JP5693673B2 - 緊急情報伝達システム及び緊急情報伝達用コンピュータ・ソフトウエア - Google Patents

緊急情報伝達システム及び緊急情報伝達用コンピュータ・ソフトウエア Download PDF

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Description

本発明は、緊急情報伝達システム及び緊急情報伝達用コンピュータ・ソフトウエアに関し、特に携帯電話網を利用した緊急情報伝達に係わるものである。
災害発生時の緊急情報伝達システムとして、携帯電話システムを利用した緊急情報の同報配信システムがある(例えば、非特許文献1参照)。これは、気象庁から緊急地震速報が発報された場合や、各自治体から災害・避難情報が発報された場合などに、3GPP(3rd Generation Partnership Project)の国際標準規格で定義されている同報配信方式であるCBS(Cell Broadcast Service)方式を利用して、選択された基地局のエリアにある携帯電話
端末に情報配信をするものである。
前記緊急情報の同報配信システムでは、基地局から携帯電話端末までの無線通信区間に同報配信をするため、SMS(Short Message Service)、MMS(Multimedia Message Service)などの一対一の通信方式を用いて行う場合に比べ、通信路の輻輳を発生させることなく、短時間に多くの携帯電話端末に情報を配信することができる。一方で、同報配信方式を採用しているため、同じ基地局のエリアにある携帯電話端末の所有者には、全て同じ情報が伝達される。また、同報配信方式は、原理的に誤り再送方式を採用できないので、電波状態の悪い場所にある携帯電話端末に対して、情報伝達が確実に実施できる保証がないという欠陥を持っている。従って、このシステムを利用して配信される情報は、できるだけ、情報量の少ない(文字数の少ない)ものにする必要がある。
このように緊急情報の同報配信システムは、地震発生直前あるいは地震発生直後といった即時性を強く要求される情報伝達には、適したシステムであるが、地震発生後の避難指示とか、各地の被害情報の伝達などの情報量の多い伝達には、適さないシステムである。また、前記とは、異なる情報伝達システムとして、特許文献1に開示されている情報伝達システムがある。
前記情報伝達システムは、防災無線システムと携帯電話システムとを融合させた情報伝達システムである。防災無線システムとこの防災無線システムに結合された携帯電話システムからなり、防災無線システムは、記憶部を有する中央処理装置と、中央処理装置からの送信信号を送信する無線機と、この無線機からの送信信号を受信する複数の中継局と、前記複数の中継局からの送信信号を受信する複数の無線情報端末装置からなり、中央処理装置の記憶部は、前もって定められた地区毎に複数の中継局およびIPアドレスを有する複数の携帯電話基地局を登録したデータテーブルを記憶し、災害発生時に中央処理装置は、データテーブルに基づいて緊急防災情報を複数の中継局および複数の携帯電話基地局に送信するように構成されている。
前記情報伝達システムでは、携帯電話基地局から携帯電話端末への無線通信が、同報通信方式であるか携帯電話端末ごとにメール配信を利用しているか明示されていないが、緊急時の伝達情報は、防災センターの記憶部に蓄積されているため、同報通信方式を利用する場合には、緊急情報の同報配信システムと同様に、即時性には優れるが、情報量の多い、伝達情報の場合には、通信異常で未達におわる場合が増えるという課題がある。また、SMS,MMSなどの一対一の通信方式を用いる場合には、情報量の多い伝達情報を配信できるという利点があるが、対象となる携帯電話端末の数が多い場合には、通信回線の輻輳が起こり、情報伝達の遅延が発生したり、過度な輻輳が起きた場合には、確実な情報伝達ができなくなったりするという課題がある。
特開2006−287771号公報
「緊急情報の同報配信サービスの開発」NTT技術ジャーナル2008,vol.20 No.6 pp.36−39
前述した情報伝達システムでは、携帯電話基地局から携帯電話端末への通信方式を、同報通信方式とすると、即時性が優れる半面、伝えられる情報量に制約がある課題があり、携帯電話基地局から携帯電話端末への通信方式を、一対一の通信方式を用いて実施する場合には、多くの携帯電話端末へ多くの情報伝達を実施しようとすると無線通信における輻輳が発生するという課題があった。
本発明の目的は、これらの課題を一挙に解決するものであり、無線通信区間では、同報通信方式を採用することにより、即時性を維持しつつ、利用者それぞれに必要な、災害情報を伝達できる緊急情報伝達システム及び緊急情報伝達用コンピュータ・ソフトウエアを提供することである。
本発明に係わる緊急情報伝達システムは、情報制御装置と、前記情報制御装置と第1の伝送路を介して接続された交換局と、前記交換局と第2の伝送路を介して接続された携帯電話基地局と、アプリケーションソフトウェアと共に、第1,第2の識別コード群と該第1,第2の識別コード群のそれぞれに対応した音声情報又は文字・図形情報からなる緊急情報テーブルとが格納されている複数の携帯電話端末とを備え、緊急時に前記情報制御装置から前記携帯電話端末に特定の第1の識別コードが伝達され、前記携帯電話端末では、前記アプリケーションソフトウェアにより、前記緊急情報テーブルから、前記特定の第1の識別コードと前記携帯電話端末のそれぞれに固有に設定され個人の属性コードである特定の前記第2の識別コードに対応した前記音声情報又は文字・図形情報が選択され、該情報が再生又は表示されるように構成されているものである。
本発明に係わる緊急情報伝達システムは、情報制御装置と、前記情報制御装置と第1の伝送路を介して接続された交換局と、前記交換局と第2の伝送路を介して接続された携帯電話基地局と、アプリケーションソフトウェアと共に、第1,第2の識別コード群と該第1,第2の識別コード群のそれぞれに対応した音声情報又は文字・図形情報からなる緊急情報テーブルとが格納されている複数の携帯電話端末とを備え、緊急時に前記情報制御装置から前記携帯電話端末に特定の第1の識別コードが伝達され、前記携帯電話端末では、前記アプリケーションソフトウェアにより、前記緊急情報テーブルから、前記特定の第1の識別コードと、前記携帯電話端末のそれぞれに固有に設定された特定の前記第2の識別コード、に対応した前記音声情報又は文字・図形情報が選択され、該情報が再生又は表示されるように構成されていると共に、前記携帯電話端末のそれぞれに固有に設定される前記第2の識別コードは、前記携帯電話端末に搭載されたGPS装置から得た位置測定情報と、前記情報制御装置から送信される定数と計算式とにより、前記携帯電話端末内部で生成されるものである。
本発明に係わる緊急情報伝達用コンピュータ・ソフトウエアは、情報制御装置と、前記情報制御装置と第1の伝送路を介して接続された交換局と、前記交換局と第2の伝送路を介して接続された携帯電話基地局と、前記携帯電話基地局から伝達される信号を受信する複数の携帯電話端末とを有する情報伝達システムにおいて利用される緊急情報伝達用コンピュータ・ソフトウエアであって、前記複数の携帯電話端末には、アプリケーションソフトウェアと共に、第1,第2の識別コード群と該第1,第2の識別コード群のそれぞれに対応した音声情報又は文字・図形情報からなる緊急情報テーブルとが格納されており、緊急時には、前記情報制御装置から前記携帯電話端末に伝達された特定の第1の識別コードに従って、前記携帯電話端末では、前記緊急情報テーブルから、前記特定の第1の識別コードと、前記携帯電話端末のそれぞれに固有に設定され個人の属性コードである特定の前記第2の識別コード、に対応した前記音声情報又は文字・図形情報を選択し、該情報を再生又は表示するように構成されているものである。
さらに、本発明に係わる緊急情報伝達用コンピュータ・ソフトウエアは、情報制御装置と、前記情報制御装置と第1の伝送路を介して接続された交換局と、前記交換局と第2の伝送路を介して接続された携帯電話基地局と、前記携帯電話基地局から伝達された信号を受信する複数の携帯電話端末とを有する情報伝達システムにおいて利用される緊急情報伝達用コンピュータ・ソフトウエアであって、前記複数の携帯電話端末には、アプリケーションソフトウェアと共に、第1,第2の識別コード群と該第1,第2の識別コード群のそれぞれに対応した音声情報又は文字・図形情報からなる緊急情報テーブルとが格納されており、緊急時には、前記情報制御装置から前記携帯電話端末に伝達された特定の第1の識別コードに従って、前記携帯電話端末では、前記緊急情報テーブルから、前記特定の第1の識別コードと、前記携帯電話端末のそれぞれに固有に設定された特定の前記第2の識別コード、に対応した前記音声情報又は文字・図形情報を選択し、該情報を再生又は表示するように構成されていると共に、前記携帯電話端末のそれぞれに固有に設定される特定の前記第2の識別コードは、前記携帯電話端末に搭載されたGPS装置から得た位置測定情報と、前記情報制御装置から送信される定数と計算式とにより、前記携帯電話端末内部で生成されるものである。
本発明の緊急情報伝達システム及び緊急情報伝達用コンピュータ・ソフトウエアによれば、災害発生時に、対応措置を含む情報量の多いメッセージを伝える場合にも、識別コードのみを送信するだけでよいので、通信回線の輻輳を招くことなく、多くの情報を、携帯電話端末を保有している利用者に伝えることができる。
また、本発明の緊急情報伝達システム及び緊急情報伝達用コンピュータ・ソフトウエアによれば、緊急時に情報制御装置から携帯電話端末に特定の第1の識別コードが伝達され、携帯電話端末では、緊急情報テーブルから、前記特定の第1の識別コードと前記携帯電話端末のそれぞれに固有に設定され個人の属性コードである特定の前記第2の識別コードに対応した音声情報又は文字・図形情報が選択され、該情報が再生又は表示されるように構成されているので、緊急時に携帯電話端末の所有者の固有の属性を反映した対応措置を含む情報を再生又は表示するきめ細かな対応が可能になる。
本発明の実施の形態1である緊急情報伝達システムを示すシステム構成図である。 実施の形態1における緊急情報テーブルを表す図である。 実施の形態2である緊急情報伝達システムを示すシステム構成図である。 実施の形態2における緊急情報テーブルを表す図である。 実施の形態3である緊急情報伝達システムを示すシステム構成図である。 実施の形態3における位置測定情報の利用方法を説明する図である。 実施の形態3における緊急情報伝達テーブルを表す図である。
実施の形態1.
図1は本発明の実施の形態1である緊急情報伝達システムを示すシステム構成図である。図において、緊急情報伝達システムは、情報制御装置101と、情報制御装置101と第1の伝送路102を介して接続された交換局108と、交換局108と第2の伝送路107を介して接続された携帯電話基地局103−1,103−2,103−3と、アプリケーションソフトウェア105−1,105−2と共に、識別コード群と該識別コード群のそれぞれに対応した音声情報又は文字・図形情報からなる緊急情報テーブル106−1,106−2が格納された複数の携帯電話端末104−1,104−2からなる。携帯電話基地局,アプリケーションソフトウェア,緊急情報テーブル,携帯電話端末等を総称する場合は、それぞれ携帯電話基地局103,アプリケーションソフトウェア105,緊急情報テーブル106,携帯電話端末104と称する。以下同様とする。なお、アプリケーションソフトウェア105と緊急情報テーブル106とで緊急情報伝達用コンピュータ・ソフトウエアを構成している。
緊急時には、情報制御装置101から第1の伝送路102,交換局108,第2の伝送路107,携帯電話基地局103を経由して、携帯電話端末104−1,104−2に特定の識別コードが伝達され、携帯電話端末104−1,104−2では、アプリケーションソフトウェア105−1、105−2により、緊急情報テーブル106−1,106−2から、該特定の識別コードに対応した音声情報又は文字・図形情報が選択され、該情報が再生又は表示されるように構成されている。また、緊急情報テーブル106−1,106−2には、例えば、図2に示すようなテーブルが格納されている。緊急情報テーブル106は識別コード群と該識別コード群のそれぞれに対応した音声情報又は文字・図形情報(メッセージ)からなる。
この緊急情報伝達システムの動作について説明する。例えば、地震が発生し、情報制御装置101に地震情報(災害情報)が伝えられる。情報制御装置101では、その震源地,大きさ,津波の有無等の地震情報から、予め用意していた防災マニュアルに従って、その対応措置を決める。該対応措置をコードで表したものが、前記識別コードになっている。そこで、情報制御装置101より、災害情報を通知する必要のある基地局103−1,103−2に対して、識別コードを送信する。基地局103−1,103−2は、情報制御装置101より受信した識別コードを、基地局103−1,103−2のエリアにある携帯電話端末104−1,104−2に、前記識別コードを配信する。
携帯電話端末104−1,104−2としては、アプリケーションソフトウェアが実装できる電話端末であれば、どのようなものでもよく、フィーチャーフォン、スマートフォン、電話機能を搭載したタブレット端末などが使用できる。携帯電話端末104−1,104−2では、アプリケーションソフトウェア105−1,105−2が識別コード受信と共に起動され、緊急情報テーブル106−1,106−2の中に格納されているメッセージから、前記識別コードで指定されるメッセージを選択し、該メッセージが文字・図形情報であれば、それぞれの携帯電話端末104−1,104−2のディスプレイに、その文字・図形情報を表示する。また、前記識別コードで指定されるメッセージが音声情報である場合には、該音声情報を再生し、携帯電話端末104−1,104−2に装備されたスピーカから出力される。ここで、前記音声情報は、文字情報として蓄積されているメッセージから、携帯電話端末104−1,104−2に搭載されている音声合成機能を用いて再生されてもよい。
また、基地局103−1,103−2から携帯電話端末104−1,104−2への通信には、即時性を高めるため、同報通信方式、例えば、3GPP(3rd Generation Partnership Project)の国際標準規格で定義されているCBS(Cell Broadcast Service)方式を採用することができる。また、実施の形態1の緊急情報伝達システムでは、対応措置を含む情報量の多いメッセージを伝える場合にも、識別コードのみを送付するだけでよいので、SMS,MMSなどの一対一の通信方式を採用しても、通信回線の輻輳を招くことなく、多くの情報を、携帯電話端末104−1,104−2を保有している利用者に伝えることができる。
アプリケーションソフトウェア105−1,105−2は、ネットワーク上にあるサーバから、逐次更新されるようになっており、その更新に合わせて、緊急情報テーブル106−1,106−2の更新ができるようになっている。この機能によって、地方自治体の防災担当者が、防災マニュアルを改訂する際にも容易に、利用者が保有しているアプリケーションソフトウェア105−1,105−2、及び、緊急情報テーブル106−1,106−2の更新を行うことができる。また、アプリケーションソフトウェア105−1,105−2は、平常時には、携帯電話端末104−1,104−2では起動されていないので、iOSやAndoroidといった携帯電話用OSでサポートされているプッシュ型通知機能
を利用して、情報制御装置101から、強制起動をかけるように構成されている。実施の形態1では、情報制御装置101の操作は、手動で行っているが、J−ALERT、気象庁からの情報に対し、自動起動機(図示せず)を経由して、自動的に前記識別コードを発報してもよい。
さらに、このような構成では、一度識別コードを受信すると、前記メッセージを何度でも見直すことができるだけでなく、前記メッセージが音声情報である場合にも、何度でもその音声を再生することができる。さらに、電話番号,利用者名,GPS(Global Positioning System)を利用した位置情報,受信したメッセージの確認状況などを、前記アプリケーションソフトウェアを利用して、情報制御装置101へ通知するように構成すると、情報制御装置101で、当該地域の避難状況,情報伝達状況などを一元的に把握できるという効果もある。換言すれば、携帯電話端末104は、緊急時に情報制御装置101から伝達された特定の識別コードの受領、及び、利用者の確認操作の有無を記憶し、情報制御装置101は携帯電話端末104の前記受領、及び、利用者の確認操作の有無を確認するようにしてもよい。
また、携帯電話端末104は、情報制御装置101から伝達される信号に従い、音声情報を再生するときに用いるスピーカの選択又は音量設定を行うようにしてもよい。
実施の形態2.
図3は実施の形態2である緊急情報伝達システムを示すシステム構成図である。なお、図中同一符号は同一又は相当部分を示す。以下同様である。実施の形態2では、要介護認定グレード(要介護グレード),消防隊員,ボランティアなどを想定した個人の属性コードである別な識別コード(第2の識別コード)を、実施の形態1の識別コード(第1の識別コード)と共に携帯電話端末104−1,104−2に緊急情報テーブルとして格納している。第1の識別コードは情報制御装置101から携帯電話端末104−1,104−2に伝達され、第2の識別コードは携帯電話端末104−1,104−2のそれぞれに固有に設定される。第1の識別コードは、携帯電話基地局103−1,103−2の各エリアの携帯電話端末104−1,104−2で共通の情報である。第2の識別コードは、携帯電話端末104−1,104−2のそれぞれの利用者が、例えば、アプリケーションソフトウェアの入力画面に識別情報201,202として自ら入力して設定される。
同じような状況に陥っても、車椅子でしか、移動できない人と、健常人とでは、伝達すべき情報が異なる。例えば、要介護グレードをコード化して(該当者は1,非該当者は0とコード化する。他のコード化も同じ)、それに応じたメッセージを用意しておくと、寝たきりの人には、「ボタンを押して、救助を待ってください。」というメッセージを伝えることができる。健常人には、「○△へ避難してください。」というメッセージを伝えることができる。さらに、消防団員登録をコード化していると、消防団員登録へは「○×に救助を待っている人がいるので、余裕があれば、救助に向かってください。」とか、「□△の避難所を設営してください。」といったメッセージを伝達できるようになる。実施の形態2における緊急情報テーブル106−1,106−2には、例えば、図4に示すようなテーブルが格納されている。緊急情報テーブル106は第1の識別コード群と第2の識別コード群に対して、該識別コード群のそれぞれに対応した音声情報又は文字・図形情報(メッセージ)からなる。
実施の形態2において、複数の携帯電話端末104−1、104−2には、アプリケーションソフトウェア105と共に、第1,第2の識別コード群と該第1,第2の識別コード群のそれぞれに対応した音声情報又は文字・図形情報からなる緊急情報テーブル106とが格納されている。アプリケーションソフトウェア105は、緊急時に情報制御装置101から携帯電話端末104−1、104−2に伝達された特定の第1の識別コードと共に、携帯電話端末104−1、104−2のそれぞれに固有に設定された特定の第2の識別コードに従って、携帯電話端末104−1、104−2では、緊急情報テーブル106から、前記特定の第1の識別コードと前記特定の第2の識別コードに対応した音声情報又は文字・図形情報が選択され、該情報が再生又は表示されるように構成されている。
つまり、緊急時には情報制御装置101から携帯電話端末104−1、104−2に特定の第1の識別コードが伝達される。一方、携帯電話端末104−1、104−2にはそれぞれに固有に設定された特定の第2の識別コードが存在しているので、前記特定の第1の識別コードに該当し、かつ前記特定の第2の識別コードに該当する音声情報又は文字・図形情報が選択され、該情報が再生又は表示される。このように構成することにより、携帯電話端末104−1、104−2の所有者の固有の属性を反映した情報が再生又は表示されるといったきめ細かな対応が可能になる。
なお、実施の形態2においても、実施の形態1の各種変形例,応用例,付加例は同様に適用できることはもちろんである。
実施の形態3.
図5は実施の形態3である緊急情報伝達システムを示すシステム構成図である。基本的な構成は実施の形態2の図3と同じであるが、さらに、携帯電話端末104−1,104−2はGPS装置301を持っていて、その機能により携帯電話端末104−1,104−2の緯度・経度情報(位置測定情報)を得ている。302は衛星である。実施の形態3は、地震が発生して、津波の到来が予想される場合、海岸からの距離,避難所からの距離に応じて伝達する避難情報を変えるものである。つまり、海岸に近い人には、強い調子で避難命令を出し、海岸から遠い人には、念のため避難するよう促すメッセージを伝えるようにする。また、より安全な高台への避難が時間的に不可能な人に対しては、身近なビルへの避難を指示するようにする。
GPS装置を用いて取得した携帯電話端末104の緯度・経度情報をX,Yとすると、
式1:Y≧PX+Q
式2:(X−R)+(Y−S)≦T
という式を用意しておき、アプリケーションソフトウェア105−1,105−2の一部として、携帯電話端末104−1,104−2に記憶しておく。
図6は実施の形態3における位置測定情報の利用方法を説明する図である。式1は図6で海岸から100mの位置に海岸に沿って引かれた仮想線において、式1の結果が真であれば、仮想線より海側に携帯電話端末104が存在していることを示している。式2のR,Sは避難ビルの緯度・経度情報であり、例えば、避難ビルより50m以内(T=2500)にあれば、式2の結果が真である。なお、P,Q,R,Sは、情報制御装置101より送信されてくる定数である。
情報制御装置101より、P,Q,R,Sという値と式(計算式)の番号(式1及び/又は式2)が同報情報の中に入れて送信される。携帯電話端末104−1,104−2側で、送信された式の結果が真であれば、携帯電話端末104−1,104−2では、後述する図7を参照して、第2の識別コードの該当箇所が1となり、緊急情報テーブルの中の該当する音声情報又は文字・図形情報のメッセージが出力される。
図7は実施の形態3における緊急情報伝達テーブルを表す図である。図7において、第2の識別コードは、個人の属性コードとGPSデータをもとにしたコードを有している。個人の属性コードは、実施の形態2の第2の識別コードと同じである。GPSデータをもとにしたコードは、式1の結果が真(海岸からの距離100m以下)であれば、該当コードが1となり、そうでないなら該当コードが0となる。式2の結果が真(高いビルの周辺50m以内)であれば、該当コードが1となり、そうでないなら該当コードが0となる。図7で、例えは、第2の識別コードで、GPSデータをもとにしたコードにおいて、海岸から距離100m以下であれは、該当コードが1となり、携帯電話端末104−1,104−2からは、緊急情報テーブルの中の該当する音声情報又は文字・図形情報のメッセージが出力される。
このように構成すると、たとえ同じ基地局のエリアに位置している人であっても、そのエリアのどの位置にいるかによって、式1の結果が真である人には、「津波がきます。○○へ向かって全速力で逃げてください」とか、式2の結果が真である人には、「津波がすぐ来ます。○○へ行く余裕がありませんので、△△にある□□避難ビルの屋上に上がってください。」といった、適切な避難情報を伝えることができる。
なお、実施の形態3においても、実施の形態1の各種変形例,応用例,付加例は同様に適用できることはもちろんである。本発明は、その発明の範囲内において、各実施の形態を自由に組み合わせたり、各実施の形態を適宜、変形、省略することが可能である。
101 情報制御装置 102 第1の伝送路
103 携帯電話基地局 104 携帯電話端末
105 アプリケーションソフトウェア 106 緊急情報テーブル
107 第2の伝送路 108 交換局
201 識別情報 202 識別情報
301 GPS装置(位置測定情報) 302 衛星

Claims (7)

  1. 情報制御装置と、
    前記情報制御装置と第1の伝送路を介して接続された交換局と、
    前記交換局と第2の伝送路を介して接続された携帯電話基地局と、
    アプリケーションソフトウェアと共に、第1,第2の識別コード群と該第1,第2の識別コード群のそれぞれに対応した音声情報又は文字・図形情報からなる緊急情報テーブルとが格納されている複数の携帯電話端末とを備え、
    緊急時に前記情報制御装置から前記携帯電話端末に特定の第1の識別コードが伝達され、
    前記携帯電話端末では、前記アプリケーションソフトウェアにより、前記緊急情報テーブルから、前記特定の第1の識別コードと前記携帯電話端末のそれぞれに固有に設定され個人の属性コードである特定の前記第2の識別コードに対応した前記音声情報又は文字・図形情報が選択され、該情報が再生又は表示されるように構成されていることを特徴とする緊急情報伝達システム。
  2. 情報制御装置と、
    前記情報制御装置と第1の伝送路を介して接続された交換局と、
    前記交換局と第2の伝送路を介して接続された携帯電話基地局と、
    アプリケーションソフトウェアと共に、第1,第2の識別コード群と該第1,第2の識別コード群のそれぞれに対応した音声情報又は文字・図形情報からなる緊急情報テーブルとが格納されている複数の携帯電話端末とを備え、
    緊急時に前記情報制御装置から前記携帯電話端末に特定の第1の識別コードが伝達され、
    前記携帯電話端末では、前記アプリケーションソフトウェアにより、前記緊急情報テーブルから、前記特定の第1の識別コードと前記携帯電話端末のそれぞれに固有に設定された特定の前記第2の識別コードに対応した前記音声情報又は文字・図形情報が選択され、該情報が再生又は表示されるように構成されていると共に、
    前記携帯電話端末のそれぞれに固有に設定される前記第2の識別コードは、前記携帯電話端末に搭載されたGPS装置から得た位置測定情報と、前記情報制御装置から送信される定数と計算式とにより、前記携帯電話端末内部で生成されることを特徴とする緊急情報伝達システム。
  3. 前記携帯電話端末は、緊急時に前記情報制御装置から前記携帯電話端末に伝達された特定の識別コードに従って、前記緊急情報テーブルから選択された情報が文字情報である場合は、前記携帯電話端末に搭載された音声合成機能を利用して、前記文字情報を音声情報に変換して、前記携帯電話端末に搭載されたスピーカから出力するようにしたことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の緊急情報伝達システム。
  4. 前記携帯電話端末は、緊急時に前記情報制御装置から伝達された特定の識別コードの受領、及び、利用者の確認操作の有無を記憶し、前記情報制御装置は前記携帯電話端末の前記受領、及び、利用者の確認操作の有無を確認するようにした請求項1又は請求項2記載の緊急情報伝達システム。
  5. 前記携帯電話端末は、前記情報制御装置から伝達される信号に従い、音声情報を再生するときに用いるスピーカの選択又は音量設定を行うことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の緊急情報伝達システム。
  6. 情報制御装置と、
    前記情報制御装置と第1の伝送路を介して接続された交換局と、
    前記交換局と第2の伝送路を介して接続された携帯電話基地局と、
    前記携帯電話基地局から伝達された信号を受信する複数の携帯電話端末と
    を有する情報伝達システムにおいて利用される緊急情報伝達用コンピュータ・ソフトウエアであって、
    前記複数の携帯電話端末には、アプリケーションソフトウェアと共に、第1,第2の識別コード群と該第1,第2の識別コード群のそれぞれに対応した音声情報又は文字・図形情報からなる緊急情報テーブルとが格納されており、
    緊急時には、前記情報制御装置から前記携帯電話端末に伝達された特定の第1の識別コードに従って、
    前記携帯電話端末では、前記緊急情報テーブルから、前記特定の第1の識別コードと、
    前記携帯電話端末のそれぞれに固有に設定され個人の属性コードである特定の前記第2の識別コード、
    に対応した前記音声情報又は文字・図形情報を選択し、該情報を再生又は表示するように構成されていることを特徴とする前記アプリケーションソフトウェアと前記緊急情報テーブルとからなる緊急情報伝達用コンピュータ・ソフトウエア。
  7. 情報制御装置と、
    前記情報制御装置と第1の伝送路を介して接続された交換局と、
    前記交換局と第2の伝送路を介して接続された携帯電話基地局と、
    前記携帯電話基地局から伝達された信号を受信する複数の携帯電話端末と
    を有する情報伝達システムにおいて利用される緊急情報伝達用コンピュータ・ソフトウエアであって、
    前記複数の携帯電話端末には、アプリケーションソフトウェアと共に、第1,第2の識別コード群と該第1,第2の識別コード群のそれぞれに対応した音声情報又は文字・図形情報からなる緊急情報テーブルとが格納されており、
    緊急時には、前記情報制御装置から前記携帯電話端末に伝達された特定の第1の識別コードに従って、
    前記携帯電話端末では、前記緊急情報テーブルから、前記特定の第1の識別コードと、
    前記携帯電話端末のそれぞれに固有に設定された特定の前記第2の識別コード、
    に対応した前記音声情報又は文字・図形情報を選択し、該情報を再生又は表示するように構成されていると共に、
    前記携帯電話端末のそれぞれに固有に設定される前記第2の識別コードは、前記携帯電話端末に搭載されたGPS装置から得た位置測定情報と、前記情報制御装置から送信される定数と計算式とにより、前記携帯電話端末内部で生成されることを特徴とする前記アプリケーションソフトウェアと前記緊急情報テーブルとからなる緊急情報伝達用コンピュータ・ソフトウエア。
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