JP5682410B2 - 集塵アダプターおよび集塵アダプターを備えた動力工具 - Google Patents

集塵アダプターおよび集塵アダプターを備えた動力工具 Download PDF

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Description

本発明は、先端工具により被処理物を処理するディスクグラインダ等の動力工具、および動力工具に装着されて処理時に発生する粉塵を集塵する集塵アダプターに関する。
動力源により回転砥石等の先端工具を回転駆動して被処理物の表面を加工処理する動力工具にはディスクグラインダ等がある。ディスクグラインダは電動モータやエアモータにより先端工具を回転駆動して被処理物の表面を研削加工するため使用される。先端工具としては、円板形の砥石、ダイヤモンドカッター、カップ形の砥石、ワイヤブラシなどがあり、被処理物の種類に応じて任意の先端工具が選択される。例えば、コンクリートや石材等の被処理物の表面を研削加工するためには、ダイヤモンドカッターが先端工具として選択され、動力工具により表面の研削処理が行われる。先端工具により被処理物の表面を研削処理する動力工具は、ディスクサンダーやポリッシャとも言われている。
ディスクグラインダやディスクサンダー等のように先端工具により研削処理を行う動力工具には、加工時に発生した粉塵が外部へ粉塵が飛散しないように集塵アダプターを備えた集塵タイプがある。特許文献1には、集塵カバーの開口部に防塵ブラシを装着するようにしたディスクサンダーが記載されている。この動力工具の集塵カバー内には、粉塵を取り込んでホースに供給するための集塵ファンが設けられている。先端工具を駆動するスピンドルに装着される集塵ファンとこれを覆う集塵カバーとにより集塵アダプターが形成されている。
特開2001−138203号公報
ディスクグラインダやディスクサンダー等の動力工具には、集塵カバーが装着された集塵タイプと集塵カバーが設けられていない汎用の簡易タイプとがある。簡易タイプの動力工具には、オプションとして集塵ファンとこれが組み込まれる防塵カバーとを備えた集塵アダプターを装着し得るようにしたタイプがある。簡易タイプにおいては、研削砥石等の先端工具を駆動するスピンドルは、直接に先端工具を取り付けるための長さとなっている。このため、簡易タイプの動力工具に、集塵ファンと集塵カバーとを取り付ける場合には、スピンドルの長さが足りず、先端工具の取付が困難であった。
また、動力工具に既に設けられたスピンドルつまり本体スピンドルを取り外すことなく、簡易タイプを防塵タイプに仕様変更できるようにするには、本体スピンドルの先端に延長スピンドルを連結できるようにする必要がある。延長スピンドルを本体スピンドルの先端に連結するには、延長スピンドルの基端部には本体スピンドルの雄ねじ部にねじ結合する雌ねじ部が設けられる。延長スピンドルの先端部には先端工具を取り付けるために、先端工具を締結するためのロックナットがねじ結合される雄ねじ部が設けられることになる。
本体スピンドルに対する先端工具の交換のために先端工具を着脱する際、つまり取り付けたり取り外したりする際には、動力工具本体に設けられたロックボタンを操作して本体スピンドルを回転しないようにロックするようにしている。したがって、先端工具を交換するときには、作業者は一方の手でロックボタンを操作して本体スピンドルを固定させた状態のもとで、他方の手でロックナットを回転操作して先端工具を本体スピンドルに締結している。
しかしながら、延長スピンドルに取り付けられた先端工具を交換すべく、ロックボタンにより本体スピンドルの回転を停止させた状態のもとで、先端工具を締結しているロックナットを緩めようとすると、ロックナットが延長スピンドルに対して回転することなく、ロックナットと延長スピンドルが共に回転して延長スピンドルが本体スピンドルから緩んで外れてしまう場合がある。
延長スピンドルが本体スピンドルから緩んで外れると、延長スピンドルと先端工具とが固着した状態となるので、先端工具を延長スピンドルから取り外すための作業が必要となり、工具交換の作業性が悪いという問題点がある。
本発明の目的は、汎用の動力工具本体に集塵機能を持たせた構成としても、砥石ホイール等の先端工具を取り付けられるようにし、さらに、動力工具本体に対する砥石ホイール等の先端工具の交換作業性を向上することにある。
本発明の集塵アダプターは、動力工具本体の本体スピンドルにより回転駆動される先端工具により被処理物を処理する際に生じる粉塵を収集する集塵アダプターであって、前記本体スピンドルにより回転駆動される集塵ファンと、前記動力工具本体に装着され前記集塵ファンを収容するとともに前記先端工具の径方向外方を覆う集塵カバーと、前記本体スピンドルに取り付けられる延長スピンドルとを有し、前記延長スピンドルは、前記本体スピンドルの雄ねじ部にねじ結合される雌ねじ部を基端部に備え、前記先端工具を固定する締結部材がねじ結合される雄ねじ部を先端部に備え、前記基端部から前記先端部までの外周面に前記集塵ファンの取付孔に軸方向に移動可能かつ周方向に係合する係合部を備え、前記集塵ファンの前記取付孔に前記先端部側から前記係合部を挿入可能に構成され、前記延長スピンドルが前記集塵ファンの前記取付孔に挿入された状態で、前記雌ねじ部と前記係合部とが前記集塵ファンの径方向内側に位置し、前記延長スピンドルの前記雄ねじ部が前記集塵ファンから突出することを特徴とする。
本発明の集塵アダプターは、前記延長スピンドルは、前記先端工具が前記本体スピンドルから取り外された状態のもとで、前記締結部材を前記延長スピンドルに対して回転させるときに、前記延長スピンドルが前記締結部材の回転方向に回転するのを規制する回転規制部を先端部に備えることを特徴とする。本発明の集塵アダプターは、前記回転規制部は前記延長スピンドルの先端面に開口し、着脱治具が係合する六角穴等の凹部であり、前記着脱治具を前記凹部に係合させて前記延長スピンドルが締結部材の回転方向に回転するのを規制することを特徴とする。本発明の集塵アダプターは、前記回転規制部は前記延長スピンドルの先端面から突出し、着脱治具が係合する六角突起等の突起であり、前記着脱治具を前記突起に係合させて前記延長スピンドルが締結部材の回転方向に回転するのを規制することを特徴とする。
本発明の動力工具は、前記先端工具を回転駆動する本体スピンドルが設けられた動力工具本体と、前記動力工具本体に前記本体スピンドルと同軸に設けられ、前記集塵カバーが装着されるホルダーと、上述した集塵アダプターとを有することを特徴とする。
本発明によれば、動力工具本体の本体スピンドルに取り付けられる延長スピンドルを有しており、延長スピンドルは先端工具を固定するための締結部材がねじ結合される雌ねじ部が設けられているので、汎用の動力工具本体に集塵機能を持たせた構成としても、砥石ホイール等の先端工具を取り付けることができる。
本発明によれば、延長スピンドルの雄ねじ部にねじ結合されて先端工具を締結する締結部材を回転させるときに、延長スピンドルの回転規制部に着脱治具を係合し、締結部材に他の着脱治具を係合させることにより、締結部材を延長スピンドルに対して容易に回転させることができる。これにより、延長スピンドルに対する締結部材の着脱作業、特に回転工具を交換する際に、延長スピンドルから締結部材を取り外す操作を容易に行うことができ、先端工具交換時の作業性を向上させることができる。
集塵アダプターを装着した状態における動力工具としてのディスクグラインダを示す一部切欠き正面図である。 図1の要部拡大断面図である。 集塵アダプターを取り外した状態におけるディスクグラインダを示す拡大断面図である。 集塵アダプターをディスクグラインダから取り外す手順を示す拡大断面図である。 図4に示した2つの着脱治具を図4の下方から見た状態を示す底面図である。 延長スピンドルから砥石ホイールを取り外した状態を示す拡大断面図である。 (A)は本体スピンドルの拡大正面図であり、(B)は延長スピンドルの拡大断面図である。 (A)は延長スピンドルの正面図であり、(B)は(A)の右側面図である。 (A)は延長スピンドルの変形例を示す正面図であり、(B)は(A)の右側面図である。 (A)は延長スピンドルの変形例を示す正面図であり、(B)は(A)の右側面図である。 (A)は延長スピンドルの変形例を示す正面図であり、(B)は(A)の右側面図である。 (A)は延長スピンドルの変形例を示す正面図であり、(B)は(A)の右側面図である。 (A)は延長スピンドルの変形例を示す正面図であり、(B)は(A)の右側面図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。図1に示す動力工具は、携帯型つまり手持ち式のディスクグラインダ10であり、このディスクグラインダ10は、例えば、コンクリートや石材等を被処理物としてこの表面を研削処理するために使用され、ディスクサンダーとも言われる。
このディスクグラインダ10は円筒形状のモータケース11aと、その先端部に取り付けられるギヤケース11bとを有し、モータケース11aの内部には図2に示すように電動モータ12が動力源として収容される。電動モータ12はモータケース11aの後端部から引き出される電源コード13を介して図示しない商用電源に接続され、商用電源から供給される電力により駆動される。電動モータ12の回転軸14にはベベルギヤ15が取り付けられ、このベベルギヤ15と噛み合うベベルギヤ16が回転軸14に直角に配置された本体スピンドル17に取り付けられており、本体スピンドル17は電動モータ12により回転駆動される。この本体スピンドル17はギヤケース11bに取り付けられる軸受18により回転自在に支持されている。軸受18はギヤケース11bに固定される環状のホルダー19によりギヤケース11bに取り付けられており、ホルダー19は本体スピンドル17と同軸となって本体スピンドル17の径方向外方に設けられている。
ディスクグラインダ10は、モータケース11aとギヤケース11bとこれらの内部に組み込まれる上述した部材により動力工具本体10aが構成される。この動力工具本体10aには集塵アダプター20が着脱自在に装着され、集塵アダプター20が動力工具本体10aに装着されると、ディスクグラインダ10は、図2に示すように集塵タイプとなる。一方、集塵アダプター20を動力工具本体10aから取り外すと、ディスクグラインダ10は、図3に示すように簡易タイプとなる。図2および図3に示すように、本体スピンドル17の先端部には雄ねじ部21が設けられている。雄ねじ部21よりも基端部側には大径のフランジ部22が設けられており、このフランジ部22は軸受18に突き当てられている。
ディスクグラインダ10を簡易タイプとするときには、本体スピンドル17の先端部の雄ねじ部21に先端工具としてのカップ型の砥石ホイール23が直接取り付けられることになる。この砥石ホイール23はカップ形状に形成された台盤24を有し、この台盤24の前面外周部には複数のダイヤモンド砥石25が接着等の手段により固定されている。台盤24の径方向中心部にはボス26が取り付けられており、ボス26は台盤24を貫通する中空軸部26aとこれの端部に設けられた端板部26bとを有し、端板部26bと台盤24との間に防振ゴムシート27が挟み込まれている。
砥石ホイール23は、本体スピンドル17の雄ねじ部21にねじ結合つまり螺合する締結部材としてのロックナット28により本体スピンドル17に取り付けられ、ロックナット28には雄ねじ部21にねじ結合される雌ねじ28aが設けられている。砥石ホイール23を本体スピンドル17に取り付ける際には、ボス26の端板部26bを本体スピンドル17のフランジ部22に突き当てて中空軸部26a内に本体スピンドル17を貫通させた状態のもとでロックナット28を雄ねじ部21にねじ止めする。このときには、本体スピンドル17を回転しないようにするために、ギヤケース11bにはロックボタン29が設けられている。
このロックボタン29には本体スピンドル17に平行な方向に往復動自在の図示しないロックピンが設けられており、図3においてロックボタン29を二点鎖線29aで示すように押し込むと、ロックピンがベベルギヤ16に形成された図示ない凹部に係合し、ベベルギヤ16が固定されて本体スピンドル17の回転が規制される。この状態のもとでロックナット28を回転させることにより、容易にロックナット28を雄ねじ部21にねじ止めすることができる。ロックナット28を緩めて雄ねじ部21から取り外すときにも、ロックボタン29を押し込んで本体スピンドル17をロックしてその回転を規制することになる。
集塵アダプター20は、図2に示すように、電動モータ12により砥石ホイール23とともに回転駆動される集塵ファン31と、この集塵ファン31を収容するとともに砥石ホイール23の径方向外方を覆う集塵カバー32とを有している。集塵ファン31はディスク部31aとこれの前面側に設けられた複数のブレード部31bとを有しており、集塵ファン31が回転すると、前面側から流入した空気が径方向外方に吐出される。
集塵カバー32は端壁部33とこれの正面側の円筒形状の周壁部34と集塵ファン31の外周部を介して端壁部33に対向する仕切り壁部35とを有しており、仕切り壁部35の正面側には工具カバー36が設けられている。工具カバー36は砥石ホイール23の外径よりも大きな内径となっており、砥石ホイール23の径方向外方を覆うことになる。端壁部33の径方向中心部には動力工具本体10aのホルダー19に嵌合されるボス部33aが設けられており、集塵カバー32はボス部33aの部分でホルダー19に着脱自在に装着される。端壁部33と仕切り壁部35との間はファン収容室37となっており、このファン収容室37内に集塵ファン31が組み込まれる。仕切り壁部35には吸い込み口35aが形成されており、集塵ファン31を回転させると、吸い込み口35aを介して外部から空気がファン収容室37内に流入する。周壁部34と集塵ファン31の外周との間に形成されるボリュート流路は、円周方向の下流側に向かうに従って断面積が徐々に大きくなっている。ボリュート流路38の最下流に連通させて集塵カバー32には排出ダクト39が設けられている。
集塵カバー32は、それぞれナイロンなどの樹脂材料により成形された第1と第2のケース半体32a,32bを組み合わせることにより構成される。第1のケース半体32aは端壁部33と周壁部34の一部と排出ダクト39の一部とが一体となっており、第2のケース半体32bは周壁部34の残りの一部と排出ダクト39の残りの一部と仕切り壁部35と工具カバー36とが一体となっている。
排出ダクト39には図1に示されるようにホース39aが取り付けられており、ホース39aにより排出ダクト39は図示しない集塵バッグに接続されている。したがって、砥石ホイール23による研磨加工時に発生した粉塵は、集塵ファン31の回転により集塵カバー32内のファン収容室37内に入り込み、ホース39aを通って集塵バッグに案内される。これにより、研磨加工時に発生した粉塵は、ディスクグラインダ10の周囲に飛散することなく、集塵バッグにより除去される。
工具カバー36の内部には環状のスカート部材40が本体スピンドル17の軸方向に移動自在に装着されている。スカート部材40にはばね40aにより工具カバー36の先端面より突出する方向にばね力が加えられており、砥石ホイール23を用いてコンクリート等の表面を研磨処理するときには、砥石ホイール23の径方向外方を確実に覆うことになり、粉塵が外部に吹き飛ばされるのを確実に防止することができる。
集塵ファン31のボス部31cには、延長スピンドル41が取り付けられるようになっている。延長スピンドル41の基端部42は、集塵ファン31のボス部31cに形成された取付孔31dに挿入される。取付孔31dの内周面には180度位相をずらして2つの平坦面が形成されている。一方、延長スピンドル41の基端部42の外周面には、図8に示されるように、取付孔31dの断面形状に対応させて相互に円周方向に180度位相をずらして2つの平坦面43が形成されており、基端部42は二面幅構造となっている。基端部42には、図2および図7に示されるように、本体スピンドル17の雄ねじ部21にねじ結合されるねじ孔である雌ねじ部44が形成されている。平坦面43と取付孔31dにより、延長スピンドル41と集塵ファン31とは周方向に位置決めされるとともに、軸方向に移動可能に構成される。このため、ディスクグラインダ10に集塵アダプター20を取り付ける際には、延長スピンドル41と集塵ファン31の取付孔31dの位置を合わせて挿入するのみで周方向の位置決めが達成され、ディスクグラインダ10の駆動力を集塵ファンに伝達することが可能となる。
延長スピンドル41の先端部には、ロックナット28の雌ねじ28aがねじ結合される雄ねじ部45が形成されている。本体スピンドル17の雄ねじ部21と延長スピンドル41の雄ねじ部45は、外径とねじピッチが相互に同一であり、砥石ホイール23を図3に示すように本体スピンドル17の雄ねじ部21に取り付けることができるとともに、図2に示すように砥石ホイール23を延長スピンドル41の雄ねじ部45にも取り付けることができる。砥石ホイール23は雄ねじ部21,45にねじ結合されるロックナット28により締結される。図2に示すように、延長スピンドル41を介して本体スピンドル17に砥石ホイール23を取り付けるとともに集塵アダプター20を動力工具本体10aに取り付けると、ディスクグラインダ10は集塵タイプとなる。一方、図3に示すように、本体スピンドル17に砥石ホイール23を取り付けると、ディスクグラインダ10は簡易タイプとなる。
それぞれの雄ねじ部21,45は右ねじであり、相互に同一向きのねじとなっている。したがって、本体スピンドル17に図3のように砥石ホイール23を取り付けるときには、ロックナット28を雄ねじ部21にねじ止めする。このときには、ロックボタン29を操作して、本体スピンドル17の回転を規制した状態のもとで、ロックナット28をその正面側つまり図3において下側から見て右方向に回転させることになる。
本体スピンドル17に延長スピンドル41を取り付けるには、ロックボタン29を操作して本体スピンドル17の回転を規制した状態で、延長スピンドル41を同様に右方向に回転させて本体スピンドル17にねじ止めする。さらに、本体スピンドル17に砥石ホイール23を取り付けるには、砥石ホイール23のボス部を延長スピンドル41の先端部に嵌合させてロックナット28を雄ねじ部45にねじ止めする。このときもロックボタン29により本体スピンドル17の回転を規制した状態としてロックナット28を右方向に回転させることになる。このように、延長スピンドル41を介して集塵ファン31を本体スピンドル17に連結するとともに、集塵カバー32を動力工具本体10aに装着すると、ディスクグラインダ10は集塵タイプとなる。このように、砥石ホイール23は延長スピンドル41を介して本体スピンドル17に取り付けられるため、取り付けに必要なねじ部の軸方向の長さを十分に確保することがで、確実な取り付けを行うことができる。また、集塵ファン31のブレード31bを厚く形成しても十分にねじ止めすることができることから、確実な取り付けを実現しながら集塵のための風量を大きくすることができる。
集塵アダプター20が装着されたディスクグラインダ10から砥石ホイール23を取り外す際には、ロックナット28を緩める方向に回転させることになる。このときには、ロックナット28が緩むことなく、延長スピンドル41の雌ねじ部44と本体スピンドル17の雄ねじ部21とのねじ結合が緩むことがある。しかも、作業者は一方の手でロックボタン29を押しながら、他方の手でロックナット28を回転することになり、この操作は、ロックナット28を本体スピンドル17の雄ねじ部21から取り外す際よりも、ロックボタン29の位置とロックナット28の位置が離れるので、容易ではない。
そのために、延長スピンドル41の先端部には先端面に開口する凹部46が回転規制部として形成されている。この凹部46は、図8に示されるように六角穴により形成されており、この六角穴には外周面が六角形となった着脱治具47を係合させることができる。図4は回転規制部としての凹部46に着脱治具47を係合させた状態を示す。ロックナット28の端面には複数の凹部48が回転中心から同一の半径位置に形成されており、この凹部48には図4に示すように着脱治具49を係合させることができる。
図4に示すように、凹部46に着脱治具47を係合させ、凹部48に着脱治具49を係合させた状態のもとで、図5に示すように、着脱治具47により延長スピンドル41の回転を規制しながら、着脱治具49によりロックナット28を緩む方向である左方向に回転させる。これにより、延長スピンドル41を本体スピンドル17に対して回転させることなく、ロックナット28を延長スピンドル41の雄ねじ部45から容易に取り外すことができる。このときには、ロックナット28が図5において延長スピンドル41に対して相対的に左方向に回転すれば、ロックナット28を緩めることができるので、着脱治具49を固定して着脱治具47を右回転させるようにしても良く、両方を同時に回転させるようにしても良い。
図6に示すように、延長スピンドル41から砥石ホイール23が取り外された状態のもとで、延長スピンドル41を本体スピンドル17から取り外すに際には、ロックボタン29を押し込んで本体スピンドル17の回転を規制して延長スピンドル41を左方向に回転させることになる。このときには、着脱治具47により延長スピンドル41を左方向に回転操作するようにしても良く、集塵ファン31のボス部31cを手に持って延長スピンドル41を左方向に回転させるようにしても良い。延長スピンドル41を本体スピンドル17にねじ止めするときには、着脱治具47により延長スピンドル41を右方向に回転操作するようにしても良く、集塵ファン31のボス部31cを手により延長スピンドル41を右方向に回転させるようにしても良い。
図9〜図13は、それぞれ延長スピンドル41の変形例を示す図である。図9に示される延長スピンドル41の先端部には径方向に延びる1本の凹状溝、つまりマイナス溝46aが回転規制部として設けられている。図10に示される延長スピンドル41の先端部には、十字形状の2本の凹状溝、つまりプラス溝46bが回転規制部として設けられている。したがって、図9に示される延長スピンドル41に対してロックナット28を着脱するには、マイナス溝46aに係合する部材が着脱治具として使用され、図10に示される延長スピンドル41にロックナット28を着脱するには、プラス溝46bに係合する部材が着脱治具として使用される。
図11に示される延長スピンドル41の先端部には、その先端面から吐出して六角形の突起46cが回転規制部として設けられている。図12に示される延長スピンドル41の先端部には、その先端面から突出して四角形の突起46dが回転規制部として設けられている。図13に示される延長スピンドル41の先端部には、その先端面から突起46eが突出して設けられており、回転規制部としての突起46eには延長スピンドル41の回転中心軸に対して径方向を向いた貫通孔46fが設けられている。したがって、図11および図12に示される延長スピンドル41にロックナット28を着脱するには、スパナ等が着脱治具として使用され、図13に示される延長スピンドル41に対してロックナット28を着脱するには、貫通孔46fを貫通する棒材が着脱治具して使用される。
このように、延長スピンドル41の回転を規制するための回転規制部としては、凹部、突起および突起に貫通孔を形成した形態等のように、延長スピンドル41に着脱治具を係合させることができる形態であれば、どのような形態でも良い。また、ロックナット28の形状についても、端面に複数の凹部48が形成された形状に限られず、外周面が四角形や六角形となった形状のロックナット28を用いるようにしても良い。
本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。例えば、図示するディスクグラインダ10は電動モータを駆動源とした電動工具つまり動力工具であるが、エアモータを駆動源とした形態の動力工具にも本発明を適用することができる。図示したディスクグラインダ10は、被処理物の表面を研磨加工するために使用されており、研磨加工により被処理物の表面を荒加工することができる。これに対して、仕上げ加工は研磨加工と言われており、研磨加工する動力工具はディスクサンダーやポリッシャと言われる。本発明の動力工具としては、研磨加工するものにも適用することができる。
10 ディスクグラインダ(動力工具)
10a 動力工具本体
11a モータケース
11b ギヤケース
12 電動モータ
17 本体スピンドル
19 ホルダー
20 集塵アダプター
21 雄ねじ部
22 フランジ部
23 砥石ホイール(先端工具)
24 台盤
25 ダイヤモンド砥石
26 ボス
28 ロックナット(締結部材)
28a 雌ねじ
29 ロックボタン
31 集塵ファン
32 集塵カバー
33 端壁部
33a ボス部
34 周壁部
35 仕切り壁部
36 工具カバー
37 ファン収容室
40 スカート部材
41 延長スピンドル
42 基端部
43 平坦面
44 雌ねじ部
45 雄ねじ部
46 凹部(回転規制部)
47,49 着脱治具

Claims (5)

  1. 動力工具本体の本体スピンドルにより回転駆動される先端工具により被処理物を処理する際に生じる粉塵を収集する集塵アダプターであって、
    前記本体スピンドルにより回転駆動される集塵ファンと、
    前記動力工具本体に装着され前記集塵ファンを収容するとともに前記先端工具の径方向外方を覆う集塵カバーと、
    前記本体スピンドルに取り付けられる延長スピンドルとを有し、
    前記延長スピンドルは、前記本体スピンドルの雄ねじ部にねじ結合される雌ねじ部を基端部に備え、前記先端工具を固定する締結部材がねじ結合される雄ねじ部を先端部に備え、前記基端部から前記先端部までの外周面に前記集塵ファンの取付孔に軸方向に移動可能かつ周方向に係合する係合部を備え、前記集塵ファンの前記取付孔に前記先端部側から前記係合部を挿入可能に構成され、
    前記延長スピンドルが前記集塵ファンの前記取付孔に挿入された状態で、前記雌ねじ部と前記係合部とが前記集塵ファンの径方向内側に位置し、前記延長スピンドルの前記雄ねじ部が前記集塵ファンから突出することを特徴とする集塵アダプター。
  2. 前記延長スピンドルは、前記先端工具が前記本体スピンドルから取り外された状態のもとで、前記締結部材を前記延長スピンドルに対して回転させるときに、前記延長スピンドルが前記締結部材の回転方向に回転するのを規制する回転規制部を先端部に備えることを特徴とする請求項1記載の集塵アダプター。
  3. 前記回転規制部は前記延長スピンドルの先端面に開口し、着脱治具が係合する六角穴等の凹部であり、前記着脱治具を前記凹部に係合させて前記延長スピンドルが締結部材の回転方向に回転するのを規制することを特徴とする請求項記載の集塵アダプター。
  4. 前記回転規制部は前記延長スピンドルの先端面から突出し、着脱治具が係合する六角突起等の突起であり、前記着脱治具を前記突起に係合させて前記延長スピンドルが締結部材の回転方向に回転するのを規制することを特徴とする請求項記載の集塵アダプター。
  5. 前記先端工具を回転駆動する本体スピンドルが設けられた動力工具本体と、
    前記動力工具本体に前記本体スピンドルと同軸に設けられ、前記集塵カバーが装着されるホルダーと、
    請求項1〜のいずれか1項に記載の集塵アダプターとを有することを特徴とする動力工具。
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