JP5735985B2 - 二酸化塩素の製造方法 - Google Patents

二酸化塩素の製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP5735985B2
JP5735985B2 JP2012548445A JP2012548445A JP5735985B2 JP 5735985 B2 JP5735985 B2 JP 5735985B2 JP 2012548445 A JP2012548445 A JP 2012548445A JP 2012548445 A JP2012548445 A JP 2012548445A JP 5735985 B2 JP5735985 B2 JP 5735985B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
chlorine dioxide
aqueous solution
storage tank
solution containing
sent
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2012548445A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2013517199A (ja
JP2013517199A5 (ja
Inventor
ハンス トマス ペリン,ケール
ハンス トマス ペリン,ケール
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nouryon Chemicals International BV
Original Assignee
Akzo Nobel Chemicals International BV
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Akzo Nobel Chemicals International BV filed Critical Akzo Nobel Chemicals International BV
Publication of JP2013517199A publication Critical patent/JP2013517199A/ja
Publication of JP2013517199A5 publication Critical patent/JP2013517199A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5735985B2 publication Critical patent/JP5735985B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C01INORGANIC CHEMISTRY
    • C01BNON-METALLIC ELEMENTS; COMPOUNDS THEREOF; METALLOIDS OR COMPOUNDS THEREOF NOT COVERED BY SUBCLASS C01C
    • C01B11/00Oxides or oxyacids of halogens; Salts thereof
    • C01B11/02Oxides of chlorine
    • C01B11/022Chlorine dioxide (ClO2)
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C01INORGANIC CHEMISTRY
    • C01BNON-METALLIC ELEMENTS; COMPOUNDS THEREOF; METALLOIDS OR COMPOUNDS THEREOF NOT COVERED BY SUBCLASS C01C
    • C01B11/00Oxides or oxyacids of halogens; Salts thereof
    • C01B11/02Oxides of chlorine
    • C01B11/022Chlorine dioxide (ClO2)
    • C01B11/023Preparation from chlorites or chlorates
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C01INORGANIC CHEMISTRY
    • C01BNON-METALLIC ELEMENTS; COMPOUNDS THEREOF; METALLOIDS OR COMPOUNDS THEREOF NOT COVERED BY SUBCLASS C01C
    • C01B11/00Oxides or oxyacids of halogens; Salts thereof
    • C01B11/02Oxides of chlorine
    • C01B11/022Chlorine dioxide (ClO2)
    • C01B11/023Preparation from chlorites or chlorates
    • C01B11/025Preparation from chlorites or chlorates from chlorates without any other reaction reducing agent than chloride ions
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C01INORGANIC CHEMISTRY
    • C01BNON-METALLIC ELEMENTS; COMPOUNDS THEREOF; METALLOIDS OR COMPOUNDS THEREOF NOT COVERED BY SUBCLASS C01C
    • C01B11/00Oxides or oxyacids of halogens; Salts thereof
    • C01B11/02Oxides of chlorine
    • C01B11/022Chlorine dioxide (ClO2)
    • C01B11/023Preparation from chlorites or chlorates
    • C01B11/026Preparation from chlorites or chlorates from chlorate ions in the presence of a peroxidic compound, e.g. hydrogen peroxide, ozone, peroxysulfates
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C01INORGANIC CHEMISTRY
    • C01BNON-METALLIC ELEMENTS; COMPOUNDS THEREOF; METALLOIDS OR COMPOUNDS THEREOF NOT COVERED BY SUBCLASS C01C
    • C01B11/00Oxides or oxyacids of halogens; Salts thereof
    • C01B11/02Oxides of chlorine
    • C01B11/022Chlorine dioxide (ClO2)
    • C01B11/028Separation; Purification

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Inorganic Chemistry (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • General Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Geology (AREA)
  • Paper (AREA)
  • Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Treatment Of Water By Oxidation Or Reduction (AREA)
  • Gas Separation By Absorption (AREA)

Description

本発明は、二酸化塩素の製造方法に関する。
二酸化塩素を製造する多数の種々様々な方法がある。商業用途での大部分の大規模方法は、パルプ工場で実施されており、アルカリ金属塩素酸塩を、酸性の水性反応媒体中で、還元剤、例えば過酸化水素、メタノール、塩素イオンまたは二酸化硫黄と連続的に反応させて二酸化塩素を形成し、これをガスとして反応媒体から取り出し、次いで水に吸収させ、最終用途(通常は、パルプの漂白)で使用する前に貯蔵タンクに送ることを含む。このような方法の概説は、Ullmann’s Encyclopedia of Industrial Chemistry,Chlorine Oxides and Chlorine Oxygen Acids,DOI:10.1002/14356007.a06_483.pub2,Article Online Posting Date:April 15,2010,p.17-25.に見出すことができる。
ある種の方法では、反応媒体を、単一の反応容器に、沸騰条件下で、減圧で保持し、そこで前記の酸のアルカリ金属塩を沈殿させ、芒硝(salt cake)として取り出す。このような方法の例は、米国特許第5091166号明細書、同第5091167号明細書、同第5366714明細書号および同第5770171号明細書、ならびに国際公開第2006/062455号明細書に記載されている。また、芒硝は、米国特許第5674466号および同第6585950号明細書に記載されているように水またはその他の溶媒で洗浄してもよい。
別の種類の方法では、反応媒体を、非結晶化条件下で、一般的には実質的に大気圧で保持する。ほとんどの場合、第一の反応容器からの使用済み反応媒体は、二酸化塩素を製造するためにさらなる反応のための第二の反応容器に送られる。最終反応容器から取り出された使用済み反応媒体(通常、残留酸という)は、酸、酸のアルカリ金属塩および標準的には若干量の未反応アルカリ金属塩素酸塩を含んでいる。残留酸は、時には、少なくとも部分的には、パルプ化プロセスで使用してもよい。非結晶化二酸化塩素製造法の例は、欧州特許第612686号明細書、国際公開第2006/033609号明細書、特開平3−115102号公報および特開昭63−8203号公報に記載されている。
また、例えば米国特許第4129484号明細書、同第5478446号明細書、同第5487881号明細書、同第5858322号明細書および同第6322690号明細書に記載されているように、使用済み反応媒体または溶解した芒硝を電気化学的に処理することも、開示されている。
二酸化塩素の小規模生産のための方法、例えば浄水用途または小規模漂白プラントのための方法において、二酸化塩素は、通常は、反応器において水性反応媒体から分離されない。代わりに、二酸化塩素、塩、過剰の酸および場合により未反応塩素酸塩を含有する生成物流が、反応器から取り出され、通常はエダクターまたは吸収塔内で希釈される。希釈された生成物流は、直接使用してもよいし、あるいはガス成分または液体成分を分離した後に使用してもよい。このような方法の例は、米国特許第2833624号明細書、同第4534952号明細書、同第5895638号明細書、同第6387344号明細書、同第6790427号明細書ならびに米国特許出願公開第2004/0175322号明細書、同第2003/0031621号明細書、同第2005/0186131号明細書および同第2006/0133983号明細書、同第2007−0116637号明細書および同第2007−0237708号明細書に記載されている。
需要の変動を満たすために十分に迅速に二酸化塩素の生産速度を調節することは、特に大規模装置、例えば二酸化塩素をパルプ工場での漂白プラントに送達させる大規模装置については、通常は困難である。また、二酸化塩素製造において中断が生じるかもしれないが、二酸化塩素を使用する漂白プラントを急速に停止することは、極めて困難であり、費用がかかる。このような理由から、典型的には6〜14時間の運転に匹敵する比較的大きい貯蔵タンクが、標準的に使用される。しかし、貯蔵タンクでは、化学反応および脱ガスによる二酸化塩素の損失がある。後者は、回収し得るが、化学反応に起因する損失は、通常は大きく、回収できない。
二酸化塩素の損失率(rate of loss)は、貯蔵タンク内では時間において直線的でないが、むしろ損失率は、やがて減少することが見出されている。したがって、損失の大部分は貯蔵の最初の期間、すなわち最初の数時間内に起こる。したがって、貯蔵時間を短くすることによって、損失はより低くなるであろうし、最終的には貯蔵時間をとらないことが、最終用途への管路内で不可避的に生じる損失まで損失を最小限に抑えるであろう。一方、二酸化塩素溶液を、長期間、例えば数週間貯蔵する場合には、損失率は、ますます小さくなる。これらの知見を考慮して、需要の変動、方法の中断および貯蔵の要件を満たし得るが、二酸化塩素の全体的損失がより少ない二酸化塩素の製造方法を提供することができることが見出された。
水溶液中の二酸化塩素の損失率は、二酸化塩素の濃度、不純物の濃度および種類ならびに温度の関数であることがさらに見出された。したがって、不純物が少なければ少ないほどおよび溶液が冷たければ冷たいほど、より安定であることが期待できる。
米国特許第5091166号明細書 米国特許第5091167号明細書 米国特許第5366714号明細書 米国特許第5770171号明細書 国際公開第2006/062455号明細書 米国特許第5674466号明細書 米国特許第6585950号明細書 欧州特許第612686号明細書 国際公開第2006/033609号明細書 特開平3−115102号公報 特開昭63−8203号公報 米国特許第4129484号明細書 米国特許第5478446号明細書 米国特許第5487881号明細書 米国特許第5858322号明細書 米国特許第6322690号明細書 米国特許第2833624号明細書 米国特許第4534952号明細書 米国特許第5895638号明細書 米国特許第6387344号明細書 米国特許第6790427号明細書 米国特許出願公開第2004/0175322号明細書 米国特許出願公開第2003/0031621号明細書 米国特許出願公開第2005/0186131号明細書 米国特許出願公開第2006/0133983号明細書 米国特許出願公開第2007−0116637号明細書 米国特許出願公開第2007−0237708号明細書
Ullmann’s Encyclopedia of Industrial Chemistry,Chlorine Oxides and Chlorine Oxygen Acids, DOI:10.1002/14356007.a06_483.pub2, Article Online Posting Date:April 15, 2010, p.17-25.
したがって、本発明は、メタノールを還元剤として用いて塩素酸イオンから二酸化塩素を製造する方法であって、二酸化塩素を含有する水溶液を形成し、前記二酸化塩素を含有する水溶液の少なくとも一部を、その最終用途に60分未満の平均滞留時間内に送り、得られた二酸化塩素を含有する水溶液の一部を少なくとも1つの貯蔵タンクに保持することを含む、二酸化塩素を製造する方法に関する。二酸化塩素を含有する水溶液の少なくとも一部は、極めて短い滞留時間を有することから、二酸化塩素の損失は、最小限に抑えることができる。
前記二酸化塩素を含有する水溶液は、以下、二酸化塩素水と呼んでもよい。しかし、二酸化塩素水は、他の成分、例えば二酸化塩素の製造に由来する副生成物またはその他の不純物、例えば二酸化塩素を吸収するのに使用されるプロセス水のような原料に由来する不純物も含有していてもよいことが理解されるべきである。
60分未満の平均滞留時間内に最終用途に送る二酸化塩素水を、以下、最終用途に直接送る二酸化塩素水と呼び得る。平均滞留時間は、例えば吸収装置での二酸化塩素を含有する水溶液の形成からそれが最終用途で使用されるまでを計算する。平均滞留時間は、好ましくは30分未満または15分未満、さらには10分未満である。できる限り短い滞留時間が都合よいが、実用上の理由から、滞留時間は、例えば配管の長さなどに応じて、通常は少なくとも1分または少なくとも5分である。
二酸化塩素の最終用途は、例えば、漂白または浄水であってもよい。本発明は、二酸化塩素を大規模に製造する、例えば1日当たり2〜100トン(これは、パルプの漂白に使用する場合には一般的である)製造する場合には特に都合がよい。
前記方法は、連続的に操作することが好ましい。得られるが、最終用途に直接に送らない二酸化塩素水は、好ましくは、少なくとも1つの貯蔵タンクに送る。二酸化塩素に対する需要が高い場合には、得られた二酸化塩素を含有する水溶液全部を、最終用途に直接に送ってもよいが、必要に応じて、貯蔵タンクから二酸化塩素を補充してもよい。一方、二酸化塩素に対する需要が低い場合には、得られた二酸化塩素を含有する水溶液の一部を、貯蔵タンクに送ってもよい。また、二酸化塩素の製造の中断がある場合には、最終用途は、少なくとも1つの貯蔵タンクからの二酸化塩素を用いて実施し続けてもよい。同様に、最終用途が停止される場合には、得られた二酸化塩素を含有する水溶液全部を、二酸化塩素に対する需要が再びあるまで、少なくとも1つの貯蔵タンクに送ってもよいし、あるいは二酸化塩素の製造は、調節された方法で停止することができる。
本発明の実施形態において、前記方法は、さらに、少なくとも1つの貯蔵タンクに送る二酸化塩素を含有する水溶液を、前記タンクに入れる前に精製することを含む。精製は、例えば空気またはその他の不活性ガスを吹き込むことによって前記水溶液から二酸化塩素ガスをストリッピングし、次いで二酸化塩素を水に吸収させて前記少なくとも1つの貯蔵タンクに送られる精製水溶液を得ることを含む。あるいは、ストリッピングされた二酸化塩素は、少なくとも1つの貯蔵タンク内の二酸化塩素水に直接に吸収させてもよい。また、精製は、ストリッピングの前に、前記水溶液のpHを、例えば6〜8の範囲まで上昇させることを含んでもよい。pHは、任意の種類のアルカリ性物質、例えば水酸化ナトリウムのようなアルカリ金属水酸化物を加えることによって上昇させることができる。
前記水溶液を精製することによって、貯蔵安定性を高めることができる。除去することができる不純物の例としては、ギ酸、元素状塩素、無機塩などが挙げられる。
2つ以上の貯蔵タンクを使用する場合には、二酸化塩素を含有する精製水溶液は、第一の貯蔵タンクに送ってもよいが、未精製水溶液は、第二の貯蔵タンクおよび場合によってはさらなる貯蔵タンクに送ってもよい。第一の貯蔵タンク内の二酸化塩素は、この場合には、極めて高い貯蔵安定性を有するであろうし、二酸化塩素製造のより長い中断の場合には主に使用してもよいし、これらに対して第二の貯蔵タンクおよびさらなる貯蔵タンク内の二酸化塩素は、需要および製造の変動を処理するために使用してもよい。第一の貯蔵タンクの二酸化塩素は、極めて純粋な二酸化塩素を必要とする用途に使用してもよい。
少なくとも1つの貯蔵タンクは、最終用途での6〜14時間の全消費量に対応する全体の規模を有することが好ましい。前記方法は、例えば、少なくとも1つの貯蔵タンクでの平均滞留時間が1日から8週またはそれ以上、あるいは1週から5週までであるように操作し得る。製造された二酸化塩素の大部分は、この場合には不必要な遅延がなく最終用途に送ることができることから、貯蔵タンクでの長い滞留時間が都合がよい。
少なくとも1つの貯蔵タンクへの二酸化塩素水の流入は、ほとんどの場合、比較的極めて低いので、製造された二酸化塩素水全部を少なくとも1つの貯蔵タンクに送る従来の製造プラントの場合よりも少ないエネルギー消費で低い温度で保ち得る。したがって、少なくとも1つの貯蔵タンク内の二酸化塩素水を、該タンクに送られる二酸化塩素水の温度よりも低い温度で保持することが好都合であり得る。例えば、少なくとも1つの貯蔵タンク内の温度は、0〜12℃または2〜4℃に維持し得る。貯蔵タンクの適切な数は、二酸化塩素生産能力に依存し、1〜4個、例えば2個または3個であってもよい。
操作の1つの可能な様式は、二酸化塩素を含有する水溶液をポンプタンクに送り、実際の需要に応じて前記水溶液の少なくとも一部をポンプタンクから最終用途に送り、前記水溶液の少なくとも一部をポンプタンクから少なくとも1つの貯蔵タンクに送ることを含む。ポンプタンクでの平均滞留時間は、好ましくは、少なくとも1つの貯蔵タンクでの平均滞留時間よりも短い、例えば1〜40分または2〜20分であり得る。滞留時間が短いので、その中の水溶液をさらに冷却する必要がない。この操作の様式において、最終用途に直接に送る二酸化塩素水の全平均滞留は、ほとんどの場合、ポンプタンクでの平均滞留時間と最終用途への管路内の平均滞留時間の合計時間であろう。
二酸化塩素を含有する水溶液の形成は、塩素酸イオンを、好ましくは酸性の水性反応媒体中で、メタノールで還元して二酸化塩素を形成することを含む。反応媒体は、例えば、0.5〜14Nの酸性度を有する。メタノールを還元剤として単独で使用するかまたはその他の還元剤との混合物で使用する場合には、貯蔵時に二酸化塩素と反応するかもしれない副生成物を形成し得る。反応媒体に塩素酸ナトリウムのようなアルカリ金属塩素酸塩、塩酸またはこれらの組み合わせを連続的に供給することによって、塩素酸イオンを提供し得る。前記の酸は、反応媒体に、鉱産、例えば硫酸、塩酸、塩素酸またはこれらの任意の組み合わせを連続的に供給することによって提供し得る。
1つの実施形態において、二酸化塩素を含有する水溶液の形成は、さらに、二酸化塩素を含有するガスを水性反応媒体から取り出し、前記ガスから二酸化塩素を水に吸収させることを含む。二酸化塩素を含有する水溶液のかなりの部分は、かなりの期間、貯蔵されないであろうから、二酸化塩素を吸収させるのに使用する水を従来の方法と同じように冷たく保つ必要がなく、したがって流入プロセス水がより高い温度を有する場合には冷却するのに必要なエネルギーの一部を節約する。二酸化塩素を吸収させるのに使用する水の温度は、例えば、0〜6℃または4〜12℃であり得る。
二酸化塩素を含有する水溶液の形成に必要な全てのプロセス工程は、先に述べた刊行物に記載のようにならびに商業的プロセス、例えばSVP−LITE(登録商標)法、SVP−HP(登録商標)法、SVP(登録商標)−SCW法、SVP(登録商標)−HClO法、SVP(登録商標)Total HCl法、HP−A(登録商標)法、マチソン法、ソルベー法、R2法、R3法、R8法、R10法および統合二酸化塩素/塩素酸塩法におけるように実施してもよい。したがって、二酸化塩素は、減圧および結晶化条件で操作する単一容器法で形成してもよいし、実質的に大気圧および非結晶化条件で操作する方法で形成してもよい。
本発明の1つの実施形態において、前記方法は、結晶化条件下で実施される。このような方法を操作する1つの様式を、以下に記載する。
反応媒体は、反応容器で減圧、通常は約8〜約80kPa(絶対圧)に保持する。反応媒体は、反応媒体の温度を沸点、通常は圧力に応じて約15〜約100℃に保つのに十分な速度で、循環管路および加熱器(通常「リボイラー」と呼ばれる)を経由して循環させ、反応容器に戻す。水性塩素酸ナトリウム、硫酸または塩酸のような酸およびメタノールのような還元剤の供給流は、循環管路の種々の位置に供給するが、適切な場合には反応容器に直接供給してもよい。供給流の1つまたはそれ以上を予備混合することも可能である。反応媒体中に保持される塩素酸塩の濃度は、広い限界内で、例えば約0.25モル/リットルから飽和まで変化させてもよい。反応媒体の酸性度は、好ましくは約0.5〜約12Nに保持する。反応媒体中で、塩素酸ナトリウム、還元剤および酸が反応して、二酸化塩素、酸のナトリウム塩(例えば、硫酸ナトリウム)および場合により使用した還元剤に応じてその他の副生物を形成する。二酸化塩素および他のガス状生成物は、蒸発した水と共にガスとして取り出す。酸のナトリウム塩は、反応媒体の酸性度に応じて、実質的に中性または酸性の塩として沈殿し、フィルターを通して反応媒体を循環させることによって芒硝(例えば、NaSOまたはNaH(SO)として取り出す。反応容器から取り出したガスは、冷却器に送り、次いで二酸化塩素水を形成するために二酸化塩素を溶解する水が供給されている吸収装置に送る。一方、未溶解ガス成分は、ガスとして取り出す。吸収装置で得られた二酸化塩素水の少なくとも一部は、60分未満の平均滞留時間内に最終用途に送る。
本発明の別の実施形態において、前記方法は、非結晶化方法として実施される。このような方法を操作する1つの様式を、以下に記載する:
一次反応容器は、反応媒体を非沸騰条件で保持する。水性塩素酸ナトリウム、硫酸および過酸化水素のような還元剤の供給流を、別々にまたはこれらの2つまたはそれ以上の混合物として一次反応容器に入れ、同時にその底部に空気のような不活性ガスを吹き込む。反応媒体中で、塩素酸ナトリウム、還元剤および酸が反応して、二酸化塩素、前記酸のナトリウム塩および場合により使用した還元剤に応じてその他の副生物を生成する。二酸化塩素および他のガス状生成物は、ガスとして不活性ガスと共に取り出す。使用済み反応媒体は、これも還元剤および空気のような不活性ガスの供給流が供給されている二次反応容器に送る。ここでも、二酸化塩素が、反応媒体中で生成し、他のガス状生成物と共に、不活性気体と一緒にガスとして取り出す。一方、使用済み反応媒体は、空気のような不活性ガスが供給されるストリッパーに送り、全てのガスを液体から実質的に除去する。反応容器中で維持される絶対圧は、好ましくは約50〜約120kPaであり、最も好ましくは実質的に大気圧であり、好ましい温度は、約30〜約100℃である。反応容器内の反応媒体の酸性度は、好ましくは約4〜約14Nに保持する。第一の反応容器内の反応媒体中のアルカリ金属塩素酸塩の濃度は、好ましくは約0.05モル/リットルから飽和まで維持し、第二の反応容器では、好ましくは約9〜約75ミリモル/リットルに維持する。一次反応容器および二次反応容器ストリッパーからのガスは、結晶化法の場合のように操作される吸収装置に送る。吸収装置内で得られる二酸化塩素水の少なくとも一部は、最終用途に60分未満の平均滞留時間内に送る。
本発明を、本発明の異なる実施形態を図示する添付の図1および2によってさらに例証する。
図1を参照すると、二酸化塩素は、任意の方法、例えば前記の方法で連続的に生成し、ガスClO(g)として吸収塔1に送られ、そこで水HO(l)に吸収され、二酸化塩素の水溶液(二酸化塩素水という)が得られる。二酸化塩素水は、吸収装置ポンプ2によってポンプタンク3に比較的短い滞留時間で送られ、さらに二酸化塩素供給ポンプ5によって管路4を通って最終用途6、例えばパルプ工場での漂白プラントに送られる。非吸収ガスGは、吸収塔1から取り出される。二酸化塩素の需要が実際の製造よりも低い場合には、二酸化塩素水の一部は、管路7を通って二酸化塩素水貯蔵タンク10に送られる。その中の二酸化塩素水は、貯蔵循環ポンプ8によって冷却機9を通して循環させることによって低い温度で保持される。2つ以上の貯蔵タンクがある場合には、これらの貯蔵タンクは、並列に配置されていてもよいし、その時点で1つが冷却されてもよいしまたは全部が一緒に冷却されてもよい。二酸化塩素の需要が実際の製造よりも高い場合には、二酸化塩素水は、貯蔵タンク10から管路11を経由してポンプタンク3に送られ、次いでさらに最終用途に送られる。この方法は、ポンプタンクなしで同様にして操作してもよい。
図2を参照すると、二酸化塩素が生成し、その水溶液が、第一の吸収塔1で得られ、吸収装置ポンプ2によってポンプタンク3に送られ、図1に関連して説明したようにさらに管路4を通って二酸化塩素供給ポンプ5によって最終用途6に送られる。二酸化塩素の需要が実際の製造よりも低い場合には、二酸化塩素水の一部は、管路7を通して送られ、次いでさらに2つの部分に分けられる。1つの部分は、ストリッパー20に送られ、そこでガス状二酸化塩素が、空気25によってストリッピングされる。場合により、ストリッパー20に送られた二酸化塩素水のpHは、最初に、酸性不純物の揮発性を下げるために6〜8の範囲内にあるように調整されてもよい。ガス状二酸化塩素は、管路21を通って第二の吸収塔22に送られ、そこで水に吸収されて精製二酸化塩素水を形成し、これは管路23を通って、ポンプ24によって第一の貯蔵タンク10Aに送られる。流れ7の別の部分(これは、ほとんどの場合、第一の部分よりも多い)は、第二の貯蔵タンク10Bに送られる。第一の貯蔵タンク10Aは、第二の貯蔵タンク10B内の二酸化塩素水よりも高純度で、それによって長蔵安定性が高い二酸化塩素水を入れてある。ストリッパー20で使用される空気25は、貯蔵タンク10A、10Bからガス抜きされ、そのようにしてその中の二酸化塩素水から脱ガスされた二酸化塩素が回収される。ストリッパー20からの残液は、管路26およびポンプ27を経由して第一の吸収塔1に送られ、その中に二酸化塩素を回収する。その中に残存する二酸化塩素を、最終用途に送ることによって利用することも可能である。第二の吸収塔22からの非吸収ガスは、管路28を通して第一の吸収塔1に送られ、その中にいくらかの二酸化塩素を回収する。それぞれの貯蔵タンク10A、10B内の二酸化塩素水は、貯蔵循環ポンプ8A、8Bによって冷却機9A、9Bを通して循環させることによって低い温度で保持される。二酸化塩素の需要が実際の製造よりも高い場合には、二酸化塩素水は、第二の貯蔵タンク10Bおよび/または第一の貯蔵タンク10Aから管路11を経由してポンプタンク3に送られ、次いでさらに最終用途に送られる。所望ならば、二酸化塩素は、29を経由して第一の貯蔵タンク10Aから第二の貯蔵タンク10Bに送ってもよいし、その逆であってもよい。ほとんどの場合、需要の標準的な変動に合わせるために第二の貯蔵タンク10Bからの二酸化塩素水を使用することが都合がよい。第一の貯蔵タンク10A内の二酸化塩素水は、より安定であり、通常はそれから極めて少量のパージが必要であるだけである。
本願発明には以下の態様が含まれる。
[1]
メタノールを還元剤として用いて塩素酸イオンから二酸化塩素を製造する方法であって、二酸化塩素を含有する水溶液を形成すること、前記二酸化塩素を含有する水溶液の少なくとも一部を60分未満の平均滞留時間内にその最終用途へ送ること、得られた二酸化塩素を含有する水溶液の一部を少なくとも1つの貯蔵タンクに保持することを含む、二酸化塩素を製造する方法。
[2]
前記平均滞留時間が30分未満である、上記[1]に記載の方法。
[3]
前記少なくとも1つの貯蔵タンクでの平均滞留時間が1日〜8週である、上記[1]又は[2]に記載の方法。
[4]
前記二酸化塩素を含有する水溶液をポンプタンクに送り、前記水溶液の少なくとも一部をポンプタンクから最終用途に送ることをさらに含む、上記[1]から[3]のいずれか一項に記載の方法。
[5]
前記ポンプタンクでの平均滞留時間が、前記少なくとも1つの貯蔵タンクでの平均滞留時間よりも短い、上記[4]に記載の方法。
[6]
前記ポンプタンクでの平均滞留時間が1〜40分である、上記[5]に記載の方法。
[7]
二酸化塩素を含有するガスを水性反応媒体から抜き出すこと、前記ガスからの二酸化塩素を水に吸収させることをさらに含む、上記[1]から[6]のいずれか一項に記載の方法。
[8]
二酸化塩素を吸収させるのに使用する水の温度が0〜16℃である、上記[7]に記載の方法。
[9]
前記少なくとも1つの貯蔵タンク内の前記二酸化塩素を含有する水溶液を、そこへ送られる前記二酸化塩素を含有する水溶液の温度よりも低い温度で保持する、上記[1]から[8]のいずれか一項に記載の方法。
[10]
前記少なくとも1つの貯蔵タンク内の前記二酸化塩素を含有する水溶液の温度が0〜12℃である、上記[1]から[9]のいずれか一項に記載の方法。
[11]
前記少なくとも1つの貯蔵タンクに送られる前記二酸化塩素を含有する水溶液を、前記タンクに入れる前に精製することをさらに含む、上記[1]から[10]のいずれか一項に記載の方法。
[12]
前記精製が、前記水溶液から二酸化塩素ガスをストリッピングすること、次いで二酸化塩素を水に吸収させて前記少なくとも1つの貯蔵タンクに送られる精製水溶液を得ることを含む、上記[11]に記載の方法。
本発明を、以下の実施例でさらに例証するが、以下の実施例は、限定することを意図するものではない。部および%は、特に明記しない限りは、それぞれ重量部および重量%に関する。
実施例1
約5g/dmの濃度を有し、ギ酸、メタノールおよび塩素を含有していない二酸化塩素溶液を、マチソンプラントの吸収装置から1リットルの暗褐色ガラス瓶に採取した。二酸化塩素の安定性を、何も添加していない試料でおよび二酸化塩素g当たり約0.15gのギ酸を加えてある試料で測定した。前記の瓶を、暗室で23℃の温度で貯蔵した。それぞれの試料中のClO含有量を、22日の期間中に1日後、3日後および22日後に分光光度分析で測定した。その結果を以下の表に示す:
二酸化塩素の損失の割合は、以下の日数よりも最初の日に高いと思われる。また、ギ酸(メタノールを還元剤として使用する方法からの二酸化塩素水中の一般的な不純物)が存在すると、二酸化塩素の損失を増大させると思われる。3日後よりも8日後に測定された高い濃度は、分析の許容誤差の範囲内であり得る。
実施例2
二酸化塩素を、20kPa(絶対圧)の圧力および78℃で操作されるSVP(登録商標)法反応器で、メタノールによる塩素酸ナトリウムの還元によって製造した。加えた塩素酸ナトリウムの量は、二酸化塩素のトン当たり平均して塩素酸ナトリウム1.669トンであった。反応媒体の酸性度は、6Nであった。製造されたガス状二酸化塩素を水に吸収させて水性二酸化塩素を形成し、これをその最終用途に至る前に、貯蔵に8〜12時間の期間内に送った。本出願の設定をアレンジし(arranged)、この場合には製造された水性二酸化塩素をその代わりとして、その最終用途に30分未満以内に送った。以下の表2で明らかに認めることができるように、二酸化塩素のトン当たり平均して1.623トンの塩素酸ナトリウムを、最終用途で同じ量の製造された水性二酸化塩素を実現するために加えることが必要であるだけであった。
本発明の実施形態を示す図である。 本発明の実施形態を示す図である。

Claims (12)

  1. メタノールを還元剤として用いて塩素酸イオンから二酸化塩素を製造する方法であって、二酸化塩素を含有する水溶液を形成すること、前記二酸化塩素を含有する水溶液の少なくとも一部を60分未満の平均滞留時間内に直接その最終用途へ送ること、得られた二酸化塩素を含有する水溶液の一部を少なくとも1つの貯蔵タンクに保持することを含む、二酸化塩素を製造する方法。
  2. 前記平均滞留時間が30分未満である、請求項1に記載の方法。
  3. 前記少なくとも1つの貯蔵タンクでの平均滞留時間が1日〜8週である、請求項1又は2に記載の方法。
  4. 前記二酸化塩素を含有する水溶液をポンプタンクに送り、前記水溶液の少なくとも一部をポンプタンクから最終用途に送ることをさらに含む、請求項1から3のいずれか一項に記載の方法。
  5. 前記ポンプタンクでの平均滞留時間が、前記少なくとも1つの貯蔵タンクでの平均滞留時間よりも短い、請求項4に記載の方法。
  6. 前記ポンプタンクでの平均滞留時間が1〜40分である、請求項5に記載の方法。
  7. 二酸化塩素を含有するガスを水性反応媒体から抜き出すこと、前記ガスからの二酸化塩素を水に吸収させることをさらに含む、請求項1から6のいずれか一項に記載の方法。
  8. 二酸化塩素を吸収させるのに使用する水の温度が0〜16℃である、請求項7に記載の方法。
  9. 前記少なくとも1つの貯蔵タンク内の前記二酸化塩素を含有する水溶液を、そこへ送られる前記二酸化塩素を含有する水溶液の温度よりも低い温度で保持する、請求項1から8のいずれか一項に記載の方法。
  10. 前記少なくとも1つの貯蔵タンク内の前記二酸化塩素を含有する水溶液の温度が0〜12℃である、請求項1から9のいずれか一項に記載の方法。
  11. 前記少なくとも1つの貯蔵タンクに送られる前記二酸化塩素を含有する水溶液を、前記タンクに入れる前に精製することをさらに含む、請求項1から10のいずれか一項に記載の方法。
  12. 前記精製が、前記水溶液から二酸化塩素ガスをストリッピングすること、次いで二酸化塩素を水に吸収させて前記少なくとも1つの貯蔵タンクに送られる精製水溶液を得ることを含む、請求項11に記載の方法。
JP2012548445A 2010-01-18 2011-01-14 二酸化塩素の製造方法 Expired - Fee Related JP5735985B2 (ja)

Applications Claiming Priority (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US29588110P 2010-01-18 2010-01-18
US61/295,881 2010-01-18
EP10150944 2010-01-18
EP10150944.6 2010-01-18
PCT/EP2011/050430 WO2011086147A1 (en) 2010-01-18 2011-01-14 Process for the production of chlorine dioxide

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2013517199A JP2013517199A (ja) 2013-05-16
JP2013517199A5 JP2013517199A5 (ja) 2014-07-31
JP5735985B2 true JP5735985B2 (ja) 2015-06-17

Family

ID=42224034

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012548445A Expired - Fee Related JP5735985B2 (ja) 2010-01-18 2011-01-14 二酸化塩素の製造方法

Country Status (15)

Country Link
US (1) US20120294794A1 (ja)
EP (1) EP2526047B1 (ja)
JP (1) JP5735985B2 (ja)
KR (1) KR101765735B1 (ja)
CN (1) CN102712471B (ja)
AR (1) AR080358A1 (ja)
AU (1) AU2011206595B2 (ja)
BR (1) BR112012016978B1 (ja)
CA (1) CA2785438C (ja)
CL (1) CL2012001982A1 (ja)
MX (1) MX340592B (ja)
MY (1) MY161887A (ja)
PT (1) PT2526047T (ja)
RU (1) RU2562858C2 (ja)
WO (1) WO2011086147A1 (ja)

Families Citing this family (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2639204B1 (en) * 2012-03-15 2017-07-12 Evoqua Water Technologies GmbH Process and device for generating chlorine dioxide for the disinfection of water
CN103101883B (zh) * 2013-03-01 2015-04-15 唐洪权 食品添加剂稳定态二氧化氯溶液生产及活化方法
CN105036083A (zh) * 2015-07-08 2015-11-11 优尼克生技股份有限公司 一种二氧化氯水溶液的保存方法
CN106865501B (zh) * 2015-12-11 2019-03-22 深圳市罗奇环保科技有限公司 二氧化氯的吸收方法
TWI750330B (zh) 2017-02-27 2021-12-21 美商藝康美國公司 用於現場產生二氧化氯之方法
CN110392667B (zh) 2017-03-24 2023-05-30 埃科莱布美国股份有限公司 低风险二氧化氯现场生成***
UY37638A (es) 2017-08-17 2019-02-28 Ecolab Usa Inc Sistema de generación in situ de dióxido de cloro de bajo riesgo
US11970393B2 (en) 2018-07-05 2024-04-30 Ecolab Usa Inc. Decomposition mediation in chlorine dioxide generation systems through sound detection and control
KR102117101B1 (ko) 2018-08-16 2020-05-29 이준식 이산화염소수 희석 장치

Family Cites Families (52)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2833624A (en) 1956-10-02 1958-05-06 Du Pont Production of chlorine dioxide
US3864456A (en) * 1964-08-13 1975-02-04 Electric Reduction Co Manufacture of chlorine dioxide, chlorine and anhydrous sodium sulphate
US3816077A (en) * 1971-05-21 1974-06-11 Hooker Chemical Corp Chlorine dioxide generating system
CA1088274A (en) * 1976-03-24 1980-10-28 Alain Caillol Process and installation for the manufacture of chlorine dioxide
US4129484A (en) 1976-05-11 1978-12-12 Kemanord Ab Process for regeneration of spent reaction solutions
US4152073A (en) * 1977-06-22 1979-05-01 Westvaco Corporation Liquid and gas chlorine dioxide photometer
GB2051758B (en) * 1979-05-31 1983-09-14 Erco Ind Ltd Small scale chlorine dioxide plant
CA1136378A (en) * 1979-05-31 1982-11-30 Gerald Cowley Small scale chlorine dioxide plant
CA1149131A (en) * 1980-09-15 1983-07-05 Richard Swindells High efficiency production of chlorine dioxide
US4325934A (en) * 1980-09-22 1982-04-20 Erco Industries Limited Production of chlorine dioxide with conversion of by-product solid phase sodium acid sulphate to its neutral form
US4534952A (en) 1984-02-24 1985-08-13 Erco Industries Limited Small scale generation of chlorine dioxide for water treatment
JPS61117102A (ja) * 1984-11-12 1986-06-04 マルチフアイバ−・プロセス・リミテツド 二酸化塩素の生成方法
JPS638203A (ja) 1986-06-26 1988-01-14 Japan Carlit Co Ltd:The 高純度の二酸化塩素を製造する方法
US5009875A (en) * 1988-08-03 1991-04-23 International Dioxcide, Inc. Process of preparing clorine dioxide and apparatus therefor
US4925645A (en) * 1988-10-05 1990-05-15 Mason James A Method of preparing a mixture of chlorine containing substances including chlorine dioxide
SE8804251D0 (sv) * 1988-11-24 1988-11-24 Alby Klorat Ab Saett att framstaella klordioxid
AU4969990A (en) * 1989-01-27 1990-08-24 Trans Delta Corporation Stabilized sterilizing or disinfecting halogen containing composition, method and apparatus
JPH0621004B2 (ja) * 1989-08-29 1994-03-23 ダイソー株式会社 二酸化塩素の製造法
JPH0621005B2 (ja) * 1989-09-29 1994-03-23 ダイソー株式会社 二酸化塩素の製造法
US5770171A (en) 1990-03-05 1998-06-23 Eka Nobel Inc. Process for production of chlorine dioxide
CA2023452C (en) * 1990-03-05 1994-05-24 Birgitta Sundblad Process for production of chlorine dioxide
SE500043C2 (sv) 1990-08-31 1994-03-28 Eka Nobel Ab Förfarande för kontinuerlig framställning av klordioxid
SE500042C2 (sv) 1990-08-31 1994-03-28 Eka Nobel Ab Förfarande för kontinuerlig framställning av klordioxid
US5207532A (en) * 1991-01-09 1993-05-04 Exxon Chemical Patents Inc. Process for conditioning material for disposal
US5324497A (en) * 1992-02-26 1994-06-28 Westerlund G Oscar Integrated procedure for high yield production of chlorine dioxide and apparatus used therefor
US5366714A (en) 1992-06-09 1994-11-22 Sterling Canada Inc. Hydrogen peroxide-based chlorine dioxide process
US5487881A (en) 1993-02-26 1996-01-30 Eka Nobel Inc. Process of producing chlorine dioxide
US5380517B1 (en) 1993-02-26 1999-01-19 Eka Nobel Inc Process for continuously producing chlorine dioxide
US5478446A (en) 1993-07-02 1995-12-26 Eka Nobel Inc. Electrochemical process
US5458858A (en) * 1994-02-08 1995-10-17 Vulcan Chemicals Integrated procedure for high yield production of chlorine dioxide
AU2204995A (en) * 1994-04-07 1995-10-30 Jon L. Richter Oral rinse and method of treating halitosis
NZ272769A (en) 1994-08-18 1996-03-26 Eka Nobel Inc Process for producing chlorine dioxide by reducing chlorate in acidic reaction medium
SE9502077L (sv) 1995-06-07 1996-08-22 Eka Chemicals Ab Sätt att framställa klordioxid
US6585950B1 (en) 1995-06-07 2003-07-01 Eka Nobel Ab Method of producing chlorine dioxide
US5855861A (en) * 1996-02-23 1999-01-05 Water Technologies Limited Method and apparatus for making aqueous chlorine dioxide
US5895638A (en) * 1997-03-20 1999-04-20 Akzo Nobel N.V. Method of producing chlorine dioxide
US7070710B1 (en) 1999-06-11 2006-07-04 Eka Chemicals Inc. Chemical composition and method
US6322690B1 (en) 1999-11-26 2001-11-27 Akzo Nobel N.V. Chemical method
US20030031621A1 (en) 2001-05-29 2003-02-13 Alan Gravitt Process and apparatus for the generation of chlorine dioxide using a replenished foam system
US6790427B2 (en) 2001-06-25 2004-09-14 Eka Chemicals, Inc. Process for producing chlorine dioxide
US20040175322A1 (en) 2003-03-03 2004-09-09 Woodruff Thomas E. Process for producing chlorine dioxide
US20040228790A1 (en) * 2003-05-15 2004-11-18 Costa Mario Luis Chlorine dioxide from a methanol-based generating system as a chemical feed in alkali metal chlorite manufacture
CN100471791C (zh) 2004-02-23 2009-03-25 阿克佐诺贝尔公司 二氧化氯的生产方法
WO2005115416A2 (en) * 2004-05-17 2005-12-08 Mason John Y Method of treating with chlorine dioxide
US7833392B2 (en) * 2004-07-29 2010-11-16 Pureline Treatment Systems, Llc Chlorine dioxide solution generator
KR100916974B1 (ko) 2004-09-24 2009-09-14 악조 노벨 엔.브이. 이산화염소의 제조 방법
EP1831102B2 (en) 2004-12-06 2015-09-02 Akzo Nobel N.V. Chemical process and apparatus
DE602005019778D1 (de) 2004-12-06 2010-04-15 Akzo Nobel Nv Chemisches verfahren und produktionseinheit
ZA200803849B (en) 2005-11-10 2009-09-30 Akzo Nobel Nv Process for production of chlorine dioxide
AU2006332600B2 (en) * 2005-11-14 2011-10-13 Cdg Environmental, Llc. Storage-stable aqueous solutions of chlorine dioxide and methods for preparing and using them
CN101421182A (zh) 2006-04-10 2009-04-29 阿克佐诺贝尔股份有限公司 制备二氧化氯的方法
TWI447065B (zh) * 2007-07-13 2014-08-01 Akzo Nobel Nv 二氧化氯之製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
RU2562858C2 (ru) 2015-09-10
PT2526047T (pt) 2017-11-17
MX340592B (es) 2016-07-15
JP2013517199A (ja) 2013-05-16
KR20120128608A (ko) 2012-11-27
BR112012016978A2 (pt) 2016-04-12
KR101765735B1 (ko) 2017-08-07
US20120294794A1 (en) 2012-11-22
AU2011206595A1 (en) 2012-07-12
MY161887A (en) 2017-05-15
CA2785438C (en) 2018-02-20
CL2012001982A1 (es) 2012-11-30
RU2012134406A (ru) 2014-02-27
MX2012008098A (es) 2012-07-30
WO2011086147A1 (en) 2011-07-21
EP2526047B1 (en) 2017-08-23
AU2011206595B2 (en) 2013-10-03
CN102712471A (zh) 2012-10-03
CN102712471B (zh) 2015-02-18
AR080358A1 (es) 2012-04-04
EP2526047A1 (en) 2012-11-28
CA2785438A1 (en) 2011-07-21
BR112012016978B1 (pt) 2023-10-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5735985B2 (ja) 二酸化塩素の製造方法
EP0866031B1 (en) Method of producing chlorine dioxide
NO314798B1 (no) Fremgangsmåte ved kontinuerlig fremstilling av klordioksyd
JP2012067007A (ja) 二酸化塩素を製造する方法
TWI635044B (zh) 次氯酸鈉水溶液之製造方法
CA2946016C (en) An integrated method and system for the chlorine dioxide production coupled with a relatively independent sodium chlorate electrolytic production
EP2488449B1 (en) Process for production of chlorine dioxide
US20180334384A1 (en) Systems, reactors, methods and compositions for producing chlorine dioxide
JP5848701B2 (ja) 二酸化塩素を製造するための方法
WO2019012859A1 (ja) 次亜塩素酸ナトリウム水溶液、及びこれを得るための次亜塩素酸ナトリウム5水和物結晶、並びに次亜塩素酸ナトリウム水溶液の製造方法
JP2009132583A (ja) 次亜塩素酸ソーダの製造方法及び貯蔵方法
NO309519B1 (no) Fremgangsmåte for fremstilling av klordioksid
US20060067873A1 (en) Process for the production of chlorine dioxide

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140325

A524 Written submission of copy of amendment under article 19 pct

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A524

Effective date: 20140616

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20141104

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150303

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20150311

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20150331

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20150417

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5735985

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees