JP5686559B2 - スロットマシン - Google Patents
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Description
遊技媒体が投入された状態でゲームを開始するために遊技者が操作するゲーム開始操作手段と、
前記ゲーム開始操作手段が操作されたときに、特定役を含む複数種類の役の中から内部当選役を決定するための内部抽選を実行する内部抽選手段と、
前記図柄変動表示手段による図柄の変動表示を停止させるために遊技者が操作する停止操作手段と、
前記停止操作手段が操作されたときに、内部当選役に対応する図柄を予め規定された引込範囲内で引き込んで前記図柄表示領域に停止表示させる表示制御手段と、
前記図柄変動表示手段の各図柄表示領域に停止表示された図柄の組合せに基づいて入賞が発生したか否かを判定する入賞判定手段と、
前記入賞判定手段により入賞が発生したと判定されたときに、当該入賞に対応する利益を遊技者に付与する利益付与手段と、
前記内部抽選手段による内部抽選の当選確率を複数段階の設定値に対応付けて規定する当選確率規定手段と、
前記複数段階の設定値の中から何れか一つの設定値を選択することにより、前記内部抽選の当選確率を設定する当選確率設定手段と、
前記特定役が内部当選役として決定されたときに、遊技者にとって有利な特定遊技状態を発生させるか否かを決定するための内部抽選を実行する特定遊技状態抽選手段と、
該特定遊技状態抽選手段により特定遊技状態の発生が決定されたときに、長さが異なる複数の潜伏期間の中から何れか一つの潜伏期間を抽選により選択する潜伏期間選択手段と、
該潜伏期間選択手段により選択された潜伏期間が経過したときに、前記特定遊技状態を発生させる特定遊技状態発生手段と、
前記潜伏期間が経過する前に前記特定役が再度内部当選したとき、前記特定遊技状態の発生に応じて当該潜伏期間の長さを遊技者に報知する潜伏期間報知手段と、を備え、
前記潜伏期間選択手段では、前記複数の潜伏期間のうちの各潜伏期間の選択確率が前記複数段階の設定値毎にそれぞれ規定されていることを特徴とするスロットマシンにある(請求項1)。
なお、前記特定遊技状態としては、遊技者にとって有利な遊技状態であれば良く、特定役が内部当選役として決定される確率を高めた遊技状態や、特定役が内部当選役として決定された旨が報知される遊技状態等を設定できる。
前記複数の潜伏期間のうちの何れか一つの潜伏期間を選択するに当たっては、該潜伏期間選択テーブルに規定された選択確率のうち前記当選確率設定手段により設定された設定値に対応する選択確率で何れかの潜伏期間を選択することが好ましい(請求項2)。
前記潜伏期間が経過する前に再度、前記特定役が内部当選した場合、遊技者が前記潜伏期間の長さを精度高く把握することが難しくなる。このような場合に前記潜伏期間の長さの報知があれば、前記潜伏期間の長さに応じて前記設定値を推測するという遊技者の楽しみを確保できる。
(実施例1)
本例は、予め定められた契機の発生後、所定の潜伏期間が経過してからAT(特定遊技状態)を発動するスロットマシン1に関する例である。この内容について、図1〜図13を用いて説明する。
操作パネル13には、リール21の図柄変動を開始させるためのスタートレバー62(ゲーム開始操作手段)と、図柄変動を停止させるためのストップボタン61(停止操作手段)と、が配置されている。
スタートレバー62は、遊技者がゲームを開始するために操作する操作レバーである。規定数のメダルが賭けられた状態でスタートレバー62の操作が検知されたとき、ゲームが開始される。
液晶表示部53は、液晶ディスプレイよりなる。液晶表示部53は、遊技を演出するための各種の演出画面や、遊技データを表示する表示画面などを表示可能である。
本例のスロットマシン1では、図3に示すごとく、15枚役A〜C、10枚役A・Bよりなる複数種類の小役のほか、ボーナス役(BB役、RB役)、リプレイ役A〜Eが設定されている。図3では、左列に各役の名称を、中列に各役に対応する図柄20の組合せである入賞図柄を、右列に入賞に応じて遊技者に付与される利益を示してある。利益としては、同図中「利益」欄の左側に示す非ボーナス状態(規定数3枚)下の利益と、右側に示すボーナス状態(規定数2枚)下の利益と、を示してある。
図3のごとく、リプレイ役Aの入賞図柄は、図柄「R」のゾロ目である。リプレイ役Aの入賞図柄を元にして右リール21Rを図柄「黒オレンジ」に置換すればリプレイ役Bの入賞図柄となり、図柄「スイカ」に置換すればリプレイ役Cの入賞図柄となる。
左リール21L及び中リール21Cでは、リプレイ役A〜Cに共通する図柄「R」の最大間隔が4図柄となっている。ここで、本例のスロットマシン1では、後述するごとくリール21が停止する際の引込範囲として4図柄分に相当する範囲が設定されている。また、前述するごとく図柄表示領域110L、110Cでは、上段中段下段の3図柄分に渡って入賞ラインが設定されている。したがって、左リール21L及び中リール21Cにおける「R」は、停止操作のタイミングに関わらず必ず引込範囲内に存在し、入賞ライン上に停止表示される図柄となっている。
基準位置検知部66は、各リール21L、C、Rについて基準位置片の通過を検知し、検知信号を出力する検知部である。
設定値操作部68は、設定キー680を利用して、ボーナス役等の内部当選確率が異なる6段階の設定値を変更するための操作部である。
内部当選役抽選テーブルは、図6に示すごとく、0〜65535の内部当選役抽選用の乱数のうち、各役の当選乱数の範囲が規定されたデータテーブルである。内部当選役抽選テーブルとしては、通常状態に適用されるテーブル、低確RT状態に適用されるテーブル、高確RT状態に適用されるテーブルのほか、図示しないボーナス状態に適用されるテーブルがある。なお、同図中、各遊技状態に対応する欄のうち、縦方向の左列は当選乱数の個数を示し、同右列は内部当選確率を分母(1/xのx。)により示している。
例えば、リプレイ役A・B・Cの同時当選パターンにおいて第1停止リールが左リール21L又は中リール21Cであった場合には、リプレイ役Aが入賞する。一方、第1停止リールが右リール21Rであった場合には、リプレイ役Cが入賞する。このとき、右リール21Rを第1停止リールとすべき旨のAT情報は、高確RT図柄であるリプレイ役Cの入賞図柄を停止表示させるための補助情報であると共に、低確RT図柄であるリプレイ役Aの入賞図柄を回避するための回避情報となる。
(通常状態)
通常状態は、ボーナス状態を含む他の遊技状態の終了に応じて発生する初期状態である。通常状態は、高確RT図柄(リプレイ役Cの入賞図柄)あるいは低確RT図柄(リプレイ役Aの入賞図柄)の停止表示に応じて終了し、高確RT状態、低確RT状態への移行が発生する。また、BB役あるいはRB役の入賞によっても終了し、ボーナス状態であるBB状態かRB状態へ移行する。
低確RT状態は、消化ゲーム数が32ゲームに達するか、あるいはBB役又はRB役が内部当選したときに終了し、通常状態へ復帰する。低確RT状態では、AT発動抽選が実行される。このAT発動抽選に当選すると、さらに、潜伏期間抽選が実行され、AT発動までの潜伏ゲーム数が潜伏期間として選択される。ATが発動すると、図示しない報知画面が液晶表示部53に表示され、単独で内部当選した10枚役の種類を示すAT情報が報知される。
高確RT状態は、高確RT終了図柄(10枚役こぼし図柄)の停止表示、あるいはBB役及びRB役の何れかの内部当選に応じて終了し、通常状態へ復帰する。AT無しの通常状態から高確RT状態へ移行したときには、AT無しの高確RT状態である自力RT状態となる。一方、AT有りの通常状態から高確RT状態へ移行したときには、そのまま継続的にATが発動してART状態となる。
また、ATの終了条件は、本例に限定されず、異なる終了条件を設定しても良い。例えば、ATの発生時に予め継続ゲーム数を決定しておき、その継続ゲーム数を消化した時点でATを終了するようにしても良い。
また、低確RT状態及び高確RT状態への移行図柄としては、本例とは異なる図柄を設定でき、本例のリプレイ役図柄には限定されない。
さらに、潜伏期間選択テーブル(図8)により規定されている設定値毎の各潜伏期間(潜伏ゲーム数)の選択率を、特定遊技状態が発生したときに表示する潜伏期間選択率表示手段を設けることも良い。このような潜伏期間選択率表示手段を設ければ、遊技者が、特定遊技状態が発生するたびに、実際に設定された潜伏期間の長さを潜伏期間選択テーブルの選択率と照合して設定値を推測できるようになり、興趣が高められる。
2 図柄変動表示手段
331 当選確率規定手段
341 潜伏カウンタ
35 乱数抽出部
40 ゲーム開始許可手段
41 内部抽選手段
410 フラグ制御手段
411 当選確率設定手段
42 表示制御手段
43 入賞判定手段
44 利益付与手段
451 ボーナス状態発生手段
452 高確RT状態発生手段
453 低確RT状態発生手段
461 特定遊技状態抽選手段
462 潜伏期間選択手段
463 特定遊技状態発生手段
464 報知手段
53 液晶表示部
61 ストップボタン(停止操作手段)
62 スタートレバー(ゲーム開始操作手段)
630 メダル投入口
64 ベットボタン
Claims (2)
- 複数の図柄表示領域において複数種類の図柄を所定の配列に従って変動表示する図柄変動表示手段と、
遊技媒体が投入された状態でゲームを開始するために遊技者が操作するゲーム開始操作手段と、
前記ゲーム開始操作手段が操作されたときに、特定役を含む複数種類の役の中から内部当選役を決定するための内部抽選を実行する内部抽選手段と、
前記図柄変動表示手段による図柄の変動表示を停止させるために遊技者が操作する停止操作手段と、
前記停止操作手段が操作されたときに、内部当選役に対応する図柄を予め規定された引込範囲内で引き込んで前記図柄表示領域に停止表示させる表示制御手段と、
前記図柄変動表示手段の各図柄表示領域に停止表示された図柄の組合せに基づいて入賞が発生したか否かを判定する入賞判定手段と、
前記入賞判定手段により入賞が発生したと判定されたときに、当該入賞に対応する利益を遊技者に付与する利益付与手段と、
前記内部抽選手段による内部抽選の当選確率を複数段階の設定値に対応付けて規定する当選確率規定手段と、
前記複数段階の設定値の中から何れか一つの設定値を選択することにより、前記内部抽選の当選確率を設定する当選確率設定手段と、
前記特定役が内部当選役として決定されたときに、遊技者にとって有利な特定遊技状態を発生させるか否かを決定するための内部抽選を実行する特定遊技状態抽選手段と、
該特定遊技状態抽選手段により特定遊技状態の発生が決定されたときに、長さが異なる複数の潜伏期間の中から何れか一つの潜伏期間を抽選により選択する潜伏期間選択手段と、
該潜伏期間選択手段により選択された潜伏期間が経過したときに、前記特定遊技状態を発生させる特定遊技状態発生手段と、
前記潜伏期間が経過する前に前記特定役が再度内部当選したとき、前記特定遊技状態の発生に応じて当該潜伏期間の長さを遊技者に報知する潜伏期間報知手段と、を備え、
前記潜伏期間選択手段では、前記複数の潜伏期間のうちの各潜伏期間の選択確率が前記複数段階の設定値毎にそれぞれ規定されていることを特徴とするスロットマシン。 - 前記潜伏期間選択手段は、前記複数の潜伏期間のうちの各潜伏期間の選択確率が前記複数段階の設定値毎にそれぞれ規定された潜伏期間選択テーブルを有していると共に、
前記複数の潜伏期間のうちの何れか一つの潜伏期間を選択するに当たっては、該潜伏期間選択テーブルに規定された選択確率のうち前記当選確率設定手段により設定された設定値に対応する選択確率で何れかの潜伏期間を選択することを特徴とする請求項1に記載のスロットマシン。
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