JP5719065B1 - フライホイール蓄電装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】蓄電動作時に、フライホイールができるだけ速やかに高回転域に達することができるようにしたフライホイール蓄電装置を提供する。【解決手段】ケース10と、ケース10内において固定されたステータ20とケース内において回転可能に設けられたローターであるフライホイール30とを有する電動機40とを備え、電動機40の作動によるフライホイール30の回転によって、電力を回転エネルギーとして蓄える装置であって、電動機40は、主電力によって駆動される主電動機41と、主電力よりも小さな電力である副電力によって駆動される主電動機41よりも小型の副電動機42とを備えている。主電動機41の内側に副電動機42が同心状に配置されている。【選択図】図1

Description

本発明は、車両に搭載できるフライホイール蓄電装置に関するものである。より詳しくは、フライホイールを高速で回転させることにより電力を回転エネルギーの形で蓄え、必要に応じて回転エネルギーを電力に変換するフライホイール蓄電装置に関し、特に、走行と停止の繰り返し頻度の高い車両(例えば、バス、乗用車、路面電車、鉄道車両等)に適したフライホイール蓄電装置に関するものである。
従来、例えば特許文献1に見られるように、
ケース(2)と、
このケース(2)内において固定されたステータ(36)とケース(2)内において回転可能に設けられたローターであるフライホイール(18)とを有する電動機(35)と、
を備え、電動機(35)の作動によるフライホイール(18)の回転によって、電力を回転エネルギーとして蓄えるフライホイール蓄電装置が知られている。
このフライホイール蓄電装置は、外部電源からステーター(36)の巻線(39)に電圧が印加されると、ローター(42)である回転体(18)が高速で回転し、電気エネルギーが回転エネルギーに変換されて蓄えられる。そして、必要に応じて、回転体(18)の回転エネルギーが電気エネルギーに変換され、外部の負荷に供給されるものである(同文献0036段落)。
また、このフライホイール蓄電装置にあっては、上軸受ユニット(25)と下軸受ユニット(30)とによって回転体(18)の上下端部を支持しているので、揺動振動に対して支持が破綻するようなことはなく、ゴーストップ頻度の高い移動体(バス、乗用車、路面電車、鉄道等)で有効に利用することができることになる(同文献0037段落)。
特開2003−088040号公報
上述したようなゴーストップ頻度の高い移動体に搭載されるフライホイール蓄電装置においては、電力を回転エネルギーの形で蓄える蓄電動作時、フライホイールができるだけ速やかに高回転域に達するようにすることが望まれる。次回の加速走行時に速やかに備えるためである。
しかし、上述した従来のフライホイール蓄電装置では、蓄電動作時に、フライホイールができるだけ速やかに高回転域に達するようにするための特別な工夫はなされていなかった。
本発明が解決しようとする課題は、蓄電動作時に、フライホイールができるだけ速やかに高回転域に達することができるようにしたフライホイール蓄電装置を提供することである。
上記課題を解決するために本発明のフライホイール蓄電装置は、
ケースと、
このケース内において固定されたステータと前記ケース内において回転可能に設けられたローターであるフライホイールとを有する電動機と、
を備え、電動機の作動によるフライホイールの回転によって、電力を回転エネルギーとして蓄える、車両に搭載されるフライホイール蓄電装置であって、
前記電動機は、主電力によって駆動される主電動機と、前記主電力よりも小さな電力である副電力によって駆動される前記主電動機よりも小型の副電動機とを備え
前記フライホイールの回転軸線回りに関し、前記主電動機の内側に前記副電動機が同心状に配置され、
前記フライホイールの回転軸線回りに関し、前記主電動機用ステータの内側に前記副電動機用ステータが同心状に配置され、それら主電動機用ステータと副電動機用ステータとの間に、冷却用ジャケットが上記両ステータと同心状に設けられ、
前記主電力は、前記車両の車輪を駆動するモータからの回生電力を含み、
前記副電力は、前記車両に搭載された二次電池からの電力を含むことを特徴とする。
このフライホイール蓄電装置によれば、蓄電動作時には、主電力によって主電動機が駆動されることに加え、副電力により副電動機を駆動することで、フライホイールの回転が加速(加勢)される。
したがって、主電動機のみでフライホイールを駆動する場合に比べ、より速やかにフライホイールを高回転域に達せさせることができる。
ここで、副電動機は主電動機よりも小型であって主電力よりも小さな電力で駆動されるから、仮に主電動機を主電力と副電力とで駆動した場合に比べて、鉄損等のエネルギー損失を小さくすることができる。
以上のように、この本発明のフライホイール蓄電装置によれば、蓄電動作時に、フライホイールが速やかに高回転域に達することができるようにすることができ、しかもエネルギー損失を少なくして効率よくフライホイールを速やかに高回転域に到達させることができる。
また、前記フライホイールの回転軸線回りに関し、前記主電動機の内側に前記副電動機が同心状に配置されているので、フライホイール蓄電装置をコンパクトに構成することができる。したがって、車両に搭載しやすくなる。
また、前記フライホイールの回転軸線回りに関し、前記主電動機用ステータの内側に前記副電動機用ステータが同心状に配置され、それら主電動機用ステータと副電動機用ステータとの間に、冷却用ジャケットが上記両ステータと同心状に設けられているので、主電動機と副電動機とを共通の冷却用ジャケットで効率よく冷却することができるため、フライホイール蓄電装置を一層コンパクトに構成することができる。したがって、車両にさらに搭載しやすくなる。
また、前記主電力は、前記車両の車輪を駆動するモータからの回生電力を含み、
前記副電力は、前記車両に搭載された二次電池からの電力を含む構成となっているので、車両に搭載される二次電池を小型化できる車両を構成することができる。
このフライホイール蓄電装置においては、
前記フライホイールは、該フライホイールの回転軸線と直交する方向(ラジアル方向)から見て、前記主電動機用ステータと副電動機用ステータとが収容される凹部が形成された中央肉厚部と、この中央肉厚部から外方に向かって徐々になだらかに肉薄となる円盤部とからなり、
前記ケースの形状も、上記フライホイールの外面形状と同様、中央肉厚部と、この中央肉厚部から外方に向かって徐々になだらかに肉薄となる円盤部とからなり、
前記ケース内には、ヘリウム・空気混合ガスが充填される構成とすることができる。
このように構成すると、フライホイールの形状が該フライホイールの回転軸線と直交する方向(ラジアル方向)から見て、前記主電動機用ステータと副電動機用ステータとが収容される凹部が形成された中央肉厚部と、この中央肉厚部から外方に向かって徐々になだらかに肉薄となる円盤部とからなるいわばそろばんの珠形状となっていること、およびケース内にヘリウム・空気混合ガスが充填されることによって、風損の低減を図ることができる。
しかも、前記ケースの形状も、上記フライホイールの外面形状と同様、中央肉厚部と、この中央肉厚部から外方に向かって徐々になだらかに肉薄となる円盤部とからなっていることにより、フライホイール蓄電装置を一層コンパクトに構成することができ、したがって、車両にさらに搭載しやすくなる。
このフライホイール蓄電装置においては
記フライホイール蓄電装置は、前記フライホイールの回転方向を逆にした状態で一対車両に搭載されることが望ましい。
このように構成すると、フライホイールの回転によるモーメントおよびジャイロ効果を打ち消すことができる。
本発明に係るフライホイール蓄電装置の一実施の形態を示す断面図。 同じく組立断面図。 フライホイール30および固定軸44の断面図。 フライホイール蓄電装置1を搭載した車両の一例を示すブロック図。 作動説明図。 作動説明図。 作動説明図。 フライホイール蓄電装置1を上下に一対配置した蓄電装置を示す図で、(a)は平面図、(b)は正面図。 フライホイール蓄電装置1を左右に一対配置した蓄電装置を示す図で、(a)は平面図、(b)は正面図。
以下、本発明に係るフライホイール蓄電装置の実施の形態について図面を参照して説明する。なお、各図において、同一部分ないし相当する部分には、同一の符号を付してある。
図1〜図3に示すように、この実施の形態のフライホイール蓄電装置1は、ケース10と、このケース10内において固定されたステータ20とケース10内において回転可能に設けられたローターであるフライホイール30とを有する電動機40とを備え、電動機40の作動によるフライホイール30の回転によって、電力を回転エネルギーとして蓄える装置である。
電動機40は、主電力によって駆動される主電動機41と、主電力よりも小さな電力である副電力によって駆動される主電動機41よりも小型の副電動機42とを備えている。
このフライホイール蓄電装置1によれば、蓄電動作時には、主電力によって主電動機41が駆動されることに加え、副電力により副電動機42を駆動することで、フライホイール30の回転が加速(加勢)される。
したがって、主電動機41のみでフライホイール30を駆動する場合に比べ、より速やかにフライホイール30を高回転域に到達させることができる。
ここで、副電動機42は主電動機41よりも小型であって主電力よりも小さな電力で駆動されるから、仮に主電動機41を主電力と副電力とで駆動した場合に比べて、鉄損等のエネルギー損失を小さくすることができる。
したがって、このフライホイール蓄電装置1によれば、蓄電動作時に、フライホイール30が速やかに高回転域に達することができるようにすることができ、しかもエネルギー損失を少なくして効率よくフライホイール30を速やかに高回転域に到達させることができる。
このフライホイール蓄電装置1においては、フライホイール30の回転軸線A回りに関し、主電動機41の内側に副電動機42が同心状に配置されている。
このように構成すると、フライホイール蓄電装置1をコンパクトに構成することができる。したがって、車両に搭載しやすくなる。
主として図2に示すように、フライホイール30の回転軸線A回りに関し、主電動機用ステータ41sの内側に副電動機用ステータ42sが同心状に配置され、それら主電動機用ステータ41sと副電動機用ステータ42sとの間に、冷却用ジャケット43が上記両ステータ41s、42sと同心状に設けられている。
このように構成すると、主電動機41と副電動機42とを共通の冷却用ジャケット43で効率よく冷却することができるため、フライホイール蓄電装置1を一層コンパクトに構成することができる。したがって、車両にさらに搭載しやすくなる。
44は全体形状が略円筒状の固定軸であり(図3参照)、そのフランジ部44fがボルト44bでケース10に固定される。
図2に示すように、主電動機用ステータ41sは、固定軸44とこの固定軸44の外周に設けられた主電動機用固定子コイル41cとで構成される。
副電動機用ステータ42sは、固定軸44とこの固定軸44の内周に設けられた副電動機用固定子コイル42cとで構成される。
フライホイール30は、その中心部に一体に形成された回転軸31(図3参照)と、この回転軸31回りに同心状に平面視(回転軸線A方向から見て)リング状に形成された凹部32とを有している。
図2に示すように、主電動機用ロータ41rは、フライホイール30と、前記凹部32の内周面に固定された主電動機永久磁石41mとで構成される。
副電動機用ロータ42rは、フライホイール30と、その回転軸31の外周面に固定された副電動機用永久磁石42mとで構成される。
フライホイール30は、該フライホイール30の回転軸線Aと直交する方向(ラジアル方向)から見て、主電動機41用ステータ41sと副電動機42用ステータ42sとが収容される前記凹部32が形成された中央肉厚部33と、この中央肉厚部33から外方に向かって徐々になだらかに肉薄となる円盤部34とからなっている。
ケース10の形状も、フライホイール30の外面形状と同様、中央肉厚部13と、この中央肉厚部13から外方に向かって徐々になだらかに肉薄となる円盤部14とからなっている。
ケース内10には、ヘリウム・空気混合ガスが充填される。
このように構成すると、フライホイール30の形状が該フライホイール30の回転軸線Aと直交する方向(ラジアル方向)から見て、主電動機用ステータ41sと副電動機用ステータ42sとが収容される凹部32が形成された中央肉厚部33と、この中央肉厚部33から外方に向かって徐々になだらかに肉薄となる円盤部34とからなるいわばそろばんの珠形状となっていること、およびケース10内にヘリウム・空気混合ガスが充填されることによって、風損の低減を図ることができる。
しかも、ケース10の形状も、上記フライホイール30の外面形状と同様、中央肉厚部13と、この中央肉厚部13から外方に向かって徐々になだらかに肉薄となる円盤部14とからなっていることにより、フライホイール蓄電装置1を一層コンパクトに構成することができ、したがって、車両にさらに搭載しやすくなる。
なお、混合ガス圧は、大気圧と同じでもよい。
ケース10は、上ケース11と下ケース12とを有し、これら上ケース11と下ケース12のフランジ部同士がボルト10bで結合されている。
上ケース11の中央部には開口11c(図2)が設けられており、この開口11cに前述した主電動機用ステータ41sおよび副電動機用ステータ42sを構成する固定軸44が挿通され、そのフランジ部44fがボルト44bで上ケース11に固定される。
図1,図2に示すように、固定軸44の中心空間44sには、副電動機用ロータ42rが挿入され、その軸31の上端が、中心空間44sの上端に配置された上部ラジアル磁気軸受31rで回転可能に支持されている。
固定軸44の上部には、上カバー45がボルト45bで固定される。
上カバー45には、冷却用ジャケット43へ冷却水を供給するための冷却水入り口栓43iと、冷却用ジャケット43から冷却水を排出するための冷却水出口栓43oと、副電動機用固定子コイル42cのための配線用栓42pと、上部ラジアル磁気軸受31r用の配線用栓31pとが設けられている。
また、固定軸44には、主電動機用固定子コイル41cのための配線用栓41pと、ケース10内にヘリウム・空気混合ガスを充填するためのガス栓44gが設けられている。
46は主電動機用固定子コイル41cおよび副電動機用固定子コイル42cを固定するための金具である。
フライホイール30の下部中央には、上記軸31と同軸上に下部軸31Uが形成されている。
一方、下ケース12の下部中央には、下部軸31Uを受ける軸受け部12bが設けられている。
下部軸31Uおよび軸受け部12bには、下部ラジアル磁気軸受12rと、スラスト磁気軸受12sとが設けられている。
スラスト磁気軸受12sによってフライホイール30の全質量が支持され、上下のラジアル磁気軸受31r、12rによってフライホイール30の水平方向における振動抑制および位置規制が行われることで、フライホイール30は非接触状態で支持され、軸受抵抗損失が非常に小さな状態で回転可能である。
フライホイール30は、強度および重量を考慮すると、炭素繊維強化プラスチック(CFRP)で構成するのが望ましい。
下ケース12の中央下部には、下カバー15がボルト15bで固定される。
下カバー15には、下部ラジアル磁気軸受12r用の配線用栓16と、スラスト磁気軸受12s用の配線用栓17とが設けられている。
フライホイール蓄電装置1は車両に搭載される装置である。
フライホイール蓄電装置1を車両に搭載した場合、例えば図4、図6に示すように、フライホイール蓄電装置1の主電動機41を駆動する主電力E1は、車両100の車輪101を駆動するモータ102からの回生電力E1bを含み、
副電動機42を駆動する副電力E2は、車両100に搭載された二次電池(バッテリ)120からの電力E2bを含む構成とすることができる。
このように構成すると、このフライホイール蓄電装置1を搭載することによって、車両100に搭載される二次電池120を小型化できる。
なお、図4〜図7において、各部間をつなぐ矢印は、全て電力の伝達方向を示している。
図4〜図7において、110は車両100における主電源であり、車両100が鉄道車両の場合、架線電源で構成され、車両100が道路車両である場合、ガソリンエンジン等による公知の発電機で構成される。
二次電池120は、リチウム電池等公知のバッテリで構成することができる。
130は公知のインバータ等で構成できるパワーコントロールユニットであり、主電源110(およびフライホイール蓄電装置1)からの電力によりモータ102を駆動し、減速機103を介して車輪101を駆動する。
また、パワーコントロールユニット130は、モータ102からの回生電力E1bおよび二次電池120からの電力E2bに基づき、主電動機41および副電動機42を駆動してフライホイール蓄電装置1への蓄電動作を行う。
各部の作動については、以下の動作説明においてさらに詳しく説明する。
車両100ないしパワーコントロールユニット130は次のように作動する。
<通常走行時(図5)>
通常走行時、パワーコントロールユニット130は、主電源110からの電力によりモータ102を駆動し、減速機103を介して車輪101を駆動して車両100を走行させる。
また、パワーコントロールユニット130は、主電源110からの電力の一部を用いてバッテリ120を充電する。
この時、フライホイール蓄電装置1は、モータ駆動およびバッテリ充電には関与しない。
<減速時(図6)>
車両100の減速時には、モータ102による発電がなされるため、その回生電力E1bに基づき、パワーコントロールユニット130は、主電力E1にてフライホイール蓄電装置1の主電動機41を駆動し、フライホイール30を高回転域(例えば13000rpm)に向けて駆動する。
また、この時パワーコントロールユニット130は、二次電池(バッテリ)120からの電力E2bに基づき、副電力E2にて副電動機42を駆動し、主電動機41によるフライホイール30の駆動を助勢(アシスト)する。
これによって、フライホイール30は短時間にて高回転域へ達することが可能となり、短時間で、電気エネルギーがフライホイール30の回転エネルギーとして蓄積されることとなる。
なお、パワーコントロールユニット130は、必要に応じ、図6に一点鎖線矢印で示すように主電源110からの電力の一部を、フライホイール30を駆動するための主電力E1および/または副電力E2の一部として利用する(含ませる)ことができるように構成することもできる。
また、パワーコントロールユニット130は、フライホイール30が最高回転に達したときにはフライホイール蓄電装置1が満充電状態になったと判断して、その後のモータ102からの回生電力E1bをバッテリ120に充電する。
<加速時(図7)>
車両100の加速時には、パワーコントロールユニット130は、次の(1)(2)(3)の任意の組み合わせによる電力(最大(1)+(2)+(3)の電力)によりモータ102を駆動し車両100を加速する。
(1)主電源110からの電力
(2)二次電池(バッテリ)120からの電力E2b
(3)フライホイール蓄電装置1における主電動機41の発電(放電)P1および副電動機42の発電(放電)P2
図8に示すように、フライホイール蓄電装置1は上下に一対配置し、それらのフライホイール30の回転方向を逆にして使用することがモーメントおよびジャイロ効果を打ち消す上で望ましい。
図8において、200はフレーム、201は補強リブ、202は上部ブラケット、203は上部受け、204は上部受けキャップ、205は中間プラケット、206は中間受け、207は中間受けキャップ、208は下部受け、209はトルクロッド、210はFW側ロッドピン、211はフレーム側ロッドピン、212はガス容器、213はガス充填栓、214は上部フライホイール蓄電装置用充填栓、215は下部フライホイール蓄電装置用充填栓、216はガス容器上部プラケット、217はガス容器上部受けキャップ、218はガス容器下部ブラケット、219はガス容器下部受けキャップである。
フライホイール蓄電装置1の上下には、球状の被支持部1a、1b(図1)が設けられており、これら被支持部1a、1bが上部受け203,中間受け206,および下部受け208で支持される。被支持部1a、1bを球状とすることによって、ブラケット202等への取付を簡素にすることができる。
ガス容器212の上部フライホイール蓄電装置用充填栓214は上部フライホイール蓄電装置におけるガス栓44gに接続され、下部フライホイール蓄電装置用充填栓215は下部フライホイール蓄電装置におけるガス栓44gに接続される。
フライホイール装置1を車両に搭載する場合、図9に示すように、フライホイール蓄電装置1を左右に一対配置した状態で搭載することが望ましい。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明は上記の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内において適宜変形実施可能である。
1: フライホイール蓄電装置
10: ケース
13: 中央肉厚部
14: 円盤部
20: ステータ
30: ローター(フライホイール)
32: 凹部
33: 中央肉厚部
34: 円盤部
40: 電動機
41: 主電動機
41s: 主電動機用ステータ
42: 副電動機
42s: 副電動機用ステータ
43: 冷却用ジャケット

Claims (3)

  1. ケースと、
    このケース内において固定されたステータと前記ケース内において回転可能に設けられたローターであるフライホイールとを有する電動機と、
    を備え、電動機の作動によるフライホイールの回転によって、電力を回転エネルギーとして蓄える、車両に搭載されるフライホイール蓄電装置であって、
    前記電動機は、主電力によって駆動される主電動機と、前記主電力よりも小さな電力である副電力によって駆動される前記主電動機よりも小型の副電動機とを備え
    前記フライホイールの回転軸線回りに関し、前記主電動機の内側に前記副電動機が同心状に配置され、
    前記フライホイールの回転軸線回りに関し、前記主電動機用ステータの内側に前記副電動機用ステータが同心状に配置され、それら主電動機用ステータと副電動機用ステータとの間に、冷却用ジャケットが上記両ステータと同心状に設けられ、
    前記主電力は、前記車両の車輪を駆動するモータからの回生電力を含み、
    前記副電力は、前記車両に搭載された二次電池からの電力を含むことを特徴とするフライホイール蓄電装置。
  2. 請求項において、
    前記フライホイールは、該フライホイールの回転軸線と直交する方向から見て、前記主電動機用ステータと副電動機用ステータとが収容される凹部が形成された中央肉厚部と、この中央肉厚部から外方に向かって徐々になだらかに肉薄となる円盤部とからなり、
    前記ケースの形状も、上記フライホイールの外面形状と同様、中央肉厚部と、この中央肉厚部から外方に向かって徐々になだらかに肉薄となる円盤部とからなり、
    前記ケース内には、ヘリウム・空気混合ガスが充填されることを特徴とするフライホイール蓄電装置。
  3. 請求項1または2において、
    前記フライホイール蓄電装置は、前記フライホイールの回転方向を逆にした状態で一対車両に搭載されることを特徴とするフライホイール蓄電装置。
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