JP7476768B2 - テンプ、ムーブメント、機械式時計およびテンプの製造方法 - Google Patents

テンプ、ムーブメント、機械式時計およびテンプの製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、テンプ、ムーブメント、機械式時計およびテンプの製造方法に関する。
特許文献1には、機械式時計において、シリコンウエハー等のアモルファス材料や結晶材料を微細機械加工して、調速機用のひげゼンマイを製造することが開示されている。
特許文献1では、これにより、ひげゼンマイをグロスマン型の形状にすることを可能とすることで、等時性を改善できるようにしている。
特開2013-15534号公報
しかしながら、特許文献1では、金属製のひげゼンマイを製造するには、LIGA技術を適用してひげゼンマイの所望のプロファイルに対応したモールドを形成する必要がある。そのため、特許文献1には、金属製のひげゼンマイを容易に製造することができないといった課題があった。
本開示のテンプは、支持部材に回転自在に支持される天真と、前記天真に固定されるひげ玉と、前記ひげ玉に固定される金属製のひげぜんまいと、を備え、前記ひげぜんまいは、前記ひげ玉に固定される内端部と、前記内端部から連続して形成され、グロスマン型の形状に沿って形成される第1巻回部と、前記第1巻回部から連続して形成され、アルキメデス曲線に沿って形成される第2巻回部とを有し、前記ひげ玉は、前記ひげぜんまいの前記内端部が固定される固定部と、前記第1巻回部の内面に対向する位置に配置され、前記第1巻回部をグロスマン型の形状に形成するための外周形状部と、を有する。
本開示のムーブメントは、前記テンプを備える。
本開示の機械式時計は、前記ムーブメントを備える。
本開示のテンプの製造方法は、支持部材に回転自在に支持される天真と、前記天真に固定されるひげ玉と、前記ひげ玉に内端部が固定される金属製のひげぜんまいと、を備えるテンプの製造方法であって、前記ひげぜんまいをアルキメデス曲線に沿って形成する工程と、前記ひげぜんまいの前記内端部を前記ひげ玉に固定する工程と、前記ひげぜんまいの前記内端部から所定の長さまでの区間を、前記ひげ玉の外周形状部を用いてグロスマン型の形状に形成する工程とを、有する。
一実施形態に係る機械式時計を示す正面図。 前記実施形態のムーブメントを示す正面図。 前記実施形態のテンプを示す正面図。 図3の一部を拡大した正面図。 前記実施形態のひげ玉を示す断面図。 前記実施形態のひげ玉を示す斜視図。 ひげぜんまいの製造方法を示す正面図。 ひげぜんまいの製造方法を示す正面図。 ひげぜんまいの製造方法を示す断面図。 ひげぜんまいの製造方法を示す正面図。 ひげぜんまいの製造方法を示す正面図。
[実施形態]
以下、本開示の一実施形態に係る機械式時計1について、図面に基づいて説明する。
図1は、機械式時計1を示す正面図であり、図2は、ムーブメント10を示す正面図である。
図1、2に示すように、機械式時計1は、ユーザーの手首に装着される腕時計であり、円筒状の外装ケース2を備える。そして、外装ケース2の内周側には、文字板3が配置されている。外装ケース2の二つの開口のうち、表面側の開口は、カバーガラスで塞がれており、裏面側の開口は裏蓋で塞がれている。
また、機械式時計1は、外装ケース2内に収容されたムーブメント10と、時刻情報を表示する時針4A、分針4B、秒針4Cと、ムーブメント10が備える図示しないぜんまいによる持続時間を指示するパワーリザーブ針5とを備えている。
時針4A、分針4B、秒針4C、およびパワーリザーブ針5は、ムーブメント10の指針軸に取り付けられ、ムーブメント10により駆動される。
文字板3には、カレンダー小窓3Aが設けられており、カレンダー小窓3Aから、日車6が視認可能となっている。
外装ケース2の側面には、りゅうず7が設けられている。りゅうず7は、機械式時計1の中心に向かって押し込まれた0段位置から2段引くことができる。
りゅうず7を0段位置で回転すると、後述するように、ぜんまいを巻き上げることができる。ぜんまいの巻上げに連動して、パワーリザーブ針5が移動する。本実施形態の機械式時計1は、ぜんまいをフルに巻き上げた場合に、約40時間の持続時間を確保できる。
りゅうず7を1段位置に引いて回転すると、日車6を移動して日付を合わせることができる。りゅうず7を2段位置に引くと秒針4Cが停止し、2段位置でりゅうず7を回転すると、時針4A、分針4Bが移動して時刻を合わせることができる。
[ムーブメント]
ムーブメント10は、地板11、一番受け12、テンプ受け13を備えている。地板11と一番受け12との間には、ゼンマイが収納された香箱車21と、図示略の二番車と、三番車23と、四番車24と、ガンギ車25とが配置されている。また、地板11とテンプ受け13との間には、アンクル26、調速機27等が配置されている。そして、本実施形態では、調速機27は、テンプ400を備える。
[手巻き機構]
手巻き機構30は、一番受け12に回転自在に軸支された、巻真31、つづみ車32、きち車33、丸穴車40、第1中間車51、第2中間車52を備え、りゅうず7の回転操作による回転を、角穴車60に伝達し、角穴車60および香箱真を回転させてぜんまいを巻き上げるものである。なお、丸穴車40は、きち車33に噛み合う第1丸穴車41と、第1丸穴車41と一体に回転して第1中間車51に噛み合う第2丸穴車42とで構成されている。
[テンプ]
図3は、テンプ400を示す正面図である。
図3に示すように、テンプ400は、天真410、天輪420、ひげ玉440、ひげぜんまい70を備えて構成される。
天真410は、地板11およびテンプ受け13に回転自在に支持されている。なお、地板11およびテンプ受け13は、本開示の支持部材の一例である。
天真410には、天輪420、ひげ玉440等が固定され、これらが一体で回転するように構成されている。ひげぜんまい70は、その内端部71がひげ玉440に固定され、外端部74は、図示略のヒゲ持に固定されている。ヒゲ持はテンプ受け13に固定されている。
そして、このようなテンプ400では、天輪420が天真410を軸として回転すると、これに伴いひげ玉440も回転するので、天輪420には、ひげぜんまい70の付勢力が作用し、この付勢力と天輪420の慣性力とがつり合うと、天輪420の回転が停止し、ひげぜんまい70の付勢力により、天輪420は逆方向に回転する。すなわち、天輪420は、天真410を軸として揺動を繰り返す。
[ひげぜんまい]
図4は、図3の一部を拡大した平面図である。
図3、4に示すように、ひげぜんまい70は、金属製で板状の弾性材料、具体的には、Cr,Ni,Co等を含む合金であるコエリンバー等を板状にした弾性材料により形成されている。
本実施形態では、ひげぜんまい70は、内端部71と、第1巻回部72と、第2巻回部73と、外端部74とを備える。
内端部71は、後述するひげ玉440の固定部442に挿入されて固定される部分である。
第1巻回部72は、内端部71から連続して形成されている。本実施形態では、第1巻回部72は、天真410の軸方向から見た平面視で、グロスマン型の形状に沿って形成されている。
具体的には、第1巻回部72は、図4において、第1巻回部72および第2巻回部73の接続点Eと天真410の中心点Cとを結ぶ仮想線分Nに直交する仮想線分M上であって、天真410の中心点Cのからの長さQが以下の式(1)を満たす仮想点Pに重心がくるように、形成されている。
Figure 0007476768000001
なお、上記式(1)において、Rは、天真410の中心点Cから、第1巻回部72および第2巻回部73の接続点Eまでの仮想線分Nの長さである。また、Lは、内端部71および第1巻回部72の接続点Sから、第1巻回部72および第2巻回部73の接続点Eまでの円弧の長さ、つまり、第1巻回部72の長さである。
ここで、本実施形態では、第1巻回部72は、長さLが後述する外周形状部443の長さよりも僅かに短くなるように構成されている。
第2巻回部73は、第1巻回部72から連続して形成されている。本実施形態では、第2巻回部73は、天真410の軸方向から見た平面視で、アルキメデス曲線に沿って形成されている。また、本実施形態では、第2巻回部73の最外周の途中に、屈曲部722が形成されている。
外端部74は、第2巻回部73から連続して形成されており、図示略のひげ持ちに固定されている。すなわち、ひげぜんまい70は、内端部71がひげ玉440に固定され、外端部74が図示略のヒゲ持に固定されている。
[ひげ玉]
図5は、ひげ玉440を示す断面図であり、図6は、ひげ玉440を示す斜視図である。
図3~図6に示すように、ひげ玉440は、天真410に固定されている。本実施形態では、ひげ玉440は、ひげ玉本体部441と、固定部442と、外周形状部443と、天真挿入孔444と、重心調整部445と、支持部446と、を備える。
ひげ玉本体部441は、略円柱状に形成されている。そして、当該ひげ玉本体部441の外周面が外周形状部443とされている。また、ひげ玉本体部441には、天真410の軸方向から見た平面視で、当該ひげ玉本体部441の中心位置から偏心した箇所に、天真挿入孔444が形成されている。
さらに、本実施形態では、ひげ玉本体部441には、肉厚が薄くされた薄肉部4411が形成されている。これにより、天真410を天真挿入孔444に挿入させた際に、ひげ玉440が天真410に固定される際のトルクが強すぎる場合は、当該薄肉部4411が割れることによって、当該トルクを適正な値に調整することができる。そのため、振り石(図示略)との回転位相を合わせるために、天真410に対してひげ玉440を回転させる際のトルクを安定させることができる。なお、天真410を天真挿入孔444に挿入させた際の上記トルクが適正な場合は、薄肉部4411は割れないように構成されている。
固定部442は、ひげぜんまい70の内端部71を固定する箇所である。本実施形態では、固定部442は、第1当接部4421と、第2当接部4422と、第3当接部4423とを備える。
第1当接部4421は、内端部71の第1巻回部72側の位置において、内端部71の一方の面に当接している。また、第2当接部4422は、内端部71の略中央部付近において、内端部71の他方の面に当接している。そして、第3当接部4423は、内端部71の内端側の位置において、内端部71の一方の面に当接している。すなわち、本実施形態では、固定部442は、内端部71の一方の面に第1当接部4421および第3当接部4423が当接し、内端部71の他方の面に第2当接部4422が当接することで、第1当接部4421、第2当接部4422、第3当接部4423にて内端部71を挟み込むことにより、内端部71を固定している。
外周形状部443は、前述したように、円柱状とされたひげ玉本体部441の外周面として構成されている。すなわち、外周形状部443は、天真410の軸方向から見た平面視で、円弧状とされている。そして、本実施形態では、外周形状部443は、第1巻回部72の内面に対向する位置に配置され、第1巻回部72を前述したグロスマン型の形状に形成するための形状として構成されている。なお、外周形状部443を用いて、第1巻回部72をグロスマン型の形状にする方法については、後述する。
天真挿入孔444は、天真410が挿入される挿入孔である。本実施形態では、天真挿入孔444は、前述したように、ひげ玉本体部441において、ひげ玉本体部441の中心位置から偏心した箇所に形成されている。
重心調整部445は、ひげ玉440の重心を調整するための部材である。
ここで、前述したように、天真挿入孔444がひげ玉本体部441の中心点Cから偏心した箇所に形成されているので、ひげ玉本体部441の重心は天真410の中心点Cとずれている。そのため、天真410を回転軸としてひげ玉本体部441を回転させた場合、重心が回転中心とずれた状態で回転してしまうことになる。
そこで、本実施形態では、重心調整部445は、ひげ玉本体部441と一体に形成されている。具体的には、重心調整部445は、ひげ玉440の重心が天真410の中心点Cと一致するように形成されている。これにより、天真410を回転中心としてひげ玉440を回転させた場合に、ひげ玉440の重心と天真410の中心点Cとがずれてしまうことを防止できる。
なお、本実施形態では、重心調整部445は、天真410の軸方向から平面視において、ひげ玉本体部441の薄肉部4411を挟んで、2箇所に形成されている。
ここで、本実施形態では、天真410の軸方向と直交する方向から見た側面視で、重心調整部445は、天真410の軸方向、つまり、ひげ玉本体部441の厚さ方向に対して、固定部442とずれた位置に形成されている。これにより、ひげぜんまい70の内端部71を固定部442に固定させた際に、ひげぜんまい70と重心調整部445とは、ひげ玉本体部441の厚さ方向に対してずれた位置に配置されることになる。そのため、重心調整部445がひげぜんまい70に干渉してしまうことを防ぐことができる。
支持部446は、ひげ玉本体部441と一体に形成されており、第1巻回部72をグロスマン型の形状に沿って形成する際に、ひげぜんまい70を支持する箇所である。支持部446によるひげぜんまい70の支持についての詳細は、後述する。
[ひげぜんまいの製造方法]
次に、ひげぜんまい70の製造方法について説明する。
図7~図11は、ひげぜんまい70の製造方法を示す図である。
まず、図7に示すように、金属製で板状の弾性材料で形成されたひげぜんまい材170をアルキメデス曲線に沿って形成する。そして、当該ひげぜんまい材170の内端部をひげ玉440に固定させる。この際、図4に示す接続点Sに該当する箇所の付近を予め折り曲げておいてから、ひげぜんまい材170の内端部をひげ玉440の固定部442に固定させるようにしてもよい。
次に、ひげぜんまい材170が固定されたひげ玉440を、端子Tを備える回転台Bに取り付ける。この際、ひげぜんまい材170において、固定部442に固定された内端部に接続された箇所、すなわち、ひげぜんまい材170における固定部442から飛び出している箇所を、外周形状部443と端子Tとで挟み込むようにした状態で、ひげ玉440の天真挿入孔444に回転台Bの突起部BAを挿入させる。
次に、図8に示すように、外周形状部443と端子Tとでひげぜんまい材170を挟み込んだ状態で、回転台Bの突起部BAを回転中心にして、回転台Bを反時計回りに回転させる。この際、図9に示すように、所定の荷重にてひげぜんまい材170を外周形状部443に押し付けるように、端子Tを操作する。これにより、図8に示すように、外周形状部443に沿ってひげぜんまい材170が巻かれる。この際、ひげぜんまい材170の一部は、ひげ玉440の支持部446によって支持される。そのため、ひげぜんまい材170が、ひげ玉本体部441の厚さ方向にずれた状態で外周形状部443に巻かれてしまうことを抑制できる。
そして、図10に示すように、所定の回転速度で回転台Bを回転させながら、ひげぜんまい材170において内端部から所定の長さまでの区間を、外周形状部443に沿って巻き回す。
なお、本実施形態では、平面視で、ひげぜんまい材170における外周形状部443に沿って巻かれた区間の長さ、すなわち第1巻回部72の長さが、外周形状部443の長さよりも短くなるように構成されている。
その後、端子Tをひげぜんまい材170から離間させて、ひげ玉440を回転台Bから取り外せば、図11に示すように、グロスマン型の形状に沿って形成された第1巻回部72およびアルキメデス曲線に沿って形成された第2巻回部73を備えるひげぜんまい70が製造される。すなわち、本実施形態では、ひげぜんまい70の製造工程において、ひげ玉440の外周形状部443は、第1巻回部72をグロスマン型の形状に形成するために用いられる。
なお、端子Tにてひげぜんまい材170を押し付ける所定の荷重は、事前の試験等にて確認しておく。すなわち、ひげぜんまい材170における外周形状部443に沿って巻かれた所定の長さまでの区間がグロスマン型の形状に形成されるように、上記所定の荷重を設定する。
その後、ひげぜんまい70が固定されたひげ玉440や天輪420を天真410に固定して、テンプ400を製造する。
[実施形態の作用効果]
このような本実施形態では、以下の効果を得ることができる。
本実施形態では、ひげ玉440は、第1巻回部72の内面に対向する位置に配置され、第1巻回部72をグロスマン型の形状に形成するための外周形状部443を有する。
これにより、ひげぜんまい70における第1巻回部72に相当する箇所を、外周形状部443に沿って巻き回すことにより、第1巻回部72をグロスマン型の形状にすることができる。そのため、LIGA技術等を用いなくても、ひげぜんまい70の一部をグロスマン型の形状に形成することができるので、等時性に優れた金属製のひげぜんまい70を容易に製造することができる。
本実施形態では、ひげ玉440は、ひげ玉440の重心を天真410の中心位置に調整するための重心調整部445を有する。
これにより、ひげ玉440において、天真410を挿入させるための天真挿入孔444を、ひげ玉440の中心とは偏心した箇所に設けたとしても、ひげ玉440の重心と天真410の中心とを一致させることができる。そのため、天真410の中心と、ひげ玉440の重心とがずれてしまうことで生じる不具合を抑制することができる。
本実施形態では、外周形状部443は、円柱状とされたひげ玉本体部441の外周面として構成されている。すなわち、外周形状部443は、天真410の軸方向から見た平面視で円弧状に形成されている。
これにより、第1巻回部72をグロスマン型の形状にするための外周形状部443を、単純な構造にすることができる。そのため、ひげ玉440の製造を容易にすることができる。さらに、外周形状部443の形状を、高い精度で形成することができるので、当該外周形状部443を用いて第1巻回部72を形成する際に、第1巻回部72の形状のばらつきを少なくすることができる。
本実施形態では、天真410の軸方向から見た平面視で、第1巻回部72の長さは、外周形状部443の長さよりも短くなるように構成されている。
これにより、第1巻回部72に該当する箇所を外周形状部443に確実に巻き回すことができるので、第1巻回部72の形状のばらつきを少なくすることができる。
本実施形態では、テンプ400の製造工程において、ひげぜんまい材170をアルキメデス曲線に沿って形成する工程と、ひげぜんまい材170の内端部をひげ玉440に固定する工程と、ひげぜんまい材170の内端部から所定の長さまでの区間を、ひげ玉440の外周形状部443を用いてグロスマン型の形状に形成する工程とを、有する。
そのため、ひげぜんまい材170における所定の区間を、グロスマン型の形状に容易に形成することができる。
[変形例]
なお、本開示は前述の実施形態に限定されるものではなく、本開示の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本開示に含まれるものである。
前記実施形態では、固定部442は、ひげぜんまい70の内端部71に当接する第1当接部4421、第2当接部4422、第3当接部4423を備えて構成されていたが、これに限定されない。例えば、固定部は、ひげぜんまいの内端部を挟持する溝部として構成されていてもよく、あるいは、固定部に内端部をレーザー溶接するように構成されていてもよく、内端部を固定可能に構成されていればよい。
前記実施形態では、重心調整部445は、ひげ玉本体部441と一体に形成されていたが、これに限定されない。例えば、重心調整部は、ひげ玉本体部とは別部材により設けてもよい。
前記実施形態では、外周形状部443は、円柱状とされたひげ玉本体部441の外周面として構成されていたが、これに限定されず、第1巻回部がグロスマン型の形状に形成できれば良い。
さらに、テンプ400の回転運動に伴うひげぜんまい70の収縮時に、接続点S付近の接触状態の変化による歩度影響が問題となる場合には、外周形状部443において接続点Sと対向する箇所の付近に、部分的な逃げ形状を設けても良い。例えば、天真410の軸方向から平面視において、円弧ではなく直線状となる逃げ形状を外周形状部443に設けてもよい。また、接続点S付近のみをグロスマン型の形状に形成するような形状を有する部材を回転台Bに設ける様に構成しても良い。
前記実施形態では、ひげ玉本体部441に薄肉部4411が形成されていたが、これに限定されない。例えば、ひげ玉本体部に薄肉部が形成されない場合も、本開示に含まれる。この場合、振り石の回転位相に合わせて、ひげ玉の天真挿入孔に天真を挿入させるようにしてもよい。さらに、薄肉部は、外周形状部において、第1巻回部が巻かれない箇所に設けられていてもよい。さらに、薄肉部の代わりに、外周形状部において第1巻回部が巻かれない箇所に、天真挿入穴から外周方向に延びるスリットを設け、ひげ玉が天真に嵌合した際に、スリットが開く弾性変形の反力によってひげ玉と天真とが安定した保持トルクで固定される構成としても良い。
[本開示のまとめ]
本開示のテンプは、支持部材に回転自在に支持される天真と、前記天真に固定されるひげ玉と、前記ひげ玉に固定される金属製のひげぜんまいと、を備え、前記ひげぜんまいは、前記ひげ玉に固定される内端部と、前記内端部から連続して形成され、グロスマン型の形状に沿って形成される第1巻回部と、前記第1巻回部から連続して形成され、アルキメデス曲線に沿って形成される第2巻回部とを有し、前記ひげ玉は、前記ひげぜんまいの前記内端部が固定される固定部と、前記第1巻回部の内面に対向する位置に配置され、前記第1巻回部をグロスマン型の形状に形成するための外周形状部と、を有する。
これにより、ひげぜんまいにおける第1巻回部に相当する箇所を、外周形状部に沿って巻き回すことにより、第1巻回部をグロスマン型の形状に形成することができる。そのため、LIGA技術等を用いなくても、ひげぜんまいの一部をグロスマン型の形状に形成することができるので、等時性に優れた金属製のひげぜんまいを容易に製造することができる。
本開示のテンプにおいて、前記ひげ玉は、前記ひげ玉の重心を前記天真の中心位置に調整するための重心調整部を有していてもよい。
これにより、ひげ玉において、天真を挿入させるための挿入孔を、ひげ玉の中心とは偏心した箇所に設けたとしても、ひげ玉の重心と天真の中心とを一致させることができる。そのため、天真の中心と、ひげ玉の重心とがずれてしまうことで生じる不具合を抑制することができる。
本開示のテンプにおいて、前記外周形状部は、前記天真の軸方向から見た平面視で円弧状に形成されていてもよい。
これにより、第1巻回部をグロスマン型の形状にするための外周形状部を、単純な構造にすることができる。そのため、ひげ玉の製造を容易にすることができる。さらに、外周形状部の形状を、高い精度で形成することができるので、当該外周形状部を用いて第1巻回部を形成する際に、第1巻回部の形状のばらつきを少なくすることができる。
本開示のテンプにおいて、前記天真の軸方向から見た平面視で、前記第1巻回部の長さは、前記外周形状部の長さよりも短くなるように形成されていてもよい。
これにより、ひげぜんまいにおいて、第1巻回部を外周形状部に確実に巻き回すことができる。そのため、外周形状部を用いて第1巻回部を形成する際に、第1巻回部の形状のばらつきを少なくすることができる。
本開示のムーブメントは、前記テンプを備える。
本開示の機械式時計は、前記ムーブメントを備える。
本開示のテンプの製造方法は、支持部材に回転自在に支持される天真と、前記天真に固定されるひげ玉と、前記ひげ玉に内端部が固定される金属製のひげぜんまいと、を備えるテンプの製造方法であって、前記ひげぜんまいをアルキメデス曲線に沿って形成する工程と、前記ひげぜんまいの前記内端部を前記ひげ玉に固定する工程と、前記ひげぜんまいの前記内端部から所定の長さまでの区間を、前記ひげ玉の外周形状部を用いてグロスマン型の形状に形成する工程とを、有する。
これにより、ひげぜんまいにおける所定の区間を、グロスマン型の形状に容易に形成することができる。
1…機械式時計、2…外装ケース、3…文字板、3A…カレンダー小窓、4A…時針、4B…分針、4C…秒針、5…パワーリザーブ針、6…日車、7…りゅうず、10…ムーブメント、11…地板、12…一番受け、13…テンプ受け、21…香箱車、23…三番車、24…四番車、25…ガンギ車、26…アンクル、27…調速機、30…手巻き機構、31…巻真、32…つづみ車、33…きち車、40…丸穴車、51…第1中間車、52…第2中間車、60…角穴車、70…ひげぜんまい、71…内端部、72…第1巻回部、73…第2巻回部、74…外端部、170…ひげぜんまい材、400…テンプ、410…天真、420…天輪、440…ひげ玉、441…ひげ玉本体部、442…固定部、443…外周形状部、444…天真挿入孔、445…重心調整部、446…支持部、4411…薄肉部、4421…第1当接部、4422…第2当接部、4423…第3当接部。

Claims (7)

  1. 支持部材に回転自在に支持される天真と、
    前記天真に固定されるひげ玉と、
    前記ひげ玉に固定される金属製のひげぜんまいと、を備え、
    前記ひげぜんまいは、前記ひげ玉に固定される内端部と、前記内端部から連続して形成され、グロスマン型の形状に沿って形成される第1巻回部と、前記第1巻回部から連続して形成され、アルキメデス曲線に沿って形成される第2巻回部とを有し、
    前記ひげ玉は、前記ひげぜんまいの前記内端部が固定される固定部と、前記第1巻回部の内面に対向する位置に配置され、前記第1巻回部をグロスマン型の形状に形成するための外周形状部と、を有する
    ことを特徴とするテンプ。
  2. 請求項1に記載のテンプにおいて、
    前記ひげ玉は、前記ひげ玉の重心を前記天真の中心位置に調整するための重心調整部を有する
    ことを特徴とするテンプ。
  3. 請求項1または請求項2に記載のテンプにおいて、
    前記外周形状部は、前記天真の軸方向から見た平面視で円弧状に形成されている
    ことを特徴とするテンプ。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のテンプにおいて、
    前記天真の軸方向から見た平面視で、前記第1巻回部の長さは、前記外周形状部の長さよりも短くなるように形成されている
    ことを特徴とするテンプ。
  5. 請求項1から請求項4のいずれか一項に記載のテンプを備えるムーブメント。
  6. 請求項5に記載のムーブメントを備える機械式時計。
  7. 支持部材に回転自在に支持される天真と、前記天真に固定されるひげ玉と、前記ひげ玉に内端部が固定される金属製のひげぜんまいと、を備えるテンプの製造方法であって、
    前記ひげぜんまいをアルキメデス曲線に沿って形成する工程と、
    前記ひげぜんまいの前記内端部を前記ひげ玉に固定する工程と、
    前記ひげぜんまいの前記内端部から所定の長さまでの区間を、前記ひげ玉の外周形状部を用いてグロスマン型の形状に形成する工程とを、有する
    ことを特徴とするテンプの製造方法。
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