JP5687153B2 - 流体式トルク伝達装置 - Google Patents
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Description
また、上記構成によれば、ダンパ装置の中間部材に嵌合される突出部を備える連結部材に対して、動吸振器及び流体式トルク伝達部の出力部が取り付けられる。こうした連結部材を設けることにより、動吸振器及び流体式トルク伝達部の出力部を、ダンパ装置の中間部材に取り付けることができる。
本発明の流体式トルク伝達装置において、前記動吸振器及び前記流体式トルク伝達部の前記出力部は、前記連結部材に対してそれぞれ異なる連結部位で連結されていることが好ましい。
図1に示すように、流体式トルク伝達部20は、入力部としてのポンプインペラ30、ステータ31及び出力部としてのタービンランナ32を有している。ポンプインペラ30は、ポンプシェル15の前面側に一体回転可能に設けられている。
図1に示すように、ロックアップクラッチ17は、フロントカバー14の底壁部14aに対向するピストン40を備えている。このピストン40は、ピストン40の前側と後側との流体圧差によって前後方向に移動可能となっている。
図1及び図2に示すように、ダンパ装置18は、トルク伝達経路におけるロックアップクラッチ17から変速機構の入力軸12に向けて順に配置される、第1のディスク50、第1の弾性部材としての第1のダンパスプリング51、中間部材52、第2の弾性部材としての第2のダンパスプリング53、2つの第2のディスク54A,54Bを有している。そして、各第2のディスク54A,54Bのうち後側に位置する第2のディスク54Bは、ダンパ装置18の径方向における内側に位置するダンパハブ55に一体回転可能に取り付けられている。
図1及び図3に示すように、動吸振器19は、前後方向から見た場合に平面視略円形状をなす動吸振器本体70を備えている。この動吸振器本体70の内周縁は、タービンシェル34、タービンハブ36及びフランジ部材37の連結部位71よりも径方向における外側に位置すると共に、動吸振器本体70の外周縁は、ピストン40の外周縁と略同一径方向位置に位置している。
そして、エンジン11からのトルク伝達によって動吸振器本体70が回転軸線Sを中心に回転する場合、各コロ74は、遠心力によって、径方向外側に位置している。このとき、コロ74の環状溝74b内には、外周縁の一部が収容される。そして、動吸振器本体70の回転速度がほぼ一定である場合、コロ74は、円弧状をなす外側縁部73の中央部分、即ち回転軸線Sを中心とする径方向における最外部に位置している。
さて、ロックアップクラッチ17が開放状態である場合にエンジン11で発生したトルクが伝達されると、該トルクは、流体式トルク伝達部20を介して変速機構の入力軸12に伝達される。その後、クランクシャフト(図示略)の回転速度(以下、「エンジン速度」ともいう。)が速くなると、流体式トルク伝達部20においてポンプインペラ30とタービンランナ32との速度比が「1」に近づく。すると、コンバータハウジング16内においてピストン40の前側の領域と後側の領域との少なくとも一方が調圧される。その結果、後側の領域の流体圧が前側の領域の流体圧よりも高圧となり、ピストン40が前側に移動し、ロックアップクラッチ17が開放状態から係合状態になる。すると、変速機構の入力軸12には、ロックアップクラッチ17及びダンパ装置18を介してエンジン11からのトルクが伝達される。
(1)ダンパ装置18を構成する中間部材52には、動吸振器19に加え、流体式トルク伝達部20のタービンランナ32が一体回転可能に取り付けられている。そのため、タービンランナ32が第1のディスク50に取り付けられる場合と比較して、トルク伝達経路において第1のダンパスプリング51と第2のダンパスプリング53との間に位置する各部材の合計のイナーシャ(この場合、中間部材52及びタービンランナ32を少なくとも含んだ合計のイナーシャ)を大きくできる。その結果、動吸振器19が効果的に作用するエンジン速度の領域を低速側に設定できる分、エンジン速度の領域が低速領域である場合にエンジン11で発生した急激なトルク変動を、動吸振器19及びダンパ装置18で吸収することができる。つまり、ダンパ装置18では吸収できないトルク変動を、動吸振器19によって吸収することができる。
・実施形態において、ダンパ装置18を、第1のダンパスプリング51及び第2のダンパスプリング53が径方向において互いに異なる位置に配置される構成としてもよい。このように構成しても、第1のダンパスプリング51及び第2のダンパスプリング53が前後方向で同一位置に配置されることにより、ダンパ装置18の前後方向における大型化を抑制することができる。
・実施形態において、動吸振器19は、エンジン11で発生した急激なトルク変動を減衰させることが可能な構成であれば他の任意の構成であってもよい。例えば、動吸振器は、内部に形成した転動室内に収容した振り子の共振によってトルク変動を吸収する遠心振り子式の動吸振器であってもよい。
(イ)前記中間部材には、前記連結部材の前記突出部の先端が嵌合される嵌合孔が形成されていることを特徴とする請求項3又は請求項4に記載の流体式トルク伝達装置。
前記第2のディスクには、前記連結部材の前記突出部が挿通される挿通部が形成されていることを特徴とする付記1に記載の流体式トルク伝達装置。
(ハ)前記第1のディスクは、前記第1の弾性部材と動力伝達を行う第1のトルク伝達部を有し、
前記中間部材は、前記径方向において前記第1のトルク伝達部と同一位置に配置される第2のトルク伝達部を有し、
前記第2のディスクは、前記径方向において前記第1及び第2の各トルク伝達部と同一位置に配置される第3のトルク伝達部を有しており、
前記回転軸線を中心とする周方向において前記第1のトルク伝達部と前記第2のトルク伝達部との間に、前記第1の弾性部材が配置され、
前記周方向において前記第2のトルク伝達部と前記第3のトルク伝達部との間に、前記第2の弾性部材が配置されており、
前記嵌合孔は、前記第2のトルク伝達部に形成されていることを特徴とする技術的思想(イ)又は(ロ)に記載の流体式トルク伝達装置。
Claims (4)
- 動力源から伝達されたトルクによって変速機構の入力軸の回転軸線を中心に回転すると共に内部に流体が収容される収容ケースと、
前記収容ケースに係合された場合に該収容ケースを介して伝達されたトルクを、トルク伝達経路における前記変速機構の前記入力軸側に伝達するロックアップクラッチと、
前記収容ケースに一体回転可能に取り付けられる入力部と、トルク伝達経路における前記変速機構の前記入力軸側に設けられる出力部とを有する流体式トルク伝達部と、
トルク伝達経路における前記ロックアップクラッチから前記変速機構の前記入力軸に向けて順に配置される、第1のディスク、第1の弾性部材、中間部材、第2の弾性部材、第2のディスクを有し、前記第1の弾性部材が前記第2の弾性部材と前記回転軸線の延びる方向において同一位置に位置するダンパ装置と、
前記中間部材に取り付けられ、前記動力源で発生したトルク変動を吸収するための動吸振器と、
前記動吸振器及び前記流体式トルク伝達部の前記出力部が連結されると共に、前記入力軸の配置位置よりも前記回転軸線を中心とする径方向における外側に配置される連結部材と、を備え、
前記連結部材には、前記ダンパ装置側に向けて突出する突出部が設けられており、該突出部が前記中間部材に形成された嵌合孔に嵌合されることにより、前記動吸振器及び前記流体式トルク伝達部の前記出力部が前記中間部材に一体回転可能に取り付けられていることを特徴とする流体式トルク伝達装置。 - 前記動吸振器は、前記回転軸線の延びる方向において前記ダンパ装置と前記流体式トルク伝達部との間に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の流体式トルク伝達装置。
- 前記動吸振器は、
環状に構成されると共に、前記回転軸線を中心とする周方向において互いに異なる複数位置に貫通孔が形成された動吸振器本体と、
前記貫通孔内に遊嵌される遊嵌体と、を有し、
前記動吸振器本体の内周縁は、前記流体式トルク伝達部の前記出力部と前記連結部材との連結部位よりも前記径方向における外側に位置していることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の流体式トルク伝達装置。 - 前記動吸振器及び前記流体式トルク伝達部の前記出力部は、前記連結部材に対してそれぞれ異なる連結部位で連結されていることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の流体式トルク伝達装置。
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