JP5740067B1 - 清掃シートおよび清掃用具 - Google Patents

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Abstract

【課題】 清掃領域に塵芥を取り込む空間を設ける構成に関する一層合理的な構築技術を提供する。【解決手段】繊維束B400を構成する繊維束構成繊維B410と、短冊片B310は、接合部B710を起点として保持領域B110から離間する方向へ起立可能に構成され、第1短冊片B321および第2短冊片B322が起立した状態において、第1係合部B311aは繊維束構成繊維B410と係合可能に構成され、第1短冊片B321の第2係合部B312aと第2短冊片B322の第2係合部B312aとは互いに係合可能に構成されている。【選択図】 図8

Description

本発明は、清掃対象を清掃するための清掃シートおよび清掃用具に関する。
特開2014−150963号公報には、保持具に装着される清掃シートが記載されている。当該清掃シートは、短冊片を有する清掃対象側シートと、繊維集合体とにより清掃作業を行っていた。なお、清掃作業にあたっては、短冊片と繊維集合体の構成繊維とを起立することにより、当該短冊片および繊維集合体の構成繊維の間に塵芥を付着させる空間を設けていた。すなわち当該清掃シートは、清掃シートにおける清掃作業の実行領域に塵芥を取り込む空間を設けることにより優れた清掃機能を発揮していた。
一方、当該塵芥の取り込み空間の形成にあたり、さらなる改良が望まれていた。
特開2014−150963号公報
本発明は、このような点に鑑みて創案されたものであり、清掃作業の実行領域に塵芥を取り込む空間を設ける構成に関する一層合理的な構築技術を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明に係る清掃シートは、保持具に装着される清掃シートであって、保持具に装着される保持領域と、清掃対象に当接される清掃領域とを有する。
保持領域は、シート要素と、シート要素を重ねることによって構成される保持具の収容部とを有する。すなわち、当該収容部は、保持具に対し着脱自在に構成されている。
清掃領域は、繊維束と、繊維束に重ねられる清掃側シート状部材と、繊維束と清掃側シート状部材を接合する接合部とを有する。繊維束は、所定の配向性を有する繊維束構成繊維を複数配列することにより構成される。清掃側シート状部材は、繊維束側に向けられる第1面と、第1面とは反対側の第2面と、切込み要素と、切込み要素により構成される短冊要素とを有する。切込み要素は、複数の切込み部により構成される。短冊要素は、複数の切込み部における一対の切込み部同士の間に形成され、第1短冊片と、第2短冊片とを有する。なお、短冊要素は複数の短冊片を有するものであり、当該複数の短冊片の内の任意の短冊片を第1短冊片、第2短冊片とすることができる。
繊維束構成繊維は、接合部を起点として保持領域から離間する方向へ起立可能に構成される。第1短冊片および第2短冊片は、第1面に構成された係合部と、第2面に構成された第2係合部とを有するとともに、接合部を起点として保持領域から離間する方向へ起立可能に構成される。すなわち、起立された繊維束構成繊維、第1短冊片および第2短冊片との間の間隔により、塵芥を取り込む空間が構成される。なお、繊維束構成繊維、第1短冊片および第2短冊片の起立は、清掃シートの両端部を使用者が把持した状態において左右の手を交互に上下させる動作や、清掃シートに保持具を装着した状態において使用者が保持具を把持した手を振る動作により行われる。
上述した構成により、第1短冊片および第2短冊片が起立した状態において、第1係合部は繊維束構成繊維と係合可能に構成され、第1短冊片の第2係合部と第2短冊片の第2係合部とは互いに係合可能に構成されている。
本発明に係る清掃シートは、短冊片の第1係合部が繊維束構成繊維を係合した状態で起立し、第1短冊片と第2短冊片が第2係合部により互いに係合された状態で起立するため、特に清掃初期段階における短冊片と繊維束構成繊維の起立状態の維持を容易化することが可能となる。ここで本発明における「係合」につき説明を行う。例えば清掃側シート状部材が不織布である場合には、当該不織布を構成する不織布構成繊維を有する。よって、第1短冊片と第2短冊片が係合するとは、第1短冊片における不織布構成繊維と第2短冊片における不織布構成繊維とが互いに絡み合うことを意味する。また、短冊片と繊維束構成繊維とが「係合する」とは、短冊片における不織布構成繊維と繊維束構成繊維とが互いに絡み合うことを意味する。
また本発明に係る清掃シートにおける解決手段の一態様として、清掃側シート状部材は、接合部と短冊要素の先端部とに亘る方向により規定される第1方向と、第1方向と交差する第2方向とを有する。
また本発明に係る清掃シートにおける解決手段の一態様として、清掃側シート状部材は、不織布により構成することができる。この場合、不織布は、第1方向に配向性を有する複数の不織布構成繊維を有することができる。
また本発明に係る清掃シートにおける解決手段の一態様として、第1係合部は、第1面に露出した不織布構成繊維により構成することができる。この態様に係る清掃シートによれば、不織布構成繊維と繊維束構成繊維とを係合することが可能となる。
また本発明に係る清掃シートにおける解決手段の一態様として、第2係合部は、第2面に露出した不織布構成繊維により構成することができる。この態様に係る清掃シートによれば、第1短冊片の不織布構成繊維と第2短冊片の不織布構成繊維とを係合することが可能となる。
また、本発明に係る清掃シートにおける解決手段の一態様として、不織布は、第1方向の剛性が第2方向の剛性よりも大きいことが好ましい。
また本発明に係る清掃シートにおける解決手段の一態様として、不織布は、前記第1方向の剛性が69.7mmから80.0mmであるとともに、前記第2方向の剛性が35.0mmから39.9mmであることが好ましい。
また本発明に係る清掃シートにおける解決手段の一態様として、不織布は、全光線透過率が83.03パーセントから88.43パーセントであることが好ましい。
また本発明に係る清掃シートにおける解決手段の一態様として、不織布は、第2面における第1方向の平均表面摩擦係数が、第1面における第1方向の平均表面摩擦係数よりも大きいことが好ましい。
また本発明に係る清掃シートにおける解決手段の一態様として、不織布は、第1面における第1方向の平均表面摩擦係数が0.126ミューから0.129ミューであるとともに、第2面における第1方向の平均表面摩擦係数が0.138ミューから0.145ミューであることが好ましい。
また本発明に係る清掃シートにおける解決手段の一態様として、不織布は、第2面における第2方向の平均表面摩擦係数が、第1面における第2方向の平均表面摩擦係数よりも大きいことが好ましい。
また本発明に係る清掃シートにおける解決手段の一態様として、不織布は、第1面における第2方向の平均表面摩擦係数が0.126ミューから0.129ミューであるとともに、第2面における第2方向の平均表面摩擦係数が0.145ミューから0.163ミューであることが好ましい。
また本発明に係る清掃シートにおける解決手段の一態様として、不織布は、第2面における第1方向の表面粗さの平均偏差が、第1面における第1方向の表面粗さの平均偏差よりも大きいことが好ましい。
また本発明に係る清掃シートにおける解決手段の一態様として、不織布は、第1面における第1方向の表面粗さの平均偏差が3.225ミクロンから3.350ミクロンであるとともに、第2面における第1方向の表面粗さの平均偏差が3.250ミクロンから3.535ミクロンであることが好ましい。
また本発明に係る清掃シートにおける解決手段の一態様として、シート要素は、第1シート状部材と第2シート状部材とを積層することにより形成される積層シート体により構成することができる。この場合、積層シート体は、第1シート状部材と第2シート状部材とを接合する第1シート接合部と、第1シート接合部とは離間して設けられるとともに第1シート状部材と第2シート状部材とを接合する第2シート接合部を有する。当該構成によって、収容部を、第1シート状部材と、第2シート状部材と、第1シート接合部と、第2シート接合部とにより囲まれた空間により構成することができる。
また本発明に係る清掃シートにおける解決手段の一態様として、シート要素は、単一のシート状部材により構成することができる。シート状部材は、シート状部材における互いに離間した領域を積層することにより構成される積層部と、積層部において積層されたシート状部材を接合するシート接合部を有する。当該構成によって、収容部を、シート接合部と、シート接合部における一方の端部から他方の端部に亘るシート状部材の領域とにより囲まれた空間により構成することができる。
また上記課題を解決するため、本発明に係る清掃用具は、保持具と、保持具に装着される清掃シートとにより構成される。保持具は、使用者に把持される把持部と、把持部に連接される長尺部とを有する。清掃シートは、長尺部に装着される保持領域と、清掃対象に当接される清掃領域とを有する。
保持領域は、シート要素と、シート要素を重ねることによって構成される保持具の収容部とを有する。すなわち、当該収容部は、保持具に対し着脱自在に構成されている。
清掃領域は、繊維束と、繊維束に重ねられる清掃側シート状部材と、繊維束と清掃側シート状部材を接合する接合部とを有する。繊維束は、所定の配向性を有する繊維束構成繊維を複数配列することにより構成される。清掃側シート状部材は、繊維束側に向けられる第1面と、第1面とは反対側の第2面と、切込み要素と、切込み要素により構成される短冊要素とを有する。切込み要素は、複数の切込み部により構成される。短冊要素は、複数の切込み部における一対の切込み部同士の間に形成され、第1短冊片と、第2短冊片とを有する。なお、短冊要素は複数の短冊片を有するものであり、当該複数の短冊片の内の任意の短冊片を第1短冊片、第2短冊片とすることができる。
繊維束構成繊維は、接合部を起点として保持領域から離間する方向へ起立可能に構成される。第1短冊片および第2短冊片は、第1面に構成された係合部と、第2面に構成された第2係合部とを有するとともに、接合部を起点として保持領域から離間する方向へ起立可能に構成される。すなわち、起立された繊維束構成繊維、第1短冊片および第2短冊片との間の間隔により、塵芥を取り込む空間が構成される。なお、繊維束構成繊維、第1短冊片および第2短冊片の起立は、清掃シートの両端部を使用者が把持した状態において左右の手を交互に上下させる動作や、清掃シートに保持具を装着した状態において使用者が保持具を把持した手を振る動作により行われる。
上述した構成により、第1短冊片および第2短冊片が起立した状態において、第1係合部は繊維束構成繊維と係合可能に構成され、第1短冊片の第2係合部と第2短冊片の第2係合部とは互いに係合可能に構成されている。
本発明に係る清掃用具は、短冊片の第1係合部が繊維束構成繊維を係合した状態で起立し、第1短冊片と第2短冊片が第2係合部により互いに係合された状態で起立するため、特に清掃初期段階における短冊片と繊維束構成繊維の起立状態の維持を容易化することが可能となる。
本発明によれば、清掃領域に塵芥を取り込む空間を設ける構成に関する一層合理的な構築技術を提供することが可能となる。
本発明の第1実施形態に係る清掃用具の斜視図である。 本発明の第1実施形態に係る保持具の平面図である。 本発明の第1実施形態に係る清掃シートの平面図である。 当該清掃シートの底面図である。 図3におけるII−II線断面図である。 短冊要素を示す説明図である。 短冊要素および繊維束を示す説明図である。 短冊片および繊維束構成要素の動作を示す説明図である。 本発明の第2実施形態に係る清掃シートの説明図である。
(第1実施形態の説明)
本発明に係る第1実施形態を図1から図8に基づき説明する。図1は清掃用具A100を示す斜視図である。図1に示すとおり清掃用具A100は、保持具C100と、保持具C100に着脱自在とされた清掃シートB100とにより構成される。清掃シートB100には保持具C100が装着される保持領域B110が構成される。なお、清掃シートB100において清掃対象に当接される領域は清掃領域B120を構成する。この清掃用具A100が本発明に係る「清掃用具」の一例であり、保持具C100が本発明に係る「保持具」の一例であり、清掃シートB100が本発明に係る「清掃シート」の一例であり、保持領域B110が本発明に係る「保持領域」の一例であり、清掃領域B120が本発明に係る「清掃領域」の一例である。
清掃シートB100は、清掃シートB100のみで販売される場合と、清掃シートB100と保持具C100とが同時に梱包されて清掃用具A100として販売される場合がある。清掃シートB100は、一回使用を目安とした使い捨てタイプのものや、清掃対象の被清掃面から除去したごみや埃を保持しつつ複数回の使用を目安として交換を行う使い捨てタイプのものであってもよい。
清掃シートB100は、所定の清掃シート第1方向B100yと、清掃シート第2方向B100xを規定する。清掃シート第2方向B100xは清掃シート第1方向B100yと交差する方向であり、清掃シートB100の長尺方向は清掃シート第1方向B100yに延在される。
保持領域B110は清掃シート第1方向B100yに延在される。なお、清掃シート第1方向B100yにおいて、清掃シートB100に保持具C100を装着する側は挿入側B100y1を規定し、清掃シートB100から保持具C100を抜去する側は離脱側B100y2を規定する。
なお、保持具C100の延在方向は、清掃シートB100に保持具C100を装着した状態における、清掃シートB100の延在方向に基づき規定される。すなわち、保持具C100において、清掃シートB100の収容部B600に挿入される長尺部C110は、清掃シート第1方向B100yに延在する。なお、清掃シートB100および保持具C100の詳細な構成にあっては後述する。
(保持具の説明)
図2に基づき保持具C100の説明を行う。図2は保持具C100の全体を示す平面図である。
図2に示す通り、保持具C100は、清掃シートB100の保持領域B110に装着される長尺部C110と、使用者に把持されるハンドル部C160とを有する。長尺部C110は、先端部C120と、基部C130と、当該先端部C120と基部C130との間に延在する延在部C140とを有する。延在部C140は、基部C130から二股状に形成される。よって、基部C130は単一であるが、延在部C140と先端部C120とはそれぞれ2つずつ構成される。ハンドル部C160は、先端部C161と、後端部C162と、当該先端部C161と後端部C162との間に延在する把持部C163とを有する。長尺部C110の基部C130と、ハンドル部C160の先端部C161とは、着脱自在に構成されている。この長尺部C110が本発明に係る「長尺部」の一例であり、把持部C163が本発明に係る「把持部」の一例である。保持具C100は、樹脂材料にて成型されている。
(清掃シートに係る説明)
図3から図5に基づき、清掃シートB100の基本構成を説明する。図3は清掃シートB100を示す平面図、図4は清掃シートB100を示す底面図、図5は図3におけるII−II線断面図である。
まず、図5により清掃シートB100の全体構成を説明する。
図5に示すとおり清掃シートB100は、シート状部材と、繊維束B400とを主体として構成される。シート状部材とは、第1シートB210と、第2シートB220と、第3シートB230とを示す。この内、特に第1シートB210と第2シートB220は、収容部B600を形成するためのシート要素を構成する。この第1シート210および第2シートB220が本発明に係る「シート要素」の一例である。
第1シートB210と第2シートB220は重ねられる。繊維束B400は、第2シートB220と第3シートB230との間に配置される。
図5に示すとおり、第1シートB210、第2シートB220、繊維束B400および第3シートB230は第1接合部B710により接合される。また、第1シートB210、第2シートB220および一部の繊維束B400は第2接合部B720により接合される。保持領域B110は、第1シートB210と第2シートB220の間における第2接合部B720に囲まれた領域に構成される。この意味において、第1接合部B710は保持領域B110を分割する分割部を構成すると言うことができる。この第1接合部710が本発明に係る「接合部」の一例である。
これを換言すると、第1シートB210と第2シートB220とを積層することにより構成される積層シート体は、一対の第2接合部720により接合される。なお、一方の第2接合部720と他方の第2接合部720は、互いに離間する位置に配置される。この一対の第2接合部720が本発明に係る「第1シート接合部」と「第2シート接合部」の一例である。この結果、収容部B600は、第1シートB210と、第2シートB210と、一対の接合部B720とにより囲まれた空間により構成されるということができる。この収容部B600が本発明に係る「収容部」の一例であり、第1シート210が本発明に係る「第1シート状部材」の一例であり、第2シートB220が本発明に係る「第2シート状部材」の一例である。なお、収容部B600は、第1接合部B710により区分される。
清掃領域B120は、第1シートB210と第2シートB220における清掃シート第1方向B100y上の両端部領域および清掃シート第2方向B100x上の両端部領域と、繊維束B400と、第3シートB230とにより構成される。この内、特に繊維束B400と第3シートB230は、使用者によって被清掃領域に当接されて清掃を行う刷毛部B500を構成する。この第3シートB230が本発明に係る「清掃側シート状部材」の一例であり、繊維束B400が本発明に係る「繊維束」の一例である。
なお、第1実施形態に係る清掃シートB100は、刷毛部B500が第2シートB220側のみに形成されている。一方、繊維束B400を第1シートB210側と、第2シートB220側に接合することにより、保持部B600を挟んだ両側に刷毛部B500を形成することができる。
図3に示すとおり、保持部B600は両端に開口B610を有する。保持具C100の長尺部C110は、どちらの開口B610からも挿入することが可能である。図3に示すとおり、清掃シート第1方向B100yにおいて、第1シートB210は第2シートB220よりも短く形成されている。図3に示すとおり第1シートB210および第2シートB220は、清掃シート第2方向B100xに延在する切込み部B310を複数本有する。また、図4に示すとおり第3シートB230も、清掃シート第2方向B100xに延在する切込み部B310を複数本有する。第1シートB210、第2シートB220および第3シートB230における隣接した切込み部B310の間には、短冊片B310が形成される。当該短冊片B310は、使用者により被清掃対象に当接され塵芥を掻き出す機能を有する。
換言すると、図3および図4に示すとおり、第1シートB210、第2シートB220および第3シートB230は、切込み要素B330と、切込み要素B330により構成される短冊要素B300とを有する。切込み要素B330は、複数の切込み部B331により構成され、短冊要素B300は、複数の切込み部B331における一対の切込み部B331同士の間に形成されるということができる。当該構成により短冊要素B300には複数の短冊片B310が構成される。
この切込み要素B330が本発明に係る「切込み要素」の一例であり、短冊要素B300が本発明に係る「短冊要素」の一例であり、切込み部B310が本発明に係る「切込み部」の一例である。
第1シートB210、第2シートB220および第3シートB230は可撓性を有する不織布などにより形成される。第1シートB210、第2シートB220および第3シートB230は、溶着部B710およびB720により溶着されるために、熱溶融性繊維(熱可塑性繊維)からなる不織布により形成されることが好ましい。次に、第1シートB210、第2シートB220および第3シートB230の構成につき説明を行う。
第1シートB210と第2シートB220は、不織布、樹脂フィルム、合成繊維を含んだ布等、使用に耐えうる強度を有するものであれば、どのようなものでも使用可能である。特に、強度の面においては、芯部分がポリエチレンテレフタレートであり鞘部分がポリエチレンである芯鞘複合繊維を用いた、目付が10〜100gsmのスルーエア不織布が好適である。
第3シートB230は、不織布、樹脂フィルム、合成繊維を含んだ布等、使用に耐えうる強度を有するものであれば、どのようなものでも使用可能である。第3シートB230が不織布である場合、特に強度の面においては、芯部分がポリエチレンテレフタレートであり鞘部分がポリエチレンである芯鞘複合繊維を用いた、目付が30gsm未満のスルーエア不織布が好適である。この場合、第3シートB230の目付は、第1シートB210および第2シートB220の目付よりも低いことが好ましい。このような構成とすることによって、第3シートB230を第1シートB210および第2シートB220よりも軽くそして軟らかく構成することができる。この結果、後述するとおり第3シートB230の短冊片B310を良好に起毛することが可能となる。
次に、第3シートB230および繊維束B400の構成を図6および図7に基づき説明する。図6は短冊要素B300の説明図、図7は短冊要素および繊維束を示す説明図である。
図6に示すとおり、第3シートB230は、第1接合部710と短冊要素B300の先端部とに亘る方向により規定される短冊片第1方向B310yと、短冊片第1方向B310yと交差する短冊片第2方向B310xとを有する。この短冊片第1方向B310yが本発明に係る「第1方向」の一例であり、短冊片第2方向B310xが本発明に係る「第2方向」の一例である。
図6に示すとおり、短冊片B310は、短冊片第1方向B310y上において、第1接合部B710側の接続端部B310bと、接続端部B310bとは反対側に位置する開放端部B310aとを有する。また、複数の短冊片B310の内、第1接続部B710を挟んで対向する一対の短冊片B310を、それぞれ第1短冊片B321および第2短冊片B322と規定する。この第1短冊片B321が本発明に係る「第1短冊片」の一例であり、第2短冊片B322が本発明に係る「第2短冊片」の一例である。
なお、第3シートB230が不織布により構成される場合、当該不織布を構成する繊維を不織布構成繊維B231と記す。この不織布構成繊維B231が本発明に係る「不織布構成繊維」の一例である。不織布構成繊維B231は、説明の便宜上、図7のみに図示される。不織布構成繊維B231は、短冊片第1方向B310yに配向性を有するよう配置される。
また、図7に示すとおり、繊維束B400は、所定の配向性を有する繊維束構成繊維B410を複数配列することにより構成される。より具体的には、繊維束構成繊維B410は、短冊片第1方向B310yに配向性を有する。なお、後述する通り短冊片B310および繊維束構成繊維B410は、清掃作業時にあっては変形されるものである。よって、繊維束構成繊維B410の配向性が短冊片第1方向B310yであるとは、短冊片B310と繊維束構成繊維B410が移動されていない状態や、設計上の状態を指すものである。この繊維束構成繊維B410が本発明に係る「繊維束構成繊維」の一例である。
繊維束構成繊維B410は、第1接合部B710側の接続端部B410bと、接続端部B410bとは反対側に位置する開放端部B410aとを有する。
繊維束構成繊維B410は、「繊維」により形成される構造物を示す。この発明において、「繊維」とは、典型的な単一の繊維によるものや、典型的な繊維が長さ方向および/または径方向にそろって形成されるもの(撚糸、紡績糸、複数の長繊維が部分的に接続された糸材など)を含むものである。ここで「典型的な繊維」とは、糸、織物などの構成単位であり、太さに比して十分な長さを持つ、細くてたわみやすい形態のものである。具体的には長い連続状の繊維が長繊維(フィラメント)とされ、短い繊維が短繊維(ステープル)とされる。当該構成により、繊維束構成繊維B410は可撓性を有する。
より具体的には、繊維束B400は、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート、ナイロン、レーヨン等から製造される繊維束構成繊維B410の集合体であり、一般的にトウと呼ばれるものを使用することができる。この際、繊維束構成繊維B410は、好ましくは0.5dtexから66dtexの繊度を有し、1インチあたり5から30のクリンプ数を有する捲縮繊維であることが好ましい。さらに、芯がポリエチレンテレフタレートであり、鞘がポリエチレンである芯鞘複合繊維であることが好ましい。
なお、繊維束B400には、吸塵効果を向上させるために流動パラフィンが塗布されている。
図7に示すとおり、第3シートB230は、繊維束B400側に向けられる第1面B311と、第1面B311とは反対側の第2面B312とを有する。この第1面B311が本発明に係る「第1面」の一例であり、第2面B312が本発明に係る「第2面」の一例である。上述したとおり、繊維束構成繊維B410および短冊片B310は可撓性を有する。よって、繊維束構成繊維B410と短冊片B310は、第1接合部B710を起点として保持領域B110から離間する方向へ起立可能に構成されている。
図7に示すとおり、短冊片B310は、第1面B311に構成された第1係合部B311aと、第2面B312に構成された第2係合部B312aを有する。この第1係合部B311aが本発明に係る「第1係合部」の一例であり、第2係合部B312aが本発明に係る「第2係合部」の一例である。
第1係合部B311aは、第1面B311に露出した不織布構成繊維B231により構成され、第2係合部B312aは、第2面B312に露出した不織布構成繊維B231により構成される。
次に、図8に基づき本発明の第1実施形態に係る清掃用具A100の動作につき説明を行う。清掃用具A100の使用に際し、使用者は清掃シートB100の短冊片B310および繊維束構成繊維B410を起毛させる。当該起毛に際し、使用者は、例えば清掃シートB100における清掃シート第1方向B100y上の両端部を両手で保持して当該両端部を交互に上下させ、その後に清掃シートB100を保持具C100に装着する。また、清掃シートB100に保持具C100を装着した状態で、把持部C163を把持した手を上下に振ることによっても当該起毛を行うことができる。
図8は、起毛された短冊片B310と繊維束構成繊維B410の状態を示す。なお、説明の便宜上、図8においては第1短冊片B321、第2短冊片B322および一部の繊維束構成繊維B410のみを示す。
第1短冊片B321および第2短冊片B322が起立した状態においては、第1係合部B311aは繊維束構成繊維B410と係合する。この際、第1係合部B311aと繊維束構成繊維B410の係合にあっては、第1係合部B311aと繊維束構成繊維B410の全体が係合する必要は無く、第1係合部B311aと繊維束構成繊維B410の一部の領域同士が係合されれば足りる。
また、第1短冊片B321の第2係合部B312aと第2短冊片B322の第2係合部B312aとは互いに係合する。この際、第1短冊片B321の第2係合部B312aと第2短冊片B322の第2係合部B312aの係合にあっては、二つの短冊片B322における第2係合部B312a同士の全体が係合する必要は無く、二つの短冊片B322における第2係合部B312aの一部の領域同士が係合されれば足りる。
すなわち、本発明の第1実施形態に係る清掃用具A100にあっては、短冊片B310と繊維束構成繊維B410とを起毛した場合、短冊片B310と繊維束構成繊維B410が係合されるとともに、短冊片B310同士が係合される。よって、刷毛部B500を構成する短冊片B310と繊維束構成繊維B410が効率的な起毛を行うことが可能となり、特に清掃作業の初期段階において、短冊片B310と繊維束構成繊維B410との間における塵芥の付着空間を好適に確保することが可能となる。また、刷毛部B500の目視によるボリューム感が向上するため、使用者に対して効率的な清掃作業を行うことに対する期待感を増加させることが可能となる。
(好適な第3シートの説明)
上述した短冊片B310と繊維束構成繊維B410の起毛を図るため、第3シートB230を構成する不織布の適切な構成として、次の物性が挙げられることを確認した。なお、不織布構成繊維B231は、短冊片第1方向B310yに配向性を有することが好ましい。
第3シートB230を起立させるにあたっては、不織布の剛性が低いことが好ましい。具体的には、第3シートB230は、第1方向の剛性が69.7mmから80.0mmであるとともに、第2方向の剛性が35.0mmから39.9mmの不織布であることが好ましい。なお、剛性は、JIS L 8.21 剛軟度(カンチレバーA法)に基づき測定される。このことから、第3シートB230は、第1方向の剛性が第2方向の剛性よりも大きいことが好ましいといえる。
第1係合部B311aおよび第2係合部B312aを構成するためには、不織布構成繊維B231を第1面B311および第2面B322に適切に配置する必要がある。当該構成は、隣接する不織布構成繊維B231同士の距離を大きくすることにより達成することができる。この隣接する不織布構成繊維B231同士の距離が大きくなるということは、不織布の全光線透過率が大きくなることを意味する。
具体的には、第3シートB230は、全光線透過率が80パーセント以上であることが好ましい。より具体的には83.03パーセントから88.43パーセントの不織布であることが好ましい。なお、全光線透過率はJIS−K7105に基づき測定される。より具体的には、日本国東京都文京区千石4−45−17に住所を有する日本電色工業株式会社製の光照射側光方式色差計Z−300Aに基づき測定を行った。
第1係合部B311aと第2係合部B312aが奏する機能を考慮すると、第2面B312における短冊片第1方向B310yの平均摩擦係数が、第1面B311における短冊片第1方向B310x平均摩擦係数よりも大きいことが好ましい。当該構成によって、複数の短冊片B310同士の係合を良好な状態とすることができる。すなわち、良好な状態により係合された短冊片B310に対し繊維束構成繊維B410が係合するため、複数の短冊片B310と繊維束構成繊維B410の起立の確実性を向上させることができる。
また、係合している短冊片B310同士が清掃シート第1方向B100yにずれてしまうことを抑制するためには、第2面B312における短冊片第2方向B310xの平均表面摩擦係数が、第1面B311における短冊片第2方向B310xの平均表面摩擦係数よりも大きいことが好ましい。
この意味において、第3シートB230は、第1面B311における短冊片第1方向B310yの平均表面摩擦係数が0.126ミューから0.129ミューであるとともに、第2面B312における短冊片第1方向B310yの平均表面摩擦係数が0.138ミューから0.145ミューである不織布が好ましい。
また第3シートB230は、第1面B311における短冊片第2方向B310xの平均表面摩擦係数が0.136ミューから0.137ミューであるとともに、第2面B312における短冊片第2方向B310xの平均表面摩擦係数が0.145ミューから0.163ミューである不織布が好ましい。
なお、平均表面摩擦係数は日本国京都市南区西九条唐戸町26に住所を有するカトーテック株式会社性のKES−FB4を用いて評価をした。測定条件は、サンプルとなる不織布の大きさが縦100mmおよび横100mmであり、張力が400gであり、摩擦静荷重が50gであり、粗さ静荷重が10gであり、標準スピードが1秒あたり1mmである。
短冊片B10と繊維束構成繊維B410、および短冊片B310同士の係合状態の確実性を向上させるためには、第3シートB230の表面が粗いことが好ましい。この点において、第3シートB230が、第1面B311における短冊片第1方向B310yの表面粗さの平均偏差が3.225ミクロンから3.350ミクロンであるとともに、第2面B312における短冊片第1方向B310yの表面粗さの平均偏差が3.250ミクロンから3.535ミクロンの不織布であることが好ましい。このことから、第3シートB230は、第2面B312における短冊片第1方向B310yの表面粗さの平均偏差が、第1面B311における短冊片第1方向B310yの表面粗さの平均偏差よりも大きいことが好ましいといえる。
なお、表面粗さの平均偏差はカトーテック株式会社性のKES−FB4を用いて評価をした。測定条件は、サンプルとなる不織布の大きさが縦100mmおよび横100mmであり、張力が400gであり、摩擦静荷重が50gであり、粗さ静荷重が10gであり、標準スピードが1秒あたり1mmである。
以上の第3シートB230に好適な不織布の条件を踏まえ、次の清掃領域B120を有する清掃シートB100を作成した。
(実施例に係る清掃領域B120の構成)
・不織布構成繊維B231は、素材がポリエチレンテレフタレートの芯材と、ポリエチレン鞘材を有する芯鞘複合繊維であり、繊度が3.2dtexであり、平均繊維長が39mmである。
・不織布の目付は20gsmである。
・不織布の製法はスルーエアである。
・繊維束B400は、繊維束構成繊維B410の繊度が3.3dtexのものを、約37500本(トータル繊度は約12.4万dtex)配列することにより得た。」
(比較例に係る清掃領域B120の構成)
・不織布構成繊維B231は、素材がポリエチレンテレフタレートの芯材と、ポリエチレン鞘材を有する芯鞘複合繊維を使用した。当該芯鞘複合繊維として、繊度が2.2dtexであり平均繊維長が51mmのものを35パーセント、繊度が2.8dtexであり平均繊維長が45mmのものを65パーセント配合した。
・不織布の目付は30gsmである。
・不織布の製法はスルーエアーである。
・繊維束B400は、繊維束構成繊維B410の繊度が3.5dtexのものを、約31250本(トータル繊度は約11.0万dtex)配列することにより得た。
上記の実施例に係る清掃領域B120を有する清掃シートA100と、比較例に係る清掃領域を有する清掃シートを同一の条件により短冊片と繊維束構成繊維とを起毛させ、目視により結果を確認した。その結果、実施例に係る清掃シートA100の方が、比較例に係る清掃シートよりも好適な起毛状態を得ることが可能なことを確認した。
さらに、実際の製品を想定し、短冊片第2方向B310xの短冊シート7個に相当する第3シートB230の大きさを40mm四方と規定した。上記条件に係る実施例および比較例の不織布を作成し、厚みを測定した。厚みの測定にあたっては、日本国東京都板橋区常盤台1−63−11 に住所を有する株式会社尾崎製作所製のPEACOCK測定器を使用した。当該PEACOCK測定器は、測定面の直径が44mmであり、測定圧が3g/cm2である。
この結果、実施例の不織布は厚みが0.315mmであり、比較例の不織布は厚みが0.6052mmであった。
この結果から、実施例の不織布は比較例の不織布よりも薄いことが好ましいことが確認された。さらに、実施例の不織布の目付は、比較例の不織布の目付よりも低いことから、短冊片B310の良好な起毛状態を得るためには、薄く軽い不織布が好ましいことを確認することができた。
(第2実施形態の説明)
次に、図9に基づき第2実施形態に係る清掃用具A100の説明を行う。なお、第2実施形態の清掃用具A100において、第1実施形態の清掃用具A100と同様の構造や同様の機能を奏する部品および構成については、同一の符号を付すとともにその説明を省略する。
第2実施形態の清掃用具A100は、第1実施形態の清掃用具A100と比して保持領域B110の構成が異なる。すなわち、第2実施形態の清掃用具A100における収容部B600は、第1シートB210のみにより構成される。この第1シートB210が本発明に係る「単一のシート状部材」の一例である。
図9に示す通り、第1シートB210は互いに離間した領域が積層され積層部を構成する。当該積層部は接合部を積層することにより構成される積層部と、前記積層部において積層された接合部B730により接合される。この接合部B730が本発明に係る「シート接合部」の一例である。当該構成により、収容部B600は、接合部B730と、接合部B730における一方の端部から他方の端部に亘る第1シートB210の領域とにより囲まれた空間により構成される。
第2実施形態に係る清掃用具A100にあっては、収容部B600に保持具C100の延在部C140を装着することができる。また、清掃領域B120の構成は第1実施形態と同一であるため、短冊片B310と繊維束構成繊維B410の起立に係る効果と同一の効果を奏することが可能である。
(実施の形態ないし実施例本発明の各構成要素の対応について)
清掃用具A100は本発明に係る「清掃用具」の一例である。保持具C100は本発明に係る「保持具」の一例である。清掃シートB100は本発明に係る「清掃シート」の一例である。保持領域B110は本発明に係る「保持領域」の一例である。清掃領域B120は本発明に係る「清掃領域」の一例である。長尺部C110は本発明に係る「長尺部」の一例である。把持部C163は本発明に係る「把持部」の一例である。第1シート210および第2シートB220は本発明に係る「シート要素」の一例である。第1接合部710は本発明に係る「接合部」の一例である。一対の第2接合部720は本発明に係る「第1シート接合部」と「第2シート接合部」の一例である。第1シート210は本発明に係る「第1シート状部材」の一例である。第2シートB220は本発明に係る「第2シート状部材」の一例である。収容部B600は本発明に係る「収容部」の一例である。第3シートB230は本発明に係る「清掃側シート状部材」の一例である。繊維束B400は本発明に係る「繊維束」の一例である。切込み要素B330は本発明に係る「切込み要素」の一例である。短冊要素B300は本発明に係る「短冊要素」の一例である。切込み部B310は本発明に係る「切込み部」の一例である。短冊片第1方向B310yは本発明に係る「第1方向」の一例である。短冊片第2方向B310xは本発明に係る「第2方向」の一例である。第1短冊片B321は本発明に係る「第1短冊片」の一例である。第2短冊片B322は本発明に係る「第2短冊片」の一例である。不織布構成繊維B231は本発明に係る「不織布構成繊維」の一例である。繊維束構成繊維B410は本発明に係る「繊維束構成繊維」の一例である。第1面B311は本発明に係る「第1面」の一例である。第2面B312は本発明に係る「第2面」の一例である。第1係合部B311aは本発明に係る「第1係合部」の一例である。第2係合部B312aは本発明に係る「第2係合部」の一例である。第1シートB210は本発明に係る「単一のシート状部材」の一例である。接合部B730は本発明に係る「シート接合部」の一例である。
A100 清掃用具
B100 清掃シート
B100x 清掃シート第2方向
B100y 清掃シート第1方向
B100y1 挿入側
B100y2 離脱側
B110 保持領域
B120 清掃領域
B210 第1シート(シート要素、第1シート状部材)
B220 第2シート(シート要素、第2シート状部材)
B230 第3シート(清掃側シート状部材)
B231 不織布構成繊維
B300 短冊要素
B310 短冊片
B310a 開放端部
B310b 接続端部
B310x 短冊片第2方向(第2方向)
B310y 短冊片第1方向(第1方向)
B311 第1面
B311a 第1係合部
B312 第2面
B312a 第2係合部
B321 第1短冊片
B322 第2短冊片
B330 切込み要素
B331 切込み部
B400 繊維束
B410 繊維束構成繊維
B410a 開放端部
B410b 接続端部
B500 刷毛部
B600 収容部
B610 開口
B710 第1接合部(接合部)
B720 第2接合部(第1シート接合部、第2シート接合部)
B730 接合部(シート接合部)
C100 保持具
C110 長尺部
C120 先端部
C130 基部
C140 延在部
C141 第1延在部
C142 第2延在部
C151 先端側凸部
C152 基部側凸部
C160 ハンドル部
C161 先端部
C162 後端部
C163 把持部

Claims (18)

  1. 保持具に装着される清掃シートであって、
    前記保持具に装着される保持領域と、清掃対象に当接される清掃領域とを有し、
    前記保持領域は、シート要素と、前記シート要素を重ねることによって構成される前記保持具の収容部とを有し、
    前記清掃領域は、繊維束と、前記繊維束に重ねられる清掃側シート状部材と、前記繊維束と前記清掃側シート状部材を接合する接合部とを有し、
    前記繊維束は、所定の配向性を有する繊維束構成繊維を複数配列することにより構成され、
    前記清掃側シート状部材は、前記繊維束側に向けられる第1面と、前記第1面とは反対側の第2面と、切込み要素と、前記切込み要素により構成される短冊要素とを有し、
    前記切込み要素は、複数の切込み部により構成され、
    前記短冊要素は、前記複数の切込み部における一対の切込み部同士の間に形成され、第1短冊片と、第2短冊片とを有し、
    前記繊維束構成繊維は、前記接合部を起点として前記保持領域から離間する方向へ起立可能に構成され、
    前記第1短冊片および前記第2短冊片は、前記第1面に構成された第1係合部と、前記第2面に構成された第2係合部とを有するとともに、前記接合部を起点として前記保持領域から離間する方向へ起立可能に構成され、
    前記第1短冊片および前記第2短冊片が起立した状態において、前記第1係合部は前記繊維束構成繊維と係合可能に構成され、前記第1短冊片の前記第2係合部と前記第2短冊片の前記第2係合部とは互いに係合可能に構成されていることを特徴とする清掃シート。
  2. 請求項1に記載された清掃シートであって、
    前記清掃側シート状部材は、前記接合部と前記短冊要素の先端部とに亘る方向により規定される第1方向と、前記第1方向と交差する第2方向とを有することを特徴とする清掃シート。
  3. 請求項1または2に記載された清掃シートであって、
    前記清掃側シート状部材は、不織布により構成され、
    前記不織布は、前記第1方向に配向性を有する複数の不織布構成繊維を有することを特徴とする清掃シート。
  4. 請求項3に記載された清掃シートであって、
    前記第1係合部は、前記第1面に露出した前記不織布構成繊維により構成されることを特徴とする清掃シート。
  5. 請求項3または4に記載された清掃シートであって、
    前記第2係合部は、前記第2面に露出した前記不織布構成繊維により構成されることを特徴とする清掃シート。
  6. 請求項3から5のいずれか1項に記載された清掃シートであって、
    前記不織布は、前記第1方向の剛性が前記第2方向の剛性よりも大きいことを特徴とする清掃シート。
  7. 請求項3から6のいずれか1項に記載された清掃シートであって、
    前記不織布は、前記第1方向の剛性が69.7mmから80.0mmであるとともに、前記第2方向の剛性が35.0mmから39.9mmであることを特徴とする清掃シート。
  8. 請求項3から7のいずれか1項に記載された清掃シートであって、
    前記不織布は、全光線透過率が83パーセント以上であることを特徴とする清掃シート。
  9. 請求項3から8のいずれか1項に記載された清掃シートであって、
    前記不織布は、全光線透過率が83.03パーセントから88.43パーセントであることを特徴とする清掃シート。
  10. 請求項3から9のいずれか1項に記載された清掃シートであって、
    前記不織布は、前記第2面における前記第1方向の平均表面摩擦係数が、前記第1面における前記第1方向の平均表面摩擦係数よりも大きいことを特徴とする清掃シート。
  11. 請求項3から10のいずれか1項に記載された清掃シートであって、
    前記不織布は、前記第1面における前記第1方向の平均表面摩擦係数が0.126ミューから0.129ミューであるとともに、前記第2面における前記第1方向の平均表面摩擦係数が0.138ミューから0.145ミューであることを特徴とする清掃シート。
  12. 請求項3から11のいずれか1項に記載された清掃シートであって、
    前記不織布は、前記第2面における前記第2方向の平均表面摩擦係数が、前記第1面における前記第2方向の平均表面摩擦係数よりも大きいことを特徴とする清掃シート。
  13. 請求項3から12のいずれか1項に記載された清掃シートであって、
    前記不織布は、前記第1面における前記第2方向の平均表面摩擦係数が0.136ミューから0.137ミューであるとともに、前記第2面における前記第2方向の平均表面摩擦係数が0.145ミューから0.163ミューであることを特徴とする清掃シート。
  14. 請求項3から13のいずれか1項に記載された清掃シートであって、
    前記不織布は、前記第2面における前記第1方向の表面粗さの平均偏差が、前記第1面における前記第1方向の表面粗さの平均偏差よりも大きいことを特徴とする清掃シート。
  15. 請求項3から14のいずれか1項に記載された清掃シートであって、
    前記不織布は、前記第1面における前記第1方向の表面粗さの平均偏差が3.225ミクロンから3.350ミクロンであるとともに、前記第2面における前記第1方向の表面粗さの平均偏差が3.250ミクロンから3.535ミクロンであることを特徴とする清掃シート。
  16. 請求項1から15のいずれか1項に記載された清掃シートであって、
    前記シート要素は、第1シート状部材と第2シート状部材とを積層することにより形成される積層シート体により構成され、
    前記積層シート体は、前記第1シート状部材と前記第2シート状部材とを接合する第1シート接合部と、前記第1シート接合部とは離間して設けられるとともに前記第1シート状部材と前記第2シート状部材とを接合する第2シート接合部を有し、
    前記収容部は、前記第1シート状部材と、前記第2シート状部材と、前記第1シート接合部と、前記第2シート接合部とにより囲まれた空間により構成されることを特徴とする清掃シート。
  17. 請求項1から16のいずれか1項に記載された清掃シートであって、
    前記シート要素は、単一のシート状部材により構成され、
    前記シート状部材は、前記シート状部材における互いに離間した領域を積層することにより構成される積層部と、前記積層部において積層されたシート状部材を接合するシート接合部を有し、
    前記収容部は、前記シート接合部と、前記シート接合部における一方の端部から他方の端部に亘る前記シート状部材の領域とにより囲まれた空間により構成されることを特徴とする清掃シート。
  18. 保持具と、前記保持具に装着される清掃シートとにより構成される清掃用具であって、
    前記保持具は、
    使用者に把持される把持部と、
    前記把持部に連接される長尺部と、を有し、
    前記清掃シートは、
    前記長尺部に装着される保持領域と、清掃対象に当接される清掃領域とを有し、
    前記保持領域は、シート要素と、前記シート要素を重ねることによって構成される前記長尺部の収容部とを有し、
    前記清掃領域は、繊維束と、前記繊維束に重ねられる清掃側シート状部材と、前記繊維束と前記清掃側シート状部材を接合する接合部とを有し、
    前記繊維束は、所定の配向性を有する繊維束構成繊維を複数配列することにより構成され、
    前記清掃側シート状部材は、前記繊維束側に向けられる第1面と、前記第1面とは反対側の第2面と、切込み要素と、前記切込み要素により構成される短冊要素とを有し、
    前記切込み要素は、複数の切込み部により構成され、
    前記短冊要素は、前記複数の切込み部における一対の切込み部同士の間に形成され、第1短冊片と、第2短冊片とを有し、
    前記繊維束構成繊維は、前記接合部を起点として前記保持領域から離間する方向へ起立可能に構成され、
    前記第1短冊片および前記第2短冊片は、前記第1面に構成された第1係合部と、前記第2面に構成された第2係合部とを有するとともに、前記接合部を起点として前記保持領域から離間する方向へ起立可能に構成され、
    前記第1短冊片および前記第2短冊片が起立した状態において、前記第1係合部は前記繊維束構成繊維と係合可能に構成され、前記第1短冊片の前記第2係合部と前記第2短冊片の前記第2係合部とは互いに係合可能に構成されていることを特徴とする清掃用具。
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