JP5738144B2 - ウェットティッシュ用不織布 - Google Patents

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Description

本発明は、ウェットティッシュ用不織布に関する。
不織布の断面方向に繊維の疎水・親水の特性を持たせた層を形成し、中間層に水を持たせることで取り出しの安定性を改善し、拭き取る際に適量の水分が出ることにより拭き取り対象物にあまり水分を残さないようにしたウェットティッシュ積層体が知られている(特許文献1)。
特許第3183818号公報
しかしながら、特許文献1の発明においては、ウェットティッシュの特性上、層の疎水レベルを上げると、シート同士のすべりが発生し拭き取り動作を阻害してしまうので、層間の疎水・浸水レベルを明確に付けることができず、明確な水を溜め込む構造ができなかった。また、層間を固定する方法として、スパンレース等の物理的エネルギーによる繊維交絡を用いているため、層間があいまいになり層構造を明確に見せることが困難だった。さらに、視覚的には層であることを明示することができなかった。また、たっぷりの水でしっかりと拭き取り、かつ拭き残しが少ないという状態にできないという課題があった。
本発明は、吸収性繊維を含むウェットティッシュ用不織布であって、
不織布の少なくとも一方の面に、同一の方向に延びる多数の第一の畝、第一の溝、第二の畝および第二の溝が形成され、
第一の畝の頂部の高さは第二の畝の頂部の高さよりも高く、
第二の畝の頂部の高さは第二の溝の底部の高さよりも高く、
第二の溝の底部の高さは第一の溝の底部の高さよりも高く、
第一の溝が、隣接する2本の第一の畝の間に位置し、
第一の溝が位置しない隣接する2本の第一の畝の間には複数の第二の畝と第二の溝が位置し、
第一の溝を挟んで隣接する2本の第一の畝の間隔は、第二の溝を挟んで隣接する2本の第二の畝の間隔よりも広いことを特徴とする。
好ましくは、第一の畝および第一の溝が位置する領域の不織布の乾燥状態における見かけ密度が第二の畝および第二の溝が位置する領域の乾燥状態における見かけ密度よりも小さい。
好ましくは、第一の畝の頂部の高さと第二の畝の頂部の高さとの差が0.1mm以上である。
好ましくは、吸収性繊維がセルロースを含む。
好ましくは、不織布は、液含浸時に視覚的に液保持部と非保持部を確認することができる。
好ましくは、不織布を構成する繊維の30%以上が吸収性繊維である。
好ましくは、第一の畝および第一の溝が位置する領域の不織布の乾燥状態における見かけ密度が0.30〜0.10g/cmであり、第二の畝および第二の溝が位置する領域の不織布の乾燥状態における見かけ密度が0.12〜0.20g/cmである。
好ましくは、第二の畝と第二の溝を挟んで隣接する2本の第一の畝の間隔が3mm以上である。
好ましくは、不織布を構成する繊維の繊維長が20mm以下である。
好ましくは、第二の畝の頂部の高さと第二の溝の底部の高さとの差が0.05〜0.10mmである。
好ましくは、第二の溝を挟んで隣接する2本の第二の畝の間隔が0.3〜1.0mmである。
好ましくは、第一の畝の頂部の高さと第一の溝の底部の高さとの差が0.15〜0.60mmである。
好ましくは、第二の畝と第二の溝が位置しない隣接する2本の第一の畝の間に、さらに第三の畝が形成され、第三の畝の頂部の高さは第二の畝の頂部の高さよりも高い。
好ましくは、第一の畝と第一の溝が水蒸気を噴射することにより形成されたものであり、第二の畝と第二の溝が水流を噴射することにより形成されたものである。
本発明は、また、前記のウェットティッシュ用不織布を製造する方法であって、
吸収性繊維を含む繊維と水の混合物を支持体上に供給して、支持体上に水を含むウェブを形成する工程、
ウェブの幅方向に等間隔に並べて配置された水流ノズルからウェブに水流を噴射して、繊維を交絡させる工程、
ウェブの幅方向に、水流ノズルの間隔よりも広い間隔で並べて配置された水蒸気ノズルから、水流を噴射したウェブに、水蒸気を噴射する工程、および
水蒸気を噴射したウェブを乾燥する工程を含む。
本発明は、また、前記の不織布に液体を含浸させてなるウェットティッシュである。
本発明のウェットティッシュ用不織布は、粗い畝溝(第一の畝と第一の溝)と細かい畝溝(第二の畝と第二の溝)を有するので、粗い溝で比較的大きな汚れを絡め取り、細かい溝で比較的小さな汚れを絡め取ることができる。すなわち、本発明は、1枚のシートで粗汚れから微小汚れまで一度に除去することができる。
図1は、本発明の不織布の模式拡大斜視図である。 図2は、本発明の別の態様の不織布の模式拡大横断面図である。 図3は、本発明の不織布を製造するための不織布製造装置の一例を示す図である。 図4は、水流ノズルの一例を示す図である。 図5は、水流噴射によってウェブの繊維同士が交絡する原理を説明するための図である。 図6は、水流が噴射されたウェブの幅方向の断面図である。 図7は、水蒸気ノズルの一例を示す図である。 図8は、水蒸気噴射によって、ウェブの繊維がほぐれ、溝と畝が形成される原理を説明するための図である。 図9は、本発明の不織布を製造するための不織布製造装置の別の例を示す図である。 図10は、水蒸気ノズルの別の例を示す図である。 図11は、実施例1において水流を噴射した後のウェブの水流噴射面の写真(湿潤状態)である。 図12は、実施例1において水蒸気を噴射した後のウェブの水蒸気噴射面の写真(湿潤状態)である。 図13は、実施例1において得られた不織布(乾燥状態)の水蒸気噴射面の写真である。 図14は、実施例3において得られた不織布(乾燥状態)の水蒸気噴射面の写真である。
以下、図面を参照しながら、本発明を説明するが、本発明は図面に記載されたものに限定されない。
図1は、本発明の不織布の模式拡大斜視図である。
本発明の不織布1は、少なくとも一方の面に、同一の方向Yに延びる多数の第一の畝3、第一の溝4、第二の畝5および第二の溝6が形成されている。第一の畝の頂部3Tの高さhは第二の畝の頂部5Tの高さhよりも高く、第二の畝の頂部5Tの高さhは第二の溝の底部6Bの高さhよりも高く、第二の溝の底部6Bの高さhは第一の溝の底部4Bの高さhよりも高い。ここで、高さとは、前記一方の面とは反対の面から、前記一方の面の方向へ垂直な高さをいう。なお、反対の面が畝溝を有する場合は、高さh、h、h、hは、反対の面の最も突出した畝の頂部からの高さをいう。第一の溝4が、隣接する2本の第一の畝3,3の間に位置する。第一の溝4が位置しない隣接する2本の第一の畝3,3の間には複数の第二の畝5と第二の溝6が位置する。第一の溝4を挟んで隣接する2本の第一の畝3,3の間隔dは、第二の溝を挟んで隣接する2本の第二の畝の間隔dよりも広い。
すなわち、本発明の不織布は、少なくとも一方の面に、粗い畝溝(第一の畝と第一の溝)と細かい畝溝(第二の畝と第二の溝)を有する。粗い溝で比較的大きな汚れを絡め取り、細かい溝で比較的小さな汚れを絡め取ることができる。すなわち、本発明は、1枚のシートで粗汚れから微小汚れまで一度に除去することができる。
第一の畝の頂部の高さhと第二の畝の頂部の高さhとの差(h−h)は、好ましくは0.1mm以上であり、より好ましくは0.12〜0.70mmであり、さらに好ましくは0.15〜0.50mmである。差(h−h)が小さすぎると、汚れの掻き取り性が悪くなったり、嵩高になり難く、逆に大きすぎると、シートへのダメージが大きく、シート強度が低下してしまったり、繊維が抜けやすくなる。
第二の畝5と第二の溝6を挟んで隣接する2本の第一の畝3,3の間隔dは、好ましくは3mm以上であり、より好ましくは4.0〜8.0mmであり、さらに好ましくは4.5〜6.0mmである。間隔dが小さすぎると、第二の畝および第二の溝が位置する領域Rを形成することが難しくなる。逆に、間隔dが大きすぎると、畝溝の本数が少なくなり、汚れの掻き取り性が悪くなったり、嵩高性を保つことが難しい。
第二の畝の頂部の高さhと第二の溝の底部の高さhとの差(h−h)は、好ましくは0.05〜0.10mmであり、より好ましくは0.06〜0.09mmであり、さらに好ましくは0.07〜0.08mmである。差(h−h)が小さすぎると、ペーパーライクになり触感が硬くなる。逆に、差(h−h)が大きすぎると、接触面積が小さくなり仕上げ拭き効果が悪くなる。なお、高さh、h、h、hは断面の顕微鏡写真から求めることができる。
第二の溝6を挟んで隣接する2本の第二の畝5,5の間隔dは、好ましくは0.3〜1.0mmであり、より好ましくは0.4〜0.8mmであり、さらに好ましくは0.5〜0.7mmである。間隔dが小さすぎると凹凸が形成され難く、逆に大きすぎると繊維交絡の弱い部分ができ、シート強度バラつきが大きく発生する。
第一の畝の頂部の高さhと第一の溝の底部の高さhとの差(h−h)は、好ましくは0.15〜0.60mmであり、より好ましくは0.17〜0.55mmであり、さらに好ましくは0.20〜0.50mmである。差(h−h)が小さすぎると、汚れ絡め取り効果が低くなり、逆に大きすぎると、賦型形状を維持し難くなったり、繊維抜け量が増加する。
本発明の1つの態様においては、第一の畝および第一の溝が位置する領域Rの不織布の乾燥状態における見かけ密度が、第二の畝および第二の溝が位置する領域Rの乾燥状態における見かけ密度よりも小さい。
第一の畝および第一の溝が位置する領域Rの不織布の乾燥状態における見かけ密度は、好ましくは0.030〜0.10g/cmであり、より好ましくは0.04〜0.09g/cmであり、さらに好ましくは0.05〜0.08g/cmである。領域Rの見かけ密度が小さすぎると、凸部の繊維本数が少なすぎへたり易くなりやすく、逆に大きすぎると、繊維本数が多すぎ、汚れが入り込み難くなり拭き取り性が悪くなる。
第二の畝および第二の溝が位置する領域Rの不織布の乾燥状態における見かけ密度は、好ましくは0.12〜0.20g/cmであり、より好ましくは0.13〜0.19g/cmであり、さらに好ましくは0.14〜0.18g/cmである。領域Rの見かけ密度が小さすぎると、接触面積が小さくなり拭きあげが荒くなり、仕上げ拭きに適さず、逆に大きすぎると、ペーパーライクになり易く、触感が硬くなり易い。
本発明の好ましい態様の不織布は、見かけ密度が大きい領域Rと見かけ密度が小さい領域Rを有するので、液を含浸したときに、液は見かけ密度が大きい領域Rに多く集まり、見かけ密度が小さい領域Rには液はあまり存在しない。すなわち、本発明の好ましい態様の不織布は、液含浸時に視覚的に液保持部と非保持部を確認することができる。液としては、蒸留水、プロピレングリコール、パラベン等の防腐剤の混合溶液が例示できる。液がたとえば水であれば、密度勾配により小さな畝部分に繊維間の水が集中し、大きな畝部分には水がない状態となることによって、対象物を拭き取る際小さな畝部分から出てきた水で汚れを浮かし、大きな畝部分で水を吸い取ることによって拭き取り対象面にあまり水分を残さず汚れを拭き取ることができる。
第一の畝3と第一の溝4は水蒸気を噴射することにより形成することができ、第二の畝5と第二の溝6は水流を噴射することにより形成することができるが、製造方法の詳細については、後述する。
本発明の別の態様の不織布の模式拡大横断面図を図2に示す。図2に示す不織布においては、第二の畝5と第二の溝6が位置しない隣接する2本の第一の畝3,3の間に、さらに第三の畝7が形成されている。図2に示す態様では、隣接する2本の第一の畝3,3の間に2本の第三の畝7が形成されているが、1本でもよいし、3本以上でもよい。隣接する2本の第一の畝3,3の間に2本以上の第三の畝7が形成されている場合は、隣接する2本の第三の畝7の間に第三の溝8が存在する。第三の畝7の頂部7Tの高さhは第二の畝5の頂部5Tの高さhよりも高い。第三の畝7の頂部7Tの高さhは、第一の畝3の頂部3Tの高さhと同じでもよいし、異なっていてもよい。好ましくは、第三の畝7の頂部7Tの高さhは、第一の畝3の頂部3Tの高さhと同じである。第三の溝8の底部8Bの高さhは、第一の溝4の底部4Bの高さhと同じでもよいし、異なっていてもよい。好ましくは、第三の溝8の底部8Bの高さhは、第一の溝4の底部4Bの高さhと同じである。
本発明の不織布は吸収性繊維を含む。
好ましくは、不織布を構成する繊維の30%以上が吸収性繊維であり、より好ましくは35%以上が吸収性繊維であり、さらに好ましくは40%以上が吸収性繊維である。不織布を構成する繊維のすべてが吸収性繊維であってもよい。
本発明において使用することができる吸収性繊維としては、針葉樹や広葉樹の化学パルプ、半化学パルプおよび機械パルプなどの木材パルプ、これら木材パルプを化学処理したマーセル化パルプおよび架橋パルプ、麻や綿などの非木材系繊維ならびにレーヨン繊維などの再生繊維のようなセルロース系繊維、ポリビニルアルコール繊維などが挙げられる。吸収性繊維は好ましくはセルロースを含む。
吸収性繊維以外の繊維としては、ポリエチレン繊維、ポリプロピレン繊維、ポリエステル繊維およびポリアミド繊維のような合成繊維などが挙げられる。
不織布を構成する繊維の繊維長は、好ましくは20mm以下であり、より好ましくは1〜15mmであり、さらに好ましくは2〜12mmである。繊維長が長すぎると水中で均一に分散し難くなり、地合いが悪くなり易い。逆に、繊維長が短かすぎると、抄紙時の歩留まりが悪くなるとともに、水流交絡し難くなり強度が低くなり易い。
本発明の不織布は、
吸収性繊維を含む繊維と水の混合物を支持体上に供給して、支持体上に水を含むウェブを形成する工程、
ウェブの幅方向(ウェブの進行方向に垂直な方向)に等間隔に並べて配置された水流ノズルからウェブに水流を噴射して、繊維を交絡させる工程、
ウェブの幅方向に、水流ノズルの間隔よりも広い間隔で並べて配置された水蒸気ノズルから、水流を噴射したウェブに、水蒸気を噴射する工程、および
水蒸気を噴射したウェブを乾燥する工程
を含む方法によって製造することができる。
以下、本発明の不織布の製造方法を詳しく説明する。
図3は、本発明の不織布を製造するための不織布製造装置の一例を示す図である。
まず、吸収性繊維を含む繊維と水の混合物を、原料供給ヘッド11によってウェブ形成コンベア16の支持体上に供給し、支持体上に堆積する。支持体は、水蒸気が通過可能な通気性を有するものであることが好ましい。たとえば、ワイヤーメッシュ、毛布などを支持体に用いることができる。
支持体上に堆積した水を含む繊維は吸引ボックス13により適度に脱水され、ウェブ30が形成される。ウェブ30は、支持体上に配置された2台の水流ノズル12と、支持体を挟んで水流ノズル12に対向する位置に配置された、水流ノズル12から噴射された水を回収する2台の吸引ボックス13との間を通過する。このとき、ウェブ30は、水流ノズル12から高圧水流を噴射され、ウェブ30に第二の畝と第二の溝が形成される。
水流ノズル12の一例を図4に示す。水流ノズル12は、ウェブ30の幅方向(CD)に並んだ複数の水流31をウェブ30に向けて噴射する。その結果、ウェブ30には、ウェブ30の幅方向に並び、機械方向(MD)に延びる複数の溝32が形成される。溝32は第二の溝6に相当する。
また、ウェブ30が水流を受けると、上述のようにウェブ30に溝32が形成されるとともにウェブ30の繊維同士が交絡し、ウェブ30の強度が高くなる。ウェブ30が水流を受けると、ウェブ30の繊維同士が交絡する原理を、図5を参照して説明するが、この原理は本発明を限定するものではない。
図5に示すように、水流ノズル12が水流31を噴射すると、水流31は支持体41を通過する。これによりウェブ30の繊維は、水流31が支持体41を通過する部分42を中心に引き込まれることになる。その結果、ウェブ30の繊維が、水流31が支持体41を通過する部分42に向かって集まり、繊維同士が交絡することになる。
ウェブ30の繊維同士が交絡することによりウェブ30の強度が高くなることによって、後の工程で、水蒸気がウェブ30に噴射されても穴が開いたり、破れたり、および吹き飛んだりすることが少なくなる。また、原料に紙力増強剤を添加しなくてもウェブ30の湿潤強度を増加させることができる。
水流ノズル12から噴射する水流は高圧水流である。
水流がウェブ30に噴射されるときの水流のエネルギー量は、0.125〜1.324kW/mであることが好ましい。
水流のエネルギー量は次式から算出される。
水流のエネルギー量(kW/m)=1.63×噴射圧力(Kg/cm)×噴射流量(m/分)/処理時間(m/分)/60
ここで、噴射流量(m/分)=750×オリフィス開孔総面積(m)×噴射圧力(Kg/cm0.495
水流のエネルギー量が0.125kW/mよりも小さいと、ウェブ30の強度があまり強くならない場合がある。また、水流のエネルギー量が1.324kW/mよりも大きいと、ウェブ30が堅くなりすぎてしまい、ウェブ30の嵩が、後述の高圧水蒸気によってあまり高くならない場合がある。
水流ノズル12の先端とウェブ30の上面との間の距離は5.0〜20.0mmであることが好ましい。水流ノズル12の先端とウェブ30の上面との間の距離が5.0mmよりも小さいと、高圧水流の勢いでウェブの地合いが乱れ易いことと、水流の勢いで跳ね返った繊維がノズルに付着し易いという問題が生じる場合がある。また、水流ノズル12の先端とウェブ30の上面との間の距離が20.0mmよりも大きいと、処理効率が著しく低下し、繊維交絡が弱くなるという問題が生じる場合がある。
水流ノズル12の孔径は90〜150μmであることが好ましい。水流ノズル12の孔径が小さすぎると、ノズルが詰まりやすいという問題が生じる場合がある。また、水流ノズル12の孔径が大きすぎると、処理効率が悪くなるという問題が生じる場合がある。
水流ノズル12の孔ピッチ(隣接する孔の中心間の距離)は0.3〜1.0mmであることが好ましい。水流ノズル12の孔ピッチが小さすぎると、ノズルの耐圧が低下し、破損するという問題が生じる場合がある。また、水流ノズル12の孔ピッチが大きすぎると、繊維交絡が不十分となるという問題が生じる場合がある。
2台の水流ノズル12と、2台の吸引ボックス13との間を通過した後のウェブ30の幅方向の断面を図6に示す。高圧水流によってウェブ30の上面に第二の畝と第二の溝が形成される。水流噴射の条件によっては、水流噴射面とは反対の面にも同様の畝溝が形成される(不図示)。
次に、ウェブ30は、支持体上に配置された2台の水蒸気ノズル14と、支持体を挟んで水蒸気ノズル14に対向する位置に配置された、水蒸気ノズル14から噴射された水蒸気を吸引する2台の吸引ボックス13との間を通過する。このとき、ウェブ30は、水蒸気ノズル14から水蒸気を噴射され、上面(水蒸気ノズル14側の面)に第一の畝3と第一の溝4が形成される。図3に示す不織布製造装置を使用した場合は、水蒸気が噴射されるウェブの面は、水流が噴射された面と同じ面である。水流噴射の条件によっては、水流噴射面とは反対の面にも畝溝が形成されるが、水流噴射面とは反対の面にも畝溝が形成されている場合は、装置を改造し、水流噴射面とは反対の面に水蒸気を噴射してもよい。
水蒸気ノズル14の一例を図7に示す。水蒸気ノズル14は、ウェブ30の幅方向(CD)に並んだ複数の水蒸気51をウェブ30に向けて噴射する。その結果、ウェブ30の上面には、ウェブ30の幅方向に並び、機械方向(MD)に延びる複数の溝52が形成される。溝52は第一の溝4に相当する。
ウェブ30に水蒸気が噴射されると、第一の畝3と第一の溝4が形成される原理を、図8を参照して説明するが、この原理は本発明を限定するものではない。
図8に示すように、水蒸気ノズル14が水蒸気51を噴射すると、水蒸気51は支持体41にあたる。水蒸気51は、水流ノズル12から噴射された水流31と異なり、大部分は支持体41にはね返される。これによりウェブ30の繊維は、巻き上がり、そしてほぐされる。また、水蒸気51によってウェブ30の繊維は、かき分けられ、第一の溝4が形成され、かき分けられた繊維は、水蒸気51が支持体41にあたる部分53の幅方向側に移動して集まり、第一の畝3を形成する。
高圧水流によってウェブ30の強度は高められているので、水蒸気51をウェブ30に噴射するとき、ウェブ30が水蒸気51によって吹き飛んでしまうのを防ぐためのネットをウェブ30の上に設ける必要がない。したがって、水蒸気51によるウェブ30の処理効率が上がる。また、上記ネットを設ける必要がないので、不織布製造装置10のメンテナンスおよび不織布の製造コストを抑えることができる。
水蒸気ノズル14から噴射される水蒸気は高圧水蒸気である。水蒸気ノズル14から噴射される水蒸気の圧力は0.3〜1.5MPaであることが好ましい。水蒸気の圧力が0.3MPaよりも小さいと、十分な高さの第一の畝が形成されない場合がある。また、高圧水蒸気の蒸気圧力が1.5MPaよりも大きいと、ウェブ30に穴が開いたり、ウェブ30が破れたり、および吹き飛んだりする場合がある。
水蒸気ノズル14から噴射された水蒸気を吸引する吸引ボックス13により、支持体がウェブを吸引する吸引力は、−1〜−12kPaであることが好ましい。支持体の吸引力が−1kPaよりも小さいと水蒸気を吸いきれず吹き上がりが生じ危険であるという問題が生じる場合がある。また、支持体の吸引力が−12kPaよりも大きいとサクション内への繊維脱落が多くなるという問題が生じる場合がある。
水蒸気ノズル14の先端とウェブ30の上面との間の距離は1.0〜10mmであることが好ましい。水蒸気ノズル14の先端とウェブ30の上面との間の距離が1.0mmよりも小さいと、ウェブ30に穴が開いたり、ウェブ30が破れたり、吹き飛んだりするという問題が生じる場合がある。また、水蒸気ノズル14の先端とウェブ30の上面との間の距離が10mmよりも大きいと、高圧水蒸気におけるウェブ30の表面に溝を形成するための力が分散してしまい、ウェブ30の表面に溝を形成する能率が悪くなる。
水蒸気ノズル14の孔径は、水流ノズル12の孔径よりも大きいことが好ましく、かつ水蒸気ノズル14の孔ピッチは、水流ノズル12の孔ピッチよりも大きい。これにより、図1に示すように、水流ノズル12から噴射された高圧水流によって形成された第二の畝と第二の溝を残しながら、水蒸気ノズル14から噴射された高圧水蒸気によって、ウェブ30に第一の畝と第一の溝を形成することができる。ウェブ30のうち、高圧水流によって形成された第二の畝と第二の溝が複数存在する領域Rは、ウェブ30の見かけ密度が大きい領域であり、高圧水蒸気によって第一の畝と第一の溝が形成されている領域Rは、ウェブ30の見かけ密度が高圧水蒸気によって小さくされた領域である。
水蒸気ノズル14の孔径は150〜600μmであることが好ましい。水蒸気ノズル14の孔径が小さすぎると、エネルギーが不足し、十分に繊維を掻き分けられないという問題が生じる場合がある。また、水蒸気ノズル14の孔径が大きすぎると、エネルギーが大き過ぎ基材ダメージが大きくなり過ぎるという問題が生じる場合がある。
水蒸気ノズル14の孔ピッチ(隣接する孔の中心間の距離)は3.0〜8.0mmであることが好ましい。水蒸気ノズル14の孔ピッチが小さすぎると、第二の畝と第二の溝が消滅してしまう。逆に、水蒸気ノズル14の孔ピッチが大きすぎると、畝溝の本数が少なくなり、汚れの掻き取り性が悪くなったり、嵩高性を保つことが難しい。
高圧水蒸気によってウェブ30の上面に第一の畝と第一の溝が形成されるとともに、ウェブ30の下面(ウェブ30の支持体41側の面)に支持体41のパターンに対応した不図示の凹凸が形成されていてもよい。なお、ウェブの下面にも高圧水流による畝溝が形成されていてもよいし、または高圧水蒸気による畝溝が形成されていてもよい。
その後、図3に示すように、ウェブ30は、吸引ピックアップ17によってウェブ搬送コンベア18に転写される。そして、ウェブ30は、さらにウェブ搬送コンベア19に転写された後、乾燥ドラム20に転写される。乾燥ドラム20は、たとえば、ヤンキードライヤーであり、水蒸気により約160℃に加熱されたドラムにウェブ30を付着させて、ウェブ30を乾燥させる。そして、乾燥したウェブ30は不織布として巻き取り機22に巻き取られる。
図1に示す態様の不織布の場合は、水流ノズル12の孔ピッチが、隣接する2本の第二の溝の間隔dに一致し、水蒸気ノズル14の孔ピッチが、隣接する2本の第一の溝の間隔dに一致する。
図2に示す態様の不織布は、図2の上部に記載した矢印の位置に水蒸気を噴射したときに得られる。すなわち、第二の畝と第二の溝を挟んで隣接する2本の第一の溝4,4の間隔をpとし、第三の畝7を挟んで隣接する第一の溝4と第三の溝8の間隔をpとすると、水蒸気ノズル14の孔ピッチがp/p/pの繰り返しであり、水流ノズルのピッチが、隣接する2つの第二の溝の間隔dである場合に、図2に示す態様の不織布が得られる。
水蒸気ノズル14の孔ピッチが、図2に示すように、2種類の間隔からなる場合、大きい方の間隔は好ましくは3.0〜8.0mmであり、小さい方の間隔は好ましくは2.0〜2.5mmである。
図9は、本発明の不織布を製造するための不織布製造装置の別の例を示す図である。
図9に示す不織布製造装置10においては、水流ノズル12からの高圧水流によって、ウェブ30の上面(以下「B面」という。)に細かいピッチの畝溝が形成されるとともに、水流噴射条件を調整することによって、ウェブ30の反対面(以下「A面」という。)にも細かいピッチの畝溝が形成されるようにする。水流噴射されたウェブは、吸引ピックアップ17によってウェブ搬送コンベア18に転写され、次いで、ウェブ搬送コンベア19に転写され、次に、乾燥ドラム20に転写される。乾燥ドラム20は、たとえば、ヤンキードライヤーであり、水蒸気により加熱されたドラムにウェブ30を付着させて、ウェブ30を乾燥させる。図9に示す不織布製造装置においては、水蒸気噴射工程に入る前に、ウェブ30の水分率を調整することができる。水蒸気噴射工程に入る前のウェブ30の水分率は、好ましくは10〜45%である。ここで、水分率(%)とは、水を含むウェブ30の総質量100gに対して含まれている水のg数である。ウェブ30の水分率が小さすぎると、ウェブ30の繊維間の水素結合力が強くなり、後述の水蒸気によってウェブ30の繊維をほぐすために必要なエネルギーが非常に高くなる。逆に、ウェブ30の水分率が大きすぎると、後述の水蒸気によってウェブ30を所定の水分率以下に乾燥させるために必要なエネルギーが非常に高くなる。
次に、ウェブ30は、水蒸気噴射工程に送られる。水蒸気噴射工程において、ウェブ30は円筒状のサクションドラム15のメッシュ状の外周面上に移動する。このとき、サクションドラム15の外周面の上方に配置された水蒸気ノズル14から水蒸気がウェブ30に噴射される。図9には、2列の水蒸気ノズル14が図示されているが、1列でもよいし、3列以上でもよい。図9の不織布製造装置の場合は、水蒸気が噴射されるウェブの面は、水流が噴射された面とは反対の面(A面)である。サクションドラム15は吸引装置を内蔵しており、水蒸気ノズル14から噴射された水蒸気は吸引装置によって吸引される。水蒸気ノズル14から噴射された水蒸気によって、ウェブ30のA面に第一の畝3と第一の溝4が形成される。
サクションドラム13の上方に配置された水蒸気ノズル14の一例を図10に示す。図10は、水蒸気ノズル14が1列の例を示す。水蒸気ノズル14は、ウェブ30の幅方向(CD)に並んだ複数の水蒸気51をウェブ30に向けて吹き付ける。その結果、ウェブ30のA面には、ウェブ30の幅方向に並び、機械方向(MD)に延びる複数の溝52が形成される。溝52は第一の溝4に相当する。
水蒸気噴射されたウェブは、図9に示すように、乾燥ドラム21に転写される。乾燥ドラム21も、たとえば、ヤンキードライヤーであり、水蒸気により加熱されたドラムにウェブ30を付着させて、ウェブ30を乾燥させる。乾燥ドラム21を通過した後のウェブ30は十分に乾燥していることが必要であり、具体的には、乾燥ドラム21を通過した後のウェブ30の水分率は5%以下であることが好ましい。乾燥したウェブ30は、不織布として巻き取り機22に巻き取られる。
高圧水流交絡処理は、繊維を交絡しウェブを締めて(高密度化)、ウェブの強度を高める。高圧水蒸気処理は、繊維を解して(低密度化)、ウェブを嵩高にする。この時、高圧水流処理の方がエネルギー量が高いために、高圧水蒸気処理において、ウェブの一部が解れるだけであり、繊維がバラけることなく賦型させることが可能となる。
本発明によれば、水流交絡不織布の一部に、高圧水蒸気吹き付け処理を行い、シート嵩の違う凸凹構造を形成することにより、液含浸時において嵩の高い(比容積の小さい)部分に毛細管現象で液が集中する。断面で見ると液の多い部分と少ない部分が連続して存在することにより、拭き取り時に液を出すエリアと液を吸い取るエリアができ、その結果汚れ落ちがよく、かつ水分残りの少ないシートを形成することができる。
本発明の不織布はウェットティッシュを作製するために用いられる。ウェットティッシュは、不織布に液体を付与することによって作製することができる。液体の量は、不織布の乾燥質量に対し、たとえば3倍程度である。液体としては、典型的には蒸留水であるが、その他、プロピレングリコール、パラベン等の防腐剤の混合溶液を例示することができる。
実施例1
図9に示す不織布製造装置10を使用して、次のとおり不織布を製造した。
針葉樹晒クラフトパルプ(NBKP)(カナディアン・フリーネス・スタンダード(cfs)700cc)70質量%と、繊度が1.1dtexであり、繊維長が7mmであるレーヨン(ダイワボウレーヨン(株)製コロナ)30質量%とを含む不織布原料を調製した。原料供給ヘッド11を使用してウェブ形成コンベアの支持体(日本フィルコン(株)製OS80)上に不織布原料を供給し、吸引ボックスを使用して不織布原料を脱水してウェブを形成した。ウェブの坪量(乾燥基準)は50g/mであった。
その後、2台の高圧水流ノズルを使用して高圧水流をウェブに噴射した。このとき、1台あたりの高圧水流ノズルの高圧水流エネルギーは0.142kW/mであり、2台の高圧水流ノズルを使用して高圧水流をウェブに噴射したので、ウェブに噴射した高圧水流の高圧水流エネルギーは0.284kW/mであった。高圧水流ノズルの孔径は92μmであり、孔ピッチは0.5mmであり、ウェブの走行速度は70m/分であった。水流噴射によりウェブの水流噴射面にピッチ0.5mmの畝溝構造が形成されるとともに、水流噴射面とは反対面にもピッチ0.5mmの畝溝構造が形成された。
水流噴射されたウェブを、2台のウェブ搬送コンベアおよびヤンキードライヤーを経て、水蒸気噴射工程に送った。
水蒸気噴射工程では、2台の水蒸気ノズルを使用して、ウェブの水流噴射面とは反対面に高圧水蒸気を噴射した。このときの高圧水蒸気の圧力は0.7MPaであり、高圧水蒸気の温度は約175℃であり、水蒸気ノズルの先端とウェブの上面との間の距離は2.0mmであり、水蒸気ノズルの孔径は500μmであり、孔ピッチは4.0mmであり、ウェブの走行速度は70m/分であった。
その後、ウェブは、ヤンキードライヤーを経て、巻取り機に送られ、不織布として巻き取られた。
水流を噴射した後のウェブの水流噴射面の写真(湿潤状態)を図11に示す。
水蒸気を噴射した後のウェブの水蒸気噴射面の写真(湿潤状態)を図12に示す。
得られた不織布(乾燥状態)の水蒸気噴射面の写真を図13に示す。
得られた不織布について、不織布目付、第一の畝の高さh(乾燥時)、第二の畝の高さh(乾燥時)、領域Rの見かけ密度、領域Rの見かけ密度、乾燥引張強度、乾燥引張伸度、湿潤引張強度および湿潤引張伸度を測定した。測定結果を表1に示す。
また、得られた不織布に、不織布の乾燥質量の3倍の質量の蒸留水を含浸して、ウェットティッシュを作製した。作製したウェットティッシュを用いて人工汚れ拭き取り性試験を行ない、高圧水蒸気噴射面について、汚れ除去率を測定した。測定結果を表1に示す。
実施例2
水蒸気ノズルピッチを3mmに変更した他は、実施例1と同様の条件にて不織布を製造した。得られた不織布について、実施例1と同様に評価した。評価結果を表1に示す。
比較例1
水蒸気噴射を行わなかった他は、実施例1と同様の条件にて不織布を製造した。得られた不織布について、実施例1と同様に評価した。評価結果を表1に示す。
比較例2
水蒸気ノズルピッチを2mmに変更した他は、実施例1と同様の条件にて不織布を製造した。水流噴射によってA面に形成された畝溝は水蒸気の噴射により消滅し、得られた不織布のA面には、水蒸気の噴射により形成された第一の畝と第一の溝のみが存在し、水流噴射によって形成された第二の畝と第二の溝は存在しなかった。得られた不織布について、実施例1と同様に評価した。評価結果を表1に示す。
実施例3
水蒸気ノズルピッチを5mm/2mm/5mm/2mmの繰返しに変更した他は、実施例1と同様の条件にて不織布を製造した。得られた不織布の水蒸気噴射面の写真(ロール状に巻き取った状態で撮影したもの)を図14に示す。得られた不織布について、実施例1と同様に評価した。評価結果を表1に示す。
なお、水蒸気噴射前ウェブ水分率、水蒸気噴射後ウェブ水分率、巻き取り時ウェブ水分率、不織布目付、乾燥厚み、第一の畝の高さh(乾燥時)、第二の畝の高さh(乾燥時)、領域Rの見かけ密度、領域Rの見かけ密度、乾燥引張強度、乾燥引張伸度、湿潤引張強度、湿潤引張伸度および汚れ除去率は、以下のようにして測定した。
[水蒸気噴射前ウェブ水分率]
乾燥ドラム20で乾燥したウェブを30cm×30cmのサイズにサンプリングし、乾燥ドラム20の出口質量(W)を測定し、その後サンプル片を105℃の恒温槽に1時間静置し絶乾させたのち質量(D)を測定する。水蒸気吹付け前ウェブ水分率(%)を下式により算出する。なお、水蒸気噴射前ウェブ水分率は、10個の測定値の平均値である。
水蒸気噴射前ウェブ水分率(%)=(W−D)/W×100
[水蒸気噴射後ウェブ水分率]
1つのサクションドラム15上で水蒸気ノズル14からウェブに高圧水蒸気を噴射したウェブを30cm×30cmのサイズにサンプリングし、水蒸気ノズル14通過後の質量(W)を測定し、その後サンプル片を105℃の恒温槽に1時間静置し絶乾させたのち質量(D)を測定する。水蒸気噴射後ウェブ水分率(%)を下式により算出する。なお、水蒸気噴射後ウェブ水分率は、10個の測定値の平均値である。
水蒸気噴射後ウェブ水分率(%)=(W−D)/W×100
[巻き取り時ウェブ水分率]
巻き取られたウェブを30cm×30cmのサイズにサンプリングし、巻き取り後の質量(W)を測定し、その後サンプル片を105℃の恒温槽に1時間静置し絶乾させたのち質量(D)を測定する。巻き取り時ウェブ水分率(%)を下式により算出する。なお、巻き取り時ウェブ水分率は、N=10での測定値の平均値である。
巻き取り時ウェブ水分率(%)=(W−D)/W×100
[不織布目付]
不織布目付は、巻き取り時ウェブ水分率を測定した際の絶乾サンプル質量D(g)を、その面積(0.09m)で割り算することにより算出した。不織布目付は、10個の測定値の平均値である。
[第一の畝の高さh(乾燥時)および第二の畝の高さh(乾燥時)]
不織布(乾燥品)の試料を、液体窒素に含浸させて凍結させた後、剃刀でカットし、常温に戻した後、電子顕微鏡(たとえば、キーエンス社VE7800)を用いて、50倍の倍率の写真を撮影し、第一の畝の高さh(乾燥時)および第二の畝の高さh(乾燥時)を測定した。試料を凍結させる理由は、剃刀によるカット時の圧縮により厚みが変動するのを防ぐためである。
[領域RおよびRの見かけ密度]
不織布の断面をマイクロスコープ等により、50倍以上に拡大撮影し、領域RまたはRの厚さ×幅0.5mmの単位面積中の繊維本数を計測し、その結果より繊維重量を算出し、見かけ密度の算出を行った。
なお、見かけ密度差は次の式により算出する。
見かけ密度差(%)=(ρ−ρ)/ρ×100
ただし、ρは領域Rの見かけ密度であり、ρは領域Rの見かけ密度である。
[乾燥引張強度]
製造した不織布から、長手方向がウェブの機械方向である25mm幅の短冊状の試験片と、長手方向がウェブの幅方向である25mm幅の短冊状の試験片とを切り取って、測定用試料を作製した。機械方向および幅方向の測定用試料を、最大荷重容量が50Nであるロードセルを備えた引張試験機((株)島津製作所製 オートグラフ 型式AGS−1kNG)を使用して、それぞれ3つの測定用試料について、100mmのつかみ間距離、100mm/分の引張速度の条件で引張強度を測定した。機械方向および幅方向の測定用試料のそれぞれ3つの測定用試料の引張強度の平均値を機械方向および幅方向の乾燥引張強度とした。
[乾燥引張伸度]
製造した不織布から、長手方向がウェブの機械方向である25mm幅の短冊状の試験片と、長手方向がウェブの幅方向である25mm幅の短冊状の試験片とを切り取って、測定用試料を作製した。機械方向および幅方向の測定用試料を、最大荷重容量が50Nであるロードセルを備えた引張試験機((株)島津製作所製 オートグラフ 型式AGS−1kNG)を使用して、それぞれ3つの測定用試料について、100mmのつかみ間距離、100mm/分の引張速度の条件で引張伸度を測定した。ここで、引張伸度とは、引張試験機で測定用試料を引っ張ったときの最大の伸び(mm)をつかみ間距離(100mm)で割り算した値である。機械方向および幅方向の測定用試料のそれぞれ3つの測定用試料の引張伸度の平均値を機械方向および幅方向の乾燥引張伸度とした。
[湿潤引張強度]
製造した不織布から長手方向がウェブの機械方向である25mm幅の短冊状の試験片と、長手方向がウェブの幅方向である25mm幅の短冊状の試験片とを切り取って、測定用試料を作製し、測定用試料の質量の2.5倍の水を測定用試料に含浸させた(含水倍率250%)。そして、機械方向および幅方向の測定用試料を、最大荷重容量が50Nであるロードセルを備えた引張試験機((株)島津製作所製 オートグラフ 型式AGS−1kNG)を使用して、それぞれ3つの測定用試料について、100mmのつかみ間距離、100mm/分の引張速度の条件で引張強度を測定した。機械方向および幅方向の測定用試料のそれぞれ3つの測定用試料の引張強度の平均値を機械方向および幅方向の湿潤引張強度とした。
[湿潤引張伸度]
製造した不織布から長手方向がウェブの機械方向である25mm幅の短冊状の試験片と、長手方向がウェブの幅方向である25mm幅の短冊状の試験片とを切り取って、測定用試料を作製し、測定用試料の質量の2.5倍の水を測定用試料に含浸させた(含水倍率250%)。そして、機械方向および幅方向の測定用試料を、最大荷重容量が50Nであるロードセルを備えた引張試験機((株)島津製作所製 オートグラフ 型式AGS−1kNG)を使用して、それぞれ3つの測定用試料について、100mmのつかみ間距離、100mm/分の引張速度の条件で引張伸度を測定した。機械方向および幅方向の測定用試料のそれぞれ3つの測定用試料の引張伸度の平均値を機械方向および幅方向の湿潤引張伸度とした。
[汚れ除去率]
模擬汚れとして、カーボンブラック12.6質量%、牛脂極度硬化油20.8質量%、流動パラフィン質量66.6%の配合比率のペーストを調製する。そのペーストとヘキサンを85:15(質量比)の割合で混ぜ合わせる。ヘキサン希釈ペーストをガラス板上に0.05mL滴下する。高温高湿室(20℃、湿度60%)で24時間乾燥後、色味をスキャナーでスキャンする。テスター産業株式会社の摩擦係数測定装置で、150mm/分、加重60gの条件にて拭取り試験(1回)を行う。試験後、色味の変化をスキャナーでスキャンし、スキャンした面積のうち16.9mm×16.9mm面積の色味の変化率を次式により算出し、汚れ除去率とする。
汚れ除去率(%)=(C−C)/C×100
ただし、Cは拭き取り前の色味であり、Cは拭き取り後の色味である。
色味除去率が大きいほど、汚れが除去できていると判断できる。N数=3で測定し、3回の平均値を汚れ除去率とする。
本発明の不織布は、ウェットティッシュを作製するために好適に使用することができる。
1 不織布
3 第一の畝
4 第一の溝
5 第二の畝
6 第二の溝
10 不織布製造装置
11 原料供給ヘッド
12 水流ノズル
13 吸引ボックス
14 水蒸気ノズル
15 サクションドラム
16 ウェブ形成コンベア
17 吸引ピックアップ
18,19 ウェブ搬送コンベア
20,21 乾燥ドラム
22 巻き取り機
30 ウェブ
31 高圧水流
32 溝
41 支持体
51 高圧水蒸気
52 溝

Claims (16)

  1. 吸収性繊維を含むウェットティッシュ用不織布であって、
    不織布の少なくとも一方の面に、同一の方向に延びる多数の第一の畝、第一の溝、第二の畝および第二の溝が形成され、
    第一の畝の頂部の高さは第二の畝の頂部の高さよりも高く、
    第二の畝の頂部の高さは第二の溝の底部の高さよりも高く、
    第二の溝の底部の高さは第一の溝の底部の高さよりも高く、
    第一の溝が、隣接する2本の第一の畝の間に位置し、
    第一の溝が位置しない隣接する2本の第一の畝の間には複数の第二の畝と第二の溝が位置し、
    第一の溝を挟んで隣接する2本の第一の畝の間隔は、第二の溝を挟んで隣接する2本の第二の畝の間隔よりも広いことを特徴とする不織布。
  2. 第一の畝および第一の溝が位置する領域の不織布の乾燥状態における見かけ密度が第二の畝および第二の溝が位置する領域の乾燥状態における見かけ密度よりも小さいことを特徴とする請求項1に記載の不織布。
  3. 第一の畝の頂部の高さと第二の畝の頂部の高さとの差が0.1mm以上であることを特徴とする請求項1または2に記載の不織布。
  4. 吸収性繊維がセルロースを含むことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の不織布。
  5. 液含浸時に視覚的に液保持部と非保持部を確認することができることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の不織布。
  6. 不織布を構成する繊維の30%以上が吸収性繊維であることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の不織布。
  7. 第一の畝および第一の溝が位置する領域の不織布の乾燥状態における見かけ密度が0.030〜0.10g/cmであり、第二の畝および第二の溝が位置する領域の不織布の乾燥状態における見かけ密度が0.12〜0.20g/cmであることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の不織布。
  8. 第二の畝と第二の溝を挟んで隣接する2本の第一の畝の間隔が3mm以上であることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の不織布。
  9. 不織布を構成する繊維の繊維長が20mm以下であることを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載の不織布。
  10. 第二の畝の頂部の高さと第二の溝の底部の高さとの差が0.05〜0.10mmであることを特徴とする請求項1〜9のいずれか1項に記載の不織布。
  11. 第二の溝を挟んで隣接する2本の第二の畝の間隔が0.3〜1.0mmであることを特徴とする請求項1〜10のいずれか1項に記載の不織布。
  12. 第一の畝の頂部の高さと第一の溝の底部の高さとの差が0.15〜0.60mmであることを特徴とする請求項1〜11のいずれか1項に記載の不織布。
  13. 第二の畝と第二の溝が位置しない隣接する2本の第一の畝の間に、さらに第三の畝が形成され、第三の畝の頂部の高さは第二の畝の頂部の高さよりも高いことを特徴とする請求項1〜12のいずれか1項に記載の不織布。
  14. 第一の畝と第一の溝が水蒸気を噴射することにより形成されたものであり、第二の畝と第二の溝が水流を噴射することにより形成されたものであることを特徴とする請求項1〜13のいずれか1項に記載の不織布。
  15. 請求項1に記載のウェットティッシュ用不織布を製造する方法であって、
    吸収性繊維を含む繊維と水の混合物を支持体上に供給して、支持体上に水を含むウェブを形成する工程、
    ウェブの幅方向に等間隔に並べて配置された水流ノズルからウェブに水流を噴射して、繊維を交絡させる工程、
    ウェブの幅方向に、水流ノズルの間隔よりも広い間隔で並べて配置された水蒸気ノズルから、水流を噴射したウェブに、水蒸気を噴射する工程、および
    水蒸気を噴射したウェブを乾燥する工程を含む方法。
  16. 請求項1〜14のいずれか1項に記載の不織布に液体を含浸させてなるウェットティッシュ。
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