JP5737248B2 - 画像形成システム - Google Patents

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Description

本発明は、画像形成システムに関する。
近年、用紙に対する各種の処理を効率的に行うことを目的として、画像形成システムが知られている。画像形成システムを構成する装置としては、画像形成を行う画像形成装置、当該画像形成に供する用紙を大量に給紙する大容量給紙装置、用紙に対して後処理を行う後処理装置などが挙げられ、必要とする仕様に応じて、少なくとも一台以上の装置を直列的に接続して構成されている。この類の画像形成システムでは、ジャムが発生した場合、個々の装置の動作を停止させ、ジャムが発生した用紙及び搬送経路に残留する用紙(残留紙)を適切に取り除いた上で、画像形成システムの動作を再開させることとしている。
例えば、特許文献1には、ジャムが発生したときに画像形成動作の停止から再開までの復帰時間を短縮できる機会を操作者に付与することができる画像形成装置が開示されている。具体的には、判定手段は、残留紙判別手段によって残留紙が搬送経路に存在すると判別されると、残留紙の位置が、搬送手段を稼働させて残留紙を自動排紙することが可能な位置であるか、残留紙の自動排紙が不可能な位置であるかを判断する。残留紙の自動排紙が可能であると判断すると、さらに、判定手段は、残留紙の位置が自動排紙を実行するよりも操作者により手動除去したほうが画像形成装置の画像形成の中断時間を短くできる位置かどうかを判定する。制御手段は、自動排紙が可能であっても手動除去したほうが中断時間を短くできる位置であると判定されたときに、操作者に手動除去を促すメッセージを出力する。
特開2011−145558号公報
しかしながら、特許文献1に開示された手法によれば、搬送経路に残留している用紙について、自動排紙を行うかそれとも手動除去を行うかを判断しているものの、その判断結果や残留している用紙の状況をユーザーが把握することができない。そのため、残留している用紙に対する処理がユーザーの希望する通りに実現されていない可能性がある。
本発明はかかる事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、ジャムの発生にともにない搬送経路に残留する用紙の状況をユーザーに把握させることにより、ユーザーにとって利用しやすい画像形成システムを提供することである。
かかる課題を解決するために、本発明は、複数の装置を直列して構成されて、搬送経路を搬送される用紙に所定の処理を行う画像形成システムを提供する。この画像形成システムは、用紙を搬送する搬送手段と、情報を表示する表示部と、搬送経路において用紙のジャムが発生したことを判定するジャム判定部と、搬送経路における用紙の位置を管理する用紙管理部と、ジャム判定部の判定結果と用紙管理部により管理される用紙の位置とに基づいて、搬送手段及び表示部を制御する制御部と、を有する。ここで、制御部は、用紙のジャムが発生した際に、ジャムが発生した用紙及び搬送経路に残留する用紙の搬送を停止させる。そして、制御部は、搬送経路に残留する用紙を対象として、用紙が残留している装置の種類、用紙が残留している装置における当該用紙の位置又は用紙が残留している装置の状態に基づいて、搬送手段を動作させて当該用紙を排出する自動排紙が可能であるか否かを判断し、当該判断結果を搬送経路における用紙の位置と対応付けて表示部に表示する。
また、本発明において、制御部は、搬送経路に残留する用紙が、制動時の動作特性がそれぞれ異なる複数の搬送手段に跨がる位置にあることを判断した場合には、当該用紙について自動排紙が不可能であると判断することが好ましい。
また、本発明において、制御部は、搬送経路に残留する用紙が、搬送経路の曲率が規定値以上となる位置にあることを判断した場合には、当該用紙について自動排紙が不可能であると判断することが好ましい。
また、本発明において、制御部は、搬送経路に残留する用紙が画像形成装置内にあることを判断した場合には、当該用紙について自動排紙が不可能であると判断することが好ましい。
また、本発明において、制御部は、搬送経路に残留する用紙が、用紙のジャムが発生した装置内にあることを判断した場合には、当該用紙について自動排紙が不可能であると判断することが好ましい。
また、本発明において、制御部は、搬送経路に残留する用紙が、装置筐体の扉が開放された装置内にあることを判断した場合には、当該用紙について自動排紙が不可能であると判断することが好ましい。
また、本発明において、画像形成システムは、複数の装置を直列して構成されていてもよい。この場合、制御部は、搬送経路に残留する用紙が、複数の装置に跨がる位置にあることを判断した場合には、当該用紙について自動排紙が不可能であると判断することが望ましい。
さらに、制御部は、ジャムの発生した用紙と、搬送経路に残留する用紙のうち自動排紙が不可能であると判断された用紙とを、手動除去の対象として表示部に表示することが好ましい。
この場合、制御部は、ジャムの発生した用紙と自動排紙が不可能であると判断された用紙とが搬送経路から除去されたことを判断した場合には、搬送経路に残留する用紙のうち自動排紙が可能であると判断された用紙を、自動排紙の対象として表示部に表示することが好ましい。
また、制御部は、自動排紙の実行に先立ち装置筐体の扉が開放された場合、当該扉が開放された装置内に残留する用紙を、手動除去の対象として表示部に表示することが好ましい。
本発明によれば、表示部による表示を通じて、搬送経路に残留する用紙についての自動排紙の可否の判断結果をその用紙の位置とともにユーザーが認識することができる。これにより、残留する用紙の状況を把握することができるので、その取扱いをユーザー自身で主体的に判断することができるので、ユーザーにとって利用しやすい画像形成システムを提供することができる。
画像形成システムの構成を模式的に示す説明図 画像形成システムの制御系を中心に示すブロック図 画像形成装置のCPUの機能を示すブロック図 操作表示部に表示される表示例を示す説明図 ジャム発生時における画像形成システムの制御処理を示すフローチャート 操作表示部に表示される表示例を示す説明図 残留紙チェック処理の詳細を示すフローチャート 操作表示部に表示される表示例を示す説明図 操作表示部に表示される表示例を示す説明図 操作表示部に表示される表示例を示す説明図 操作表示部に表示される表示例を示す説明図 操作表示部に表示される表示例を示す説明図 操作表示部に表示される表示例を示す説明図 操作表示部に表示される表示例を示す説明図
図1は、本実施形態にかかる画像形成システムの構成を模式的に示す説明図であり、図2は、画像形成システムの制御系を示すブロック図である。画像形成システムは、用紙に所定の処理、例えば画像形成や後処理を行うシステムであり、複数の装置が直列的に接続されて構成されている。本実施形態の画像形成システムは、三台の大容量給紙装置100A,100B,100Cと、一台の画像形成装置200と、三台の後処理装置300A,300B,300Cとで構成されている。これらの装置は、用紙の搬送方向の上流側から下流側にかけて、第1の大容量給紙装置100A、第2の大容量給紙装置100B、画像形成装置200、第3の大容量給紙装置100C、第1の後処理装置300A、第2の後処理装置300B、第3の後処理装置300Cの順番で配列されている。
第1の大容量給紙装置100Aは、用紙を大量に蓄積収容し、画像形成装置200に用紙を給紙するための装置である。この第1の大容量給紙装置100Aは、上段給紙部110A、中段給紙部120A、下段給紙部130A及びCPU150A(図2参照)を主体に構成されている。
上段給紙部110Aは、上段に位置する給紙トレイと、複数の搬送ローラー、駆動モーター及びガイド部材で構成される搬送手段とを備えており、給紙トレイから用紙を一枚ずつ給紙し、これを搬送経路に従って搬送する。同様に、中段給紙部120Bは、中段に位置する給紙トレイと、複数の搬送ローラー、駆動モーター及びガイド部材で構成される搬送手段とを備えており、給紙トレイから用紙を一枚ずつ給紙し、これを搬送経路に従って搬送する。また、下段給紙部130Cは、下段に位置する給紙トレイと、複数の搬送ローラー、駆動モーター及びガイド部材で構成される搬送手段とを備えており、給紙トレイから用紙を一枚ずつ給紙し、これを搬送経路に従って搬送する。各給紙部110A〜130Aにより搬送される用紙は機外へと排出され、これにより、第2の大容量給紙装置100Bに用紙が供給される。
CPU150Aは、第1の大容量給紙装置100Aを制御する。CPU150Aは、ROM151Aに格納された制御プログラムを呼び出し、これをRAM152B上で実行処理し、これにより、各部位を統合的に制御する。通信部160Aは、画像形成システムを構成する各装置との接続を確立するインターフェースであり、CPU150Aから転送されたデータの送受信を実行する。
第2の大容量給紙装置100Bは、用紙を大量に蓄積収容し、画像形成装置200に用紙を給紙するための装置である。この第2の大容量給紙装置100Bは、上段給紙部110B、中段給紙部120B、下段給紙部130B及びCPU150Bを主体に構成されており、その主要な構成は、第1の大容量給紙装置100Aと同様である(共通する構成についてはその説明を省略する)。
また、第2の大容量給紙装置100Bは、第1の大容量給紙装置100Aから供給された用紙を、下流に接続される画像形成装置200に供給するために、搬送部140Bをさらに備えている。搬送部140Bは、複数の搬送ローラー、駆動モーター及びガイド部材で構成される搬送手段を備えており、第1の大容量給紙装置100Aから供給された用紙を受け取ると、これを所定の搬送経路に従って搬送する。搬送部140Bにより搬送される用紙、又は、各給紙部110B〜130Bにより搬送される用紙は機外へと排出され、これにより、画像形成装置200に用紙が供給される。
画像形成装置200は、例えば電子写真方式の画像形成装置であり、用紙に画像を形成する。画像形成装置200は、画像形成部210と、上段給紙部220、下段給紙部230、搬送部240、CPU250及び操作表示部270を主体に構成されている。
この画像形成装置200は、例えば画像形成装置200の上部に原稿読取装置(図示せず)を備えており、原稿読取装置は、自動原稿送り装置によって原稿を搬送しながら、原稿の画像を読み取ることによって画像信号を得る。この画像信号は画像読取制御部に出力される。画像読取制御部は、この画像信号に対して、A/D変換、シェーディング補正、圧縮等の処理を施すことにより画像データを得ると、これをCPU250に出力する。なお、CPU250に入力される画像データとしては、原稿読取装置で読み取ったものに限られず、例えば、画像形成装置に接続されたパーソナルコンピューター(PC)や他の画像形成装置から受信したものであってもよい。
画像形成部210は、用紙に画像を形成する機能を担っている。本実施形態における画像形成部210は、電子写真方式を利用して画像形成を行うものであり、例えば、レーザー光源や光学系から構成される露光ユニット、感光体ドラムとその周辺に配置されている帯電・現像ユニット、転写ユニット、定着ユニットなどで構成される。この画像形成部210は、(1)感光体ドラムを帯電させる、(2)露光部により感光体ドラム上に静電潜像を形成する、(3)形成された静電潜像にトナーを付着させる、(4)感光体ドラム上の画像(トナー画像)を用紙に転写する、(5)転写された画像を用紙に定着する、という一連のプロセスを通じて、画像データに基づいて用紙に画像を形成する。
上段給紙部220は、上段に位置する給紙トレイと、複数の搬送ローラー、駆動モーター及びガイド部材で構成される搬送手段とを備えており、給紙トレイから用紙を一枚ずつ給紙し、これを搬送部240へと供給する。また、下段給紙部230は、下段に位置する給紙トレイと、複数の搬送ローラー、駆動モーター及びガイド部材で構成される搬送手段とを備えており、給紙トレイから用紙を一枚ずつ給紙し、これを搬送部240へと供給する。
搬送部240は、用紙を搬送する機能を担っており、複数の搬送ローラー、駆動モーター及びガイド部材等で構成される搬送手段を備えている。この搬送部240は、上段給紙部220若しくは下段給紙部230、又は、上流側の第1の大容量給紙装置100A若しくは第2の大容量給紙装置100Bから供給される用紙を受け取ると、画像形成部210による各処理に供するために、搬送経路に従って用紙を搬送する。
画像形成が終了した用紙は、搬送部240によって機外へと排出され、これにより、下流に接続される第3の大容量給紙装置100C)に供給される。なお、用紙の両面に画像形成を行う場合、搬送部240は、搬送路切換板により、定着処理された用紙の搬送方向を、反転搬送部(図中の下方)側へと切替える。反転搬送部は、用紙をスイッチバックすることにより表裏反転させ、当該用紙を画像形成部210へと再搬送する。
CPU250は、画像形成装置200を制御する。CPU250は、ROM251に格納された制御プログラムを呼び出し、これをRAM252上で実行処理し、これにより、各部位を統合的に制御する。通信部260は、画像形成システムを構成する各装置との接続を確立するインターフェースであり、CPU250から転送されたデータの送受信を実行する。
さらに、本実施形態の特徴の一つとして、CPU250は、画像形成システムを構成する各装置の動作を統合的に制御する機能も担っている。このCPU250の機能により、各装置で連携した動作を実行することができる。なお、CPU250によって実行される、画像形成システム全体にわたる制御の詳細については後述する。
操作表示部270は、入力操作及び情報表示が可能な装置であり、例えばディスプレイ上に表示される情報に従い、入力操作を行うことが可能なタッチパネル装置である。CPU250は、操作表示部270を通じて、ユーザーが設定する印刷情報、すなわち、印刷開始指示や印刷条件(例えば、片面・両面の印刷種別、部数の指定、実行する後処理の種類、画像の濃度や倍率など)を取得することができる。
第3の大容量給紙装置100Cは、用紙を大量に蓄積収容し、いずれかの後処理装置300A,300B,300Cに用紙を給紙するための装置である。この第3の大容量給紙装置100Cは、上段給紙部110C、中段給紙部120C、下段給紙部130C、CPU150Cを主体に構成されており、その主要な構成は、第1の大容量給紙装置100Aと同様である(共通する構成についてはその説明を省略する)。
また、第3の大容量給紙装置100Cは、画像形成装置200から供給された用紙を、下流に接続される第1の後処理装置300Aに供給するために、搬送部140Cをさらに備えている。搬送部140Cは、複数の搬送ローラー、駆動モーター及びガイド部材で構成される搬送手段を備えており、画像形成装置200から供給された用紙を受け取ると、これを所定の搬送経路に従って搬送する。搬送部140Cにより搬送される用紙、又は、各給紙部110C〜130Cにより搬送される用紙は機外へと排出され、これにより、第1の後処理装置300Aに用紙が供給される。
第1の後処理装置300Aは、第3の大容量給紙装置100Cから供給された用紙を対象として、後処理を実行する装置である。この第1の後処理装置300Aは、後処理部310A、搬送部320A及びCPU350Aを主体に構成されている。
後処理部310Aは、後処理を実行する機能を担っている。後処理としては、用紙に各種の折りを施す折り処理、用紙にパンチを施すパンチ処理、複数の用紙に折りや中とじ、小口断裁を行う製本処理、複数の用紙にステープルを行うステープル処理等が挙げられる。後処理部310Aは、これ単独で、あるいは、後述する第2の後処理装置300B又は第3の後処理装置300Cと協働することで、用紙に対して所定の後処理を実行する。
搬送部320Aは、用紙を搬送する機能を担っており、複数の搬送ローラー、駆動モーター及びガイド部材を含む搬送手段で構成されている。この搬送部320Aは、第3の大容量給紙装置100Cから供給される用紙を受け取ると、後処理部310Aによる後処理に供するために、搬送経路に従って用紙を搬送する。そして、搬送部320Aは、後処理部310により後処理が施された用紙を機外へと排出し、これにより、第2の後処理装置300Bに用紙が供給される。
CPU350Aは、第1の後処理装置300Aを制御する。CPU350Aは、ROM351Aに格納された制御プログラムを呼び出し、これをRAM352B上で実行処理し、これにより、各部位を統合的に制御する。通信部360Aは、画像形成システムを構成する各装置との接続を確立するインターフェースであり、CPU350Aから転送されたデータの送受信を実行する。
なお、この第1の後処理装置300Aは、第3の大容量給紙装置100Cから供給された用紙に何ら処理を施すことなく、この用紙を機外へと排出することができる。
第2の後処理装置300Bは、第1の後処理装置300Aから供給された用紙を対象として、後処理を実行する装置である。この第2の後処理装置300Bは、後処理部310B、搬送部320B及びCPU350Bを主体に構成されており、その主要な構成は、第1の後処理装置300Aと同様である(共通する構成についてはその説明を省略する)。
第2の後処理装置300Bは、第1の後処理装置300Aから供給された用紙を、装置の上部に設けられたサブトレイTsBに排紙するためのサブトレイ排紙部330Bをさらに備えている。
第3の後処理装置300Cは、第2の後処理装置300Bから供給された用紙を対象として、後処理を実行する装置である。この第3の後処理装置300Cは、後処理部310C、搬送部320C及びCPU350Cを主体に構成されており、その主要な構成は、第1の後処理装置300Aと同様である(共通する構成についてはその説明を省略する)。
また、第3の後処理装置300Cは、第2の後処理装置300Bから供給された用紙を、装置の上部に設けられたサブトレイTsCに排紙するためのサブトレイ排紙部330C、及び、第2の後処理装置300Bから供給された用紙を、装置の側部に設けられたメイントレイTmCに排紙するためのメイントレイ排紙部340Cをさらに備えている。
このような画像形成システムにおいて、画像形成装置200のCPU250は、各装置を統合的に制御する。図3に示すように、CPU250は、これを機能的に捉えた場合、ジャム判定部250a、用紙管理部250b及び制御部250cを有している。
ジャム判定部250aは、当該画像形成システムの搬送経路(各装置の搬送経路により構成される一連の搬送経路)において、用紙のジャムが発生したことを判定する。例えば、ジャム判定部250aは、センサ部(図示せず)の検知結果から、用紙のジャムが発生したことを検知する。ここで、センサ部は、搬送経路における用紙の有無や用紙の位置を検知するためのセンサであり、複数のセンサ(例えばフォトリフレクタ)で構成されている。これらのセンサは、個々の装置毎に、当該装置内の搬送経路に離散的に配置されている。ジャム判定部250aは、各装置と通信することにより、各センサ部の検出結果を取得することができ、いずれかの装置内で用紙のジャムが発生したこと及びその位置を判定することができる。
用紙管理部250bは、搬送経路における用紙の搬送位置を管理する。具体的には、用紙管理部250bは、用紙の給紙タイミングと、前述のセンサ部の検出結果とに基づいて、画像形成システム内を搬送されている用紙のそれぞれについて、搬送経路における用紙の位置を逐次管理する。
制御部250cは、ジャム判定部250aの判定結果と、用紙管理部250bにより管理される用紙の位置とに基づいて、各装置が備える搬送手段及び操作表示部270を制御する。具体的には、制御部250cは、用紙のジャムが発生した際に、各装置に対して停止指令を出力し、各装置の動作及び用紙の搬送を停止させる。そして、制御部250cは、搬送経路に残留する用紙(以下「残留紙」という)を対象として、自動排紙が可能であるか否かを判断し、その判断結果を残留紙の位置と対応付けて操作表示部270に表示する。ここで、自動排紙とは、各装置が備える搬送手段を動作させて、残留紙を、所定の排紙トレイ(サブトレイTsB,TsC)へと排出することである。
また、制御部250cは、操作表示部270を制御することにより、当該操作表示部270に種々の情報を表示することができる。例えば、図4に示すように、制御部250cは、情報領域271に、ユーザーへ通知するメッセージを表示したり、システムを構成する装置を示すシンボル272a〜272gに、搬送経路等を表示したりすることがすることができる。
また、保守作業や、残留紙を手動で除去するために、各装置の筐体には開閉可能なドアが備えられており、制御部250cは、図示しないセンサなどを通じて、当該ドアが開閉されたことを検知することができる。また、制御部250cは、他の装置との通信を通じて、いずれかの装置についてドアが開閉されたことを認識することができる。
図5は、ジャム発生時における画像形成システムの制御処理を示すフローチャートである。同図に示す処理は、ジャム判定部250aによりジャムの発生が判定されることにより呼び出され、制御部250cによって実行される。ここで、制御部250cは、ジャムの発生が判定されるまでは、図6に示すように、情報領域271にプリントが実行中である旨の表示を行うとともに、各装置に対応するシンボル272a〜272gに用紙の搬送経路を示す情報を表示している。また、制御部250cは、用紙のジャムが発生した際に、各装置に対して停止指令を出力し、各装置の動作及び用紙の搬送を停止させている。
まず、ステップ1(S1)において、制御部250cは、残留紙チェック処理を行う。残留紙チェック処理は、残留紙が存在するか否かを判断するための処理である。
図7は、残留紙チェック処理の詳細を示すフローチャートである。ステップ20(S20)において、制御部250cは、残留紙カウンターを初期化する。後述するステップ23(S23)以降の処理では、搬送経路における残留紙の一枚毎に、自動排紙の可否を判断するものであり、この残留紙カウンターにより、当該処理対象となる残留紙が指定される。本ステップの初期化処理により、一番目の残留紙が指定されることとなる。
ステップ21(S21)において、制御部250cは、用紙管理部250bから残留紙の情報を取得する。
ステップ22(S22)において、制御部250cは、残留紙が存在するか否かを判断する。このステップ22において肯定判定された場合、すなわち、残留紙が存在する場合には、ステップ23に進む。一方、ステップ22において否定判定された場合、すなわち、残留紙が存在しない場合には、本ルーチンを抜ける。
つぎに、制御部250cは、ステップ23以降の各処理を行うことで、残留紙カウンターの現在値に相当する残留紙を対象として、自動排紙が可能であるか否かを判断する。例えば、制御部250cは、用紙管理部250bからの情報に基づいて、搬送経路の残留紙に任意に識別番号を付与しており、残留紙カウンターに従ってステップ23以降の各処理を行うことで、搬送経路に存在する全ての残留紙について自動排紙が可能であるか否かの判断を行う。
まず、ステップ23において、制御部250cは、残留紙が、ジャム発生以降において装置筐体のドアが開閉された装置にあるか否かを判断する。装置筐体のドアが開閉されている場合、ユーザーが機内の残留紙に触れたり、当該残留紙を動かしたりしている可能性がある。この場合、搬送手段が動作しても残留紙が適切に搬送されず、自動排紙ができない可能性があるので、当該条件に該当する残留紙を自動排紙の対象から除外することとしている。そこで、ステップ23においてこのような判断が設けられている。このステップ23において肯定判定された場合には、ステップ24(S24)に進み、一方、ステップ23において否定判定された場合には、後述するステップ26(S26)に進む。
なお、ステップ23では、ユーザーが機内の残留紙にアクセスしたことを判断するために、装置筐体のドアが開閉されたことを判断しているが、このような状態の判断手段はドアの開閉に限定されない。例えば、ステップ23では、装置筐体のドアを開けるためのロック解除や、当該ドアを開放した後にユニットを引き出す動作を検知してもよい。
ステップ24において、制御部250cは、残留紙が、複数の装置に跨がる位置にあるか否かを判断する。装置毎に搬送手段の特性や構成が異なるので、残留紙が複数の装置に跨がる位置で停止している場合、制動時の動作特定の差異により、座屈が生じ残留紙に折れ等が発生している可能性がある。この場合、搬送手段が動作しても残留紙が適切に搬送されず、自動排紙ができない可能性があるので、当該条件に該当する残留紙を自動排紙の対象から除外することとしている。そこで、ステップ24においてこのような判断が設けられている。このステップ24において肯定判定された場合には、ステップ25(S25)に進み、一方、ステップ24において否定判定された場合には、後述するステップ29(S29)に進む。
ステップ25において、制御部250cは、残留紙が跨がっている装置に指令を出力して、残留紙の搬送を行い、これにより、どちらか一方の装置内に残留紙を送る。残留紙を手動で除去する際には、装置筐体のドアを開放し、機内のユニットを引き出すことでこれを行うが、装置間に残留紙が跨がっていると、当該残留紙が装置のフレームと干渉し、ユニットの引き出しができなくなったり、ユニットを無理に引き出した場合には、残留紙が引きちぎれたりしてしまう。そこで、このような事態を抑制するために、残留紙を一方の装置へと送る処理を実行することとする。
ステップ26において、制御部250cは、残留紙が、ジャムが発生した装置内にあるか否かを判断する。ジャムとなった用紙はユーザーが手動で除去する必要がある。手動除去にともない装置筐体のドアを開放した際、この装置内に残留紙が存在すると、これをユーザーが目視することとなるので、ユーザーがジャムの用紙を除去する行為以外にも、残留紙に触れたり、当該残留紙を動かしたりしている可能性がある。この場合、搬送手段が動作しても残留紙が適切に搬送されず、自動排紙ができない可能性があるので、当該条件に該当する残留紙を自動排紙の対象から除外することとしている。そこで、ステップ24においてこのような判断が設けられている。このステップ26において肯定判定された場合には、ステップ29に進み、一方、ステップ26において否定判定された場合には、ステップ27(S27)に進む。
ステップ27において、制御部250cは、ステップ23,24,26の判断以外に、手動除去を要する残留紙であるか否かを判断する。例えば、(1)停止中の残留紙が搬送経路における曲率の大きな部位に存在している場合、搬送経路に対応した曲がりが残留紙に残ってしまう可能性がある。(2)同一の装置内であっても、制動時の動作特定がそれぞれ異なる複数の搬送手段に跨がった位置に残留紙が停止している場合には、制動時の動作特定の差異により、残留紙に座屈が生じている可能性がある。(3)画像形成装置200では、前述の(1),(2)に示すような要素が含まれている。このような(1)〜(3)の条件に該当している場合、搬送手段が動作しても残留紙が適切に搬送されず、自動排紙ができない可能性があるので、当該条件に該当する残留紙を自動排紙の対象から除外することとしている。このステップ27において肯定判定された場合には、ステップ29に進み、一方、ステップ27において否定判定された場合には、ステップ28(S28)に進む。
ステップ28において、制御部250cは、残留紙に関する属性を「自動排紙」に設定する。一方、ステップ29において、制御部250cは、残留紙に関する属性を「手動除去」に設定する。
ステップ30(S30)において、制御部250cは、残留紙カウンターをインクリメントする。
ステップ31(S31)において、制御部250cは、次の残留紙が存在しているか否かを判断する。このステップ31において肯定判定された場合には、ステップ21の処理に戻る。ステップ31において否定判定された場合には、本ルーチンを抜ける。
再び図5を参照するに、ステップ2(S2)において、制御部250cは、ジャムの発生した用紙Pmと、属性が「手動除去」と設定された残留紙Pmとを、搬送経路におけるそれぞれの残留紙の位置と対応付けて操作表示部270に表示する。また、制御部250cは、これらの残留紙を手動除去すべきことを操作表示部270に表示する。ここで、図8は操作表示部270に表示される表示例を示す説明図である。同図に示すように、自動排紙が不可能であると判断された残留紙Pmを、その位置と対応付けて表示することで、ジャムの用紙とともに手動で除去すべき残留紙Pmを一度に認識することができる。
ステップ3(S3)において、制御部250cは、装置筐体のドアが開閉されたか否かを判断する。この判断により、ユーザーがジャムの用紙及び手動除去の対象となる残留紙を取り除く行為が実施されたか否かを推定する。このステップ3において肯定判定された場合、ステップ4(S4)に進み、一方、ステップ3において否定判定された場合、再度ステップ3の判断を行う。
ステップ4において、制御部250cは、残留紙チェック処理を行う。この残留紙チェック処理は、ステップ1において説明した処理と同じである。
ステップ5(S5)において、制御部250cは、属性が手動除去に設定された残留紙が、搬送経路に残留しているか否かを判断する。このステップ5において肯定判定された場合、再度ステップ2の処理に進み、一方、ステップ5において否定判定された場合、ステップ6(S)の処理に進む。
ステップ6において、制御部250cは、画像形成システムを構成する全ての装置について装置筐体のドアが閉じられているか否かを判断する。このステップ6において肯定判定された場合、ステップ7(S7)に進み、一方、ステップ6において否定判定された場合、再度ステップ6の判断を行う。
ステップ7において、制御部250cは、搬送経路において自動排紙に属する残留紙があるか否かを判断する。このステップ7において肯定判定された場合、ステップ8(S8)に進み、一方、ステップ7において否定判定された場合、本ルーチンを抜ける。
ステップ8において、制御部250cは、制御部250cは、属性が「自動排紙」と設定された残留紙Paを、搬送経路におけるそれぞれの残留紙の位置と対応付けて操作表示部270に表示する。また、制御部250cは、自動排紙の対象として表示された残留紙について、自動排紙を実行するのか、それとも手動除去を行うのかを選択する情報を、操作表示部270に表示する。ここで、図9は操作表示部270に表示される表示例を示す説明図である。さらに、制御部250cは、自動排紙の選択先を選べるような選択肢を操作表示部270に表示したりする。
ステップ9(S9)において、制御部250cは、ステップ8の表示に対して応答するユーザーの操作を通じて、自動排紙が選択されたか否かを判断する。ステップ9において否定判定された場合、ステップ10(S10)に進み、一方、ステップ9において肯定判定された場合、ステップ11(S11)に進む。
ステップ10において、制御部250cは、全ての残留紙に関する属性を「手動除去」に設定する。
ステップ11において、制御部250cは、各装置の搬送手段を制御することにより、自動排紙を実行する。この際、制御部250cは、ユーザーにより排紙先のサブトレイが指定されている場合、その指定のサブトレイに対して残留紙に排出を行う。また、制御部250cは、図10に示すように、自動排紙を行っていること示す情報を操作表示部270に表示することができる。
ステップ12(S12)において、制御部250cは、自動排紙の途中にジャムが発生したか否かを判断する。このステップ12において否定判定された場合、本ルーチンを終了する。この場合、制御部250cは、図11に示すように、自動排紙が終了したことを操作表示部270に表示する。一方、ステップ12において肯定判定された場合、ステップ1の処理に戻る。この場合、制御部250cは、ステップ1,2の処理を経て、図12に示すように、ジャムの発生した用紙Pmと、属性が「手動除去」と設定された残留紙Pmとを、搬送経路におけるそれぞれの残留紙の位置と対応付けて操作表示部270に表示する。
このように本実施形態によれば、制御部250cは、用紙のジャムが発生した際に、搬送経路における残留紙を対象として、自動排紙が可能であるか否かを判断し、当該判断結果を残留紙の位置と対応付けて操作表示部270に表示している。
かかる構成によれば、操作表示部270による表示を通じて、残留紙についての自動排紙の可否をその残留紙の位置とともにユーザーが認識することができる。これにより、残留紙の状況(位置及び自動排紙が可能な否か)を把握することができるので、その取扱いをユーザー自身で主体的に判断することができるので、ユーザーにとって利用しやすい画像形成システムを提供することができる。
また、本実施形態によれば、制御部250cは、ジャムの発生した用紙と、自動排紙が不可能であると判断された残留紙とを、手動除去の対象として操作表示部270に表示している。
自動排紙が不可能と判断された用紙は、手動で除去する必要があるが、本実施形態の構成によれば、ジャムの発生した用紙の認識と併せて、自動排紙が不可能であると判断された残留紙を認識することができる。そのため、ジャムが発生した用紙をユーザーが手動で除去する動作に併せて、自動排紙ができない残留紙の除去を実行することができる。また、手動除去すべき残留紙の位置を適切に認識することができるので、手動で除去すべき残留紙を他の残留紙と間違えることなく確実に除去することができる。これにより、ジャムからの復帰作業に関するユーザーの作業負荷を軽減することができるので、ユーザフレンドリーな画像形成システムを提供することができる。
また、本実施形態において、制御部250cは、ジャムの発生した用紙と自動排紙が不可能であると判断された残留紙とが搬送経路から除去されたことを判断した場合には、自動排紙が可能であると判断された残留紙を、自動排紙の対象として操作表示部270に表示している。
かかる構成によれば、ジャムの用紙及び自動排紙が不可能な残留紙が排除された後に、自動排紙が可能な残留紙が表示されることとなるので、自動排紙の可否の判断結果をそれぞれ区別して識別することができる。また、自動排紙の実行に先立ち、自動排紙の対象となる用紙の位置を認識することができるので、自動排紙を実行して残留紙を排出した方がよいのか、それとも、手動で残留紙を除去するかといった判断をユーザーに促すこともできる。
また、本実施形態において、制御部250cは、残留紙が残留している装置の種類、残留紙が残留している装置における当該残留紙の位置又は残留紙が残留している装置の状態に基づいて、自動排紙が可能であるか否かを判断している。
かかる構成によれば、搬送手段が自力で再搬送を行うことができない要因を適切に判断することができるので、自動排紙の可否を適切に判断することができる。
ここで、制動時の動作特性がそれぞれ異なる複数の搬送手段に跨がる位置に残留する残留紙は、ジャムの発生時に伴い用紙の搬送を停止させた際に、座屈により残留紙に折りなどが発生していることが考えられる。また、搬送経路の曲率が規定値以上となる位置にある残留紙は、残留紙に湾曲した癖がついてしまうことが考えられる。また、ジャムが発生した装置内の残留紙は、ユーザーがジャム処理の際に、残留紙に触れたり、当該残留紙を動かしたりしている可能性がある。また、装置筐体の扉が開放された装置内の用紙は、同様に、ユーザーが機内の残留紙に触れたり、当該残留紙を動かしたりしている可能性がある。また、複数の装置に跨がる位置に残留する残留紙は、装置毎に搬送手段が異なるので、制動時の動作特定の差異により、残留紙に座屈が生じている可能性がある。また、画像形成装置内に残留する残留紙は、停止中の残留紙が搬送経路における曲率の大きな部位に存在していたり、制動時の動作特定がそれぞれ異なる複数の搬送手段に跨がって停止していたりすることがあり得る。
本実施家形態によれば、これらの要因に着目することで、残留紙の自動排紙を妨げる事情を適切に判断することができる。これにより、自動排紙が可能であるか否かを有効に判断することができる。
なお、自動排紙の実行に先立ち、装置筐体の扉が開放された場合、制御部250cは、図13に示すように、当該扉が開放された装置内に残留する残留紙Pmを、手動除去の対象として操作表示部270に表示してもよい。
装置筐体の扉が開放された装置内の残留紙は、ユーザーが触れたり、動かしたりしている可能性がある。このため、当該残留紙を手動除去の対象として表示することで、自動排紙の妨げとなる残留紙の除去を、ユーザーに促すことができる。
また、制御部250cは、図14に示すように、装置筐体の扉が開放された装置内の残留紙が搬送経路から除去されたことを判断した場合には、自動排紙が可能な残留紙Paを、自動排紙の対象として操作表示部270に表示してもよい。
かかる構成によれば、装置筐体の扉が開放された装置内の残留紙が排除された後に、自動排紙が可能な残留紙が表示されることとなる。これにより、自動排紙が可能な残留紙の位置が分かることで、自動排紙を実行して残留紙を排出するか、あるいは、手動で残留紙を除去するかをユーザー自身で判断することができる。
また、装置筐体の扉が開放された装置と隣接する装置に跨がった位置に残留紙がある場合には、装置筐体の扉が開放されたタイミング又は当該扉が閉じられたタイミングで、ステップ25で示した処理と同様に、どちらか一方の装置内に残留紙を送る処理を行ってもよい。また、この場合、当該装置に存在する残留紙について、自動排紙を不可能として判断してもよい。
なお、本実施形態では、残留紙が複数の装置に跨がって停止している場合、制御部250cは、当該装置に指令を出力して、どちらか一方の装置内に残留紙を送る処理を行っている(ステップ25)。しかしながら、当該処理を行った際には、動かした残留紙と、先行する残留紙又は後続する用紙とが干渉して、重なった状態となったり、折りや曲げを生じさせたりする虞がある。そこで、複数の装置に跨がった位置にある残留紙については、自動排紙が可能であると判断し、ステップ25の処理を実行しないこととしてもよい。
以上、本発明の実施形態にかかる画像形成システムについて説明したが、本発明は上述した実施形態に限定されることなく、その発明の範囲内において種々の変形が可能であることはいうまでもない。例えば、画像形成システムは、画像形成装置、大容量給紙装置、後処理装置といった各種の装置を一つ以上含んでいればよい。また、画像形成システムは、これを構成する複数の装置が個別の筐体で構成されている必要はなく、各機能を担う要素が単一の筐体内に収容されていてもよい。
100A 第1の大容量給紙装置
100B 第2の大容量給紙装置
100C 第3の大容量給紙装置
200 画像形成装置
250 CPU
250a ジャム判定部
250b 用紙管理部
250c 制御部
300A 第1の後処理装置
300B 第2の後処理装置
300C 第3の後処理装置

Claims (10)

  1. 複数の装置を直列して構成されて、搬送経路を搬送される用紙に所定の処理を行う画像形成システムにおいて、
    用紙を搬送する搬送手段と、
    情報を表示する表示部と、
    搬送経路において用紙のジャムが発生したことを判定するジャム判定部と、
    搬送経路における用紙の位置を管理する用紙管理部と、
    前記ジャム判定部の判定結果と前記用紙管理部により管理される用紙の位置とに基づいて、前記搬送手段及び前記表示部を制御する制御部と、を有し、
    前記制御部は、
    用紙のジャムが発生した際に、ジャムが発生した用紙及び搬送経路に残留する用紙の搬送を停止させるとともに、
    前記搬送経路に残留する用紙を対象として、用紙が残留している装置の種類、用紙が残留している装置における当該用紙の位置又は用紙が残留している装置の状態に基づいて、前記搬送手段を動作させて当該用紙を排出する自動排紙が可能であるか否かを判断し、当該判断結果を前記搬送経路における用紙の位置と対応付けて前記表示部に表示することを特徴とする画像形成システム。
  2. 前記制御部は、前記搬送経路に残留する用紙が、制動時の動作特性がそれぞれ異なる複数の搬送手段に跨がる位置にあることを判断した場合には、当該用紙について前記自動排紙が不可能であると判断することを特徴とする請求項1に記載された画像形成システム。
  3. 前記制御部は、前記搬送経路に残留する用紙が、搬送経路の曲率が規定値以上となる位置にあることを判断した場合には、当該用紙について前記自動排紙が不可能であると判断することを特徴とする請求項1又は2に記載された画像形成システム。
  4. 前記制御部は、前記搬送経路に残留する用紙が画像形成装置内にあることを判断した場合には、当該用紙について前記自動排紙が不可能であると判断することを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載された画像形成システム。
  5. 前記制御部は、前記搬送経路に残留する用紙が、用紙のジャムが発生した装置内にあることを判断した場合には、当該用紙について前記自動排紙が不可能であると判断することを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載された画像形成システム。
  6. 前記制御部は、前記搬送経路に残留する用紙が、装置筐体の扉が開放された装置内にあることを判断した場合には、当該用紙について前記自動排紙が不可能であると判断することを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載された画像形成システム。
  7. 前記制御部は、前記搬送経路に残留する用紙が、複数の装置に跨がる位置にあることを判断した場合には、当該用紙について前記自動排紙が不可能であると判断することを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載された画像形成システム。
  8. 前記制御部は、ジャムの発生した用紙と、前記搬送経路に残留する用紙のうち前記自動排紙が不可能であると判断された用紙とを、手動除去の対象として前記表示部に表示することを特徴とする請求項1から7のいずれかに記載された画像形成システム。
  9. 前記制御部は、ジャムの発生した用紙と前記自動排紙が不可能であると判断された用紙とが前記搬送経路から除去されたことを判断した場合には、前記搬送経路に残留する用紙のうち前記自動排紙が可能であると判断された用紙を、自動排紙の対象として前記表示部に表示することを特徴とする請求項8に記載された画像形成システム。
  10. 前記制御部は、前記自動排紙の実行に先立ち装置筐体の扉が開放された場合、当該扉が開放された装置内に残留する用紙を、手動除去の対象として前記表示部に表示することを特徴とする請求項9に記載された画像形成システム。
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