JP5724186B2 - フィルター、液体噴射ヘッド、液体噴射装置およびフィルターの製造方法 - Google Patents

フィルター、液体噴射ヘッド、液体噴射装置およびフィルターの製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP5724186B2
JP5724186B2 JP2010048852A JP2010048852A JP5724186B2 JP 5724186 B2 JP5724186 B2 JP 5724186B2 JP 2010048852 A JP2010048852 A JP 2010048852A JP 2010048852 A JP2010048852 A JP 2010048852A JP 5724186 B2 JP5724186 B2 JP 5724186B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
filter
hole
convex portion
liquid
ink
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2010048852A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2011183583A (ja
Inventor
克徳 大野
克徳 大野
斉藤 功一
功一 斉藤
吉村 和人
和人 吉村
高島 永光
永光 高島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP2010048852A priority Critical patent/JP5724186B2/ja
Publication of JP2011183583A publication Critical patent/JP2011183583A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5724186B2 publication Critical patent/JP5724186B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Ink Jet (AREA)
  • Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)

Description

本発明は、フィルター、液体噴射ヘッド、液体噴射装置に関するものである。
例えば、インクジェット記録ヘッドには、インク流路内への気泡進入および異物進入を防ぐためにフィルターが設けられている。
特開2008−023820号公報 特開2009−196292号公報
フィルターの機能としては高い捕捉能力を有し且つ流路抵抗が小さいことが求められている。しかしながら、高い捕捉能力を確保するために孔径を小さくすると流路抵抗が大きくなってしまうという問題がある。そこで、孔数を増加させて流路抵抗を低く抑えようとする場合、孔同士が近接して孔間の距離が小さくなりクラック(亀裂)が入りやすくなってしまう。
本発明は、上記従来技術の問題点に鑑み成されたものであって、流路抵抗を低く抑えつつ高い捕捉能力が得られるとともに耐久性に優れたフィルター、液体噴射ヘッド、液体噴射装置を提供することを目的の一つとしている。
本発明のフィルターは、所定の厚さを有し液体を通過させるフィルターであって、液体を通過させる貫通孔と、前記貫通孔の一方の開口端を取り囲み、かつ前記厚さ方向に突出して形成される枠状の凸部と、前記凸部に囲まれず、前記貫通孔が形成されず、かつ前記所定の厚さを有する貫通孔非形成部と、を有し、前記凸部の先端面を押圧処理することによって、前記凸部の先端面が、曲面状に形成されていることを特徴とする。
本発明によれば、貫通孔の一方の開口端に基材の厚さ方向に突出する凸部が設けられていることから、多数の貫通孔を基材に形成して貫通孔同士が密集した場合にも、貫通孔からクラック(亀裂)等が発生することが防止される。これにより、流路抵抗を低く抑えつつ高い捕捉能力を確保可能であるとともに耐久性に優れたフィルターを得ることができる。
また、前記凸部が前記流入面側に形成されていることが好ましい。
本発明によれば、液体中の異物(例えば、貫通孔より小さい異物)を凸部によって異物を捕捉することが可能となる。
また、前記凸部が前記開口端を取り囲むようにして形成されていることが好ましい。
本発明によれば、凸部によって異物の捕捉能力が高まる。
また、前記凸部の高さが、前記基材の板厚の1/4以上であることが好ましい。
本発明によれば、異物捕捉機能が十分に得られる形状とすることができる。
また、前記凸部の先端面が曲面状とされていることが好ましい。
本発明によれば、凸部の先端面が曲面状とされているので、流路抵抗を低く抑えることが可能となる。
また、前記基材が金属層と樹脂層とを積層してなることが好ましい。
本発明によれば、多数の微細孔を有した強度の高いフィルターを形成することができるとともに、液体に対する耐性に優れたものとなる。
また、基材面を対向させて配置される複数の前記基材を有し、各基材は各々の前記凸部を同一方向に向けた姿勢とされていることが好ましい。
本発明によれば、複数の基材を備えたことで、上流側の基材を通過した異物を下流側の基材によって捕捉することが可能になり、異物の捕捉能力が高められる。また、各フィルターが各基材の凸部を同一方向(液体の流動方向に対して上流側)に向けた姿勢となっているので、各基材の凸部によっても異物の捕捉効果が高められる。
また、複数の前記基材の前記貫通孔どうしが当該基材の面方向でずれていることが好ましい。
本発明によれば、複数の基材の貫通孔同士が基材の面方向でずれていることから、基材同士の間で液体の流動方向が変化するなどして、液体中に存在する異物がフィルターに捕捉される可能性が高くなる。
また、前記貫通孔の平面視における大きさが、1つの前記基材内あるいは前記基材ごとに異なっていることが好ましい。
本発明によれば、平面視における貫通孔の大きさを1つのフィルター内あるいはフィルターごとに異ならせることによって、液体中に存在する大きさの異なる異物や粘性が高くなった液体を効果的に捕捉することが可能となる。
また、第1の前記基材の前記貫通孔よりも当該第1の基材の前記流出面側に配置される第2の前記基材の前記貫通孔の方が平面視における大きさが小さいことが好ましい。
本発明によれば、ある程度大きさを有する異物は第1の基材で捕捉され、当該基材によって捕捉されなかった小さな異物を第2の基材によって捕捉することが可能となるため、異物の除去効率が向上する。
本発明の液体噴射ヘッドは、先に記載の本発明のフィルターを備えたことを特徴とする。
本発明によれば、液体噴射ヘッド内の流路に貫通孔の一方の開口端に凸部を有したフィルターを備えることで、流路抵抗を低く抑えつつ、流路内を流動する液体中に存在する異物を効果的に捕捉することが可能となる。これにより、ノズル開口の目詰まりが防止されて吐出不良をなくすことができる。また、フィルター自体の耐久性も高くなるため吐出不良を長期的に抑制することができる。
また、1または複数の基材からなる前記フィルターは、液体を貯留する液体貯留部からノズル開口へ前記液体を供給する流路内に前記液体の流れに対して上流側に凸部を向けた状態で設けられていることが好ましい。
本発明によれば、液体内に存在する異物が凸部によって留められ貫通孔内に流入することを阻止する効果が図れる。
また、前記液体の流れに対して上流側に配置される前記基材の貫通孔よりも下流側に配置される前記基材の前記貫通孔の方が平面視における大きさが小さいことが好ましい。
本発明によれば、ある程度の大きさを有する異物は上流側の基材で捕捉され、当該基材によって捕捉されなかった小さな異物を下流側の基材によって捕捉することが可能となるので、異物の除去効率が向上する。
本発明の液体噴射装置は、先に記載の本発明の液体噴射ヘッドを備えたことを特徴とする。
本発明の液体噴射装置によれば、ノズル開口に接続される流路内に本発明のフィルターを備えていることから、流路抵抗を低く抑えながら異物の除去を効果的に行え、ノズルの目詰まりを防止することができる。これにより、吐出不良を発生させることなく良好な吐出が長期的に行え、高品質な液体噴射装置が得られる。
また、1または複数の基材からなるフィルターは、前記液体噴射ヘッドに供給する液体を貯留する液体貯留部から前記液体噴射ヘッドのノズル開口へ前記液体を供給する流路内に、前記液体の流れに対して上流側に凸部を向けた状態で設けられていることが好ましい。
本発明によれば、凸部によっても異物を捕捉する効果が得られる。
また、前記液体の流れに対して上流側に配置される前記基材の貫通孔よりも下流側に配置される前記基材の前記貫通孔の方が平面視における大きさが小さいことが好ましい。
本発明によれば、ある程度の大きさを有する異物は上流側の基材で捕捉され、当該基材によって捕捉されなかった小さな異物を下流側の基材によって捕捉することが可能となるので、異物の除去効率が向上する。
第1実施形態のプリンターの全体構成を示す平面図。 第1実施形態のプリンターにおける記録ヘッドの構成を説明する断面図。 第1実施形態の記録ヘッドの周辺における要部構成を示す模式図。 (a)はフィルターの概略構成を示す平面図、(b)は(a)のA−A断面図。 フィルターの設置状態を示す図。 フィルターの製造工程を説明するための断面図。 フィルターの要部を拡大して示す断面図。 第2実施形態のプリンターの要部を拡大して示す図。
以下、本発明の実施形態につき、図面を参照して説明する。なお、以下の説明に用いる各図面では、各部材を認識可能な大きさとするため、各部材の縮尺を適宜変更している。
(第1実施形態)
まず、本発明に係る液体噴射装置の一実施形態であるプリンターについて述べる。
図1は、プリンターの全体構成を示す平面図である。
本実施形態のプリンター100は、プリンター本体5と、インクカートリッジからなるメインタンク6(液体貯留部)と、サブタンク2および記録ヘッド3(液体噴射ヘッド)を搭載したキャリッジ4と、を備えて概略構成されている。
プリンター本体5には、キャリッジ4を往復移動させるキャリッジ移動機構(図示略)と、記録紙(図示略)を搬送する紙送り機構(図示略)と、記録ヘッド3に供給するインクを貯留(収容)したメインタンク6とが設けられている。
キャリッジ移動機構は、プリンター本体の幅方向に架設されたガイド軸8と、パルスモーター9と、パルスモーター9の回転軸に接続されたこのパルスモーター9によって回転駆動される駆動プーリー10と、駆動プーリー10とはプリンター本体5の幅方向の反対側に設けられた遊転プーリー11と、駆動プーリー10と遊転プーリー11との間に架け渡されてキャリッジ4に接続されたタイミングベルト12と、から構成されている。
このような構成のもとに、パルスモーター9を駆動することにより、キャリッジ4がガイド軸8に沿って主走査方向に往復移動するようになっている。
また、紙送り機構は、紙送りモーターやこの紙送りモーターによって回転駆動される紙送りローラー(いずれも図示せず)等から構成され、記録紙を記録(印字・印刷)動作に連動させてプラテン上に順次送り出すようになっている。
図2は、本実施形態のプリンター100における記録ヘッドの構成を説明する断面図である。
図2に示すように、本実施形態における記録ヘッド3は、導入針ユニット17、ヘッドケース18、流路ユニット19およびアクチュエータユニット20を主な構成要素としている。
導入針ユニット17の上面にはインクを通過させるフィルター50を介在させた状態で2本のインク導入針22が横並びで取り付けられている。これらのインク導入針22には、サブタンク2がそれぞれ装着される。また、導入針ユニット17の内部には、各インク導入針22に対応したインク導入路23が形成されている。
このインク導入路23の上端はフィルター50を介してインク導入針22に連通し、下端はパッキン24を介してヘッドケース18内部に形成されたケース流路25と連通する。
サブタンク2は、ポリプロピレン等の樹脂製材料によって成型されている。このサブタンク2には、インク室27となる凹部が形成され、この凹部の開口面に透明な弾性シート26を貼設してインク室27が区画されている。
また、サブタンク2の下部にはインク導入針22が挿入される針接続部28が下方に向けて突設されている。サブタンク2におけるインク室27は、底の浅いすり鉢形状をしており、その側面における上下中央よりも少し下の位置には、針接続部28との間を連通する接続流路29の上流側開口が臨んでいる。また、インク室27の上流側には、タンク部フィルタ(不図示)が設けられている。針接続部28の内部空間にはインク導入針22が液密に嵌入されるシール部材31が嵌め込まれている。
このサブタンク2には、インク室27に連通するインク流入口(不図示)が突設されている。このインク流入口には、メインタンク6に貯留されたインクを供給するインク供給チューブ34が接続され、インク供給チューブ34を通ってきたインクがこのインク室27に流入するようになっている。本実施形態に係るプリンター100は、2つのメインタンク6を備えており、それぞれが対応するサブタンク2に上記インク供給チューブ34を介して接続されている。なお、メインタンク6の数はこれに限らない。
図2に示した上記弾性シート26は、インク室27を収縮させる方向と膨張させる方向とに変形可能である。そして、この弾性シート26の変形によるダンパ機能によって、インクの圧力変動が吸収される。すなわち、弾性シート26の作用によってサブタンク2が圧力ダンパとして機能する。したがって、インクは、サブタンク2内で圧力変動が吸収された状態で記録ヘッド3側に供給されるようになっている。
ヘッドケース18は、合成樹脂製の中空箱体状部材であり、下端面に流路ユニット19を接合し、内部に形成された収容空部37内にアクチュエータユニット20を収容し、流路ユニット19側とは反対側の上端面にパッキン24を介在した状態で導入針ユニット17を取り付けるようになっている。
このヘッドケース18の内部には、高さ方向を貫通してケース流路25が設けられている。このケース流路25の上端は、パッキン24を介して導入針ユニット17のインク導入路23と連通するようになっている。
また、ケース流路25の下端は、流路ユニット19内の共通インク室44に連通するようになっている。したがって、インク導入針22から導入されたインクは、インク導入路23およびケース流路25を通じて共通インク室44側に供給される。
図3は、本実施形態を説明するための、記録ヘッド3の周辺における要部構成を示す模式図である。
図3に示すように、合成樹脂のヘッドケース18を有したもので、このヘッドケース18の下端面に流路ユニット19を接合し、ヘッドケースの内部にアクチュエータユニット20を収容し、流路ユニット19側とは反対側の上端面側に上記インク導入路23が接続されるようになっている。
ヘッドケース18の内部には、高さ方向を貫通してケース流路25が設けられている。このケース流路25の上端は上記インク導入路23に連通し、下端は流路ユニット19内の共通インク室44に連通するようになっている。したがって、インク導入路23から導入されたインクは、ケース流路25を通じて共通インク室44側に供給されるようになっている。
アクチュエータユニット20は、櫛歯状に列設された複数の圧電振動子38と、この圧電振動子に接合される固定板39と、プリンター本体側からの駆動信号を圧電振動子38に供給する配線部材としてのフレキシブルケーブル40とから構成されている。各圧電振動子38は、固定端部側が固定板39上に接合され、自由端部側が固定板39の先端面よりも外側に突出している。すなわち、各圧電振動子38は、いわゆる片持ち梁の状態で固定板39上に取り付けられている。
固定板39は、圧電振動子38を支持するもので、例えば厚さ1mm程度のステンレス鋼によって構成されている。
アクチュエータユニット20は、固定板39の背面を、収容空部37を区画するケース内壁面に接着することで収容空部37に収納・固定されている。
流路ユニット19は、振動板41、流路基板42およびノズル基板43からなる流路ユニット構成部材が、積層された状態で一体化されて作製されたもので、共通インク室44からインク供給口45および圧力室46を通りノズル開口47aに至るまでの一連のインク流路を形成する部材である。圧力室46は、ノズル開口47aの列設方向(ノズル列方向)に対して直交する方向に細長い室として形成されており、それぞれに対向する圧電振動子38を備えて鋳る。
共通インク室44は、上記インク導入路23に連通してサブタンク側からのインクが導入される室である。この共通インク室44に導入されたインクは、インク供給口45を通じて各圧力室46に分配供給されるようになっている。
流路ユニット19の底部に配列されるノズル基板43は、ドット形成密度に対応したピッチ(例えば180dpi)で複数のノズル開口47aを列状に開設した金属製の薄い板材である。ノズル基板43の表面には、複数のノズル開口47aが形成されており、このようなノズル開口47aを形成したノズル基板43の表面により、ノズル開口47aが構成されている。
流路基板42は、結晶性を有する基材であるシリコンウェハを異方性エッチング処理することによって作製されている。振動板41は、ステンレス鋼等の金属製の支持板上に弾性フィルムをラミネート加工した二重構造の複合板材である。この振動板41の圧力室46に対応する部分には、エッチングなどによって支持板を環状に除去することで、圧電振動子38の先端面が接合される島部48が形成されている。この部分は、ダイヤフラム部として機能するようになっている。すなわち、この振動板41は、圧電振動子38の作動に応じて島部48の周囲の弾性フィルムが弾性変形するように構成されている。
また、振動板41は、流路基板42の一方の開口面を封止し、コンプライアンス部49としても機能するようになっている。このコンプライアンス部49に相当する部分については、ダイヤフラム部と同様に、エッチングなどにより支持板を除去して弾性フィルムだけにしている。
このような記録ヘッド3において、フレキシブルケーブル40を通じて駆動振動が圧電振動子38に供給されると、この圧電振動子38が素子長手方向に伸縮し、これに伴い島部48が圧力室46に近接する方向あるいは離間する方向に移動する。これにより、圧力室46の容積が変化し、圧力室46内のインクに圧力変動が生じる。この圧力変動によってノズル47からインク滴Dが吐出される。
次に、記録ヘッド3に設けられた本実施形態のフィルターについて説明する。
図4(a)はフィルターの概略構成を示す平面図であり、図4(b)は、図4(a)のA−A断面図である。
図4(a),(b)に示すように、本実施形態のフィルター50は、インクを通過させるとともにインク中に存在する異物(物質)を捕捉するもので、流入面51aおよび流出面51bを有する基材51と、基材51の流入面51aから流出面51bにかけて厚さ方向を貫通するとともにインクを通過させる複数の貫通孔52とを有して構成されている。
このフィルター50は、ステンレス鋼(SUS)の平坦な基材51に多数の貫通孔52を穿孔して平面視四角形に切断したものであり、基材51の板厚Tを約10〜20μm、貫通孔52の対角線に沿う幅Wを約10〜20μmとする。本実施形態においては、15μmの板厚Tを有する基材51に、幅Wが15μmの貫通孔52が多数形成されている。貫通孔52の開口52aの開口面積は基材51の厚みやインクの種類等に応じて設定される。
なお、貫通孔52(開口52a)の平面視形状は四角形に限られることはなく、円形、楕円、ひし形など、その他の形状であってもよい。円形とした場合、貫通孔の直径が約10〜20μmの範囲内であって、具体的に直径15μmに設定するのが好ましい。
基材51には、面方向(X方向)に所定のピッチで配列された複数の貫通孔52からなる孔列Mが複数列設けられている。孔列Mにおける各貫通孔52のピッチ(基材51のX方向で隣り合う貫通孔52どうしの間隔)は、例えば4μm程度に設定されている。一方、隣り合う孔列Mの貫通孔52どうしは各孔列Mの貫通孔52の配列方向(X方向)で互いに一致しないようずれて配置されている。これにより、隣り合う列の貫通孔52の角部どうしが接近(対向)することが阻止され、クラックの発生を防止できる。
各貫通孔52の一方の開口端には凸部53が形成されている。この凸部53は、基材51の流入面51a側に開口する貫通孔52の開口52a(流入口)の端部を取り囲むようにして枠状に設けられたもので、基材51の厚さ方向に所定の高さHで突出している。凸部53の高さHは板厚の1/4以上が好ましく、本実施形態では板厚15μmの基材51に対して凸部53の高さHが4μmとなっている。つまり、凸部53によって貫通孔52の周囲が部分的に肉厚になっている。
凸部53は、上記したような所定の高さを有して形成されることで異物捕捉機能が付与された形状となっている。
また、凸部53の先端面53aは曲面状とされており、流路抵抗の低減を図れる形状とされている。
図5は、フィルター50の設置状態を示す図である。
フィルター50は、図2に示したようにインク導入針22の内壁面に固定されている。この際、フィルター50は、図5に示すようにインクの流動方向に対して上流側に凸部53を向けた姿勢で固定されている。
インク導入針22内に流入したインクはフィルター50の貫通孔52を通過して下流側のインク導入路23へと流出する。インクがフィルター50を通過する際、インク中に混在していた異物(増粘あるいは固化したインクや気泡等)が基材51の流入面51a上に捕捉され、異物のないインクのみが貫通孔52を通過するようになる。
本実施形態のフィルター50は、複数の微細な貫通孔52の開口端に凸部53が形成されている。この構成により、貫通孔52の数を増やして貫通孔52どうしが密集して形成されていても、凸部53によって各貫通孔52の周縁部が肉厚になっているので貫通孔52からクラック(亀裂)等が発生するのを阻止できる。
これにより、流路抵抗を低く抑えるとともにフィルターとしての異物の捕捉効果を高めるために微細な貫通孔52を多数設けた構成であっても、耐久性(強度)に優れたフィルター50を得ることができる。このようなフィルター50を記録ヘッド3のインク流路内に設けることにより、ノズル47の目詰まりが防止されて吐出不良をなくすことが可能になる。したがって、良好な描画を長期的に行える信頼性に優れたプリンター100となる。
また、本実施形態では、フィルター50の凸部53がインクの流動方向に対して上流側に向けられていることから、凸部53によってもインク中の異物(例えば貫通孔52よりも小さい異物)を捕捉することが可能となっている。
また、本実施形態では、凸部53が開口52aの端部を取り囲むようにして形成されていることから、貫通孔52内に流入する異物を凸部53によって基材51の流入面51a上に留めておくことが可能となり異物が貫通孔52内に流入するのを防止できる。このような枠状の凸部53によって異物を効果的に除去することが可能となる。
なお、上述したように凸部53が開口52aの端部全体に形成されていることが好ましいが、部分的に形成されていてもよい。
なお、本実施形態では、記録ヘッド3のインク導入針22内にフィルター50が設けられた構成について述べたが、フィルター50の設置位置はこの場所に限らず、メインタンク6と記録ヘッド3のノズル開口47aとを繋ぐインク流路内に設置されていれば良い。例えば、インク供給チューブ34内や、記録ヘッド3の接続流路29、インク導入路23、ケース流路25、あるいは共通インク室44などに設けられていてもよい。
また、一箇所に限らず、複数箇所に設けてもよい。
次に、フィルター50の製造方法について述べる。
図6は、フィルター50の製造工程を説明するための断面図である。
図6(a)に示すように、まず、軟質材として厚さ300μmのゴム材からなるダイレス材500(第1のダイレス材)と、厚さ20μmのPET(ポリエチレンテレフタレート)からなるダイレス材501(第2のダイレス材)とを積層させ、その上に厚さ15μmのステンレス鋼の被加工材510を載置する。
そして、被加工材510の表面510a上にパンチ502を配置する。パンチ502は、角孔を形成可能な角パンチであって、平面視における対角線の幅が上記した本実施形態のフィルター50の貫通孔52の幅Wに対応している。パンチ502には、先端502Aと基部502Bとの境界部分にテーパー部503が設けられている。
次に、図6(b)に示すように、パンチ502を被加工材510内に打ち込み、その先端502Aをダイレス材501に挿入させる。これにより、被加工材510がパンチ502の形状に打ち抜かれて貫通孔52が形成される。
パンチ502によって打ち抜かれた打ち抜き片510Aは、ダイレス材501側へ押し出されて内部に留められる。ゴム材からなるダイレス材500はPETからなるダイレス材501の厚さに対して非常に厚く形成されている。このため、打ち抜き片510Aはダイレス材500内へは行かず、ダイレス材501内に確実に留められる。また、PETからなるダイレス材501の厚さを20μmと薄くすることで、打ち抜き片510Aをダイレス材501ないに確実に留めることができるとともに、パンチ502が被加工材510を完全に貫通して容易に打ち抜くことができる。
また、パンチ502のテーパー部503を被加工材510内へ押し込むように圧入することで、被加工材510の裏面510b側にテーパー部503によって押し出された押し出し片によって凸部53が形成される。
凸部53は、被加工材510の板厚に対して25%以上の厚さで形成する。本実施形態では、板厚15μmの被加工材510に厚さ4μmの凸部53を形成した。
なお、ダイレス材501としては、PC(ポリカーボネイト)、POM(ポリ汗タール)、ABS(ABS樹脂)、PPS(ポリフェニンサルファイド)等を用いることが可能であり、硬さは、被加工材510の厚さや貫通孔52のピッチ等により、種々選択することが可能である。
次に、図6(c)に示すように、被加工材510の表面510a上に金属あるいはゴム部材からなる支持部材520を配置し、被加工材510の裏面510b側の凸部53と対向する位置に、例えば金属板からなる押圧部材505を配置する。
そして、図6(d)に示すように、押圧部材505を凸部53の先端側に押し付けて、図6(d)に示すように凸部53の先端面53aを曲面にする。この際、図6(d)に示したように、支持部材520がゴム材のような軟質部材であれば貫通孔52内に入り込んで押圧部材505による押圧力に対して支えられる。
このようにして、本実施形態のフィルター50を形成する。
なお、複数のパンチ502をユニット化することにより、一度の打ち抜きで複数の貫通孔52を形成することができるので、製造効率を向上させることが可能となる。
本実施形態では、テーパー部503を有したパンチ502を用いて、被加工材510の厚さ方向を貫通させてインクを通過させる複数の微細な貫通孔52と、貫通孔52の一方の開口端に被加工材510の厚さ方向へ突出する凸部53とを同時に形成することができる。凸部53は、パンチ502のテーパー部503によって被加工材510を部分的に押し出すことで形成される肉厚部である。各貫通孔52の開口端に形成されるこの凸部53は所望とする均一な高さで形成されることで異物捕捉機能が付与されたものとなる。
このように、被加工材510にパンチ502を貫通させることで、微細な貫通孔52を形成するのと同時に該貫通孔52の一端側における開口端に凸部53を同時に形成することができるので、所望の強度を有したフィルター50を容易に製造することができる。
また、軟質部材からなるダイレス材500,501上に載置された被加工材510にパンチ502を貫通させて貫通孔52と凸部53とを形成することにより、被加工材510を確実に打ち抜くことができて貫通孔52と凸部53とを確実に形成することができる。
また、被加工材510の直下に配置されるPETからなるダイレス材501をダイレス材500に対して薄くすることで、被加工材510の貫通不良が発生しにくくなり、貫通孔52および凸部53を確実且つ容易に形成することが可能となる。さらに、ダイレス材501内に打ち抜き片510Aを確実に留めることができるので、パンチ502を引き抜く際に打ち抜き片510Aがともに引き出されて次の打ち抜き作業時に不具合が生じることが防止される。
このようなフィルター50を記録ヘッド3内に設けることにより、ノズル47に供給されるインク中に存在する異物を効果的に捕捉することができるので、目詰まり等を生じさせることなく良好な印字が可能な記録ヘッド3が得られる。このような記録ヘッド3により、印字時の擦れや吐出不良による印字品質の低下が長期的に防止されたプリンター100を提供することが可能となる。
また、本実施形態では、ステンレス製(SUS製)のフィルター50を用いたが、金属層と樹脂層とを積層してなる基材51(被加工材510)よりフィルターを構成してもよい。例えば、SUS層とポリイミド層との積層材料により構成されるフィルターを用いてもよい。
この場合、凸部53がSUSのみから構成されていてもいいし、樹脂とSUSとの積層構造とされていても良い。
このような構成により、多数の微細孔を有した強度の高いフィルターを形成することができるとともに、フィルター50の耐インク性を高めることができる。
また、フィルター50内において貫通孔52の平面視における大きさを異ならせてもよい。例えば、流路の中央側を流れるインクよりも流路の壁面側を流れるインクの方が粘度が高くなりやすいため、基材51の中央と周縁部とで貫通孔52の大きさを異ならせてもよい。
また、インクの流動方向に複数のフィルター50を配置してもよい。これにより、上流側のフィルター50を通過した異物を下流側のフィルター50によって捕捉することも可能となる。これにより、異物の捕捉効果が向上する。
また、図7に示すように、フィルター50には貫通孔52の他方の開口52b(基材51の流出面51b側の開口)の端部側に当該貫通孔52の内側に向く傾斜面54が形成されていてもよい。パンチ502(図6)によって被加工材510を打ち抜く際、テーパー部503によって被加工材510が部分的に押し出されるため、パンチ502を引き抜くと貫通孔52の開口端にテーパー部503に沿った傾斜面54が形成される。この傾斜面54により貫通孔52内からインクの流出を促す効果が得られ、流路抵抗の低減が期待できる。
[第2実施形態]
次に、本実施形態の第2実施形態について述べる。
図8は、第2実施形態のフィルターを拡大して示す断面図である。
図8に示すように、本実施形態のフィルター60は、複数の基材をユニット化した多層タイプのフィルターである。フィルター60は、互いの表面を対向させて配置されたフィルター部材61A(基材)およびフィルター部材61B(基材)を備えている。フィルター部材61A,61Bは、インクの流動方向に並べて配置され、相互間の隙間はなるべく小さい方が好ましい。
フィルター部材61A,61Bは、互いの凸部63a,63bをインクの流入側に向けた姿勢で固定されている。本実施形態では、フィルター部材61Aの流出面61b側にフィルター部材61Bが配置されており、フィルター部材61Aの流出面61bとフィルター部材61Bの流入面61aとが対向している。
フィルター部材61A,61Bの貫通孔62a,62b同士はフィルター部材61A,61Bの面方向でずれている。具体的には、フィルター部材61A,61Bの面方向で貫通孔62a,62b同士が一部重なっている。例えば、各フィルター部材61A,61Bにおける貫通孔62a,62bに関する開口率が15%であることが好ましい。
本実施形態のフィルター60によれば、まず、インクが上流側のフィルター部材61Aを通過する際に、貫通孔62aおよび凸部63aによってインク中の異物が捕捉される。そして、フィルター部材61Aによって捕捉されずに貫通孔62aを通過したインク中の異物は、下流側のフィルター部材61Bの貫通孔62bおよび凸部63bによって捕捉されることになる。
このように、インクの流動方向にフィルター部材61A,61Bを配置してなるフィルター60を備えることによって、インク中の異物の捕捉効果(除去効果)が向上し、ノズル47の目詰まりをより一層防止することが可能となる。
また、各フィルター部材61A,61Bが各々の凸部63a,63bをインクの流動方向に対して上流側に向けられた姿勢とされていることから、インク中に存在する異物が凸部63a,63bによって留められて貫通孔62a,62b内に流入するのを阻止する効果が期待できる。これにより、各フィルター部材61A,61Bの凸部63a,63bによっても異物の除去効果が高められる。
また、本実施形態では、各フィルター部材61A,61Bの貫通孔62a,62bどうしが面方向でずれていることから、フィルター部材61A,61B同士の間でインクの流動方向が変化するなどして、インク中に存在する異物がフィルター60に捕捉される可能性が高くなる。これにより、異物の除去能力がより一層高められたフィルター60とすることができる。
なお、本実施形態では、フィルター部材61A,61Bの貫通孔62a,62b同士がフィルター部材61A,61Bの面方向でずれていたが、貫通孔62a,62b同士がフィルター部材61A,61Bの面方向で一致していてもよい。
また、フィルター部材61A,61Bの貫通孔62a,62bどうしの重なり具合(開口率)や各フィルター部材61A,61Bの貫通孔62a,62bどうしの大きさが異なっていてもよい。また、上記開口率や貫通孔62a,62bの大きさに応じて、フィルター部材61A,61Bの配置間隔を調整してもよい。これにより、インク中に存在する大きさの異なる異物や粘性が高くなった液体を効果的に捕捉することが可能となる。
例えば、貫通孔62a,62bどうしを面方向に完全にずらして一致させないようにした場合、フィルター部材61A,61Bの配置間隔や貫通孔62a,62bの大きさ等を調整することで、流路抵抗を低く抑えつつ十分な捕捉効果を得ることが可能である。
各フィルター部材61A,61Bの貫通孔62a,62bどうしの大きさ(幅W)を異ならせる場合、例えば、上流側に配置されるフィルター部材61Aの貫通孔62aに対して下流側のフィルター部材61Bの貫通孔62bの大きさを相対的に小さくすることにより、上流側のフィルター部材61Aによってある程度の大きさを有する異物(貫通孔62aよりも大きい異物)を捕捉でき、フィルター部材61Aによって捕捉されなかった小さな異物を下流側のフィルター部材61Bによって捕捉することが可能となる。
この場合、例えば、上流側のフィルター部材61AをSUSなどの金属より形成し、下流側のフィルター部材61Bをポリイミドなどの樹脂より形成してもよい。樹脂材料であれば微細孔を容易に形成しやすい。
また、本実施形態ではフィルター部材を2段にして設けたが、3段以上にしてもよい。
また、1つのフィルター部材内において各貫通孔の大きさや平面形状を異ならせても良い。
以上、添付図面を参照しながら本発明に係る好適な実施形態について説明したが、本発明は係る例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
3 記録ヘッド(液体噴射ヘッド)、5 プリンター本体、6 メインタンク(液体貯留部)、47a ノズル開口、50 フィルター、51 基材、51a 流入面、51b 流出面、52 貫通孔、52a 開口、52b 開口、53 凸部、53a 先端面、54 傾斜面、60 フィルター、61A フィルター部材、61B フィルター部材、61a 流入面、61b 流出面、62a 貫通孔、62b 貫通孔、63a 凸部、63b 凸部、100 プリンター(液体噴射装置)、500 ダイレス材(第1のダイレス材)、501 ダイレス材(第2のダイレス材)、502 パンチ、503 テーパー部、510 被加工材

Claims (15)

  1. 所定の厚さを有し液体を通過させるフィルターであって、
    液体を通過させる貫通孔と、
    前記貫通孔の一方の開口端を取り囲み、かつ前記厚さ方向に突出して形成される枠状の凸部と、
    前記凸部に囲まれず、前記貫通孔が形成されず、かつ前記所定の厚さを有する貫通孔非形成部と、
    を有し
    前記凸部の先端面を押圧処理することによって、前記凸部の先端面が、曲面状に形成されていることを特徴とするフィルター。
  2. 所定の厚さを有し液体を通過させるフィルターであって、
    液体を通過させる貫通孔と、
    前記貫通孔の一方の開口端を取り囲み、かつ前記厚さ方向に突出して形成される枠状の凸部と、
    前記凸部に囲まれず、前記貫通孔が形成されず、かつ前記所定の厚さを有する貫通孔非形成部と、
    を有し、
    前記凸部が、金属層と樹脂層との積層構造であることを特徴とするフィルター。
  3. 前記凸部が前記フィルターの流入面側に形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載のフィルター。
  4. 前記貫通孔の他方の開口端に該貫通孔の内側に向く傾斜面が形成されていることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載のフィルター。
  5. 前記凸部の高さが、前記所定の厚さの1/4以上であることを特徴とする請求項1からのいずれか一項に記載のフィルター。
  6. 前記フィルターが金属層と樹脂層とを積層してなることを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載のフィルター。
  7. 互いに隙間を設けて配置される複数の前記フィルターの各々の前記凸部が同一方向に向けた姿勢とされていることを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載のフィルター。
  8. 複数の前記フィルターの前記貫通孔どうしが該フィルターの面方向でずれていることを特徴とする請求項7記載のフィルター。
  9. 前記貫通孔の平面視における大きさが、1つの前記フィルター内あるいは前記フィルター毎に異なっていることを特徴とする請求項1から8のいずれか一項に記載のフィルター。
  10. 第1の前記フィルターの前記貫通孔よりも当該第1のフィルターの下流側に配置される第2の前記フィルターの前記貫通孔の方が平面視における大きさが小さいことを特徴とする請求項9記載のフィルター。
  11. 請求項1から10のいずれかに記載のフィルターを備えたことを特徴とする液体噴射ヘッド。
  12. 前記フィルターは、液体を貯留する液体貯留部からノズル開口へ前記液体を供給する流路内に前記液体の流れに対して上流側に前記凸部を向けた状態で設けられていることを特徴とする請求項11に記載の液体噴射ヘッド。
  13. 前記液体の流れに対して上流側に配置される前記フィルターの貫通孔よりも下流側に配置される前記フィルターの前記貫通孔の方が平面視における大きさが小さいことを特徴とする請求項11または12に記載の液体噴射ヘッド。
  14. 請求項11から13のいずれかに記載の液体噴射ヘッドを備えたことを特徴とする液体噴射装置。
  15. 先端と基部との境界部にテーパー部が設けられたパンチを所定の厚さを有する被加工材に打ち込んで貫通孔を形成する工程と、
    前記テーパー部を前記被加工材内へ圧入して前記貫通孔の一方の開口端を取り囲み、かつ前記厚さ方向に突出して枠状の凸部を形成する工程と、
    前記凸部を押圧部材に押圧して前記凸部の先端面を曲面状に形成する工程と、
    を含むことを特徴とする液体を通過させるフィルターの製造方法。
JP2010048852A 2010-03-05 2010-03-05 フィルター、液体噴射ヘッド、液体噴射装置およびフィルターの製造方法 Active JP5724186B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010048852A JP5724186B2 (ja) 2010-03-05 2010-03-05 フィルター、液体噴射ヘッド、液体噴射装置およびフィルターの製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010048852A JP5724186B2 (ja) 2010-03-05 2010-03-05 フィルター、液体噴射ヘッド、液体噴射装置およびフィルターの製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011183583A JP2011183583A (ja) 2011-09-22
JP5724186B2 true JP5724186B2 (ja) 2015-05-27

Family

ID=44790461

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010048852A Active JP5724186B2 (ja) 2010-03-05 2010-03-05 フィルター、液体噴射ヘッド、液体噴射装置およびフィルターの製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5724186B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012026548A1 (ja) 2010-08-25 2012-03-01 株式会社ブリヂストン タイヤ及びその製造方法

Family Cites Families (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61268322A (ja) * 1985-05-23 1986-11-27 Toyo Roki Seizo Kk 濾過材
JPH06278279A (ja) * 1993-03-26 1994-10-04 Fujitsu Ltd インクジェットヘッドとその製造方法
JP2001105623A (ja) * 1999-10-05 2001-04-17 Hitachi Ltd インクジェット記録装置
JP2001315359A (ja) * 2000-05-02 2001-11-13 Canon Inc インクジェット記録装置
JP2003033725A (ja) * 2001-07-24 2003-02-04 Nagasawa Wire Cloth Co 金網と、金網製フィルターと、振動篩い機
JP3841036B2 (ja) * 2002-09-25 2006-11-01 ブラザー工業株式会社 インクジェットヘッド
JP4634106B2 (ja) * 2004-09-14 2011-02-16 リコープリンティングシステムズ株式会社 インクジェットヘッド及びその製造方法
JP4852861B2 (ja) * 2005-03-30 2012-01-11 セイコーエプソン株式会社 液体噴射ヘッドの製造方法
JP2007137032A (ja) * 2005-11-22 2007-06-07 Seiko Epson Corp 液体噴射ヘッド及び液体噴射装置
JP2009000729A (ja) * 2007-06-22 2009-01-08 Seiko Epson Corp プレス加工方法、パンチングプレート、および、液体噴射ヘッド
JP2009012316A (ja) * 2007-07-05 2009-01-22 Seiko Epson Corp フィルタ、液体噴射ヘッド、液体噴射装置、およびプレス加工方法
JP2009034598A (ja) * 2007-08-01 2009-02-19 Panasonic Corp 油捕集フィルタ
JP2009160785A (ja) * 2007-12-28 2009-07-23 Ricoh Elemex Corp 微細貫通孔構造体の製造方法、微細貫通孔構造体、液滴吐出ヘッド、液滴吐出装置
JP2009160615A (ja) * 2008-01-08 2009-07-23 Seiko Epson Corp プレス装置、プレス方法、及び、液体噴射ヘッド用フィルタの製造方法
JP5169261B2 (ja) * 2008-02-01 2013-03-27 セイコーエプソン株式会社 金属板材、フィルタ、及び金属基板の製造方法
JP2009178767A (ja) * 2008-02-01 2009-08-13 Seiko Epson Corp 多孔加工用パンチ、および金属板の製造方法
JP4670920B2 (ja) * 2008-09-08 2011-04-13 コニカミノルタホールディングス株式会社 記録ヘッド

Also Published As

Publication number Publication date
JP2011183583A (ja) 2011-09-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6464347B2 (en) Laser ablated filter
US9358799B2 (en) Flow path member, ink jet head, and ink jet printer
JP2009012316A (ja) フィルタ、液体噴射ヘッド、液体噴射装置、およびプレス加工方法
JP2009000729A (ja) プレス加工方法、パンチングプレート、および、液体噴射ヘッド
JP6028513B2 (ja) 液滴吐出ヘッド、画像形成装置、及び液滴吐出ヘッドの製造方法
JP5724186B2 (ja) フィルター、液体噴射ヘッド、液体噴射装置およびフィルターの製造方法
JP5500017B2 (ja) 液体吐出ヘッド及び画像形成装置
JP2009178767A (ja) 多孔加工用パンチ、および金属板の製造方法
JP2014037131A (ja) 液体吐出ヘッド及び画像形成装置
JP2011183693A (ja) フィルター、液体噴射ヘッド、液体噴射装置
JPH02500732A (ja) 多層構造のインク印字ヘツド
JP2005014566A (ja) インクジェット記録装置
JP2009160615A (ja) プレス装置、プレス方法、及び、液体噴射ヘッド用フィルタの製造方法
JP2013193296A (ja) 液体吐出ヘッド、画像形成装置、液体吐出ヘッドの製造方法
JP2011183692A (ja) フィルター、液体噴射ヘッド、液体噴射装置
JP2011189533A (ja) フィルター、液体噴射ヘッド、液体噴射装置
JP2011230299A (ja) フィルター、フィルターの製造方法、流体噴射ヘッド及び流体噴射装置
JP2013063535A (ja) 液体吐出ヘッド及び画像形成装置
JP2018103530A (ja) 液体噴射装置の駆動方法及び液体噴射装置
JP2012250484A (ja) 液滴吐出ヘッド及び画像形成装置
JP2011230316A (ja) フィルター、フィルターの製造方法、流体噴射ヘッド及び流体噴射装置
JPH08244219A (ja) インクジェット記録ヘッド
JP5970883B2 (ja) 液体吐出ヘッド、画像形成装置
JP2012192633A (ja) 液体噴射ヘッド、および、液体噴射装置
JP5736700B2 (ja) 液体噴射ヘッド、液体噴射装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20121205

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130723

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130917

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20131022

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20131217

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140121

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140319

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20150106

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20150303

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20150316

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5724186

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350