JP5700720B2 - 携帯端末、ロック状態制御プログラムおよびロック状態制御方法 - Google Patents

携帯端末、ロック状態制御プログラムおよびロック状態制御方法 Download PDF

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Description

この発明は、携帯端末、ロック状態制御プログラムおよびロック状態制御方法に関し、特にたとえば二次電池を電源として利用する、携帯端末、ロック状態制御プログラムおよびロック状態制御方法に関する。
従来、二次電池を電源として利用する、携帯端末が知られており、この種の装置の一例が、特許文献1に開示されている。この背景技術は、太陽電池、充電制御部および二次電池などを備え、二次電池を電源として利用する携帯用電子機器である。この太陽電池は、太陽光の照射を受けて発電する。そして、充電制御部は、太陽電池を二次電池に接続することで、充電を開始する。
また、特許文献2に開示されている背景技術では、識別信号送信回路およびこの識別送信回路を駆動するための電池が内蔵される充電用クレイドルと、識別送信回路との通信が途絶する場合に使用が制限される携帯電話とが開示されている。そして、この携帯電話は、携帯電話が充電用クレイドルに装着されて充電されている状態または充電用クレイドルの近くに置かれた状態でなければ、使用が制限される。
特開2008−167562号公報[H02J 7/00, H02J 7/35, H01M 10/44, H04B 7/26, H04M 1/00] 特開2006−262151号公報[H04M 1/667, H04Q 7/38]
しかし、特許文献1の背景技術では、太陽電池を利用して充電を行う場合には、太陽光が照射されやすい窓際などに携帯用電子機器を置かねばならず、使用者は、充電中の携帯電子機器を常に監視できないことが多い。そのため、無断で第三者に操作されてしまうことで、充電中の携帯電子機器に記憶されている個人情報が漏えいすることがある。
また、特許文献2の背景技術では、充電中の携帯電話が使用者の手元にあることが想定されているため、特許文献1の背景技術のように、太陽電池を利用した充電が想定されていない。そのため、充電中の携帯電話は使用が制限されない。
それゆえに、この発明の主たる目的は、新規な携帯端末、ロック状態制御プログラムおよびロック状態制御方法を提供することである。
この発明の他の目的は、充電中のセキュリティ性を向上させることが可能な、携帯端末、ロック状態制御プログラムおよびロック状態制御方法を提供することである。
この発明は、上記の課題を解決するために、以下の構成を採用した。なお、括弧内の参照符号および補足説明等は、この発明の理解を助けるために記述する実施形態との対応関係を示したものであって、この発明を何ら限定するものではない。
第1の発明は、着脱可能な太陽電池、太陽電池の装着および当該太陽電池以外の外部電源の接続のうち、太陽電池着を検出する装着検出手段、および装着検出手段によって太陽電池が装着されたことが検出されたとき、ロック状態を設定する設定手段を備える、携帯端末である。
第1の発明では、着脱可能な太陽電池(36)は、太陽光などの光が照射されると発電する。装着検出手段(20,S61)は、太陽電池の装着および当該太陽電池以外の外部電源の接続のうち、太陽電池着を検出する。そして、設定手段(20,S31)は、装着検出手段によって太陽電池が装着されたことが検出されたとき、ロック状態を設定する。
第2の発明は、第1の発明に従属し、太陽電池が装着されたときに押下されるスイッチをさらに備え、装着検出手段は、スイッチが押下されたときに太陽電池が装着されたことを検出する。
の発明は、第1の発明または第2の発明に従属し、太陽電池による発電を検出する第1検出手段をさらに備え、設定手段は、前記太陽電池による発電が検出されたとき、ロック状態を設定する
の発明は、第の発明に従属し、待機状態を検出する待機状態検出手段をさらに備え、設定手段は、第1検出手段によって太陽電池による発電が検出され、かつ待機状態検出手段によって待機状態が検出されたとき、ロック状態を設定する。
の発明では、待機状態検出手段(20,S25)は、待機状態を検出する。そして、設定手段は、第1検出手段によって太陽電池による発電が検出され、かつ待機状態検出手段によって待機状態が検出されたとき、ロック状態を設定する。
の発明は、第3の発明のいずれかに従属し、第1筐体、第2筐体、および第1筐体および第2筐体による閉状態を検出する閉状態検出手段をさらに備え、設定手段は、第1検出手段によって太陽電池による発電が検出され、かつ閉状態検出手段によって閉状態が検出されたとき、ロック状態を設定する。
の発明では、閉状態検出手段(20,S23)は、1筐体(C1)および第2筐体(C2)による閉状態を検出する。そして、設定手段は、第1検出手段によって太陽電池による発電が検出され、かつ閉状態検出手段によって閉状態が検出されたとき、ロック状態を設定する。
の発明および第の発明によれば、通常使用しない閉状態または待機状態が検出され、かつ携帯端末が充電されると、ロック状態が自動的に設定されるため、使用者の利便性が向上する
の発明は、第の発明ないし第の発明のいずれかに従属し、携帯端末は、複数の機能をさらに備え、設定手段は、複数の機能のうち少なくとも1つ以上の機能をロック状態とするかを設定する設定変更手段を含む。
の発明では、携帯端末は、ダイヤル発信機能、アドレス帳機能、メール機能、ネットワーク機能など複数の機能える。そして、設定変更手段(20,S5)は、ロック状態、つまり無効化される機能を個別に設定することができる。
の発明によれば、使用者はロック状態であっても任意の機能が実行できるため、ロック状態における携帯端末の操作性が向上する。
第7の発明は、第1の発明ないし第5の発明のいずれかに従属し、入力手段をさらに備え、ロック状態では、入力手段に対する入力操作が無効にされる
第7の発明では、入力手段(22)は、キー入力装置などであり、使用者の操作を受け付ける。そして、ロック状態では、そのキー入力装置に対するキー操作が無効にされる。
第7の発明によれば、キー入力装置などの入力手段による操作が無効にされるため、第三者によるキー操作を防ぐことができる。
第8の発明は、第の発明に従属し、携帯端末の動作が所定時間以上検出されない状態を検出する第2検出手段をさらに備え、設定手段は、第1検出手段によって太陽電池による発電が検出され、かつ第2検出手段によって携帯端末の動作が所定時間以上検出されない状態が検出されたとき、ロック状態を設定する
第9の発明は、着脱可能な太陽電池(36)を有する、携帯端末のプロセッサ(20)を、太陽電池の装着および当該太陽電池以外の外部電源の接続のうち、太陽電池着を検出する装着検出手段、および装着検出手段によって太陽電池が装着されたことが検出されたとき、ロック状態を設定する設定手段(S31)として機能させる、ロック状態制御プログラムである。
第10の発明は、着脱可能な太陽電池を有する、携帯端末のロック状態制御方法であって、携帯端末のプロセッサが、太陽電池の装着および当該太陽電池以外の外部電源の接続のうち、太陽電池着を検出する装着検出ステップ、および装着検出ステップによって太陽電池が装着されたことが検出されたとき、ロック状態を設定する設定ステップを実行する、ロック状態制御方法である。
この発明によれば、使用者が特定状態で太陽電池によって充電すると、携帯端末がロック状態を設定されるため、充電中のセキュリティ性を向上させることができる。
この発明の上述の目的、その他の目的、特徴および利点は、図面を参照して行う以下の実施例の詳細な説明から一層明らかとなろう。
図1は本発明の第1施例の携帯端末を示すブロック図である。 図2は図1に示す携帯端末の外観を示す図解図である。 図3は図1に示す携帯端末の他の外観を示す図解図である。 図4は図1に示すLCDモニタに表示されるGUIの一表示例を示す図解図である。 図5は図1に示すRAMに記憶されるロック設定データの詳細な構成を示す図解図である。 図6は図1に示すLCDモニタに表示されるGUIの他の一表示例を示す図解図である。 図7は図1に示すRAMのメモリマップの一例を示す図解図である。 図8は図1に示すCPUの設定処理を示すフロー図である。 図9は図1に示すCPUの自動ロック設定処理を示すフロー図である。 図10は図1に示すCPUのロック解除処理を示すフロー図である。 図11は第2実施例における電源回路と太陽電池の接続状態を示すブロック図である。 図12は第2実施例における携帯端末の外観を示す図解図である。 図13は図1に示すRAMの第2実施例におけるメモリマップの一例を示す図解図である。 図14は図1に示すCPUの第2実施例における太陽電池装着検出処理を示すフロー図である。
<第1実施例>
図1を参照して、携帯端末10は、二次電池であるリチウムイオン電池34の電圧に基づく電源をシステム全体に供給する電源回路32を含む。また、電源回路32がリチウムイオン電池34の電圧に基づく電源をシステム全体に供給している場合には、電源オン状態と言うことにする。同様に、電源回路32がリチウムイオン電池34の電圧に基づく電源をシステム全体に供給していない場合には、電源オフ状態と言うことにする。電源回路32は、電源オフ状態で、入力手段であるキー入力装置22によって電源オン操作がされると起動され、電源オフ状態で、キー入力装置22による電源オフ操作がされると停止される。さらに、電源オフ状態であっても、電源回路32は、リチウムイオン電池34の充電に応答して起動され、リチウムイオン電池34の充電が完了するのに応答して停止される。また、充電とは、端子Taおよび端子Tbが外部電源と接続され外部電源から電力の供給を受けるか、太陽電池36が太陽光を照射されることで発電した電力の供給を受けることで、リチウムイオン電池34が電気エネルギーを蓄えることを言う。なお、端子Taは+端子であり、端子Tbは−端子である。また、太陽電池36と電源回路32とは、+端子および−端子によって接続される。
キー入力装置22によって発呼操作が行われると、CPU20(プロセサまたはコンピュータと呼ばれることもある。)は、CDMA方式に対応する無線通信回路14を制御して発呼信号を出力する。出力された発呼信号は、アンテナ12から送出され、基地局を含む移動通信網に送信される。そして、通話相手が応答操作を行うと、通話可能状態が確立される。また、通話相手の電話番号をキー入力装置22によって入力する発呼操作をダイヤル発信と言う。
通話可能状態に移行した後にキー入力装置22によって通話終了操作が行われると、CPU20は、無線通信回路14を制御して、基地局を含む移動通信網に通話終了信号を送信する。通話終了信号の送信後、CPU20は、通話処理を終了する。また、先に通話相手から通話終了信号を受信した場合も、CPU20は、通話処理を終了する。さらに、通話相手によらず、移動通信網から通話終了信号を受信した場合も、CPU20は通話処理を終了する。
携帯端末10の電源がオンの状態で通話相手からの発呼信号がアンテナ12によって捉えられると、無線通信回路14は、着信をCPU20に通知する。CPU20は、着信通知に記述された発信元情報をLCDドライバ24に制御されるLCDモニタ26に表示させ、図示しない着信通知用のスピーカから着信音を出力する。また、キー入力装置22によって応答操作が行われると、通話可能状態が確立される。
通話可能状態では、次のような処理が実行される。通話相手から送信された変調音声信号(高周波信号)は、アンテナ12によって受信される。受信された変調音声信号は、無線通信回路14によって復調処理および復号処理を施される。これによって得られた受話音声信号は、スピーカ18から出力される。また、マイク16によって取り込まれた送話音声信号は、無線通信回路14によって符号化処理および変調処理を施される。これによって生成された変調音声信号は、上述と同様、アンテナ12を利用して送信される。また、加速度センサ42は、加速度のデータ(加速度データ)を出力し、CPU20は、携帯端末10の動き(動作)を検出することができる。たとえば、携帯端末10が机の上などに置かれて使用されていなければ、加速度センサ42は加速度データを出力しない。また、携帯端末10が使用者に持ち運ばれれば、加速度センサ42は加速度データを出力する。したがって、CPU20は、加速度センサ42によって、携帯端末10が動いているか否かを判断することができる。
また、携帯端末10には、通話相手の電話番号や名前を登録するアドレス帳機能、図示しないサーバとのデータ通信を利用するメール機能やネットワーク機能などの複数の機能を備える。
図2(A),(B)は、携帯端末10の閉状態の外観を示す図解図であり、図3は、携帯端末10の開状態の外観を示す図解図である。図2(A),(B)を参照して、携帯端末10は、各々が板状に形成されたケースC1およびケースC2を有する。ケースC1およびケースC2の厚みは略同じである。また、アンテナ12は、ケースC1に内蔵されており、図2(A),(B)および図3では、図示されない。
太陽電池36は、太陽光の照射を受けるためのパネル部分がケースC1の外側面に露出するように取り付けられる。端子Taおよび端子Tbのそれぞれは、ケースC2の長さ方向一方の側面に設けられる。
ヒンジ機構Hは、ケースC1の長さ方向他方の側面に形成される。また、ケースC2は、長さ方向他方の主面においてヒンジ機項Hと結合される。そして、ヒンジ機構Hは、ケースC1をケースC2の上に積層した状態で、ケースC1の短辺と平行な軸AXを基準として可動させる。つまり、軸AXを基準とした回転により、ケースC1とケースC2とを開閉させる。そして、太陽電池36によって充電を行う場合には、閉状態でケースC1の外側面に太陽光が照射されるようにする。
図3を参照して、携帯端末10の開状態では、図示しないマイク16は、ケースC2に内蔵され、内蔵されたマイク16に通じる開口OP1はケースC2の長さ方向一方の内側面に設けられる。同じく、図示しないスピーカ18は、ケースC1に内蔵され、内蔵されたスピーカ18に通じる開口OP2は、ケースC2の長さ方向一方の内側面に設けられる。
キー入力装置22は、ケースC2の内側面に設けられる。このキー入力装置22には、0〜9の数字キーおよび電源キーなどが含まれる。使用者は、0〜9の数字キーを操作することで電話番号を入力し、電源キーを長押しすることで携帯端末10の電源をオン/オフする。また、電源キーが短押しされると、LCDモニタ24に待機状態を示す画像が表示され、携帯端末10は待機状態となる。
また、LCDモニタ26は、モニタ画面がケースC1の内側面に露出するように取り付けられる。磁気センサ38はケースC2に内蔵され、磁石40は、図2(A),(B)の状態で、磁気センサ38と最も近い状態になるようにケースC1に内蔵される。
よって、携帯端末10の開状態および閉状態を検出する磁気センサ38は、図3に示す状態では最小値である0を出力し、図2(A),(B)では最大値である255を出力する。つまり、図2(A),(B)に示す閉状態では、磁気センサ38が最大値を出力し、図3に示す開状態では磁気センサ38が最小値を出力する。
また、使用者は、開状態で複数の機能などを実行する操作(通常使用)を行い、通常使用をしないときに、閉状態や待機状態にする。
ここで、CPU20は、太陽電池36によって充電される場合に、携帯端末10をロック状態に設定することができる。具体的には、太陽電池36に対して太陽光が照射されて、リチウムイオン電池34が電気エネルギーを蓄える状態で、さらに特定状態が検出されれば、キー入力装置22によって検出された操作を無効化する、ロック状態となる。これによって、使用者は、携帯端末10を窓際などに置いて、太陽電池36による充電を行う場合に、第三者によるキー操作を防ぐことができる。そして、無断で使用されることを防ぐことができるため、携帯端末10のセキュリティ性を向上させることができる。つまり、携帯端末10記憶されている、アドレス帳データなどの個人情報が、第三者に流出するのを防ぐことができる。
また、第1実施例では、図2(A),(B)に示すような閉状態、電源キーが短押しされた後の待機状態、キー入力装置22による入力が第1所定時間(60秒〜120秒)ない状態または第2所定時間(30秒〜60秒)の間、携帯端末10が持ち運ばれない状態、つまり携帯端末10の動きが第2所定時間検出されない状態特定状態とする。
また、ロック状態では、キー入力装置22によって検出された操作を無効化するだけでなく、ダイヤル発信を行うための操作を無効化したり、アドレス帳機能、メール機能、ネットワーク機能などの複数の機能のそれぞれを個別に無効化することもできる。
図4は、ロック状態で無効化する機能や操作を選択するためのGUI(Graphical User Interface)を示す図解図である。図4を参照して、GUIは、LCDモニタ26に表示され、キー入力装置22を利用して操作される。このGUIで示される「キー操作」、「ダイヤル発信」、「アドレス帳」、「メール」および「ネットワーク」は、ロック状態で無効化される機能や操作を示す。「キー操作」は、キー入力装置22に対するキー操作を無効化するための項目である。「ダイヤル発信」は、キー入力装置22によって通話相手の電話番号を入力して行う発呼操作を無効化するための項目である。「アドレス帳」は、アドレス帳機能を無効化するための項目である。「メール」は、メール機能を無効化するための項目である。「ネットワーク」は、ネットワーク機能を無効化するための項目である。なお、本実施例では、「キー操作」、「ダイヤル発信」、「アドレス帳」、「メール」および「ネットワーク」の項目を総称して、ロック項目と言うことがある。
また、「キー操作」はチェックボックス50a、「ダイヤル発信」はチェックボックス50b、「アドレス帳」はチェックボックス50c、「メール」はチェックボックス50d、「ネットワーク」はチェックボックス50eに対応する。なお、チェックボックス50a−50eのそれぞれを区別する必要がない場合には、チェックボックス50と言うことにする。
ここで、各チェックボックスにチェックを入れる操作が行われると、そのチェックボックスに対応する項目に基づいて、無効化される機能や操作が設定される。たとえば、チェックボックス50bにチェックを入れる操作が行われると、ダイヤル発信を行うための操作が無効化されるように設定される。つまり、ロック状態になると、キー入力装置22によって通話相手の電話番号を入力して行う発呼操作が無効化されるようになる。このように、使用者は、ロック状態であっても任意の機能が実行できるように設定することができる。つまり、ロック状態における携帯端末の操作性が向上する。
図5は、RAM30内に記憶されるロック設定データ320(図7参照)の内容を示す図解図である。つまり、図4に示したGUIで設定した結果が、ロック設定データ320としてRAM30内に記憶される。図5を参照して、ロック項目の列には、「キー操作」、「ダイヤル発信」、「アドレス帳」、「メール」および「ネットワーク」が記録される。そして、状態の列は、ロック項目の列に含まれるそれぞれの欄に対応して、チェックボックス50がチェックされたか否かの結果が記憶される。つまり、図4で「ダイヤル発信」に対応するチェックボックス50bにチェックがされると、図5では「ダイヤル発信」の欄に対応する欄に「○」が記録される。
図6(A),(B)は、ロック状態を解除するためのパスワードを入力するGUIを示す図解図である。図6(A)を参照して、このGUIには、入力状態表示領域52が含まれる。また、パスワードは、0〜9の数字から構成される4桁の数字列である。そして、0〜9の数字は、キー入力装置22に含まれる0〜9の数字キーによって入力される。
たとえば、使用者が「1」の数字キーを操作すると、入力状態表示領域52に操作結果として「*」が表示される。このように、本実施例では、数字キーを操作しても数字は表示されない。これは、パスワードを表示することで、そのパスワードが第三者に見られることを防ぐためである。ただし、数字キーの操作回数に応じて表示される「*」の数が増えるため、使用者は、入力した桁数を認識できる。
なお、パスワードは、数字列でなく、アルファベットや記号から構成されてもよい。さらに、パスワードは、4桁以上の文字列であってもよい。
使用者によって、パスワードが入力されると、RAM30内に記憶されるパスワードデータ322(図7参照)と比較され、一致すればロック状態が解除される。一方、入力したパスワードが、パスワードデータ322と一致しなければ、図6(B)に示すGUIが表示され、入力されたパスワードが間違っていることが、使用者に通知される。そして、間違ったパスワードを入力してから、一定時間(1秒から2秒)が経過すると、図6(B)に示すGUIの表示が消える。このように、使用者は、携帯端末10のロック状態を任意に解除することができる。
なお、図6(A)に示すGUIは、ロック状態で、0〜9の数字キーのいずれかが操作されると、LCDモニタ26に表示されてもよいし、無効化された機能を実行する操作を行ったときに、LCDモニタ26に表示されるようにしてもよい。
図7は、RAM30のメモリマップを示す図解図である。図7を参照して、RAM30のメモリマップ300には、プログラム記憶領域302およびデータ記憶領域304が含まれる。プログラムおよびデータの一部は、フラッシュメモリ28から一度にまたは必要に応じて部分的にかつ順次的に読み出され、RAM30に記憶され、そしてCPU20などで処理される。
プログラム記憶領域302は、携帯端末10を動作させるためのプログラムを記憶する。携帯端末10を動作させるためのプログラムは、設定プログラム310、自動ロック設定プログラム312およびロック解除プログラム314などから構成される。設定プログラム310は、ロック状態で無効化する機能や操作を設定するためのプログラムである。自動ロック設定プログラム312は、ロック状態を設定するプログラムである。ロック解除プログラム314は、パスワードの入力によってロック状態を解除するか否かを判断するためのプログラムである。
なお、図示は省略するが、携帯端末10を動作させるためのプログラムは、通話を行うためのプログラム、アドレス機能を実行するためのプログラム、メール機能を実行するためのプログラムおよびネットワーク機能を実行するためのプログラムなどを含む。
データ記憶領域304には、ロック設定データ320およびパスワードデータ322が記憶される。また、データ記憶領域304には、発電フラグ324、開状態フラグ326、待機状態フラグ328、ロックフラグ330、動作フラグ332、入力カウンタ334および動作カウンタ336が設けられる。
ロック設定データ320は、図5に示すロック項目の設定結果を記憶するためのデータである。パスワードデータ332は、ロック状態を解除するために必要なパスワードのデータであり、使用者によって任意に変更可能である。
発電フラグ324は、太陽電池36が発電し、電力が供給されているか否かを判断するためのフラグである。たとえば、発電フラグ324は、1ビットのレジスタで構成される。発電フラグ324が成立(オン)されると、レジスタにはデータ値「1」が設定され、発電フラグ324が不成立(オフ)されると、レジスタにはデータ値「0」が設定される。なお、発電フラグ324は、太陽電池36から供給される電力の値が閾値(10mW)以下であれば、オンされないようにしてもよい。また、発電フラグ324以外のフラグも、発電フラグ324と同様に1ビットのレジスタで構成されるため、構成の詳細な説明は、簡単のために省略する。
開状態フラグ326は、携帯端末10が開状態であるか否かを判断するためのフラグであり、磁気センサ38から出力される値に応じてオン/オフを切り替える。つまり、開状態フラグ326は、磁気センサ38から出力される値が、128以上であればオンとなり、128未満であればオフとなる。待機状態フラグ326は、携帯端末10が待機状態であるか否かを判断するためのフラグである。たとえば、待機状態フラグ326は、電源キーが短押しされたりするとオンになる。
ロックフラグ330は、ロック状態であるか否かを判断するためのフラグであり、ロック状態となればオンとなる。たとえば、このロックフラグ330は、ロック解除処理を実行するか否かの判断を行うときに用いられる。動作フラグ332は、加速度センサ42によって携帯端末10の動きが検出されたか否かを判断するためのフラグであり、加速度センサ42から加速度データが出力されるとオンとなる。
入力カウンタ334は、キー入力装置22に対するキー操作がされなくなってからの時間をカウントするためのカウンタである。そして、この入力カウンタ334のカウント結果は、特定状態の一つである、キー入力装置22による入力が第1所定時間(60秒〜120秒)検出されない状態を判断するために用いられる。
動作カウンタ336は、動作フラグ332がオフになってからの時間をカウントするためのカウンタである。そして、この動作カウンタ336のカウント結果は、特定状態の一つである、携帯端末10の動作が第2所定時間(30秒〜60秒)検出されない状態を判断するために用いられる。
なお、図示は省略するが、データ記憶領域304には、アドレス帳のデータなどが記憶されるとともに、携帯端末10の動作に必要な他のカウンタやフラグも設けられる。
CPU20は、μITRON,SymbianまたはLinux(登録商標)などのリアルタイムOSの制御下で、図8に示す設定処理、図9に示す自動ロック設定処理、図10に示すロック解除処理などを含む複数のタスクを並列的に実行する。
図8は、設定処理を示すフロー図である。図8を参照して、使用者によって図4に示すGUIを表示する操作がされると、CPU20は、ステップS1で終了操作か否かを判断する。たとえば、ステップS1では、電源キーが短押しされたか否かを判断する。ステップS1で“YES”であれば、つまり終了操作がされると設定処理を終了する。一方、ステップS1で“NO”であれば、つまり終了操作がされなければ、ステップS3でロックの設定を変更か否かを判断する。つまり、チェックボックス50のいずれかにチェックが入れられたか否かを判断する。ステップS3で“NO”であれば、つまりチェックボックス50のいずれかにチェックが入れられなければ、ステップS1に戻る。一方、ステップS3で“YES”であれば、つまりチェックボックス50のいずれかにチェックが入れられれば、ステップS5でロック設定データ320を変更(更新)して、ステップS1に戻る。たとえば、チェックボックス50bにチェックを入れる操作がされれば、「ダイヤル発信」の欄(図5参照)に対応する欄に「○」が記録される。また、ステップS5の処理を実行するCPU20は、ロック設定変更手段として機能する。
図9は、自動ロック設定処理を示すフロー図である。自動ロック設定処理が実行されると、CPU20は、ステップS21で太陽電池36から電力が供給されているか否かを判断する。つまり、発電フラグ324がオンであるか否かを判断する。また、ステップS21の処理を実行するCPU20は、検出手段として機能する。ステップS21で“NO”であれば、つまり発電フラグ324がオフであれば、ステップS21の判断を繰り返し実行する。一方、ステップS21で“YES”であれば、つまり発電フラグ324がオンであれば、ステップS23で閉状態であるか否かを判断する。つまり開状態フラグ326がオフであるか否かを判断する。ステップS23で“YES”であれば、つまり閉状態であれば、ステップS31に進む。一方、ステップS23で“NO”であれば、つまり開状態であれば、ステップS25で待機状態か否かを判断する。つまり、待機状態フラグ328がオンであるか否かを判断する。
ステップS25で“YES”であれば、つまり待機状態フラグ328がオンであれば、ステップS31に進む。一方、ステップS25で“NO”であれば、つまり待機状態フラグ328がオフであれば、ステップS27で入力が所定時間ないか否かを判断する。つまり、入力カウンタ334の値が、第1所定時間(60秒〜120秒)以上であるか否かを判断する。ステップS27で“YES”であれば、つまり入力カウンタ334の値が第1所定時間以上であれば、ステップS31に進む。一方、ステップS27で“NO”であれば、つまり入力カウンタ334の値が第1所定時間未満であれば、ステップS29で動きが所定時間ないか否かを判断する。つまり第2所定時間(30秒〜60秒)の間、携帯端末10が持ち運ばれていないか否かを判断する。また、具体的には、動作カウンタ336の値が第2所定時間(30秒〜60秒)以上であるか否かを判断する。ステップS29で“NO”であれば、つまり動作カウンタ336の値が第2所定時間未満であれば、ステップS21に戻る。一方、ステップS29で“YES”であれば、つまり動作カウンタ336の値が第2所定時間以上であれば、ステップS31でロック状態を設定し、自動ロック設定処理を終了する。つまり、ロック設定データ320に従って、携帯端末10をロック状態にする。そして、ロックフラグ330をオンにする。また、ステップS23−S29の処理を実行するCPU20は、特定状態検出手段として機能する。そして、ステップS31の処理を実行するCPU20は、ロック設定手段として機能する。
図10は、ロック解除処理を示すフロー図である。使用者によってロック状態を解除する操作が行われると、CPU20は、ステップS41でパスワード入力画面を表示する。つまり、図6(A)に示すGUIをLCDモニタ26に表示する。続いて、ステップS43では、パスワードが入力されたか否かを判断する。つまり、キー入力装置22によって、4桁の数字列が入力されたか否かを判断する。ステップS43で“NO”であれば、つまりパスワードが入力されてなければステップS43の処理を繰り返し実行する。一方、ステップS43で“YES”であれば、つまりパスワードが入力されれば、ステップS45でパスワードが正しいか否かを判断する。つまり、入力された4桁の数字列がパスワードデータ322と一致するか否かを判断する。
ステップS45で“YES”であれば、つまり入力されたパスワードが正しければ、ステップS47でロック状態を解除して、ロック解除処理を終了する。つまり、ステップS47では、ロックフラグ330をオフにする。また、ステップS47の処理を実行するCPU20は、ロック解除手段として機能する。
一方、ステップS45で“NO”であれば、つまり入力されたパスワードが正しくなければ、ステップS49で入力失敗を通知する画像を表示する。たとえば、図6(B)に示すように、「パスワードが違います」の文字列を含む画像をLCDモニタ26に表示する。
なお、第1実施例では、太陽電池36によって電力が供給され、閉状態のときのみロック状態が設定されるようにしてもよい。つまり、図9の自動ロック設定処理において、ステップS23で“NO”であれば、ステップS21に戻るようにし、ステップS25−S29の処理を実行しないようにする。また、太陽電池36によって電力が供給され、待機状態のときのみロック状態が設定されるようにしてもよい。つまり、ステップS21で“YES”であるときに、ステップS23ではなく、ステップS25の処理を実行する。そして、ステップS25で“YES”であればステップS31に進み、“NO”であればステップS21に戻るようにする。
さらに、ステップS21で“YES”であるときに、ステップS27の処理を実行するようにすると、太陽電池36によって電力が供給され、第1所定時間の間、キー入力装置22に対するキー操作がされなければ、ロック状態が設定されるようになる。また、ステップS21で“YES”であるときに、ステップS29の処理を実行するようにすると、携帯端末10が第2所定時間の間、持ち運ばれなければ、ロック状態が設定されるようになる。
また、ステップS21で“YES”であるときに、ステップS23およびステップS25の処理を行わずに、ステップS27,S29,S31の処理を実行するようにしても良い。つまり、太陽電池36によって電力が供給されると、第1所定時間の間、キー入力装置22に対するキー操作がされないか、携帯端末10が第2所定時間の間、動かされないかを判断し、いずれかの状態になれば、ロック状態が設定される。さらに、ステップS23およびステップS25、ステップS23およびステップS27、ステップS23およびステップS29、ステップS25およびステップS27、ステップS25およびステップS29のいずれの組み合わせであってもよい。
また、ステップS21で“YES”であるときに、ステップS23の処理を実行せずに、ステップS25,S27,S29の処理を実行するようにしてもよい。つまり、太陽電池36によって電力が供給されたときに、閉状態であるか否かの判断だけが実行されないようになる。そして、実行されないステップは、このステップS23ではなく、ステップS25,S27またはS29のいずれであってもよい。
また、4つの特定状態においては、判断される順番に優先順位はなく、ステップS23−S29において、どのステップから実行されてもよい。限定的ではない一例として、ステップS21で“YES”であるときに、ステップS29の処理が実行され、ステップS29で“NO”であればステップS27の処理が実行され、ステップS27で“NO”であれば、ステップS25の処理が実行され、ステップS25の処理で“NO”であれば、ステップS23の処理が実行され、ステップS23の処理で“NO”であれば、ステップS21に戻るようにしてもよい。
また、太陽電池36によって電力が供給され、閉状態および待機状態でなければ、ロック状態が設定されないようにしてもよい。また、この場合には、図9の自動ロック設定処理において、ステップS23で“YES”と判断された後に、ステップS25の判断を行い、ステップS25でさらに“YES”と判断されなければ、ステップS31の処理が実行されないようにすればよい。また、閉状態と待機状態との組み合わせだけに限らず、他の特定状態との組み合わせであってもよいし、2つ以上の特定状態を組み合わせてもよい。
<第2実施例>
第2実施例では、太陽電池36が着脱可能であり、太陽電池36が装着されると、ロック状態となる携帯端末10について説明する。また、第2実施例では、図3に示す携帯端末10の外観を示す図解図、図4に示すロック項目を変更するGUIの表示例、図5に示すロック設定データ320の内容を示す図解図、図6(A),(B)に示すロック状態を解除するためのパスワードの入力を受け付けるGUIの表示例、図8に示す設定処理および図10に示すロック解除処理については、第1実施例と同じであるため、重複した説明は省略する。
第2実施例では、携帯端末10の構成は第1実施例と同じであるが、電源回路32と太陽電池36とが接続される点の構成が異なる。図11は、第2実施例の電源回路32と太陽電池36との接続を示す図解図である。図11を参照して、電源回路32は+端子、−端子および接続端子によってソケットSKaと接続されている。また、太陽電池36は+端子および−端子によってソケットSKbと接続されている。そして、ソケットSKaとソケットSKbとが接続されることで、電源回路32と太陽電池36とが電気的に接続される。また、ソケットSKaには、押圧スイッチSW(図12参照)が設けてあり、ソケットSKbとの接続をCPU20に通知する。具体的には、この押圧スイッチSWは、ソケットSKaとソケットSKbとが接続されると、押圧されることでオン状態となる。そして、電源回路32は、接続端子を介して、押圧スイッチSWがオン状態となったことを検出すると、CPU20に、太陽電池36が装着(接続)されたことを通知する。そして、CPU20は、太陽電池36が装着されると、ロック状態を設定する。また、ソケットSkbが外されると、押圧スイッチSWはオフになる。なお、ソケットSKaはメス側のソケットであり、ソケットSKbはオス側のソケットである。
図12(A),(B)は、第2実施例における、閉状態の携帯端末10の外観を示す図解図である。図12(A)を参照して、ケースC1の外側面には、凹部Ouが設けられ、凹部Ouの長さ方向一方には、ソケットSKaが設けられる。ソケットSKaには、+端子、押圧スイッチSW、−端子の順番で設けられる。また、凹部Ouに対応する大きさである太陽電池36は、裏面の長さ方向一方で、ソケットSKaと対応する位置にソケットSKbが設けられる。ソケットSKbには、ソケットSKaと対応するように+端子、凸部T、−端子の順番で設けられる。そして、ソケットSKbに設けられた凸部Tによって、ソケットSKaに設けられた押圧スイッチSWが押下される。また、太陽電池36がケースC1の凹部Ouに嵌め込まれる(装着される)と、図2(B)示す携帯端末10の外観図と同じようになる。
なお、端子Ta,Tbとヒンジ機構Hと軸AXとケースC1,C2とについては、第1実施例と同じであるため、詳細な説明は簡単のために省略する。
図12(B)は、太陽電池36の代わりにカバーCVが嵌め込まれた(装着された)外観を示す図解図である。図12(B)を参照して、太陽電池36を装着しない場合には、ソケットSKaを周囲の埃などから保護するために、カバーCVが凹部Ouに装着される。このカバーCVの裏面には、太陽電池36と同じようにソケットSKbが設けられているが、ソケットSKbに凸部Tは設けられていない。つまり、カバーCVが装着されたとしても、押圧スイッチSWが押下されないため、CPU20は、太陽電池36が装着された状態とは異なると、判断することができる。
図13は、第2実施例におけるRAM30のメモリマップを示す図解図である。図13を参照して、第2実施例のRAM30には、第1実施例と同様のプログラム、データ、フラグおよびカウンタが設けられているが、プログラム記憶領域302は、太陽電池装着検出プログラム316をさらに記憶する。そして、データ記憶領域304には、装着フラグ338がさらに記憶される。
太陽電池装着検出プログラム316は、太陽電池36が装着されたときに、ロック状態を設定するためのプログラムである。装着フラグ338は、太陽電池36の装着を検出するためのフラグである。つまり、押圧スイッチSWがオンになれば、装着フラグ338がオンとなる。
第2実施例におけるCPU20は、μITRON,SymbianまたはLinux(登録商標)などのリアルタイムOSの制御下で、図8に示す設定処理、図10に示すロック解除処理および図14に示す太陽電池装着検出処理などを含む複数のタスクを並列的に実行する。
図14は、太陽電池装着検出処理を示すフロー図である。太陽電池装着検出処理が実行されると、CPU20は、ステップS61で太陽電池36が装着されたか否かを判断する。つまり、装着フラグ338がオンであるか否かを判断する。ステップS61で“NO”であれば、つまり装着フラグ338がオフであれば、ステップS61の判断を繰り返し実行する。一方、ステップS61で“YES”であれば、つまり装着フラグ338がオンであれば、ロック状態を設定し、太陽電池装着検出処理を終了する。つまり、ステップS63では、第1実施例のステップS31(図9参照)と同様に、携帯端末10をロック状態とし、ロックフラグ330をオンにする。また、ステップS61の処理を実行するCPU20もロック設定手段として機能する。
なお、第2実施例では、太陽電池36が装着された状態を、特定状態に含む。また、第2実施例のように太陽電池36を装着可能な携帯端末10であっても、第1実施例のように、太陽電池36によって電力が供給され、閉状態または待機状態などが検出されなければ、ロック状態が設定されないようにしてもよい。
以上の説明から分かるように、携帯端末10は、太陽電池36とリチウムイオン電池34とを備える。CPU20は、太陽電池36の発電を検出し、さらに閉状態などの特定状態にされていることを検出すると、キー入力装置22による操作を無効化するロック状態を設定する。
これによって、使用者が閉状態や待機状態などで太陽電池36によって充電すると、携帯端末10がロック状態に設定されるため、充電中のセキュリティ性が向上する。
なお、本実施例では、キー入力装置22によって携帯端末10を操作していたが、キー入力装置22に代えて、タッチパネルによって携帯端末10操作するようにしてもよい。そして、この場合のロック状態では、タッチパネルによる操作が無効化される。
また、ロック状態で無効化される機能は、アドレス帳機能などに限らず、他の機能も無効化されるようにしてもよい。また、特定状態には、所定値を超える発電量(たとえば、600mWh)が検出された状態を含めてもよい。
また、太陽電池36によって電力が供給され、特定状態が検出されてもロック状態が設定されないように、携帯端末10の設定を変更できるようにしてもよい。
また、開状態と閉状態とは、第1実施例および第2実施例で示した2つ折り型の携帯端末10だけに限らず、横開き型、リボルバー型およびスライド型などの携帯端末10の開状態と閉状態とを含む。
また、携帯端末10の通信方式には、CDMA方式だけに限らず、W‐CDMA方式、TDMA方式およびPHS方式などを採用してもよい。また、携帯端末10のみに限らず、携帯型ゲーム機、携帯型音楽プレイヤ、ノート型PCおよびPDA(Personal Degital Assistant)などであってもよい。
さらに、二次電池としてリチウムイオン電池34を採用したが、鉛蓄電池、ニッケル水素電池、ナトリウムイオン電池、金属空気電池および亜鉛臭素電池などであってもよい。
10 … 携帯端末
20 … CPU
22 … キー入力装置
26 … RAM
32 … 電源回路
34 … リチウムイオン電池
36 … 太陽電池
38 … 磁気センサ
40 … 磁石
42 … 加速度センサ

Claims (10)

  1. 着脱可能な太陽電池、
    前記太陽電池の装着および当該太陽電池以外の外部電源の接続のうち、前記太陽電池着を検出する装着検出手段、および
    前記装着検出手段によって前記太陽電池が装着されたことが検出されたとき、ロック状態を設定する設定手段を備える、携帯端末。
  2. 前記太陽電池が装着されたときに押下されるスイッチをさらに備え、
    前記装着検出手段は、前記スイッチが押下されたときに前記太陽電池が装着されたことを検出する、請求項1記載の携帯端末。
  3. 前記太陽電池による発電を検出する第1検出手段をさらに備え、
    前記設定手段は、前記太陽電池による発電が検出されたとき、ロック状態を設定する、請求項1または2記載の携帯端末。
  4. 待機状態を検出する待機状態検出手段をさらに備え、
    前記設定手段は、前記第1検出手段によって前記太陽電池による発電が検出され、かつ前記待機状態検出手段によって待機状態が検出されたとき、ロック状態を設定する、請求項3記載の携帯端末。
  5. 第1筐体、
    第2筐体、および
    前記第1筐体および前記第2筐体による閉状態を検出する閉状態検出手段をさらに備え、
    前記設定手段は、前記第1検出手段によって前記太陽電池による発電が検出され、かつ前記閉状態検出手段によって閉状態が検出されたとき、ロック状態を設定する、請求項3記載の携帯端末。
  6. 前記携帯端末は、複数の機能をさらに備え、
    前記設定手段は、前記複数の機能のうち少なくとも1つ以上の機能をロック状態とするかを設定する設定変更手段を含む、請求項1ないし5のいずれかに記載の携帯端末。
  7. 入力手段をさらに備え、
    前記ロック状態では、前記入力手段に対する入力操作が無効にされる、請求項1ないし5のいずれかに記載の携帯端末。
  8. 前記携帯端末の動作が所定時間以上検出されない状態を検出する第2検出手段をさらに備え、
    前記設定手段は、前記第1検出手段によって前記太陽電池による発電が検出され、かつ前記第2検出手段によって前記携帯端末の動作が所定時間以上検出されない状態が検出されたとき、ロック状態を設定する、請求項3記載の携帯端末。
  9. 着脱可能な太陽電池を有する、携帯端末のプロセッサを、
    前記太陽電池の装着および当該太陽電池以外の外部電源の接続のうち、前記太陽電池着を検出する装着検出手段、および
    前記装着検出手段によって前記太陽電池が装着されたことが検出されたとき、ロック状態を設定する設定手段として機能させる、ロック状態制御プログラム。
  10. 着脱可能な太陽電池を有する、携帯端末のロック状態制御方法であって、前記携帯端末のプロセッサが、
    前記太陽電池の装着および当該太陽電池以外の外部電源の接続のうち、前記太陽電池着を検出する装着検出ステップ、および
    前記装着検出ステップによって前記太陽電池が装着されたことが検出されたとき、ロック状態を設定する設定ステップを実行する、ロック状態制御方法。
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