スイッチ12は、凝固処置を行うために、処置対象部位に高周波信号を印加するためのスイッチであり、処置部16に高周波信号(高周波電流)を印加させる。処置の途中で切り換えることも可能である。
このスイッチ11,12は、共に、押下によりオン操作でトリガ信号が電源部又は制御部側に発信される。このトリガ信号によって、超音波振動素子を駆動させるための電源と、電源ユニット31から高周波信号とがそれぞれ出力されて、処置部16に印加される。このスイッチを戻すオフ操作を行うと、トリガ信号が電源部又は制御部側に発信され、超音波振動素子の駆動及び高周波信号の出力が停止する。尚、本実施形態においては、スイッチ11,12は、固定ハンドル7に一体的に設けられた構成であるが、これに限定されるものではなく、これらのスイッチに代わって別途、フットスイッチ等を配置する構成であってもよい。
以下の説明において、本実施形態は、トランスデューサユニット3がハンドルユニット2に嵌め込まれて装着されて、ケーブルが接続された状態の処置具、即ち、処置を実施する状態の処置具において、重力と、ケーブルによりもたらされるハンドルユニット2に作用する押し引きの力(外力)とを併せて、負荷力と称する。この処置具1において、この負荷力が掛かる中心位置を負荷力中心とする。
つまり、この負荷力中心は、処置具1に掛かる重力(重量)に加えて、接続されたケーブルに起因して生じる外力を併せた負荷力の中心位置であり、処置具内に存在する位置である。よって、処置具の重心(各構成部分に働く重力の合力が作用する重力中心)と、負荷力中心は必ずしも一致していない。
尚、ケーブルは、電源ケーブル13だけではなく、制御信号を伝達する制御ケーブル(図示せず)や供水・排水用チューブ等も含み、即ち、ハンドルユニット2に接続されるコード類及びチューブ等を全て含むものとする。
本実施形態においては、例えば、固定ハンドル7が床尾(ピストルグリップ)形状であった場合に、把持する手の親指(人差し指との間)の付け根部分が掛かる位置(矢印m)と、他の指(例えば、人差し指でスイッチ操作を行う場合には、中指)の指先が掛かる位置(矢印n)との2点間で処置具のバランスが取れる位置又は、前述した負荷力中心、又はその近傍位置を、ケーブル(ここでは、電源ケーブル13)の導入箇所として設定する。
本実施形態では、固定ハンドル7の近傍に前述した負荷力中心が存在するように設計され、固定ハンドル7の底部から電源ケーブル13が内部に導入している。図1に示す構成では、電源ケーブル13が直接にハンドルユニット2内に引き込まれた構成であるが、図2に示すように、コネクタ20を介在させて、電源ケーブル13が着脱自在な構成であってもよい。
次に、トランスデューサユニット3について説明する。
図1及び図3に示すように、トランスデューサユニット3は、ケース21内に、振動素子ユニットを構成するホーン部22、超音波振動素子23及び、配電部25を収納する。
ホーン部22の外周面と貫通孔の内壁面とは、発生させた超音波に影響しないように、所定の間隔を空けるように設定されている。尚、ホーン部22を支持する場合には、音節部分であることを原則としている。尚、配電部25は、必須ではなく、設けなくともよい。また、トランスデューサユニット3の内部先端のハンドルユニット2との連結部には、ホーン部22に向かい先細りの複数の環状段差が設けられており、それらの段差表面には、導電部材による略円筒状の電源受渡部材として機能する筒状接点部材24a,27a,26aが形成されている。図3に示す筒状接点部材は、必ずしも環形状である必要はなく、回転範囲をカバーできれば、半円形状であってもよい。
また、ハンドルユニット2内には、ブラシ等からなる接触端子24b,27b,26bが固定して設けられ、筒状接点部材24a,27a,26aに接触して電気的に接続する。即ち、筒状接点部材24a,27a,26aと接触端子24b,27b,26bとにより、回転可能に摺動する電気的接点構造が構成される。また、接触端子24b,27b,26bは、内部配線を経て、電源ケーブル13に接続している。
また、シース19内の移動部材18は、後述する高周波信号の伝送路の一部(帰還電流のための通路)を構成する。前述したように、移動部材18の先端側は、ジョー15と接続し、基端側には筒状接点部材18aが設けられ、接触端子30が接触して、ジョー15から接触端子30まで電気的に接続している。
この構成において、可動ハンドル8の操作により、長手方向に移動する移動部材18を電流通路として利用している。筒状接点部材18aと接触端子30の電気的接続においては、一体的に回転するため、ハンドルユニット2へトランスデューサユニット3を接続する時に、電気的接続が適正であれば、ジョー15の回転時にも接続状態は維持される。
まず、超音波処置に関する構成について説明する。
筒状接点部材24a,26aは、内部配線を通じて、超音波振動素子23を駆動させるための交流の駆動電源が流れる電流経路の一部である。筒状接点部材24a,26aは、配電部25(US1,US2)に電気的に接続される。配電部25は、それぞれの超音波振動素子23の電極と配線により接続する。
超音波振動素子23は、例えば、積層された圧電素子を用いて所定の周波数(振動数)を出力する。ホーン部22は、所望する振動速度への増幅(変成比等)を得るように、構造寸法等が設計されている。ホーン部22で生じさせた超音波は、プローブ4を経て、処置部16に伝達される。筒状接点部材24a,26aは、接触端子24b,26bと当接し、電源ユニット31から電源ケーブル13及び配電部25を経て供給された駆動電源を受け、超音波振動素子23に給電する。
図4に示すように、超音波駆動電源の電流通路は、電源ユニット31−電源ケーブル13−接触端子(US1)24b−筒状接点部材(US1)24a−(配電部25)−超音波振動素子23−(配電部25)−筒状接点部材26a(US2)−接触端子26b(US2)−電源ケーブル13−電源ユニット31の経路となる。尚、超音波振動素子(圧電素子)の駆動電源は、交流であるため、正負の振幅により、電流の流れは反転する。
次に、高周波処置に関する構成について説明する。
トランスデューサユニット3の筒状接点部材27aは、内部配線を通じて、配電部25(HF)に電気的に接続される。配電部25は、配線により、ホーン部22に接続する又は、ホーン部22と電気的に接続された導電部位40に接続する。導電部位40に供給された高周波信号(高周波電流)は、ホーン部22からプローブ4を経て、バイポーラ電極のプローブ先端部4aに出力される。その後、プローブ先端部4aから挟持している処置対象部位を経て、ジョー15に高周波信号が流れる。ジョー15で受けた高周波信号は、シース19内の移動部材18に流れ、移動部材18の筒状接点部材18aから接触端子30に伝送される。接触端子29から内部配線を通じて電源ケーブル13に流れて電源ユニット31に帰還する。尚、導電部位40は、必須ではない。
図4に示したように、高周波信号の伝送路は、電源ユニット31−電源ケーブル13−接触端子(HF1)27b−筒状接点部材(HF1)27a−(導電部位40)−ホーン部22−プローブ4−プローブ先端部(バイポーラ電極)4a−処置対象部位−ジョー15−移動部材18−筒状接点部材18a−接触端子(HF2)30−電源ケーブル13−電源ユニット31の経路となる。
本実施形態のトランスデューサユニット3は、ハンドルユニット2に装着した場合には、プローブ4とホーン部22を当接し、且つシースユニット19及びプローブユニット5に連結して、回転ノブ6を回転させた場合には、これらと一体的に回転する。ハンドルユニット2への装着は、トランスデューサユニット3との当接部分に互いにねじ部分を形成し、螺着により固定してもよいし、別途、フック等の固定金具による係止部位を用いて着脱可能に固定する構成であってもよい。
この回転スイッチ構造において、回転ノブ6を回転させた場合には、筒状接点部材24a,26a,27a,18aは、固定された接触端子24b,26b,27b,30に対して、接触した状態で周回するようにスライド移動する。
以上説明したように、本実施形態によれば、処置具への電源ケーブルの導入箇所を処置具の負荷力中心又はその近傍に配置したことにより、装置全体のバランスが取れて、操作性がよくなる。特に、本実施形態では、操作者の把持位置を処置具の負荷力中心に配置し、且つ電源ケーブルの導入位置を、その負荷力中心若しくは、その近傍に配置したため、バランスよく把持でき、さらに、ジョーの操作性も改善される。
特に、電源との間で引き回された電源ケーブルに振れや揺れが生じた際に、従来であれば、処置具内の電源ケーブルの導入位置と処置部との直線的な位置関係において、手(指)で把持している中間箇所が支点となり、電源ケーブルが下方に引かれれば、処置部は上方に持ち上がるように作用し、この持ち上がりを指又は手首で押さえ込む必要がある。本実施形態の処置具によれば、同様に、電源ケーブルが下方に引かれた場合、処置具全体が下方に引かれることとなるため、腕の力で押さえ込むことができ、指や手首で押さえ込むより容易であり、与えられる疲労も軽減される。特に、処置具全体が引き下げられようとするため、持ち上がりによる先端部分の移動距離に比べて、先端部分の移動距離が短くなり、術者に対して、細かい手技に対する負荷が軽減される。
また、従来の床尾(ピストルグリップ)を把持するピストル型処置具においては、電源ケーブルが把持する腕の上を通過していたため、電源ケーブルの引き回し状況により、操作を阻害する事態が生じたが、本実施形態によれば、電源ケーブルの導入位置を固定ハンドルの底部に設けたため、電源ケーブルが操作を阻害することなく、操作性が改善される。
さらに、本実施形態では、ハンドルユニット内に、略円筒形状の筒状接点部材及び接触端子による回転電極構造を搭載したことにより、ジョーの開く方向を調整するために回転ノブを回転させた際に、従来の直接的に電源ケーブルを導入した際に課題となっていたケーブルの捩れがなくなり、電源ケーブルによる処置具への負荷が軽減され、より操作性が改善される。
また、ハンドルユニット2に超音波処置のスイッチと高周波処置のスイッチを並設しているため、切替操作が容易であり、負荷力中心がハンドル近傍にあるため、片手操作による切替操作時によるプローブの振れを最小限に留めることができる。
さらに、トランスデューサユニット3に設けられた回転に対応する筒状接点部材と接触端子による電気的接続構造を用いているため、シースユニット19が可動範囲内で、ジョー15がどのような角度に回転した場合でも、処置時には、超音波駆動電源の電流通路及び、高周波信号の伝送路は、電気的に接続された状態を実現することができる。
従って、回転ノブ6を回転に関わらず、超音波振動を発生、及び高周波信号の印加を行うことができ、ジョー15の開く方向を変えた場合であっても、接触端子24b,26b,27b,30は、共に、筒状接点部材24a,26a,27a,18a上を接触した状態でスライド移動するため電源供給及び高周波信号印加が遮断されず、処置動作を中断又は、ジョー15による処置対象部位の挟持し直しを行うことなく処置を実施することができる。
[第2の実施形態]
次に、第2の実施形態について説明する。
本実施形態は、前述した第1の実施形態に対して、高周波信号の伝送路が処置部16から移動部材18を経て、トランスデューサユニット3に設けられた接触端子を通過して帰還する構成である。図5は、第2の実施形態に係るトランスデューサユニットを含む内部構成例を示す断面図、図6は、第2の実施形態に係るトランスデューサユニットがハンドルユニットから離脱された状態を示す断面図、図7は、第2の実施形態の処置具の全体的なブロック構成例を示す図である。本実施形態の構成部位において、前述した第1の実施形態の構成部位と同等部位には同じ参照符号を付して、その説明を省略する。
以下の説明において、超音波処置に用いる電源供給の電流通路に関しては、前述した第1の実施形態と同等であり、ここでの説明を省略する。
図5に示すように、トランスデューサユニット3における筒状接点部材は、筒状接点部材24a,26a,27a,29aが外周側から内側に向かって、狭まるように段形状に配置される。トランスデューサユニット3の装着時に、これらの筒状接点部材と当接するように、ハンドルユニット2側には、接触端子24b,26b,27b,29bが配置されている。
高周波信号の伝送路においては、筒状接点部材27aは、前述した筒状接点部材28と同様に、内部配線を通じて、ホーン部22に接続する又は、ホーン部22と電気的に接続された導電部位40に接続する。
さらに、筒状接点部材29aは、トランスデューサユニット3の絶縁性を有する内部部材を貫通して、ホーン部22が配置される孔の内壁面に突出するように接触端子30が設けられている。
この接触端子30は、移動部材18における筒状接点部材18aと接触して、電気的に接続されている。この筒状接点部材18aと接触端子30は、前述した第1の実施形態と同様に、筒状接点部材18aの移動により、ジョー15が開状態の場合には、長手方向に前進し、筒状接点部材18aと接触端子30が離間する。また、ジョー15が閉状態の場合には、長手方向に後退し、筒状接点部材18aと接触端子30が接触して、電気的に接続され、高周波信号を帰還させる伝送路を構成する。
図6に示すように、ハンドルユニット2からトランスデューサユニット3を離脱させた場合には、それぞれに接触端子24b,26b,27b,29b,30と、筒状接点部材24a,26a,27a,29a,18aとが離れて、電気的にも分離される。
図7に示したように、高周波信号の伝送路は、電源ユニット31−電源ケーブル13−接触端子(HF1)27b−筒状接点部材27a−(導電部位40)−ホーン部22−プローブ4−プローブ先端部(バイポーラ電極)4a−処置対象部位−ジョー15−移動部位18−筒状接点部材18a−接触端子30−筒状接点部材29a−接触端子(接触端子)29b−電源ケーブル13−電源ユニット31の経路となる。
本実施形態によれば、前述した第1の実施形態と同等の効果を得ることができる。さらに、高周波信号の帰還側の伝送路のための接触端子を、再利用するトランスデューサユニット3側に設けたことにより、ハンドルユニット2の構成が簡易化され、且つ製造工程コスト及び部品コストを低減することができる。
[第3の実施形態]
次に、第3の実施形態について説明する。
本実施形態は、高周波信号の印加が前述した第1の実施形態におけるホーン部22に替わって、プローブ4(又は、プローブ5)から印加される伝送路の構成である。図8は、第3の実施形態に係るトランスデューサユニットを含む内部構成例を示す断面図、図9は、第3の実施形態の処置具の全体的なブロック構成例を示す図である。本実施形態の構成部位において、前述した第1の実施形態の構成部位と同等部位には同じ参照符号を付して、その説明を省略する。
図8に示すように、本実施形態のトランスデューサユニット3における筒状接点部材は、筒状接点部材24a,26aが外周側から内側に向かって、狭まるように段形状に配置される。これらの筒状接点部材24a,26aと対応して、ハンドルユニット2側における接触端子24b,26bが配置されている。以下の説明において、超音波処置に用いる電源供給の電流通路に関しては、前述した第1の実施形態と同等であり、ここでの説明を省略する。
高周波信号の伝送路においては、ハンドルユニット2側において、固定された接触端子28,30が設けられている。接触端子28は、円筒形状を成す導電部材からなるプローブ4に接触して電気的に接続し、ケーブル13から供給された高周波信号をプローブ4に印加する。尚、この例では、接触端子28がプローブ4に直接的に接触する構成例であるが、プローブユニット5が複数の構成部位により組み上げられていた場合には、プローブ4に摺動可能に当接する導電部材からなる何等かの部材に接続することも可能である。また、筒状接点部材18aと接触端子30は、前述した第1の実施形態と同等であり、説明を省略する。
図9に示したように、高周波信号の伝送路は、電源ユニット31−電源ケーブル13−接触端子(HF1)28−プローブ4−バイポーラ電極4a−処置対象部位−ジョー15−導電部材18−筒状接点部材18a−接触端子30−電源ケーブル13−電源ユニット31の経路となる。
本実施形態によれば、前述した第1の実施形態と同等の効果を得ることができる。また、高周波信号の伝送路がトランスデューサユニット3を経由していないため、小型化が実現でき、後述する高周波信号の伝送路が無いタイプのハンドルユニットに対しても利用することができる。
[第4の実施形態]
次に、第4の実施形態について説明する。
本実施形態は、超音波処置のみを行う処置具である。図10は、第4の実施形態に係るトランスデューサユニットを含む内部構成例を示す断面図、図11は、第4の実施形態の処置具の全体的なブロック構成例を示す図である。本実施形態の構成部位において、前述した第1の実施形態の構成部位と同等部位には同じ参照符号を付して、その説明を省略する。
ハンドルユニット2は、プローブ4と、ブローブ処置部4aと、ジョー15と、プローブ4を被覆するシースユニット19と、により構成される。ブローブ処置部4aとジョー15とで処置対象部位を挟持し超音波処置を施す。プローブ4の後端側は、ハンドルユニット2内部で、トランスデューサユニット3のホーン部22と当接して、超音波振動が伝達される。
さらに、ハンドルユニット2の前方には、前述した構成により、シースユニット19とプローブ4を一体的に回転させるための前述した回転ノブ(図示せず)が設けられている。この回転ノブは、操作者の手動により、予め定められた角度範囲内でプローブ4を回転させて、ジョー15の挟持する方向を自由に設定できる。また、ハンドルユニット2の本体下側に設けられた固定ハンドル7には、ジョー15の開閉を行う可動ハンドル(図示せず)と、超音波印加スイッチ(1HSW)11が設けられている。
次に、トランスデューサユニット3について説明する。
図10に示すように、トランスデューサユニット3は、ケース21内に、振動素子ユニットを構成するホーン部22、超音波振動素子23及び、配電部25を収納する。トランスデューサユニット3における筒状接点部材24a,26aは、外周側から内側に向かって、狭まるように段形状に配置される。ハンドルユニット2側には、これらの筒状接点部材24a,26aと、それぞれにスライド移動可能に接触する接触端子24b,26bが配置されている。
筒状接点部材24a,24bは、内部配線を通じて、配電部25(US1,US2)に電気的に接続される。配電部25は、それぞれに超音波振動素子23の電極と配線により接続し、駆動するための電源を供給する。配電部25は、必須ではなく省略することも可能であり、ホーン部22における超音波の音節となる箇所に直接接続してもよい。
この筒状接点部材24a,24bと接触端子26a,26bによる構成においては、回転ノブ6を回転させた場合には、前述したようにプローブ4がホーン部22と密着した状態でシースユニット19と一体的に回転する。このため、接触端子26a,26bは、固定された筒状接点部材24a,24bに対して、接触した状態で摺動するようにスライド移動する。従って、ジョー15の開閉方向を処置に合わせて、回転させても電気的に接続された状態を維持するため、所望する方向から処置対象部位を挟持して処置を行うことができる。
図11を示すように、超音波駆動電源の電流通路は、電源ユニット31−電源ケーブル13−接触端子(US1)24b−筒状接点部材(US1)24a−(配電部25)−圧電素子23−(配電部25)−筒状接点部材26a(US2)−接触端子26b(US2)−電源ケーブル13−電源ユニット31の経路となる。尚、圧電素子の駆動電源は、交流であるため、正負の振幅により、電流の流れは反転する。
本実施形態は、トランスデューサユニット3がハンドルユニット2に嵌め込まれた装着状態の処置具、即ち、処置を実施する状態の処置具の負荷力中心又はその近傍の位置に、電源ケーブル13の導入位置を配置(第1の導入位置)する構成である。例えば、把持部分が床尾(ピストルグリップ)形状であった場合に、把持する手の親指(人差し指との間)の付け根部分と、他の指(例えば、人差し指)の指先との2点間で処置具のバランスが取れる位置又は、2点間の負荷力中心及び、それら近傍に電源ケーブル13の導入箇所を配置する。尚、処置具が電源ケーブルを接続した使用する状態において、処置具の全体的な重さが、固定ハンドル7の親指と人差し指の付け根が当接する箇所を経て、腕の全体に乗ることが好ましく、必ずしも電源ケーブル13の導入箇所自体が処置具1の負荷力中心と一致することに限定されるものではない。
本実施形態では、固定ハンドル7の近傍に装置全体の負荷力中心が存在するように設計され、固定ハンドル7の底部から電源ケーブル13が内部に導入している。図1に示す構成では、電源ケーブル13が直接にハンドルユニット2内に引き込まれた構成であるが、図2に示すように、コネクタ20を介在させて、電源ケーブル13が着脱自在な構成であってもよい。図10に示す構成では、電源ケーブル13が直接にハンドルユニット2内に引き込まれた構成であるが、図2に示すように、コネクタ20を介在させて、電源ケーブル13が着脱自在な構成であってもよい。
以上説明したように、本実施形態によれば、処置具への電源ケーブルの導入箇所を処置具の負荷力中心又はその近傍に配置したことにより、装置全体のバランスが取れて、操作性がよくなる。特に、本実施形態では、操作者の把持位置を処置具負荷力中心に配置し、且つ電源ケーブルの導入位置を、その負荷力中心若しくは、その近傍に配置したため、バランスよく把持でき、さらに、ジョーの操作性も改善される。
さらに、本実施形態では、ハンドルユニット内に、略円筒形状の筒状接点部材及び接触端子による回転電極構造を搭載したことにより、ジョーの開く方向を調整するために回転ノブを回転させた際に、従来の直接的に電源ケーブルを導入した際に課題となっていたケーブルの捩れがなくなり、電源ケーブルによる処置具への負荷が軽減され、より操作性が改善される。
[第5の実施形態]
次に、第5の実施形態について説明する。
図12は、第5の実施形態に係る処置具の全体的なシステム構成例を示す図である。図13は、第5の実施形態の処置具の全体的なブロック構成例を示す図である。尚、この構成において、前述した第1の実施形態と同等の構成部位には、同じ参照符号を付して、その説明を省略する。また、超音波振動及び高周波振動の何れかを用いる構成及び処置は、前述した第1の実施形態と全く同等であり、ここでの説明は省略する。
本実施形態は、第1の実施形態の構成に加えて、電源ケーブル13の導入位置に、送水及び吸引を行うための送液管路36と吸引管路37の導入位置を配置した構成である。送水吸引ユニット32は、手術中に用いられる洗浄用等の水又は液体を送水する、及び処置対象部位の周辺の液体を排水するための吸引を行う。
この例では、固定ハンドル7の底部が処置具の負荷力中心であった場に、送液管路と吸引管路の導入部分を配置している。ハンドルユニット2内の送液管路34及び吸引管路25は、軟性のチューブ、例えば、樹脂製のチューブからなり、図12に示すように、固定ハンドル7の底部から内部に導入され、特に、可動ハンドル8の可動域を避けるように、引き回して、プローブ4内を先端部のプローブ先端部(バイポーラ電極)4aまで貫通するように配管される。尚、プローブ4内に導入される際に、プローブ4の回転によりチューブに負荷が掛からないように、弛み(遊び)を持たせる、又はプローブ4の形状(切り欠き等)を変えて対応してもよい。
本実施形態によれば、送水及び吸引を行うための管路の導入位置を電源ケーブル13と同様に、処置具の負荷力中心又はその近傍に配置したことにより、装置全体のバランスが取れて、操作性がよくなる。特に、本実施形態では、操作者の把持位置を処置具の負荷力中心に配置し、且つ電源ケーブルの導入位置を、その負荷力中心若しくは、その近傍に配置したため、バランスよく把持でき、ブレが解消されて、ジョー15の操作性も改善される。
この構成では、電源ケーブル、送液管路34及び吸引管路35の導入部を固定ハンドル7の底部に取りまとめたことから、電源ユニット31の近傍に送水吸引ユニット32を配置して、前述した電源ケーブルと送液チューブ36及び吸引チューブ37を1本化したケーブルとして取り扱うことも可能である。一本化されたケーブルは、床を這わせた場合に、術者の腕の立ち振る舞いや立ち位置を良好にさせて、且つケーブル及びチューブの繋ぎ忘れが防止できる利点がある。尚、本実施形態の処置具に対して、送水と吸引は必ずしも対として備えられるものではなく、何れか一方を他の処置具の機能により代行して行ってもよい。
さらに、図12においては、電源ケーブル13、送液チューブ36及び吸引チューブ37が直接に固定ハンドル内に引き込まれた構成であるが、コネクタを介在させて、それぞれが又は一括的に着脱自在な構成であってもよい。
[第6の実施形態]
次に、第6の実施形態について説明する。
図14は、第6の実施形態に係るトランスデューサユニットを含む内部構成例を示す断面図である。図15は、第6の実施形態に係る超音波振動素子に電源を供給する電源ケーブルの引き出し位置を示す図である。本実施形態において、前述した第4の実施形態の構成部位と同等の部位には同じ参照符号を付して、その詳細な説明は省略する。
尚、本実施形態においては、前述した第1、第2、第3及び第5の実施形態における高周波処置を行うための高周波信号を導入する筒状接点部材及び接触端子の回転可能な何れかの構造を搭載することができ、図14に示す内部構造においては、スイッチ12のみを記載し、その他の構造の記載を省略している。
前述した第4の実施形態では、処置具の負荷力中心又は、その近傍の位置に電源ケーブルの導入位置を配置することから、固定ハンドル7の底部に電源ケーブルの導入箇所を配置した例であった。本実施形態では、処置具の負荷力中心又はその近傍に電源ケーブルの導入位置を配置することは同じである。
本実施形態では、図14に示すように、ハンドルユニット2の負荷力中心又はその近傍の位置で、ユニット本体21上面(ハンドルとは反対側向)に電源ケーブル13の導入位置を配置した構成である。
ハンドルユニット2の上面側から導入された電源ケーブル13の各配線は、接触端子24b,26b及び可動ハンドル8の上方の超音波印加スイッチ11と高周波印加スイッチ12に接続されている。接触端子24b,26bは、トランスデューサユニット3に設けられた筒状接点部材24a,26aにスライド移動可能に接触する。従って、プローブ4が回転した際に、接触端子24b,26bと筒状接点部材24a,24bが電気的に接続された状態を維持し、超音波振動素子23に対して、電源の供給を維持しながら回転する。
以上のことから本実施形態は、前述した第4の実施形態と同等の作用効果を得ることができる。さらに、手術の際に、電源ケーブルの引き回しが下方で他の術具と干渉する場合やハンドルユニット2の下方にスペースが取りづらい場合には、上方から電源ケーブルが導入されるため、処置具を操作しやすくなる。尚、本実施形態においても、電源ケーブルの導入位置は、処置具の負荷力中心又はその近傍の位置であり、処置を実施する際に親指と他の指による2点で処置具を把持する形状であった場合には、その2点間の位置、即ち、2点間でバランスが取れる位置、又は2点間の負荷力中心の近傍に電源ケーブルの導入箇所を配置する。
[第7の実施形態]
次に、第7の実施形態について説明する。
図16は、本実施形態に係るペン形状を成す超音波振動処置具の全体的な外観構成を示す図である。本実施形態について、前述した図2に示した構成部位と同じ機能を有する構成部位には同じ参照符号を付して、その詳細な説明は省略する。
図16は、第4の実施形態の変形例となるペン形状を成す超音波振動処置具である。この処置具は、ペン型を成し、使い捨てとなるハンドルユニット(処置具本体)2と、滅菌処理を行い繰り返し使用するトランスデューサユニット3とで構成される。処置具には、トランスデューサユニット3は、第4の実施形態と同様に、超音波振動のみを出力する。
トランスデューサユニット3内の圧電素子に駆動電源を供給する電源ユニットは、前述した電源ユニット31と同様である。
ハンドルユニット2は、内部から貫通して延出し、超音波振動を伝搬する長尺な導電体からなるプローブユニット5が取り付けられている。プローブユニット5は、導電体からなる1本の先細りの棒形状のプローブ4を有している。プローブ4は、シースユニット19に被覆されている。
電源ケーブル13は、手でペンを持つように把持した際に妨げにならない位置であって、且つ処置具の負荷力中心が、例えば、親指と人差し指の付け根部分mからこれらの指先n,pまでの間に導入箇所が来るように配置されている。超音波印加スイッチ11は、ハンドルユニット2の上面に配置され、例えば、人差し指の指先によりオンオフ操作される。尚、第1の実施形態のように、高周波信号を出力する構成を付加すれば、モノポーラの高周波処置具として利用することも可能である。
このように操作者の把持位置が処置具の負荷力中心に来るように電源ケーブル13の導入位置を設けることにより、処置具全体のバランスが取れて、操作性がよくなる。
以上のように、本実施形態の処置具は、超音波振動による処置能力、又は超音波振動による処置能力に加えて、高周波振動による処置能力を併せ持つ構成である。また、ケーブル等を起因とするプローブ5の先端のブレを抑え、処置具全体のバランスが取れて、操作性がよくなり、処置具における負荷力が掛かる位置(負荷力中心)が手の親指の付け根と他の指先との2点間に掛かっているため、負荷力が腕に掛かることとなり、操作に伴う労力を軽減することができる。
1…処置具、2…ハンドルユニット(処置具本体)、3…トランスデューサユニット、4…プローブ、4a…プローブ先端部、5…プローブユニット、6…回転ノブ、7…固定ハンドル、8…可動ハンドル、9…、10…バネ、11,12…スイッチ、13…電源ケーブル、15…ジョー、16…処置部、18…移動部材、18a…筒状接点部材、19…シースユニット、20…コネクタ、21…ケース、22…ホーン部、23…超音波振動素子、24…、24a,27a,26a…筒状接点部材、24b,27b,26b…接触端子、25…配電部、30…接触端子、31…電源ユニット、40…導電部位、100…システム構成。

Claims (10)

  1. 超音波振動を発生するトランスデューサユニットであって、
    超音波振動子と、
    前記超音波振動子を収納するケースと、
    前記ケースの外表面に設けられた接点部材と、
    前記ケースの内部で、前記接点部材と前記超音波振動子とを電気的に接続する配電部と、
    を有するトランスデューサユニットと、
    生体組織を処置するハンドルユニットであって、
    先端に前記生体組織を処置する処置部が設けられ、基端が前記超音波振動子と連結し、長手軸方向に延設するプローブと、
    前記プローブを覆うシースユニットと、
    前記シースユニットの基端側に設けられたハンドルユニット本体と、
    前記ハンドルユニット本体に設けられ、前記トランスデューサユニットを前記ハンドルユニットに装着した際に、前記超音波振動子と前記プローブとを連結した状態で前記トランスデューサユニットを前記長手軸方向において回動可能に保持する装着部と、
    前記装着部に設けられ、前記トランスデューサユニットが装着された際に、前記接点部材と接触する位置に設けられた接触部材と、
    一端が前記接触部材に接続され、前記ハンドルユニット本体の外表面に向かって延設する内部配線と、
    前記ハンドルユニット本体の外表面に設けられ、前記内部配線と外部からの電源ケーブルとの接続を行う導入箇所と、
    を有するハンドルユニットと、を備え、
    前記接点部材及び前記接触部材は、前記プローブ及び前記トランスデューサユニットを一体的に回動させた際、摺動により接触している状態が常に維持される電気的接点構造に構成されていることを特徴とする処置具。
  2. 前記導入箇所には、前記内部配線の他端と電気的に接続され、前記電源ケーブルを着脱可能に保持するコネクタを有することを特徴とする請求項1に記載の処置具。
  3. 前記ハンドルユニット本体は、術者が把持する固定ハンドルを有し、
    前記導入箇所は、前記固定ハンドルの底部に設けたことを特徴とする請求項1に記載の処置具。
  4. 前記接点部材は、筒状形状の接点部材であることを特徴とする請求項1に記載の処置具。
  5. 前記接点部材は、半円形状の接点部材であることを特徴とする請求項1に記載の処置具。
  6. 前記プローブは、前記超音波振動子から発生された超音波振動を伝達し、加えて、高周波信号を伝達する第1の高周波信号伝送路を有し、
    前記電源ケーブルは、前記超音波振動子の駆動電流及び前記高周波信号の何れかを供給することを特徴とする請求項1に記載の処置具。
  7. 前記プローブの軸方向に移動可能で、且つ、高周波信号を伝達可能な第2の高周波信号伝送路となる移動部材と、
    前記プローブの先端部に設けられ、処置対象部位を挟持し、任意の角度に回転するジョーと、
    前記ジョーに設けられた処置用電極部と、
    を有するシースユニットを備えていることを特徴とする請求項6に記載の処置具。
  8. 前記処置具に設けられた前記プローブの先端に液体を送るための送液管路と、
    前記処置具に設けられた前記プローブの先端付近に存在する液体を吸引するための吸引管路と、を有し、
    前記送液管路及び前記吸引管路の少なくとも一方が前記導入箇所を通るように設けられたことを特徴とする請求項1に記載の処置具。
  9. 前記処置具に設けられ、前記ハンドルユニット本体に対して前記プローブ及び前記トランスデューサユニットを前記プローブの長手軸周りに一体的に回動させる回転ノブを更に備え、
    前記接点部材及び前記接触部材は、前記回転ノブによって前記プローブ及び前記トランスデューサユニットを一体的に回動させた際、摺動により接触状態が常に維持される電気的接点構造に構成されていることを特徴とする請求項1に記載の処置具。
  10. 超音波振動を発生するトランスデューサユニットであって、
    超音波振動子と、
    前記超音波振動子を収納するケースと、
    前記ケースの外表面に設けられた接点部材と、
    前記接点部材と前記超音波振動子とを前記ケースの内部で電気的に接続する配電部と、
    を有するトランスデューサユニットと、
    生体組織を処置するハンドルユニットであって、
    先端に前記生体組織を処置する処置部が設けられ、基端が前記超音波振動子と連結し、長手軸方向に延設するプローブと、
    前記プローブを覆うシースユニットと、
    前記シースユニットの基端側に設けられたハンドルユニット本体と、
    前記ハンドルユニット本体に設けられ、前記トランスデューサユニットを前記ハンドルユニットに装着した際に、前記超音波振動子と前記プローブとを連結した状態で前記トランスデューサユニットを前記長手軸方向において回動可能に保持する装着部と、
    前記装着部に設けられ、前記トランスデューサユニットが装着された際に、前記接点部材と接触する位置に設けられた接触部材と、
    前記ハンドルユニット本体の外表面に設けられた導入箇所と、
    を有する処置具と、
    駆動電流を供給する外部電源と、
    一端が内部配線を介して前記接触部材に接続され、他端が前記外部電源に接続され、前記導入箇所を挿通して駆動電流を送伝する電源ケーブルと、
    を備え、
    前記接点部材及び前記接触部材は、前記プローブ及び前記トランスデューサユニットを一体的に回動させた際、摺動により接触状態が常に維持される電気的接点構造に構成されていることを特徴とする超音波処置具システム。
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