JP5731872B2 - 時計用回転錘およびその回転錘を備えた時計 - Google Patents
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Description
このような構成とすることにより、総合的な回転錘の重心位置を変更することができ、回転中心からの距離を大きくすることができる。従って、回転錘の回転時におけるトルクが増加し、ぜんまいの巻き上げや発電機の回転駆動の効率を増加させることができる。また、このような構成とすることによりデザインのバリエーションを増大させることができ、外観製や装飾性を向上させることができる。
このように構成することにより、回転錘体や回転錘全体の重心位置設計における自由度が増し、左右対称である場合よりも回転錘の重心位置を回転中心から遠ざけることが可能になる。従って、結果として回転時のトルクを増加させ、ぜんまいの巻き上げや発電機の駆動効率を向上させることができる。また、このような構成とすることでデザイン性が向上し、外観性や装飾性を向上させることができる。
このような構成とすることにより、回転重錘や回転錘全体の重心位置の設計における自由度が増し、左右対称である場合よりも回転錘の重心位置を回転中心から遠ざけることが可能になる。従って、結果として回転時のトルクを増加させ、ぜんまいの巻き上げや発電機の駆動効率を向上させることができる。また、このような構成とすることで装飾性が高くさらにデザイン上のバリエーションを増大させることができる。
このような構成とすることにより、外形形状だけでなく回転錘体の平面形状全体で重心の位置設計をすることが可能であり、設計における自由度が増し、回転錘の重心位置を回転中心から遠ざけることが可能になる。従って、結果として回転時のトルクを増加させ、ぜんまいの巻き上げや発電機の駆動効率を向上させることができる。また、このような構成とすることでバリエーションが多い回転錘を提供することができ、よりユーザーの要望に応じた商品を提供することが可能になる。
このような構成にすることにより、外形形状だけでなく貫通形状作成により重心位置を設計変更することができ、回転錘の重心位置を回転中心から遠ざけることが可能になる。従って、結果として回転時のトルクを増加させ、ぜんまいの巻き上げや発電機の駆動効率を向上させることができる。また、このような貫通形状によりデザイン性の向上が見込まれ、商品に付加価値を与えることができる。
このように構成することにより、外形形状だけでなく凹部の重量減少により重心位置を変更することができ、回転錘の重心位置を回転中心から遠ざけることが可能になる。従って、回転時のトルクを増加させ、ぜんまいの巻き上げや発電機の駆動効率を向上させることができる。また、デザイン性を持たせた上で凹部を作成することもでき、この場合外観性を向上させることができる。
このように構成することにより、外形形状だけでなく凸部の重量増加により重心位置を変更することができ、回転錘の重心位置を回転中心から遠ざけることが可能になる。従って、回転時のトルクを増加させ、ぜんまいの巻き上げや発電機の駆動効率を向上させることができる。また、デザイン性を持たせた上で凸部を作成することもでき、この場合外観性を向上させることができる。
このように構成することにより、外形形状だけでなくスリット形成による重量減少により重心位置を変更することができ、回転錘の重心位置を回転中心から遠ざけることが可能になる。従って、回転時のトルクを増加させ、ぜんまいの巻き上げや発電機の駆動効率を向上させることができる。また、回転錘体にスリットを入れることにより回転錘体のバネ性が増し、衝撃を緩和させ輪列や時計体への振動伝達を防ぎ破損を防止することができる。また、このようなスリット形状によりデザインのバリエーションを増大させることができる。
このように構成することにより、外形形状だけでなくスリット形成による重量減少により重心位置を変更することができ、回転錘の重心位置を回転中心から遠ざけることが可能になる。従って、回転時のトルクを増加させ、ぜんまいの巻き上げや発電機の駆動効率を向上させることができる。また、このような構成とすることにより回転錘への空気抵抗を低減することができ、実効トルクを向上させることができる。更に、回転錘体にスリットを入れることにより回転錘体のバネ性が増し、衝撃を緩和し破損を防止することができる。さらに装飾性も高めることが可能であり、デザイン上のバリエーションを増大させることができる。
このように構成することにより、二次元外形形状だけでなく回転重錘全体で重心の位置設計をすることが可能であり、設計における自由度が増し、回転錘の重心位置を回転中心から遠ざけることが可能になる。従って、結果として回転時のトルクを増加させ、ぜんまいの巻き上げや発電機の駆動効率を向上させることができる。
このように構成することにより、回転重錘の位置を回転中心に対して変化させることができ、回転時のトルクを増大させることができる。
このように構成することにより、回転重錘の重量減少により重心位置を変化させることができる。従って回転中心からの距離を遠ざけることができ、回転時のトルクを大きくすることができる。また、回転重錘の回転軸方向まわり(回転重錘の側面)の凹部を作成することにより回転時の空気抵抗を低減させることができるため、更に実効トルクを向上させることができる。
このように構成することにより、回転重錘の重量増加により重心位置を変化させることができる。従って回転中心からの距離を遠ざけることにより回転時のトルクを大きくすることができ、巻き上げ効率を向上させることができる。
このように構成することにより、回転錘の重心位置を遠ざける方向に設計することが可能であり、回転時のトルクを増幅させることができる。従って、ぜんまいの巻き上げなの効率を向上させることができる。また、このような構成とすることによって、回転錘の回転時の空気抵抗を低減させることが可能であり、実効トルクを向上させることができる。さらにデザイン性の向上により、外観性に優れた商品をユーザーに提供することができる。
チタン材及びチタン合金は軽量且つ強度が高い。軽量という特徴により、回転錘の設計を行う際に回転錘における回転錘体の重量の割合が小さくなるため、重心位置の設計は回転重錘のみで考えればよく、設計が容易になる。また、チタン材やチタン合金は強度が強く、更に他の金属よりも金属疲労が起こり難く、回転や振動など繰り返し力を受ける回転錘体にとっては回転錘体をチタン材で形成することは有効である。また、チタン材やチタン合金は陽極酸化により鮮やかな干渉色を発色させることが可能であり、デザイン性を向上させることができ、美観性に優れた商品を提供することが可能である。
このように構成することにより、回転錘の回転中心Oまわりにおけるトルクが増大するため、香箱車のぜんまいの巻き上げや発電機の回転駆動の効率を向上させた時計をユーザーに提供することができる。
次に、この発明の第1実施形態を図1〜図5に基づいて説明する。実施形態は、非限定的な例証として各図面において与えられる。
図1は、自動巻機構を取り外した状態でムーブメントを表側からみた平面図、図2は、自動巻機構の概略構成図である。
脱進・調速装置40は、てんぷ136と、がんぎ車134と、アンクル138とを備えている。アンクル138は、アンクル受109と地板102とにより回転可能に支持されている。てんぷ136は、てんぷ受108と地板102とにより回転可能に支持されている。てんぷ136は、てん真136aと、てん輪136bと、ひげぜんまい136cとを有している。 このような構成のもと、脱進・調速装置40は、二番車124が1時間に1回転するように制御する。二番車124の回転に基づいて不図示の筒かなが同時に回転するように構成されており、この筒かなに取り付けられた不図示の分針が「分」を表示するようになっている。
自動巻機構60は、この自動巻機構60を構成する回転錘160をユーザーの腕の動きで動かし、香箱車120の不図示のぜんまいを巻き上げるものである。回転錘160は、ボールベアリング162と、回転錘体164と、回転重錘166とを有している。ボールベアリング162は、内輪と、外輪と、これら外輪と内輪との間に設けられた複数のボール(何れも不図示)とを有しており、内輪がボールベアリング止めねじ168を介して一番受105に固定されている。
次に、図3〜図5を用いて回転錘について説明する。
図3(a)は回転錘160の平面図であり、図3(b)は本発明による回転錘160と従来の回転錘の一例の平面図、図4は図3(a)のx-x'の位置における回転錘160の断面図、図5(a)は本発明による回転錘体164の平面視、図5(b)は本発明による回転重錘166の平面視である。
そして、二番伝え歯車184aに噛合うつめレバー180の引きつめ180a、および押しつめ180bは、二番伝え歯車184aの中心に向かって弾性力により付勢されている。
次に、この発明の第2実施形態を図1、図2を援用し、図6に基づいて説明する。なお、第1実施形態と同一態様には、同一符号を付して説明する(以下の実施形態についても同様)。
図6は、この第2実施形態における回転錘160の平面図である。
次に、この発明の第3実施形態を図7(a)、図7(b)に基づいて説明する。
図7(a)及び図7(b)は、回転錘160の変形例の平面図である。
図7(a)及び図7(b)に示すように、第1実施形態と前述の第2実施形態との相違点は、回転重錘166に凹部166b又は凸部166cが形成されていることである。図7(a)が凹部166bを形成した例、図7(b)が凸部166cを形成した例を示している。なお、本実施例においては回転重錘166の側面に凹部166b、凸部166cを設けているが、これに限ったことではなく、回転重錘の上面または下面に凹部166b又は凸部166cを形成してもよい。
次に、この発明の第4実施形態を図8に基づいて説明する。
図8は、この第4実施形態における回転錘の平面図である。
同図に示すように、第4実施形態と前述の第1〜第3実施形態との相違点は、第1〜第3実施形態の回転重錘166の回転方向端部は回転方向において平面となっているのに対し、第4実施形態の回転重錘166の回転方向端部166dは鋭角な形状となっている点にある。なお、本実施例においては回転重錘の片側のみが鋭角となっているが、両側の端部が鋭角であっても同様の効果が得られる。
61 ピン(固定部材)
160 回転錘(部品)
164 回転錘体
166 回転重錘
Claims (14)
- 回転軸を中心に回転可能で、且つ少なくとも前記回転軸側に配置された回転錘体と、前記回転錐体に固定された回転重錘とを有する時計用回転錘であって、
前記回転軸から前記回転錘体の重心へ延在させた直線と、前記回転軸から前記回転重錘の重心へ延在させた直線とが平面視において不一致となっており、
前記回転重錘は、前記回転方向の端部の少なくとも一方を鋭角形状とすることを特徴とする時計用回転錘。 - 前記回転錘体が、前記回転軸から前記回転錘体の重心に延在させた直線を境として、平面視において左右非対称な形状であることを特徴とする請求項1に記載の時計用回転錘。
- 前記回転重錘が、前記回転軸から前記回転重錘の重心に延在させた直線を境として、平面視において左右非対称な形状であることを特徴とする請求項1に記載の時計用回転錘。
- 前記回転錘体は、前記回転錘体の重心位置を調整する第1の重心調整部を有することを特徴とする請求項1乃至請求項2の何れかに記載の時計用回転錘。
- 前記第1の重心調整部が、前記回転錘体を貫通する少なくとも1つの貫通孔であることを特徴とする請求項4に記載の時計用回転錘。
- 前記第1の重心調整部が、前記回転錘体の表面に設けられた少なくとも1つの凹部であることを特徴とする請求項4に記載の時計用回転錘。
- 前記第1の重心調整部が、前記回転錘体の表面に設けられた少なくとも1つの凸部であることを特徴とする請求項4に記載の時計用回転錘。
- 前記貫通孔は、前記回転方向に沿った形状に形成されることを特徴とする請求項5に記載の回転錘。
- 前記回転重錘は、前記回転重錘の重心位置を調整する第2の重心調整部を有することを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れかに記載の時計用回転錘。
- 前記第2の重心調整部が、前記回転重錐を貫通する少なくとも1つの貫通孔であることを特徴とする請求項9に記載の時計用回転錘。
- 前記第2の重心調整部が、前記回転重錐の表面に設けられた少なくとも1つの凹部であることを特徴とする請求項9に記載の時計用回転錘。
- 前記第2の重心調整部が、前記回転重錐の表面に設けられた少なくとも1つの凸部であることを特徴とする請求項9に記載と時計用回転錘。
- 前記回転錘体が、チタン材又はチタン合金材で形成されていることを特徴とする請求項1、2乃至請求項4の何れかに記載の時計用回転錘。
- 請求項1乃至請求項13の何れかに記載の時計用回転錘と、前記時計用回転錘を前記回転軸を中心に回転させるボールベアリングと、前記時計用回転錘の動きを伝達する伝達機構とを備えた回転錘付時計。
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JP2011075587A JP5731872B2 (ja) | 2011-03-30 | 2011-03-30 | 時計用回転錘およびその回転錘を備えた時計 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2011075587A JP5731872B2 (ja) | 2011-03-30 | 2011-03-30 | 時計用回転錘およびその回転錘を備えた時計 |
Publications (2)
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JP2012208078A JP2012208078A (ja) | 2012-10-25 |
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Family
ID=47187936
Family Applications (1)
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JP2011075587A Active JP5731872B2 (ja) | 2011-03-30 | 2011-03-30 | 時計用回転錘およびその回転錘を備えた時計 |
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-
2011
- 2011-03-30 JP JP2011075587A patent/JP5731872B2/ja active Active
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