JP5726972B2 - ワイアレスネットワークの同期動作のタイミング調整 - Google Patents

ワイアレスネットワークの同期動作のタイミング調整 Download PDF

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Description

本開示は、一般的に通信に関し、特に、ワイアレス通信ネットワークにおいて通信をサポートする技術に関する。
ワイアレス通信ネットワークは、種々の通信コンテンツ、例えば、音声、ビデオ、パケットデータ、メッセージ送信、放送、などを提供するために広く展開されている。これらのワイアレスネットワークは、利用可能なネットワーク資源を共有することによって多数のユーザをサポートできる多重アクセスネットワークであってもよい。そのような多重アクセスネットワークの実例は符号分割多重アクセス(CDMA)ネットワーク、時分割多重アクセス(TDMA)ネットワーク、周波数分割多重アクセス(FDMA)ネットワーク、直交FDMA(OFDMA)ネットワーク化、及び単一キャリアFDMA(SC−FDMA)ネットワークを含む。
ワイアレス通信ネットワークは、多くのユーザ装置(UEs)に対して通信をサポートすることができる多くの基地局を含むことができる。UEは、ダウンリンク及びアップリンクを介して基地局と通信することができる。ダウンリンク(即ち、順方向リンク)は基地局からUEまでの通信リンクを言い、アップリンク(即ち、逆方向リンク)はUEから基地局までの通信リンクを言う。ワイアレスネットワークは、ダウンリンク及びアップリンク上の同期動作をサポートすることができる。良い性能を達成するために基地局とUEsの送信タイミングを適切に調整することが望ましいかもしれない。
本出願は2009年3月2日に出願され、その譲渡人により譲渡され、参照によってここに組み込まれる“A METHOD AND APPARATUS FOR UPLINK AND DOWNLINK TIMING ADJUSTMENT FOR LOW POWER CELLS”と名称付けけられた米国仮出願番号61/156,816に優先権を主張する。
ワイアレス通信において基地局とUEの通信タイミングを調整するための技術がここに説明される。1つの動作シナリオにおいて、フェムト基地局はフェムトUEと通信してもよく、両方ともマクロ基地局のサービスエリア内に位置してもよい。マクロUEは、マクロ基地局と通信してもよく、フェムト基地局のサービスエリア内に位置してもよい。異なるタイプの基地局及びUEsは、後述する。フェムトUE及びマクロUEは、それらの近接近により高い干渉を観察するかもしれない。高い干渉は、フェムト基地局及びフェムトUEのための適切な送信タイミングによって緩和されることができる。
態様において、フェムト基地局の送信タイミングは、マクロ基地局の送信タイミングと関連して遅れることがある。1つの設計において、フェムト基地局がマクロ基地局とマクロUE又はフェムトUE若しくはフェムト基地局との間の伝播遅延を決定してもよい。フェムト基地局は、伝播遅延に基づいてその送信タイミングのための遅延量を決定してもよい。フェムト基地局は、マクロ基地局の送信タイミングに使用される参照時間(例えばGPS時間)を決定してもよい。フェムト基地局は、その後、参照時間から決定された遅延量によってその送信タイミングを遅延されてもよい。以下のように、フェムト基地局は、また、他の方法でその送信タイミングを調整することができる。1つの設計では、フェムト基地局の送信タイミングは、フェムト及びマクロUEsでフェムト及びマクロ基地局からのダウンリンク信号を時間整合するために調整されてもよい。
別の態様では、フェムトUEの送信タイミングはフェムトUEとフェムト基地局との間の伝播遅延の2倍より大きい量だけフェムト基地局の送信タイミングに対して進められてもよい。ある設計では、フェムト基地局がマクロ伝播遅延を決定してもよい。この伝搬遅延はマクロ基地局とマクロUE、又はフェムトUE若しくはフェムト基地局との間の伝播遅延であってもよい。フェムト基地局は、マクロ伝播遅延に基づいてフェムトUEの送信タイミングのための進み量を決定してもよい。フェムト基地局は、その後、参照時間から決定された進み量だけフェムトUEの送信タイミング進めてもよい。フェムトUEの送信タイミングは、フェムト基地局の送信タイミングに対してマクロ伝播遅延の2倍だけ進められてもよい。下記のように、フェムトUEの送信タイミングは、また、他の方法で調整されてもよい。ある設計では、フェムトUEの送信タイミングは、フェムト基地局でフェムトUEとマクロUEからアップリンク信号を時間整合するために調整されてもよい。
ここに記載されている技術は、他のタイプの基地局及びUEsに使用することができる。開示の種々態様及び特徴は、以下に更に詳しく説明される。
ワイアレス通信ネットワークを示す。 典型的なフレーム構造を示す。 2つの基地局及び2つのUEsを有するオペレーションシナリオを示す。 図3における基地局及びUEsからのダウンリンク及びアップリンク送信のタイミング図を示す。 フェムト基地局及びフェムトUEのためのタイミング図を示す。 基地局の送信タイミングを調整するための処理を示す。 基地局の送信タイミングを調整するための処理を示す。 基地局の送信タイミングを調整する装置を示す。 UEの送信タイミングを調整するための処理を示す。 UEの送信タイミングを調整するための処理を示す。 UEの送信タイミングを調整する装置を示す。 UEによって通信のための処理を示す。 UEによって通信のための装置を示す。 基地局及びUEのブロック図を示す。
ここに記載されている技術は、CDMA、TDMA、FDMA、OFDMA、SC−FDMA及び他のネットワークのような種々のワイアレス通信ネットワークに使用することができる。用語「ネットワーク」及び「システム」は、しばしば交換して使用できる。CDMAネットワークは、ユニバーサルテレストリアル無線アクセス(UTRA)、cdma2000、などのような無線技術を実施することができる。UTRAは、広帯域CDMA(WCDMA(登録商標))及び他の改良型CDMAを含む。cdma2000は、IS−2000、IS−95及びIS−856標準に及ぶ。TDMAネットワークは、グローバルシステムフォーモバイルコミュニケーションズ(GSM(登録商標))のような無線技術を実施することができる。OFDMAネットワークは、進展UTRA(E UTRA)、ウルトラモバイルブロードバンド(UMB)、IEEE 802.11(Wi−Fi)、IEEE 802.16(WiMAX)、IEEE 802.20、Flash−OFDM、などのような無線技術を実施することができる。UTRA及びE UTRAは、ユニバーサルモバイルテレコミュニケーションシステム(UMTS)の一部分である。3GPPロングタームエボリューション(LTE)及びLTE−高度(LTE−A)は、E UTRAを使用するUMTSの新製品である。UTRA、E UTRA、UMTS、LTE、LTE−A及びGSMは、「第3世代提携プロジェクト」(3GPP)と名称でけられた組織からの文献に記載されている。cdma2000及びUMBは、「第3世代提携プロジェクト2」(3GPP2)と名称付けられた組織からの文献に記載されている。ここに記載されている技術は、ワイアレスネットワーク及び上述した無線技術並びに他のワイアレスネットワーク及び無線技術に使用することができる。明確にするため、技術の特定の態様はLTEについて以下に説明され、LTEの用語は下記の説明の多くに使用される。
図1はワイアレス通信ネットワーク100を示す。これはLTEネットワーク又は他のいくつかのワイアレスネットワークであってもよい。ワイアレスネットワーク100は、多数の発展ノードBs(eNBs)110、112及び114及びその他がネットワークエンティティを含むことができる。eNBは、UEsと通信する基地局であってもよく、基地局、ノードB、アクセスポイント、などと呼ぶこともできる。各eNBは、特定の地理的領域に対して通信サービスエリアを提供することができる。3GPPでは、用語「セル」は、eNBのサービスエリア及び/又は、用語が使用されるコンテキストに応じて、このサービスエリアに貢献しているeNBサブシステムを参照することができる。
eNBは、マクロセル、ピコセル、フェムトセル及び/又は他の種類のセルに対して通信サービスエリアを提供することができる。マクロセルは、比較的大きい地理的領域(例えば、半径の数キロメートル)をカバーすることができ、サービス予約によってUEsによる無制限のアクセスを可能にすることができる。ピコセルは、比較的小さい地理的領域をカバーすることができ、サービス予約によってUEsによる無制限のアクセスを可能にすることができる。フェムトセルは、比較的小さい地理的領域(例えばホーム)をカバーすることができ、フェムトセル(例えば閉加入者グループ(CSG)のUEs)と関連性を有するUEsによる制限されたアクセスを可能にすることができる。マクロセルのためのeNBは、マクロeNBと称してもよい。ピコセルのためのeNBは、1ピコeNBと称してもよい。フェムトセルのためのeNBは、フェムトeNB又はホームeNB(HeNB)と称してもよい。図1に示される実施例において、eNB110がマクロセル130のためのマクロeNBであってもよく、eNB112はフェムトセル132のためのフェムトeNBであってもよく、eNB114はピコセル134のためのピコeNBであってもよい。eNBは、1つ以上(例えば3)セルをサポートしてもよい。
ワイアレスネットワーク100は、中継局を含めてもよい。中継局は、アップストリーム局(例えば、eNB又はUE)からのデータの送信を受信し、ダウンストリーム局(例えば、UE又はeNB)にデータの送信信号を送る局である。中継局は、他のUEsのための送信を中継するUEであってもよい。図1に示される実施例において、中継局116はeNB110とUE126間の通信を容易にするためにマクロeNB110及びUE126と通信することができる。中継局は、中継eNB、中継基地局、中継器、などとも呼ばれる。
ワイアレスネットワーク100は、異なるタイプのeNBs、例えば、マクロeNBs、ピコeNBs、フェムトeNBs、中継器、などを含む異機種ネットワークであってもよい。これらの異なるタイプのeNBsは、異なる送信電力レベル、異なるサービスエリア及びワイアレスネットワーク100の干渉に関する異なる影響を有するかもしれない。例えば、ピコeNBsは高送信電力レベル(例えば、20ワット)を有してもよいが、ピコeNBs、フェムトeNB及び中継器が低送信電力レベル(例えば2ワット)を有してもよい。
ネットワーク140が一組のeNBsに結合されてもよく、これらのeNBsのための調整及び制御に提供することができる。ネットワークコントローラ140は、帰路(backhaul)を介してeNBsと通信することができる。eNBsは、例えば、無線又は有線帰路を介して直接又は間接的に互いに通信することができる。
UEs120乃至128はワイアレスネットワーク100の全体にわたって分散されてもよく、各UEは静止型又は移動型であってもよい。UEは、端末、移動局、加入者装置、局、などとも呼ぶことができる。UEは、携帯電話、パーソナル携帯情報機器(PDA)、ワイアレスモデム、ワイアレス通信装置、携帯装置、ラップトップコンピュータ、コードレス電話、ワイアレスローカルループ(WLL)局、などであってもよい。UEは、マクロeNBs、ピコeNBs、フェムトeNBs、中継器、などと通信することができる。図1には、二重矢印の実線はUEとサービスeNB間の通信を示し、サービスeNBはダウンリンク及び/又はアップリンク上でUEにサービスするように設計されたeNBである。マクロeNBによってサービスされるUEは、マクロUE(MUE)と呼ばれる。フェムトeNBによってサービスされるUEは、フェムトUE又はホームUE(HUE)と呼ばれる。
LTEは、ダウンリンク上で直角周波数分割多重(OFDM)を、アップリンク上で単搬送周波数分割多重化(SC−FDM)を利用する。OFDM及びSC−FDMは周波数範囲を多数の(NFFT)直交副搬送波に区分けし、これらは一般にトーン、ビン、などとも呼ばれる。各副搬送波は、データによって変調されてもよい。一般に、変調シンボルは、OFDMによって周波数領域にて、SC−FDMによって時間領域にて送信される。隣接副搬送波間の間隔は固定されてもよく、副搬送波(NFFT)の総数はシステム帯域幅に依存してもよい。例えば、NFFTは1.25、2.5、5、10又は20メガヘルツ(MHz)のシステム帯域幅のための128、256、512、1024又は2048にそれぞれ等しくてもよい。
ワイアレスネットワークは、周波数分割二重(FDD)又は時分割二重(TDD)を利用することができる。FDDについては、ダウンリンク及びアップリンクは分離周波数チャネルを割当てられ、送信信号は分離周波数チャネルを介してダウンリンク及びアップリンク上に同時に送られてもよい。TDDについては、ダウンリンク及びアップリンクは同じ周波数チャネルを共有してもよく、これはその時間のいくらかをダウンリンクに使用されてもよく、他の時間のいくらかをダウンリンクに使用されてもよい。
図2は、LTEにおいて使用される典型的なTDDフレーム構造200を示す。送信スケジュールは、無線フレームの単位で区切られてもよい。各無線フレームは、所定の期間、例えば、10ミリ秒(ms)を有してもよく、2つの半フレームに区切られてもよい。各無線フレームは、0乃至9のインデックスを有する10個のサブフレームに区分けされてもよい。データ送信のために有効な各サブフレームは、2つのスロットに区分けされてもよい。各スロットは、拡張周期的プレフィックスのための6つのシンボル期間又は通常の周期的プレフィックスのための7つのシンボル期間を含んでもよい。1つのOFDMAシンボル又は1つのSC−FDMAシンボルは、各シンボル期間に送信されてもよい。
多くのダウンリンク−アップリンク構成は、TDDのためのLTEによってサポートされる。各ダウンリンク−アップリンク構成は、各サブフレームがダウンリンクに使用されるダウンリンク(DL)サブフレーム、又はアップリンクに使用されるアップリンク(UL)サブフレーム若しくは特定のサブフレームであるかどうかを示す。サブフレーム0及び5がダウンリンクのために使われ、サブフレーム2が全てのダウンリンク−アップリンク構成のためのアップリンクのために使われる。サブフレーム3、4、7、8及び9は、ダウンリンク−アップリンク構成に応じて、ダウンリンク又はアップリンクのために各々使用されてもよい。サブフレーム1は、ダウンリンクパイロットタイムスロット(DwPTS)、ガード期間(GP)及びアップリンクパイロットタイムスロット(UpPTS)にための3つの特定のフィールドを有する特定のサブフレームである。サブフレーム6は、ダウンリンク−アップリンク構成に応じて、DwPTSだけ又は3つの特定のフィールドの全てを有する特定のサブフレーム又は(ii)ダウンリンクサブフレームであってもよい。DwPTS、GP及びDwPTSフィールドは、異なる特定のサブフレーム構成のための異なる期間を有してもよい。
ワイアレスネットワークは同期動作をサポートすることができ、これはダウンリンク及びアップリンクが互いに干渉しないように及びダウンリンクとアップリンクの両方の性能を劣化しないようにTDDに必要とされるかもしれない。1つの設計において、同期は次の条件を満足することによって達成することができる:
1.所定のUE(例えば、マクロUE又はフェムトUE)は、(例えば、周期的プレフィックス内で)同時に全ての関連するeNBsからダウンリンク信号を受信する、
2.所定のeNBは、(例えば、周期的プレフィックス内で)同時に、全ての関連するUEsからアップリンク信号を受信する、
3.エンティティ(例えば、eNB又はUE)は、同時に送受信する必要はない、
4.近接して設けられた、他のUEが受信している同じ時間に、周波数チャネルに送信するUEは無い。
ダウンリンク信号は、ダウンリンク上にeNB/基地局によって送信される信号である。ダウンリンク信号は、データ及び/又は他の情報のダウンリンク送信信号を伝えることができる。アップリンク信号は、アップリンク上にUEによって送信される信号である。アップリンク信号は、データ及び/又は他の情報のアップリンク送信信号を伝えることができる。条件1及び2は、TDD、FDD及び調整マルチポイント(CoMP)送信に適用できる。CoMPは、多数のセルから一つ以上のUEsへの調整送信を参照する。条件3及び4はTDDに適用できる。
条件1を満たす1つの方式において、ワイアレスネットワークの全てのeNBsは共通参照時間に整合する時間となるようにそれらの送信タイミングを調整することができる。共通参照時間は全地球測位衛星(GPS)時間又はいつか他のタイムソースであってもよい。例えば、各eNBは、そのGPS受信機に基づいてGPS時間を決定してもよく、その送信タイミングをGPS時間に設定してもよい。フェムトeNBはまた、マクロeNBからダウンリンク送信信号の受信時間を測定してもよく、ダウンリンク送信信号の伝播遅延を推定してもよく、その送信タイミングを伝播遅延によって測定受信時間に対して進めてもよい。eNBsは、また、他の方法でそれらの送信タイミングを調整してもよい。いずれにせよ、全てのeNBsは、それらの調整された送信タイミングにより時間的に調整されるダウンリンク信号を送信してもよい。この方式は、1つのタイプだけのNBs、例えばマクロeNBsだけによって同種のネットワークに良い性能を提供することができる。この方式は、下記のように異なるタイプのeNBs、例えば、マクロeNBs及びフェムトeNBsによって異種ネットワークにおいて最適性能を提供することができる。
条件2を満たす1つの方式では、ワイアレスネットワークの全てのUEsはUEsからのアップリンク信号がサービスeNBsで調整される時間となるようにそれらのサービスeNBsによって調整されたそれらのタイミングを持つことができる。この方式は、同種のネットワークにおいて良好なパフォーマンスを提供することができるが、下記のように、異種ネットワークにおいて最適性能を提供することができる。
eNBs及びUEsの送信タイミングを調整するための上述した方式は、いくつかの理由のために異種ネットワークにおいて良好な性能を提供することができない。第1に、マクロeNBs及びフェムト/ピコeNBsは通常はかなり異なるセルサイズ(即ち、異なるサイズのサービスエリア)を有する。これはマクロ及びフェムト/ピコセルにおいて非常に異なる伝播遅延をもたらすことになるであろう。第2に、マクロeNBs及びフェムト/ピコeNBsは通常はかなり異なる送信電力レベルを有する。これは、下記のように、特定の動作シナリオにおいて高い干渉をもたらすことになるかもしれない。
図3は、2つのeNBs及び2つのUEsを有する典型的な動作シナリオを示す。このシナリオでは、マクロeNB110はダウンリンク及びアップリンク上でマクロUE120と通信することができ、フェムトeNB112はダウンリンク及びアップリンク上でフェムトUE122と通信することができる。マクロUE120は、マクロeNB110から遠く離れ、フェムトeNB112の近くに位置してもよい。マクロUE120は、制限された関連性のためにフェムトeNB112をアクセスすることができないかもしれない。
UEs120及び122は、図3に示される実施例では支配的干渉シナリオで動作することができる。ダウンリンク上では、マクロUE120は、フェムトeNB112に近接近しているためにフェムトeNB112から高い干渉を観察するかもしれない。アップリンク上では、マクロUE120は、マクロeNB110に到達するために高電力レベルで送信する必要が有るかも知れず、そのときフェムトeNB112に高い干渉を引き起こすかもしれない。ダウンリンク上では、フェムトUE122は、マクロeNB110のより高い送信電力レベルのために、マクロeNB110から高い干渉を観察するかもしれない。ダウンリンク及びアップリンク上の高い干渉は、UEs120及び122の性能を低下するかもしれない。
高い干渉を軽減するために、異なる時間及び/又は周波数資源が、UEs120及び122のために予約することができる。各UEはその後その予約の資源を使用して通信できる。これらの資源は他のUEによる干渉を取り除くことを可能にする。しかし、予約資源が期待通りに干渉を軽減するためにUEs120及び122及びフェムトeNB112に対して同期が達成されなければならない。1つの理由は、これらの信号が周期的プレフィックス内で受信されれば、OFDMA又はSC−FDMAによって送信される異なる信号の副搬送波間の直交性が維持されることができるという理由である。条件2が満たされなく、フェムトeNB112が周期的プレフィックス内でUEs120及び122からアップリンク信号を受信しなければ、そのとき、UEs120及び122からのアップリンク信号の副搬送波間の直交性は維持されないであろう。この場合、両方のUEsが異なる資源で送信する場合であっても、UE120はアップリンク上でUE122に干渉を引き起こすことになるかもしれない。同様に、条件1が満たされなく、フェムトUE122が周期的プレフィックス内でeNBs110及び112からダウンリンク信号を受信しなければ、そのときeNBs110及び112からのダウンリンク信号の副搬送波間の直交性は維持されないであろう。この場合、eNBs110及び112がUEs120及び122にそれぞれ異なる資源で送信する場合であっても、マクロeNB110はダウンリンク上でフェムトUE122に高い干渉を引き起こすことがあるかもしれない。
一態様では、フェムトeNB112の送信タイミングは、フェムトUE122及びマクロUE120の条件1を満たすためにマクロeNB110の送信タイミングと関連して遅延されてもよい。このタイミング調整は全てのeNBsの送信タイミングが、例えば、GPS時間又はいつかほかのタイムソースに調整される上記を記載されている方式とは大きく異なっている。このタイミング調整は、フェムトUE122にダウンリンク送信の性能を向上させることができる。
別の態様では、フェムトUE122の送信タイミングは、フェムトeNB112の条件2を満たすためにフェムトeNB112の送信タイミングに対して向上されるかもしれない。このタイミング調整は、UEsの送信タイミングが、サービスeNBsでアップリンク信号に整合するように調整される上に記載されている方式とは大きく異なっている。このタイミング調整は、フェムトUE122からアップリンク送信の性能を向上させることができる。
図4は、eNBs110及び112からのダウンリンク送信及び図3のUEs120及び122からのアップリンク送信のタイミング図を示す。マクロeNB110はGPS時間のような参照時間に調整することができるダウンリンク送信信号410を、時間0で送信することができる。マクロeNB110からのダウンリンク送信信号410はeNB110及びUE120間の伝播遅延であるかもしれない時間TDISTでマクロUE120によって受信されてもよい。マクロUE120は、マクロeNB110の送信タイミングに対して、TDISTによって進められるその送信タイミングを有するかもしれない。この場合、マクロUE120が時間−TDISTでアップリンク送信信号412を送信すれば、そのときこのアップリンク送信信号は時間0でマクロeNB110によって受信されるであろう。それ故に、ダウンリンク及びアップリンク送信信号はマクロeNB110で時間調整されるように進められるかもしれない。
フェムトeNB112は、その送信タイミングをマクロeNB110の送信タイミングに整合でき、時間0にダウンリンク送信信号414を送ることができる。説明を簡単にするため、フェムトセルはマクロセルと比較して、非常に小さい半径を有すると仮定されてもよく、フェムトeNB112及びフェムトUE122間の伝播遅延は極わずかであると仮定されてもよい。この場合、フェムトUE122は、時間0のフェムトeNB112からダウンリンク送信信号414を受信することができ、時間TDISTでマクロeNB110からダウンリンク通信信号410を受信することもできる。それぞれeNBs110及び112からのダウンリンク送信信号410及び414間の直交性は、その送信タイミングをマクロeNB110の送信タイミングと整合するフェムトeNB112によって維持されないかもしれない。
条件1を満たすために、フェムトeNB112は、マクロeNB110の送信タイミングに対してTDISTだけその送信タイミングを遅延させることができる。フェムトeNB112は、時間TDISTでダウンリンク送信信号416を送ることができる。フェムトUE122は、時間TDISTでマクロeNB110からダウンリンク送信信号410だけでなくフェムトeNB112からダウンリンク送信信号416を受信することができる。eNBs110及び112からのダウンリンク送信信号410と414間の直交性は、その送信タイミングをマクロeNB110の送信タイミングに対してTDISTだけ進めるフェムトeNB112によって維持されるかもしれない。
フェムトUE122はフェムトeNB112とフェムトUE122間のごくわずかな伝播遅延の2倍であってもよいTDISTだけ遅延されたその送信タイミングを有することができる。この場合、フェムトUE122が時間TDISTでアップリンク送信信号418を送信すれば、そのとき、このアップリンク送信信号は時間TDISTでフェムトeNB112によって受信されるであろう。フェムトeNB112からのダウンリンク送信信号及びフェムトUE122からのアップリンク送信信号は、その後フェムトeNB112で時間調整されてもよい。しかし、フェムトeNB112は、時間−TDISTでマクロUE120からアップリンク送信信号412を受信することができる。それぞれUEs120及び122からのアップリンク送信信号412と418間の直交性は、フェムトeNB112の送信タイミングに調整されているフェムトUE122の送信タイミングによって維持されることができない。
条件2を満たすために、フェムトUE122は、フェムトeNB112の送信タイミングに対して−2TDISTだけ進めされるその送信タイミングを有することができる。フェムトUE122は、時間−TDISTでアップリンク送信信号420を送ることができる。フェムトeNB112は、時間−TDISTでマクロUE120からアップリンク送信信号412だけでなくフェムトUE122からアップリンク送信信号420を受信することができる。それぞれUEs120及び122からのアップリンク送信信号412と420間の直交性は、フェムトeNB112の送信タイミングに対して−2TDISTだけ進められたその送信タイミングを有するフェムトUE122によって維持されることができる。
条件3を満たすために−TDISTからTDISTまでの時間間隔はガードインターバルとして定義されてもよい。このガードインターバルは以下に説明するようにダウンリンクサブフレームからアップリンクサブフレームへの切換えがあるときはいつでも使用することができる。
フェムトeNB112は、条件1を満たすために種々の方法でその送信タイミングを調整する(例えば、TDISTだけその送信タイミングを遅延する)ことができる。フェムトeNB112は、また、条件2を満足するために種々の方法でフェムトUE122の送信タイミングを調整する(例えば、2TDISTだけ送信タイミングを進める)ことができる。
タイミング調整の第1の設計では、フェムトeNB112は、マクロeNB110からダウンリンク送信信号に基づいてTDISTを暗黙的に又は明確に決定することができる。フェムトeNB112は、例えば、マクロUE120と同様な方法で、マクロeNB110からダウンリンク送信信号410を受信することができる。フェムトeNB112は、ダウンリンク送信信号410が時間TDISTで受信されることを決定でき、それからマクロeNB110のための受信経路によって決定されるTDISTに等しいその送信タイミングを設定することができる。この設計では、マクロeNB110の送信タイミングが明確に決定されないかもしれなくとも、フェムトeNB112の送信タイミングはマクロeNB110の送信タイミングに対して進められてもよい。
第1の設計に対しては、フェムトeNB112は、ダウンリンク送信信号410が参照時間、例えばGPS時間に、マクロeNB110によって送られたと仮定してもよい。フェムトeNB112は、その後測定された受信時間及びダウンリンク送信信号410の推定送信時間に基づいてTDISTを計算することができる。フェムトeNB112は、その後参照時間からTDISTだけその送信タイミングを遅延させることができる。フェムトeNB112はまた、参照時間からTDISTだけフェムトUE122の送信タイミングを進めることができ、この参照時間はフェムトeNB112の送信タイミングから2TDISTの進みに等しいであろう。
第2の設計では、フェムトeNB112は、マクロUE120からのアップリンク送信信号に基づいてTDISTを決定することができる。フェムトeNB112は、マクロUE120からのアップリンク送信信号412を測定することができ、マクロUE120及びフェムトeNB112との間で近接近のためにアップリンク送信信号412の送信時間にほぼ等しくなるかもしれないアップリンク送信信号412の受信時間を決定することができる。フェムトeNB112は、マクロUE120の送信タイミングが参照時間に対してTDISTだけ進んでいたと仮定することができる。フェムトeNB112は、アップリンク送信信号412の受信時間と参照時間との差に基づいてTDISTを計算することができる。フェムトeNB112は、その後参照時間に対してTDISTだけその送信タイミングを遅延することができ、また、参照時間からTDISTだけフェムトUE122の送信タイミングを進めることができる。
第3の設計では、フェムトeNB112は、位置情報に基づいてTDISTを決定することができる。フェムトeNB112は、例えば、GPS位置決めを実行することによってその位置を求めることができる。フェムトeNB112は、また、例えば、eNB110により放送され又は帰路を介して送信されるシステム情報からマクロeNB110の位置を求めることもできる。フェムトeNB112は、それらの既知の位置に基づいてeNBs110と112の間の距離を計算することができ、計算された距離をTDISTの伝播遅延に変換することができる。フェムトeNB112は、マクロeNB110が参照時間にその送信タイミングを調整されたと仮定することができる。フェムトeNB112は、その後参照時間に対してTDISTだけその送信タイミングを遅延することができる。フェムトeNB112は、また、参照時間からTDISTだけフェムトUE122の送信タイミングを進めることもできる。
第4の設計では、フェムトeNB112は、マクロeNB110との一方向測距(one-way ranging)に基づいてTDISTを決定することができる。フェムトeNB112は、(例えば、GPS時間に整合される)既知の時間で送信信号をマクロeNB110に送ることができる。マクロeNB110は、フェムトeNB112から送信信号を受信することができ、測定された受信時間及びフェムトeNB112からの送信信号の既知の送信時間に基づいてTDISTの伝播遅延を測定することができる。マクロeNB110は、それからフェムトeNB112に測定された伝播遅延を有するメッセージを送ることができる。フェムトeNB112は、マクロeNB110からの測定された伝播遅延に基づいてフェムトUE122の送信タイミングだけでなくその送信タイミングを調整することができる。
第5の設計では、フェムトeNB112は、マクロeNB110との二方向測距(two-way ranging)に基づいてTDISTを決定することができる。フェムトeNB112は送信信号をマクロeNB110に送信することができる。マクロeNB110は送信信号をフェムトeNB112に返送することができる。フェムトeNB112は、マクロeNB110からの返送送信信号の受信時間及びフェムトeNB112からの元の送信信号の送信時間に基づいて往復遅延(RTD)を測定することができる。フェムトeNB112は、RTDの半分であるTDISTを計算することができる。フェムトeNB112は、それから計算されたTDISTに基づいてフェムトUE122の送信タイミングだけでなくその送信タイミングを調整することができる。
第6の設計では、フェムトeNB112は、マクロeNB110とのUE120又は122による測距に基づいてTDISTを決定することができる。UE120又は122は、(例えば、第4の設計に対して上述したように)マクロeNB110との一方向測距を実行することができ、一方向測距からTDISTを求めることができる。UE120又は122は、また、(例えば、第5の設計に対して上述したように)マクロeNB110との二方向測距を実行することができ、二方向測距からRTDを求めることができる。UE120又は122は、それから測定されたTDIST又はRTDを(直接又は間接的に)フェムトeNB112に送信することができる。例えば、フェムトUE122は、測定されたTDIST又はRTDをフェムトeNB112に直接に送信することができる。マクロUE120は測定されたTDIST又はRTDをマクロeNB110に送信することができる。マクロeNB110はその後帰路を介して又は空中を介してフェムトeNB112に測定されたTDIST又はRTDを転送することができる。いずれにせよ、フェムトeNB112は、その送信タイミングを遅らすことができ、測定されたTDIST又はRTDに基づいてフェムトUE122の送信タイミングを進めることができる。
マクロeNB110とのUE120又は122による測距は、種々の方法で開始及び実行することができる。1つの設計では、フェムトeNB112は、マクロeNB110との測距を実行すること及びTDIST又はRTDをフェムトeNB112に送信することをUE120又は122に要求することができる。他の設計では、フェムトeNB112は、例えば、帰路を介して又は空中を介してマクロeNB110と通信することができる。マクロeNB110は、それからマクロeNB110との測距を実行することをUE120又は122に要求することができる。
第7の設計では、フェムトeNB112は、マクロeNB110によるUE120又は122との測距に基づいてTDISTを決定することができる。マクロeNB110は、(例えば、第4の設計に対して上述したように)マクロUE120との一方向測距を実行することができ、一方向測距からTDISTを求めることができる。マクロeNB110は、また、(例えば、第5の設計に対して上述したように)マクロUE120との二方向測距を実行することができ、二方向測距からRTDを求めることができる。マクロeNB110は、それから測定されたTDIST又はRTDを(直接又は間接的に)フェムトeNB112に送信することができる。フェムトeNB112は、それからその送信タイミングを遅らせることができ、測定されたTDIST又はRTDに基づいてフェムトUE122の送信タイミングを進めることができる。
マクロeNB110による測距は、種々の方法で開始され、実行されることができる。1つの設計では、フェムトeNB112は、UE120又は122との測距を実行することをマクロeNB110に要求することができる。他の設計では、フェムトeNB112は、マクロeNB110にUE120又は122との測距を実行するよう依頼することをUE120又は122に要求することができる。
第8の設計では、フェムトeNB112は、粗い接近に基づいてTDISTを決定することができる。例えば、フェムトeNB112は、マクロeNB110のためのダウンリンク上の参照信号受信電力(RSRP)に基づいて、TDISTの粗い推定値を求めることができる。マクロeNB110が基準信号のためのその送信電力に関する情報を放送するので、フェムトeNB112はフェムトeNB112で測定されるRSRPに、マクロeNB110の送信電力の比率として、信号伝播経路損失を推定することができる。推定された経路損失は、マクロeNB110とフェムトeNB112の間の距離を推定するために用いることができる。
フェムトeNB112は、また、他の方法でTDISTを決定することができる。1つの設計では、TDISTはフェムトeNB112が電源投入されたときに決定することができ、フェムトeNB112の送信タイミングを調整するために用いることができる。TDISTはフェムトeNB112に対してほとんど一定にすることができ、フェムトeNB112の送信タイミングはそれが一度適正に設定されるとあまり変えることができない。例えば、フェムトeNB112が以前の場所から十分に遠く離れているかもしれない新しい場所へ移動すれば、TDISTは必要に応じて再び決定されることができる。
図5は、TDDの条件1及び2を満たすタイミング調整を伴うフェムトeNB112及びフェムトUE122のタイミング図を示す。フェムトeNB112は参照時間に対してTDISTだけ遅れるその送信タイミングを有することができる。参照時間はGPS時間又はマクロeNB110の送信タイミング若しくは他の時間であってもよい。フェムトeNB112の観点からすると、サブフレーム1は時間T1Dで開始することができ、サブフレーム2は時間T2D、などで開始することができる。フェムトUE122は、参照時間に対してTDISTだけ進むその送信タイミングを有することができる。フェムトUE122の2の観点からすると、サブフレーム1は時間T1Uで開始することができ、サブフレーム2は時間T2U、などで開始することができる。時間T1Uは、2TDISTだけ時間T1Dより早くてもよい。
フェムトeNB112は、ダウンリンク送信信号をサブフレーム1のフェムトUE122に送信することができる。ダウンリンクからアップリンクへの切換は、サブフレーム1の後に生じてもよい。フェムトUE122は、その後アップリンク通信信号をサブフレーム2のフェムトeNB112に送信することができる。アップリンク上のサブフレーム2は、時間T2Uから時間T2Dまでダウンリンク上のサブフレーム1に重なってもよい。ガードインターバルは、時間T2Uから時間T2Dまでに規定することができ、2TDISTの継続期間を有することができる。フェムトUE122は、フェムトeNB112からダウンリンク通信信号との干渉を避けるためにガードインターバルの期間での通信を避けることができる。一般に、ダウンリンクサブフレーム後の第1のアップリンクサブフレームは、ガードインターバルのために2TDISTだけ減少されるかもしれない。
1つの設計では、TDIST,MAXがマクロeNB110のセルサイズに基づいて決定することができる場合には、参照時間を中心に−TDIST,MAXからTDIST,MAXまでのガードインターバルが使用されることができる。この設計は、フェムトeNB112がマクロeNB110と関連して位置付される場所に関係なく、条件3及び4が満たされることができることを確実にすることができる。
1つの設計では、フェムトeNB112がマクロeNB110のサービスエリア内にあるときには、−TDIST,MAXからTDIST,MAXまで、又は、−TDISTからTDISTまでのガードインターバルが可能することができる。フェムトeNB112がマクロeNB110のサービスエリア内にないときには、ガードインターバルはより少ない値(例えばゼロ)に減少されるかもしれない。減少が必要でないときには、この設計はダウンリンクサブフレームに続くアップリンクサブフレームのサイズの減少を避けることができる。
フェムトUE122の送信タイミングは、さまざまな方法で進めることができる。1つの設計では、フェムトUE122は、フェムトeNB112によって進められるその送信タイミングを有することができる。フェムトUE122がフェムトeNB112のサービスエリア内にあるときに、フェムトUE122はランダムアクセスプローブを送ることができる。フェムトeNB112はフェムトUE122からランダムアクセスプローブを受信することができ、ランダムアクセスプローブの受信時間基づきフェムトUE122の現在の送信タイミングを決定することができる。フェムトeNB112は、フェムトeNB112の送信タイミングより早い2TDISTであるフェムトUE122の所望の送信タイミングを決定することができる。フェムトeNB112は、その後現在の送信タイミングとフェムトUE122の所望の送信タイミングとの差に基づいてフェムトUE122に対するタイミング調整を決定することができる。フェムトeNB112は、フェムトUE122に対するタイミング調整と共にランダムアクセスレスポンスを送ることができる。フェムトeNB112は、また、周期的にフェムトUE122の送信タイミングを周期的に(例えばX秒毎に)決定することができ、必要に応じてフェムトUE122の送信タイミングを変更する(例えば、進める又は遅らせる)相対的コマンドを送信することができる。
フェムトUE122の送信タイミングは、また、他の方法で調整されることができる。例えば、フェムトUE122は、上記した設計のいずれかを使用して伝播遅延TDISTを決定することができ、伝播遅延に基づいてその送信タイミングを設定することができる。フェムトUE122は、また、マクロUE120からのアップリンク送信信号を測定することができ、マクロUE120からのアップリンク送信信号の受信時間に基づいてその送信タイミングを設定することができる。
フェムトeNB112は、TREQ=TDIST+TMARGINとして与えられることができるTREQの同期必要条件を有することができる。但し、TMARGINは実施マージンであってもよい。フェムトeNB112の同期必要条件は、図5に示すように、TDISTだけフェムトeNB112の送信タイミングを遅延させることによって満たすことができる。
図6は、ワイアレスネットワークの基地局/eNBのタイミング調整するための処理600の設計を示す。処理600は、基地局又は他のあるエンティティによって実行されてもよい。第1の基地局の存在は、第2の基地局(ブロック612)によって検出されてもよい。第2の基地局の送信タイミングは、第1の基地局(ブロック614)の送信タイミングに対して遅延されてもよい。
1つの設計では、第1及び第2の基地局のサービスエリア内に位置するUEは、識別されることができる。第2の基地局の送信タイミングは、UEで第1及び第2の基地局からのダウンリンク信号を時間調整するために第1の基地局の送信タイミングに対して遅延されてもよい。他の設計では、第2の基地局のタイミングは第1の基地局のセルサイズ又は他のある量に対応する伝播遅延(例えばTDIST,MAX)に等しくてもよい所定の量だけ遅延されてもよい。
1つの設計では、第1の基地局はマクロ基地局であってもよく、第2の基地局はフェムト基地局であってもよい。UEは、フェムト基地局と通信するフェムトUE又はマクロ基地局と通信するマクロUEであってもよい。UEは、マクロ基地局よりフェムト基地局に近く位置づけされてもよい。他の設計では、第1及び第2の基地局は、他のタイプの基地局であってもよい。例えば、第2の基地局は、ピコ基地局、中継局、などであってもよい。
図7は、図6のブロック614の設計を示す。第1の基地局と第2の基地局間の伝播遅延が、決定されてもよい(ブロック712)。第2の基地局の送信タイミングに対する遅延量は、伝播遅延に基づいて決定されてもよい(ブロック714)。第1の基地局の送信タイミングに使用される参照時間(例えばGPS時間)が決定されてもよい(ブロック716)。第2の基地局の送信タイミングは、その後参照時間から決定された遅延量だけ遅延されてもよい(ブロック718)。
ブロック712の1つの設計では、第1と第2の基地局間の伝播遅延は、第1の基地局の位置及び第2の基地局の位置に基づいて決定されてもよい。ブロック712の他の設計では、第1と第2の基地局間の伝播遅延は、第1と第2の基地局の間の測距に基づいて決定されてもよい。ブロック712のさらにもう1つの設計では、第1の基地局と第2の基地局のサービスエリア内のUEとの間の伝播遅延が、第1の基地局とUEの間の測距に基づいて決定されてもよい。伝播遅延は、また、他の方法で決定されてもよい。
図6を参照すると、ブロック614の他の設計では、第2の基地局は第1の基地局からダウンリンク送信信号を受信してもよい。第2の基地局は、それからその送信タイミングを決定することができる(例えば、位置合せはそうすることができるその送信タイミングために)第1の基地局からのダウンリンク送信信号の受信時間に基づいてその送信タイミングを決定してもよい(例えば、受信時間にその送信タイミングを調整してもよい)。
ブロック614のさらにもう1つの設計では、第2の基地局は、第1の基地局と通信しているUEからアップリンク送信信号を受信してもよい。UEは、第1の基地局の送信タイミングに対して進んだその送信タイミングを有することができる。第2の基地局は、UEからのアップリンク送信信号の受信時間及び参照時間に基づいてその送信タイミングを決定してもよい。
図8は、ワイアレスネットワークにおける基地局の送信タイミングを調整するための装置800の設計を示す。装置800は、第2の基地局によって第1の基地局の存在を検出するモジュール81を含み、モジュール814は第1の基地局の送信タイミングに対して第2の基地局の送信タイミングを遅延する。
図9は、ワイアレスネットワークにおけるUEの送信タイミングを調整するための処理900の設計を示す。処理900は(以下に説明するような)第1の基地局によって又は他のエンティティによって実行されてもよい。第1の基地局は第1の基地局のサービスエリア内に位置する第1のUEを識別することができる(ブロック912)。第1の基地局は、第1のUEと第1の基地局間の伝播遅延の2倍より大きい量だけ第1の基地局の送信タイミングに対して第1のUEの送信タイミングを進めることができる。
1つの設計では、第1の基地局は、第1の基地局で第1のUE及び第2のUEからのアップリンク信号を時間整合するために第1のUEの送信タイミングを進めることができる。第1のUEは第1の基地局と通信することができ、第2のUEは第2の基地局と通信することができる。第1の基地局はフェムト基地局であってもよく、第2の基地局はマクロ基地局であってもよい。第1及び第2のUEsは、マクロ基地局よりフェムト基地局に近く位置してもよい。他の設計では、第1及び第2の基地局並びに第1及び第2のUEsは、他のタイプの基地局及びUEsであってもよい。
図10は、図9のブロック914の設計を示す。第1の基地局は、例えば、上述した設計のいずれかに基づいて、第2の基地局と第1のUE又は第2のUE若しくは第1の基地局との間の第2の伝播遅延を決定することができる(ブロック1012)。第1の基地局は、第2の伝播遅延に基づいて、第1のUEの送信タイミングに対する進み量を決定することができる(ブロック1014)。第1の基地局は、第2の基地局の送信タイミングに使用される参照時間(例えばGPS時間)を決定することができる(ブロック1016)。第1の基地局は、その後参照時間からの決定された進み量だけ第1のUEの送信タイミングを進ませることができる(ブロック1018)。
図9を参照すると、ブロック914の他の設計では、第1の基地局は、第2のUEからアップリンク送信信号を受信することができる。第1の基地局は、その後、第2のUEからのアップリンク送信信号の受信時間に基づいて第1のUEの送信タイミングを決定することができる(例えば、第1のUEの送信タイミングを受信信号に整合することができる)。
1つの設計では、第1の基地局は、第1のUEからランダムアクセスプローブを受信することができ、ランダムアクセスプローブに基づいて第1のUEを識別することができる。第1の基地局は、第1の基地局で第1及び第2のUEsからのアップリンク信号を時間整合するために第1のUEのタイミング調整を決定することができる。第1の基地局は、その後、例えば、ランダムアクセスプローブに応答してタイミング調整を第1のUEに送信することができる。
1つの設計では、第1の基地局は、例えば、第1及び第2のUEsで、第1及び第2の基地局からのダウンリンク信号を時間整合するために、第2の基地局の送信タイミングに対してその送信タイミングを遅延させることができる(ブロック916)。第1の基地局の送信タイミングは特定の量だけ遅延することができ、第1のUEの送信タイミングは、例えば、図5に示すように第2の基地局の送信タイミングに対して同じ量だけ進めることができる。
1つの設計では、第1の基地局は、少なくとも、その送信タイミングと第1のUEの送信タイミングとの差のガードインターバルを決定することができる(ブロック918)。1つの設計では、ガードインターバルは所定の値(例えば、TDIST,MAX)に設定することができる。所定値は第2の基地局のセルサイズに基づいて決定することができる。ガードインターバルが、例えば、図5に示すように、第1の基地局からダウンリンク送信信号に続いている第1のUEからのアップリンク送信信号に使用されてもよい(ブロック920)。
図11は、ワイアレスネットワークのUEの送信タイミングを調整するための装置1100の設計を示す。装置1100は、第1の基地局のサービスエリア内に位置するUEを識別するモジュール1112と、UEと第1の基地局との間の伝播遅延の2倍より大きい量だけ第1の基地局の送信タイミングを進ませるモジュール1114と、第2の基地局の送信タイミングに対して第1の基地局親族の送信タイミングを遅延させるモジュール1116と、少なくとも第1の基地局の送信タイミングとUEの送信タイミングとの差のガードインターバルを決定するモジュール1118と、第1の基地局からのダウンリンク送信信号に続いているUEからのアップリンク送信信号に対してガードインターバルを使用するモジュール1120と、を含む。
図12は、無線ネットワークの通信のための処理1200の設計を示す。処理1200は(下記のように)第1のUEによって又は他のエンティティによって実行されてもよい。第1のUEは第1のUEと第1の基地局の間の伝播遅延の2倍より大きな量だけ第1の基地局の送信タイミングに対してその送信タイミング進めるためにイミング調整を受信することができる(ブロック1212)。第1のUEは、第1のUEの送信タイミングに基づいて、第1の基地局にアップリンク送信信号を送ることができる(ブロック1214)。
1つの設計では、第1のUEの送信タイミングは、第1の基地局で第1のUE及び第2のUEからのアップリンク信号を時間整合ために進められてもよい。第1のUEは、第1の基地局及び第2の基地局のサービスエリア内に位置してもよい。1つの設計では、第1の基地局はフェムト基地局であってもよく、第2の基地局はマクロ基地局であってもよい。第1のUEはフェムト基地局と通信してもよく、第2のUEはマクロ基地局と通信してもよい。第1及び第2のUEsは、マクロ基地局よりもフェムト基地局に近く位置してもよい。他の設計では、第1及び第2の基地局並びに第1及び第2のUEsは、他のタイプの基地局及びUEsであってもよい。
1つの設計では、第1のUEは、ランダムアクセスプローブを送ってもよく、ランダムアクセスプローブに応答して第1の基地局からタイミング調整を受信してもよい。タイミング調整は、また、他のいくらかの動作に応答して第1のUEに送信されることができる。
1つの設計では、第1の基地局は、第1のUEといかなる相互作用のなくタイミング調整を決定することができる。他の設計では、第1のUEは、第2の基地局と第1のUE間の第2の伝播遅延を決定するために第2の基地局によって測距を実行することができる。第1のUEの送信タイミングは、それから第2の伝播遅延に基づいて決定される量だけ進めることができる。
図13は、無線ネットワークの通信のための装置1300の設計を示す。装置1300は、UEと基地局間の伝播遅延の2倍より大きい量だけ基地局の送信タイミングに対してUEの送信タイミングを進めるためタイミング調整を受信するモジュール1312及びUEの送信タイミングに基づいて、UEから基地局へアップリンク送信信号を送信するモジュール1314を含む。
図8、11及び13のモジュールは、プロセッサ、電子装置、ハードウェア装置、電子コンポーネント、論理回路、メモリ、ソフトウェアコード、ファームウェアコード、など又はそれの任意の組合を含めることができる。
図14は、図1及び3の基地局/eNB112及びUE122の設計のブロック図を示す。基地局112はT個のアンテナ1434a〜1434tを備えており、UE122は、中で一般の所で、R個のアンテナ1452a〜1452rを備えることができる。
基地局112で、送信プロセッサ1420は、データソース1412からの一つ以上のUEsのためのデータを受信することができ、一つ以上の変調及び符号化方式に基づいてUE毎にデータを処理する(例えば、コード化及び変調する)ことができ、データシンボルを全てのUEsに対して提供することができる。送信プロセッサ1420は、また、コントローラ/プロセッサ1440から制御情報(例えばUE122のタイミング調整)を受信することができ、制御情報を処理することができ、制御シンボルを提供することができる。送信プロセッサ1420は、また、基準信号又はパイロットのための参照シンボルを生成することができる。送信(TX)多入力多出力(MIMO)プロセッサ1430は、適用できるならば、データシンボル、制御シンボル及び/又は参照シンボルに空間処理(例えば、プレコーディング)を行うことができ、T個の変調器(MOD)1432a〜1432tにT個の出力シンボルストリームを提供することができる。各モジュレータ1432は、出力サンプルストリームを得るために(例えば、OFDM、などのための)個別の出力シンボルストリームを処理することができる。各モジュレータ1432は、ダウンリンク信号を得るために更に出力されたサンプルストリームを処理する(例えば、アナログに変換し、増幅し、フィルタ処理し、アップコンバートする)ことができる。それぞれ、によるモジュレータ1432a〜1432tからのT個のダウンリンク信号は、T個のアンテナ1434a〜1434tを介してそれぞれ送信されてもよい。
UE122で、R個のアンテナ1452a〜1452rは、基地局112及びできる限り他の基地局からのダウンリンク信号を受信することができ、それぞれ、復調器(DEMOD)1454a〜1454rに受信信号を提供することができる。各復調器1454は、受信サンプルを得るためにその受信信号を条件づける(例えば、フィルタ処理する、増幅する、ダウンコンバートする、デジタル化する)ことができ、受信シンボルを得るために(例えば、OFDM、などのための)受信サンプルを処理することができる。MIMO検出器1460は、R個全ての復調器1454a〜1454rからの受信シンボルに(適用可能なら)MIMO検出を行うことができ、検出シンボルを提供することができる。受信プロセッサ1470は検出シンボルを処理する(例えば、復調し、復号化する)、UE122のための復号化データをデータシンク1472に提供し、復号制御情報をコントローラ/プロセッサ1490に提供することができる。
アップリンクにおいて、UE122では、データソース1478からのデータ及びコントローラ/プロセッサ1490からの制御情報(例えば、ランダムアクセスプローブ)は、送信プロセッサ1480によって処理され、(適用可能なら)TXミモウプロセッサ1482によってプレコードされ、変調器1454a〜1454rによって条件づけられ、アンテナ1452a〜1452rを介して送信されてもよい。基地局112では、UE122及び他のUEsからのアップリンク信号はUE122及びその他UEsによって送信されるデータ及び制御情報を得るためにアンテナ1434によって受信されてもよく、復調器1432によって条件づけられ、MIMO検出器1436によって検出され、受信プロセッサ1438によって処理されてもよい。プロセッサ1438は、回復データをデータシンク1439に提供でき、回復制御情報をコントローラ/プロセッサ1440に提供することができる。
コントローラ/プロセッサ1440及び1490は動作を基地局112及びUE122にそれぞれ向けることができる。チャネルプロセッサ1494は、基地局からダウンリンク送信信号を受信することができ、ダウンリンク送信信号の受信時間を決定することができる。チャネルプロセッサ1446は、UEs及びできる限り他の基地局からの送信信号を受信することができ、送信信号の受信時間を決定することができる。プロセッサ1440及び/又は他のプロセッサ並びに基地局112のモジュールが図6の処理600、図7の処理614、図9の処理900、図10の処理914及び/又はここに記載されている技術のための他の処理を行う又は指揮する。プロセッサ1490及び他のプロセッサ並びにUE122でのモジュールは図12の処理1200及び/又はここに記載されている技術のための他の処理を行う又は指示することができる。メモリ1442及び1492はそれぞれ基地局112及びUE122のためにデータ及びプログラムコードを記憶することができる。スケジューラ1444は、ダウンリンク及び/又はアップリンクの送信信号のためのUEsをスケジュールすることができ、スケジュールされたUEsに資源を割当てることができる。
当業者は情報及び信号が様々な異なる技術及び技法のいずれかを使用して表されることができることを理解するであろう。例えば、データ、インストラクション、コマンド、情報、信号、ビット、シンボル及び上記の説明の全体にわたって参照されることができるチップは、電圧、電流、電磁波、磁場又は粒子、光場又は光子、若しくはそのいかなる組合せによっても表すことができる。
当業者は、種々の図示する論理的ブロック、モジュール、回路及びここの開示と関連して記載されているアルゴリズムステップが電子ハードウェア、コンピュータソフトウェア又は両方の組合せとして実行されることができることを更に理解するであろう。ハードウェア及びソフトウェアのこの互換性を明らかに示すために、種々の図示するコンポーネント、ブロック、モジュール、回路及びステップが、それらの機能性に関して一般的に上記に説明した。そのような機能がハードウェア又はソフトウェアとして実施されるかどうかは全体的なシステムに課せられた特定のアプリケーション及び設計制約に依存する。熟練者は特定のアプリケーション毎に変化する方法で説明した機能を実施することができるが、この種の実施の決定は本開示の範囲から逸脱するとして解釈されてはならない。
種々の図示する論理ブロック、モジュール及びこの開示と関連して記載されている回路は汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)又は他のプログラム可能なロジック装置、離散的なゲート又はトランジスタロジック、離散的なハードウェアコンポーネント又はここに記載されている機能を実行するように設計されていたその任意の組合によって実施され又は実行されてもよい。汎用プロセッサはマイクロプロセッサであってもよいが、択一的に、プロセッサはいかなる一般的なプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ又はステートマシーンであってもよい。プロセッサは、また、コンピュータ機器の組み合わせ、例えば、DSPとマイクロプロセッサ、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと関連した1以上のマイクロプロセッサの組合せとして実施されてもよい。
ここの開示と関連して説明された方法又はアルゴリズムのステップはハードウェアで直接に実施されてもよく、プロセッサによって実行されるソフトウェアモジュールで又は二つの組合せで実施されてもよい。
ソフトウェアモジュールは、RAMメモリ、フラッシュメモリ、ROMメモリ、EPROMメモリ、EEPROMメモリ、レジスタ、ハードディスク、リムーバブルディスク、CD−ROM又は任意の他の形態の公知技術の記憶媒体に存在してもよい。典型的な記憶媒体はプロセッサが情報を記憶媒体から読み込み、情報を書き込むことができるようにプロセッサに結合される。或いは、記憶媒体はプロセッサに一体化されてもよい。プロセッサ及び記憶媒体は、ASICに存在してもよい。ASICは、ユーザ端末に存在してもよい。択一的に、プロセッサ及び記憶媒体は、ユーザ端末の離散的なコンポーネントとして存在してもよい。
一つ以上の典型的な設計では、記載されている機能は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア又はそのいかなる組合せで実施されてもよい。ソフトウェアで実施される場合、機能は1つ以上のインストラクション又はコードとしてコンピュータ可読媒体に記憶され又は送信されてもよい。コンピュータ可読メディアは、1つの場所から他の場所にコンピュータプログラムの移転することを容易にするいかなる媒体も含んでいるコンピュータ記憶媒体及び通信媒体の両方を含む。記憶メディアは、汎用又は専用コンピュータによってアクセスされることができるいかなる利用可能メディアでもあってもよい。例えば、この例に限らないが、この種のコンピュータ可読媒体は、RAM、ROM、EEPROM、CD−ROM又はその他光学ディスク記憶装置、磁気ディスク記憶装置又はインストラクション又はデータ構造の形態で所望のプログラムコードを配送又は記憶するために使用でき、汎用又は専用コンピュータ又は汎用又は専用プロセッサによってアクセスできる他のいかなる媒体を含めることができる。また、いかなる接続も、適切にコンピュータ可読媒体と呼ばれる。例えば、ソフトウェアがウェブサイト、サーバ又は同軸ケーブル、光ファイバーケーブル、ツイストペア、デジタル加入者回線(DSL)又は無線技術(例えば赤外線、ラジオ及びマイクロ波)を使用している他の遠隔ソースから送信される場合、同軸ケーブル、光ファイバーケーブル、ツイストペア、DSL又は赤外線、ラジオ及びマイクロ波のような無線技術は媒体の定義に含まれる。ここに使用されているように、ディスク(disk)及びディスク(disc)はコンパクトディスク(CD)、レーザーディスク(登録商標)、光ディスク、デジタルバーサタイルディスク(DVD)、フロッピー(登録商標)ディスク及びブルーレイディスクを含む。但し、diskは通常ではデータを磁気的に再生紙、これに対してdiscはレーザでデータを光学的に再生する。上記の組合せは、また、コンピュータ可読の媒体の範囲内で含まれるべきである。
開示の前の記述は、いかなる当業者も開示を製造し又は使用することを可能にするために提供される。開示に対する種々の変形例は当業者に直ちに明らかであり、本願明細書において定められる一般的な原理は開示の精神又は範囲を逸脱しないで他のバリエーションに適用されることができる。このように、開示は本願明細書において記載されている実施例及び設計に限定されることを意図していなくが、ここに開示された原理及び新規特徴と整合する最も広い範囲に従うべきである。
以下に本件出願当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[1] 第1の基地局の存在を第2の基地局によって検出すること、前記第1の基地局の送信タイミングに対して前記第2の基地局の送信タイミングを遅延すること、を含む、ワイアレス通信方法。
[2] 前記第1の基地局はマクロ基地局であり、前記第2の基地局はフェムト基地局である、[1]の方法。
[3] 前記第1及び第2の基地局のサービスエリア内に位置するユーザ装置を識別することを更に含み、前記第2の基地局の前記送信タイミングが前記UEで前記第1及び第2の基地局からのダウンリンクを時間調整するため前記第1の基地局の前記送信タイミングに対して遅延される、[1]の方法。
[4] 前記第2の基地局の前記第2の送信タイミングを遅延することは前記第2の基地局で前記第1の基地局からダウンリンク送信信号を受信すること、前記第2の基地局で前記第1の基地局からの前記ダウンリンク送信信号の受信時間に基づいて前記第2の基地局の前記送信タイミングを決定することを含む、[1]の方法。
[5] 前記第2の基地局の前記送信タイミングを遅延することは、前記第2の基地局でユーザ装置(UE)からアップリンク送信信号を受信すること]前記UEは、前記第1の基地局と通信し、前記UEの送信タイミングは前記第1の基地局の前記送信タイミングに対して進められ]前記第2の基地局の送信タイミングを決定することは第2の基地局で前記UEからの前記アップリンク送信信号の受信時間に基づく、[1]の方法。
[6] 前記第2の基地局の前記送信タイミングを遅延することは前記第1と第2の基地局間の伝播遅延を決定すること、及び前記伝播遅延に基づいて前記第2の基地局の前記送信タイミングに対する遅延の量を決定することを含む、[1]の方法。
[7] 前記第2の基地局の前記送信タイミングを遅延することは更に前記第1の基地局の前記送信タイミングに使用される参照時間を決定すること、前記参照時間から前記決定された遅延の量だけ前記第2の基地局の前記送信タイミングを遅延することを含む、[6]の方法。
[8] 前記伝播遅延を決定することは前記第1の基地局の位置及び前記第2の基地局の位置に基づいて前記第1と第2の基地局間の前記伝播遅延を決定することを含む、[6]の方法。
[9] 前記伝播遅延を決定することは前記第1と第2の基地局間の測距に基づいて前記第1と第2の基地局間の前記伝播遅延を決定することを含む、[6]の方法。
[10] 前記伝播遅延を決定することはユーザ装置(UE)と前記第1の基地局間の測距に基づいて前記第1と第2の基地局間の前記伝播遅延を決定することを含む、[6]の方法。
[11] 第1の基地局の存在を第2の基地局によって検出する手段と]前記第1の基地局の送信タイミングに対して前記第2の基地局の送信タイミングを遅延する手段と]を具備する、ワイアレス通信装置。
[12] 前記第1及び第2の基地局のサービスエリア内に位置するユーザ装置を識別する手段を更に含み、前記第2の基地局の前記送信タイミングが前記UEで前記第1及び第2の基地局からのダウンリンクを時間調整するため前記第1の基地局の前記送信タイミングに対して遅延される、[11]の装置。
[13] 前記第2の基地局の前記第2の送信タイミングを遅延する手段は前記第2の基地局で前記第1の基地局からダウンリンク送信信号を受信する手段と、前記第2の基地局で前記第1の基地局からの前記ダウンリンク送信信号の受信時間に基づいて前記第2の基地局の前記送信タイミングを決定する手段とを含む、[11]の装置。
[14] 前記第2の基地局の前記送信タイミングを遅延する手段は前記第1と第2の基地局間の伝播遅延を決定する手段及び前記伝播遅延に基づいて前記第2の基地局の前記送信タイミングに対する遅延の量を決定する手段を含む、[11]の装置。
[15] 前記第2の基地局の前記送信タイミングを遅延する手段は更に前記第1の基地局の前記送信タイミングに使用される参照時間を決定する手段と、前記参照時間から前記決定された遅延の量だけ前記第2の基地局の前記送信タイミングを遅延する手段とを含む、[14]の装置。
[16] 第1の基地局の存在を第2の基地局によって検出し、前記第1の基地局の送信タイミングに対して前記第2の基地局の送信タイミングを遅延するように構成される少なくとも1つのプロセッサを具備する、ワイアレス通信装置。
[17] 少なくとも1つのコンピュータに第1の基地局の存在を第2の基地局によって検出させるコードと、前記少なくとも1つのコンピュータに前記第1の基地局の送信タイミングに対して前記第2の基地局の送信タイミングを遅延させるコードを含む、コンピュータ可読媒体を具備するコンピュータプログラム製品。
[18] 第1の基地局のサービスエリア内に位置する第1のユーザ装置(UE)を識別すること]前記第1のUEと前記第1の基地局間の伝播遅延の2倍より大きい量だけ前記第1の基地局の送信タイミングに対して前記UEの送信タイミングを進めること、を含む、ワイアレス通信方法。
[19] 前記第1のUEの前記送信タイミングを進めることは前記第1の基地局で前記第1のUE及び第2のUEからのアップリンク信号を時間調整するために前記第1のUEの前記送信タイミングを進めることを含み、前記第2のUEは第2の基地局と通信する、[18]の方法。
[20] 前記第1の基地局はフェムト基地局であり、前記第2の基地局はマクロ基地局であり、前記第1のUEは前記フェムト基地局と通信する、[19]の方法。
[21] 第1のUEの前記送信タイミングを進めることは、前記第2の基地局と前記第1のUE又は前記第2のUE若しくは前記第1の基地局との間の第2の伝播遅延を決定すること、及び前記第2の伝播遅延に基づいて前記第1のUEの前記送信タイミングに対する進み量を決定することを含む、[19]の方法。
[22] 前記第1のUEの前記送信タイミングを進めることは、前記第1の基地局で前記第2のUEからアップリンク送信信号を受信すること、前記第1の基地局で前記第2のUEからの前記アップリンク送信信号の受信時間に基づいて前記第1のUEの前記送信タイミングを決定することを含む、[19]の方法。
[23] 前記第1のUEの前記送信タイミングを進めることは、前記第1の基地局で前記第1及び第2のUEからの前記アップリンク信号を時間整合するために前記第1のUEに対するタイミング調整を決定すること、前記第1のUEに前記タイミング調整を送信することを含む、[19]の方法。
[24] 前記第1のUEを識別することは前記第1の基地局で前記第1のUEからランダムアクセスプローブを受信することを含み、前記タイミング調整が、前記ランダムアクセスプローブに応答して決定され、前記第1のUEに送信される、[23]の方法。
[25] 前記第1の基地局の前記送信タイミングを第2の基地局の送信タイミングに対して遅延すること、を更に含む、[18]の方法。
[26] 前記第1の基地局の前記送信タイミングは特定量だけ遅延され、前記第1のUEの前記送信タイミングは前記第2の基地局の前記送信タイミングに対して前記特定量だけ進められる、[25]の方法。
[27] 少なくとも前記第1の基地局の前記送信タイミングと前記第1のUEの前記送信タイミングとの差のガードインターバルを決定すること、前記第1の基地局からのダウンリンク送信信号に続いている前記第1のUEからのアップリンク送信信号のためのガードインターバルを使用すること、を更に含む、[18]の方法。
[28] 前記ガードインターバルは第2の基地局のセルサイズに基づいて決定される値に設定される、[27]の方法。
[29] 第1の基地局のサービスエリア内に位置する第1のユーザ装置(UE)を識別する手段と、前記第1のUEと前記第1の基地局間の伝播遅延の2倍より大きい量だけ前記第1の基地局の送信タイミングに対して前記第1のUEの送信タイミングを進める手段と、を含む、ワイアレス通信装置。
[30] 前記第1のUEの前記送信タイミングを進める手段は前記第1の基地局で前記第1のUE及び第2のUEからのアップリンク信号を時間調整するために前記第1のUEの前記送信タイミングを進める手段を含み、前記第2のUEは第2の基地局と通信する、[29]の装置。
[31] 前記第1のUEの前記送信タイミングを進める手段は、前記第2の基地局と前記第1のUE又は前記第2のUE若しくは前記第1の基地局との間の第2の伝播遅延を決定する手段と、前記第2の伝播遅延に基づいて前記第1のUEの前記送信タイミングに対する進み量を決定する手段とを含む、[30]の方法。
[32] 前記第1のUEの前記送信タイミングを進める手段は、前記第1の基地局で前記第2のUEからアップリンク送信信号を受信する手段と、前記第1の基地局で前記第2のUEからの前記アップリンク送信信号の受信時間に基づいて前記第1のUEの前記送信タイミングを決定する手段とを含む、[30]の装置。
[33] 前記第1のUEの前記送信タイミングを進める手段は、前記第1の基地局で前記第1及び第2のUEsからの前記アップリンク信号を時間整合するために前記第1のUEに対するタイミング調整を決定する手段と、前記第1のUEに前記タイミング調整を送信する手段とを含む、[30]の装置。
[34] 前記第2の基地局の送信タイミングに対して前記第1の基地局の送信タイミングを遅延する手段を更に含む、[30]の装置。
[35] 少なくとも前記第1の基地局の前記送信タイミングと前記第1のUEの前記送信タイミングとの差のガードインターバルを決定する手段と、前記第1の基地局からのダウンリンク送信信号に続いている前記第1のUEからのアップリンク送信信号のためのガードインターバルを使用する手段と、を更に含む、[29]の装置。
[36] 基地局のサービスエリア内に位置するユーザ装置(UE)を識別し、前記UEと前記基地局間の伝播遅延の2倍より大きい量だけ基地局の送信タイミングに対して前記UEの送信タイミングを進めるように構成される少なくとも1つのプロセッサを具備する、ワイアレス通信装置。
[37] 少なくとも1つのコンピュータに基地局のサービスエリア内に位置するユーザ装置(UE)を識別させるためのコードと、前記少なくとも1つのコンピュータに前記UEと前記基地局との間の伝播遅延の2倍より大きい量だけ前記基地局の送信タイミングに対して前記UEの送信タイミングを進めさせるためのコードを含む、コンピュータ可読媒体を具備する、コンピュータプログラム製品。
[38] 前記第1のUEと前記第1の基地局間の伝播遅延の2倍より大きい量だけ前記第1の基地局の送信タイミングに対して第1のユーザ装置(UE)の送信タイミングを進めるタイミング調整を受信すること]前記第1のUEの前記送信タイミングに基づいて前記第1のUEから前記第1の基地局へアップリンク送信信号を送信すること、を含む、ワイアレス通信方法。
[39] 前記第1のUEからランダムアクセスプローブを送ること、前記ランダムアクセスプローブに応答して前記第1の基地局から前記タイミング調整を受信すること、を更に含む[38]の方法。
[40] 前記第1のUEの前記送信タイミングは前記第1の基地局で前記第1のUE及び第2のUEからのアップリンク信号を時間調整するために進められ、前記第1のUEは前記第1の基地局及び第2の基地局のサービスエリア内に位置され、前記第2のUEは前記第2の基地局と通信する、[38]の方法。
[41] 前記第2の基地局と前記第1のUE間の第2の伝播遅延を決定するために前記第1のUEと前記第2の基地局との間の測距を実行することを更に含み、前記第1のUEの前記送信タイミングは前記第2の伝播遅延に基づいて決定される量だけ進められる、[40]の方法。
[42] 前記第1のUEと前記第1の基地局間の伝播遅延の2倍より大きい量だけ第1の基地局の送信タイミングに対して第1のユーザ装置(UE)の送信タイミングを進めるタイミング調整を受信する手段と、前記第1のUEの前記送信タイミングに基づいて、前記第1のUEから前記第1の基地局へアップリンク送信信号を送信する手段と、を具備する、ワイアレス通信装置。
[43] 前記第1のUEからランダムアクセスプローブを送る手段と、前記ランダムアクセス調査に応答して前記第1の基地局から前記タイミング調整を受信する手段と、を更に含む、[42]の装置。
[44] 前記第1のUEの前記送信タイミングは前記第1の基地局で前記第1のUE及び第2のUEからのアップリンク信号を時間調整するために進められ、前記第1のUEは前記第1の基地局及び第2の基地局のサービスエリア内に位置され、前記第2のUEは第2の基地局と通信する、[42]の装置。
[45] 前記第2の基地局と前記第1のUE間の第2の伝播遅延を決定するために前記第1のUEと前記第2の基地局との間の測距を実行する手段を更に含み、前記第1のUEの前記送信タイミングは前記第2の伝播遅延に基づいて決定される量だけ進められる、[44]の装置。
[46] 前記UEと前記基地局間の伝播遅延の2倍より大きい量だけ基地局の送信タイミングに対してユーザ装置(UE)の送信タイミングを進めるタイミング調整を受信し、前記UEの前記送信タイミングに基づいて前記UEから前記基地局にアップリンク送信信号を送るように構成される少なくとも1つのプロセッサを具備する、ワイアレス通信装置。
[47] 少なくとも1つのコンピュータにUEと基地局の間の伝播遅延の2倍より大きい量だけ前記基地局の送信タイミングに対してユーザ装置(UE)の送信タイミングを進めるタイミング調整を受信させるためのコードと、前記少なくとも1つのコンピュータに前記UEの前記送信タイミングに基づいて前記UEから前記基地局へアップリンク送信信号を送らせるためのコードとを含むコンピュータ可読媒体を具備する、コンピュータプログラム製品。

Claims (16)

  1. 第1の基地局の存在を第2の基地局によって検出することと、
    干渉を緩和するために前記第1の基地局の送信タイミングに対して前記第2の基地局の送信タイミングを遅延すること
    を含
    ここにおいて、前記第2の基地局の前記送信タイミングを遅延することは、
    前記第2の基地局がユーザ装置(UE)からのアップリンク送信を受信することと、ここにおいて、前記UEが、前記第1の基地局と通信し、前記UEの送信タイミングは、前記第1の基地局の前記送信タイミングに対して進められる、
    前記第2の基地局が前記UEからの前記アップリンク送信の受信時間に基づいて、前記第2の基地局の前記送信タイミングを決定することと
    を含む、ワイアレス通信のための方法。
  2. 前記第1の基地局はマクロ基地局であり、前記第2の基地局はフェムト基地局である、請求項1の方法。
  3. 前記第1及び第2の基地局のサービスエリア内に位置する前記UEを識別することを更に含み、ここにおいて、前記第2の基地局の前記送信タイミングは、前記UEで前記第1及び第2の基地局からのダウンリンクを時間調整するため前記第1の基地局の前記送信タイミングに対して遅延される、請求項1の方法。
  4. 前記第2の基地局の前記送信タイミングを遅延することは
    前記第2の基地局で前記第1の基地局からダウンリンク送信を受信すること
    前記第2の基地局で前記第1の基地局からの前記ダウンリンク送信の受信時間に基づいて前記第2の基地局の前記送信タイミングを決定すること
    を含む、請求項1の方法。
  5. 前記第2の基地局の前記送信タイミングを遅延することは
    前記第1と第2の基地局間の伝播遅延を決定することと、
    前記伝播遅延に基づいて前記第2の基地局の前記送信タイミングに対する遅延の量を決定すること
    を含む、請求項1の方法。
  6. 前記第2の基地局の前記送信タイミングを遅延することは更に
    前記第1の基地局の前記送信タイミングに使用される参照時間を決定すること
    前記参照時間から前記決定された遅延の量だけ前記第2の基地局の前記送信タイミングを遅延すること
    を含む、請求項の方法。
  7. 前記伝播遅延を決定することは前記第1の基地局の位置及び前記第2の基地局の位置に基づいて前記第1と第2の基地局間の前記伝播遅延を決定することを含む、請求項の方法。
  8. 前記伝播遅延を決定することは前記第1と第2の基地局間の測距に基づいて前記第1と第2の基地局間の前記伝播遅延を決定することを含む、請求項の方法。
  9. 前記伝播遅延を決定することは、前記Eと前記第1の基地局間の測距に基づいて前記第1と第2の基地局間の前記伝播遅延を決定することを含む、請求項の方法。
  10. 第1の基地局の存在を第2の基地局によって検出する手段と、
    干渉を緩和するために前記第1の基地局の送信タイミングに対して前記第2の基地局の送信タイミングを遅延する手段と、
    を具備
    ここにおいて、前記第2の基地局の前記送信タイミングを遅延する手段は、
    前記第2の基地局でユーザ装置(UE)からのアップリンク送信を受信する手段と、ここにおいて、前記UEが、前記第1の基地局と通信し、前記UEの送信タイミングは、前記第1の基地局の前記送信タイミングに対して進められる、
    前記第2の基地局で前記UEからの前記アップリンク送信の受信時間に基づいて、前記第2の基地局の前記送信タイミングを決定する手段と
    を含む、ワイアレス通信のための装置。
  11. 前記第1及び第2の基地局のサービスエリア内に位置する前記UEを識別する手段を更に含み、ここにおいて、前記第2の基地局の前記送信タイミングは、前記UEで前記第1及び第2の基地局からのダウンリンクを時間調整するため前記第1の基地局の前記送信タイミングに対して遅延される、請求項10の装置。
  12. 前記第2の基地局の前記送信タイミングを遅延する手段は
    前記第2の基地局で前記第1の基地局からダウンリンク送信を受信する手段と、
    前記第2の基地局で前記第1の基地局からの前記ダウンリンク送信の受信時間に基づいて前記第2の基地局の前記送信タイミングを決定する手段と
    を含む、請求項10の装置。
  13. 前記第2の基地局の前記送信タイミングを遅延する手段は
    前記第1と第2の基地局間の伝播遅延を決定する手段と、
    前記伝播遅延に基づいて前記第2の基地局の前記送信タイミングに対する遅延の量を決定する手段
    を含む、請求項10の装置。
  14. 前記第2の基地局の前記送信タイミングを遅延する手段は更に
    前記第1の基地局の前記送信タイミングに使用される参照時間を決定する手段と、
    前記参照時間から前記決定された遅延の量だけ前記第2の基地局の前記送信タイミングを遅延する手段と
    を含む、請求項13の装置。
  15. 第1の基地局の存在を第2の基地局によって検出し、干渉を緩和するために前記第1の基地局の送信タイミングに対して前記第2の基地局の送信タイミングを遅延するように構成され少なくとも1つのプロセッサを具備
    ここにおいて、前記第2の基地局の前記送信タイミングを遅延するように構成された前記プロセッサは更に、
    前記第2の基地局がユーザ装置(UE)からのアップリンク送信を受信し、ここにおいて、前記UEが、前記第1の基地局と通信し、前記UEの送信タイミングは、前記第1の基地局の前記送信タイミングに対して進められる、
    前記第2の基地局が前記UEからの前記アップリンク送信の受信時間に基づいて、前記第2の基地局の前記送信タイミングを決定する
    ように構成される、ワイアレス通信のための装置。
  16. 少なくとも1つのコンピュータに第1の基地局の存在を第2の基地局によって検出させるコードと、
    前記少なくとも1つのコンピュータに、干渉を緩和するために前記第1の基地局の送信タイミングに対して前記第2の基地局の送信タイミングを遅延させるコード
    を含
    ここにおいて、前記少なくとも1つのコンピュータに、前記第2の基地局の前記送信タイミングを遅延させるコードは、
    前記第2の基地局がユーザ装置(UE)からのアップリンク送信を受信するためのコードと、ここにおいて、前記UEが、前記第1の基地局と通信し、前記UEの送信タイミングは、前記第1の基地局の前記送信タイミングに対して進められる、
    前記第2の基地局が前記UEからの前記アップリンク送信の受信時間に基づいて、前記第2の基地局の前記送信タイミングを決定するためのコードと、
    を含む、コンピュータ可読記憶体。
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