JP5683468B2 - 紫外線吸収剤を含有した日焼け防止用化粧組成物 - Google Patents

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Description

本発明は、日焼け防止用化粧組成物に関するものであり、詳しくは、紫外線に対して皮膚や毛髪を保護するために特定の構造をもつトリアジン系化合物を含有することにより短波長(UV−B、UV−C)及び長波長(UV−A)を吸収することを特徴とする日焼け防止用化粧組成物に関するものである。
人間の皮膚に対する日光の損傷作用が古くから知られており、この損傷から皮膚を保護するため多くの処置法が提案されている。一般的に、上方の大気に浸透して地球表面に達する有害な紫外線(UV)、特に日光から生ずる紫外線は、次の(i)、(ii)に分類することができる。
(i)皮膚に対し強力な生理病理学的作用を有するエネルギーリッチなUV−B線(290〜320nmの波長)。これらは真皮の直ぐ上で吸収されて紅斑および皮膚色素沈着の原因となる。
(ii)皮膚中に深く(真皮までまたはそれを越えて)浸透するUV−A線(320〜400nmの波長)。そのエネルギーはUV−B線に比べて大幅に低く、これらが示す光生物学的作用は極めて長時間に及び、たとえばこれらは皮膚の老化を促進する。
分子が有害な紫外線を吸収する或る種の有機物質(日焼け止剤)が、紫外線の悪作用を緩和すべく使用するために提案されている。これらの物質の幾種かはUV−A範囲でより効果的に吸収して、この範囲内でUV線のフィルター作用を発揮する一方、他の物質はUV−B範囲でより効果的である。しかしながら、如何なる有機日焼け止剤を選択するにせよ、どの紫外線の波長からも保護するには共通の問題が存在する。それは、有害な紫外線を効果的に遮へいするのに必要な量でこれら日焼け止剤を局部的に施した後に、人体に対し生理学的損傷が生じうることである。このような使用に対し安全であると思われる有機日焼け止剤についても、皮膚に施す量に対する安全限界が必然的に存在し、その結果、有害な紫外線に対して充分な保護が得られない。
紫外線に対する皮膚の暴露を物理的に阻止する日焼け止剤として使用するため、或る種の無機物質も提案されている。これらのうち注目すべきものは、極めて小さい粒子寸法を有する二酸化チタンである。超微細TiO2と称するこの種の二酸化チタンは、通常の顔料グレード(粒子寸法>300nm)でみられる許容し得ない皮膚白色化作用を示すことなく良好な遮光能力をもたらす。たとえば、特許文献1には、日焼け止用製剤としての油中水型エマルジョンにおいて、<100nmの平均一次粒子寸法を有する二酸化チタンを使用することが提案されている。さらに、この特許文献1はたとえばp−アミノ安息香酸およびそのエステル、メトキシシンナメート、ベンゾフェノン、ジベンゾイルメタンもしくはサリチレートのような有機日焼け止剤をも含ませて保護を向上しうることを示唆している。この提案およびその他の従来の提案にも拘らず、UV領域にて広範囲の保護(すなわちUV−AおよびUV−Bの両方からの保護)を与える極めて効率的かつ充分安全な日焼け防止用化粧組成物に対するニーズがまだ存在する。
尚、本発明で用いるトリアジン系紫外線吸収剤は、一方は、下記特許文献2にTACフィルム用紫外線吸収剤として開示され、他方は、下記特許文献3に短波長側の吸収が大きい紫外線吸収剤として報告されている。特許文献2及び3には、これらのトリアジン系紫外線吸収剤は、光学材料用途に適した紫外線吸収能を有し、且つ、合成樹脂物性の熱劣化等の性能には優れるものであることは記載されているが、人間や動物の皮膚や毛髪を紫外線から保護する用途に関しては示唆する記載はなく、日焼け防止用化粧組成物の用途に関する開示はなかった。
また、下記特許文献4には、ジ又はトリ(ヒドロキシアリール)トリアジン系化合物を含有する日焼け止め用化粧品が開示されている。さらに下記特許文献5には、ジ(ヒドロキシアリール)トリアジン系化合物を含有する化粧品調剤が開示されている。しかしながら、これらの方法では、十分に広範囲で紫外線防止効果が得られていなかった。
ドイツ特許出願公開第3,824,999号公報 特開平11−071356号公報 特開2001−302926号公報 特開平5−025029号公報 米国特許第6184375号明細書
本発明の目的は、短波長側及び長波長側に吸収をもつ日焼け防止用化粧組成物を提供することにある。
本発明者らは、鋭意検討した結果、特定の構造を有するトリアジン系化合物を用いた日焼け防止用化粧組成物が、上記目的を達成し得ることを知見した。さらに、紫外線吸収効果を改善するにあたり、特定の構造を有するトリアジン系化合物を化粧基材に含有させることにより、短波長側及び長波長側に吸収をもつ優れた効果を発現することを見出し、本発明を完成するに至った。
即ち、本発明は、下記一般式(1)で表されるトリアジン系化合物(a)及び下記化学式(2)で表されるトリアジン系化合物(b)からなる紫外線吸収剤を含有してなることを特徴とする日焼け防止用化粧組成物を提供するものである。
Figure 0005683468
(式中、R1は炭素原子数1〜12の直鎖又は分岐のアルキル基、炭素原子数3〜8のシクロアルキル基、炭素原子数3〜8のアルケニル基、炭素原子数6〜18のアリール基、炭素原子数7〜18のアルキルアリール基又は炭素原子数7〜18のアリールアルキル基を表す。但し、これらのアルキル基、シクロアルキル基、アルケニル基、アリール基、アルキルアリール基又はアリールアルキル基は、ヒドロキシ基、ハロゲン原子、又は炭素原子数1〜12のアルキル基若しくはアルコキシ基で置換されていてもよく、酸素原子、硫黄原子、カルボニル基、エステル基、アミド基又はイミノ基で中断されていてもよい。また、上記の置換及び中断は組み合わされてもよい。R2は炭素原子数1〜8のアルキル基又は炭素原子数3〜8のアルケニル基を表す。)
Figure 0005683468
また、本発明は、下記一般式(1’)で表されるトリアジン系化合物(a’)からなる紫外線吸収剤を含有してなることを特徴とする日焼け防止用化粧組成物を提供するものである。
Figure 0005683468
(式中、R1’は、酸素原子又はカルボニル基で中断されている炭素原子数4〜8の直鎖又は分岐のアルキル基を表す。R2’はメチル基を表す。)
本発明によれば、短波長側でも長波長側でも紫外線吸収剤の効果に優れた日焼け防止用化粧組成物を提供することが可能となる。また、本発明によれば、特定の乳化剤を用いて紫外線吸収剤を乳化させることにより、長期保存安定性が良好である紫外線吸収剤含有乳化組成物を含む日焼け防止用化粧組成物を提供することができる。
化合物No.1並びに化学式(2)及び化学式(3)で示される紫外線吸収剤のUVスペクトルを示す図である。 本発明で単独でも配合することができる化合物No.3及び化合物No.4の紫外線吸収剤のUVスペクトルを示す図である。
以下に、先ず、トリアジン系化合物(a)及びトリアジン系化合物(b)からなる紫外線吸収剤を含有してなる本発明の日焼け防止用化粧組成物について、好ましい実施形態に基づき具体的に説明する。本発明の日焼け防止用化粧組成物において紫外線吸収剤として使用されるトリアジン系化合物について以下に説明する。
本発明の日焼け防止用化粧組成物は、前記一般式(1)で表されるトリアジン系化合物(a)及び前記化学式(2)で表されるトリアジン系化合物(b)からなる紫外線吸収剤を含有するものである。
本発明に係る前記一般式(1)のR1で表される炭素原子数1〜12の直鎖又は分岐のアルキル基としては、例えば、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、第二ブチル、第三ブチル、アミル、イソアミル、第三アミル、ヘキシル、ヘプチル、n−オクチル、イソオクチル、第三オクチル、2−エチルヘキシル、ノニル、イソノニル、デシル、ウンデシル、ドデシル等の直鎖又は分岐のアルキル基が挙げられる。これらの中でも、炭素原子数4〜8のものが好ましい。
前記一般式(1)のR1で表される炭素原子数3〜8のシクロアルキル基としては、例えば、シクロプロピル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチル等が挙げられる。
前記一般式(1)のR1で表される炭素原子数6〜18のアリール基又は炭素原子7〜18のアルキルアリール基としては、例えば、フェニル、ナフチル、2−メチルフェニル、3−メチルフェニル、4−メチルフェニル、4−ビニルフェニル、3−イソプロピルフェニル、4−イソプロピルフェニル、4−ブチルフェニル、4−イソブチルフェニル、4−第三ブチルフェニル、4−ヘキシルフェニル、4−シクロヘキシルフェニル、4−オクチルフェニル、4−(2−エチルヘキシル)フェニル、2,3−ジメチルフェニル、2,4−ジメチルフェニル、2,5−ジメチルフェニル、2,6−ジメチルフェニル、3,4−ジメチルフェニル、3,5−ジメチルフェニル、2,4−ジ第三ブチルフェニル、2,5−ジ第三ブチルフェニル、2,6−ジ−第三ブチルフェニル、2,4−ジ第三ペンチルフェニル、2,5−ジ第三アミルフェニル、2,5−ジ第三オクチルフェニル、ビフェニル、2,4,5−トリメチルフェニル等が挙げられ、炭素数7〜18のアリールアルキル基としては、例えば、ベンジル、フェネチル、2−フェニルプロパン−2−イル、ジフェニルメチル等が挙げられる。
前記一般式(1)において、R1及びR2で表される炭素原子数3〜8のアルケニル基としては、例えば、直鎖及び分岐のプロペニル、ブテニル、ペンテニル、ヘキセニル、ヘプテニル、オクテニルが不飽和結合の位置によらず挙げられる。
上記一般式(1)におけるR1は、炭素原子数1〜12(特に4〜8)の直鎖又は分岐(特に直鎖)のアルキル基(但し、これらのアルキル基はヒドロキシ基、ハロゲン原子又は炭素原子数1〜12のアルコキシ基で置換されていてもよく、酸素原子、硫黄原子、カルボニル基、エステル基、アミド基又はイミノ基で中断されていてもよい)であることが好ましい。尚、アルキル基がカルボニル基又はアミド基で中断される場合、アルキル基の炭素原子数には、カルボニル基又はアミド基に含まれる炭素原子は含めない。
前記一般式(1)において、R2で表される炭素原子数1〜8のアルキル基としては、例えば、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、第二ブチル、第三ブチル、イソブチル、アミル、第三アミル、オクチル、第三オクチル等が挙げられ、中でもメチル基が、紫外線吸収能力に優れるため好ましい。
前記一般式(1)で表されるトリアジン系化合物としては、例えば、下記の化合物No.1〜No.5等の化合物が挙げられる。
Figure 0005683468
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Figure 0005683468
Figure 0005683468
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前記一般式(1)又は化学式(2)で表されるトリアジン系化合物の合成方法としては、特に制限されず、通常の有機合成における手法により合成可能である。また、精製方法としては、蒸留、再結晶、再沈、ろ過剤・吸着剤を用いる方法等を適宜使用することができる。前記一般式(1)又は化学式(2)で表されるトリアジン系化合物のUVスペクトルを図1及び図2に示す。尚、前記一般式(1)で表されるトリアジン系化合物については、代表例として、図1に化合物No.1のUVスペクトルを示し、図2に化合物No.3、No.4のUVスペクトルを示す。
本発明の日焼け防止用化粧組成物には、さらに必要に応じて下記化学式(3)で表されるベンゾトリアゾール系化合物を配合してもよい。該化合物はメチレンビス(2−ヒドロキシ−5−第三オクチル−3−(ベンゾトリアゾール−2−イル)フェニル)、別名2,2−メチレンビス{4−(1,1,3,3−テトラメチルブチル)−6−(2Hベンゾトリアゾール−2−イル)フェノールと称し、特開昭61−118373号公報に提案された高分子量型紫外線吸収剤であり、紫外線吸収剤としてポリカーボネート等に広く用いられている。該ベンゾトリアゾール系化合物のUVスペクトルを図1に示す。
Figure 0005683468
上記一般式(1)で表されるトリアジン系化合物(a)及び上記化学式(2)で表されるトリアジン系化合物(b)、さらに必要に応じて配合される上記化学式(3)で表されるベンゾトリアゾール系化合物(c)の配合量は、製品形態によっても異なるものであるが、三者の合計量として、通常は日焼け防止用化粧組成物中0.1質量%〜20質量%配合され、より好ましくは0.5質量%〜10質量%である。0.1質量%未満では紫外線吸収効果を十分に発揮することが難しく、一方、20質量%も以上配合した場合は、配合量の増大に見合った効果の向上が得られず質感も損なわれて、経済的でない。
また、トリアジン化合物(a)及びトリアジン化合物(b)、さらに必要に応じて配合されるベンゾトリアゾール化合物(c)からなる紫外線吸収剤中において、トリアジン系化合物(a)の含有量は、10〜90質量%であることが好ましく、20〜80質量%であることがさらに好ましい。該紫外線吸収剤中において、トリアジン系化合物(b)の含有量は、10〜90質量%であることが好ましく、20〜80質量%であることがさらに好ましい。該紫外線吸収剤中において、ベンゾトリアゾール化合物(c)の含有量は、0〜50質量%であることが好ましく、5〜35質量%であることがさらに好ましい。
本発明で使用する紫外線吸収剤は不溶性のため、通常は油性化粧品用基材に添加混合して、日焼け防止用化粧組成物とされる。本発明の日焼け防止用化粧組成物の剤型は軟膏、クリーム、乳液、ローション、バップ、スプレー、油剤等にすることができる。
本発明では、さらに、親水基として2種以上のアルキレンオキシドを反応させたポリエーテル鎖を持ち、疎水基として炭素原子数1〜30の炭化水素基を持つ乳化剤を配合することにより長期保存安定性のよい紫外線吸収剤含有乳化組成物が提供できることを見出した。該紫外線吸収剤含有乳化組成物は、本発明の日焼け防止用化粧組成物に配合する原料製剤として用いることができ、また、該紫外線吸収剤含有乳化組成物自体を、そのまま本発明の日焼け防止用化粧組成物として用いることもできる。
親水基として2種以上のアルキレンオキシドを反応させたポリエーテル鎖を持ち、疎水基として炭素数1〜30の炭化水素基を持つ上記乳化剤としては、例えば、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンブロック又はランダム共重合体のアルキル(又はアルケニル)エーテル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンブロック又はランダム共重合体のアルキル(又はアルケニル)フェニルエーテル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンブロック又はランダム共重合体の多糖又は単糖又はオリゴ糖エーテル等のエーテル類;ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンブロック又はランダム共重合の脂肪酸エステル、上記エーテル類に脂肪酸をエステル化反応させたもの等のエステル類が挙げられる。
このような化合物の中でも、上記乳化剤として特に好ましいのは、下記一般式(4)で表される化合物である。
RO−(AO)n−H (4)
(式中、Rは炭素原子数8〜30の炭化水素基であり、Aは、炭素原子数2〜4の2種以上のアルキレン基でエチレン基が全体の50モル%以上であり、nは、8〜80の数を表す。)
上記一般式(4)において、Rは炭素原子数8〜30の炭化水素基である。これらの炭化水素基としては、例えば、アルキル基、アルケニル基、アリール基等が挙げられる。
アルキル基としては、例えば、オクチル、2−エチルヘキシル、2級オクチル、ノニル、2級ノニル、デシル、2級デシル、ウンデシル、2級ウンデシル、ドデシル、2級ドデシル、テトラデシル、2級テトラデシル、ヘキサデシル、2級ヘキサデシル、ステアリル、エキコシル、ドコシル、テトラコシル、トリアコンチル、2−ブチルオクチル、2−ブチルデシル、2−ヘキシルオクチル、2−ヘキシルデシル、2−オクチルデシル、2−ヘキシルドデシル、2−オクチルドデシル、2−デシルテトラデシル、2−ドデシルヘキサデシル、2−ヘキサデシルオクタデシル、2−テトラデキルオクタデシル、モノメチル−分岐−イソステアリル、エイコシル、ヘンエイコシル、ヘキサコシル、ヘプタコシル、オクタコシル、ノナコシル、トリアコンチル等が挙げられる。
アルケニル基としては、例えば、上記のアルキル基中の任意位置のメチレン基を−CH=CH−に置き換えたものが挙げられる。
アリール基としては、例えば、キシリル、クメニル、メシチル、フェネチル、スチリル、シンナミル、ベンズヒドリル、トリチル、エチルフェニル、プロピルフェニル、ブチルフェニル、ペンチルフェニル、ヘキシルフェニル、ヘプチルフェニル、オクチルフェニル、ノニルフェニル、デシルフェニル、ウンデシルフェニル、ドデシルフェニル、スチレン化フェニル、p−クミルフェニル、フェニルフェニル、ベンジルフェニル、α−ナフチル、β−ナフチル基等が挙げられる。
これらの炭化水素基の中でも、Rとしてベンゼン環を含まないアルキル基、アルケニル基が好ましい。また、炭素原子数は、8〜24であることが好ましく、8〜20であることが更に好ましく、8〜16であることが最も好ましい。
上記一般式(4)において、Aは炭素原子数2〜4の2種以上のアルキレン基で、Aとしては、エチレン、プロピレン、メチルエチレン、ブチレン、1−メチルプロピレン、2−メチルプロピレン、エチルエチレン等が挙げられ、これらは、エチレンオキシド、プロピレンオキシド、ブチレンオキシド、テトラヒドロフラン(1,4ブチレンオキサイド)等から導くことができる。
Aは2種以上のアルキレン基であれば、いずれの組み合わせであっても乳化剤として用いることは可能であるが、上記一般式(4)においては、好ましい組み合わせであるエチレンオキシドから導かれるエチレン基とその他のアルキレンオキシドから導かれるアルキレン基の組み合わせである。エチレン基と組み合わせる他のアルキレンオキシドとしては、プロピレンオキシド、ブチレンオキシドが好ましく、プロピレンオキシドが最も好ましい。付加させるアルキレンオキシドの重合形態は限定されず、エチレンオキサイドと他の1種もしくは2種以上のアルキレンオキサイドとのランダム共重合、ブロック共重合等であってよい。これらの中でも、紫外線吸収剤含有乳化組成物の安定性の面から、ランダム共重合が好ましい。
乳化性の観点から、Aに占めるエチレン基の割合は、全体の50モル%以上、好ましくは55〜99モル%、より好ましくは60〜95モル%、更に好ましくは68〜92モル%である。エチレン基の割合が50モル%未満の場合、乳化剤としての性能が十分に発揮されず、紫外線防止剤を均一に乳化できない場合がある。また、エチレン基が100モル%になると、融点が高くなるため、析出等により保存安定性が悪くなる場合がある。
更に、上記一般式(4)において、nは、8〜80の数を表し、好ましくは8〜70、より好ましくは8〜60、更に好ましくは8〜40、最も好ましくは8〜30である。nが8未満の場合は、乳化組成物としての性能が十分発揮されない場合があり、nが80を超えると乳化安定性が悪くなる場合がある。
上記紫外線吸収剤含有乳化組成物は、上記一般式(4)で表される乳化剤と水と紫外線吸収剤を含有する組成物である。ここで、紫外線吸収剤としては、前記一般式(1)で表されるトリアジン系化合物(a)及び前記化学式(2)で表されるトリアジン系化合物(b)、さらに必要に応じて前記化学式(3)で表されるベンゾトリアゾール系化合物(c)を含む紫外線吸収剤を使用するが、日焼け防止用化粧組成物の性能を損ねない程度に、他の紫外線吸収剤やヒンダードアミン系光安定剤を使用することができる。
上記紫外線吸収剤含有乳化組成物において、紫外線吸収剤として用いられる上記トリアジン系化合物(a)及び(b)、さらに必要に応じて用いられるベンゾトリアゾール系化合物(c)は、3者の合計量として1〜50質量%使用することが好ましい。さらに好ましくは10〜45質量%、最も好ましくは15〜40質量%である。
上記紫外線吸収剤含有乳化組成物において、前記乳化剤は、1〜40質量%使用することが好ましい。さらに好ましくは2〜30質量%、最も好ましくは5〜20質量%である。1質量%より少ないと十分に乳化することが出来ない場合があり、40質量%より多いと組成物の物性が悪くなるので好ましくない。
但し、紫外線吸収剤含有乳化組成物を構成する成分を水の中に平均粒子径150nm以下で安定的に分散させるには、紫外線吸収剤含有乳化組成物において前記乳化剤を40質量%を超えて使用することによって乳化することができる。
上記紫外線吸収剤含有乳化組成物において、水は、10〜80質量%使用することが好ましい。さらに好ましくは20〜70質量%、最も好ましくは30〜60質量%である。
上記紫外線吸収剤含有乳化組成物を製造する方法としては、公知の乳化方法を特に制限なく使用することができる。例えば転相乳化法、機械的強制乳化法等である。いずれの方法を使用してもよいが、保存安定性の高い乳化組成物を得るためには、転相乳化法が好ましい。転相乳化法は常法に従って行うことができる。転相乳化法を実施するために使用する機器としては、例えば、高速回転のプロペラによる撹拌、ホモミキサー[特殊機化工業(株)製品]、高圧ホモジナイザー、超音波式乳化機等を使用することができる。
尚、上記紫外線吸収剤含有乳化組成物は、水中に、油性成分である紫外線吸収剤が分散したO/W型の乳化組成物である。
上記紫外線吸収剤含有乳化組成物を、本発明の日焼け防止用化粧組成物に配合する原料製剤として用いる場合、本発明の日焼け防止用化粧組成物には、紫外線吸収剤含有乳化組成物が0.1〜40質量%になるように添加するのが好ましく、更に好ましくは1〜30質量%である。また、日焼け防止用化粧組成物中で紫外線吸収剤の含有量が0.1〜20質量%となるように、上記紫外線吸収剤含有乳化組成物を配合することが好ましい。
上記紫外線吸収剤を含有している本発明の日焼け防止用化粧組成物には、本発明の効果を損なわない限りにおいて、通常日焼け防止用化粧組成物に用いられる他の成分、例えば、粉末成分、液体油脂、固体油脂、ロウ類、炭化水素油、高級脂肪酸、高級アルコール、エステル、シリコーン油、アニオン界面活性剤、カチオン界面活性剤、両性界面活性剤、非イオン界面活性剤(ノニオン界面活性剤)、保湿剤、水溶性高分子、増粘剤、皮膜剤、金属イオン封鎖剤、低級アルコール、多価アルコール、糖、アミノ酸、有機アミン、高分子エマルジョン、pH調整剤、皮膚栄養剤、ビタミン、酸化防止剤、酸化防止助剤、香料、水等を必要に応じて適宜配合することができ、目的とする剤形に応じて常法により製造することができる。
粉末成分としては、例えば、無機粉末(例えば、タルク、カオリン、雲母、絹雲母(セリサイト)、白雲母、金雲母、合成雲母、紅雲母、黒雲母、パーミキュライト、炭酸マグネシウム、炭酸カルシウム、ケイ酸アルミニウム、ケイ酸バリウム、ケイ酸カルシウム、ケイ酸マグネシウム、ケイ酸ストロンチウム、タングステン酸金属塩、マグネシウム、シリカ、ゼオライト、硫酸バリウム、焼成硫酸カルシウム(焼セッコウ)、リン酸カルシウム、弗素アパタイト、ヒドロキシアパタイト、セラミックパウダー、金属石鹸(例えば、ミリスチン酸亜鉛、パルミチン酸カルシウム、ステアリン酸アルミニウム)、窒化ホウ素等);有機粉末(例えば、ポリアミド樹脂粉末(ナイロン粉末)、ポリエチレン粉末、ポリメタクリル酸メチル粉末、ポリスチレン粉末、スチレンとアクリル酸の共重合体樹脂粉末、ベンゾグアナミン樹脂粉末、ポリ四弗化エチレン粉末、セルロース粉末等);無機白色顔料(例えば、二酸化チタン、酸化亜鉛等);無機赤色系顔料(例えば、酸化鉄(ベンガラ)、チタン酸鉄等);無機褐色系顔料(例えば、γ−酸化鉄等);無機黄色系顔料(例えば、黄酸化鉄、黄土等);無機黒色系顔料(例えば、黒酸化鉄、低次酸化チタン等);無機紫色系顔料(例えば、マンゴバイオレット、コバルトバイオレット等);無機緑色系顔料(例えば、酸化クロム、水酸化クロム、チタン酸コバルト等);無機青色系顔料(例えば、群青、紺青等);パール顔料(例えば、酸化チタンコーテッドマイカ、酸化チタンコーテッドオキシ塩化ビスマス、酸化チタンコーテッドタルク、着色酸化チタンコーテッドマイカ、オキシ塩化ビスマス、魚鱗箔等);金属粉末顔料(例えば、アルミニウムパウダー、カッパーパウダー等);ジルコニウム、バリウムまたはアルミニウムレーキ等の有機顔料(例えば、赤色201号、赤色202号、赤色204号、赤色205号、赤色220号、赤色226号、赤色228号、赤色405号、橙色203号、橙色204号、黄色205号、黄色401号、および青色404号などの有機顔料、赤色3号、赤色104号、赤色106号、赤色227号、赤色230号、赤色401号、赤色505号、橙色205号、黄色4号、黄色5号、黄色202号、黄色203号、緑色3号および青色1号等);天然色素(例えば、クロロフィル、β−カロチン等)等が挙げられる。
液体油脂としては、例えば、アボガド油、ツバキ油、タートル油、マカデミアナッツ油、トウモロコシ油、ミンク油、オリーブ油、ナタネ油、卵黄油、ゴマ油、パーシック油、小麦胚芽油、サザンカ油、ヒマシ油、アマニ油、サフラワー油、綿実油、エノ油、大豆油、落花生油、茶実油、カヤ油、コメヌカ油、シナギリ油、日本キリ油、ホホバ油、胚芽油、トリグリセリン等が挙げられる。
固体油脂としては、例えば、カカオ脂、ヤシ油、馬脂、硬化ヤシ油、パーム油、牛脂、羊脂、硬化牛脂、パーム核油、豚脂、牛骨脂、モクロウ核油、硬化油、牛脚脂、モクロウ、硬化ヒマシ油等が挙げられる。
ロウ類としては、例えば、ミツロウ、カンデリラロウ、綿ロウ、カルナウバロウ、ベイベリーロウ、イボタロウ、鯨ロウ、モンタンロウ、ヌカロウ、ラノリン、カポックロウ、酢酸ラノリン、液状ラノリン、サトウキビロウ、ラノリン脂肪酸イソプロピル、ラウリン酸ヘキシル、還元ラノリン、ジョジョバロウ、硬質ラノリン、セラックロウ、POEラノリンアルコールエーテル、POEラノリンアルコールアセテート、POEコレステロールエーテル、ラノリン脂肪酸ポリエチレングリコール、POE水素添加ラノリンアルコールエーテル等が挙げられる。
炭化水素油としては、例えば、流動パラフィン、オゾケライト、スクワラン、プリスタン、パラフィン、セレシン、スクワレン、ワセリン、マイクロクリスタリンワックス等が挙げられる。
高級脂肪酸としては、例えば、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、ベヘン酸、オレイン酸、ウンデシレン酸、トール酸、イソステアリン酸、リノール酸、リノレイン酸、エイコサペンタエン酸(EPA)、ドコサヘキサエン酸(DHA)等が挙げられる。
高級アルコールとしては、例えば、直鎖アルコール(例えば、ラウリルアルコール、セチルアルコール、ステアリルアルコール、ベヘニルアルコール、ミリスチルアルコール、オレイルアルコール、セトステアリルアルコール等);分枝鎖アルコール(例えば、モノステアリルグリセリンエーテル(バチルアルコール)、2−デシルテトラデシノール、ラノリンアルコール、コレステロール、フィトステロール、ヘキシルドデカノール、イソステアリルアルコール、オクチルドデカノール等)等が挙げられる。
エステルとしては例えば合成エステル油を用いることができる。合成エステル油としては、ジネオペンタン酸トリプロピレングリコール、イソノナン酸イソノニル、ミリスチン酸イソプロピル、オクタン酸セチル、ミリスチン酸オクチルドデシル、パルミチン酸イソプロピル、ステアリン酸ブチル、ラウリン酸ヘキシル、ミリスチン酸ミリスチル、オレイン酸デシル、ジメチルオクタン酸ヘキシルデシル、乳酸セチル、乳酸ミリスチル、酢酸ラノリン、ステアリン酸イソセチル、イソステアリン酸イソセチル、12−ヒドロキシステアリン酸コレステリル、ジ−2−エチルヘキサン酸エチレングリコール、ジペンタエリスリトール脂肪酸エステル、モノイソステアリン酸N−アルキルグリコール、ジカプリン酸ネオペンチルグリコール、リンゴ酸ジイソステアリル、ジ−2−ヘプチルウンデカン酸グリセリン、トリ−2−エチルヘキサン酸トリメチロールプロパン、トリイソステアリン酸トリメチロールプロパン、テトラ−2−エチルヘキサン酸ペンタエリスリトール、トリ−2−エチルヘキサン酸グリセリン、トリオクタン酸グリセリン、トリイソパルミチン酸グリセリン、トリイソステアリン酸トリメチロールプロパン、セチル2−エチルヘキサノエート、2−エチルヘキシルパルミテート、トリミリスチン酸グリセリン、トリ−2−ヘプチルウンデカン酸グリセライド、ヒマシ油脂肪酸メチルエステル、オレイン酸オレイル、アセトグリセライド、パルミチン酸2−ヘプチルウンデシル、アジピン酸ジイソブチル、N−ラウロイル−L−グルタミン酸−2−オクチルドデシルエステル、アジピン酸ジ−2−ヘプチルウンデシル、エチルラウレート、セバシン酸ジ−2−エチルヘキシル、ミリスチン酸2−ヘキシルデシル、パルミチン酸2−ヘキシルデシル、アジピン酸2−ヘキシルデシル、セバシン酸ジイソプロピル、コハク酸2−エチルヘキシル、クエン酸トリエチル等が挙げられる。
シリコーン油としては、例えば、鎖状ポリシロキサン(例えば、ジメチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、ジフェニルポリシロキサン等);環状ポリシロキサン(例えば、オクタメチルシクロテトラシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン、ドデカメチルシクロヘキサシロキサン等)、3次元網目構造を形成しているシリコーン樹脂、シリコーンゴム、各種変性ポリシロキサン(アミノ変性ポリシロキサン、ポリエーテル変性ポリシロキサン、アルキル変性ポリシロキサン、フッ素変性ポリシロキサン等)等が挙げられる。
本発明では、前記乳化剤の他にアニオン界面活性剤、カチオン活性剤、両性界面活性剤、非イオン界面活性剤(ノニオン界面活性剤)を適宜使用することができる。
アニオン界面活性剤としては、例えば、脂肪酸セッケン(例えば、ラウリン酸ナトリウム、パルミチン酸ナトリウム等);高級アルキル硫酸エステル塩(例えば、ラウリル硫酸ナトリウム、ラウリル硫酸カリウム等);アルキルエーテル硫酸エステル塩(例えば、POE−ラウリル硫酸トリエタノールアミン、POE−ラウリル硫酸ナトリウム等);N−アシルサルコシン酸(例えば、ラウロイルサルコシンナトリウム等);高級脂肪酸アミドスルホン酸塩(例えば、N−ミリストイル−N−メチルタウリンナトリウム、ヤシ油脂肪酸メチルタウリッドナトリウム、ラウリルメチルタウリッドナトリウム等);リン酸エステル塩(POE−オレイルエーテルリン酸ナトリウム、POE−ステアリルエーテルリン酸等);スルホコハク酸塩(例えば、ジ−2−エチルヘキシルスルホコハク酸ナトリウム、モノラウロイルモノエタノールアミドポリオキシエチレンスルホコハク酸ナトリウム、ラウリルポリプロピレングリコールスルホコハク酸ナトリウム等);アルキルベンゼンスルホン酸塩(例えば、リニアドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム、リニアドデシルベンゼンスルホン酸トリエタノールアミン、リニアドデシルベンゼンスルホン酸等);高級脂肪酸エステル硫酸エステル塩(例えば、硬化ヤシ油脂肪酸グリセリン硫酸ナトリウム等);N−アシルグルタミン酸塩(例えば、N−ラウロイルグルタミン酸モノナトリウム、N−ステアロイルグルタミン酸ジナトリウム、N−ミリストイル−L−グルタミン酸モノナトリウム等);硫酸化油(例えば、ロート油等);POE−アルキルエーテルカルボン酸;POE−アルキルアリルエーテルカルボン酸塩;α−オレフィンスルホン酸塩;高級脂肪酸エステルスルホン酸塩;二級アルコール硫酸エステル塩;高級脂肪酸アルキロールアミド硫酸エステル塩;ラウロイルモノエタノールアミドコハク酸ナトリウム;N−パルミトイルアスパラギン酸ジトリエタノールアミン;カゼインナトリウム等が挙げられる。
カチオン界面活性剤としては、例えば、アルキルトリメチルアンモニウム塩(例えば、塩化ステアリルトリメチルアンモニウム、塩化ラウリルトリメチルアンモニウム等);アルキルピリジニウム塩(例えば、塩化セチルピリジニウム等);塩化ジステアリルジメチルアンモニウムジアルキルジメチルアンモニウム塩;塩化ポリ(N,N'−ジメチル−3,5−メチレンピペリジニウム);アルキル四級アンモニウム塩;アルキルジメチルベンジルアンモニウム塩;アルキルイソキノリニウム塩;ジアルキルモリホニウム塩;POE−アルキルアミン;アルキルアミン塩;ポリアミン脂肪酸誘導体;アミルアルコール脂肪酸誘導体;塩化ベンザルコニウム;塩化ベンゼトニウム等が挙げられる。
両性界面活性剤としては、例えば、イミダゾリン系両性界面活性剤(例えば、2−ウンデシル−N,N,N−(ヒドロキシエチルカルボキシメチル)−2−イミダゾリンナトリウム、2−ココイル−2−イミダゾリニウムヒドロキサイド−1−カルボキシエチロキシ2ナトリウム塩等);ベタイン系界面活性剤(例えば、2−ヘプタデシル−N−カルボキシメチル−N−ヒドロキシエチルイミダゾリニウムベタイン、ラウリルジメチルアミノ酢酸ベタイン、アルキルベタイン、アミドベタイン、スルホベタイン等)等が挙げられる。
非イオン界面活性剤としては、親油性非イオン界面活性剤、親水性非イオン界面活性剤が挙げられる。親油性非イオン界面活性剤としては、例えば、ソルビタン脂肪酸エステル類(例えば、ソルビタンモノオレエート、ソルビタンモノイソステアレート、ソルビタンモノラウレート、ソルビタンモノパルミテート、ソルビタンモノステアレート、ソルビタンセスキオレエート、ソルビタントリオレエート、ペンタ−2−エチルヘキシル酸ジグリセロールソルビタン、テトラ−2−エチルヘキシル酸ジグリセロールソルビタン等);グリセリンポリグリセリン脂肪酸類(例えば、モノ綿実油脂肪酸グリセリン、モノエルカ酸グリセリン、セスキオレイン酸グリセリン、モノステアリン酸グリセリン、α,α'−オレイン酸ピログルタミン酸グリセリン、モノステアリン酸グリセリンリンゴ酸等);プロピレングリコール脂肪酸エステル類(例えば、モノステアリン酸プロピレングリコール等);硬化ヒマシ油誘導体;グリセリンアルキルエーテル等が挙げられる。
親水性非イオン界面活性剤としては、例えば、POE−ソルビタン脂肪酸エステル類(例えば、POE−ソルビタンモノオレエート、POE−ソルビタンモノステアレート、POE−ソルビタンモノオレート、POE−ソルビタンテトラオレエート等);POEソルビット脂肪酸エステル類(例えば、POE−ソルビットモノラウレート、POE−ソルビットモノオレエート、POE−ソルビットペンタオレエート、POE−ソルビットモノステアレート等);POE−グリセリン脂肪酸エステル類(例えば、POE−グリセリンモノステアレート、POE−グリセリンモノイソステアレート、POE−グリセリントリイソステアレート等のPOE−モノオレエート等);POE−脂肪酸エステル類(例えば、POE−ジステアレート、POE−モノジオレエート、ジステアリン酸エチレングリコール等);POE−アルキルエーテル類(例えば、POE−ラウリルエーテル、POE−オレイルエーテル、POE−ステアリルエーテル、POE−ベヘニルエーテル、POE−2−オクチルドデシルエーテル、POE−コレスタノールエーテル等);プルロニック型類(例えば、プルロニック等);POE・POP−アルキルエーテル類(例えば、POE・POP−セチルエーテル、POE・POP−2−デシルテトラデシルエーテル、POE・POP−モノブチルエーテル、POE・POP−水添ラノリン、POE・POP−グリセリンエーテル等);テトラ POE・テトラPOP−エチレンジアミン縮合物類(例えば、テトロニック等);POE−ヒマシ油硬化ヒマシ油誘導体(例えば、POE−ヒマシ油、POE−硬化ヒマシ油、POE−硬化ヒマシ油モノイソステアレート、POE−硬化ヒマシ油トリイソステアレート、POE−硬化ヒマシ油モノピログルタミン酸モノイソステアリン酸ジエステル、POE−硬化ヒマシ油マレイン酸等);POE−ミツロウ・ラノリン誘導体(例えば、POE−ソルビットミツロウ等);アルカノールアミド(例えば、ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド、ラウリン酸モノエタノールアミド、脂肪酸イソプロパノールアミド等);POE−プロピレングリコール脂肪酸エステル;POE−アルキルアミン;POE−脂肪酸アミド;ショ糖脂肪酸エステル;アルキルエトキシジメチルアミンオキシド;トリオレイルリン酸等が挙げられる。
保湿剤としては、例えば、ポリエチレングリコール、プロピレングリコール、グリセリン、1,3−ブチレングリコール、キシリトール、ソルビトール、マルチトール、コンドロイチン硫酸、ヒアルロン酸、ムコイチン硫酸、カロニン酸、アテロコラーゲン、コレステリル−12−ヒドロキシステアレート、乳酸ナトリウム、胆汁酸塩、dl−ピロリドンカルボン酸塩、短鎖可溶性コラーゲン、ジグリセリン(EO)PO付加物、イザヨイバラ抽出物、セイヨウノコギリソウ抽出物、メリロート抽出物等が挙げられる。
水溶性高分子としては、天然、半合成、合成の水溶性高分子が挙げられる。天然の水溶性高分子としては、例えば、植物系高分子(例えば、アラビアガム、トラガカントガム、ガラクタン、グアーガム、キャロブガム、カラヤガム、カラギーナン、ペクチン、カンテン、クインスシード(マルメロ)、アルゲコロイド(カッソウエキス)、デンプン(コメ、トウモロコシ、バレイショ、コムギ)、グリチルリチン酸);微生物系高分子(例えば、キサンタンガム、デキストラン、サクシノグルカン、ブルラン等);動物系高分子(例えば、コラーゲン、カゼイン、アルブミン、ゼラチン等)等が挙げられる。
半合成の水溶性高分子としては、例えば、デンプン系高分子(例えば、カルボキシメチルデンプン、メチルヒドロキシプロピルデンプン等);セルロース系高分子(メチルセルロース、エチルセルロース、メチルヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、セルロース硫酸ナトリウム、ヒドロキシプロピルセルロース、カルボキシメチルセルロース、カルボキシメチルセルロースナトリウム、結晶セルロース、セルロース末等);アルギン酸系高分子(例えば、アルギン酸ナトリウム、アルギン酸プロピレングリコールエステル等)等が挙げられる。
合成の水溶性高分子としては、例えば、ビニル系高分子(例えば、ポリビニルアルコール、ポリビニルメチルエーテル、ポリビニルピロリドン、カルボキシビニルポリマー等);ポリオキシエチレン系高分子(例えば、ポリエチレングリコール20,000、40,000、60,000のポリオキシエチレンポリオキシプロピレン共重合体等);アクリル系高分子(例えば、ポリアクリル酸ナトリウム、ポリエチルアクリレート、ポリアクリルアミド等);ポリエチレンイミン;カチオンポリマー等が挙げられる。
増粘剤としては、例えば、アラビアガム、カラギーナン、カラヤガム、トラガカントガム、キャロブガム、クインスシード(マルメロ)、カゼイン、デキストリン、ゼラチン、ペクチン酸ナトリウム、アラギン酸ナトリウム、メチルセルロース、エチルセルロース、CMC、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、PVA、PVM、PVP、ポリアクリル酸ナトリウム、カルボキシビニルポリマー、ローカストビーンガム、グアーガム、タマリントガム、ジアルキルジメチルアンモニウム硫酸セルロース、キサンタンガム、ケイ酸アルミニウムマグネシウム、ベントナイト、ヘクトライト、ケイ酸A1Mg(ビーガム)、ラポナイト、無水ケイ酸等が挙げられる。
金属イオン封鎖剤としては、例えば、1−ヒドロキシエタン−1,1−ジフォスホン酸、1−ヒドロキシエタン−1,1−ジフォスホン酸四ナトリウム塩、エデト酸二ナトリウム、エデト酸三ナトリウム、エデト酸四ナトリウム、クエン酸ナトリウム、ポリリン酸ナトリウム、メタリン酸ナトリウム、グルコン酸、リン酸、クエン酸、アスコルビン酸、コハク酸、エデト酸、エチレンジアミンヒドロキシエチル三酢酸3ナトリウム等が挙げられる。
低級アルコールとしては、例えば、エタノール、プロパノール、イソプロパノール、イソブチルアルコール、t−ブチルアルコール等が挙げられる。
多価アルコールとしては、例えば、2価のアルコール(例えば、エチレングリコール、プロピレングリコール、トリメチレングリコール、1,2−ブチレングリコール、1,3−ブチレングリコール、テトラメチレングリコール、2,3−ブチレングリコール、ペンタメチレングリコール、2−ブテン−1,4−ジオール、ヘキシレングリコール、オクチレングリコール等);3価のアルコール(例えば、グリセリン、トリメチロールプロパン等);4価アルコール(例えば、1,2,6−ヘキサントリオール等のペンタエリスリトール等);5価アルコール(例えば、キシリトール等);6価アルコール(例えば、ソルビトール、マンニトール等);多価アルコール重合体(例えば、ジエチレングリコール、ジプロピレングリコール、トリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、テトラエチレングリコール、ジグリセリン、ポリエチレングリコール、トリグリセリン、テトラグリセリン、ポリグリセリン等);2価のアルコールアルキルエーテル類(例えば、エチレングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコールモノエチルエーテル、エチレングリコールモノブチルエーテル、エチレングリコールモノフェニルエーテル、エチレングリコールモノヘキシルエーテル、エチレングリコールモノ2−メチルヘキシルエーテル、エチレングリコールイソアミルエーテル、エチレングリコールベンジルエーテル、エチレングリコールイソプロピルエーテル、エチレングリコールジメチルエーテル、エチレングリコールジエチルエーテル、エチレングリコールジブチルエーテル等);2価アルコールアルキルエーテル類(例えば、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、ジエチレングリコールモノブチルエーテル、ジエチレングリコールジメチルエーテル、ジエチレングリコールジエチルエーテル、ジエチレングリコールブチルエーテル、ジエチレングリコールメチルエチルエーテル、トリエチレングリコールモノメチルエーテル、トリエチレングリコールモノエチルエーテル、プロピレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールモノエチルエーテル、プロピレングリコールモノブチルエーテル、プロピレングリコールイソプロピルエーテル、ジプロピレングリコールメチルエーテル、ジプロピレングリコールエチルエーテル、ジプロピレングリコールブチルエーテル等);2価アルコールエーテルエステル(例えば、エチレングリコールモノメチルエーテルアセテート、エチレングリコールモノエチルエーテルアセテート、エチレングリコールモノブチルエーテルアセテート、エチレングリコールモノフェニルエーテルアセテート、エチレングリコールジアジベート、エチレングリコールジサクシネート、ジエチレングリコールモノエチルエーテルアセテート、ジエチレングリコールモノブチルエーテルアセテート、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート、プロピレングリコールモノエチルエーテルアセテート、プロピレングリコールモノプロピルエーテルアセテート、プロピレングリコールモノフェニルエーテルアセテート等);グリセリンモノアルキルエーテル(例えば、キシルアルコール、セラキルアルコール、バチルアルコール等);糖アルコール(例えば、ソルビトール、マルチトール、マルトトリオース、マンニトール、ショ糖、エリトリトール、グルコース、フルクトース、デンプン分解糖、マルトース、キシリトース、デンプン分解糖還元アルコール等);グリソリッド;テトラハイドロフルフリルアルコール;POE−テトラハイドロフルフリルアルコール;POP−ブチルエーテル;POP・POE−ブチルエーテル;トリポリオキシプロピレングリセリンエーテル;POP−グリセリンエーテル;POP−グリセリンエーテルリン酸;POP・POE−ペンタンエリスリトールエーテル、ポリグリセリン等が挙げられる。
糖としては、単糖、オリゴ糖、多糖が挙げられる。単糖としては、例えば、三炭糖(例えば、D−グリセリルアルデヒド、ジヒドロキシアセトン等);四炭糖(例えば、D−エリトロース、D−エリトルロース、D−トレオース、エリスリトール等);五炭糖(例えば、L−アラビノース、D−キシロース、L−リキソース、D−アラビノース、D−リボース、D−リブロース、D−キシルロース、L−キシルロース等);六炭糖(例えば、D−グルコース、D−タロース、D−ブシコース、D−ガラクトース、D−フルクトース、L−ガラクトース、L−マンノース、D−タガトース等);七炭糖(例えば、アルドヘプトース、ヘプロース等);八炭糖(例えば、オクツロース等);デオキシ糖(例えば、2−デオキシ−D−リボース、6−デオキシ−L−ガラクトース、6−デオキシ−L−マンノース等);アミノ糖(例えば、D−グルコサミン、D−ガラクトサミン、シアル酸、アミノウロン酸、ムラミン酸等);ウロン酸(例えば、D−グルクロン酸、D−マンヌロン酸、L−グルロン酸、D−ガラクツロン酸、L−イズロン酸等)等が挙げられる。
オリゴ糖としては、例えば、ショ糖、グンチアノース、ウンベリフェロース、ラクトース、プランテオース、イソリクノース類、α,α−トレハロース、ラフィノース、リクノース類、ウンビリシン、スタキオースベルバスコース類等が挙げられる。
多糖としては、例えば、セルロース、クインスシード、コンドロイチン硫酸、デンプン、ガラクタン、デルマタン硫酸、グリコーゲン、アラビアガム、ヘパラン硫酸、ヒアルロン酸、トラガントガム、ケラタン硫酸、コンドロイチン、キサンタンガム、ムコイチン硫酸、グアガム、デキストラン、ケラト硫酸、ローカストビンガム、サクシノグルカン、カロニン酸等が挙げられる。
アミノ酸としては、例えば、中性アミノ酸(例えば、スレオニン、システイン等);塩基性アミノ酸(例えば、ヒドロキシリジン等)等が挙げられる。また、アミノ酸誘導体として、例えば、アシルサルコシンナトリウム(ラウロイルサルコシンナトリウム)、アシルグルタミン酸塩、アシルβ−アラニンナトリウム、グルタチオン、ピロリドンカルボン酸等が挙げられる。
有機アミンとしては、例えば、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、モルホリン、トリイソプロパノールアミン、2−アミノ−2−メチル−1,3−プロパンジオール、2−アミノ−2−メチル−1−プロパノール等が挙げられる。
高分子エマルジョンとしては、例えば、アクリル樹脂エマルジョン、ポリアクリル酸エチルエマルジョン、アクリルレジン液、ポリアクリルアルキルエステルエマルジョン、ポリ酢酸ビニル樹脂エマルジョン、天然ゴムラテックス等が挙げられる。
ビタミン類としては、例えば、ビタミンA、B1、B2、B6、C、Eおよびその誘導体、パントテン酸およびその誘導体、ビオチン等が挙げられる。
酸化防止剤としては、例えば、トコフェロール類、ジブチルヒドロキシトルエン、ブチルヒドロキシアニソール、没食子酸エステル類等が挙げられる。
酸化防止助剤としては、例えば、リン酸、クエン酸、アスコルビン酸、マレイン酸、マロン酸、コハク酸、フマル酸、ケファリン、ヘキサメタフォスフェイト、フィチン酸、エチレンジアミン四酢酸等が挙げられる。
その他の配合可能成分としては、例えば、防腐剤(エチルパラベン、ブチルパラベン等);消炎剤(例えば、グリチルリチン酸誘導体、グリチルレチン酸誘導体、サリチル酸誘導体、ヒノキチオール、酸化亜鉛、アラントイン等);美白剤(例えば、胎盤抽出物、ユキノシタ抽出物、アルブチン等);各種抽出物(例えば、オウバク、オウレン、シコン、シャクヤク、センブリ、バーチ、セージ、ビワ、ニンジン、アロエ、ゼニアオイ、アイリス、ブドウ、ヨクイニン、ヘチマ、ユリ、サフラン、センキュウ、ショウキュウ、オトギリソウ、オノニス、ニンニク、トウガラシ、チンピ、トウキ、海藻等)、賦活剤(例えば、ローヤルゼリー、感光素、コレステロール誘導体等);血行促進剤(例えば、ノニル酸ワレニルアミド、ニコチン酸ベンジルエステル、ニコチン酸β−ブトキシエチルエステル、カプサイシン、ジンゲロン、カンタリスチンキ、イクタモール、タンニン酸、α−ボルネオール、ニコチン酸トコフェロール、イノシトールヘキサニコチネート、シクランデレート、シンナリジン、トラゾリン、アセチルコリン、ベラパミル、セファランチン、γ−オリザノール等);抗脂漏剤(例えば、硫黄、チアントール等);抗炎症剤(例えば、トラネキサム酸、チオタウリン、ヒポタウリン等)等が挙げられる。
本発明の日焼け防止用化粧組成物には、紫外線吸収剤として、前記化合物(a)、(b)、(c)に加えて、さらに水溶性または油溶性の紫外線吸収剤を、本発明の効果を損なわない範囲において任意に添加することができる。尚、任意の紫外線吸収剤を使用する場合、その使用量は、前記化合物(a)、(b)、(c)の合計量100質量部に対し、5質量部以下とすることが好ましい。
このような紫外線吸収剤としては、他のトリアジン系紫外線吸収剤(例えば、ビスレゾルシニルトリアジン、2,4―ビス{〔4−(2−エチルヘキシルオキシ)―2−ヒドロキシ〕フェニル}−6−(4−メトキシフェニル)1,3,5−トリアジン、オクチルトリアゾン(2,4,6―トリス{4−(2−エチルヘキシルオキシカルボニル)アニリノ}1,3,5−トリアジン)等);安息香酸系紫外線吸収剤(例えば、パラアミノ安息香酸(以下、PABAと略す)、PABAモノグリセリンエステル、N,N−ジプロポキシPABAエチルエステル、N,N−ジエトキシPABAエチルエステル、N,N−ジメチルPABAエチルエステル、N,N−ジメチルPABAブチルエステル、N,N−ジメチルPABAエチルエステル等);アントラニル酸系紫外線吸収剤(例えば、ホモメンチル−N−アセチルアントラニレート等);サリチル酸系紫外線吸収剤(例えば、アミルサリシレート、メンチルサリシレート、ホモメンチルサリシレート、オクチルサリシレート、フェニルサリシレート、ベンジルサリシレート、p−イソプロパノールフェニルサリシレート等);ケイ皮酸系紫外線吸収剤(例えば、オクチルシンナメート、エチル−4−イソプロピルシンナメート、メチル−2,5−ジイソプロピルシンナメート、エチル−2,4−ジイソプロピルシンナメート、メチル−2,4−ジイソプロピルシンナメート、プロピル−p−メトキシシンナメート、イソプロピル−p−メトキシシンナメート、イソアミル−p−メトキシシンナメート、パラメトキシケイ皮酸2−エチルヘキシル、2−エトキシエチル−p−メトキシシンナメート、シクロヘキシル−p−メトキシシンナメート、エチル−α−シアノ−β−フェニルシンナメート、2−エチルヘキシル−α−シアノ−β−フェニルシンナメート、グリセリルモノ−2−エチルヘキサノイル−ジパラメトキシシンナメート、ジエタノールアミンエトキシシンナメート等);ベンゾフェノン系紫外線吸収剤(例えば、(2−[4−(ジエチルアミノ)−2−ヒドロキシベンゾイル]安息香酸ヘキシルエステル、2,4−ジヒドロキシベンゾフェノン、2,2'−ジヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン、2,2'−ジヒドロキシ−4,4'−ジメトキシベンゾフェノン、2,2',4,4'−テトラヒドロキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−メトキシ−4'−メチルベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン−5−スルホン酸塩、4−フェニルベンゾフェノン、2−エチルヘキシル−4'−フェニル−ベンゾフェノン−2−カルボキシレート、2−ヒドロキシ−4−n−オクトキシベンゾフェノン、4−ヒドロキシ−3−カルボキシベンゾフェノン等);3−(4'−メチルベンジリデン)−d,l−カンファー、3−ベンジリデン−d,l−カンファー;2−フェニル−5−メチルベンゾキサゾール;2,2'−ヒドロキシ−5−メチルフェニルベンゾトリアゾール;2−(2'−ヒドロキシ−5'−t−オクチルフェニル)ベンゾトリアゾール;2−(2'−ヒドロキシ−5'−メチルフェニルベンゾトリアゾール;ジベンザラジン;ジアニソイルメタン;5−(3,3−ジメチル−2−ノルボルニリデン)−3−ペンタン−2−オン;フェニルアクリレート系紫外線吸収剤(例えば、2−エチルヘキシルー2−シアノ−3,3−ジフェニルアクリレート、2−エチル−2−シアノ−3,3−ジフェニルアクリレート等);フェニルベンズイミダゾール誘導体(例えば、フェニルベンズイミダゾールスルホン酸、ジソジウムフェニルジベンズイミダゾールテトラスルフォネート等);カンファー誘導体(例えば、4−メチルベンジリデンカンファー、テレフタリリデンジカンファースルフォニックアシッド等);フェニルベンゾトリアゾール誘導体(例えば、ヒドロキシ−(エチルヘキシル)フェノキシベンゾトリアゾール、メチレンビス−ベンゾトリアゾリルテトラメチルブチルフェノール等);ベンザルマロネート誘導体(例えば、ジメチコンベンザルマロネート等)が挙げられる。
本発明の日焼け防止用化粧組成物は、上記紫外線吸収剤に加えてさらに、ケイ皮酸誘導体、アントラニレート誘導体、サリチル酸誘導体、カンファー誘導体、ベンザルマロネート誘導体、ベンズイミダゾール誘導体、p−アミノ安息香酸誘導体、メチレンビス(ヒドロキシフェニル)ベンゾトリアゾール誘導体、トリアジン誘導体の1種以上をさらに含有することが好ましく、特に好ましくは、エチルヘキシルサリシレート、ホモサレート、パラメトキシケイ皮酸2−エチルヘキシル(パラメトキシケイ酸2−エチルヘキシル)、オクトクリレン、フェニルベンズイミダゾールスルホン酸、4−メチルベンジリデンカンファー、メチレンビス−ベンゾトリアゾリルテトラメチルブチルフェノール、フェニルベンゾトリアゾール、ジエチルアミノ−ヒドロキシベンゾイル安息香酸ヘキシルエステル、ヒドロキシ−(エチルヘキシル)フェノキシベンゾトリアゾール、ビス−エチルヘキシルフェノールメトキシフェニルトリアジン、ジメチコンジエチルベンザルマロネート、フェニルジベンズイミダゾールテトラスルホネート2ナトリウム等が挙げられる。
本発明の日焼け防止用化粧組成物の製造方法は、特に限定されるものではないが、前述した紫外線吸収剤含有乳化組成物を経由する方法のほか、例えば、予め水相又は油相中に紫外線吸収剤をビーズミル等で分散し、必要に応じて他の化粧基材、助剤を加えたものに添加して乳化する方法が挙げられる。
本発明の日焼け防止用化粧組成物においては、油性成分を可溶化するための可溶化の溶媒として、油、ワックスおよび一般にすべての油脂、低級一価アルコールまたは多価アルコールを使用することができる。特に好ましい一価アルコールまたは多価アルコールはエタノール、イソプロパノール、プロピレングリコール、ヘキシレングリコール、グリセリンおよびソルビトールである。
本発明の一実施態様は、前記一般式(1)で表されるトリアジン系化合物(a)及び前記化学式(2)で表されるトリアジン系化合物(b)からなる紫外線吸収剤に加えて、脂肪アルコール、脂肪酸エステル(特に脂肪酸トリグリセリド)、ラノリン、天然のもしくは合成の油またはワックス、および乳化剤を、水の存在下で含有する保護クリームまたは乳液の形をしたエマルションである。
他の一つの実施態様は、天然のもしくは合成の油またはワックス、ラノリン、および脂肪酸エステル、特に脂肪酸グリセリドを主成分とする油性ローションにより、あるいは低級アルコール(例えば、エタノール)もしくはグリコール(例えば、プロピレングリコール)および/または多価アルコール(例えば、グリセリン)、ならびに油、ワックスおよび脂肪酸エステル(例えば、脂肪酸トリグリセリド)を主成分とする油−アルコール性ローションにより構成される。
本発明の化粧組成物は、また1種または数種の低級アルコールまたは多価アルコール、例えば、エタノール、プロピレングリコールまたはグリセリン、および増粘剤(例えばシリカ)を含有するアルコール性ゲルであることができる。油−アルコール性ゲルはその上天然のまたは合成の油またはワックスを含む。
また、上記のようにして得られる本発明の日焼け防止用化粧組成物の性状としては、液状、乳液状、クリーム状、固形粉末等が挙げられ、また、日焼け止め化粧料の製品形態としては、日焼け止め効果のある美容液、化粧水、乳液、クリーム、パック、化粧用下地、整髪剤、シェービングローション等の基礎化粧料やファンデーション、白粉、頬紅、コンシーラー、アイシャドウ、アイライナー、アイブロウ、口紅等のメーキャップ化粧料等が挙げられる。
本発明の日焼け防止用化粧組成物は、本発明に係る特定の構造を持つ紫外線吸収剤を含有することにより、日光に曝されることによってもたらされる種々の症状、例えば赤らみ、紅斑症、水腫や水疱の形成等の皮膚の損傷を低減させることができる。また、本発明の日焼け防止用化粧組成物は、低波長の日焼けにも高波長の日焼けにも同時に対応できるため、これまでの日焼け止め防止剤に比べ優れた性能を発揮することができる。
また、従来UV−Aの吸収剤として使用されてきた酸化チタンは、それ自体が白色顔料であり、不透明であることが欠点であった。本発明に係る紫外線吸収剤は、化粧組成物に配合しても透明性が問題になることがなく、酸化チタンに比べて配合量を増やすことができ、より大きな光吸収、光遮蔽効果が期待できる。
本発明の日焼け防止用化粧組成物は、前記一般式(1)で表されるトリアジン系化合物(a)と前記化学式(2)で表されるトリアジン系化合物(b)とを併用することにより、特にUV−A及びUV−Cの波長からの皮膚を保護する作用を有し、さらに前記化学式(3)で表されるベンゾトリアゾール系化合物(c)を併用することにより、UV−Bの波長からの皮膚の保護効果がより高くなる。
また、本発明の日焼け防止用化粧組成物における紫外線吸収剤は、乳化剤の使用により、油性化粧品用基材にも相溶性が大きくなるので配合量を自由に選択でき、透明性を確保しつつ、保護効果を従来品より飛躍的に向上できる優れたものである。
また、以上述べた本発明の日焼け防止用化粧組成物では、トリアジン系化合物(a)及びトリアジン系化合物(b)の2種を含有することにより、UV−A、UV−B及びUV−Cの波長から皮膚を保護する作用を有するが、トリアジン系化合物(a)の中でも前記一般式(1’)で表されるもの(特に前記化合物No.2、化合物No.3、化合物No.4、化合物No.5)は単独で含有させても優れた日焼け防止性能を発揮できる。とりわけ化合物No.4は、単独で含有させることにより日焼け防止用化粧組成物として好ましく使用できる。前記一般式(1’)で表されるものを単独で配合する場合、トリアジン系化合物(a)及びトリアジン系化合物(b)を含有する本発明の日焼け防止用化粧組成物で述べた説明を適宜適用することができる。
実施例等により本発明を詳細に示す。但し、本発明は以下の実施例等により何ら制限されるものではない。
[実施例1及び比較例1]日焼け防止用クリーム
紫外線吸収剤(化合物No.1) 3.0g
紫外線吸収剤(化学式(2)) 3.0g
パルミチン酸2−エチルヘキシル 18.0g
ミリスチン酸イソプロピル 44.0g
ポリオキシエチレン(20)ソルビタンモノオレート 2.0g
ソルビタンモノオレート 2.0g
プロピレングリコール 5.0g
2−エチルヘキサン酸トリグリセリド 2.0g
スクワラン 6.0g
BHT 2.0g
上記成分を混合し、約50℃で加熱して練り合わせる。また、比較例として、紫外線吸収剤を無しにしたものを用意する。
〔実施例2〕日焼け防止用クリーム
実施例1に記載の紫外線吸収剤(化合物No.1)及び紫外線吸収剤(化学式(2))の合計配合量6.0gを、紫外線吸収剤(化合物No.4)6.0gに換えた以外は全て実施例1と同様の方法で日焼け防止用クリームを作成した。
〔実施例3〕クリーム状ファンデーション
紫外線吸収剤(化合物No.1) 3.0g
紫外線吸収剤(化学式(2)) 3.0g
紫外線吸収剤(化学式(3)) 3.0g
ステアリン酸 5.0g
モノステアリン酸グリセリン 2.5g
セトステアリルアルコール 1.0g
モノラウリン酸プロピレングリコール 3.0g
スクワラン 6.0g
オリーブ油 13.0g
トリエタノールアミン 1.5g
ソルビット 4.0g
酸化チタン 1.0g
タルク 4.0g
ポリオキシエチレンモノステアリン酸ソルビタン 3.0g
精製水 47.0g
(合計 100.0g)
原料の粉末品は粉砕した製品を使用し、各々を混合した後に油状原料に加え、撹拌し、温度を70℃に温め、水を加えて乳化品とする。
〔実施例4〕クリーム
紫外線吸収剤(化合物No.1) 2.5g
紫外線吸収剤(化学式(2)) 2.0g
モノステアリン酸ポリオキシエチレンソルビタン(60E.O)1.0g
テトラオレイン酸ポリオキシエチレンソルビット(60E.O)1.5g
モノステアリン酸グリセリン 1.5g
サラシミツロウ 2.0g
パラフィン 2.0g
ステアリン酸 3.0g
ベヘニルアルコール 3.0g
アーモンド油 12.0g
ビタミンE 0.04g
シリコン油 0.1g
p−オキシ安息香酸エチル 0.2g
流動パラフィン 5.0g
1,3−ブチレングリコール 5.0g
クエン酸 0.3g
dl−ラウロイル−L−グルタミン酸Na 0.5g
β−サイクロデキストリン 8.0g
コウジ酸 2.0g
精製水 48.36g
(合計100.0g)
以上の化合物を混合、撹拌、溶解し、精製水にて乳化剤にし、冷却しクリームのpHを5に調整する。
〔実施例5〕化粧水
紫外線吸収剤(化合物No.1) 1.0g
紫外線吸収剤(化学式(2)) 1.5g
ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油(60E.O) 1.0g
エタノール 15.0g
p−オキシ安息香酸エチル 0.1g
クエン酸 0.1g
クエン酸ナトリウム 0.3g
N−ラウロイル−L−グルタミン酸Na 0.5g
1,3−ブチレングリコール 4.0g
エチレンジアミン四酢酸ニNa 0.01g
コウジ酸 2.0g
β−サクロデキストリン 1.0g
BHT 0.5g
精製水 74.5g
(合計100.0g)
上記の組成を均一に撹拌、溶解し化粧水とする。
〔実施例6〕ローション
紫外線吸収剤(化合物No.1) 3.0g
紫外線吸収剤(化学式(2)) 1.0g
イソプロパノール 8.0g
トリエタノールアミン 0.5g
ミネラルオイル 27.0g
ラノリンオイル 2.0g
プロピレングリコール 3.0g
ルアルコール 1.0g
ステアリン酸 2.0g
BHT 1.0g
p−オキシ安息香酸エステル 1.0g
香料 0.5g
精製水 50.0g
(合計 100.0g)
以上の成分を約60℃に加熱し、水性成分、油性成分をそれぞれ精製水又はオイルに溶解する。オイル溶解物を水溶解物に十分に撹拌しながら徐々に加え、冷却し香料を加える。
実施例1〜実施例6及び比較例1の化粧組成物20mgを、人の腕の内側の2.5cm×2.5cmの範囲に塗布し、快晴日の正午を中心に3時間日光を照射した。実施例1〜実施例6の化粧組成物を塗布した場合は、特に赤らみ、赤斑症等もなく、これらの化粧組成物は日焼け防止用として有用なものであった。これに対し、紫外線吸収剤の添加されていない比較例1に関しては、皮膚に赤らみ及び赤斑症状があった。
〔実施例7〕
<紫外線吸収剤含有乳化組成物の製造方法>
ホモミキサーと昇温装置を備えた1000mlの容器に紫外線吸収剤と乳化剤を入れ、ホモミキサーで混合しながら60〜70℃に昇温した。所定量の水を容器内の様子を見ながら徐々に仕込むと、ある一定量の水を仕込んだところで、W/OエマルションからO/Wエマルションに転相した。それを確認後、温度を30〜40℃に冷却し、残りの水を全て加え、その後2時間撹拌を続けて紫外線吸収剤含有乳化組成物を得た。紫外線吸収剤と乳化剤の種類と量、及び水の量は、〔表1〕に示したとおりである。
<保存安定性試験>
得られた紫外線吸収剤含有乳化組成物を、100mlのガラス密閉容器に80ml入れ、50℃の恒温槽で30日間保管し、10日、20日、30日後の乳化組成物の外観を観察した。結果を〔表2〕に示した。尚、〔表2〕中、◎:均一、○:表面が僅かに分離、△:表面の分離がはっきりわかる、×:全体的に不均一あるいは大きな分離が見られる、××:完全に分離している、をそれぞれ示す。
Figure 0005683468
<乳化剤>
A1:トリデカノール12EO/3POランダム共重合品
A2:トリデカノール25EO/3POランダム共重合品
A3:トリデカノール50EO/5POランダム共重合品
A4:ラウリルアルコール15EO/3POランダム共重合品
A5:ラウリルアルコール8EO/3POランダム共重合品
A6:オレイルアルコール20EO/4POランダム共重合品
A7:2−エチルヘキシル酸の15EO/3POランダム共重合品
A8:ブタノール6EO/2POランダム共重合品
<紫外線吸収剤>
C1:化合物No.1
C2:化学式(2)
C3:化学式(3)
Figure 0005683468

Claims (8)

  1. 下記一般式(1)で表されるトリアジン系化合物(a)及び下記化学式(2)で表されるトリアジン系化合物(b)からなる紫外線吸収剤を含有してなることを特徴とする日焼け防止用化粧組成物。
    Figure 0005683468
    (式中、R1は炭素原子数1〜12の直鎖又は分岐のアルキル基(但し、これらのアルキル基はヒドロキシ基、ハロゲン原子又は炭素原子数1〜12のアルコキシ基で置換されていてもよく、酸素原子、硫黄原子、カルボニル基、エステル基、アミド基又はイミノ基で中断されていてもよい。)を表す。R 2 は炭素原子数1〜8のアルキル基を表す。)
    Figure 0005683468
  2. 上記一般式(1)におけるR1が炭素原子数1〜12の直鎖のアルキル基(但し、該アルキル基は、ヒドロキシ基、ハロゲン原子又は炭素原子数1〜12のアルコキシ基で置換されていてもよく、酸素原子、硫黄原子、カルボニル基、エステル基、アミド基又はイミノ基で中断されていてもよい。)であり、R2がメチル基である請求項1に記載の日焼け防止用化粧組成物。
  3. 上記紫外線吸収剤が、さらに下記化学式(3)で表されるベンゾトリアゾール系化合物(c)を含むことを特徴とする請求項1又は2に記載の日焼け防止用化粧組成物。
    Figure 0005683468
  4. 上記紫外線吸収剤を0.1〜20質量%含有してなることを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載の日焼け防止用化粧組成物。
  5. 親水基として2種以上のアルキレンオキシドを反応させたポリエーテル鎖を持ち、疎水基として炭素原子数1〜30の炭化水素を持つ乳化剤及び水を必須成分として、上記紫外線吸収剤を乳化させたことを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載の日焼け防止用化粧組成物。
  6. 上記乳化剤が、下記一般式(4)で表される請求項に記載の日焼け防止用化粧組成物。
    RO−(AO)n−H (4)
    (式中、Rは炭素原子数8〜30の炭化水素基であり、Aは、炭素原子数2〜4の2種以上のアルキレン基でエチレン基が全体の50モル%以上であり、nは8〜80の数を表す。)
  7. 上記一般式(4)におけるRは炭素原子数8〜16のアルキル基又はアルケニル基であり、nは8〜30である請求項記載の日焼け防止用化粧組成物。
  8. 上記一般式(4)における−(AO)n−は、エチレンオキシド基とプロピレンオキシド基のランダム共重合体である請求項又は請求項に記載の日焼け防止用化粧組成物。
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