JP5704613B2 - 2軸ヒンジ - Google Patents

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Description

本発明は、ノートパソコンやモバイルパソコン、PDAなどの端末機器に用いて好適な2軸ヒンジに関する。
キーボード部を設けた第1の筐体とディスプレイ部を設けた第2の筐体を有する、ノートパソコンやモバイルパソコン、PDAなどの端末機器においては、第1の筐体と第2の筐体を上下方向へ開閉可能に連結する1軸からなる1軸ヒンジと、第1の筐体と第2の筐体を上下方向へ90度開いた後、水平方向へ第2の筐体を第1の筐体に対して回転できるようにするための2軸から成る2軸ヒンジとがある。本発明に係る2軸ヒンジは、2軸ヒンジでも第1の筐体と第2の筐体を上下方向へ180度ずつ合計で360度開くことができるように構成した2軸ヒンジに関する。
従来、このような構成の2軸ヒンジとして、下記特許文献1に記載されたものが公知である。この特許文献1に記載の2軸ヒンジは、第1の部材(筐体)に取り付けたシャフトと、第2の部材(筐体)に取り付けたシャフトを、連結アームで連結すると共に各シャフトにフリクショントルク発生手段を設け、さらにリンクアームを設けたものであるが、第1の部材と第2の部材を180度以上開くことができるようには構成されていず、また第1の筐体と第2の筐体を規則性を持って開閉できるようには構成されていない。
特開2009−063039号公報
近年、ノートパソコンなどの端末機器に求められるニーズは多様化し、それ合わせて端末機器の持つ機能も多様化している。そんな中で、例えばノートパソコンとして使用できる以外に同時にタブレットとしても用いることのできるようにするために、端末機器を構成する第1の筐体と第2の筐体をヒンジを介して0度の閉成状態から360度まで一方の筐体の開閉操作時には他方の筐体の開閉操作を規制できるように、また、開閉操作の順番を第1の筐体か第2の筐体のいずれか一方に規制できるように、所定の規則性を持って開閉することができるように成したヒンジが求められている。
そこで本発明の目的は、とくにノートパソコンのような端末機器の第1の筐体と第2の筐体を0度から少なくとも180度以上好ましくは360度にわたって規則性を持って開閉でき、任意の開閉角度で安定停止状態で開閉できる2軸ヒンジを提供せんとするにある。
上記した目的を達成するために請求項1に係る2軸ヒンジは、第1の筐体側へ取り付けられる第1ヒンジシャフトと、第2の筐体側へ取り付けられる第2ヒンジシャフトと、前記第1ヒンジシャフトと第2ヒンジシャフトを同一方向へ挿通させ回転可能に連結する連結部材と、前記第1ヒンジシャフトと第2ヒンジシャフトを回転可能に挿通させ前記連結部材と対置させて設けたスライドガイド部材と、このスライドガイド部材と前記連結部材間に設けたところの前記第1ヒンジシャフトと第2ヒンジシャフトの回転を選択的に規制する選択的回転規制手段と、前記第1ヒンジシャフトと前記第2ヒンジシャフトのそれぞれの回転時にフリクショントルクを発生させるフリクショントルク発生手段と、前記第1ヒンジシャフトと前記第2ヒンジシャフトの所定角度の回転時にそれぞれ吸込み機能を発揮させる吸い込み手段と、前記第1ヒンジシャフトと前記第2ヒンジシャフトの回転角度を規制するストッパー手段と、で構成したことを特徴とする。
その際に、請求項2に係る2軸ヒンジは、前記選択的回転規制手段を、前記連結部材と前記スライドガイド部材の間で、前記第1ヒンジシャフトと前記第2ヒンジシャフトの間に上下方向へスライド可能に設けた上部と下部に第1カム凸部及び第2カム凸部を有するロック部材と、このロック部材を挟んで前記第1ヒンジシャフトと前記第2ヒンジシャフトをそれぞれ挿通係合させ互いにそれぞれ第1カム凹部及び第2カム凹部を有する第1ロックカム部材及び第2ロックカム部材とで構成したことを特徴とする。
請求項3に係る2軸ヒンジはさらに、前記フリクショントルク発生手段を、前記選択的回転規制手段と前記第1ヒンジシャフトと前記第2ヒンジシャフトの各フランジ部との間にそれぞれ当該第1ヒンジシャフトと第2ヒンジシャフトを回転可能に挿通させて設けたフリクションプレートと、このフリクションプレートの両側面部に前記第1ヒンジシャフトと前記第2ヒンジシャフトに回転を拘束されて設けた上側の第1Aフリクションワッシャー及び下側の第1Bフリクションワッシャーと、上側の第2Aフリクションワッシャー及び下側の第2Bフリクションワッシャーとで構成したことを特徴とする。
請求項4に係る2軸ヒンジはさらに、前記吸い込み手段を、前記第1ヒンジシャフトと前記第2ヒンジシャフトをそれぞれ第1A湾曲カム凹部及び第1B湾曲カム凹部と第2A湾曲カム凹部及び第2B湾曲カム凹部とそれぞれ対向させつつ前記第1ヒンジシャフトと前記第2ヒンジシャフトにそれぞれ軸方向に移動可能であるが回転を拘束されて設けた上下一対の第1カムフォロアーと第2カムフォロワーに設けた第1A湾曲カム凸部及び第1B湾曲カム凸部と第2A湾曲カム凸部及び第2B湾曲カム凸部と、前記第1ヒンジシャフトと前記第2ヒンジシャフトへそれぞれ設けた第1弾性手段及び第2弾性手段とで構成したことを特徴とする。
請求項5に係る2軸ヒンジは、前記ストッパー手段を、前記第1ロックカム部材及び前記第2ロックカム部材のそれぞれの外周に設けた第1ストッパー片及び第2ストッパー片と、前記スライドガイド部材に設けた第1ストッパー部と第2ストッパー部とで構成したことを特徴とする。
そして、請求項6に係る端末機器は、上記に各記載の2軸ヒンジを用いたことを特徴とするものである。
本発明は以上のように構成したので、請求項1発明によれば、選択的回転規制手段によって、第1ヒンジシャフトと第2ヒンジシャフトのいずれか一方の回転が選択的に許容されると、回転する第1ヒンジシャフトと第2ヒンジシャフトの双方に設けられたフリクショントルク発生手段によって回転トルクを制御され、第1の筐体と第2の筐体の開閉操作は任意の開閉角度で自由に停止保持させておくことが可能となる上に、吸い込み手段によって、所定の開閉角度から自動的に閉じられることになるものである。
さらに、請求項2発明によれば、選択的回転規制手段を構成する、外周部にカム凹部を設けたところの第1ヒンジシャフトと第2ヒンジシャフトにそれぞれ回転を拘束されて取り付けられた上側の第1ロックカム部材と下側の第2ロックカム部材の間において、上下方向へスライド可能に設けた上部と下部に第1カム凸部と第2カム凸部を有するロック部材によって、第1の筐体と第2の筐体が共に閉成状態の時と、共に全開状態の時には、ロック部材のそれぞれの第1及び第2カム凸部が第1ロックカム部材と第2ロックカム部材のそれぞれの第1カム凹部及び第2カム凹部と対向することになることから、第1ヒンジシャフトと第2ヒンジシャフトをそれぞれ取り付けた第1の筐体と第2の筐体のどちらの開閉操作をも可能とするが、第1の筐体と第2の筐体のどちらか一方の開閉操作を行うと、ロック部材のそれぞれの第1ロカム凸部と第2カム凸部の一方が第1ロックカム部材と第2ロックカム部材のそれぞれの第1カム凹部と第2カム凹部の一方と対向し、ロック部材21のそれぞれの第1カム凸部と第2カム凸部の他方が、ロック部材のそれぞれの外周部と対向することになることから、第1ヒンジシャフトと第2ヒンジシャフトのいずれか一方の回転が規制され、第1の筐体と第2の筐体のどちらか他方の開閉操作が規制されることになる。
さらに、請求項3のように構成すると、フリクショントルク発生手段によって、第1ヒンジシャフトと第2ヒンジシャフトの回転時にフリクショントルクが発生するので、第1の筐体と第2の筐体のそれぞれの開閉操作時に、任意の開閉角度において安定的に停止保持させることができるものである。
さらに、請求項4のように構成すると、吸い込み手段によって、第1ヒンジシャフトと第2ヒンジシャフトのどちらが第1の筐体と第2の筐体の開閉操作に伴って回転しても、その閉成位置と開成位置において第1ヒンジシャフトと第2ヒンジシャフトと共に弾性手段により、第1A湾曲カム凹部及び第1B湾曲カム凹部と第2A湾曲カム凹部及び第2B湾曲カム凹部に第1A湾曲カム凸部及び第1B湾曲カム凸部と第2A湾曲カム凸部及び第2B湾曲カム凸部が落ち込むので、第1の筐体と第2の筐体の全開成時と全閉成時において、その直前に第1の筐体と第2の筐体が吸い込まれるように閉じられ、開成位置と閉成位置で安定的に停止保持されるものである。
請求項5のように構成すると、ストッパー手段により、第1の筐体と第2の筐体の開閉角度がそれぞれ所定の角度に規制されるものである。
そして、請求項6のように構成すると、第1の筐体と第2の筐体が180度ずつ合計で最大360度開閉できる端末機器を提供できるものである。
本発明に係る2軸ヒンジを取り付けた、例えばノートパソコンを示し、(a)は第2の筐体を第1の筐体に対して開いた状態を前方から見た斜視図であり、(b)は第1の筐体と第2の筐体を閉じた状態を後方から見た斜視図である。 本発明に係る2軸ヒンジをノートパソコンに取り付けた状態を説明する説明図である。 ノートパソコンの第1の筐体と第2の筐体を、それぞれ反対方向へ180度回転させた状態で、本発明に係る2軸ヒンジをヒンジケースに収納させて見た斜視図である。 本発明に係る2軸ヒンジを、ヒンジケースより取り出し第1の筐体と第2の筐体を互いに閉じた状態における2軸ヒンジを図3とは異なった方向から見た斜視図である。 本発明に係る2軸ヒンジの第1ヒンジシャフトを図4の状態から180度回転させて見た状態の斜視図である。 本発明に係る2軸ヒンジの第1ヒンジシャフトと第2ヒンジシャフトを、図4の状態からそれぞれ反対方向へ180度回転させて見た状態の斜視図である。 本発明に係る2軸ヒンジを、図5に示した状態で分解させて見た分解斜視図である。 本発明に係る2軸ヒンジを図4に示した状態において、選択的回転規制手段の部分で割って見た縦断面図である。 本発明に係る2軸ヒンジを図5に示した状態において、選択的回転規制手段の部分で割って見た縦断面図である。 本発明に係る2軸ヒンジを図6に示した状態において、選択的回転規制手段の部分で割って見た縦断面図である。 本発明に係る2軸ヒンジのヒンジケースを示し、(a)はその側面図、(b)は(a)のA−A線断面図である。 本発明に係る2軸ヒンジの連結部材を示し、(a)はその一側面図、(b)はその斜視面図である。 本発明に係る2軸ヒンジのスライドガイド部材を示し、(a)はその一側面図、(b)はその斜視図である。 本発明に係る2軸ヒンジのロック部材を示し、(a)はその一側面図、(b)はその斜視図である。 本発明に係る2軸ヒンジの上側の第1ロックカム部材を示し、(a)はその側面図、(b)はその斜視図である。 本発明に係る2軸ヒンジの下側の第2ロックカム部材を示し、(a)はその側面図、(b)はその斜視図である。 本発明に係る2軸ヒンジのフリクションプレートを示す斜視図である。 本発明に係る2軸ヒンジの上側の第1カムフォロワーを示し、(a)はその側面図、(b)はその斜視図である。 本発明に係る2軸ヒンジの下側の第2カムフォロワーを示し、(a)はその側面図、(b)はその斜視図である。 本発明に係る2軸ヒンジの選択的回転規制手段の他の実施例の動作を説明するための縦断面図である。 本発明に係る2軸ヒンジの、図20に示した選択的回転規制手段の動作を説明するための縦断面図である。 本発明に係る2軸ヒンジの、図20に示した選択的回転規制手段の動作を説明するための縦断面図である。
以下に本発明係る2軸ヒンジをノートパソコンに用いた場合の実施例について図面に基づいて説明するが、本発明に係る2軸ヒンジを用いるものはノートパソコンに限定されず、互いに上下方向へ180度以上の範囲で開閉可能に連結される第1の筐体と第2の筐体を有するモバイルパソコン、PDA等の端末機器、その他のものにも用いることができるものである。
図1(a)、(b)は、本発明に係る2軸ヒンジを用いた携帯端末の1例としてのノートパソコン1を示す。このノートパソコン1は、キーボード部2aを設けた第1の筐体2と、ディスプレイ部3aを設けた第2の筐体3の各後部の左右個所を本発明に係る一対の2軸ヒンジ4と5で開閉可能に連結されている。
2軸ヒンジ4と5の構成は、両者共に同じであるので、その一方の指示記号4のもののみを説明し、他方の指示記号5で示したものの説明は省略する。勿論、動作に支障がない場合には、指示記号5で示したヒンジの構造を別なものとしても良い。
図2〜図19は、2軸ヒンジ4の一実施例を示す。図面において、指示記号10で示したものは、第1ヒンジシャフトであり、この第1ヒンジシャフト10は、とくに図7に示したように、その一端部側から断面略台形状を呈し取付孔10b、10bを有する取付軸部10aと、この取付軸部10aに続いて設けられたところの外周に係合凹部10cを有するフランジ部10dと、このフランジ部10dに続いて設けられたところの断面略楕円形状を呈した第1変形軸部10eと、この第1変形軸部10eに続いて設けられたところの当該第1変形軸部10eよりも小径の同じく断面略楕円形状を呈して成る第2変形軸部10fとを有している。
取付軸部10aには、第1取付プレート11が取り付けられており、この第1取付プレート11の取付軸部10aへの取付方法は、第1ヒンジシャフト10の取付孔10b、10bと第1取付プレート11の取付孔11a、11aを通したフランジ部付の取付ピン10g、10gの端部をかしめることによってなされている。そして、第1取付プレート11は、当該第1取付プレート11に設けた取付孔11b、11b・・を介して、とくに図2に示したように、取付ネジ6、6・・を用いて第2の筐体3へ取り付けられる構成である。
次に、指示記号12で示したものは、第1ヒンジシャフト10に対して上下方向へ平行に配置した第2ヒンジシャフトであり、この第2ヒンジシャフトは、とくに図7に示したように、その一端部側から、断面略台形状を呈し、取付孔12b、12bを有する取付軸部12aと、この取付軸部12aに続いて設けられたところの外周に係合凹部12cを有するフランジ部12dと、このフランジ部12dに続いて設けられたところの断面略楕円形状を呈した第1変形軸部12eと、この第1変形軸部12eに続いて設けられたところの第1変形軸部12eよりも小径の同じく断面略楕円形状を呈して成る第2変形軸部12fとを有している。
取付軸部12aには、第2取付プレート13が取り付けられており、この第2取付プレート13の取付軸部12aへの取付方法は、第2ヒンジシャフト12の取付孔12b、12bと第2取付プレート13の取付孔13a、13aを通したフランジ部付の取付ピン12g、12gの端部をかしめることによってなされている。そして、第2取付プレート13は、当該第2取付プレート13に設けた取付孔13b、13b・・を介して、とくに図2に示したように、取付ネジ7、7・・を用いて第1の筐体2へ取り付けられる構成である。第1取付プレート11と第2取付プレート13を第1の筐体2と第2の筐体3へ取り付けることにより、第1ヒンジシャフト10と第2ヒンジシャフト12は、その軸方向に対して垂直にかつ平行に配置される構成である。
指示記号14で示したものがヒンジケースであり、このヒンジケース14の中に第1ヒンジシャフト10と第2ヒンジシャフト12の各フランジ部10d、12dから先の部分が取付軸部10a、12aの部分を残して収容されている。
ヒンジケース14は、とくに図3と図11に示したように、断面長孔形状を示した筒状のものであり、その内部に第1ヒンジシャフト10と第2ヒンジシャフト12に装備した後述する選択的回転規制手段15、フリクショントルク発生手段16、吸い込み手段17及びストッパー手段19が収容され、とくに図11に示したように、ヒンジケース14内に設けた雌ネジ部14bを設けた隔壁14aに選択的回転規制手段15の連結部材20がその中央部を、とくに図7に示したように、取付ネジ18で固定される構成である。このヒンジケース14は、とくに図2に示したように、第1の筐体2と第2の筐体3に設けた収容凹部2bと3b内に収容されている。
次に、選択的回転規制手段15について説明する。この選択的回転規制手段15は、連結部材20とロック部材21とスライドガイド部材22と一対の第1ロックカム部材23及び第2ロックカム部材24とから構成されている。連結部材20は上部と下部の略円盤形状を呈した第1軸受部20a及び第2軸受部20bと、この第1及び第2軸受部20a、20b間をつなぐ連結部20cとを有する側面略瓢箪形状のもので、第1軸受部20a及び第2軸受部20bには、それぞれ断面円形状の第1軸受孔20k及び第2軸受孔20mが設けられ、この第1軸受孔20k及び第2軸受孔20mに第1ヒンジシャフト10と第2ヒンジシャフト12のそれぞれの第2変形軸部10f、12fを挿通させて回転自在に軸受する構成である。連結部20cには、雌ネジ部20eを設けた突起部20dが設けられ、この突起部20dは、上述したように取付ネジ18によって、ヒンジケース14の隔壁14aへ取り付けられる構成である。また、連結部20cは、上部側と下部側に第1カム凸部21aと第2カム凸部21bを設けたロック部材21の係合用溝部21c内に嵌入され、ロック部材21の上下方向のスライド動作を許容している。
スライドガイド部材22は、連結部材20と同じように、上部と下部に略円盤形状を呈した第1軸受部22aと第2軸受部22bと、この第1軸受部22a及び第2軸受部22b間をつなぐ連結部22cを有する瓢箪形状のもので、第1軸受部22aと第2軸受部22bには、第1軸受孔22d及び第2軸受孔22eが設けられ、これらの第1軸受孔22dと第2軸受孔22eに第1ヒンジシャフト10と第2ヒンジシャフト12の第1変形軸部10eと12eが挿通されて回転可能に軸受される構成である。連結部22cは、ロック部材21のもう一方の係合用溝部21d内に嵌入され、ロック部材21の上下方向のスライド動作を許容している。第1軸受部22aと第2軸受部22bには、第1軸受孔22dと第2軸受孔22eの周囲を削除することにより第1ストッパー部22fと第2ストッパー部22gが設けられている。
そして、ロックカム部材は上下一対のもので、上側の第1ロックカム部材23と下側の第2ロックカム部材24には、それぞれ変形挿通孔23a、24aが設けられ、この変形挿通孔23a、24aへ第1ヒンジシャフト10と第2ヒンジシャフト12の各第1変形軸部10e、12eが挿通係合されることにより、この第1ロックカム部材23と第2ロックカム部材24は、第1ヒンジシャフト10と第2ヒンジシャフト12にそれぞれ回転を拘束されて取り付けられている。この第1ロックカム部材23と第2ロックカム部材24は、それぞれ外周に軸方向両端部に達する第1カム凹部23bと第2カム凹部24bが設けられていると共に、組み立てた際にスライドガイド部材22側に位置する側には、その回転角度によって、スライドガイド部材22に設けた第1ストッパー部22fと第2ストッパー部22gとに当接する第1ストッパー片23cと第2ストッパー片24cが設けられている。そして、その第1ロックカム部材23と第2ロックカム部材24は、連結部材20とスライドガイド部材22の間に挟まれると共に、ロック部材21を挟んでその上部側と下部側に位置しており、それぞれの第1カム凹部23bと第2カム凹部24bは、ロック部材21の第1カム凸部21aと第2カム凸部21bとその回転角度により対向して嵌合する構成である。
次に、フリクショントルク発生手段について説明する。このフリクショントルク発生手段16は、第1ヒンジシャフト10側の第1フリクショントルク発生手段16aと、第2ヒンジシャフト12側の第2フリクショントルク発生手段16bから成るが、ここではまとめて説明する。このリクショントルク発生手段16は、上部と下部に第1ヒンジシャフト10と第2ヒンジシャフト12の各々の第1変形軸部10e、12eを回転可能に挿通させた第1軸受孔25aと第2軸受孔25bを有しているところの、スライドガイド部材22とフランジ部10d、12dの間に設けられたフリクションプレート25と、外周にフランジ部10d、12dに設けた係合凹部10c、12cと係合する係止片26b、27bを有し、その軸心部軸方向に設けた変形係合孔26aと27aへ第1ヒンジシャフト10と第2ヒンジシャフト11の各第1変形軸部10e、12eを回転可能に挿通係合させて、フランジ部10d、12dとフリクションプレート25との間に介在させた第1Aフリクションワッシャー26と第1Bフリクションワッシャー27と、中心部軸方向に第1ヒンジシャフト10及び第2ヒンジシャフト12の各第1変形軸部10e、12eを挿通係合させた変形挿通孔28a、29aを有し、フリクションプレート25とスライドガイド部材22との間に介在された第2Aフリクションワッシャー28及び第2Bフリクションワッシャー29と、スライドガイド部材22を介してフリクションプレート25へ第1Aフリクションワッシャー26及び第1Bフリクションワッシャー27と第2Aフリクションワッシャー28及び第2Bフリクションワッシャー29を圧接させる後述する第1弾性手段32と第2弾性手段33とで構成されている。
次に、吸い込み手段17は、上側の第1ヒンジシャフト10側の第1吸い込み手段17aと、下側の第2ヒンジシャフト12側の第2吸い込み手段17bとから成るが、ここではまとめて説明する。この吸い込み手段17は、その中心部軸方向に設けた変形挿通孔30a、31aへ第1ヒンジシャフト10と第2ヒンジシャフト12の第2変形軸部10f、12fを挿通係合させると共に、その側面の外側と内側に設けた大小の第1A湾曲カム凸部30b及び第1B湾曲カム凸部30cと第2A湾曲カム凸部31b及び第2B湾曲カム凸部31cを、連結部材20の各第1及び第2軸受部20a、20bの側面部の外側と内側に設けた大小の第1A湾曲カム凹部20f及び第1B湾曲カム凹部20gと第2A湾曲カム凹部20h及び第2B湾曲カム凹部20iと対向させて設けられた第1カムフォロワー30及び第2カムフォロワー31と、この第1カムフォロワー30と第2カムフォロワー31に接してその中心部軸方向に設けた挿通孔32b、33bへ第1ヒンジシャフト10と第2ヒンジシャフト12の各第2変形軸部10f、12fを挿通させて設けた複数の皿バネ32a、32a・・・・33a、33a・・・・からなる第1弾性手段32及び第2弾性手段33と、この第1弾性手段32と第2弾性手段33に接してその中心部軸方向に設けた変形挿通孔34a、35aに第1ヒンジシャフト10と第2ヒンジシャフト12の第2変形軸部10fと第2変形軸部12fを挿通係合させて設けた第1押えワッシャー34と第2押えワッシャー35と、第1ヒンジシャフト10と第2ヒンジシャフト12の各第第2変形軸部10f、12fの自由端部側に設けた第1雄ネジ部10hと第2雄ネジ部12hに捻子着させた第1締付ナット36と第2締付ナット37とで構成されている。
そして、ストッパー手段19も、第1ヒンジシャフト10側の第1ストッパー手段19aと、第2ヒンジシャフト12側の第2ストッパー手段19bとから成るが、ここではまとめて説明する。このストッパー手段19は、第1ロックカム部材23及び第2ロックカム部材24に設けた第1ストッパー片23c及び第2ストッパー片24cと、スライドガイド部材22の第1軸受部22a及び第2軸受部22bに設けた第1ストッパー部22f及び第2ストッパー部22gとで構成されており、第1の筐体2と第2の筐体3の閉成状態の位置と全開成状態(共に180度)の位置を規制するものである。
次に、上記した本発明に係る2軸ヒンジ4の動作について以下に説明する。まず、第1の筐体2と第2の筐体3が閉じられた図1の(b)に示した状態においては、図4と図8に示したように、各第1取付プレート11と第2取付プレート13は同一方向を向いており、図8に示したように、第1ロックカム部材23の第1カム凹部23bは上側に位置し、その外周がロック部材21の第1カム凸部21aと当接し、第2ロックカム部材24の第2カム凹部24bがロック部材21の第2カム凸部21bと嵌合状態にあるので、この第1の筐体2と第2の筐体3の閉成状態においては、第1ヒンジシャフト10は回転可能であるが、第2ヒンジシャフト12は回転させることができないことになる。したがって、第1の筐体2と第2の筐体3の閉成状態においては、選択的回転規制手段15により第2の筐体3のみが第1の筐体2に対して開閉することが可能である。
そこで、第2の筐体3を第1の筐体2に対して開くと、第1ヒンジシャフト10が共に回転し、ロック部材21の上側の第1カム凸部21aが第1ロックカム部材23の外周に当接しつつ開かれることになるので、この第2の筐体3の開閉操作時には、選択的回転規制手段15により、第1の筐体2を第2ヒンジシャフト12と共に回転させることはできない。続いて第2の筐体3を第1の筐体2に対して開いて行くと、最初は第1吸い込み手段17aの第1カムフォロワー30の第1A湾曲カム凸部30b及び第1B湾曲カム凸部30cが連結部材20に設けた第1A湾曲カム凹部20f及び第1B湾曲カム凹部20gを脱する際の抵抗に遭遇するが、第1A湾曲カム凸部30bと第1B湾曲カム凸部30cが第1A湾曲カム凹部20fと第1B湾曲カム凹部20gを脱出することによって、第2の筐体3は第1の筐体2に対して開かれ、その際に、第1フリクショントルク発生手段16aの上部の第1Aフリクションワッシャー26と、同じく上部の第2Aフリクションワッシャー28とフリクションプレート25との間にフリクショントルクが発生することから、第2の筐体3は第1の筐体2に対してフリーストップに開かれ、任意の開閉角度で第2の筐体3を第1の筐体2に対して停止保持させることが可能となるものである。尚、この際におけるフリクショントルクは、吸い込み手段17の第1吸い込み手段17aによっても創出されるが、これは補助的なものであり、この場合の主たるフリクショントルクは、フリクショントルク発生手段16の第1フリクショントルク発生手段16aによって創出される。
このようにして、第2の筐体3を第1の筐体2に対してフリーストップに開いて行くと、180度開いたところで、図5、図7、図15、及び図16に示したように、第1ストッパー手段19aの第1ロックカム部材23の第1ストッパー片23cがスライドガイド部材22の第1ストッパー部22fに当接することにより、第1ヒンジシャフト10の回転は規制されるので、第2の筐体3は第1の筐体2に対して180度開かれたところで停止する。すると、同時に第1ロックカム部材23の第1カム凹部23bが、図9に示したように、180°回転してロック部材21の第1カム凸部21aの位置に来て、両者の間に間隙aが生じるので、第1の筐体2の回転(開閉)が許容される状態となる。
尚、第2の筐体3の第1の筐体2に対する180度の開成位置から、閉じようとすれば、それは問題なく閉じられる。即ち、第2の筐体3を第1の筐体2に対して閉じ方向へ回転させると、第1ヒンジシャフト10と共に回転する第1ロックカム部材23の第1カム凹部23bとロック部材21の第1カム凸部21aとの間には間隙aが存在するので、第2の筐体3は第1の筐体2に対して閉じることが可能である。一度第2の筐体3を第1の筐体2に対して閉方向へ回転させると、その外周が第1カム凸部21aと当接することになるので、ロック部材21の第2カム凸部21bは第2ヒンジシャフト12に固定させた第2ロックカム部材24の第2カム凹部24bと嵌合状態のままとなり、この第2の筐体3の閉成操作時においても、第1の筐体2の回動動作は規制される。
このように第2の筐体3は第1の筐体2に対して0度から180度の間で自由に開閉でき、その間、選択的回転規制手段15により、第1の筐体2の回転は規制されたままである。
次に、第1の筐体2は、図1(b)に示したような第2の筐体3との間の閉成状態のときには、上記したように第1ロックカム部材23の外周が、ロック部材21の第1カム凸部21aと当接しているため、開閉操作を行うことはできないが、第2の筐体3を180度開いた後は、開かれた第2の筐体3とは逆方向に回転して180度まで回転することが可能となる。即ち、第2の筐体3を180度回転させると、図9に示したように、第1ロックカム部材23の第1カム凹部23bが、180度回転してロック部材21の第1カム凸部21aと対向しており、両者の間には間隙aが生じているので、第2ヒンジシャフト12に回転を規制して取り付けられている第2ロックカム部材24の回転が可能となり、第1の筐体2が回転すると、当該第2ロックカム部材24の外周がロック部材21の第2カム凸部21bと当接することになるので、第2の筐体3の閉成操作はできなくなる。
そこで、第1の筐体2を第2の筐体3に対して第2の筐体3のときとは反対方向へ回転させると、第2ヒンジシャフト12が共に回転し、ロック部材21の下側の第2カム凸部21bが第2ロックカム部材24の外周に当接しつつ開かれることになるので、選択的回転規制手段15により、第2の筐体3は閉方向へ回転させることができなくなる。第1の筐体2を第2の筐体3に対して回転させて行くと、最初は第2吸い込み手段17bの第2カムフォロワー31の第2A湾曲カム凸部31bと第2B湾曲カム凸部31cが、連結部材20に設けた第2A湾曲カム凹部20hと第2B湾曲カム凹部20iを脱する際の抵抗に遭遇するが、第2カムフォロワー31の第2A湾曲カム凸部31bと第2B湾曲カム凸部31cが第2A湾曲カム凹部20hと第2B湾曲カム凹部20iを脱出することによって、第1の筐体3は第2の筐体3に対して回転し、その際に、第2フリクショントルク発生手段16bの下部の第2Bフリクションワッシャー29及び同じく下部の第1Bフリクションワッシャー27とフリクションプレート25との間にフリクショントルクが発生することから、第1の筐体2は第2の筐体3に対してフリーストップに回転し、任意の回転(開閉)角度で第1の筐体2を第2の筐体3に対して停止保持させることが可能となるものである。尚、この際におけるフリクショントルクは、吸い込み手段17の第2吸い込み手段17bによっても創出されるが、これは補助的なものであり、この時の主たるフリクショントルクは、フリクショントルク発生手段16の第2フリクション手段16bによって創出される。
このようにして、第1の筐体2を第2の筐体3に対して第2の筐体3の開成方向とは反対の方向へフリーストップに回転させて行くと、180度回転させたところで、図7と図13、及び図16に示したことから解るように、第2ストッパー手段19bを構成する第2ロックカム部材24の第2ストッパー片24cが、スライドガイド部材22の第2ストッパー部22gに当接することにより、第2ヒンジシャフト12の回転は規制されるので、第1の筐体2は第2の筐体3に対して180度開かれたところで停止する。この状態が、ちょうど第1の筐体2と第2の筐体3が互いに重なり合った状態である。
尚、第1の筐体2を第2の筐体3に対する180度の開成位置より、元位置に戻そうとすれば、それは問題なく戻せる。即ち、図10に示した状態より、第1の筐体2を第2の筐体3に対して閉じ方向へ回転させると、第2ヒンジシャフト12と共に回転する第2ロックカム部材24の外周は、ロック部材21の第2カム凸部21bと当接した状態にあり、ロック部材21の第1カム凸部21aは第1ヒンジシャフト10に固定させた第1ロックカム部材23の第1カム凹部23bと嵌合状態のままであるので、第1の筐体2を元位置の方向へ回転させることが可能となる。この際には、第2の筐体3は、第1ヒンジシャフト10に固定させた第1ロックカム部材23の第1カム凹部23bが、ロック部材21の第1カム凸部21aと嵌合状態のままであるので、第2の筐体3の開閉操作は規制されたままである。
このように第1の筐体2は、第2の筐体3が180度開かれた状態においては、第2の筐体3に対して0度から180度の間で自由に回転させることができ、その間、第2の筐体3の開閉操作は選択的回転規制手段15により規制されたままである。以上に説明から明らかなように、第2の筐体3と第1の筐体2は、選択的回転規制手段15により選択的に開閉され、一方の開閉操作時には他方の開閉操作は規制される。
以上に説明した実施例1に係る発明は、第1の筐体と第2の筐体が互いに重ね合わされた閉成状態のときには、第1の筐体2に対して第2の筐体3のみが開閉でき、第2の筐体3第1の筐体2に対して開いたときには、その開閉操作中は第1の筐体2を第2の筐体3に対して開閉(或は回転)することができない。また、第1の筐体2は第2の筐体3を第1の筐体2に対して180度開いた後において、第1の筐体2を第2の筐体3に対して開閉(或は回転)することができ、その開閉操作中は第2の筐体3は第1の筐体2に対して開閉できない構成である。
これに対して、図20〜図22に示した実施例2に係る2軸ヒンジは、第1の筐体と第2の筐体が互いに重ね合わされた閉成状態のときには、第1の筐体2も第2の筐体3も共に開閉操作可能であり、どちらか一方の筐体を他方の筐体に対して開閉操作したときには、他方の筐体の開閉操作を行うことができず、さらに、第1の筐体2と第2の筐体3が共に所定の開成角度(或は回転角度)となったときには、第1の筐体2と第2の筐体3のどちらも開閉操作でき、一度どちらかの筐体を開閉操作したときには、他方の筐体の開閉操作ができないようにしたものである。
即ち、図20〜図22によれば、この実施例2に係る2軸ヒンジ40の第1ロックカム部材41と第2ロックカム部材42の外周には180度間隔で、それぞれ第1Aカム凹部41b及び第1Bカム凹部41cと、第2Aカム凹部42b及び第2Bカム凹42c部が設けられ、第1ヒンジシャフト10と第2ヒンジシャフト12の各第2変形軸部10fと12fに、それぞれの変形挿通孔41a、42aを挿通係合させている。尚、指示記号の同じものは先の実施例1と同じ部材を表している。
したがって、図示してない第1の筐体と第2の筐体が共に閉じられた状態においては、図20に示したように、ロック部材21の第1カム凸部21aと第2カム凸部21bが、それぞれ第1ロックカム部材41と第2ロックカム部材42の第1Bカム凹部41cと第2Aカム凹部42bと対向し、間隙bが生じていることから、第1ヒンジシャフト10と第2ヒンジシャフト11のどちらも回転可能であるので、第1の筐体と第2の筐体はどちらも開閉操作可能である。
しかるに、第1の筐体と第2の筐体のどちらかの筐体の開閉操作がなされると、回転するどちらかの第1ヒンジシャフト10と第2ヒンジシャフト12の回転動作に伴って、第1ロックカム部材41か第2ロックカム部材42のどちらかが共に回転することになり、この回転動作により、ロック部材21の第1カム凸部21aか第2カム凸部21bが各第1ロックカム部材41か第2ロックカム部材42のいずれか一方の外周と接することになることから、他方の回転は規制されることになる。
図21は、第2の筐体3が第1の筐体2に対して180度開かれた状態を示しており、この状態は、第2の筐体3を閉成方向へ回転させて元位置へ戻すことが可能な状態であり、同時に第2の筐体3を第1の筐体2に対して180度開いた状態において、第1の筐体2を第2の筐体3に対して反対方向へ回転させることのできる状態である。勿論、この状態においても、第1の筐体2か第2の筐体3のどちらかが回転させられると、他方の回転は規制される。
そして、図22に示したように、第1の筐体2と第2の筐体3がともに180度開かれた状態においても、ロック部材21の第1カム凸部21aと第2カム凸部21bがそれぞれ第1ロックカム部材41と第2ロックカム部材42の第1Bカム凹部41cと第2Bカム凹部42cと対向していることから、第1ヒンジシャフト10と第2ヒンジシャフト12のどちらも回転可能であるので、第1の筐体と第2の筐体はどちらも開閉操作可能である。しかるに、第1の筐体か第2の筐体のどちらか一方が開閉操作中においては、前述したように、第1ロックカム部材41と第2ロックカム部材42の各外周が、ロック部材21の第1カム凸部21aと第2カム凸部21bのどちらかと当接することになるため、他方の開閉操作は規制されることになる。
このように実施しても、第1の筐体2と第2の筐体3の開閉操作に一定の規則性が生まれ、本発明の目的は達成できる。尚、以上は一例であって、このものに限定されず、第1カム凹部23bと第2カム凹部24bを設ける位置を、第1及び第2ロックカム部材23と24の任意の外周に設けることは可能である。
よって、以上の説明から明らかなように、本願発明に係る2軸ヒンジ4と40は、第1の筐体2と第2の筐体3をそれぞれ第1ヒンジシャフト10と第2ヒンジシャフト12を介して交互に180度ずつ回転させて合計で360度の開閉操作を可能としたものであるが、その開閉角度にとくに限定はない。
そして、ノートパソコンをそれ本来の用い方で用いることができた上で、第1の筐体を第2の筐体に対して同一方向に折り曲げて、略L時形状にしたり、山形状にしたり、重ね合わせて平板状としたりして、第2の筐体を操作者側に向けてタブレットとして種々多様な用い方をすることができるものである。
以上の説明から明らかなように、本発明は以上説明したもの以外に、例えば、第1及び第2弾性手段32、33をフリクショントルク発生手段16と吸い込み手段17の両機構に作用せしめることが可能となったので、効率の良いものとなっており、かつ、ロック部材とロックカム部材をその外形を用いたり、吸い込み手段のカム形状を任意に変えることが容易となって、カム特性の設計が容易となったため、第2の筐体3の第1の筐体2に対する開成角度を特定の角度においてふらつきの生じないようにしたり、特定の開成角度において吸い込み機能をもたせることもできるものである。
尚、その他の実施例としては、連結部材20に設ける各第1A湾曲カム凹部20f及び第1B湾曲カム凹部20gと第2A湾曲カム凹部20h及び第2B湾曲カム凹部20iと、第1カムフォロアー30や第2カムフォロアー31に設ける第1A湾曲カム凸部及び第1B湾曲カム凸部と第2A湾曲カム凸部及び第2B湾曲カム凸部は、これらを連結部材20と第1及び第2カムフォロアー30、31の軸心部から外周へ放射状に設けたカム凸部とカム凹部に変えることは可能である。また、皿バネから成る第1及び第2弾性手段32、33は、これをスプリングワッシャー、圧縮コイルスプリング、弾性を備えたゴムを始とする合成樹脂製のものなどに代えることができ、第1及び第2締付ナット36、37は、第1ヒンジシャフト10と第2ヒンジシャフト12の端部をかしめることによって代えることが可能である。さらに、各第1カム凹部及び第2カム凹部の設置位置を変えることにより、第1の筐体が第2の筐体より先に開閉することができるように構成することも可能である。また、ヒンジケース14は、これがなくともとくに2軸ヒンジ4、5、及び40の機能に支障は生じないが、このヒンジケースがあると、2軸ヒンジを端末機器へ取り付けた際に選択的回転規制手段や、フリクショントルク発生手段、吸い込み手段等が外部へ露出することがないので、外観状すっきりとしたものになるという利点がある。
本発明は以上のように構成したので、とくにノートパソコンのような端末機器やその他のもので、第1の筐体と第2の筐体を相対的に180度以上開閉させる場合の2軸ヒンジとして好適に用いられるものであるが、とくにノートパソコンを同時にタブレットとしても用いるものに用いて好適である。
1 ノートパソコン
2 第1の筐体
3 第2の筐体
4 2軸ヒンジ
5 2軸ヒンジ
10 第1ヒンジシャフト
10d フランジ部
12 第2ヒンジシャフト
12d フランジ部
15 選択的回転規制手段
16 フリクショントルク発生手段
17 吸い込み手段
19 ストッパー手段
20 連結部材
20f 第1A湾曲カム凹部
20g 第1B湾曲カム凹部
20h 第2A湾曲カム凹部
20i 第2B湾曲カム凹部
21 ロック部材
21a 第1カム凸部
21b 第2カム凸部
22 スライドガイド部材
22f 第1ストッパー部
22g 第2ストッパー部
23 第1ロックカム部材
23b 第1カム凹部
23c 第1ストッパー片
24 第2ロックカム部材
24b 第2カム凹部
24c 第2ストッパー片
25 フリクションプレート
26 第1Aフリクションワッシャー(上)
27 第1Bフリクションワッシャー(下)
28 第2Aフリクションワッシャー(上)
29 第2Bフリクションワッシャー(下)
30 第1カムフォロワー
30b 第1A湾曲カム凸部
30c 第1B湾曲カム凸部
31 第2カムフォロワー
31b 第2A湾曲カム凸部
31c 第2B湾曲カム凸部
32 第1弾性手段
33 第2弾性手段
40 2軸ヒンジ
41 第1ロックカム部材
42 第2ロックカム部材

Claims (6)

  1. 第1の筐体側へ取り付けられる第1ヒンジシャフトと、第2の筐体側へ取り付けられる第2ヒンジシャフトと、前記第1ヒンジシャフトと第2ヒンジシャフトを同一方向へ挿通させ回転可能に連結する連結部材と、前記第1ヒンジシャフトと第2ヒンジシャフトを回転可能に挿通させ前記連結部材と対置させて設けたスライドガイド部材と、このスライドガイド部材と前記連結部材間に設けたところの前記第1ヒンジシャフトと第2ヒンジシャフトの回転を選択的に規制する選択的回転規制手段と、前記第1ヒンジシャフトと前記第2ヒンジシャフトのそれぞれの回転時にフリクショントルクを発生させるフリクショントルク発生手段と、前記第1ヒンジシャフトと前記第2ヒンジシャフトの所定角度の回転時にそれぞれ吸込み機能を発揮させる吸い込み手段と、前記第1ヒンジシャフトと前記第2ヒンジシャフトの回転角度を規制するストッパー手段と、で構成したことを特徴とする、2軸ヒンジ。
  2. 前記選択的回転規制手段を、前記連結部材と前記スライドガイド部材の間で、前記第1ヒンジシャフトと前記第2ヒンジシャフトの間に上下方向へスライド可能に設けた上部と下部に第1カム凸部及び第2カム凸部を有するロック部材と、このロック部材を挟んで前記第1ヒンジシャフトと前記第2ヒンジシャフトをそれぞれ挿通係合させ互いにそれぞれ第1カム凹部及び第2カム凹部を有する第1ロックカム部材及び第2ロックカム部材とで構成したことを特徴とする、請求項に記載の2軸ヒンジ。
  3. 前記フリクショントルク発生手段は、前記選択的回転規制手段と前記第1ヒンジシャフトと前記第2ヒンジシャフトの各フランジ部との間にそれぞれ当該第1ヒンジシャフトと第2ヒンジシャフトを回転可能に挿通させて設けたフリクションプレートと、このフリクションプレートの両側面部に前記第1ヒンジシャフトと前記第2ヒンジシャフトに回転を拘束されて設けた上側の第1Aフリクションワッシャー及び下側の第1Bフリクションワッシャーと、上側の第2Aフリクションワッシャー及び下側の第2Bフリクションワッシャーとで構成したことを特徴とする、請求項に記載の2軸ヒンジ。
  4. 前記吸い込み手段は、前記第1ヒンジシャフトと前記第2ヒンジシャフトをそれぞれ第1A湾曲カム凹部及び第1B湾曲カム凹部と第2A湾曲カム凹部及び第2B湾曲カム凹部とそれぞれ対向させつつ前記第1ヒンジシャフトと前記第2ヒンジシャフトにそれぞれ軸方向に移動可能であるが回転を拘束されて設けた上下一対の第1カムフォロアーと第2カムフォロワーに設けた第1A湾曲カム凸部及び第1B湾曲カム凸部と第2A湾曲カム凸部及び第2B湾曲カム凸部と、前記第1ヒンジシャフトと前記第2ヒンジシャフトへそれぞれ設けた第1弾性手段及び第2弾性手段とで構成したことを特徴とする、請求項に記載の2軸ヒンジ。
  5. 前記ストッパー手段は、前記第1ロックカム部材及び前記第2ロックカム部材のそれぞれの外周に設けた第1ストッパー片及び第2ストッパー片と、前記スライドガイド部材に設けた第1ストッパー部と第2ストッパー部とで構成したことを特徴とする、請求項に記載の2軸ヒンジ。
  6. 前記請求項1〜に各記載の2軸ヒンジを用いたことを特徴とする、端末機器。
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