JP5704139B2 - クロスフローファン - Google Patents

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Description

本発明は、クロスフローファン、特に樹脂製の羽根を備えるクロスフローファンに関する。
空気調和機の室内機などで用いられるクロスフローファンは、長手方向の両端に配置された円盤状又は円環状の2つの支持プレートの間に、長手方向に延びる複数の羽根が配置される。そして、特許文献1(特開平05−87086号公報)などに記載されているように、複数の羽根の強度を補強するために両支持プレートの間に円盤状又は円環状の中間プレートが配置される場合がある。
ところで、支持プレートを多く設けると複数の支持プレートによって風損が生じてしまうために流路損失が大きくなることが、特許文献1に記載されている。しかし、支持プレートによる流路損失を小さくするために支持プレートの枚数を減らすと、クロスフローファンの強度が低下してしまう。
本発明の課題は、支持プレートなどのクロスフローファンの補強部材で発生する流路損失の増加を抑制しながら、クロスフローファンの強度の補強を行うことである。
本発明の第1観点に係るクロスフローファンは、複数のファンブロックが接合されているクロスフローファンであって、複数のファンブロックの少なくとも一部は、円盤状又は円環状の支持プレートと、支持プレートから長手方向に延びる複数の羽根と、複数の羽根の長手方向の中間部分に位置して複数の羽根の外端と結合している補助リングと、を備えている。そして、支持プレートが、熱可塑性樹脂を主材料として、複数の羽根と一体に成形されている。また、補助リングが、熱可塑性樹脂を主材料として、複数の羽根と一体に成形され、羽根の支持プレート側の羽根基部から先端部までの寸法の55%以上75%以下の距離、羽根基部から離れた位置にあり、複数の羽根の隣接羽根間の一部まで延びて隣接羽根間の一部で羽根に接合されている。
第1観点に係るクロスフローファンによれば、補助リングが、羽根基部から先端部までの寸法の55%以上75%以下の距離、羽根基部から離れているので、クロスフローファンの強度が向上する一方、補助リングが複数の羽根の外端と結合しているので、従来の外端から内端までを支持する支持プレートに比べて流路損失を抑制することができる。
本発明の第2観点に係るクロスフローファンは、第1観点に係るクロスフローファンにおいて、補助リングは、羽根の支持プレート側の羽根基部から先端部までの寸法の60%以上65%以下の距離、羽根基部から離れた位置にある。
発明の第3観点に係るクロスフローファンは、第1観点又は第2観点のクロスフローファンにおいて、複数のファンブロックのうちの少なくとも一つのファンブロックは、支持プレートに他のファンブロックの複数の羽根が固着されている。
第3観点に係るクロスフローファンによれば、羽根基部から先端部までの寸法の羽根基部から55%以上75%以下又は60%以上65%以下離れている補助リングで複数の羽根が結合されるので、一つのファンブロックの支持プレートと他のファンブロックの複数の羽根を固着させやすくなる。また、補助リングによって羽根の固着が容易になることから各ファンブロックの羽根をそれぞれ長くすることができる。
本発明の第4観点に係るクロスフローファンは、第1観点から第3観点のいずれかのクロスフローファンにおいて、補助リングは、厚みが内周側から外周側に行くに従って薄くなっている。
第4観点に係るクロスフローファンによれば、厚みが外周側に行くに従って薄くなっているので、補助リングでの空気の流体損失を低減することができる。
本発明の第5観点に係るクロスフローファンは、円盤状又は円環状の支持プレートと、支持プレートから長手方向に延びる複数の羽根と、複数の羽根の長手方向の中間部分に位置して複数の羽根の外端と結合している補助リングと、を備え、補助リングが、羽根の支持プレート側の羽根基部から先端部までの寸法の55%以上の距離、羽根基部から離れた位置にあり、厚みが内周側から外周側に行くに従って薄くなっていて、羽根の先端部の側の第1表面の方が支持プレートの側の第2表面よりも外周側から内周側に向かう傾斜が大きくなっている。
第5観点に係るクロスフローファンによれば、羽根の先端部の側の第1表面の方が支持プレートの側の第2表面よりも外周側から内周側に向かう傾斜が大きいので、一体成形が容易になる。
本発明の第6観点に係るクロスフローファンは、第1観点から第5観点のいずれかのクロスフローファンにおいて、複数の羽根は、同心円状に外端が位置するように配置され、補助リングは、複数の羽根の外端の外側を外周が通る円環状の形状を持つ。
第6観点に係るクロスフローファンによれば、補助リングの外周が羽根の外端の外側を通ることから、補助リングの外周が羽根の外端によって区切られずに連続的に繋がるので、補助リングの強度を上げることができる。
本発明の第7観点に係るクロスフローファンは、第1観点から第6観点のいずれかのクロスフローファンにおいて、補助リングは、円環状の形状を持ち、支持プレートの外径と同じか又は支持プレートの外径よりも大きな外径を持つ。
第7観点に係るクロスフローファンによれば、補助リングの外径が支持プレートの外径と同じか又はそれより大きいので、補助リングの外周と羽根の外端との間隔を大きくして補助リングの強度を上げることができる。
本発明の第8観点に係るクロスフローファンは、複数のファンブロックが接合されているクロスフローファンであって、複数のファンブロックの少なくとも一部は、円盤状又は円環状の支持プレートと、支持プレートから長手方向に延びかつ不等ピッチで配置されている複数の羽根と、複数の羽根の長手方向の中間部分に位置して複数の羽根の外端と結合している補助リングと、を備え、補助リングは、羽根の支持プレート側の羽根基部から先端部までの寸法の55%以上65%以下の距離、羽根基部から離れた位置にあり、複数の羽根の隣接羽根間の一部まで延びて隣接羽根間の一部で羽根に接合され、円環状の形状を持つ本体部と、本体部と一体成形されかつ回転のバランスを取るため部分的に補助リングの重量を増加させているバランサ部とを有する。
第8観点に係るクロスフローファンによれば、クロスフローファンのバランサ部が補助リングの本体部と一体に成形されているためバランサ部に係わる組み立て工数を省ける。
本発明の第9観点に係るクロスフローファンは、第8観点のクロスフローファンにおいて、複数の羽根は、同心円状に外端が位置するように配置され、補助リングの本体部は、複数の羽根の外端の外側を外周が通る円環状の形状を持ち、補助リングは、バランサ部が本体部の内周側に設けられた凸部であるか又は、前記バランサ部が前記本体部の厚み方向に設けられた凸部(65)である。
第9観点に係るクロスフローファンによれば、クロスフローファンのバランサ部が本体部の内周側に設けられるか又は、クロスフローファンのバランサ部が本体部の厚み方向に設けられるので、バランサ部を設けることによるクロスフローファンの送風に係る性能の低下を抑制できる。
本発明の第10観点に係るクロスフローファンは、第1観点から第9観点のいずれかのクロスフローファンにおいて、補助リングは、羽根の負圧面に接合されている部分の長さが当該羽根の翼弦長の半分以下であるものである。
第10観点に係るクロスフローファンによれば、翼弦長の半分よりも長く設定する場合に比べて送風特性が改善される。
本発明の第1観点に係るクロスフローファンでは、補助リングにより、流路損失の増加を抑制しながら、クロスフローファンの強度の補強を行うことができる。
本発明の第2観点に係るクロスフローファンでは、補助リングと複数の羽根の組み立てが不要になり、コストを削減することができる。
本発明の第3観点に係るクロスフローファンでは、ファンブロック数を削減して製造コストの低減を図ることができる。
本発明の第4観点に係るクロスフローファンでは、空気の流体損失を低減して送風特性を向上させることができる。
本発明の第5観点に係るクロスフローファンでは、一体成形が容易になることで歩留まりが向上し、クロスフローファンを安価に提供することができる。
本発明の第6観点に係るクロスフローファンでは、補助リングの強度を上げ、クロスフローファンの強度補強の効果を向上させることができる。
本発明の第7観点に係るクロスフローファンでは、補助リングの強度を上げ、クロスフローファンの強度補強の効果を向上させることができる。
本発明の第8観点に係るクロスフローファンでは、回転の振れがバランサ部によって抑制されたクロスフローファンを安価に提供できる。
本発明の第9観点に係るクロスフローファンでは、バランサ部による送風に係る性能の低下を抑えながら回転の振れを低減することができる。
本発明の第10観点に係るクロスフローファンでは、送風特性が改善される。
空気調和装置の室内機の概要を示す断面図。 一実施形態に係るクロスフローファンの羽根車の概要を示す斜視図。 クロスフローファンの羽根車の組み立ての一工程を説明するための斜視図。 羽根車のエンドプレートの構成の一例を示す平面図。 羽根車のファンブロックの構成の一例を示す斜視図。 羽根車のファンブロックの構成の一例を示す側面図。 ファンブロックの支持プレートの構成の一例を示す平面図。 ファンブロックの補助リングの構成の一例を示す断面図。 図5に示されているファンブロックの構成を説明するための部分拡大平面図。 図6に示されているファンブロックの構成を説明するための部分拡大側面図。 図5のファンブロックと対比される他のファンブロックの構成を示す斜視図。 ファンブロックの構成の変形例を説明するための部分拡大平面図。 ファンブロックの構成の変形例を説明するための部分拡大側面図。
以下、本発明の一実施形態に係るクロスフローファンについて、空気調和装置の室内機に設置されるクロスフローファンを例に挙げて説明する。
(1)室内機内のクロスフローファン
図1は、空気調和装置の室内機1の断面の概略を示す図である。室内機1は、本体ケーシング2とエアフィルタ3と室内熱交換器4とクロスフローファン10と垂直フラップ5及び水平フラップ6とを備えている。図1に示されているように、本体ケーシング2の天面の吸込口2aの下流側には、吸込口2aに対向してエアフィルタ3が配置されている。エアフィルタ3のさらに下流側には室内熱交換器4が配置されている。吸込口2aを通過して室内熱交換器4に到達する室内空気は、全てエアフィルタ3を通過して塵埃を除去される。
室内熱交換器4は、前面側熱交換器4aと背面側熱交換器4bとが側面視において逆V字状になるように連結されて構成される。本体ケーシング2の天面から見る平面視において、吸込口2aのほぼ前面側半分に対向する位置に前面側熱交換器4aが配置され、ほぼ背面側半分に対向する位置に背面側熱交換器4bが配置されている。前面側熱交換器4aも背面側熱交換器4bも、多数のプレートフィンを室内機1の幅方向に平行に並べて伝熱管に取り付けることにより構成されている。吸込口2aから吸込まれ、エアフィルタ3を通過した室内空気が前面側熱交換器4a及び背面側熱交換器4bのプレートフィンの間を通り抜ける際に熱交換が生じて空気調和が行われる。
室内熱交換器4の下流側には、略円筒形状のクロスフローファン10が本体ケーシング2の幅方向に沿って長く延び、室内熱交換器4と共に本体ケーシング2の幅方向と平行に設けられている。クロスフローファン10は、逆V字状の室内熱交換器4に挟まれるように囲まれている空間に配置されている羽根車20と、羽根車20を駆動するためのファンモータ(図示せず)とを備えている。このクロスフローファン10は、図1の矢印が示す方向A1(時計回り)に羽根車20を回転して気流を発生させる。
クロスフローファン10の下流の吹出口2bに繋がる吹出通路は、背面側をスクロール部材2cで構成されている。スクロール部材2cは、正面視において、本体ケーシング2の吹出口2bの開口部とほぼ同じ幅を有している。スクロール部材2cの上端はクロスフローファン10の上端よりも上に位置し、側面視において、円筒状のクロスフローファン10の中心軸よりも背面側にずれたところに位置している。スクロール部材2cの下端は、吹出口2bの開口端に連結されている。スクロール部材2cの案内面は、クロスフローファン10から吹出される空気を吹出口2bにスムーズにかつ静かに導くために、断面視において、クロスフローファン10の側に曲率中心を持つ滑らかな曲線形状を呈している。
(2)クロスフローファンの羽根車の概略構造
図2には、クロスフローファン10の羽根車20の概略構造が示されている。羽根車20は、例えば、エンドプレート21と4つのファンブロック30とが接合されて構成される。羽根車20の一端にエンドプレート21が配置され、他端に4つのファンブロック30のうちの一つが配置される。エンドプレート21は、軸心O上に金属製の回転軸22を有している。そして、羽根車20の他端に配置されるファンブロック30には、通常、ファンモータシャフト(図示せず)と接続されるボス部(図示せず)がその中心部に設けられる。あるいは、羽根車20の他端に配置されるファンブロック30が、ファンモータの一部と結合する部材を持ちかつ中心部に金属軸を持つように構成されるなど、他の構成を有する場合もある。エンドプレート21の回転軸22と羽根車20の他端のファンブロック30のボス部(もしくは金属軸)とが支持されて、羽根車20は軸心Oの周りを回転する。このエンドプレート21には、従来と同じものが用いられている。しかし、本発明を適用するためにエンドプレート21の構造が従来と同じものである必要はなく、エンドプレート21の構造は適宜変更可能である。
各ファンブロック30は、それぞれ、複数の羽根40と円環状の支持プレート50と補助リング60とを備えている。羽根車20の組み立てにおいて、各ファンブロック30は、隣接するファンブロック30の支持プレート50又はエンドプレート21に自身の複数の羽根40が溶着される。図3には、互いに隣接する2つのファンブロック30が溶着される工程が示されている。2つのファンブロック30が重ねて冶具103の上に設置される。この重ねられたファンブロック30は、冶具103とホーン102とで挟まれる。ホーン102には、振動子101から超音波が供給され、供給された超音波がホーン102を伝ってファンブロック30に与えられる。それにより、一方のファンブロック30の羽根40と他方のファンブロック30の支持プレート50が超音波によって溶着される。同様に、他の冶具とホーン102の間にファンブロック30とエンドプレート21とを挟んで、ホーン102に振動子101より超音波を供給することによってファンブロック30の羽根40とエンドプレート21とを溶着する。このような溶着の際に、羽根40をエンドプレート21に位置決めするため、エンドプレート21には図4に示されているように凹部23が羽根40と同じ数だけ形成されている。各凹部23が各羽根40の断面形状よりもわずかに大きな平面形状を有しているから、各羽根40が各凹部23にそれぞれ嵌まり込んで嵌合される。複数の凹部23の中に一つだけ、エンドプレート21とファンブロック30の位置決めをするために、段差部23aが形成されているものがある。
(3)ファンブロックの詳細構成
本実施形態に係るファンブロック30の詳細な構成を図5乃至図10に示す。図5は、図2に示されている羽根車20を構成する複数のファンブロック30のうちの一つを示す斜視図であり、図6は、そのファンブロック30の側面図である。図5及び図6に示されているファンブロック30は、熱可塑性樹脂を主材料として射出成形などにより一体成形されている複数の羽根40と支持プレート50と補助リング60とからなる。ファンブロック30の回転方向は、図5の矢印が示す方向A1である。
(3−1)羽根
複数の羽根40は、円環状の支持プレート50の第1表面50aから長手方向(軸心Oに沿う方向)に延びている。羽根40が支持プレート50と一体に成形されることで羽根基部40cが支持プレート50の第1表面50aに固定され、羽根40の長手方向における羽根基部40cの反対側が羽根先端部40dになる。羽根40の長さL1(羽根基部40cから羽根先端部40dまでの寸法)は、例えば10cm程度である。羽根40は、負圧面40fと圧力面eを有している。図5の矢印の示す方向A1にファンブロック30が回転すると、羽根40の圧力面40eの側の圧力が高くなり、負圧面40fの側の圧力が低くなる。
複数の羽根40の中に1つだけ羽根先端部40dに切欠き部40iが形成されているものがある。この切欠き部40iは、2つのファンブロック30又はファンブロック30とエンドプレート21との位置決めを行うためのものであり、上述のエンドプレート21の凹部23の段差部23a又は後述するファンブロック30の凹部51の段差部51cと勘合する部分である。切欠き部40iがあることで、このように各羽根40とエンドプレート21の各凹部23又はファンブロック30の各凹部51を一対一に対応させることができる。このような位置決めができると、複数の羽根40を射出成形時の金型の複数の割り型にグループごとに対応させることができ、羽根40を割り型から抜き易いように配置することができる。具体的には、軸心Oに対して回転対称に複数の羽根40を配置するものに比べて割り型から羽根40が外れる方向に羽根40の傾きを変更して抜きやすくした非回転対称の形状に複数の羽根40を配置する。
(3−2)支持プレート
図7には、円環状の支持プレート50を底面から見た状態、すなわち第2表面50bの側から見た状態が示されている。支持プレート50の第1表面50aに対向する第2表面50bには、羽根40の嵌まり込む凹部51が形成されている。各凹部51が各羽根40の断面形状よりもわずかに大きな平面形状を有しているから、2つのファンブロック30を重ね合わせるとき、各羽根40が各凹部51にそれぞれ嵌まり込んで嵌合される。支持プレート50の内周に沿って第2表面50bよりも高いリング状の凸部52が形成されている。凸部52は、外周側が斜めに傾斜しており、2つのファンブロック30が重ね合わされるときに羽根40を凹部51に案内する役割を果たす。
羽根40の外端40aが接する凹部51の外周51aは、支持プレート50の外周50cの内側にあり、羽根40の内端40bが接する凹部51の内端51bは、支持プレート50の内周50dの外側にある。換言すると、支持プレート50の中心(軸心O上の点)から凹部51の外周51aまでの距離d1(羽根40の外端40aまでの距離)は、支持プレート50の中心から外周50cまでの半径r1よりも小さい。また、支持プレート50の中心(軸心O上の点)から凹部51の内端51bまでの距離d2(羽根40の内端40bまでの距離)は、支持プレート50の中心から内周50dまでの半径r2よりも大きい。この支持プレート50は、羽根40を支持する強度を高く保たせるため、支持プレート50の幅W1(半径r1−半径r2)が羽根40の外端40aから内端40bまでの半径方向の距離(距離d1−距離d2)よりも大きく設定されている。
(3−3)補助リング
補助リング60は、羽根40の長手方向の中間部分に位置しており、羽根基部40cから羽根先端部40dまでの寸法(羽根40の長さL1)の60%の距離だけ羽根基部40cから離れた位置にある。補助リング60の配置位置は、クロスフローファン20の強度を向上させて超音波溶接などの組立工程を容易にするためには、長さL1の55%以上の距離、羽根基部40cから離れていることが好ましい。
図8には、補助リング60と羽根40とが接合されている部分の断面形状が示されている。図8に示されている断面は、軸心Oに対して垂直な面で切断したときに現れる断面である。図9には、羽根40の羽根先端部40dから羽根基部40cの方に向かって見たときの補助リング60と羽根40と支持プレート50とが一部拡大して示されている。補助リング60は、主に、リング部61と接続部62と接続補助部63とからなる。リング部61の外周61aの半径r3は、支持プレート50の外周51aの半径r1よりも大きい。また、リング部61の外周61aの半径r3は、補助リング60の中心(軸心O上の点)から羽根40の外端40aまでの距離d1よりも大きい。すなわち、リング部61の外周61aが全ての羽根40の外端40aの外側を通る。この補助リング60は、リング部61の内周61bの半径r4が支持プレート50の内周51bの半径r2よりも大きくかつ羽根40の外端40aまでの距離d1よりわずかに大きく、リング部61の内周61bが羽根40の外端40aの外側近傍を通る。
接続部62は、軸心Oの方向に見て、リング部61から内側に向かって突き出た三角形状に形成されている。三角形状をした接続部62は、3つの頂部62a,62b,62cを持ち、頂部62a,62bの間の辺がリング部61に接続され、頂部62a,62cの間の辺が羽根40の負圧面40fに接続されている。一方、羽根40の圧力面40eには、接続部62が接続されない。接続部62が負圧面40fに接続されている部分の長さL4(頂部62aから頂部62c間での長さ)は、翼弦長L3の2分の1よりも短い。負圧面40fに接続されている部分の長さL4を翼弦長L3の2分の1よりも短く設定することにより、翼弦長L3の2分の1よりも長く設定する場合に比べて送風特性が改善される。
羽根40の外端40aの近傍には、接続補助部63が形成されている。接続補助部63は、羽根40の外端40aと接続部62とリング部61の間を埋める部分であり、これら3者の接続を補助している。
図10には、側面から見た補助リング60の一部が拡大して示されている。補助リング60は、羽根先端部40dの側の第1表面60aと、羽根基部40cの側の第2表面60bと、外周面60cと、内周面60dとを有している。この第1表面60aと外周面60cとを接続する部分には曲率半径R1の曲面60eが形成され、この第2表面60bと外周面60cとを接続する部分には曲率半径R2の曲面60fが形成されている。
補助リング60は、厚みが内周側から外周側に行くに従って薄くなっている。つまり、補助リング60は、羽根基部40cの近傍の厚さt1よりも外周面60cにおける厚さt2の方が小さい。さらに詳細に見ると、補助リング60の第1表面60aは、軸心0に対して垂直な面と交わる傾斜角θ1が、第2表面60bがこの垂直な面と交わる傾斜角θ2よりも大きくなるように設定されている。なお、補助リング60の厚みt1は、支持プレート50の厚みt3よりも小さく設定されている。
(4)変形例
(4−1)
上記実施形態では、補助リング60の接続部62が、平面視において三角形状を呈しているが、接続部62の平面形状は三角形状に限られるものではなく、例えば半円形や台形など他の形状であってもよい。
(4−2)
上記実施形態では、リング部61の外周61aの半径r3が、支持プレート50の外周51aの半径r1よりも大きい場合について説明したが、リング部61の外周61aの半径r3は、支持プレート50の外周51aの半径r1と同じに設定されてもよい。
(4−3)
上記実施形態では、図8に示されているように、補助リング60が、円環状の形状を持つリング部61と接続部62と接続補助部63とからなる場合について説明した。しかし、補助リングはこれら以外の構造を備えていてもよい。例えば、補助リング60(本体部)にさらにバランサ部を追加してもよい。このバランサ部は、補助リング60(本体部)と一体成形され、ファンブロック30の回転のバランスを取るため部分的に補助リング60の重量を増加させるものである。リング部61や複数の接続部62や接続補助部63は、軸心Oを中心に回転対称に配置されるものであるのに対し、バランサ部は、回転対称には配置されないものである。
クロスフローファン10のバランサ部が補助リングの本体部(リング部61と接続部62と接続補助部63)と一体に成形されると、バランサ部に係わる組み立て工数を省ける。それにより、回転の振れがバランサ部によって抑制されたクロスフローファン10を安価に提供できる。
ファンブロック30のバランサ部が補助リングの本体部(リング部61と接続部62と接続補助部63)と一体に成形されると、バランサ部に係わる組み立て工数を省ける。また、外径部にある補助リング60にバランサ部を設けることで、バランサ部樹脂量を削減でき、コストダウンできる。従来、羽根を不等ピッチで配置することによるファンブロックのアンバランス修正のため、円環状の支持プレートもしくはその内周側にバランサ部を設けているが、より外径側にある補助リング60にバランサ部を設けると、樹脂量を抑制でき、コストダウンできる。また、羽根基部40cの支持プレート50で不等ピッチ配置の羽根40のバランスを修正するのではなく、羽根40の略中央部の補助リング60にてアンバランスを修正する方が効率的である。それにより、回転の振れがバランサ部によって抑制されたクロスフローファン10を安価に提供できる。
バランサ部は、例えば、図12に示されているように、補助リング60の内周面60dなどに本体部の内周側に凸部64として設けることができる。なお、図12において、2点鎖線で示されているほぼ直線状の部分64aがバランサ部分を設けない場合の形状である。このように、バランサ部が本体部の内周側に設けられると、バランサ部を設けることに因る送風に係る性能低下を抑えながら回転の振れを低減することができる。
バランサ部は、例えば、図12に示されているように、補助リング60の内周面60dなどに本体部の内周側に凸部64として設けることができる。なお、図12において、2点差線で示されているほぼ直線状の部分64aがバランサ部分を設けない場合の形状である。このように、バランサ部が本体部の内周側に設けられると、バランサ部を設けることに因る送風に係る性能低下を抑えながら回転の振れを低減することができる。
また、バランサ部が本体部の厚み方向に設けられた凸部であってもよい。例えば、図13に示されているように、複数の接続部62や複数の接続補助部63のうちの一つの厚みを増加させた補助リング60の凸部65をバランサ部として設けることもできる。あるいは、リング部61の厚みの一部を増加させた補助リング60の凸部66をバランサ部として設けることもできる。クロスフローファン10のバランサ部が本体部の厚み方向に設けられるので、空気抵抗が大きくならないようにバランサ部を設けて、バランサ部を設けることによるクロスフローファンの送風に係る性能の低下を抑えながら回転の振れを低減することができる。
(5)特徴
(5−1)
補助リング60のリング部61は、複数の羽根40の長手方向の中間部分に位置して複数の羽根40の外端40aと結合している。補助リング60が複数の羽根40の外端40aと結合しているので、円環状の板状部材で羽根40の外端から内端までを支持する場合に比べて流路損失が抑制される。また、上記実施形態では、補助リング60は、羽根40の支持プレート側の羽根基部40cから羽根先端部40dまでの寸法の60%の距離、羽根基部40cから離れた位置にある。補助リング60が、羽根基部40cから羽根先端部40dまでの寸法の55%以上の距離、羽根基部40cから離れているので、クロスフローファン10の強度が向上するが、この強度の向上について説明する。
羽根40は、緩やかに湾曲した板状の形状をしているから、羽根40の幅方向には撓み易い。撓むことで羽根基部40c又は羽根先端部40dと支持プレート50又はエンドプレート21との接合部分に応力が集中して壊れやすくなったり、振動を発生する原因になったりする。また、撓むことで、超音波溶着などによる羽根40と支持プレート50やエンドプレート21との接合時に接合不良ができやすくなる。補助リング60によって複数の羽根40を束ねると、羽根40が撓み難くなるため、上述のような応力集中による破壊や撓みによる接合不良や騒音発生などの問題を解消することができる。また、成形後の羽根倒れを抑制でき、溶着スロットへの挿入が容易になり、かつ、補助リングから先端側の羽根剛性を十分に確保できるため、より作業性が改善される。このように、羽根先端部40dが接合されることを考慮して、羽根基部40cから羽根先端部40dまでの寸法の55%以上の距離離して、羽根40の長手方向の真ん中よりも羽根先端部40dに寄ったところに補助リング60が設けられている。上記実施形態では、60%の距離だけ離れているが、羽根40長手方の中間部分で束ねるうえで、例えば、羽根基部40cから補助リング60までは、羽根基部40cから羽根先端部40dまでの寸法の55%以上75%以内の距離、さらに好ましくは60%以上65%以内の距離にあることが好ましい。
例えば、長さL1のファンブロック30と似たブロックを得るために、補助リング60の代わりに、図11に示されているように、羽根140が比較的短い2つのファンブロック130を支持プレート150で接合する構成が考えられる。ここで、支持プレート150の構造は上述の支持プレート50の同様のものとする。このような図11の2つのファンブロック130と図5の1つのファンブロック30を比較すると、羽根車を構成したときの強度はほぼ同程度であるものの、図11のような構成では、支持プレート150がブロックの中間に位置するために補助リング60の場合に比べて2つのファンブロック130の流路損失が大きくなるだけでなく、有効羽根長が短くなる。さらに、図11のような構成では、2つのファンブロック130を接合するための工程が増加することで組み立てに掛かるコストの上昇も考えられる。
(5−2)
上述のクロスフローファン10は、補助リング60及び複数の羽根40が樹脂で形成されており、補助リング60は、射出成形などによって、複数の羽根40と一体に成形されている。補助リング60を複数の羽根と一体で成形することにより、補助リングと複数の羽根の組み立てが不要になり、コストを削減することができる。
(5−3)
また、支持プレート50も樹脂で形成されており、射出成形などによって、一つの支持プレート50と一つの補助リング60と複数の羽根40とが一体に成形されたファンブロック30が複数形成される。そして、羽根基部40cから羽根先端部40dまでの寸法の羽根基部40cから55%以上離れている補助リング60で複数の羽根40が結合されているから、一つのファンブロック30の支持プレート50と他のファンブロックの複数の羽根40が固着させ易くなる。その結果、各ファンブロック30の羽根40をそれぞれ長くして、ファンブロック数を削減し、製造コストの低減を図ることができる。
(5−4)
上述の補助リング60は、リング部61の厚みが内周側から外周側に行くに従って薄くなっている。つまり、内周側の厚みt1が外周側の厚みt2よりも大きくなっている。そのため、補助リング60での空気の流体損失を低減することができ、送風特性を向上させることができる。また、接続部62からリング部61に至るまでも補助リング60の厚みが外周側にいくに従って薄くなる方が好ましい。この場合にも、送風特性をさらに向上させることができる。さらに、補助リング60が外周側よりも内周側の厚みが薄くなることで、射出成形の際に金型からクロスフローファン10のファンブロック30を取り外し易くなる。
(5−5)
また、補助リング60は、羽根先端部40dの側の第1表面60aの方が支持プレート50の側の第2表面60bよりも外周側から内周側に向かう傾斜が大きくなっている。第1表面60aの方が支持プレート50の側の第2表面60bよりも外周側から内周側に向かう傾斜が大きいので、例えば、射出成形後に羽根先端部40dの方に寄った所を中心に金型を回転しながらファンブロック30から外すと成型品の取り外しが容易になる。この様な取り外し方をする金型は、例えば、軸心Oの周りで複数に分割されるようなパーティング面を有している。このように、一体成形が容易になることで歩留まりが向上し、クロスフローファン10の製造コストを引き下げることができる。
(5−6)
複数の羽根40は、軸心Oを中心に同心円状に外端40aが位置するように配置されている。また、補助リング60は、複数の羽根40の外端40aの外側を外周面60cが通る円環状の形状を持つ。補助リング60の外周面60cが羽根40の外端40aの外側を通ることから、補助リング60の外周面60cが外端40aによって区切られずに連続的に繋がる。それにより、補助リング60の強度を上げ、クロスフローファン10の強度補強の効果を向上させることができる。
(5−7)
補助リング60は、円環状の形状を持ち、支持プレート50の外径r1とよりも大きな外径r3を持っている。補助リング60の外径r3が支持プレート50の外径r1と同じか又はそれより大きいと、補助リング60の外周面60cと羽根40の外端40aとの間隔を大きくして補助リング60の強度を上げることができる。このように補助リング60の強度を上げることで、クロスフローファン10の強度補強の効果を向上させることができる。
10 クロスフローファン
20 羽根車
30 ファンブロック
40 羽根
50 支持プレート
60 補助リング
特開平05−87086号公報

Claims (10)

  1. 複数のファンブロック(30)が接合されているクロスフローファンであって、
    複数の前記ファンブロックの少なくとも一部は、
    円盤状又は円環状の支持プレート(50)と、
    前記支持プレートから長手方向に延びる複数の羽根(40)と、
    複数の前記羽根の長手方向の中間部分に位置して複数の前記羽根の外端(40a)と結合している補助リング(60)と、
    を備え、
    前記支持プレートは、熱可塑性樹脂を主材料として、複数の前記羽根と一体に成形され、
    前記補助リングは、熱可塑性樹脂を主材料として、複数の前記羽根と一体に成形され、前記羽根の前記支持プレート側の羽根基部(40c)から先端部(40d)までの寸法の55%以上75%以下の距離、前記羽根基部から離れた位置にあり、複数の前記羽根の隣接羽根間の一部まで延びて前記隣接羽根間の一部で前記羽根に接合されている、クロスフローファン。
  2. 前記補助リングは、前記羽根の前記支持プレート側の羽根基部から先端部までの寸法の60%以上65%以下の距離、前記羽根基部から離れた位置にある、
    請求項1に記載のクロスフローファン。
  3. 複数の前記ファンブロックのうちの少なくとも一つの前記ファンブロックは、前記支持プレートに他の前記ファンブロックの複数の前記羽根が固着されている、
    請求項1又は請求項2に記載のクロスフローファン。
  4. 前記補助リングは、厚みが内周側から外周側に行くに従って薄くなっている、
    請求項1又は請求項2に記載のクロスフローファン。
  5. 円盤状又は円環状の支持プレート(50)と、
    前記支持プレートから長手方向に延びる複数の羽根(40)と、
    複数の前記羽根の長手方向の中間部分に位置して複数の前記羽根の外端(40a)と結合している補助リング(60)と、
    を備え、
    前記補助リングが、前記羽根の前記支持プレート側の羽根基部(40c)から先端部(40d)までの寸法の55%以上の距離、前記羽根基部から離れた位置にあり、厚みが内周側から外周側に行くに従って薄くなっていて、前記補助リングは、前記羽根の前記先端部の側の第1表面(60a)の方が前記支持プレートの側の第2表面(60b)よりも外周側から内周側に向かう傾斜が大きくなっている、クロスフローファン。
  6. 複数の前記羽根は、同心円状に前記外端が位置するように配置され、
    前記補助リングは、複数の前記羽根の前記外端の外側を外周(60c)が通る円環状の形状を持つ、
    請求項1から5のいずれか一項に記載のクロスフローファン。
  7. 前記補助リングは、円環状の形状を持ち、前記支持プレートの外径(r1)と同じか又は前記支持プレートの外径よりも大きな外径(r3)を持つ、
    請求項1から6のいずれか一項に記載のクロスフローファン。
  8. 複数のファンブロック(30)が接合されているクロスフローファンであって、
    複数の前記ファンブロックの少なくとも一部は、
    円盤状又は円環状の支持プレート(50)と、
    前記支持プレートから長手方向に延びかつ不等ピッチで配置されている複数の羽根(40)と、
    複数の前記羽根の長手方向の中間部分に位置して複数の前記羽根の外端(40a)と結合している補助リング(60)と、
    を備え、
    前記補助リングは、前記羽根の前記支持プレート側の羽根基部(40c)から先端部(40d)までの寸法の55%以上65%以下の距離、前記羽根基部から離れた位置にあり、複数の前記羽根の隣接羽根間の一部まで延びて前記隣接羽根間の一部で前記羽根に接合され、円環状の形状を持つ本体部と、前記本体部と一体成形されかつ回転のバランスを取るため部分的に前記補助リングの重量を増加させているバランサ部(64,65)とを有する、クロスフローファン。
  9. 複数の前記羽根は、同心円状に前記外端が位置するように配置され、
    前記補助リングの前記本体部は、複数の前記羽根の前記外端の外側を外周(60c)が通る円環状の形状を持ち、
    前記補助リングは、前記バランサ部が前記本体部の内周側に設けられた凸部(64)であるか又は、前記バランサ部が前記本体部の厚み方向に設けられた凸部(65)である、
    請求項8に記載のクロスフローファン。
  10. 前記補助リングは、前記羽根の負圧面に接合されている部分の長さ(L4)が当該羽根の翼弦長(L3)の半分以下である、
    請求項1から9のいずれか一項に記載のクロスフローファン。
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