JP5688732B2 - 中皿の上昇機構を備えた容器 - Google Patents

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Description

本発明は中皿の上昇機構を備えた容器に関する。
容器体内の中皿が上昇する上昇機構を備え、該上昇機構の操作で中皿を上昇させてその上方の収容液を上昇させる如く構成した容器が提案されている。(例えば、特許文献1参照)
特許文献1に記載された容器は、容器体外部から操作が可能な操作ハンドルと、容器体内に立設した操作ハンドルの螺軸に内周縁を螺着した中皿とを備え、操作ハンドルの回動で螺軸が回転し、中皿が上昇する如く構成したものである。容器体の内周縁が円形のものの場合には螺軸の回動とともに中皿も回動してしまう虞があり、収容物の円滑な注出が行われない虞がある。従って、螺合部分の摩擦力に抗する力が周縁部に働く如く構成しており、例えば、外周縁の摩擦力が摺動可能な範囲で螺合部分の摩擦力より大きく構成している。
特開2008−206723号公報
この様な容器は、中皿上昇後の容器体内の残圧により、中皿停止後も余分な液が出てしまうという虞があった。
本発明は上記した点に鑑みてなされたもので、容器体内に嵌合させた中皿を上昇させる上昇機構を備えた容器であって、中皿停止後に余分な液が出てしまうという虞がなく、逆に注出口付近の液を若干容器体内に引き戻す効果があり、また、容器体に対して、操作ハンドルが逆戻りすることを防止した優れた容器を提案する。
第1の手段として、以下の通り構成した。即ち、下部から上部に亘り同形、同サイズの内周面を備えた容器体Aと、容器体Aの底部に容器体Aに対して相対回動が可能に且つ外部からの操作が可能に設けるとともに、容器体A内に螺軸41を立設した操作ハンドルCと、螺軸41に内周縁を螺着するとともに、外周縁を容器体A内周面に嵌合した中皿Eとを備え、容器体Aに対する操作ハンドルCの相対回動による螺軸41の回転で中皿Eが上昇し、中皿E上方の収容液を押し上げる如く構成した容器であって、容器体Aと操作ハンドルCとの間に回動規制手段を設け、該回動規制手段は、係止突部13bを突設した上下揺動可能な一対の弾性係合片13と、係止突部13bが乗り越え係合するとともに、等間隔に環状に配置された係合突部42とで構成され、一方の係止突部13bが隣接する係合突部42の他端面側に係止されるとともに、他方の係止突部13bが隣接する係合突部42の一端面側に係止されて安定状態を維持し、容器体Aと操作ハンドルCとの相互の回動を所定方向に規制するとともに、他方の係止突部13bが係合突部42を弾性圧接しつつ乗り越えた際に操作ハンドルCに所定方向と逆方向の押圧力が掛かる如く構成した。
第2の手段として、以下の通り構成した。即ち、前記第1の手段に於いて、係止突部13bの周方向一端面である乗越え面f1により、係合突部42の周方向他端面である被乗越え面f3の乗越えを可能に構成し、係止突部13bの周方向他端面である押圧面f4又は他端面の係合突部側縁である押圧縁16により係合突部42の周方向一端面である被押圧面f2を押圧可能に構成した。
第3の手段として、以下の通り構成した。即ち、前記第2の手段に於いて、乗越え面f1及び被乗越え面f3が緩傾斜面であり、押圧面f4が急傾斜面であり、押圧縁16が垂直面の係合突部側縁であり、被押圧面f2が急傾斜面である。
第4の手段として、以下の通り構成した。即ち、前記第の1手段に於いて、係止突部13bの周方向一端面である乗越え面f1により、係合突部42の周方向他端面である被乗越え面f3の乗越えが可能に構成し、係止突部13bの周方向他端面である押圧面f4により係合突部42の周方向一端面の係止突部側縁である被押圧縁43を押圧可能に構成した。
第5の手段として、以下の通り構成した。即ち、前記第4の手段に於いて、乗越え面f1及び被乗越え面f3が緩傾斜面であり、押圧面f4が急傾斜面であり、被押圧縁43が垂直面の係止突部側縁である。
第6の手段として、以下の通り構成した。即ち、前記第1の手段乃至第5の手段のいずれかの手段に於いて、各弾性係合片13を、容器体周壁10下端部に穿設した切欠部14の周方向一端面より突設した揺動板部13aと、揺動板部13aの下面に垂設した係止突部13bとで構成した。
第7の手段として、以下の通り構成した。即ち、前記第6の手段に於いて、各弾性係合片13は、揺動板部13aの先端より突設した連結部13cの先端を切欠部14の周方向他端面に易切断部15を介して連結した。
第8の手段として、以下の通り構成した。即ち、前記第1の手段乃至第7の手段のいずれかの手段に於いて、螺軸41の上端を容器体Aの上端に嵌着した中蓋B裏面に回動可能に嵌合させた。
本発明によれば、容器体Aと操作ハンドルCとの間に特殊構成の回動規制手段を設けており、該回動規制手段は、容器体Aと操作ハンドルCとの相互の回動を所定方向に規制するため、操作ハンドルCが容器体Aに対して逆戻りすることを防止し、牽いては、一旦上昇した中皿Eを下降させることを防止することができる。
また、回動規制手段は、他方の係止突部13bが係合突部42を弾性圧接しつつ乗り越えた際に操作ハンドルCに所定方向と逆方向の押圧力が掛かる如く構成したので係止突部13bが係合突部42を乗り越え係止させるごとにバックサクション効果を発揮することができるという利点も兼ね備えている。更に、他方の係止突部13bが隣接する係合突部42の一端面側に係止されて安定状態を維持するため、バックサクション効果を発揮した後、容器体Aと操作ハンドルCとが安定状態となり、両者が回動方向にガタツク等の不都合を確実に防止できる。
係止突部13bの周方向一端面である乗越え面f1により、係合突部42の周方向他端面である被乗越え面f3の乗越えを可能に構成し、係止突部13bの周方向他端面である押圧面f4又は他端面の係合突部側縁である押圧縁16により係合突部42の周方向一端面である被押圧面f2を押圧可能に構成した場合には、上記バックサクション効果を発揮するとともに、構造が簡単で製造も容易となる利点がある。
乗越え面f1及び被乗越え面f3が緩傾斜面であり、押圧面f4が急傾斜面であり、押圧縁16が垂直面の係合突部側縁であり、被押圧面f2が急傾斜面である場合には、垂直面の存在で逆回転の防止をより効果的に行うことができ、また、この場合も構造が簡単で効率の良いバックサクション効果を発揮する。
係止突部13bの周方向一端面である乗越え面f1により、係合突部42の周方向他端面である被乗越え面f3の乗越えが可能に構成し、係止突部13bの周方向他端面である押圧面f4により係合突部42の周方向一端面の係止突部側縁である被押圧縁43を押圧可能に構成した場合には、同様に上記バックサクション効果を発揮するとともに、構造が簡単で、製造も容易となる利点がある。
乗越え面f1及び被乗越え面f3が緩傾斜面であり、押圧面f4が急傾斜面であり、被押圧縁43が垂直面の係止突部側縁である場合には、上記と同様に垂直面の存在で逆回転の防止をより効果的に行えることができ、また、上記同様に構造が簡単で効率の良いバックサクション効果を発揮する。
各弾性係合片13を、容器体周壁10下端部に穿設した切欠部14の周方向一端面より突設した揺動板部13aと、揺動板部13aの下面に垂設した係止突部13bとで構成した場合には、弾性係合片13を切欠部14内に保護できるため、容器体下面より下方へ突出している場合等と比較して組み付け前に弾性係合片13が損傷する等の不都合を防止できるという利点がある。
各弾性係合片13は、揺動板部13aの先端より突設した連結部13cの先端を切欠部14の周方向他端面に易切断部15を介して連結した場合には、弾性係合片13が容器体周壁10内に組み入れられているため、組み付け前或いは開封前等に弾性係合片13がブラブラして損傷する等の不都合をより確実に防止できる。
螺軸41の上端を容器体Aの上端に嵌着した中蓋B裏面に回動可能に嵌合させた場合には、螺軸41の回転のブレをなくしこの点からも円滑な中皿Eの上昇が可能となり、また、螺軸と中皿Eとの螺合部分のシール性をより確実に行える利点もある。
容器の縦断面図である。(実施例1) 中皿の縦断面図である。(実施例1) 図2のx−x線に沿う横断面図である。(実施例1) 回動規制手段を説明する要部拡大断面図である。(実施例1) 回動規制手段を説明する説明図である。(実施例1) 回動規制手段を説明する説明図である。(実施例1) 回動規制手段を説明する要部拡大断面図である。(実施例2) 回動規制手段を説明する要部拡大断面図である。(実施例3) 容器の縦断面図である。(実施例4) 容器の縦断面図である。(実施例5)
以下、本発明の形態を図面を参照して説明する。
図1は中皿の上昇機構を備えた容器(以下、単に容器という)の一例を示し、図中1は容器を示す。容器1は、容器体Aと、中蓋Bと、操作ハンドルCと、螺軸部材Dと、中皿Eと、キャップFとを備えている。
容器体Aは、円筒形の周壁10の上端部に、それぞれ円筒形をなす下段11a,中段11b,上段11cの三段に順次縮径した口頸部11を起立している。中段11bの外周には螺条を、上段11cの外周には係止突条をそれぞれ突設している。また、容器体周壁10の下端外周に、操作ハンドルCを回動可能に嵌合させるための環状凹部12を形成し、環状凹部12内の容器体周壁10上部には係止突条を突周設している。
中蓋Bは、口頸部11の外周上端部に、突条相互の乗り越え係合による抜け出しを防止して、嵌合筒20を嵌合させ、嵌合筒20上端縁より延設した頂板21により口頸部11の上端開口を閉塞している。頂板21の裏面中央より筒部22を垂設し、筒部22の外周上端部には周方向複数の係止リブ23を突設し、更に、各係止リブ23上方の頂板21に複数の注出口24を穿設している。また、頂板21の下面から垂設したシール筒を口頸部11の上段11c内周に液密に嵌合させている。
操作ハンドルCは、容器体Aの環状凹部12に、容器体周壁10との相互の回動が可能に且つ突条相互の乗り越え係合による下方への抜け出しを図って、嵌合させた回動筒部30を備え、回動筒部30の下端より延設した底板31の上面より螺軸部材Dを固定するための固定筒32を起立している。固定筒32の外周には、周方向多数の縦リブを縦設している。
螺軸部材Dは、操作ハンドルCに嵌着した嵌着基部40より螺軸41を起立している。螺軸41の外周には螺条を周設している。嵌着基部40は、操作ハンドルCの固定筒32外周に嵌合させた周壁部40aを備えている。周壁部40aは、内周面に周方向多数縦設した縦リブを固定筒32外周に周方向多数縦設した縦リブと係合させることで相互の回動を防止して嵌合させている。また、周壁部40aの下端縁より外方へ延設したフランジ部40bの外周縁を回動筒部30の内周下端部に上方への抜け出しを防止して嵌着している。抜け出し防止は回動筒部30の内周に突設した突条下面に周縁部を乗り越え係合させること行っている。また、周壁部40aの上端より延設したフランジ状の頂壁部40cの内周縁より螺軸41を起立しており、その上端を中蓋Bの筒部22外周に回動可能に嵌合させている。
中皿Eは、図2又は図3に単独で示す如く、内周壁50と外周壁51とを、頂壁52で連結した形態を採っており、頂壁52は内周壁50の上端縁より傾斜上昇した後湾曲下降して外周縁を外周壁51上端縁と連結している。また、頂壁52を下方に凹ませた凹部を、平面視十字形状に凹設している。内周壁50の内面には螺軸41外周の螺条と螺合する螺条を周設している。尚、螺合部分は充分な液密性を持って螺合させている。また、内周壁50と外周壁51との間には支持板53を掛け渡しており、支持板53は周方向複数掛け渡している。
外周壁51の下部は大径部51aに形成しており、大径部51aの上端部に環状のシール突部54を突設している。また、シール突部54の下方の大径部51aに回動防止用突部55を突設している。回動防止用突部55は、図3に示す如く、回動してしまうであろう所定方向に向かって傾倒して突設した、即ち、所定方向に湾曲或いは傾斜突設した横断面形状をなしており、対向する位置に一対設けている。尚、回動してしまうであろう所定方向とは、螺軸41の回転により仮に螺軸41と一緒に廻ってしまうであろう方向を示す。また、回動防止用突部55は対向する位置に一対設けているが、これに限らず、1箇所であっても複数個所であっても良いが、中皿Eの円滑な作動を考慮すれば周方向等間隔に複数設けることが好ましい。
更に、回動防止用突部55下方の大径部51a下端部には、中皿Eの上昇をより安定したものとするための安定上昇用突部56を突周設している。中皿Eは、図1に示す如く、内周を螺軸41外周に螺着させ、外周のシール突部54、回動防止用突部55及び安定上昇用突部56をそれぞれ周壁10内周に密嵌させて装着するが、シール突部54は主として液密性の付与に関与し、回動防止用突部55は主として相互の回動防止に寄与し、安定上昇用突部56は主として上昇時のガタツキ防止に寄与する。
キャップFは、口頸部11の中段11bに螺合した周壁の上端より頂壁を延設した伏皿状をなし、容器体Aに対して着脱可能に装着している。
本発明では、容器体Aと操作ハンドルCとの間に回動規制手段を設けている。回動規制手段は、係止突部を突設した上下揺動可能な一対の弾性係合片と、係止突部と相互に乗り越え係合するとともに、等間隔に環状に配置された係合突部とで構成される。そして、容器体Aと操作ハンドルCとの相互の回動を所定方向に規制している。また、一方の係止突部が隣接する係合突部の他端面側に係止されるとともに、他方の係止突部が隣接する係合突部の一端面側に係止されて安定状態を維持し、容器体Aと操作ハンドルCとの相互の回動を所定方向に規制するとともに、他方の係止突部が係合突部を弾性圧接しつつ乗り越えた際に操作ハンドルCに所定方向と逆方向の押圧力が掛かる如く構成している。尚、ここでいう所定方向とは、中皿Eを上昇させるための相互の回転方向を言い、例えば、容器体Aを平面視時計廻りに、操作ハンドルCを平面視反時計廻りに相互回すことで中皿Eが上昇する場合には、互いのその方向を所定方向という。
本例に於ける弾性係合片13は、図4に拡大図で示す如く、容器体周壁10下端部の所定位置に設けた切欠部14内に上下揺動可能に突設している。弾性係合片13は、切欠部14の周方向一端面に上下揺動可能に突設した揺動板部13aと、揺動板部13aの先端部より垂設した係止突部13bと、揺動板部13aの先端より突設して先端を切欠部14の周方向他端面に易切断部15を介して連結した連結部13cとで構成している。
係止突部13bは周方向一端面を緩傾斜面に、他端面を垂直面に形成しており、緩傾斜面を乗越え面f1に、垂直面の係合突部側縁を押圧縁16として構成している。
係合突部42は、螺軸部材Dのフランジ部40bの上面に周方向等間隔に突設しており、各係合突部42は、周方向一端面を急傾斜面に、周方向他端面の緩傾斜面に形成しており、急傾斜面を被押圧面f2に、緩傾斜面を被乗越え面f3にそれぞれ構成している。
また、一方の係止突部13bと他方の係止突部13bとが略対向する位置に設けられ、図5に展開図で示す如く、一方の係止突部13b(図の左方)が隣接する係合突部42の他端面側に係止されるとともに、他方の係止突部13b(図の右方)が隣接する係合突部42の一端面側に係止されて安定状態を維持する。換言すれば、一方の係止突部13bの乗越え面f1が隣接する係止突部13b被乗越え面f3に当接し、他方の係止突部13bの押圧縁16が隣接する係止突部13bの被押圧面f2下端縁に係止されており、安定状態を維持している。
上記の如く構成した容器1は、図1の状態からキャップFを外し、容器体Aに対して操作ハンドルCを相対回動させると、操作ハンドルCと一体に螺軸部材Dが回動し牽いては螺軸41が一体に回転し、それに伴って中皿Eが上昇し、中皿E上方の容器体A内に収容された液が注出口24より押し出されて使用が可能となる。螺軸41の回動による中皿Eの上昇の際には、回動防止用突部55の存在により中皿Eが螺軸41と一緒に回転してしまい上昇しないという不都合を確実に防止する。
容器体Aに対して操作ハンドルCを相対回動させる際には当初易切断部15により各弾性係合片13は固定されているが、相対回動により先ず一方(図の左方)の係止突部13bの乗越え面f1が係合突部42の被乗越え面f3上を摺動上昇して易切断部15が破断し、それに遅れて他方(図の右方)の係止突部13bの乗越え面f1が係止突部13bの被乗越え面f3に当接した後同様に摺動上昇し、次いで図6に示す如く、一方の係止突部13b(図の左方)が係合突部42を弾性圧接しつつ乗越えた後、他方の係止突部13b(図の右方)は係合突部42の上面に位置し、次いで、一方の係止突部13b(図の左方)の乗越え面f1がその左方の係合突部42の被乗越え面f3と当接した状態でも他方の係止突部13b(図の右方)が係合突部42の上面に端部が存在し、その後、押圧縁16が被押圧面f2を摺動下降する際に被押圧面f2を押圧し、その際一方の係止突部13b(図の左方)により当接する係合突部42が逆方向の力を受け、それに伴って中皿Eが僅かに下降しバックサクション効果を発揮する。
尚、係止突部13bと係合突部42の形態としては、上記例に限らず、例えば図7に示す如く係止突部13bの周方向一端面を緩傾斜面に、他端面を急傾斜面に形成し、緩傾斜面を乗越え面f1に、急傾斜面を被押圧面f2を摺動押圧する押圧面f4として構成してもよい。また、図8に示す如く、係止突部13bの周方向一端面を緩傾斜面に、他端面を急傾斜面に形成し、緩傾斜面を乗越え面f1に、急傾斜面を押圧面f4として構成し、加えて、係合突部42の周方向一端面を垂直面に、周方向他端面の緩傾斜面に形成し、垂直面の上縁を被押圧縁43に、緩傾斜面を被乗越え面f3にそれぞれ構成しても良い。これらの例の場合、その他の構成は図1の例と同様である。
図9は他の例を示し、図1の例に於いて、中蓋Bの上に塗布体Gを設けた例を示す。中蓋Bの構成は基本的には図1の例と類似し、本例では頂板21の上面周縁部から支持筒部25を起立し、また、筒部22を頂板21を貫通して支持筒部25上方位置まで上端を突出させ、更に筒部22の外周にリブ26を介して筒27を立設している。また、塗布体Gは、合成樹脂発泡体等の多孔性物質で構成された中空円柱状の塗布部70を備え、塗布部70内周を筒27の外周に嵌着させ、また、塗布部70の外周に嵌着したフランジより嵌合筒を垂設した固定枠71を、その嵌合筒を支持筒部25外周に抜け出しを防止して嵌着している。キャップFは塗布体Gの形状に合わせて塗布体Gが収納可能な形状をなし容器体Aに対して着脱可能に設けている。その他の構成は図1の例と同様であるため説明を省略する。
この場合には容器体A内の液を塗布体Gの塗布部70を介して塗布することができる。
図10は更に他の例を示し、図1の例に於いて、中蓋Bの上に塗布液の引き延ばし用のヘラを設けた例を示す。中蓋Bの構成は基本的には図1の例と類似し、本例では筒部22を頂板21を貫通してその上方まで起立させ、その外周に支持筒部25を起立し、支持筒部25と筒部22とはリブ26で連結している。また、支持筒部25外周にヘラ部材Hを嵌着している。ヘラ部材Hは、支持筒部25外周に嵌着させた嵌着筒部の上端に、先端が斜めに傾斜した板状のヘラ部80を延設し、ヘラ部80に注出口81を開口している。そして、容器体A内から支持筒部25と筒部22との間をとおり、注出口81に連通する如く構成している。また、キャップFの頂壁52裏面から注出口81に嵌合する棒栓60垂設している。その他の構成は図1の例と同様であるため、説明を省略する。
上記各例にある如く、容器の吐出部の形態は種々採用でき、これらに限られるものではない。また、上記各部材の材質は特に限定はないが、材質としては合成樹脂等が好ましく採用できる。
1…中皿の上昇機構を備えた容器
A…容器体
10…周壁、11…口頸部、11a …下段、11b …中段、11c …上段、12…環状凹部、
13…弾性係合片、13a…揺動板部、13b…係止突部、f1…乗越え面、f4…押圧面、
13c…連結部、14…切欠部、15…易切断部、16…押圧縁
B…中蓋
20…嵌合筒、21…頂板、22…筒部、23…係止リブ、24…注出口、25…支持筒部、
26…リブ、27…筒
C…操作ハンドル
30…回動筒部、31…底板、32…固定筒
D…螺軸部材
40…嵌着基部、40a …周壁部、40b …フランジ部、40c …頂壁部、41…螺軸、
42…係合突部、f2…被押圧面、f3…被乗越え面、43…被押圧縁
E…中皿
50…内周壁、51…外周壁、51a …大径部、52…頂壁、53…支持板、54…シール突部、
55…回動防止用突部、56…安定上昇用突部
F…キャップ
60…棒栓
G…塗布体
70…塗布部、71…固定枠
H…ヘラ部材
80…ヘラ部、81…注出口

Claims (8)

  1. 下部から上部に亘り同形、同サイズの内周面を備えた容器体(A)と、容器体(A)の底部に容器体(A)に対して相対回動が可能に且つ外部からの操作が可能に設けるとともに、容器体(A)内に螺軸(41)を立設した操作ハンドル(C)と、螺軸(41)に内周縁を螺着するとともに、外周縁を容器体(A)内周面に嵌合した中皿(E)とを備え、容器体(A)に対する操作ハンドル(C)の相対回動による螺軸(41)の回転で中皿(E)が上昇し、中皿(E)上方の収容液を押し上げる如く構成した容器であって、容器体(A)と操作ハンドル(C)との間に回動規制手段を設け、該回動規制手段は、係止突部(13b)を突設した上下揺動可能な一対の弾性係合片(13)と、係止突部(13b)が乗り越え係合するとともに、等間隔に環状に配置された係合突部(42)とで構成され、一方の係止突部(13b)が隣接する係合突部(42)の他端面側に係止されるとともに、他方の係止突部(13b)が隣接する係合突部(42)の一端面側に係止されて安定状態を維持し、容器体(A)と操作ハンドル(C)との相互の回動を所定方向に規制するとともに、他方の係止突部(13b)が係合突部(42)を弾性圧接しつつ乗り越えた際に操作ハンドル(C)に所定方向と逆方向の押圧力が掛かる如く構成したことを特徴とする中皿の上昇機構を備えた容器。
  2. 係止突部(13b)の周方向一端面である乗越え面(f1)により、係合突部(42)の周方向他端面である被乗越え面(f3)の乗越えを可能に構成し、係止突部(13b)の周方向他端面である押圧面(f4)又は他端面の係合突部側縁である押圧縁(16)により係合突部(42)の周方向一端面である被押圧面(f2)を押圧可能に構成した請求項1記載の中皿の上昇機構を備えた容器。
  3. 乗越え面(f1)及び被乗越え面(f3)が緩傾斜面であり、押圧面(f4)が急傾斜面であり、押圧縁(16)が垂直面の係合突部側縁であり、被押圧面(f2)が急傾斜面である請求項2記載の中皿の上昇機構を備えた容器。
  4. 係止突部(13b)の周方向一端面である乗越え面(f1)により、係合突部(42)の周方向他端面である被乗越え面(f3)の乗越えが可能に構成し、係止突部(13b)の周方向他端面である押圧面(f4)により係合突部(42)の周方向一端面の係止突部側縁である被押圧縁(43)を押圧可能に構成した請求項1記載の中皿の上昇機構を備えた容器。
  5. 乗越え面(f1)及び被乗越え面(f3)が緩傾斜面であり、押圧面(f4)が急傾斜面であり、被押圧縁(43)が垂直面の係止突部側縁である請求項4記載の中皿の上昇機構を備えた容器。
  6. 各弾性係合片(13)を、容器体周壁(10)下端部に穿設した切欠部(14)の周方向一端面より突設した揺動板部(13a)と、揺動板部(13a)の下面に垂設した係止突部(13b)とで構成した請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載の中皿の上昇機構を備えた容器。
  7. 各弾性係合片(13)は、揺動板部(13a)の先端より突設した連結部(13c)の先端を切欠部(14)の周方向他端面に易切断部(15)を介して連結した請求項6記載の中皿の上昇機構を備えた容器。
  8. 螺軸(41)の上端を容器体(A)の上端に嵌着した中蓋(B)裏面に回動可能に嵌合させた請求項1乃至請求項7のいずれか1項に記載の中皿の上昇機構を備えた容器。
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