JP3074063U - 携帯電話機用の充電器及び携帯電話 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 軽量で持ち運びが容易で携帯電話に着脱して
使用できる充電器を提供する。 【解決手段】 携帯電話機の本体１に装着した電池を充
電しようとするときに利用する充電端子８に、端子部１
１と太陽電池部１２とからなり、端子部１１を種々の携
帯電話に対して着脱できるようにした充電器１０を装着
して発電、蓄電、給電する。太陽電池部１２は、表面に
太陽電池１３が臨むように形成し、外光を受けて発電、
蓄電する。不要なときは充電端子８から抜き取ってバッ
グや衣服のポケット内にしまえる。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、携帯電話機とその充電器に関する。

【０００２】

【従来の技術及び考案が解決しようとする課題】

携帯電話機やＰＨＳ（本明細書で「携帯電話機」というときは、この種の携帯 可能な通信機器すべてを対象とする。）は、周知のように驚異的に普及してきて いる。一般的な携帯電話機は、本体内の回路等に電源供給するための電池を本体 の背面側に備えているが、充電しないと２、３日から１０日ほどで使用不可能な レベルに電源電圧が低下する。そのため長期出張の際には、携帯する重量がかさ むのにもかかわらず充電器を持参することになる。また登山などのように交流電 源のない場所に長期に滞在するときには、こまめに電源をオフにして電力消費を 極力低くするような使いかたをしたり、当初から使用をあきらめたりしているの が実情である。

【０００３】 本考案は、上記事情にかんがみ、軽量で持ち運びが容易で携帯電話に着脱して 使用できる充電器を提供することを目的とする。

【０００４】 また本考案は、携帯電話に装着したままで充電しつつ使用可能な電源を提供す ることを目的とする。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

本考案に係る携帯電話機用の充電器は、上記目的を達成するために、充電端子 を本体外部に露出させて備える携帯電話機に用いる充電器であって、上記充電端 子に着脱可能な端子部と、太陽電池部からなることを特徴とする。

【０００６】 同請求項２に係る携帯電話機は、本体背面部に電池を着脱可能で、装着時に上 記本体背面部と一体化する携帯電話において、上記電池が太陽電池からなること を特徴とする。

【０００７】

【考案の実施の形態】

以下、本考案の実施の携帯を図面を参照して説明する。 図１は、本考案に係る充電器の一実施形態を用いた携帯電話機を一側面側から 見た分解斜視図、図２は図１の実施形態の充電端子形状を示す斜視図である。図 中１は携帯電話機の本体で、合成樹脂材により全体として略偏平状かつ筐体状に 形成してあり、頂面部に送受信アンテナ２、正面側の上部に受話用のスピーカ３ 、同下部に送話用のマイクロフォン４が設けてある。また本体１の表面には、複 数のダイヤルキー５や各種機能を操作する操作キー６、電話番号やメッセージ等 の各種の情報を表示する表示ディスプレイ７が配設してある。表示ディスプレイ ７にはＬＣＤを用いてあり、電話番号を始めとする数字や各種文字情報、画像情 報を表示する。図中８は本体１の下端に設けた充電端子であり、本体１に装着し た電池（図示せず）を充電しようとするときは、この充電端子８を利用して図示 せぬ交流電源を利用した充電器で充電するようになっている。

【０００８】 図中１０は本考案に係る充電器で、端子部１１と太陽電池部１２とからなり、 端子部１１は、種々の携帯電話に対して着脱できるように外壁部分がいわばフリ ーサイズの受けを構成している。端子部１１が備える端子１１の形状は、図２（ Ａ）に示すようなものでも、図２（Ｂ）に示すようなものでもいずれでもよいが 、できるだけ多くの機種の携帯電話に使用できるものを採用する。

【０００９】 太陽電池部１２は、表面に太陽電池１３が臨むように形成したもので、外光を 受けて発電、蓄電し、端子部１１を本体１の充電端子８に装着して使用できる。 すなわち太陽電池１３で発電しながら給電することも、太陽電池１３で発電した 電力を蓄え、携帯電話を使用するときに給電することもいずれも可能である。も ちろん、不要なときは充電端子８から抜き取ってバッグや衣服のポケット内にし まっておけばよい。電池容量にもよるが、上述の構成であれば軽量にできるので 、ポケットに入れておいても邪魔になることはない。

【００１０】 図３は、本考案に係る携帯電話機の一実施形態を背面側から見た斜視図である 。本実施形態の携帯電話機は、周知の携帯電話機と同様に、電池２０を本体１の 背面側に着脱可能に装着し、装着した状態では面一になるようにしてある。電池 ２０は、先の実施形態の充電器と同様に、表面に太陽電池２１が臨むように形成 したもので、外光を受けて発電、蓄電し、電源として使用できる。すなわち不使 用時には太陽電池２１で発電、蓄電し、使用時には蓄電した電力を給電する。も ちろん発電、蓄電時には太陽電池２１を太陽光に当てる必要がある。

【００１１】

【考案の効果】

本考案の携帯電話機用の充電器及び携帯電話機は、以上説明したようなものな ので、交流電源が無くても発電、蓄電して必要時に携帯電話機内の回路等に給電 でき、長期出張、交流電源が無いところでの長期滞在などでも重たい充電器を持 ち歩く必要がなくなるという効果がある。また太陽光のエネルギーを利用するも のであるから、電力の節約をはかれる等の環境にやさしい使用が実現できるとい う効果がある。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案に係る充電器の一実施形態を用いた携帯
電話機を一側面側から見た分解斜視図である。

【図２】図１の実施形態の充電端子形状を示す斜視図で
ある。

【図３】本考案に係る携帯電話機の一実施形態を背面側
から見た斜視図である。

【符号の説明】

１ 携帯電話機の本体 ２ 送受信アンテナ ３ 受話用のスピーカ ４ 送話用のマイクロフォン ５ ダイヤルキー ６ 操作キー ７ 表示ディスプレイ １０ 充電器 １１ 端子部 １２ 太陽電池部 １３ 太陽電池 ２０ 電池 ２１ 太陽電池

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 充電端子を本体外部に露出させて備える
   携帯電話機に用いる充電器であって、上記充電端子に着
   脱可能な端子部と、太陽電池部からなることを特徴とす
   る携帯電話機用の充電器。
2. 【請求項２】 本体背面部に電池を着脱可能で、装着時
   に上記本体背面部と一体化する携帯電話において、上記
   電池が太陽電池からなることを特徴とする携帯電話機。