JP5680308B2 - クランプ装置 - Google Patents
クランプ装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5680308B2 JP5680308B2 JP2010008515A JP2010008515A JP5680308B2 JP 5680308 B2 JP5680308 B2 JP 5680308B2 JP 2010008515 A JP2010008515 A JP 2010008515A JP 2010008515 A JP2010008515 A JP 2010008515A JP 5680308 B2 JP5680308 B2 JP 5680308B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rod
- workpiece
- clamp device
- grip
- clamp
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Jigs For Machine Tools (AREA)
Description
前記所定の面に当接される当接面が先端側に設けられたクランプ装置本体と、先端部が前記当接面側に位置し基端部が前記クランプ装置本体の内部に位置する軸部、及び該軸部の先端部に前記当接面から突出して設けられ先端側に向かって徐々に径が大きく形成されたテーパ部を有すると共に、軸方向に沿って進退可能なロッド部と、前記テーパ部の周面の少なくとも一部を覆うように配置され該テーパ部の径方向に変形可能なグリップ部と、前記クランプ装置本体の基端側に設けられるシリンダ部、及び該シリンダ部に摺動自在に配置され前記ロッド部の基端部に連結されるピストン部を有し、該シリンダ部に流体を流入させることで前記ロッド部を、該ロッド部が後退したクランプ位置から該ロッド部が前進したアンクランプ位置に駆動させるロッド駆動部と、前記クランプ装置本体の内部における前記ロッド駆動部と前記当接面との間に配置され前記ロッド部を前記クランプ位置側に付勢するばね部材と、を備えるクランプ装置に関する。
クランプ装置本体10は、不図示のボルト等の取り付け部材によって、治具パレットPに固定されている。クランプ装置本体10は、上下方向を向いた貫通孔101を有し、全体が円筒状に形成されている。クランプ装置本体10の先端側に位置する頭部102は、裁頭円錐状に形成されている。この頭部102には、ワークWの所定の面としての被着座面Waに当接される当接面としてのワーク着座面102aが形成されている。
プルロッド20は、先端部(図1で上端部)がクランプ装置本体10のワーク着座面102a側に位置し基端部がクランプ装置本体10の内部としての貫通孔101内に位置する軸部201と、この軸部201の先端部にワーク着座面102aから突出して設けられ先端側に向かって徐々に径が大きく形成されたテーパ部202とを備える。
軸部201は、基端側に位置する太径部201aと、先端側に位置する細径部201bとを備える。細径部201bとテーパ部202の周囲には、後述するグリップ30が位置している。テーパ部202は、細径部201bの先端側に設けられている。
グリップ30は、ワークWのクランプ穴Wb内でプルロッド20の下降によって径方向に広がり、ワークWを治具パレットPに固定する。
グリップ30は、プルロッド20のテーパ部202の周面の少なくとも一部を覆うように配置され、そのテーパ部202の径方向に弾性変形自在に形成されている。本実施形態では、グリップ30は、円周方向で4分割された係合部材301と、係合部材301の基端部301aに装着されて、4つの係合部材301を互いに接近させる方向に弾力を加えている平面視C字状の集束ばね302とを備える(図1及び図2参照)。4つの係合部材301には、円形に配置された状態で内側の面に、基端側から先端側に向かって徐々に径が大きく形成されたテーパ面301bが形成されている。
このため、4つの係合部材301は、プルロッド20の下降によってテーパ部202がテーパ面301bを摺動して、集束ばね302に抗して径方向に広がり、ワークWを治具パレットPに固定するようになっている。
シリンダ401は、クランプ装置本体10の貫通孔101の一部分により構成されている。このシリンダ401の下部には、クランプ装置本体10の基端部10aに形成され治具パレットPの圧油通路POに接続される圧油通路403が接続されている。シリンダ401には、この圧油通路403を通じて、圧油Oが治具パレットPから供給される。
ピストン402は、プルロッド20の基端部に連結される。
ワーク検知エア通路50内の圧縮エアは、クランプ装置本体10の頭部102にワークWが載置されると、ワーク検知エア通路50の不図示の出口が塞がれて、出口が解放されているときよりも高圧になる。この圧力変化を不図示の圧力計が検知して、クランプ装置本体10の頭部102にワークWが載置されたことを検知する。
クランプ装置1は、ワークWを治具パレットPに固定するとき、コイルばね404の弾力によってクランプ穴Wb内で径方向に広がり、クランプ穴Wbを押圧するようになっている(図1参照)。また、クランプ装置1は、その固定を解除するとき、グリップ30が外部から供給される流体としての圧油Oによってすぼまり、クランプ穴Wbから離れるようになっている(図2参照)。
より具体的には、図1に示すように、クランプ装置1は、使用していないとき、コイルばね404によってピストン402が押し下げられてプルロッド20がクランプ位置に位置している。このため、プルロッド20は、テーパ部202によって、グリップ30の4つの係合部材301を集束ばね302に抗して押し広げ、グリップ30を開いた状態にしている。
そこで、図2に示すように、シリンダ401に圧油Oが供給される。すると、ピストン402がコイルばね404に抗して上昇させられて、ピストン402に設けられているプルロッド20も上昇させられる。そして、プルロッド20のテーパ部202は、グリップ30から上方へ離れる。これにより、グリップ30の4つの係合部材301は、集束ばね302によって互いに接近し、グリップ30は、すぼまった状態になる。この結果、グリップ30は、クランプ穴Wb内に進入することができる形状になる。
その後、不図示の昇降装置は、ワークWを下降させて、このワークWをクランプ装置1の頂部に接近させる。また、ワークWの下降にともなって、不図示のエアコンプレッサが始動する。すると、圧縮エア供給口PA及び圧縮エア供給部PBからワーク検知エア通路50及び塵埃除去エア通路60に圧縮エアが供給される。
このようにして、グリップ30は、コイルばね404の弾力によってプルロッド20が下降する事で径方向に広がり、クランプ穴Wbの内壁を押圧して、ワークWを治具パレットPに固定する。即ち、クランプ装置1は、コイルばね404の弾力によってワークWを治具パレットPに固定したことになる。
クランプ装置1を、シリンダ401に圧油Oを流入させることでプルロッド20をクランプ位置からアンクランプ位置に駆動させるロッド駆動源40と、プルロッド20をクランプ位置側に付勢するばね部材と、を含んで構成した。これにより、ワークWの治具パレットPの固定(クランプ)は、クランプ装置1内のコイルばね404の弾力によって行うことができ、ワークWの治具パレットへの固定の解除(アンクランプ)は、外部から供給される圧油Oによって行うことができる。よって、クランプ状態においては動力源からの動力の供給を必要としないので、動力を常には供給できない治具パレットPにも使用できる。
(1)治具パレットPの構造を簡素化することができる。
(2)治具パレットPを複数枚使用するトランサー方式の設備にも使用することができる。
(3)治具パレットPの移動中にワークWが治具パレットPから落下することを防止して、安全性を確保することができる。また、ワークWの損傷を防止することもできる。
例えば、本実施形態では、クランプ装置1は、圧油Oによって作動するようになっているが、圧油Oの代わりに圧縮エアを使用してもよい。
10 クランプ装置本体
101 貫通孔(クランプ装置本体の内部)
102 頭部(先端側)
102a ワーク着座面(着座面)
104 ばね受け部材
104a ばね受け部材の一方の面(下面)
104b ばね受け部材の他方の面(上面)
20 プルロッド(ロッド部)
201 軸部
202 テーパ部
30 グリップ(グリップ部)
40 ロッド駆動源(ロッド駆動部)
401 シリンダ(シリンダ部)
402 ピストン(ピストン部)
403 圧油通路
404 コイルばね(ばね部材)
P 治具パレット
W ワーク
Wa 被着座面(所定の面)
Wb クランプ穴
O 圧油(流体)
Claims (3)
- ワークを固定するクランプ装置であって、
前記ワークが着座する着座面が先端側に設けられるクランプ装置本体と、
軸部及びテーパ部を有するロッド部と、
前記テーパ部の周面の少なくとも一部を覆うように円周方向で複数に分割されて配置される係合部材及び該複数に分割されて配置される係合部材を互いに接近させる方向に弾力を加える集束ばねを備え、前記テーパ部の径方向に変形可能なグリップ部と、
前記クランプ装置本体の基端側に設けられるシリンダ部、及び該シリンダ部に摺動自在に配置され前記ロッド部の基端部に連結されるピストン部を有し、該シリンダ部に流体を流入させることで前記ロッド部を、該ロッド部が後退したクランプ位置から該ロッド部が前進したアンクランプ位置に駆動させるロッド駆動部と、
前記クランプ装置本体の内部に配置され前記ロッド部を前記クランプ位置側に付勢するばね部材と、
前記ロッド部及び前記ピストン部を前記軸部の軸方向に沿って貫通して前記グリップ部に達するよう形成され、前記グリップ部にエアを供給可能とする塵埃除去エア通路と、
前記クランプ装置本体の筒状の肉厚部分を貫通した上で、前記着座面に達するよう形成されるワーク検知エア通路と、を備えるクランプ装置。 - 前記グリップ部は、前記クランプ装置本体と前記ワークとの当接面近傍に設けられ、
前記グリップ部と前記ばね部材との間にばね受け部材を備え、
前記ばね受け部材は、一方の面で前記ばね部材の前記当接面側の端部を受け止め、他方の面で前記グリップ部を受け止める請求項1に記載のクランプ装置。 - 被加工部品を把持する部品加工用の把持装置であって、
前記ワークが着座する着座面が先端側に設けられるクランプ装置本体と、
軸部及びテーパ部を有するロッド部と、
前記テーパ部の周面の少なくとも一部を覆うように円周方向で複数に分割されて配置される係合部材及び該複数に分割されて配置される係合部材を互いに接近させる方向に弾力を加える集束ばねを備え、前記テーパ部の径方向に変形可能なグリップ部と、
前記クランプ装置本体の基端側に設けられるシリンダ部、及び該シリンダ部に摺動自在に配置され前記ロッド部の基端部に連結されるピストン部を有し、該シリンダ部に流体を流入させることで前記ロッド部を、該ロッド部が後退したクランプ位置から該ロッド部が前進したアンクランプ位置に駆動させるロッド駆動部と、
前記クランプ装置本体の内部に配置され前記ロッド部を前記クランプ位置側に付勢するばね部材と、
前記ロッド部及び前記ピストン部を前記軸部の軸方向に沿って貫通して前記グリップ部に達するよう形成される塵埃除去エア通路と、
前記クランプ装置本体の筒状の肉厚部分を貫通した上で、前記着座面に達するよう形成されるワーク検知エア通路と、を備える部品加工用の把持装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010008515A JP5680308B2 (ja) | 2010-01-18 | 2010-01-18 | クランプ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010008515A JP5680308B2 (ja) | 2010-01-18 | 2010-01-18 | クランプ装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2011143529A JP2011143529A (ja) | 2011-07-28 |
JP5680308B2 true JP5680308B2 (ja) | 2015-03-04 |
Family
ID=44458841
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2010008515A Active JP5680308B2 (ja) | 2010-01-18 | 2010-01-18 | クランプ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5680308B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5713200B2 (ja) * | 2011-12-20 | 2015-05-07 | トヨタ自動車株式会社 | クランプ装置及びクランプ方法 |
CN104626006B (zh) * | 2014-12-31 | 2016-07-13 | 无锡贝斯特精机股份有限公司 | 气体防尘无阻尼可缩回式弹性定位机构 |
CN112296904A (zh) * | 2020-10-26 | 2021-02-02 | 江门市朝扬精密制造有限公司 | 一种发动机汽缸体装夹用夹具 |
CN114803507A (zh) * | 2022-04-14 | 2022-07-29 | 临沂大学 | 一种片状物吸取装置 |
CN116877046B (zh) * | 2023-08-21 | 2024-03-05 | 石家庄博安煤矿机械制造有限公司 | 一种带故障检测的钻杆夹持器及故障检测方法 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3777905B2 (ja) * | 1999-09-28 | 2006-05-24 | 株式会社ジェイテクト | 工作物クランプ装置 |
JP4617023B2 (ja) * | 2001-05-09 | 2011-01-19 | 昭和精機株式会社 | クランプ装置 |
JP2006123016A (ja) * | 2004-10-26 | 2006-05-18 | Makino J Kk | 位置決めクランプ装置 |
-
2010
- 2010-01-18 JP JP2010008515A patent/JP5680308B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2011143529A (ja) | 2011-07-28 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5680308B2 (ja) | クランプ装置 | |
KR101426825B1 (ko) | 클램프장치 | |
JP5557630B2 (ja) | クランプ装置 | |
KR20100125260A (ko) | 클램프 장치 | |
JP5351487B2 (ja) | 被加工部品パレットを解除可能に配置するためのチャックを備えるクランプ固定装置 | |
JP5247219B2 (ja) | クランプ装置 | |
JP4086281B2 (ja) | クランプ装置 | |
JPH11188551A (ja) | クランプ装置 | |
JP4718329B2 (ja) | クランプ装置 | |
JP5892897B2 (ja) | クランプ装置 | |
JP2005040922A (ja) | クランプ装置 | |
JP2012066373A (ja) | クランプ装置 | |
JP5972067B2 (ja) | 固定冶具 | |
JP2011143530A (ja) | ワーク及びクランプ装置 | |
JP2010240775A (ja) | クランプ装置 | |
JP6886653B2 (ja) | 仮ロック機能付きクランプ装置 | |
JP5713200B2 (ja) | クランプ装置及びクランプ方法 | |
JP2010194636A (ja) | 内歯車ワーク位置決め用治具 | |
JP2009233760A (ja) | 治具パレットのワーククランプ装置 | |
JP4667643B2 (ja) | クランプ装置 | |
JP2013188846A (ja) | クランプ装置及びワーク加工用治具 | |
JP2013188845A (ja) | クランプ装置、該クランプ装置を備えるワーク加工用治具及びワークの加工方法 | |
KR102637304B1 (ko) | 유압 클램핑 장치 | |
JP5408984B2 (ja) | クランプ装置 | |
WO2020090239A1 (ja) | 位置決め固定装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20121127 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20131120 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20131126 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20140123 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20140507 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20140619 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20141216 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20150107 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5680308 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |