JP5679292B2 - 有機el発光装置 - Google Patents

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Description

本発明は、面光源として有機層を備えた発光部材、すなわち、主として照明を対象とした有機エレクトロルミネッセント(Electro Luminesence、以下「EL」と略す。)発光装置に関する。
有機EL発光装置は電気エネルギーを光エネルギーに変換する半導体素子である。近年、白熱灯や蛍光灯に代わる照明装置として有機EL発光装置が注目され、多くの研究がなされている。また、テレビに代表されるディスプレイ部材においても液晶方式やプラズマ方式に変わる方式として有機EL発光方式が注目されている。
このような有機EL発光装置においても、他の照明装置と同様に発光に伴う発熱の問題があり高輝度化の進展に伴い深刻化している。
例えば、特許文献1は、駆動寿命時の輝度の低下が小さく発光均一性が向上した電界発光素子として、ガラス基板と一対の電極の間に発光体を有する電界発光素子であって、基板に直接または接着層を介してグラファイトシート接合する電界発光素子、または、基板と反対側の電極上にバッファー層を介してグラファイトシートを接合する電界発光素子を開示している。
また、例えば、特許文献2は、機械的強度が強く、放熱性に優れた有機EL装置として、有機ELパネルと、有機ELパネルと直接又は接着剤層を介して密着した、層厚方向よりも面内方向に高い熱伝導性を有する放熱シートと金属板からなる放熱部材と、有機ELパネルと前記放熱部材とを挟み込むように配置され、有機ELパネルと前記放熱部材とのそれぞれに直接又は接着剤層を介して密着しこれらを一体に保持する、少なくとも一方が透明な一対の可撓性のフィルムシートと、を有し、前記一対のフィルムシートは、前記金属板の一部を外部に露出させた状態で有機ELパネルの周縁部で互いに接着されている有機EL装置を開示している。
特開2003−59644号公報 特開2010−231979号公報
上述した特許文献1の方法は有機EL装置の均熱性を高める方法として、また、特許文献2の方法は、有機EL発光装置の放熱性を高める方法として、各々効果的であると考えられる。
しかしながら、照明装置として面発光の有機EL発光装置のメリットを十分に生かす為に、長時間に亘って面内輝度ムラを極小化する方法としては十分ではなく、改善の余地があった。
本発明は、長時間に亘って面内輝度ムラを極小化可能な有機EL発光装置を提供することを目的とする。
本発明者らは上記課題に鑑み鋭意検討した結果、以下の構成により、均熱性と放熱性をバランスさせることで、上記課題を解決できることを見出し、本発明を完成するに至った。
即ち、一方の主面が、発光方向に全面に亘って均一に発光可能な発光面を、その面内に有する発光主面であり、かつ、他方の主面が非発光主面である有機EL発光装置であって、
該発光主面から他方の主面である非発光主面に向かって順に少なくとも、透明基板と、透明電極層、有機発光積層体、及び金属電極層を含む発光素子と、シート厚み方向よりシート面内方向の熱伝導性が高い熱拡散シートとを含み、かつ、
該熱拡散シートが、1枚であって、非発光方向透視平面において、該発光面だけでなく、その周囲の非発光領域をも覆い、該非発光領域において、該発光素子から遠ざかる方向である非発光方向に屈曲する端部を有するか、又は、
該熱拡散シートが、複数枚であって、非発光方向透視平面において、該発光面内、かつ、隣り合う該熱拡散シートの間において、該屈曲する端部を有することを特徴とする有機EL発光装置に関する。
好ましい実施態様は、前記熱拡散シートが、非発光方向透視平面において、前記発光面の全領域を含む、有機EL発光装置とすることである。
好ましい実施態様は、前記発光素子が、複数の単位発光素子が電気的に直列接続されてなる集積化発光素子である、有機EL発光装置とすることである。
好ましい実施態様は、前記熱拡散シートをグラファイトシートとすることである。
好ましい実施態様は、前記熱拡散シートの非発光方向に、さらに、非発光方向透視平面において、前記基板の全領域を含む樹脂層を含み、かつ、該樹脂層が前記非発光主面の少なくとも一部である、有機EL発光装置とすることである。
好ましい実施態様は、前記屈曲端部に接着層Aを介して平面放熱体が設けられてなり、かつ、該平面放熱体が前記非発光主面の少なくとも一部である、有機EL発光装置とすることである。
好ましい実施態様は、前記接着層Aが熱伝導性接着材からなる、有機EL発光装置とすることである。
好ましい実施態様は、前記屈曲端部が、非発光方向透視平面において、前記発光面内に存在することを特徴とする有機EL発光装置とすることである。
本発明の有機EL発光装置は、TFT等の複雑な機構を用いない簡単な構造であるが、均熱性と放熱性とをバランスさせることが可能なので、長時間に亘って面内輝度ムラを極小化できる。
本発明の有機EL発光装置の一実施態様を概略的に示す断面図 本発明の有機EL発光装置の一実施態様の作製途中段階を概略的に示す平面図 本発明に係る集積化発光素子の一実施態様を概略的に示す断面図 実施例および比較例の温度分布図
以下、必要に応じて図1〜3を参照しながら、本発明について詳細に説明する。
(有機EL発光装置)
本発明の有機EL発光装置1は図1、及び図2に示すように、概ね平板状の形状を有し、一方の主面が発光方向に全面に亘って均一に発光可能な発光面111を有する発光主面11であり、他方の主面が非発光主面12である。また、本発明の有機EL発光装置1は、発光主面11から非発光主面12に向かって少なくとも、前記発光主面11を形成する透明基板2と、透明電極層31、有機発光積層体32、及び金属電極層33を含む発光素子3と、シート厚み方向よりシート面内方向の熱伝導性が高い熱拡散シート4と、前記非発光主面12とからなる。
なお、図2において、図1に示す必要に応じて形成される後述の樹脂層5、平面放熱体6、保護層8、及び接着層Bが省略されて図示されており、集積化発光素子3Aの熱拡散シート4によって覆われる領域は点線で図示されている。
即ち、本発明は、例えばガラスや高分子フィルム等に代表される透明基板2上に少なくとも、発光素子3として、透明電極層31、有機発光積層体32、及び光反射性の金属電極層33が形成された所謂ボトムエミッション型の発光素子を含む有機EL発光装置1を対象としている。
このような本発明に係る発光素子3においては、局所的な透明電極層31と金属電極層33との間の電位差に対応した電流が、該当する局所的な有機発光積層体32の厚み方向の抵抗値に反比例して流れることにより、該当する位置で発光し、また、発熱する。そして、その局所的な厚み方向の抵抗値、即ち、局所的な有機発光積層体32の厚み方向の導電率は、温度に依存する。
また、一般に透明導電層は、金属電極層に比べて導電性が低く、即ち電気抵抗が高く、有機EL発光装置では、この透明電極層の電気抵抗によっても発熱する。この発熱は、発光させるために透明電極層に流す電流、及びこの電流により透明電極層の電気抵抗に比例して発生する電圧降下の積で表され、抵抗に比例し、電流の二乗に比例する。
これらの、有機発光積層体の厚み方向の抵抗に起因する発熱、及び透明電極層の抵抗に起因する発熱は、有機EL発光装置内での熱の移動、及び有機EL発光装置からの放熱と相互に関係しながら、発光素子の温度を決定する要因となる。
そして、この発光素子の温度上昇を原因として、発光効率の低下や、素子劣化、輝度分布の拡大等の問題が発生する。本発明の目的はこの問題を解決することである。
即ち、発光面からの発光の面内均一性を長期に亘って高めるためには、各層の層厚みや材料構成の面内均一性を高めたり、有機EL発光装置からの放熱を促したり、発光素子の均熱性を高めたりするだけでは足らず、有機発光積層体面内の前記電位差分布、温度分布、透明電極層の電流分布に対応し、かつ、局所的な発熱や熱の移動を考慮した有機EL発光装置とする必要があることを見出し、それを装置に応用したのが本発明である。
本発明の有機EL発光装置1は図1に示すように、この発熱の問題を解決するために、前記熱拡散シート4が、非発光方向透視平面において、透明基板2の面内において、非発光方向に屈曲する端部41を有することを特徴としており、局所的な発熱や熱の移動を考慮した有機EL発光装置1となり、長時間に亘って面内輝度ムラを極小化できる。
前記屈曲端部4は図2に示すように、非発光方向透視平面において、前記発光面111内に存在することが好ましく、大面積の有機EL発光装置1において、熱が蓄積し易い発光面111中央から効率的に放熱できるので、面内輝度ムラを効率的に低減できる。特に、本発明の好ましい実施形態である、発光素子3を集積化発光素子3Aとした場合に、集積方向、即ち、直列接続方向に垂直な発光面111の幅の中央部に前記屈曲端部41を設けることが好ましく、その場合、図2に示すように発光面111の集積方向の全域に屈曲端部41を設けてもよいが、好ましくはその中央部に前記屈曲端部41を設ける。
(熱拡散シート)
本発明に係る熱拡散シート4は図1に示すように、金属電極層33から本発明に係る非発光主面12に向かって、その間に存在するシートであって、好ましくは図1の9で示される接着層Bを介して保護層8上に形成され、本発明に係る放熱、及び均熱のバランスをとるために設けられるシートである。
本発明に係る熱拡散シート4は図1、及び図2に示すように、非発光方向透視平面において、前記発光面111の全領域を含むことが好ましく、全発光領域の均熱が図られ、即ち、全発光領域を一定の温度幅に維持できるので、温度分布に起因して発生する輝度分布が一定の幅に納まっており、かつ、局所的な発光効率の低下や素子劣化が発生し難い、長時間に亘って発光面111内において均一に発光可能な有機EL発光装置1となる。
好ましい実施態様としては、金属電極層33上に保護層8として、プラズマCVDで膜厚0.5〜5μmの窒化珪素膜を第一保護層として形成し、さらに、その窒化珪素膜の上にポリシラザン液を塗布した後乾燥させることで厚さ0.5〜5μmの第二保護層を形成した上に、接着材B層を介してこの熱拡散シート4を接着することである。
また、好ましい実施態様は図1に示すように、この熱拡散シート4の上に前記屈曲端部41の屈曲部41Aの断面部分を除く基板の全面に後述する樹脂層5を形成することである。
本発明に係る熱拡散シート4は、シート厚み方向よりシート面内方向の熱伝導性が高い熱拡散シートであれば特に限定されないが、十分なシート面内方向の熱伝導性を確保する観点から、その熱伝導性が150W/m・K(天然GSの最低値)以上であることが好ましく、より好ましくは700W/m・K(PI系GSの最低値)以上、さらに好ましくは1200W/m・K(カネカGSの最低値)以上(カネカGS最高値は1500W/m・K(既に公開情報))であり、また、本発明に係る屈曲端部41を形成しても十分なシート面内方向の熱伝導性を確保する観点から、そのシート厚みは5μm〜300μm(PI系GSと)とすることが好ましく、より好ましくは8μm〜100μm(PI系GS)、さらに好ましくは10μm〜70μm(カネカGS)であり、その材料としてはグラファイトが好ましい。
このようなグラファイトシートとしては、ポリイミドフィルムを炭化・黒鉛化処理して作製したグラファイトシートが好ましく、例えば、(株)カネカ製のグラフィニティが挙げられる。
(発光主面)
本発明に係る発光主面11は図1に示すように、本発明の有機EL発光装置1の一方の主面であり、その面内に、発光方向に全面に亘って均一に発光可能な発光面111を有する。
面発光する有機EL発光装置のメリットを照明装置として最大に発揮させる観点からは、発光主面11の全面が発光面111であることが好ましいが、一般に水分に弱い有機発光積層体32への水分の侵入を防止するために十分に封止したり、発光のための電力を供給するための正負の給電領域7を設けたり、装置全体に電気絶縁性を付与したりするために、実際には発光主面11の周囲の縁部には、発光面111以外の部分として、非発光領域を設けることとなる。
しかし、本発明の有機EL発光装置1の用途である照明用途では全面に均一に発光させることが重要と考えられるので、また、前述の封止性や絶縁性も考慮して、発光主面11の4辺における前記非発光領域の幅は1mm以上であることが好ましく、より好ましくは2mm以上、さらに好ましくは3mm以上であり、30mm以下であることが好ましく、より好ましくは10mm以下、さらに好ましくは5mm以下である。
(発光面)
本発明に係る発光面111は図1に示すように、前記発光主面11の大半を占める、前記非発光領域以外の領域であり、発光方向に全面に亘って均一に発光可能な面である。具体的には、本発明の有機EL発光装置1に外部から給電され成り行きで電位が印加された透明電極層31、及び金属電極層33と、これらの層に挟まれた有機発光積層体32とのこれら3種の層の重なり部分の本発明に係る透明基板2への発光方向投影平面である。
ここで、本発明の好ましい実施態様である集積化発光素子3Aにおいて、直列接続を形成するための透明電極層31と金属電極層33との接続部分を含む図3に示す直列接続領域3AAの、透明基板2への発光方向投影平面は、図2に示すようにその領域が限定された狭い領域なので、発光面111に含めるものとする。
本発明の有機EL発光装置1の一つの特徴は、その装置内に、電力を制御するTFT(薄膜トランジスター)や、X−Y平面である発光面を形成するX方向及びY方向に発光面を分割する所謂ピクセル構造、RGBに対応する画素構造等の複雑な機構を有しておらず、単純に発光素子3を設けただけの構造であるにも拘わらず、発光方向に全面に亘って均一に発光可能な発光面111が形成されていることである。
本発明の有機EL発光装置1はこのような単純な構造なので、その発光面111は基本的に発光に寄与する発光素子3のみの透明基板2への発光方向投影平面となり、発光素子3の平面内密度が高いので高輝度の照明装置とすることができる。
(透明基板)
本発明に係る透明基板2としては、特に制限されず、公知のものを使用できる。例えば、アルカリガラス、ホウ珪酸ガラス、無アルカリガラスなどのガラス基板、サファイヤ基板、アクリル樹脂、ポリエステル樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリオレフィン樹脂、シクロオレフィンポリマーなどの透光性の高分子フィルム基板などを用いることができる。
この透明基板2の光透過率は、発光する光のロスを減少させる観点から、可視光域における透過率が80%以上であることが好ましく、さらに好ましくは95%以上である。また、本発明の有機EL発光装置1では、透明基板2が発光主面11となるので耐摩耗性に優れるガラス基板を用いることが好ましく、さらに、ガラス基板を用いる場合には、発光素子3を後述する好ましい実施態様である集積化発光素子3Aとする場合に、レーザービームによる集積化加工が可能となるので、好ましい。
(発光素子)
本発明に係る発光素子3は図1に示すように、発光主面11を形成する透明基板2上に順に形成されてなる少なくとも、透明電極層31、有機発光積層体32、及び金属電極層33を含み、これら2つの電極層の間に電力を投入することにより、そこに挟まれてなる有機発光積層体32が光を発する。この有機発光積層体32からの発光を、透明基板2を介して外部に取り出すため、少なくとも一方の電極層は透光性を有する必要があり、この層を本発明では透明電極層31としている。
(集積化発光素子)
本発明に係る発光素子3は、前述した本発明に係る透明電極層31の電気抵抗に起因して発生する問題を、さらに低減するために、図3に示す複数の単位発光素子が電気的に直列接続されてなる集積化発光素子3Aとすることが好ましく、透明電極層31の実質的な電気抵抗を下げることが可能となる。
特に、有機EL発光装置の大面積化した場合の発熱量は、給電領域から発光部位までの距離が遠くなるので抵抗が増大し、また、面積に比例して供給すべき電流も増大するため、前述の理由で小面積の場合の発熱量に比べて、極端に大きくなるので、本発明の好ましい実施態様である集積化発光素子とすることが有効である。
このような集積化発光素子3Aは、透明電極層31、有機発光積層体32、及び金属電極層33の形成と各種パターニングとを組み合わせて実施することにより形成できる。
前記パターニングの方法としては、フォトリソグラフィー、RIE(リアクティブイオンエッチング)、ウォータージェット、レーザービーム等による加工方法が挙げられるが、精度良く狭い加工領域に短時間で加工できることからレーザービームを基板に照射することにより加工することが好ましい。
(透明電極層)
本発明に係る透明電極層31は、透明基板2上に、例えば、スパッタ法や熱CVD法等により形成されてなる透明導電材料からなる層であり、その光透過性は、可視光域における透過率が70%以上であることが好ましく、より好ましくは80%以上であり、さらに好ましくは90%以上であり、その導電性は、膜面方向における導電率が6700S/mであることが好ましく、より好ましくは13000S/m以上であり、さらに好ましくは67000S/m以上である。
なお、前記導電性を補うために透明導電層の下または上に金属グリッド層を配してもよく、このような金属グリッド層付きの透明電極層も本発明に係る透明電極層31として適用可能である。
前記透明導電材料としては、AgやAu等の金属の極薄膜や、後述する金属酸化物に代表される透光性の導電材料が使用可能であるが、十分な透明性を確保する観点から金属酸化物が好ましく、ITO(酸化インジウム錫)、SnO(酸化錫)、及びZnO(酸化亜鉛)からなる群から選ばれる1種以上がより好ましく、中でも、製膜およびパターニングが容易であることから、ITOがさらに好ましい。
また、前記金属酸化物には、必要に応じて、例えばアルミニウム、ガリウム、ケイ素、ホウ素、ニオブ等のドーパントがドーピングされていてもよい。
(有機発光積層体)
本発明に係る有機発光積層体32は、本発明に係る透明電極層31上に、例えば、高分子有機化合物層は印刷等の塗布法により、低分子有機化合物層は蒸着法により、金属層や金属酸化物層はスパッタ法や化学気相堆積(CVD)法により、適宜各々の層の材料に応じて、これらの方法を単独で用いて、また、組み合わせて用いて、形成される。
また、本発明に係る有機発光積層体32は、有機化合物材料からなる層を含み、さらに、電気的に励起された正孔と電子とが再結合しそのエネルギーで発光する部位である有機発光層を含む積層体層である。
本発明に係る有機発光積層体32は、例えば、透明電極層31側から、正孔注入層、正孔輸送層、有機発光層、電子輸送層、電子注入層が形成されてなる接合を1つ以上含む。含まれる接合の数が1個である単接合の有機発光積層体としてもよく、複数の接合が含む多接合の有機発光積層体としてもよい。ここで、多接合とした場合において良好な性能を得るために接合間に電荷発生層等を含む有機発光積層体としてもよい。
また、本発明に係る有機発光積層体32は、その中に一部薄膜のアルカリ金属層を含んでもよいし、無機層を含むこともできる。
前記有機発光層としては、公知の有機発光層を適用でき、例えば、正孔輸送層として真空蒸着法により形成された4,4’−ビス[N−(2−ナフチル)−N−フェニル−アミノ]ビフェニル上に、電子輸送層を兼ねる有機発光層として、真空蒸着法により70nmの厚みで形成される[トリス(8−ハイドロキシキノリナート)]アルミニウム(III)などがあげられる。
(金属電極層)
本発明に係る金属電極層33の材料としては、電極層の抵抗を下げて、電圧降下に起因する輝度の面内でのバラツキを抑え、また、投入した電力が発光以外に消費される電力ロスを低減させるために、また本発明に係る有機層発光層で発生した光を反射させ外部への光の取り出しの効率を上げるために、AgやAl等の金属材料が好ましく用いられる。
前記金属材料としては、例えば、Ag、Al、Crなどの金属単体層や、MgAgなどの金属の合金層、あるいはこれらの複数層でも構わない。また、一部にアルカリ金属を含んでもよいし、金属酸化物を含んでもよい。
本発明に係る金属電極層33を形成する方法としては、低融点金属は抵抗加熱による蒸着法が好ましく、高融点金属はEB(電子ビーム)蒸着法が好ましく、スパッタ法で形成することも可能である。
(非発光主面)
本発明に係る非発光主面12は、本発明の有機EL発光装置1の他方の主面である。
本発明に係る屈曲端部41からの放熱を優先させることで、上述の本発明に係る均熱性と放熱性のバランスを取りやすくする観点、及び、外部からのダメージを緩衝する観点から、その60%以上が樹脂層5で形成されてなることが好ましく、より好ましくは80%以上であり、好ましくは熱拡散シート4の前記非発光方向屈曲端部41の屈曲部41Aの断面以外の全ての段面、即ち、非発光方向透視平面において、前記基板の全領域と重なる全面であって、拡散シート断面以外の全面に前記樹脂層5で形成されていることであり、この場合、図1に示すように熱拡散シート4の前記屈曲端部41の発光面111平行部分、即ち、屈曲端部の折り返し部41Bや後述する平面放熱体6が非発光主面12を形成することが好ましい。
(樹脂層)
本発明に係る樹脂層5は図1に示すように、上述した理由で、非発光方向透視平面において、前記基板の全領域を含むことが好ましく、非発光主面12の少なくとも一部であることが好ましい。
このような樹脂層5の材料としては、一定の耐スクラッチ性、耐候性、電気絶縁性、及び断熱性を備え、かつ、有機EL発光装置の裏面側に簡単に形成可能であることから、エポキシ樹脂、ウレタン樹脂、酢酸ビニル樹脂等が挙げられ、作製プロセスにおける塗布性の観点から好適な材料を選択する。
このような樹脂層5の厚みとしては、1〜1000μmが好ましく、1〜500μmがより好ましい。
好ましくは図1に示すように、本発明に係る熱拡散シート4や有機EL発光装置1への給電領域7や給電線71の端部を含む前記非発光領域に接着層Cを介して前記樹脂層5を形成することであり、簡単に樹脂層が形成できるとともに、給電線71の端部を含む給電領域7周囲を電気的に絶縁保護できる。
(平面放熱体)
本発明に係る非発光主面12には図1に示すように、本発明に係る有機EL発光装置1からの放熱量を制御する観点から適宜必要な放熱量となるようにその面積が設定された平面放熱体6であって、屈曲端部41に接着層Aを介して設けられてなり、かつ、非発光主面12の少なくとも一部である平面放熱体6が設けられていることが好ましい。
前記放熱体の材料としては、面からの放熱性が高いAl、Cu、ステンレス等が挙げられ、入手が容易、かつ、安価なAl箔が好ましく、その厚みとしては、10〜1000μmが例示できる。
(接着層A、B、C)
前記接着層A、及び前記接着層Bの材料としては、前記屈曲端部41を介しての放熱性と密着性を十分に生かす観点から、アクリル系粘着テープ、シリコーン系粘着テープが好ましい。アクリル系粘着テープとしては、アクリル系両面テープが好ましい。具体的には、DIC製・両面テープ・#8603が挙げられる。さらに、放熱特性を優先する場合には、熱伝導性接着材が好ましく、具体的にはアクリル系熱伝導性粘着テープが好ましい。具体的には、住友3M製・熱伝導性接着剤転写テープ・No.9882が挙げられる。
一方、接着層Cの材料としては、絶縁性、及び接着力が高い材料が好ましく、具体的にはエポキシ系樹脂が好ましい。
次に、本発明の具体的な実施例およびこれらの実施例に対する比較例の有機EL発光装置の詳細な製造方法と、これらの評価結果を説明する。
(実施例1)
透明電極層31となる平均膜厚150nmのITO膜が片面全体にコーティングされてなる厚さ0.7mmの無アルカリガラスを基板(サイズ200mm×200mm)として用い、ITO膜をエッチングにより所定のパターンを形成した後、中性洗剤で洗浄し、150℃で20分加熱乾燥させた。
次に、この乾燥後のガラス基板を真空蒸着装置に導入し、パターニングされた透明電極層31に所定のパターンで成膜されるようにマスクを用いて、後述の内容で真空蒸着することで有機発光積層体32を形成した。
有機発光積層体、厚さ合計421.5nm
第一接合、厚さ合計149nm
正孔注入層 MoO3:HTL共蒸着膜 厚さ55nm
正孔輸送層 HTL 厚さ20nm
発光層 Host:RDopant共蒸着膜 厚さ5nm
CBL 厚さ5nm
Host:BDopant共蒸着膜 厚さ10nm
Host:GDopant共蒸着膜 厚さ10nm
電子輸送層 ETL 厚さ40nm
電子注入層 Liq 厚さ2.5nm
電荷発生層 Al 厚さ1.5nm
第二接合、厚さ合計272.5nm
正孔注入層 MoO3:HTL共蒸着膜 厚さ30nm
正孔輸送層 HTL 厚さ20nm
発光層 Host:RDopant共蒸着膜 厚さ5nm
CBL 厚さ5nm
Host:BDopant共蒸着膜 厚さ10nm
Host:GDopant共蒸着膜 厚さ10nm
電子輸送層 ETL 厚さ40nm
電子注入層 Liq 厚さ2.5nm
陰極電極層 Al 厚さ150nm
次に、この有機発光積層体32が形成されたガラス基板に、所定のパターンで成膜されるように前述マスクとは異なるマスクを用いて真空蒸着することで、金属電極層33として厚み150nmのAl層を形成し、48mm角の発光素子3が4個形成されてなるガラス基板を作製した。
最後に、このガラス基板の4個の発光素子に対応して、その上に保護層8としてガラス封止缶を設け、さらに、ガラス基板を4片に折り割ることで発光素子付きガラスサンプルを作製した。
ここで、このガラス封止缶は、発光素子3に対応する部分に深さ0.3mmの座ぐり空間を有し、その座ぐり空間の底面部に厚み0.1mmのゲッター剤が設けられてなる。また、ガラス封止缶の座ぐり部分以外の部分とガラス基板の対応する部分を紫外線硬化型接着剤で接着した。
この発光素子付きガラスサンプルに、その保護層8の平面部分の全面が含まれ、更に、その周囲に屈曲端部41が形成できるように、熱拡散シート4を接着した。次に、この熱拡散シート4の端部4辺につき、保護層8の平面端部4辺の直上で垂直に折り返し、裏面側に正方形の屈曲端部41を設けることで、本発明の有機EL発光装置1として実施例1の有機EL発光装置を作製した。
ここで、熱拡散シート4としては、そのシート厚みが40μmで、厚み方向の熱伝導率が5W/m・K、シート面内の熱伝導率が1200W/m・Kの、グラファイトシート((株)カネカ製・グラフィニティ・40μm)を用いた。
また、ガラス封止缶の裏面平面部分、即ち、保護層8の平面部分の全面に、接着層Bとして、厚み10μmのアクリル系粘着テープ(DIC製・両面テープ#8603)をラミネートし、保護膜8へ熱拡散シート4を接着した。
この有機EL発光装置1の、上下の2つの陰極、及び左右の陽極の給電領域7を各々金属製のクリップで挟み、陰極と陽極の間に7.5Vの直流電圧を印加し発光素子3を発光させ、その状態で10分間放置した。
10分経過後発光は維持されていた。この状態で発光主面12の温度分布をNEC三栄(株)の赤外線熱画像計測装置サーモトレーサーTH9100WVを用い、ガラスの熱放射率を0.75と設定して測定した。結果を図4の実施例1の温度分布として示す。
(比較例1)
実施例1と同様にして作製した発光素子付きガラスサンプルを、比較例1の有機EL発光装置として用い、実施例1と同様にして、直流電圧を印加し、その温度分布を測定した。結果を図4の比較例1の温度分布として示す。
(比較例2)
実施例1と同様にして作製した発光素子付きガラスサンプルにつき、その発光素子3と同一サイズの熱拡散シート4を、その保護層8の発光素子3に対応する領域にのみ接着したこと以外は、実施例1と同様にして比較例2の有機EL発光装置を作製した。この比較例2の有機EL発光装置を用い、実施例1と同様にして、直流電圧を印加し、その温度分布を測定した。結果を図4の比較例2の温度分布として示す。
実施例1、比較例1、及び比較例2を比較すると、図4に示す温度分布において、熱拡散シートを、発光面全面を含む非発光領域まで含むようにした実施例1においては、発光素子に対応する面の全面でほぼ均一な温度になっているのに対して、熱拡散シートを用いなかった比較例1では発光素子端部で急激に温度が低下しているだけでなく発光素子中央部で温度が最大値を示す凸形状の温度分布となり、発光素子の領域だけに熱拡散シートを接着した比較例2では発光素子端部で急激に温度が低下している。
したがって発光時の温度が有機発光積層体の寿命に大きな影響を与えることを考慮すると、比較例1、及び比較例2の装置では発光面内の有機発光積層体の寿命に応じて時間の経過と共に面内輝度ムラが増大するものと考えられ、実施例1では長時間に亘って発光面の全面で均一に発光可能であると考えられる。
1 有機EL発光装置
11 発光主面
111 発光面
12 非発光主面
2 透明基板
3 発光素子
31 透明電極層
32 有機発光積層体
33 金属電極層
3A 集積化発光素子
3AA 直列接続領域
4 熱拡散シート
41 屈曲端部
41A 屈曲部端部の屈曲部
41B 屈曲端部の折り返し部
5 樹脂層
6 平面放熱体
7 給電領域
71 給電線
8 保護層
9 接着層B

Claims (8)

  1. 一方の主面が、発光方向に全面に亘って均一に発光可能な発光面を、その面内に有する発光主面であり、かつ、他方の主面が非発光主面である有機EL発光装置であって、
    該発光主面から他方の主面である非発光主面に向かって順に少なくとも、透明基板と、透明電極層、有機発光積層体、及び金属電極層を含む発光素子と、シート厚み方向よりシート面内方向の熱伝導性が高い熱拡散シートとを含み、かつ、
    該熱拡散シートが、1枚であって、非発光方向透視平面において、該発光面だけでなく、その周囲の非発光領域をも覆い、該非発光領域において、該発光素子から遠ざかる方向である非発光方向に屈曲する端部を有するか、又は、
    該熱拡散シートが、複数枚であって、非発光方向透視平面において、該発光面内、かつ、隣り合う該熱拡散シートの間において、該屈曲する端部を有することを特徴とする有機EL発光装置。
  2. 前記熱拡散シートが、非発光方向透視平面において、前記発光面の全領域を含む、請求項1に記載の有機EL発光装置。
  3. 前記発光素子が、複数の単位発光素子が電気的に直列接続されてなる集積化発光素子である、請求項1、又は2に記載の有機EL発光装置。
  4. 前記熱拡散シートがグラファイトシートである、請求項1〜3のいずれかに記載の有機EL発光装置。
  5. 前記熱拡散シートの非発光方向に、さらに、非発光方向透視平面において、前記基板の全領域を含む樹脂層を含み、かつ、該樹脂層が前記非発光主面の少なくとも一部である、請求項1〜4のいずれかの有機EL発光装置。
  6. 前記屈曲端部に接着層Aを介して平面放熱体が設けられてなり、かつ、該平面放熱体が前記非発光主面の少なくとも一部である、請求項1〜5のいずれかに記載の有機EL発光装置。
  7. 前記接着層Aが熱伝導性接着材からなる、請求項6に記載の有機EL発光装置。
  8. 前記屈曲端部が、非発光方向透視平面において、前記発光面内に存在することを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の有機EL発光装置。
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