JP5690698B2 - 電動工具用バッテリパック - Google Patents

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Description

本発明は、充放電可能な複数のセルを直列接続してなるバッテリを備えた電動工具用バッテリパックに関する。
この種の電動工具用バッテリパックにおいては、バッテリを過放電領域まで繰り返し使用すると、バッテリを構成するセルの間で、容量アンバランスが進行し、バッテリの寿命が短くなるという問題があった。
そこで、従来、こうした問題を防止するために、複数のセルの電圧の少なくとも一つが放電終止電圧以下になる設定タイミングで、各セルの電圧を測定して、全てのセルの電圧が、測定電圧中の最小電圧となるよう、各セルを放電させることが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
つまり、この提案の装置によれば、予め設定されたタイミングで、各セルの電圧が、電圧の最も低いセルの電圧(最小電圧)となるよう、その最小電圧よりも電圧の高いセルを放電させて、各セルの電圧を全て一致させるバランシング制御を実施することで、各セル間のばらつきを低減する。
特開2008−154317号公報
しかし、上記提案の装置では、各セルの電圧を測定し、測定電圧の一つが放電終止電圧以下になっているとき、或いは、使用者がバッテリパックの充電操作(充電器への装着等)を行ったときに、設定タイミングになったと判断して、バランシング制御を実施する。
このため、上記提案の装置において、バランシング制御は、バッテリパックから電動工具への給電時、若しくは、給電終了直後に実施されることがあり、バランシング制御により各セル間のばらつきを充分低減できないことがあった。
つまり、バッテリパックから電動工具へ給電時や給電終了直後は、各セルに流れる電流によって、各セルの電圧は不安定になる。
そして、上記提案の装置では、こうした電圧不安定時に、設定タイミングになったと判断して、各セルの電圧を測定し、その測定結果に基づき、バランシング制御を実行することがある。
このため、上記提案の装置によれば、各セル間のばらつきを充分低減することができず、場合によっては、各セル間のばらつきを増大させてしまうことも考えられる。
また、上記提案の装置において、電動工具への給電時に各セルの電圧の一つが放電終止電圧以下になったか否かによって、バランシング制御の要否を判定するようにした場合、バッテリパックが、各セルの電圧が放電終止電圧以下になる前に充電するように使用されると、バランシング制御を実行できないという問題もある。
本発明は、こうした問題に鑑みなされたものであり、バッテリを構成する複数のセルの電圧のばらつきを低減するバランシング機能を有する電動工具用バッテリパックにおいて、各セルの電圧安定時にバランシング制御を実行することで、各セル間のばらつきを確実に低減できるようにすることを目的とする。
かかる目的を達成するためになされた請求項1に記載の電動工具用バッテリパックにおいては、充放電可能な複数のセルを直列接続してなるバッテリを備え、電圧測定手段が、そのバッテリを構成する複数のセルの電圧をそれぞれ測定する。
また、本発明の電動工具用バッテリパックには、電圧測定手段により測定された各セルの電圧に基づき、各セルの電圧のばらつきを低減するバランシング制御の要否を判定し、バランシング制御が必要であれば、放電手段を介して、バランシング制御の対象となる対象セルを放電させる。
そして、電圧測定手段は、バッテリが、予め設定された規定時間以上充電器に接続されておらず、且つ、電動工具への給電を規定時間以上実施していないときに、充電器検出手段にて充電器の接続が検出されると、各セルの電圧を測定する。
従って、本発明によれば、バッテリへの充電電流及びバッテリからの放電電流が規定時間以上流れていないときに(換言すれば各セルの電圧が安定しているときに)、バッテリが充電器に接続されたこと、を測定条件として、各セルの電圧を測定し、バランシング制御を実施することができる。
よって本発明によれば、バランシング制御を、各セルの電圧が安定しているときに測定された電圧に基づき実行することができ、バランシング制御によって、各セルの電圧のばらつきを確実に低減することができる。
ここで、電圧測定手段は、上記測定条件が成立すると、各セルの電圧を測定するが、その測定頻度は、セルの電圧の一つが放電終止電圧以下になったことを測定条件として測定する場合に比べて、極めて高い。
このため、制御手段によるバランシング制御(対象セルの放電)は、上述した従来装置のように、各セルの電圧を測定する度に全てのセルに対して実行する必要はなく、請求項2に記載のようにしてもよい。
つまり、請求項2に記載の電動工具用バッテリパックにおいて、制御手段は、電圧測定手段により測定された各セルの電圧の中から最小電圧を選択し、その最小電圧との電圧差が規定電圧以上となる電圧を有するセルがある場合に、そのセルを対象セルとしてバランシング制御(対象セルの放電)を実行する。
そして、このようにしても、本発明によれば、各セルの電圧のばらつきが規定電圧を越えるのを防止するバランシング制御を、高頻度で実施することができるので、各セルの電圧が規定電圧を越えて大きくばらつくことを防止することができる。
なお、請求項2に記載の電動工具用バッテリパックにおいて、制御手段は、請求項3に記載のように、対象セルが複数である場合、最小セル電圧との電圧差が大きい対象セルから順に、放電手段を介して放電させるように構成するとよい。
そして、このようにすれば、各セルの電圧のばらつきが大きくなることをより良好に防止することができる。
一方、請求項4に記載の電動工具用バッテリパックにおいて、制御手段は、放電手段を介して対象セルを放電させる放電時間を、予め設定された一定の放電時間に制限する。
つまり、本発明では、バランシング制御の実行時に、対象セルの電圧が最小電圧となるように、対象セルを放電させるのではなく、その放電時間を一定時間に制限する。
このため、本発明によれば、バランシング制御を実行するに当たって、従来装置のように、対象セルの電圧を監視しつつ対象セルを放電させる必要がなく、制御系の構成を簡単にすることができる。
なお、本発明では、1回のバランシング制御(対象セルの放電)により、対象セルの電圧と最小電圧との電圧差を規定電圧以下にすることができないことも考えられる。しかし、本発明の電動工具用バッテリパックによれば、バランシング制御の実行頻度を高めることができるので、各セルの電圧が規定電圧を越えて大きくばらつくのを防止できる。
次に、制御手段によるバランシング制御(対象セルの放電)は、上記特許文献1に記載のように、バッテリに充電器が接続されてから充電が開始されるまでの間に実施するようにしてもよいが、このようにすると、充電器による充電が遅れてしまう。
また、制御手段によるバランシング制御(対象セルの放電)は、バッテリから電動工具への給電時や給電終了直後に実施すると、バランシングのための放電を適正に実施することができず、各セルの電圧のばらつきを良好に低減することができない。
そこで、本発明の電動工具用バッテリパックにおいて、制御手段による対象セルの放電は、請求項5、又は、請求項6に記載のように、実施するとよい。
すなわち、請求項5に記載の電動工具用バッテリパックにおいて、制御手段は、バッテリが規定時間以上充電器に接続されておらず、且つ、バッテリから電動工具への給電を規定時間以上実施していないときに、放電手段を介して、対象セルを放電させる。
また、請求項6に記載の電動工具用バッテリパックにおいて、制御手段は、充電器によるバッテリへの充電が完了してから規定時間以上経過し、且つ、バッテリから電動工具への給電を規定時間以上実施していないときに、放電手段を介して、対象セルを放電させる。
このため、請求項5又は請求項6に記載の電動工具用バッテリパックによれば、各セルの電圧の測定だけでなく、バランシング制御による対象セルの放電についても、各セルに電流が流れず、各セルの電圧が安定しているときに実施することができる。よって、バランシング制御をより良好に実施して、各セルの電圧のばらつきを低減することができる。
ところで、制御手段がバランシング制御(対象セルの放電)を実行しているときに、バッテリから電動工具への給電が開始されたときや、バッテリが充電器に接続されたときには、バッテリに放電電流若しくは充電電流が流れることから、バランシング制御を停止するとよい。
具体的には、制御手段がバランシング制御を実行しているときに、バッテリから電動工具への給電(バッテリからの放電)が開始された際には、請求項7に記載のように、放電手段による対象セルの放電時間を記憶して、当該対象セルからの放電を中断するとよい。
そして、このように対象セルからの放電を中断した後は、制御手段は、規定時間以上バッテリから電動工具への給電が停止され、且つ、充電器検出手段にて充電器の接続が検出されていないことを条件として、対象セルからの放電を再開するとよい。
また、その再開時には、放電の中断時に記憶した放電時間が経過したものとして対象セルからの放電を実施するようにするとよい。
つまり、このようにすれば、バッテリから電動工具へ給電が開始されて、バランシング制御を停止しても、その後、電動工具への給電が停止されて、バッテリの電圧が安定すると、一旦停止したバランシング制御を継続することができる。
一方、制御手段がバランシング制御を実行しているときに、充電器検出手段にて充電器の接続が検出された際には、電圧測定手段により各セルの電圧が測定される。このため、この場合には、請求項8に記載のように、バランシング制御を停止し、その後、電圧測定手段により測定された最新の各セルの電圧に基づき、新たにバランシング制御の要否を判定して、バランシング制御を実行するようにすればよい。
実施形態のバッテリパック及び充電器の回路構成を表すブロック図である。 充電モードで実行される制御処理を表すフローチャートである。 図2の制御処理で生成されるバラツキデータを表す説明図である。 放電モードで実行される制御処理を表すフローチャートである。 スリープ判定モードで実行される制御処理を表すフローチャートである。
以下に本発明の実施形態を図面と共に説明する。
図1に示すように、本実施形態の電動工具用バッテリパック(以下、単にバッテリパックという)2は、充放電可能な複数(図では5個)のセル11、12、13、14、15を直列接続してなるバッテリ10を備える。
また、バッテリパック2の筐体は、充電器60及び電動工具(図示せず)の何れかに選択的に装着可能に構成されている。
そして、バッテリ10の正極側及び負極側は、バッテリパック2の筐体を充電器60又は電動工具に装着した際、これら各部に設けられた正極側及び負極側の各端子64,66にそれぞれ接続される端子4及び6に接続されている。
このため、バッテリパック2を充電器60に装着すれば、端子4、6及び端子64、66を介して、充電器60からバッテリ10への充電を行うことができる。
また、バッテリパック2を電動工具に装着すれば、端子4、6及び電動工具側の端子を介して、バッテリ10から電動工具への給電(換言すればバッテリ10の放電)を行うことができる。
次に、バッテリ10には、各セル11〜15の電圧を検出するための電圧測定IC30が接続されている。電圧測定IC30は、各セル11〜15の両端にそれぞれ接続されて、各セル11〜15の両端電圧を個々に検出する電圧検出部28を内蔵しており、その電圧検出部28により検出された各セル11〜15の電圧に応じた検出信号を制御回路40に出力する。
また、バッテリ10の各セル11〜15には、各セル11〜15の両端を放電電流制限用の抵抗を介して接続することで、略定電流で放電させる放電部21、22、23、24、25が並列接続されている。
また、バッテリ10の負極側と端子6とを接続する負極側の接続ラインには、バッテリパック2が装着された電動工具への放電電流、或いは、バッテリパック2が装着された充電器60からの充電電流を検出するための電流検出抵抗32が接続されている。
そして、この電流検出抵抗32は、その両端電圧からバッテリ10の放電若しくは充電を検出する電流検出回路34と、制御回路40とにそれぞれ接続されている。
制御回路40は、CPU、ROM、RAM等を中心とするワンチップのマイクロコンピュータ(マイコン)にて構成されており、A/D変換器42と、CPUがROMに記憶された制御プログラムに従い後述の各種制御処理を実行することにより実現される制御部44と、を備える。
なお、制御部44は、制御回路40の機能ブロックであり、バッテリ10への充放電時に充放電電流やバッテリ電圧を監視して異常時に充放電を停止させる周知のバッテリ制御を行うバッテリ制御部46や、本発明の主要部であるバランシング制御部48を備える。
また、A/D変換器42は、制御部44からの指令に従い、電流検出抵抗32の両端の電圧値(換言すれば充放電電流)や、電圧測定IC30にて測定された各セル11〜15の電圧を、それぞれ、デジタルデータに変換して、取り込むためのものである。
また次に、バッテリパック2には、充電器60に装着されているときに、充電器60から電源供給を受けるための端子7、及び、充電器60内の制御回路80に対し、制御回路40をデータ通信可能に接続させるための端子8、が備えられている。
充電器60の制御回路80は、バッテリパック2内の制御回路40と同様、マイコンにて構成されており、制御回路80の通信ポートが端子68に接続されている。そして、この端子68は、バッテリパック2を充電器60に装着した際に、バッテリパック2の端子8と接続され、充電器60の制御回路80とバッテリパック2の制御回路40とがデータ通信可能となる。
また、充電器60には、外部の商用電源等から電源供給を受けて、バッテリパック2内のバッテリ10を充電するための充電回路70が設けられている。そして、この充電回路70は、充電器60にバッテリパック2が装着されているとき、端子64、66及び端子4、6を介して、バッテリパック2内のバッテリ10に接続される。
また、充電器60の制御回路80は、充電回路70からバッテリ10への充電制御を行う充電制御部82を備える。この充電制御部82は、制御回路80を構成するCPUがROM等に記憶された制御プログラムに従い充電制御処理を実行することにより実現される機能ブロックである。
そして、この充電制御部82は、バッテリ10への充電時に、バッテリ電圧や充電電流をバッテリパック2の制御回路40から取得し、その取得したデータに従い充電制御を実行する。
次に、充電器60において、制御回路80の電源電圧Vccは、充電回路70に内蔵された定電圧電源回路(図示せず)から供給される。また、充電器60には、バッテリパック2が装着された際に、バッテリパック2の受電用の端子7に接続される給電用の端子67が備えられている。そして、充電回路70から制御回路80に供給される電源電圧Vccは、この端子67にも印加される。
このため、充電器60にバッテリパック2が装着された際には、この端子67からバッテリパック2の端子7に電源電圧Vccが印加される。
バッテリパック2において、端子7には、端子7の電圧からバッテリパック2が充電器60に装着されたことを検出する装着検出部56と、ダイオード54とが接続されている。
ダイオード54は、アノードが端子7に接続され、カソードがバッテリパック2内の定電圧電源回路であるレギュレータ50に接続されることにより、充電器60からレギュレータ50への電源電圧Vccの供給を許容するものである。
また、レギュレータ50は、ダイオード52を介して、バッテリ10の正極側にも接続されている。このダイオード52は、アノードがバッテリ10の正極側に接続され、カソードがレギュレータ50に接続されている。
このため、レギュレータ50は、バッテリパック2が充電器60に装着されているとき、バッテリ電圧が充電器60の電源電圧Vccよりも高いときには、バッテリ10から電源供給を受けて、制御回路40等の内部回路の電源電圧を生成する。
また、レギュレータ50は、バッテリ10から電動工具への給電に伴いバッテリ電圧が充電器60の電源電圧Vccよりも低くなっているときには、充電器60の電源電圧Vccにより動作し、制御回路40等への内部回路の電源電圧を生成する。
次に、上記のように構成された本実施形態のバッテリパック2において、制御回路40の動作モードには、充電モード、放電モード、スリープ判定モード、及び低電圧モードがある。
充電モードは、装着検出部56にてバッテリパック2が充電器60に装着されていることが検出されているとき、充電器60からバッテリ10への充電を実施するための動作モードである。そして、この充電モードでは、制御回路40は、図2に示すフローチャートに沿って動作する。
また、放電モードは、電流検出回路34にて、バッテリパック2から電動工具への放電(換言すればバッテリパック2の電動工具への装着)が検出されてから、電動工具への放電を制御する際の動作モードである。そして、この放電モードでは、制御回路40は、図4に示すフローチャートに沿って動作する。
また、スリープ判定モードは、充電モード若しくは放電モードからスリープ状態への移行、及び、スリープ状態から充電モード若しくは放電モードへの移行(ウェイクアップ)を判定するための動作モードである。そして、このスリープ判定モードでは、制御回路40は、図5に示すフローチャートに沿って動作する。
また、低電圧モードは、バッテリ電圧の低下若しくは充電器60からの電源供給停止によって、制御回路40が正常動作できなくなったときに、自身の動作を停止(シャットダウン)する動作モードである。
つまり、この低電圧モードでは、例えば、バッテリ電圧が、所定時間(例えば2min)、所定電圧以下になり、レギュレータ50にて生成される電源電圧が、所定時間(例えば10μs)、所定電圧以下になると、制御回路40は自身の動作を停止(シャットダウン)する。
または、電圧検出部で検出された各セル11〜15の少なくとも1つの電圧が所定電圧以下になった場合に、制御回路40は自身の動作を停止(シャットダウン)してもよい。
なお、制御回路40は、シャットダウン状態にあるとき、バッテリパック2が充電器60に接続されて、充電器60からバッテリパック2へ電源電圧Vccが供給され、これに伴い、レギュレータ50から制御回路40に電源電圧が供給されると、起動して、後述の充電モードでの制御処理を開始する。
次に、充電モード、放電モード、及びスリープ判定モードにあるとき、制御回路40にて実行される制御処理について説明する。
図2に示すように、充電モードにて実行される制御処理では、まずS110にて、今回の充電モードへの移行は、充電器60への接続に伴うシャットダウンからの立ち上がり(以下、充電器立ち上がりという)によるものか否かを判断する。
そして、S110にて、充電器立ち上がりであると判断されると、S120にて、電圧安定確認カウンタに、電圧安定確認用の規定時間(本実施形態では1分)に対応したカウント値を設定し、S130に移行する。
また、S110にて、今回の充電モードへの移行は、充電器立ち上がりによるものではないと判断された場合には、そのままS130に移行する。
なお、電圧安定確認カウンタは、バッテリ10の充電若しくは放電がなされているときにクリアされ、そうでないときにカウントアップされることで、バッテリ10が充電及び放電されていないときの経過時間を計時する、計時用のカウンタである。
次に、S130では、電圧安定確認カウンタによるカウント値(つまり、計時時間)は、規定時間(1分)以上であるか否かを判断する。
そして、S130にて、電圧安定確認カウンタによる計時時間が規定時間(1分)以上であると判断されると、S140に移行し、電圧測定IC30(詳しくは電圧検出部28)を介して、バッテリ10を構成する各セル11〜15の電圧を測定する。
また、S140では、図3に示すように、測定した各セル11〜15の電圧の中から、電圧が最も低い最小電圧を抽出して、その最小電圧と各セル11〜15の測定電圧との差を、各セル11〜15の電圧のばらつきを表すバラツキデータとして算出し、メモリ(RAM)に記憶する。
次に、S140にて、バラツキデータを生成・記憶するか、或いは、S130にて、電圧安定確認カウンタによる計時時間が規定時間(1分)未満であると判断されると、S150に移行して、電圧安定確認カウンタをクリアした後、S160に移行する。
そして、S160では、充電器60の制御回路80に対し、バッテリ10への充電を要求する充電要求信号を出力することで、充電回路70からバッテリ10への充電を開始させ、その後、バッテリ電圧や充電電流を監視する、充電動作を実行する。
また、S160による充電動作により、バッテリ10の充電が完了すると、S170に移行して、充電器60側の制御回路80との間で、充電終了のための通信を行うことで、バッテリ10への充電を停止させる充電完了処理を実行し、スリープ判定モードへ移行する。
このように、本実施形態では、バッテリパック2が充電器60に装着されて、充電モードに入ると、電圧安定確認カウンタによる計時時間が規定時間(1分)以上であること(換言すれば、各セル11〜15の電圧が安定していること)を確認し、図3に示すバラツキデータを生成する。
また、本実施形態では、S120にて、電圧安定確認カウンタに、規定時間(1分)に対応したカウント値を設定する。
これは、S120の処理が、バッテリパック2が充電器60に接続されて、制御回路40がシャットダウン状態から起動されたときに実行されるからである。
つまり、こうした起動条件下で制御回路40が充電モードに入った際には、バッテリ10への充放電は少なくとも規定時間以上なされておらず、各セル11〜15の電圧は安定していると考えられる。
しかし、制御回路40がシャットダウン状態にあるときは、電圧安定確認カウンタのカウントアップはなされず、制御回路40のシャットダウン状態の起動直後には、電圧安定確認カウンタは値0の初期状態になる。
そこで、本実施形態では、制御回路40がシャットダウン状態から起動されて充電モードに入った際には、S120にて、電圧安定確認カウンタに規定時間(1分)に対応した値を設定することで、S140の処理が必ず実行されるようにしている。
次に、図4に示すように、放電モードにて実行される制御処理では、まず、S210にて、A/D変換器42から、バッテリパック2から電動工具への放電電流を取り込み、実際に放電電流が流れているか否かを判断する。
そして、放電電流が流れていれば、S220に移行して、電圧安定確認カウンタをクリアした後、S230に移行し、放電電流が流れていなければ、そのままS230に移行する。
S230では、放電電流が正常か否かを監視して、異常時に放電を停止させる放電制御等の放電動作を行い、再度210に移行する。
このように、放電モードでは、バッテリ10から電動工具へ電源供給がなされ、放電電流が流れているときに、電圧安定確認カウンタをクリアする。
次に、図5に示すように、スリープ判定モードにて実行される制御処理では、S310にて、電圧安定確認カウンタによるカウント値(つまり、計時時間)は、規定時間(1分)未満であるか否かを判断する。
そして、S310にて、電圧安定確認カウンタによる計時時間が規定時間(1分)未満であると判断されると、S320に移行し、バッテリパック2はユーザにより使用されているか否か、つまり、バッテリ10に対する充電若しくは放電がなされているか否か、を判断する。
なお、この判断には、例えば、電流検出回路34が用いられ、電流検出回路34にて充電電流若しくは放電電流が検出されているとき、バッテリパック2はユーザにより使用されていると判断する。
そして、S320にて、バッテリパック2はユーザにより使用されていると判断されると、S340に移行し、ユーザによるバッテリパック2の使用状態に応じて、充電モード若しくは放電モードへ移行する。
また、S320にて、バッテリパック2はユーザにより使用されていないと判断されると、電圧安定確認カウンタのカウント値をインクリメント(+1)することで、電圧安定確認カウンタによる計時時間を更新し、再度S310に移行する。
なお、このS310〜S340の処理は、制御回路40が放電モードであるときにも実行され、放電電流が流れていないときには、S330にて電圧安定確認カウンタがカウントアップされる。
次に、S310にて、電圧安定確認カウンタによる計時時間が、規定時間(1分)未満ではないと判断されると、S350に移行して、現在、放電部21〜25の何れかを使って、セル11〜15の何れかを放電させるバランシング制御の途中であるか否かを判断する。
そして、バランシング制御の途中であれば、S360に移行して、その途中のセルを、バランシング実施セルとして設定し、S370にて、バランシング実施セルに対するバランシング制御を開始する。
なお、このバランシング制御は、バランシング実施セル(セル11〜15の何れか)に対して設けられた放電部(21〜25の何れか)をオン状態にして、バランシング実施セルを略一定電流で放電させることにより行われる。そして、その放電の実施時間は、予め、一定時間に設定されている。
次に、S350にて、現在、バランシング制御の途中ではないと判断された場合には、S380に移行して、充電モードでのS140の処理で生成し、メモリ(RAM)に記憶したバラツキデータ(図3参照)に基づき、バランシング制御を実施すべきバランシング対象セルがあるか否かを判断する。
なお、S380の処理は、図3に示すバラツキデータにおいて、最小電圧との電圧差が規定電圧以上になっているセルの中で、バランシング制御が実施されていないセルがあるか否かを判断することにより実行される。
S380にて、バランシング対象セルがあると判断されると、S390に移行して、S380にてバランシング対象セルと判断されたセルの内、最小電圧との電圧差が最も大きいセルを、バランシング実施セルとして設定し、S370にて、バランシング実施セルに対するバランシング制御を開始する。
次に、S370にて、バランシング制御が開始されるか、或いは、S380にて、バランシング対象セルがないと判断されると、S440に移行し、スリープ状態に入る。
そして、制御回路40は、S440にてスリープ状態に入ると、電流検出回路34からの電流検出信号の入力(換言すればユーザによるバッテリパック2の使用)、若しくは、内部タイマによる一定時間(例えば、0.5秒)毎の起動指令により、ウェイクアップし、S410以降の処理を実行する。
S410では、装着検出部56にて、バッテリパック2の充電器60への装着が検出されていないか否かを判断する。
そして、バッテリパック2が充電器60へ装着されていなければ、S420にて、バッテリパック2が充電器60から外されていることをメモリ(RAM)に記憶した後、S430に移行し、バッテリパック2が充電器60へ装着されていれば、そのままS430に移行する。
S430では、メモリ(RAM)に充電器60からバッテリパック2が外されていることが記憶された状態で、装着検出部56にて、バッテリパック2の充電器60への装着(つまり再装着)が検出されたか否かを判断する。
そして、S430にて、バッテリパック2が充電器60へ再装着されたと判断されると、S440にて、現在実行中のバランシング制御を中断し、S450にて、充電モードへ移行する。
一方、S430にて、バッテリパック2が充電器60へ再装着されていないと判断された場合には、S460に移行し、電流検出回路34にて、バッテリ10から電動工具への放電電流が検出されているか否かを判断する。
そして、電流検出回路34にて放電電流が検出されている場合には、S470に移行して、現在実行中のバランシング制御を中断し、S480に移行する。
S480では、S470にてバランシング制御を中断したセルを、バランシング途中セルとして、メモリ(RAM)に記憶すると共に、そのセルに対するバランシング制御の実施時間(つまり、バランシング途中セルの放電時間)をメモリ(RAM)に記憶する。そして、その後は、S490にて、放電モードへ移行する。
次に、S460にて、電流検出回路34により放電電流は検出されていないと判断された場合には、S500に移行し、現在、バランシング制御を実行中か否かを判断する。
そして、現在、バランシング制御を実行中でなければ、S400に移行し、現在、バランシング制御を実行中であれば、S510に移行して、そのバランシング制御は、予め設定された設定時間(一定時間)以上、実施されたか否かを判断する。
S510にて、バランシング制御は、設定時間以上実施されていないと判断されると、S400に移行し、バランシング制御は、設定時間以上実施されていると判断されると、S520に移行して、バランシング制御を停止する。
なお、バランシング制御の設定時間は、一定の放電時間が設定されている。
また、S510の判定処理では、S470、S480の処理によって、現在実行中のバランシング制御を一時中断したときの実施時間がメモリ(RAM)に記憶されていれば、その記憶されたバランシング制御中断前の実施時間と、バランシング制御再開後の実施時間とを加算する。そして、S510では、その加算した実施時間が規定時間以上であるか否かを判断する。
また次に、S520にて、現在実行中のバランシング制御を停止した後は、S530に移行して、バランシング制御を停止したセルを、バランシング対象セルから外し、S350に移行する。
以上説明したように、スリープ判定モードでは、電圧安定確認カウンタを加算することで、バッテリ10による充放電が停止している時間を計時する(S330)。
そして、その電圧安定確認カウンタによる計時時間が規定時間(1分)以上であるときに、バッテリパック2が充電器60に装着されて、充電モードに入ると、各セル11〜15の電圧を測定して、図3に示すバラツキデータを生成する(S140)。
このため、バラツキデータは、バッテリ10による充放電が規定時間以上実施されておらず、各セル11〜15が安定しているときに測定した各セル11〜15の電圧に基づき精度よく生成されることになる。
また、スリープ判定モードでは、電圧安定確認カウンタによる計時時間が規定時間(1分)以上であるときに、バラツキデータに基づきバランシング実施セルを設定し、そのセルに対するバランシング制御を実行する(S310〜S400)。
そして、このバランシング制御によるセル11〜15の放電は、バランシング対象セル毎に、予め設定された設定時間(一定時間)だけ実施される(S510〜S530)。
また、バランシング制御中に電動工具への給電(放電)が開始されると、バランシング制御を一時中断して(S460、S470)、その後、バランシング制御の実行条件が成立すると、その中断したバランシング制御を再開する(S350〜S370)ことで、バランシング対象セルの放電時間を設定時間(一定時間)に制限する。
従って、本実施形態のバッテリパック2によれば、各セル11〜15の電圧が安定しているときに測定された電圧に基づくバラツキデータを用いて、バランシング制御を実行することができ、そのバランシング制御によって、各セル11〜15の電圧のばらつきを確実に低減することができる。
また、バランシング制御による放電時間は、一定の設定時間に制限されることから、バランシング対象セルの電圧が最小電圧となるように放電させる従来装置に比べ、制御系の構成(動作)を簡単にすることができる。
なお、本実施形態では、1回のバランシング制御では、バランシング対象セルの放電によって、バランシング対象セルの電圧と最小電圧との電圧差を規定電圧以下にすることができないこともある。
しかし、本実施形態において、バランシング制御は、充電モードでバラツキデータが生成されてから、スリープ判定モードに入ることにより、最新のバラツキデータに基づき実施される。
このため、本実施形態によれば、セルの一つが放電終止電圧付近まで低下したときにバランシング制御を実施する従来装置に比べ、バランシング制御の実行頻度を高めることができる。
よって、本実施形態によれば、バランシング制御による放電時間を一定の設定時間に制限しても、各セルの電圧が規定電圧を越えて大きくばらつくのを防止できる。
また、本実施形態では、バランシング制御の実行中に、バッテリパック2が充電器60から取り外されて、再度装着されたときには、バランシング制御を中断して、充電モードに移行する(S430〜S450)。
そして、この場合には、充電モードで最新のバラツキデータが生成されることから、バランシング途中セルやバランシング制御の実施時間を記憶することなく、バランシング制御を中断し、その後、バランシング制御の実行条件が成立した際には、最新のバラツキデータに基づく新たなバランシング制御を開始する。
このため、充電モードへの移行に伴いバランシング制御を中断してから、バランシング制御を再開したときには、充電モードで生成された最新のバラツキデータに基づき、バランシング制御を最適に実行することができる。
また、本実施形態では、バランシング制御は、充電モードでバラツキデータを生成した直後に、バッテリ10への充電がなされる前に実施するのではなく、充電モードでバッテリ10への充電がなされて、スリープ判定モードに入ってから、実施するようにされている。
このため、本実施形態によれば、バッテリパック2が充電器60に装着されてから、バッテリ10への充電が開始されるまでの間に、バランシング制御が実行されて、充電器60からバッテリ10への充電が遅れてしまう、という問題を防止することもできる。
ここで、本実施形態においては、バッテリパック2の筐体及び端子4、6が、本発明の接続手段に相当し、放電部21〜25が、本発明の放電手段に相当し、装着検出部56が、本発明の充電器検出手段に相当する。
また、本実施形態では、電圧検出部28と、制御回路40にて充電モードで実行される制御処理とにより、本発明の電圧測定手段としての機能が実現され、制御回路40にてスリープ判定モードで実行される制御処理により、本発明の制御手段としての機能が実現される。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内にて、種々の態様をとることができる。
例えば、上記実施形態では、充電モードで、バッテリ10への充電が完了したときに、スリープ判定モードに移行し、スリープ判定モードで、バランシング制御の実行条件が成立すれば、バランシング制御を開始する。
このため、上記実施形態では、バランシング制御は、バッテリ10への充電が完了すれば、バッテリパック2が充電器60に装着されていても、実施されることになる。
これに対し、バランシング制御は、バッテリパック2が充電器60に装着されているときには実施せず、バッテリパック2が充電器60から外れているときに実施するよう、バランシング制御の実行条件を更に制限してもよい。
そして、このようにすれば、バランシング制御を、バッテリ10が充電器60や電動工具に接続されておらず、開放状態にあるとき(つまり、バッテリ10を構成する各セル11〜15の電圧が確実に安定状態にあるとき)に実施できることになり、各セル11〜15間での電圧のばらつきをより良好に低減することができる。
なお、このように、バランシング制御を、バッテリパック2が充電器60から外されているときに実施するようにするには、バッテリパック2が充電器60に装着されているときには、バッテリ10への充電が完了しても充電モードを継続するようにすればよい。
但し、この場合、図5に示すS310〜S340の処理は、制御回路40が充電モードであるときにも実行し、充電電流が流れていないときには、S330にて電圧安定確認カウンタをカウントアップする必要はある。
また、図5に示すS410〜S440の処理は、単に、バッテリパック2が充電器60に装着されているか否かを判断して、バッテリパック2が充電器60に装着されていれば、充電モードへ移行し、そうでなければ、S460に移行するように、変更すればよい。
また次に、上記実施形態では、制御回路40を構成するマイコンと、電圧検出部28を構成する電圧測定IC30とは、各々別体で構成されているものとして説明したが、制御回路40を構成するマイコン内に、電圧検出部28を組み込むことで、制御回路40と電圧測定IC30とを一体的に構成してもよい。
また、上記実施形態では、放電部21〜25には、放電電流制限用の抵抗が設けられており、バランシング制御を実行する際には、バランシング対象セル(実施セル)に対応する放電部21〜25をオンさせ、一定の放電電流を流すものとして説明した。しかし、この場合、放電部21〜25は、デューティ比が制御された一定パルス幅のパルス信号にてデューティ駆動することで、一定の放電電流を流すようにしてもよい。
また、上記実施形態では、バッテリ10に記載したセルは5個直列としているが、容量を増やす為にそれぞれのセルを並列にした構成でもよい。また、電圧を増やす為に直列にするセル数を増やした構成でも良い。
2…バッテリパック、4,6,7,8…端子、10…バッテリ、11〜15…セル、21〜25…放電部、28…電圧検出部、30…電圧測定IC、32…電流検出抵抗、34…電流検出回路、40…制御回路、42…A/D変換器、44…制御部、46…バッテリ制御部、48…バランシング制御部、50…レギュレータ、52,54…ダイオード、56…装着検出部、60…充電器、70…充電回路、80…制御回路、82…充電制御部。

Claims (8)

  1. 充放電可能な複数のセルを直列接続してなるバッテリと、
    前記バッテリに充電器及び電動工具を選択的に接続するための接続手段と、
    前記複数のセルの電圧をそれぞれ測定する電圧測定手段と、
    前記複数のセルを個々に放電させる放電手段と、
    前記電圧測定手段により測定された各セルの電圧に基づき、各セルの電圧のばらつきを低減するバランシング制御の要否を判定し、該バランシング制御が必要であれば、前記放電手段を介して、前記バランシング制御の対象となる対象セルを放電させる制御手段と、
    前記接続手段に前記充電器が接続されたことを検出する充電器検出手段と、
    を備え、前記電圧測定手段は、前記バッテリが、予め設定された規定時間以上前記充電器に接続されておらず、且つ、前記電動工具への給電を前記規定時間以上実施していないときに、前記充電器検出手段にて前記充電器の接続が検出されると、前記各セルの電圧を測定することを特徴とする電動工具用バッテリパック。
  2. 前記制御手段は、前記電圧測定手段により測定された各セルの電圧の中から最小電圧を選択し、該最小電圧との電圧差が規定電圧以上となる電圧を有するセルがあれば、該セルを対象セルとするバランシング制御が必要であると判断して、該対象セルを前記放電手段を介して放電させることを特徴とする請求項1に記載の電動工具用バッテリパック。
  3. 前記制御手段は、前記対象セルが複数である場合、前記最小電圧との電圧差が大きい対象セルから順に、前記放電手段を介して放電させることを特徴とする請求項2に記載の電動工具用バッテリパック。
  4. 前記制御手段は、前記放電手段を介して対象セルを放電させる放電時間を、予め設定された一定の放電時間に制限することを特徴とする請求項1〜請求項3の何れか1項に記載の電動工具用バッテリパック。
  5. 前記制御手段は、前記バッテリが前記規定時間以上前記充電器に接続されておらず、且つ、前記バッテリから前記電動工具への給電を前記規定時間以上実施していないときに、前記放電手段を介して、前記対象セルを放電させることを特徴とする請求項1〜請求項4の何れか1項に記載の電動工具用バッテリパック。
  6. 前記制御手段は、前記充電器による前記バッテリへの充電が完了してから前記規定時間以上経過し、且つ、前記バッテリから前記電動工具への給電を前記規定時間以上実施していないときに、前記放電手段を介して、前記対象セルを放電させることを特徴とする請求項1〜請求項4の何れか1項に記載の電動工具用バッテリパック。
  7. 前記制御手段は、前記放電手段を介して対象セルを放電させるバランシング制御を実行しているときに、前記バッテリから前記電動工具への給電が開始されると、前記放電手段による対象セルの放電時間を記憶して、当該対象セルからの放電を中断し、その後、前記規定時間以上前記バッテリから前記電動工具への給電が停止され、且つ、前記充電器検出手段にて前記充電器の接続が検出されていなければ、前記放電の中断時に記憶した放電時間が経過したものとして、前記対象セルからの放電を再開することを特徴とする請求項5又は請求項6に記載の電動工具用バッテリパック。
  8. 前記制御手段は、前記放電手段を介して対象セルを放電させるバランシング制御を実行しているときに、前記充電器検出手段にて前記充電器の接続が検出されると、該バランシング制御を停止し、その後、前記電圧測定手段により各セルの電圧が測定されると、該測定された各セルの電圧に基づき、前記バランシング制御の要否を判定することを特徴とする請求項1〜請求項7の何れか1項に記載の電動工具用バッテリパック。
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