JP5735870B2 - 回転刃 - Google Patents
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Description
本実施例のディスク5は、ステンレス板材55にエッチング加工を施して形成する。まず、図6および図7(a)に示すように、ステンレス板材55の表裏両面にレジスト膜56・57を形成する。各レジスト膜56・57には、ステンレス板材55のエッチング処理すべき領域に対応する開口が設けられている。レジスト膜56・57は、例えばステンレス板材55の表裏面に感光性樹脂層を形成したのち露光し、露光部を除去することにより形成される。
図11に示すように、圧入用の突起6を形成する工程では、定置されたステーキング加工用の固定型20と、固定型20に向かって下降し、あるいは上昇するステーキング加工用の可動型21とで、軸本体4の周面に中心軸方向に長いリブ状の突起6を形成する。図11(b)に示すように、固定型20および可動型21の対向面の前後には、それぞれ鋭角の切刃22・23が形成してある。図11(a)に示すように、支持ディスク(ディスク)5が仮組みされた軸本体4を、固定型20の前後の切刃22に載置して、支持ディスク(ディスク)5を隣接する切刃22の間に位置させて、固定型20の側端に設けた位置決め枠24で軸本体4を位置決めする。この状態で、可動型21の切刃23を軸本体4の周面に食い込ませることにより、図11(c)に示すように、軸本体4の周方向の4個所にV字状に突出するリブ状の突起6を形成できる。突起6は、支持ディスク(ディスク)5の固定位置ごとに、軸本体4の中心軸方向に沿って一定間隔おきに断続的に形成する。支持ディスク(ディスク)5の固定位置における個々の突起6の位相位置は一定位置に揃えてある。突起6を形成するのと同時に、切刃22・23の食込み跡25が形成される。突起6の中心軸方向の長さは、支持ディスク(ディスク)5の厚み寸法Taの2.5倍とした。
この工程では、図12に示すように、軸本体4に仮組みした状態の支持ディスク(ディスク)5を治具26の支持壁27で支持する。この状態で、軸本体4の下端面が治具26の下端のストッパー28に外接するまで、軸本体4を中心軸に沿って下向きに押し込むことにより、突起6と装填穴7を互いに圧嵌する。
この工程では、図8に示すようにステンレス板材16にエッチングを施して、切断刃3のシート状ブランク17を形成する。具体的には、厚みが0.3mmのステンレス板材16の表裏両面にエッチング処理を施して、第1小刃11や第2小刃12などを形成する。エッチング工程においては、図10に示すようにステンレス板材16の表裏両面にレジスト膜33を形成したのち露光し、露光部を除去して、非露光部に囲まれる板材表面をエッチング液で蝕刻する。このとき、多数個のシート状ブランク17を同時に形成して、その辺部に設けられた橋絡部34(図8参照)を切断して、ステンレス板材16から分離する。
この工程では、図9(a)・(b)に示すように、シート状ブランク17にロール加工(塑性加工)を施して、円筒状の切断刃ブランク18を形成する。ロール加工は、下側に配置した2個のベースローラー42と、両ベースローラー42の間の上方に配置される加圧ローラー43とで行う。両ローラー42・43の間にシート状ブランク17を通すことにより、断面が円弧状に折り曲げられた円筒状の切断刃ブランク18を形成する。切断刃ブランク18は不完全円状に折り曲げられている。
この工程では、回転軸体2の支持ディスク(ディスク)5の周面に切断刃ブランク18を溶接する。詳しくは、円筒状の切断刃ブランク18を回転軸体2に外嵌し、断面が半円状の治具で切断刃ブランク18を抱持して支持ディスク(ディスク)5の刃受面9に密着させる。この状態で、切断刃ブランク18をレーザー溶接機で支持ディスク(ディスク)5に溶接することにより、図1に示すような円筒籠状の回転刃ブランク19が得られる。
熱処理工程においては、回転刃ブランク19を約1000℃にまで加熱し、その状態を所定時間維持したのち、水および加熱された油で順に冷却して焼き入れを行う。これにより、切断刃3および軸本体4の金属組織をマルテンサイト化してその表面硬度を増強できる。回転刃ブランク19を加熱する過程では、レーザー溶接時に溶接部の周辺部で生じた熱による内部歪みを除去できる。必要に応じて焼き戻しを行う。
研削工程では、回転刃ブランク19の周面に粗研削加工と仕上げ研削加工とを順に施して、切断刃3の周面の真円度を向上し、さらに切刃39をシャープに仕上げる。粗研削加工では、溶接部の膨出表面を除去し、同時に切断刃3の周面を研削する。また、仕上げ研削加工では、切断刃3の周面の表面粗さが小さくなるように仕上げ研削を行って、回転刃1の外周面の直径寸法と、真円度と、表面粗さとを所定の状態に仕上げる。粗研削加工では、腐食しやすい溶接部の膨出表面を除去するので、溶接部の腐食や割れなどを一掃して切断刃3の耐久性を向上できる。なお、回転刃1の真円度に対する要求仕様が低い場合には、研削工程は省略することができる。
断面円弧状に折り曲げられたシート状の切断刃3と、切断刃3を支持する回転軸体2とを備えている回転刃であって、
回転軸体2は、軸本体4と、回転軸方向に並ぶ複数のディスク5とを含み、
ディスク5の周面に切断刃3が固定されており、
少なくとも一部のディスク5に水流発生部8が形成されており、
水流発生部8を構成する切欠ないし貫通孔の空隙中心軸Pが、ディスク5の回転中心軸に対して傾斜する状態で形成されていることを特徴とする。
断面円弧状に折り曲げられたシート状の切断刃3と、切断刃3を支持する回転軸体2とを備えている円筒籠状の回転刃であって、回転軸体2は、軸本体4と、回転軸方向に並ぶ複数のディスク5とを備える。ディスク5の周面に切断刃3を固定する。少なくとも一部のディスク5に、回転軸体2の回転軸方向の水流を発生させる水流発生部8を形成する。軸本体4の一側に配置されたディスク5の水流発生部8が発生させる水流と、軸本体4の他側に配置されたディスク5の水流発生部8が発生させる水流とを、切断刃3の内部で衝突させる。
2 回転軸体
3 切断刃
4 軸本体
5 ディスク
5a 支持ディスク
5b 水流発生ディスク
6 突起
7 装填穴
8 水流発生部
8a 圧力発生壁
8b 導入壁
Claims (4)
- 切断刃(3)と、切断刃(3)を支持する回転軸体(2)とを備えている回転刃であって、
回転軸体(2)は、軸本体(4)と、回転軸方向に並ぶ複数のディスク(5)とを含み、
ディスク(5)の周面に切断刃(3)が固定されており、
少なくとも一部のディスク(5)に水流発生部(8)が形成されており、
水流発生部(8)を構成する切欠ないし貫通孔の空隙中心軸(P)が、ディスク(5)の回転中心軸に対して傾斜する状態で形成されており、
水流発生部(8)には、水が流れ込む入口(8e)と水が押し出される出口(8f)とを有し、
水流発生部(8)には、水流発生部(8)の回転方向側に導入壁(8b)が設けられ、回転方向逆側に圧力発生壁(8a)が設けられており、
水流発生部(8)の入口(8e)側であって、導入壁(8b)側の開口周縁部に水の導入凹部(50)が設けられていることを特徴とする回転刃。 - 導入凹部(50)が、水を圧力発生壁(8a)へ向かって流動案内する複数のガイド凹部(51)で構成されている請求項1に記載の回転刃。
- 水流発生部(8)が、ステンレス板材(55)の両面にエッチング処理を施して形成されており、
導入凹部(50)が、ステンレス板材(55)の片面にハーフエッチング処理を施して形成されている請求項1または2に記載の回転刃。 - 切断刃(3)と、切断刃(3)を支持する回転軸体(2)とを備えている回転刃であって、
回転軸体(2)は、軸本体(4)と、回転軸方向に並ぶ複数のディスク(5)とを含み、
ディスク(5)の周面に切断刃(3)が固定されており、
少なくとも一部のディスク(5)に水流発生部(8)が形成されており、
水流発生部(8)を構成する切欠ないし貫通孔の空隙中心軸(P)が、ディスク(5)の回転中心軸に対して傾斜する状態で形成されており、
回転軸体(2)の軸方向中央部を境にして一側半部に配置されるディスク(5)と、他側半部に配置されるディスク(5)とが、各ディスク(5)の水流発生部(8)の空隙中心軸(P)が逆向きに傾斜するように配置されており、
回転軸体(2)が回転する状態において、一側半部のディスク(5)から送出される水流と、他側半部のディスク(5)から送出される水流とが、回転軸体(2)の中央部で衝突することを特徴とする回転刃。
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