JP5749441B2 - 空気入りタイヤ - Google Patents

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本発明は、空気入りタイヤに関するものである。
この種の空気入りタイヤにおいては、転がり抵抗を低減する手段として、例えば下記特許文献1に示されるように、従来から種々提案されているが、単にトレッド部の厚さを薄くすることも考えられる。
ところがこの場合、周溝の深さも必然的に浅くなってしまうため、周溝の幅を広くすることで周溝の内容積の減少を抑えてハイドロプレーニング性能を維持する必要がある。
特開平5−246208号公報
しかしながら、このような空気入りタイヤでは、周溝の幅を広くした分、トレッド部の接地面積が減少するため、コーナリング時に空気入りタイヤに発生する横力が小さくなってコーナリングパワーが低下することで、操縦安定性が低下するおそれがあった。
この発明は、このような事情を考慮してなされたもので、操縦安定性を低下させることなく、ハイドロプレーニング性能を維持しつつ、転がり抵抗を低減することができる空気入りタイヤを提供することを目的とする。
前記課題を解決して、このような目的を達成するために、本発明の空気入りタイヤは、トレッド部に、タイヤ周方向に延びる周溝がタイヤ幅方向に間隔をあけて複数形成され、これらの周溝を各別に画成する一対の側壁面がそれぞれ、タイヤ径方向の内側から外側に向かうに従い漸次互いに離反する向きに延びる空気入りタイヤであって、前記トレッド部の厚さはタイヤ外径の0.0120倍以上0.0155倍以下とされ、周溝の深さはトレッド部の厚さの0.725倍以上0.800倍以下とされ、複数の周溝の各幅を足し合わせた総幅はトレッド接地幅の0.2倍以上0.3倍以下とされ、複数の周溝のうち、タイヤ幅方向の両端に位置する端周溝を各別に画成する一対の第1側壁面それぞれの、トレッド部の外周面に直交する垂線に対する傾斜角度が互いに異なり、複数の周溝のうち、前記端周溝よりもタイヤ幅方向の内側に位置する内側周溝を画成する一対の第2側壁面のうちの少なくとも一方の前記垂線に対する傾斜角度が、前記一対の第1側壁面それぞれの前記傾斜角度のうち小さい方の傾斜角度よりも大きくなっており、前記トレッド部上に、前記複数の周溝によって、タイヤ幅方向の両端に位置するショルダーリブと、これらのショルダーリブ同士の間に位置する内側リブと、が区画され、前記内側リブを画成する一対の前記側壁面のうちの少なくとも一方の前記傾斜角度が、前記一対の第1側壁面それぞれの前記傾斜角度のうち小さい方の傾斜角度よりも大きくなっていることを特徴とする。
この発明によれば、トレッド部の厚さがタイヤ外径の0.0120倍以上0.0155倍以下とされ、周溝の深さがトレッド部の厚さの0.725倍以上0.800倍以下とされ、複数の周溝の前記総幅がトレッド接地幅の0.2倍以上0.3倍以下となっているので、ハイドロプレーニング性能を維持しつつ、転がり抵抗を低減することができる。
なお、トレッド部の厚さがタイヤ外径の0.0120倍より小さくなると、例えば耐久性や乗り心地性が低下したり、ハイドロプレーニング性能の維持が困難になったりするおそれがあり、0.0155倍より大きくなると、転がり抵抗を低減することが困難になる。また、周溝の深さがトレッド部の厚さの0.725倍より小さくなると、例えば耐久性が低下したり、ハイドロプレーニング性能の維持が困難になったりするおそれがあり、0.800倍より大きくなると、例えば耐久性が低下したり、操縦安定性が低下したりするおそれがある。さらに、複数の周溝の前記総幅がトレッド接地幅の0.2倍より小さくなると、ハイドロプレーニング性能の維持が困難になり、0.3倍より大きくなると、操縦安定性が大きく低下するおそれがある。
また、前記内側周溝を画成する一対の第2側壁面のうちの少なくとも一方の前記傾斜角度が、前記端周溝を画成する一対の第1側壁面それぞれの前記傾斜角度のうち小さい方の傾斜角度よりも大きくなっているので、トレッド部上で複数の周溝によって区画されたリブを、タイヤ幅方向に倒れ込み難くさせることが可能になり、このようなリブの変形に起因したトレッド部の接地面積の減少を抑えることができる。したがって、コーナリング時に空気入りタイヤに発生する横力が低くなるのを抑制することが可能になり、操縦安定性の低下を防ぐことができる。
なお、前記内側周溝を画成する一対の第2側壁面のうちの少なくとも一方の前記傾斜角度を、前記端周溝を画成する一対の第1側壁面それぞれの前記傾斜角度のうち大きい方の傾斜角度と同等にしてもよい。
ここで、前記一対の第2側壁面それぞれの前記傾斜角度は、互いに同等とされるとともに、前記一対の第1側壁面のうち、タイヤ幅方向の内側に位置する第1側壁面の前記傾斜角度と同等とされ、かつタイヤ幅方向の外側に位置する第1側壁面の前記傾斜角度よりも大きくなってもよい。
この場合、複数のリブのうち、タイヤ幅方向の両端に位置する各ショルダーリブ同士の間の内側リブがタイヤ幅方向に倒れ込むのを確実に抑えることが可能になる。したがって、例えば、トレッド部の接地面積が比較的小さく、かつこの接地面積にタイヤ赤道部の占める割合が比較的高い低荷重時に、前述の作用効果を有効に奏功させることができる。
また、車両への装着方向が明示され、前記複数の周溝それぞれにおいて、一対の側壁面のうち、車両外側に位置する側壁面の方が、車両内側に位置する側壁面よりも前記傾斜角度が大きくなってもよい。
この場合、前記複数の周溝それぞれにおいて、一対の側壁面のうち、車両外側に位置する側壁面の方が、車両内側に位置する側壁面よりも前記傾斜角度が大きくなっているので、この空気入りタイヤに鉛直方向の圧縮荷重が加えられたときに、複数のリブにはそれぞれ、タイヤ幅方向に沿う車両内側に向けたせん断力が発生することとなる。したがって、コーナリング時に空気入りタイヤに発生する横力を増大させることが可能になり、操縦安定性の低下をより一層確実に防ぐことができる。
この発明に係る空気入りタイヤによれば、操縦安定性を低下させることなく、ハイドロプレーニング性能を維持しつつ、転がり抵抗を低減することができる。
本発明に係る一実施形態として示した空気入りタイヤのタイヤ幅方向に沿う断面図の一部である。 本発明に係る別の実施形態として示した空気入りタイヤのタイヤ幅方向に沿う断面図の一部である。
以下、本発明に係る空気入りタイヤの一実施形態を、図1を参照しながら説明する。
本実施形態の空気入りタイヤ1では、図1に示されるように、左右一対のビードコア11間でトロイダル状に延びるカーカス12のクラウン部12aと、トレッド部13と、の間に、スチールベルト層16が設けられている。図示の例では、スチールベルト層16は、第1スチールコード層14と第2スチールコード層15とがタイヤ径方向に積層された二層構造となっている。また、各スチールコード層14、15には、タイヤ径方向に直交する沿面方向において、タイヤ幅方向Hおよびタイヤ周方向それぞれに対して傾斜する方向に延びるスチールコードが、前記沿面方向において前記傾斜する方向と直交する方向に複数並べられて埋設されている。それぞれのスチールコード層14、15に埋設されたスチールコードの延びる方向は互いに逆向きとなっており、これらのスチールコード層14、15が前述のようにタイヤ径方向に積層された状態で、各スチールコード層14、15にそれぞれ埋設されたスチールコードが、トレッド部13の平面視で互いに交差するようになっている。
なお、図示の例では、第1、第2スチールコード層14、15は、それぞれの幅方向中央部が、この空気入りタイヤ1のタイヤ幅方向Hの中央部(以下、タイヤ赤道部CLという)に位置させられた状態で、タイヤ周方向の全周にわたって連続して延在している。また、第1スチールコード層14は、第2スチールコード層15よりタイヤ径方向の内側に配置され、かつ第2スチールコード層15よりも広幅に形成されている。
また、トレッド部13には、タイヤ周方向に延びる周溝18、19がタイヤ幅方向Hに間隔をあけて複数(図示の例では4つ)形成されている。これらの周溝18、19を各別に画成する一対の側壁面21、22はそれぞれ、タイヤ径方向の内側から外側に向かうに従い漸次互いに離反する向きに延在している。さらに複数の周溝18、19は、トレッド部13においてタイヤ赤道部CLを回避した位置に、タイヤ赤道部CLを基準に線対称に配置されている。これらの周溝18、19により、トレッド部13の外周面が複数のリブ20に区画されている。
ここで本実施形態では、トレッド部13の厚さCがタイヤ外径Eの0.0120倍以上0.0155倍以下となっている。なお、トレッド部13の厚さCは、例えばタイヤ外径Eの約0.01405倍となっている。また、周溝18、19の深さDがトレッド部13の厚さCの0.725倍以上0.800倍以下となっている。なお、周溝18、19の深さDは、例えばトレッド部13の厚さCの約0.785倍となっている。さらに、複数の周溝18、19の各幅Bを足し合わせた総幅がトレッド接地幅TWの0.2倍以上0.3倍以下となっている。なお、複数の周溝18、19の前記総幅は、例えばトレッド接地幅TWの約0.25倍となっている。
ここで、トレッド部13の厚さCは、トレッド部13の外周面と、第2スチールコード層15の外周面と、の間のタイヤ径方向における距離となっている。また、周溝18の幅Bは、各周溝18におけるタイヤ径方向の外方端の幅となっている。
そして本実施形態では、複数の周溝18、19のうち、タイヤ幅方向Hの両端に位置する端周溝18を各別に画成する一対の第1側壁面21それぞれの、トレッド部13の外周面に直交する垂線Lに対する傾斜角度θ1とθ2並びにθ7とθ8が互いに異なっている。また、複数の周溝18、19のうち、端周溝18よりもタイヤ幅方向Hの内側に位置する内側周溝19を各別に画成する一対の第2側壁面22のうちの少なくとも一方の前記垂線Lに対する傾斜角度θ3、θ4、θ5、θ6が、一対の第1側壁面21それぞれの前記傾斜角度θ1とθ2並びにθ7とθ8のうち小さい方の傾斜角度θ1、θ8よりも大きくなっている。なお図示の例では、2つの端周溝18同士で、一対の第1側壁面21それぞれの前記傾斜角度θ1とθ2並びにθ7とθ8のうち、小さい方の前記傾斜角度θ1、θ8は互いに同等になっている。
さらに本実施形態では、複数の内側周溝19を各別に画成する一対の第2側壁面22それぞれの前記傾斜角度θ3〜θ6が、互いに同等とされるとともに、2つの端周溝18を各別に画成する一対の第1側壁面21のうち、タイヤ幅方向Hの内側に位置する第1側壁面21の前記傾斜角度θ2、θ7と同等とされ、かつタイヤ幅方向Hの外側に位置する第1側壁面21の前記傾斜角度θ1、θ8よりも大きくなっている。
図示の例では、前記傾斜角度θ2〜θ7は、前記傾斜角度θ1、θ8よりも10°以上大きくなっている。例えば、前記傾斜角度θ2〜θ7は約20°、前記傾斜角度θ1、θ8は約5°となっている。また、2つの端周溝18は、タイヤ赤道部CLを基準に線対称に形成され、これらの端周溝18同士の間に位置する2つの内側周溝19は互いに同形同大となっている。さらに、複数の周溝18、19の幅Bは全て互いに同等とされるとともに、これらの周溝18、19の深さDは全て互いに同等となっている。
以上説明したように、本実施形態による空気入りタイヤ1によれば、トレッド部13の厚さCがタイヤ外径Eの0.0120倍以上0.0155倍以下とされ、周溝18、19の深さDがトレッド部13の厚さCの0.725倍以上0.800倍以下とされ、複数の周溝18、19の前記総幅がトレッド接地幅TWの0.2倍以上0.3倍以下となっているので、ハイドロプレーニング性能を維持しつつ、転がり抵抗を低減することができる。
また、複数の内側周溝19を各別に画成する一対の第2側壁面22のうちの少なくとも一方の前記傾斜角度θ3〜θ6が、2つの端周溝18を各別に画成する一対の第1側壁面21それぞれの前記傾斜角度θ1とθ2並びにθ7とθ8のうち小さい方の傾斜角度θ1、θ8よりも大きくなっているので、トレッド部13上で複数の周溝18、19によって区画されたリブ20を、タイヤ幅方向Hに倒れ込み難くさせることが可能になり、このようなリブ20の変形に起因したトレッド部13の接地面積の減少を抑えることができる。したがって、コーナリング時に空気入りタイヤ1に発生する横力が低くなるのを抑制することが可能になり、操縦安定性の低下を防ぐことができる。
さらに本実施形態では、前記傾斜角度θ2〜θ7が互いに同等とされ、かつ前記一対の第1側壁面21のうちタイヤ幅方向Hの外側に位置する第1側壁面21の前記傾斜角度θ1、θ8よりも大きくなっているので、複数のリブ20のうち、タイヤ幅方向Hの両端に位置する各ショルダーリブ20同士の間の内側リブ20がタイヤ幅方向Hに倒れ込むのを確実に抑えることが可能になる。
したがって、例えば、トレッド部13の接地面積が比較的小さく、かつこの接地面積にタイヤ赤道部CLの占める割合が比較的高い低荷重時に、前述の作用効果を有効に奏功させることができる。
なお、本発明の技術的範囲は前記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
例えば周溝18、19は、前記実施形態に限らず適宜変更してもよい。
例えば、図1に示した周溝18、19に代えて、図2に示されるような周溝18、19を採用してもよい。以下、図1に示した周溝18、19と異なる点についてのみ図2に基づいて説明する。
この図2に示す空気入りタイヤ2では、全ての周溝18、19それぞれにおいて、一対の側壁面21、22のうち、車両外側Oに位置する側壁面21、22の方が、車両内側Iに位置する側壁面21、22よりも前記傾斜角度が大きくなっている。
なお図示の例では、複数の周溝18、19の全てが互いに同形同大となっている。また、一対の側壁面21、22のうち、車両外側Oに位置する側壁面21、22の前記傾斜角度θ1、θ3、θ5、θ7は、車両内側Iに位置する側壁面21、22の前記傾斜角度θ2、θ4、θ6、θ8よりも10°以上大きくなっている。例えば、車両外側Oに位置する側壁面21、22の前記傾斜角度θ1、θ3、θ5、θ7は約20°、車両内側Iに位置する側壁面21、22の前記傾斜角度θ2、θ4、θ6、θ8は約5°となっている。さらに本実施形態では、空気入りタイヤ2の外表面に、車両への装着方向を明示する図示されないマークが設けられている。
この場合、複数の周溝18、19それぞれにおいて、一対の側壁面21、22のうち、車両外側Oに位置する側壁面21、22の方が、車両内側Iに位置する側壁面21、22よりも前記傾斜角度が大きくなっているので、この空気入りタイヤ2に鉛直方向の圧縮荷重が加えられたときに、複数のリブ20にはそれぞれ、タイヤ幅方向Hに沿う車両内側Iに向けたせん断力が発生することとなる。したがって、コーナリング時に空気入りタイヤ2に発生する横力を増大させることが可能になり、操縦安定性の低下をより一層確実に防ぐことができる。
その他、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、前記した実施の形態における構成要素を周知の構成要素に置き換えることは適宜可能であり、また、前記した変形例を適宜組み合わせてもよい。
次に、以上説明した作用効果についての検証試験を実施した。
実施例1、2、比較例1、2および従来例の空気入りタイヤをそれぞれ、前輪駆動のセダンタイプの車両に装着してテストコースを走行させ、熟練ドライバーによるフィーリングに基づき10点を満点とする指数で操縦安定性を評価し、また、ISO18164に準拠し、かつスムースドラム、フォース式にて転がり抵抗試験を実施し、従来例を基準とした指数で転がり抵抗を評価し、さらに、テストコース上で前述の車両を走行させ、ハイドロプレーニング現象が発生したときの車両の走行速度を計測し、従来例を基準とした指数でハイドロプレーニング性能を評価した。
ここで、実施例1、2、比較例1、2および従来例の各空気入りタイヤにおいては、周溝18、19の幅B、トレッド部13の厚さC、周溝18、19の深さD、および前記傾斜角度θ1〜θ8のうちの少なくとも1つを異ならせ、タイヤサイズ(215/60R16)、トレッド接地幅TW(約180mm)、タイヤ外径E(約644mm)および周溝18、19の本数(4本)は全て同じにした。これらのうち実施例1として、図1に示す空気入りタイヤ1を採用し、実施例2として、図2に示す空気入りタイヤ2を採用した。
実施例1、2、比較例1、2および従来例の空気入りタイヤそれぞれの主要寸法を表1に示す。
Figure 0005749441
以上の試験結果を表2に示す。
なお、転がり抵抗は数値が小さい程良好であることを示し、ハイドロプレーニング性能は数値が大きい程良好であることを示している。
Figure 0005749441
この結果、実施例1、2の空気入りタイヤ1、2では、従来例の空気入りタイヤと比べて、操縦安定性を低下させることなく、ハイドロプレーニング性能を維持しつつ、転がり抵抗を低減することができることが確認された。また、実施例1、2の空気入りタイヤ1、2では、比較例1の空気入りタイヤと比べて、操縦安定性を向上することができることが確認された。
操縦安定性を低下させることなく、ハイドロプレーニング性能を維持しつつ、転がり抵抗を低減することができる。
1、2 空気入りタイヤ
13 トレッド部
18 端周溝(周溝)
19 内側周溝(周溝)
21 第1側壁面(側壁面)
22 第2側壁面(側壁面)
B 周溝の幅
C トレッド部の厚さ
D 周溝の深さ
E タイヤ外径
H タイヤ幅方向
L 垂線
TW トレッド接地幅
θ1〜θ8 傾斜角度

Claims (3)

  1. トレッド部に、タイヤ周方向に延びる周溝がタイヤ幅方向に間隔をあけて複数形成され、これらの周溝を各別に画成する一対の側壁面がそれぞれ、タイヤ径方向の内側から外側に向かうに従い漸次互いに離反する向きに延びる空気入りタイヤであって、
    前記トレッド部の厚さはタイヤ外径の0.0120倍以上0.0155倍以下とされ、周溝の深さはトレッド部の厚さの0.725倍以上0.800倍以下とされ、複数の周溝の各幅を足し合わせた総幅はトレッド接地幅の0.2倍以上0.3倍以下とされ、
    複数の周溝のうち、タイヤ幅方向の両端に位置する端周溝を各別に画成する一対の第1側壁面それぞれの、トレッド部の外周面に直交する垂線に対する傾斜角度が互いに異なり、
    複数の周溝のうち、前記端周溝よりもタイヤ幅方向の内側に位置する内側周溝を画成する一対の第2側壁面のうちの少なくとも一方の前記垂線に対する傾斜角度が、前記一対の第1側壁面それぞれの前記傾斜角度のうち小さい方の傾斜角度よりも大きくなっており、
    前記トレッド部上に、前記複数の周溝によって、タイヤ幅方向の両端に位置するショルダーリブと、これらのショルダーリブ同士の間に位置する内側リブと、が区画され、
    前記内側リブを画成する一対の前記側壁面のうちの少なくとも一方の前記傾斜角度が、前記一対の第1側壁面それぞれの前記傾斜角度のうち小さい方の傾斜角度よりも大きくなっていることを特徴とする空気入りタイヤ。
  2. 請求項1記載の空気入りタイヤであって、
    前記一対の第2側壁面それぞれの前記傾斜角度は、互いに同等とされるとともに、前記一対の第1側壁面のうち、タイヤ幅方向の内側に位置する第1側壁面の前記傾斜角度と同等とされ、かつタイヤ幅方向の外側に位置する第1側壁面の前記傾斜角度よりも大きくなっていることを特徴とする空気入りタイヤ。
  3. 請求項1記載の空気入りタイヤであって、
    車両への装着方向が明示され、
    前記複数の周溝それぞれにおいて、一対の側壁面のうち、車両外側に位置する側壁面の方が、車両内側に位置する側壁面よりも前記傾斜角度が大きくなっていることを特徴とする空気入りタイヤ。
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