JP5690492B2 - 車載制御装置 - Google Patents
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Description
図1は、本発明の実施の形態1に係る車載制御装置100の機能ブロック図である。車載制御装置100は、制御対象機器200を制御する装置であり、マイコン110、ROM120、RAM130、I/O部140を有する。
マイコン110は、ROM120に格納されている制御プログラムを実行する。制御プログラム上でA/D変換が必要になったとき、マイコン110が制御プログラム内で本処理フローを起動することにより、本処理フローが開始される。
マイコン110は、自身が有するA/D変換機能を実行開始する。一般に、A/D変換は複数のチャネルに対して行われるため、全てのチャネルについてA/D変換が完了するまでの間に、待機時間が生じる。
マイコン110は、全てのチャネルについてA/D変換が完了したか否かを判定する。全てA/D変換が完了していれば本処理フローを終了し、完了していなければステップS203に進む。
マイコン110は、ROM120に対してメモリ診断を実施する。メモリ診断の内容としては、例えば特許文献1に記載されているような、サムチェックやパリティチェックがある。本ステップでは、ROM120の全領域を診断対象とするのではなく、一部の領域のみを診断対象とする。本ステップが終了すると、ステップS202に戻る。本ステップが完了した時点でA/D変換が完了していない場合は、本ステップを繰り返し実行することになる。これにより、最終的にROM120の全領域に対してメモリ診断を実行することができる。
本ステップを実行する回数は、マイコン110がA/D変換を開始してから完了するまでに要する時間、マイコン110がROM120に対してメモリ診断を1回実施するのに要する時間や1回分の診断バイト数、などに応じて定まる。1回のメモリ診断で何バイトを診断すべきかについては、上記各数値を把握した上で、あらかじめ適切な値を定めておけばよい。
本発明の実施の形態2では、図2のステップS203の具体例を説明する。車載制御装置100の構成は実施の形態1と同様である。
マイコン110は、本処理フローを実行するのが初回であるか否かを判定する。初回であればステップS302へ進み、初回でなければステップS304へスキップする。
本ステップは、ROM診断処理を複数回に分けて少しずつ実施することに鑑みた処理である。すなわち、ROM診断を繰り返し実行するためには、前回どこまで診断を実行したかを記憶しておく必要がある。これに対し初回ROM診断では診断パラメータを初期化する必要がある。そこで本ステップにおいて、本処理フローを実行するのが初回であるか否かを判定し、初期化の要否を確認することにした。
マイコン110は、診断対象とするROMアドレスと、1回のROM診断で診断するROM容量(仮にZバイトとする)を初期設定する。
診断対象アドレスとZの値は、実施の形態1で説明したように、待機時間において本処理フローを実行する回数、ROM120の全容量などに基づき、ROM120の全容量を最終的に診断完了できるように定める。
マイコン110は、サム値SUMおよびパリティ値PTYを0に初期化する。
マイコン110は、診断対象ROMアドレスからZバイトのデータを読み取る。
マイコン110は、ステップS304で読み取ったデータを、下記(式1)によりサム値SUMに加算する。
SUM=SUM+データ ・・・(式1)
マイコン110は、ステップS304で読み取ったデータを用いて、下記(式2)によりパリティ値PTYを演算する。
PTY=XOR(PTY,データ) ・・・(式2)
マイコン110は、診断対象ROMアドレスをZバイト進める。
マイコン110は、1回分のROM診断処理としてあらかじめ設定しておいたバイト数を診断したか否かを判定する。1回分の診断が終了していない場合はステップS304へ戻り、同様の処理を繰り返す。1回分の診断が終了している場合は、ステップS309へ進む。
マイコン110は、ROM120の全領域に対してサム演算およびパリティ演算が終了したか否かを判定する。診断を行っていない領域がある場合は本処理フローを終了し、本処理フローを次回実行する時に改めて次の診断対象ROMアドレスから診断を行う。全領域に対して診断を完了している場合は、ステップS310へ進む。
マイコン110は、サム値SUMが所定のチェック用規定値SUMCHKと一致するか否かを判定する。両者が相違する場合は、ROM120に不具合が生じていると判定し、ステップS314へ進む。両者が一致する場合は、サムチェックは問題なしと判定し、ステップS311へ進む。
マイコン110は、パリティ値PTYが所定のチェック用規定値PTYCHKと一致するか否かを判定する。両者が相違する場合は、ROM120に不具合が生じていると判定し、ステップS314へ進む。両者が一致する場合は、パリティチェックは問題なしと判定し、ステップS312へ進む。
マイコン110は、サムチェックとパリティチェックのいずれも問題なしなので、ROM120に不具合は発生していないと判断し、その旨の診断結果を出力する。
マイコン110は、サム値SUMとパリティ値PTYをそれぞれ0に初期化する。
マイコン110は、サムチェックまたはパリティチェックで不具合が検出されたので、ROM120に不具合が発生していると判断し、その旨の診断結果を出力する。
以上、本実施の形態2では、ステップS203の詳細について説明した。
実施の形態1〜2において、マイコン110は、ステップS202でA/D変換が完了するのを待機している際に、ROM診断を実行することを説明した。本発明の実施の形態3では、ROM診断を実行する処理と制御プログラム本体の処理の切り分けについて、具体例を2つ説明する。車載制御装置100の構成は、実施の形態1〜2と同様である。
マイコン110は、ステップS202において、所定時間待機するウェイト処理を起動する。このウェイト処理で待機する時間は、従来であればA/D変換処理が完了するのに必要であると想定される時間近辺に設定されるが、本実施形態3では、その待機時間のうち所定割合をステップS203に割り当てる。
マイコン110は、ステップS202において、所定時間待機するウェイト処理を起動する。また、このウェイト処理と並行して、ステップS203の処理を起動する。マイコン110は、次にステップS202を実行する際に、ウェイト処理、ステップS203、およびA/D変換処理がそれぞれ完了するまで待機する。
上記具体例その1とその2は、組み合わせて使用することもできる。例えば、A/D変換処理を行う対象毎に、上記具体例その1とその2を使い分けることが考えられる。A/D変換処理にかかる時間が予測できない場合は具体例その2を採用し、予測できる場合は具体例その1を採用する、などの使い分けがあり得る。
以上の実施の形態1〜3において、ROM診断処理は例えばエンジン始動前に実施することもできるし、エンジンを停止させる時に実施することもできる。
Claims (2)
- 車両を制御する動作を記述した制御プログラムを実行する演算部と、
前記制御プログラムを格納した読取専用メモリと、
を備え、
前記演算部は、
前記制御プログラムの実行中であって、前記制御プログラム外の処理であり前記制御プログラム実行中の任意タイミングにおいて発生するA/D変換が完了するのを待機する待機時間中に、前記読取専用メモリのうち一部の領域に対してメモリ診断を実施し、
前記演算部は、
前記待機時間のうち所定割合を前記メモリ診断に割り当てて前記メモリ診断を実行し、前記待機時間のうち前記所定割合を除いた分は前記制御プログラム外の処理を待機して前記待機時間の経過を待機する
ことを特徴とする車載制御装置。 - 車両を制御する動作を記述した制御プログラムを実行する演算部と、
前記制御プログラムを格納した読取専用メモリと、
を備え、
前記演算部は、
前記制御プログラムの実行中であって、前記制御プログラム外の処理であり前記制御プログラム実行中の任意タイミングにおいて発生するA/D変換が完了するのを待機する待機時間中に、前記読取専用メモリのうち一部の領域に対してメモリ診断を実施し、
前記演算部は、
前記読取専用メモリの全容量を、前記制御プログラム外の処理が完了するのを待機する回数で除算して得られる容量を、1回のメモリ診断において前記読取専用メモリを診断する容量とする
ことを特徴とする車載制御装置。
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