JP5733456B1 - 基板接続用コネクタ - Google Patents

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Abstract

【課題】ハウジング内部にシールド部材を設ける場合において、コンタクト全体からの不要輻射を抑制する基板接続用コネクタを提供すること。【解決手段】シールド部材30は、コンタクト20よりも上方において筒状部31より後方に延設されると共にハウジングの外部後方に突出し、端子部22よりもハウジングから離れた位置でFPC50のグランドに接続する連結部及び突出部32と、コンタクト20よりも下方において筒状部31より後方に延設される下部遮蔽部33と、を有している。【選択図】図5

Description

本発明は、基板に半田付けされるコンタクトからの不要輻射を遮蔽する基板接続用コネクタに関する。
近年、回路基板に実装されるコネクタに対しては、コネクタのコンタクトからの電磁波等の不要輻射(ノイズ)を遮蔽することに対する要求が高まっている。例えば、筐体内部にアンテナを配置するスマートフォン等の携帯型の通信機器に搭載されるコネクタに対しては、コネクタの近傍にアンテナ素子が配置される場合に、コネクタのコンタクトより放射される電磁波によりアンテナ特性を劣化させないように、コンタクトに対する高いシールド性能が要求される。
このような要求に対して、特許文献1には、ハウジングの外部表面にシールド部材を取り付けて、コンタクトの基板との半田付け部を除く略全体をシールド部材で覆うコネクタが開示されている。特許文献1に開示されるコネクタは、コンタクトより放射される不要輻射を、シールド部材により遮蔽することができる。
また、従来、シールド部材をハウジングの内部に配置するコネクタが知られている。シールド部材をハウジングの内部に配置するコネクタとしては、例えば、ハウジングの外部表面に、防水用のゴム等の弾性部材の取付部を形成し、この取付部に弾性部材を取り付けるものが知られている。かかるコネクタでは、樹脂製のハウジングの方が金属製のシールド部材よりも加工が容易であるため、弾性部材を取り付けるための取付部を外部表面に形成する必要性からシールド部材をハウジングの内部に配置する構成を採る。
特開2000−277215号公報
しかしながら、特許文献1においては、ハウジングの外部にシールド部材を設ける構成であり、ハウジングの内部にシールド部材を設ける場合に、コンタクトからの不要輻射に対する高いシールド性能を得ることに課題を有する。
本発明の目的は、ハウジング内部にシールド部材を設ける場合において、コンタクトからの不要輻射を極力抑制することができる基板接続用コネクタを提供することである。
本発明に係る基板接続用コネクタは、前方に開口して相手側コネクタを挿入可能にする挿入孔を有する絶縁性のハウジングと、前記挿入孔において前方に突出する接続部と、前記接続部より後方に延設されると共に前記ハウジングの外部後方に突出して基板に半田付けされる端子部と、を備え、前記ハウジングに固定されるコンタクトと、前記ハウジングに固定され、前記挿入孔の内壁を覆う筒状部を有するシールド部材と、を有する基板接続用コネクタであって、前記シールド部材は、前記コンタクトよりも上方において前記筒状部より後方に延設され、前記ハウジングの外部後方において前記端子部の少なくとも一部を覆うと共に、前記端子部よりも前記ハウジングから離れた位置で前記基板のグランドに接続する上部遮蔽部と、前記コンタクトよりも下方において前記筒状部より後方に延設され、前記ハウジングに埋設されて前記端子部のうち前記ハウジングから突出しない部分の下方を覆う下部遮蔽部と、を更に有する。
コンタクトの上方において筒状部より後方に延設した上部遮蔽部と、コンタクトの下方において筒状部より後方に延設した下部遮蔽部と、でコンタクトの接続部よりも後方の端子部を上下より覆うことにより、端子部からの不要輻射を上部遮蔽部及び下部遮蔽部により遮蔽する。
本発明によれば、ハウジング内部にシールド部材を設ける場合において、コンタクトからの不要輻射を極力抑制することができる。
本発明の第1の実施形態に係る基板接続用コネクタの上方の斜め前方から視た斜視図である。 本発明の第1の実施形態に係る基板接続用コネクタの上方の斜め後方から視た斜視図である。 本発明の第1の実施形態に係る基板接続用コネクタの下方の斜め後方から視た斜視図である。 本発明の第1の実施形態に係る基板接続用コネクタの背面図である。 図1のA−A断面図である。 本発明の第1の実施形態におけるシールド部材の下方の斜め後方から視た斜視図である。 本発明の第1の実施形態におけるシールド部材の上方の斜め後方から視た斜視図である。 本発明の第1の実施形態におけるシールド部材の底面図である。 本発明の第1の実施形態の変形例1に係る基板接続用コネクタの断面図である。 本発明の第2の実施形態に係る基板接続用コネクタの上方の斜め後方から視た斜視図である。 本発明の第2の実施形態に係る基板接続用コネクタの下方の斜め後方から視た斜視図である。 本発明の第2の実施形態に係る基板接続用コネクタの背面図である。 図10のB−B断面図である。 本発明の第2の実施形態におけるシールドカバーの上方の斜め後方から視た斜視図である。 本発明の第2の実施形態に係る基板接続用コネクタのシールド性能を従来と比較する図である
以下、図面を適宜参照して、本発明の実施形態に係る基板接続用コネクタにつき、詳細に説明する。図中、x軸、y軸及びz軸は、3軸直交座標系を成し、y軸の正方向を前方向、y軸の負方向を後ろ方向、x軸方向を左右方向、z軸の正方向を上方向、及びz軸の負方向を下方向として説明する。
(第1の実施形態)
<基板接続用コネクタの構成>
本発明の第1の実施形態に係る基板接続用コネクタ1の構成につき、図1から図8を参照しながら、以下詳細に説明する。
基板接続用コネクタ1は、ハウジング10と、コンタクト20と、シールド部材30と、弾性部材40と、を備えている。
ハウジング10は、絶縁性を有する材料により形成されている。ハウジング10は、前方に開口する挿入孔11を備えている。挿入孔11は、ハウジング10の前端から後方壁17の前端まで形成され、図示しない相手側コネクタを挿入可能にしている。ハウジング10は、後方壁17から前方に延設されて挿入孔11に突出すると共に、挿入孔11の上下左右の内壁から離間されて配置されるコンタクト保持部12を備えている。ハウジング10の後方壁17の後端には、前方に凹んだ凹部13と、凹部13の底面を構成する載置面14と、が形成されている。ハウジング10の後方側の外表面の周囲には、弾性部材40を位置決めして固定するための凹部13が帯状に形成されている。ハウジング10は、フレキシブルプリント基板(以下、「FPC」と記載する)50の上面に当接する当接面15と、FPC50の前端と当接してFPC50の前方への移動を阻止する当接面16と、を有している(図5参照)。
コンタクト20は、細長板状であり、金属板をプレス加工することにより形成されている。コンタクト20は、複数設けられ、左右方向に所定間隔を設けて配列した状態で、ハウジング10に一体成形することによりハウジング10に固定されている。コンタクト20は、接続部21及び端子部22を備えている。接続部21は、コンタクト保持部12の延設方向に沿って挿入孔11内に露出して配置されて挿入孔11において前方に突出すると共に、前端側が上方に曲げ起こされてコンタクト保持部12に固定される。接続部21は、図示しない相手側コネクタのコンタクトに接続する。端子部22は、接続部21より後方に延設され、ハウジング10の後方壁17より外部後方に突出して載置面14上に配置されると共に後方壁17に沿って下方にクランク状に折り曲げられ、後端がFPC50の図示しない導電部に表面実装される。端子部22の後端の半田付け部は、ハウジング10の当接面15と同一高さになるように配置される(図5参照)。
シールド部材30は、金属板をプレス加工して形成され、ハウジング10に一体成形することによりハウジング10に固定されている。シールド部材30は、筒状部31と、突出部32と、下部遮蔽部33と、連結部34と、を備えている。突出部32及び連結部34は、上部遮蔽部を構成している。
筒状部31は、金属板をプレス加工することにより形成した金属板を折り曲げて、一端側の凹凸部と他端側の凹凸部とを凹凸係合することにより筒状に形成される。筒状部31は、シールド部材30がハウジング10に一体成形により固定された際に、挿入孔11の後方壁17以外の内壁を覆う。
突出部32は、コンタクト20の上方において、連結部34から後方に延設されると共に、後端側が下方に折り曲げられて端子部22に沿って配置されることにより、ハウジング10の後方壁17の外部後方において端子部22の一部を覆う。突出部32は、基板接続部322及び橋架部323を備えている。
基板接続部322は、連結部34の後端から後方に延設された後に下方に折り曲げられた先端が端子部22よりもハウジング10から離れた位置でFPC50の図示しないグランドに半田付けされる。
橋架部323は、基板接続部322の間を橋架し、複数設けられている。橋架部323は、基板接続部322の折り曲げられていない部分に設けられている。突出部32は、橋架部323の間の隙間より、端子部22のFPC50の導電部に対する半田付け部を含む端子部22を後方から視認可能にしている。
下部遮蔽部33は、コンタクト20の下方において、筒状部31の後端より後方に延設
され、上方に階段状に折り曲げられている。下部遮蔽部33は、ハウジング10にシールド部材30を一体成形することにより、ハウジング10の内部に埋設されて外部に露出しない。下部遮蔽部33は、コンタクト20の形状に沿った形状を有し、ハウジング10の後方壁17の後端近傍まで延設されている。下部遮蔽部33の後端は、ハウジング10の当接面15とコンタクト20との間に位置している。下部遮蔽部33とコンタクト20とは、コンタクト20に対する下部遮蔽部33の影響によるインピーダンスの不整合を生じず、且つコンタクト20からの不要輻射に対する所望の遮蔽効果を得られるように、所定の距離を有している。
連結部34は、コンタクト20の上方において筒状部31より後方に延設され、筒状部31と突出部32とを連結している。連結部34には、下部遮蔽部33の上方において板厚方向に貫通する貫通孔341が形成されている(図7参照)。連結部34は、後端側が端子部22よりも上方においてハウジング10の後方壁17より外部後方に突出し、後方壁17より突出する後端の左右両側より左右外方に延設されると共に下方に折り曲げられた支柱部342を備えている。支柱部342の先端と基板接続部322の先端とは、x−y平面と平行な同一面上に位置する(図4参照)。ハウジング10の凹部13は、ハウジング10にシールド部材30を一体成形した際に貫通孔341内に位置する。
弾性部材40は、環状であり、絶縁性を有すると共に所定の弾性力を有する材料(例えば、シリコン)により形成されている。弾性部材40は、ハウジング10の凹部13に圧入されてハウジング10の外部表面に固定されている。弾性部材40は、凹部13に固定された状態で、ハウジング10の外部表面より僅かに突出した状態になっている(図5参照)。
<基板接続用コネクタの製造方法及びFPCへの実装方法>
本発明の第1の実施形態に係る基板接続用コネクタ1の製造方法及びFPC50への実装方法につき、以下に詳細に説明する。
まず、板状部材をプレス加工することにより、コンタクト20及びシールド部材30を形成する。シールド部材30を形成する際において、突出部32に橋架部323を設けることにより、基板接続部322の強度を向上させることができる。また、橋架部323を基板接続部322の折り曲げ部以外に設けることにより、基板接続部322の折り曲げ加工を容易にすることができる。
次に、コンタクト20及びシールド部材30をハウジング10に一体成形により固定する。
次に、ハウジング10の凹部13に弾性部材40を圧入することにより、ハウジング10に弾性部材40を固定する。これにより、基板接続用コネクタ1が完成する。
ハウジング10の凹部13に弾性部材40を固定し、弾性部材40をハウジング10の外部表面より突出させることにより、基板接続用コネクタ1を図示しない機器に取り付けた際に、基板接続用コネクタ1と機器との隙間を密閉することができるので、基板接続用コネクタ1と機器との間から機器内部に水を侵入させないようにすることができる。
シールド部材30をハウジング10に一体成形することにより、シールド部材30の周囲を樹脂で埋めることができるので、防水性を向上させることができると共に、コンタクト20とシールド部材30とが短絡する恐れを無くすることができる。また、複雑な形状のシールド部材30をハウジング10に一体成形することにより、シールド部材30をハウジング10に圧入又は係合して固定する場合に比べて、シールド部材30を組み込むた
めのみの空間をハウジング10に生じさせずに、シールド部材30をハウジング10に固定することができる。これにより、ハウジング10を大型化することなく、シールド部材30を良好なシールド性能を得るための形状にすることができる。
次に、ハウジング10の当接面15をFPC50の前端側の上面に当接させると共に、ハウジング10の当接面16をFPC50の前端に当接させた状態で、FPC50の図示しない導電部と端子部22とを半田付けする。
次に、基板接続用コネクタ1の後方より撮影した画像を用いた画像認識により、突出部32の橋架部323の隙間から後方に露出している端子部22のFPC50に対する半田付け状態を確認し、半田不良等の接続不良を生じていない基板接続用コネクタ1を出荷する。
これにより、FPC50に対する端子部22の接続不良の検査工程を、画像認識により行うことができるので、省力化することができる。また、ハウジング10の挿入孔11が形成されている部分の底面よりも上方に形成した当接面15にFPC50を当接させて、FPC50の導電部と端子部22とを半田付けして所謂ミッドマウントすることにより、基板接続用コネクタ1をFPC50に半田付けしたモジュール部品全体を低背化することができる。
<基板接続用コネクタのシールド効果>
本発明の第1の実施形態に係る基板接続用コネクタ1のシールド効果につき、以下に詳細に説明する。
筒状部31は、コンタクト20の接続部21の周囲を覆うので、接続部21から周囲への不要輻射を遮蔽する。
また、連結部34は、コンタクト20の端子部22の上方を覆うと共に、突出部32は、基板接続部322、橋架部323及び支柱部342により端子部22の側方、上方及び後方を囲むことにより、端子部22から側方、上方及び後方への不要輻射を遮蔽する。
更に、下部遮蔽部33は、筒状部32からハウジング10の後方壁17の後端近傍まで延設して、コンタクト20の端子部22のうちハウジング10の後方壁17から突出しない部分の下方を覆うことにより、コンタクト20から下方への不要輻射を遮蔽する。特に、下部遮蔽部33は、コンタクト20の形状に沿って、コンタクト20にある程度近づいた状態で設けられるので、コンタクト20からの不要輻射を確実に遮蔽することができる。また、下部遮蔽部33は、後方壁17より外部後方に突出しないので、下部遮蔽部33の端子部22に対する影響によるインピーダンスの不整合、及び下部遮蔽部33と端子部22との不用意な短絡を防ぐことができる。
これにより、シールド部材30は、コンタクト20全体からの不要輻射を極力抑制することができる。
(変形例1)
本発明の第1の実施形態の変形例1に係る基板接続用コネクタ2の構成につき、図9を参照しながら、以下に詳細に説明する。
なお、図9において、図1から図8と同一構成である部分については同一符号を付して、その説明を省略する。
基板接続用コネクタ2は、ハウジング10と、コンタクト20と、弾性部材40と、シールド部材130と、を備えている。
シールド部材130は、金属板をプレス加工して形成され、ハウジング10に一体成形することによりハウジング10に固定されている。シールド部材130は、筒状部31と、突出部32と、連結部34と、下部遮蔽部133と、を備えている。
下部遮蔽部133の後方側は、ハウジング10の外部後方に突出すると共に当接面15に露出して、FPC50の図示しないグランドに半田付けされて接続している。なお、下部遮蔽部133の上記以外の構成は下部遮蔽部33と同一構成であるので、その説明を省略する。
本実施形態の変形例1によれば、下部遮蔽部133の後方側をハウジング10の外部後方に突出させてFPC50のグランドに接続することにより、グランドのインピーダンスを下げることができ、更に高いシールド性能を得ることができる。
(第2の実施形態)
<基板接続用コネクタの構成>
本発明の第2の実施形態に係る基板接続用コネクタ3の構成につき、図10から図14を参照しながら、以下詳細に説明する。
なお、図10から図14において、図1から図8と同一構成である部分については同一符号を付して、その説明を省略する。
基板接続用コネクタ3は、ハウジング10と、コンタクト20と、シールド部材30と、弾性部材40と、シールドカバー60と、を備えている。
シールドカバー60は、金属板をプレス加工することにより形成され、突出部32の形状に対応した形状を有している。シールドカバー60は、前方及び下方が外部に開放されている。シールドカバー60は、端子部22のうちハウジング10の後方壁17から外部後方に突出している部分、連結部34のうち後方壁17から外部後方に突出している部分、及び突出部32を覆っている。シールドカバー60は、突出部32の基板接続部322と接続している。シールドカバー60と基板接続部322との接続は、溶接、圧接、加締め又は半田付け等の方法を用いる。シールドカバー60は、FPC50に当接する下端より切り欠かれて、端子部22のFPC50の導電部に対する半田付け部を後方より視認可能にする切欠部61を有している。切欠部61は、端子部22と接続するFPC50の導電部から引き回した配線上に、FPC50の表面層である図示しない絶縁層を介して配置される。
<基板接続用コネクタの製造方法及びFPCへの実装方法>
本発明の第2の実施形態に係る基板接続用コネクタ3の製造方法及びFPC50への実装方法につき、以下に詳細に説明する。
上記第1の実施形態と同一の方法により、コンタクト20及びシールド部材30を形成すると共に、コンタクト20及びシールド部材30をハウジング10に一体成形により固定する。更に、ハウジング10の凹部13に弾性部材40を圧入して、弾性部材40をハウジング10に固定する。
次に、端子部22のうちハウジング10の後方壁17から外部後方に突出している部分、連結部34のうち後方壁17から外部後方に突出している部分、及び突出部32をシー
ルドカバー60により覆った状態で、突出部32の基板接続部322にシールドカバー60をスポット溶接等により接続する。これにより、基板接続用コネクタ3が完成する。
次に、ハウジング10の当接面15をFPC50の前端側の上面に当接させると共に、ハウジング10の当接面16をFPC50の前端に当接させた状態で、FPC50の図示しない導電部と端子部22とを半田付けする。
次に、基板接続用コネクタ3の後方より撮影した画像を用いた画像認識により、シールドカバー60の切欠部61から後方に露出している端子部22の半田付け状態等の接続状態を確認し、半田不良等の接続不良を生じていない基板接続用コネクタ3を出荷する。
これにより、端子部22のFPC50に対する半田付け状態を、カメラで後方より撮影した画像を用いて画像認識により確認することができ、FPC50に対する端子部22の接続不良の検査工程を省力化することができる。また、端子部22と接続するFPC50の導電部から引き回した配線上に、FPC50の表面層である絶縁層を介して切欠部61を配置することにより、FPC50の導電部から引き回した配線とシールドカバー60との距離を離すことができるので、FPC50の導電部から引き回した配線におけるシールドカバー60の影響によるインピーダンスの不整合を防ぐことができる。
<基板接続用コネクタのシールド効果>
本発明の第2の実施形態に係る基板接続用コネクタ3のシールド効果につき、図15を参照しながら、以下に詳細に説明する。
図15(a)は、コンタクトの端子部をシールドカバーで覆わない基板接続用コネクタのシールド性能を示す図であり、図15(b)は、本実施形態に係る基板接続用コネクタ3のシールド性能を示す図である。また、図15(a)及び図15(b)において、一点鎖線はコンタクトからの不要輻射の広がりを示している。また、図15(a)において、70は基板接続用コネクタのハウジングを示し、71は基板接続用コネクタのコンタクトを示す。
図15(a)と図15(b)とを比較すると、シールド部材30に下部遮蔽部33を設けることにより、下部遮蔽部33の下方への不要輻射を下部遮蔽部33により遮蔽していることがわかる。また、シールドカバー60を設けることにより、シールドカバー60の上方及び後方への不要輻射をシールドカバー60により遮蔽していることがわかる。
このように、本実施形態に係る基板接続用コネクタ3は、上記第1の実施形態における高いシールド性能を得ることに加えて、シールドカバー60を設けることにより、更に高いシールド性能を得ることができる。
また、本実施形態によれば、高いシールド性能を望む場合に、後付けでシールドカバー60をシールド部材30に取り付けることができるので、要求されるシールド性能に応じた基板接続用コネクタを提供することができる。
なお、本実施形態において、図11に示すように、下部遮蔽部の後端をハウジング10の当接面15に露出させて、下部遮蔽部の後端をFPC50のグランドに半田付けして接続してもよい。
また、本実施形態において、シールドカバー60をシールド部材30に接続したが、シールドカバー60とシールド部材30とを接続せずに若しくは接続することに加えて、シールドカバー60をFPC50のグランドに半田付けしてもよい。シールドカバー60を
シールド部材30に接続せずにFPC50のグランドに接続する場合には、スポット溶接等のシールドカバー60とシールド部材30とを接続する工程を不要にして、製造を容易にすることができる。シールドカバー60をシールド部材30に接続することに加えてFPC50のグランドに接続する場合には、グランドのインピーダンスを小さくすることができ、高いシールド性能を得ることができる。
本発明は、部材の種類、配置、個数等は前述の実施形態に限定されるものではなく、その構成要素を同等の作用効果を奏するものに適宜置換する等、発明の要旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能であることはもちろんである。
例えば、上記第1の実施形態及び第2の実施形態において、シールド部材30の下部遮蔽部133をハウジング10に埋設又は当接面15に露出させたが、下部遮蔽部を更に後方に延設して後方壁17から外部後方に突出させた後に下方に折り曲げてFPC50のグランドに半田付けして接続してもよい。
また、上記第1の実施形態及び第2の実施形態において、シールド部材30をハウジング10に一体成形したが、シールド部材30をハウジング10に圧入又は係合して固定してもよい。
また、上記第1の実施形態及び第2の実施形態において、基板接続用コネクタをフレキブル性を有するFPC50に実装したが、フレキシブル性を有さない例えばリジッドの印刷配線基板に実装してもよい。
また、上記第1の実施形態及び第2の実施形態において、防水用の弾性部材40を設けたが、防水する必要がなければ弾性部材40を設けなくてもよい。
本発明に係る基板接続用コネクタは、基板に半田付けされるコンタクトからの不要輻射を遮蔽するのに好適である。
1 基板接続用コネクタ
10 ハウジング
11 挿入孔
12 コンタクト保持部
13 凹部
14 載置面
15 当接面
16 当接面
17 後方壁
20 コンタクト
21 接続部
22 端子部
30 シールド部材
31 筒状部
32 突出部
33 下部遮蔽部
34 連結部
40 弾性部材
60 シールドカバー
61 切欠部
130 シールド部材
132 下部遮蔽部
322 基板接続部
323 橋架部
341 貫通孔
342 支柱部

Claims (7)

  1. 前方に開口して相手側コネクタを挿入可能にする挿入孔を有する絶縁性のハウジングと、
    前記挿入孔において前方に突出する接続部と、前記接続部より後方に延設されると共に前記ハウジングの外部後方に突出して基板に半田付けされる端子部と、を備え、前記ハウジングに固定されるコンタクトと、
    前記ハウジングに固定され、前記挿入孔の内壁を覆う筒状部を有するシールド部材と、
    を有する基板接続用コネクタであって、
    前記シールド部材は、
    前記コンタクトよりも上方において前記筒状部より後方に延設され、前記ハウジングの外部後方において前記端子部の少なくとも一部を覆うと共に、前記端子部よりも前記ハウジングから離れた位置で前記基板のグランドに接続する上部遮蔽部と、
    前記コンタクトよりも下方において前記筒状部より後方に延設され、前記ハウジングに埋設されて前記端子部のうち前記ハウジングから突出しない部分の下方を覆う下部遮蔽部と、
    を更に有することを特徴とする基板接続用コネクタ。
  2. 前記下部遮蔽部は、
    前記コンタクトの形状に沿って前記筒状部より後方に延設される、
    ことを特徴とする請求項1記載の基板接続用コネクタ。
  3. 前記シールド部材は、
    前記ハウジングに一体成形により固定される、
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の基板接続用コネクタ。
  4. 前記上部遮蔽部は、
    前記ハウジングの外部後方に突出して下方に折り曲げられた先端が前記基板のグランドに接続すると共に、前記端子部の左右両側に設けられる基板接続部と、
    前記左右両側に設けられる基板接続部の間を橋架する橋架部と、
    を有することを特徴とする請求項1から請求項の何れかに記載の基板接続用コネクタ。
  5. 前記下部遮蔽部は、
    前記ハウジングの外部後方に突出して前記基板のグランドに接続する、
    ことを特徴とする請求項1から請求項の何れかに記載の基板接続用コネクタ。
  6. 前記シールド部材に接続し、前記端子部のうち前記ハウジングの外部後方に突出する部分を覆うと共に金属材料により形成されるシールドカバーを更に有する、
    ことを特徴とする請求項1から請求項の何れかに記載の基板接続用コネクタ。
  7. 前記シールドカバーは、
    前記基板に当接する下端より切り欠かれて前記端子部の前記基板に対する半田付け部を後方に露出させる切欠部を有する、
    ことを特徴とする請求項記載の基板接続用コネクタ。
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