JP5678646B2 - 組み立て式コンテナ - Google Patents

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Description

本発明は、構成部材の紛失等を防止することのできる組み立て式コンテナに関する。
所望の物品等を収容して搬送や保管等するコンテナにおいて、使用時にはパレット上に側板(側壁パネル)を立設して収容空間を形成し、非使用時には側板をパレット上に折り畳むようにした組み立て式コンテナが知られている(例えば、特許文献1及び特許文献2参照)。組み立て式コンテナは、回送時や保管時のコンテナの容積を小さくすることができるので、繰り返し使用するコンテナにおいて非常に有効である。
コンテナには、物品の収容あるいは取り出しを作業性よく行うために、側板の一部(例えば1枚あるいは2枚)又は全部をパレットから分離してしまう形態のものがある。また、収容空間の上部開口を閉塞する上蓋についても、物品を収容あるいは取り出す際にはコンテナ(コンテナの側板)から分離する形態のものがある。組み立て式コンテナにおいては、組み立て、あるいは、折り畳みを容易にするために、また、折り畳んだ状態の容積を少しでも小さくし取り扱いを効率よく容易に行えるようにするために、側板や上蓋をそのような分離可能(着脱自在)な部材として構成することが多い。
組み立て式コンテナは何度も繰り返し使用されるものがほとんどであり、そのためには組み立て式コンテナを構成する部材が常に揃っている必要がある。仮に、側板が1枚でも無い場合、上蓋が無い場合、あるいは、その他必要な部材が無い場合には、そのコンテナは全く使用ができないものとなり、物品の搬送等の作業に支障が生じる上に、そのコンテナは廃棄するしかなく資源の無駄である。
また、コンテナを回送する際の確認のために、あるいは、国境などを通過する際の関税法上の理由あるいは保安上の理由のために、回送中のコンテナについて、搬送されている部材の内容や搬送状態等を検査する状況は種々の場面において起こり得る。そのような状況において、組み立て式コンテナの構成部材が1つでも欠如していれば、あるいは、重複する不要な部材が混入していれば、組み立て式コンテナの搬送、取引、サービスあるいは移動等が適切に行えなくなり、不測の不利益を被る可能性がある。
従って、組み立て式コンテナを取り扱う際には、その構成部材を紛失等させずに常に完全に揃った状態としておくことが極めて重要である。
特開2001−97373号公報 特開2002−255165号公報
しかしながら、従来この種の組み立て式コンテナにおいては、上蓋や側板等を含む分離可能(着脱自在)な構成部材を紛失させてしまう場合が少なくなく、組み立て式コンテナの効率的な使用、運用の妨げとなったり、上述したような不測の不利益を被る場合があった。
実際の作業現場においては、搬送した物品を取り出す場合には取り外した上蓋や側板等の部材を付近の壁やコンテナ自体等に立てかけておく場合が多く、作業後にそれらをコンテナ本体と一緒にしておくことを怠る場合がある。また、折り畳まれた状態の組み立て式コンテナはパレット上に板状の部材が積層された状態となり、例えば側板や上蓋等が1枚無くても、あるいは余分にあっても、それを容易には識別し難い状態となる。このような理由により、上述したような部材の欠損が少なからず生じることとなる。
また、昨今、荷物の航空機による搬送が盛んとなり、組み立て式コンテナにおいても航空機用に軽量なものが求められているが、そのような軽量な組み立て式コンテナでは、上蓋や側板等も非常に軽量に作られており、風などにより飛んでしまう場合もある。そのような軽量な部材が飛ばないように確保しておくことは、屋外の作業現場においては容易でない場合もあり、そのような事態が防げ得ない場合もある。
また、今後さらに組み立て式コンテナの軽量化が進めば、そのような事態は一層増える可能性がある。
本発明はこのような課題に鑑みてなされたものであって、その目的は、上蓋や側板のような着脱自在な部材(部品)を紛失することが無く、常に、必要な部材が揃っている状態を維持することのできる組み立て式コンテナを提供することにある。
前記課題を解決するために、本発明の組み立て式コンテナは、パレットと、前記パレットの上部周縁に設置される下金枠と、前記パレットの上部空間を囲むように前記下金枠に沿って立設され前記パレット上に収容空間を形成する側板と、前記側板により囲まれて形成された前記収容空間の上部開口を閉塞する上蓋とを有する組み立て式コンテナであって、前記側板は、前記下金枠に回動可能な状態で固定的に装着され、前記パレットの上部周縁に立設された状態又は前記パレット上に畳まれた状態に回動される複数の固定側板と、前記固定側板の側辺に形成された溝に差し込まれることにより前記固定側板の間に設置される差込側板とを有し、前記上蓋は、対向する縁部が、いずれか一の前記固定側板の上辺両端部に、連結部が相対的に当該縁部の長手方向に沿って移動自在となるように各々連結されることにより、当該固定側板に、当該固定側板の上辺に直角な方向にスライド移動可能に装着され、前記差込側板は、前記パレットと紐状部材により連結されていることを特徴とするものである。
好適には、本発明の組み立て式コンテナにおいては、前記紐状部材は、一端が前記差込側板の下面に設置されており、前記パレットは、当該パレットの内部に形成された前記紐状部材を収容する空間であって、前記差込側板が前記パレットの上部周縁に立設された状態において当該差込側板の下面の前記紐状部材の設置されている箇所が配置される位置に開口を有し、当該差込側板が前記立設された状態において前記紐状部材を収容する紐状部材収容部を有し、前記紐状部材の他端は、前記紐状部材収容部の内部から抜離不能に前記パレットに装着されていることを特徴とする。
また好適には、本発明の組み立て式コンテナは、前記紐状部材が、前記差込側板を前記固定側板の間から離脱させた場合に、当該差込側板に隣接する一方の前記固定側板の外面に沿って配置可能な長さを有することを特徴とする。
また好適には、本発明の組み立て式コンテナは、前記紐状部材が金属製の鎖であることを特徴とする。
また特定的には、本発明の組み立て式コンテナは、航空機による物品の搬送用であることを特徴とする。
本発明によれば、上蓋や側板のような着脱自在な部材(部品)を紛失することが無く、常に、必要な部材が揃っている状態を維持することのできる組み立て式コンテナを提供することができる。
図1は、本発明の一実施形態の航空機用コンテナの構成を示す分解斜視図である。 図2は、図1に示した航空機用コンテナのパレット及び下金枠の角部、及び、固定側板の係止固定部分の構成を示す斜視図である。 図3は、図1に示した航空機用コンテナの側板の枠部を示す図であり、図3(A)は固定側板の右枠材の断面図であり、図3(B)は差込側板の左枠材の断面図である。 図4は、図1に示した航空機用コンテナにおいて固定側板に差込側板が差し込まれて設置されている状態を示す平面図である。 図5は、図1に示した航空機用コンテナの側板の上部係合部を示す斜視図である。 図6は、図1に示した航空機用コンテナの差込側板及び差込側板をパレットに連結する連結用鎖の使用状態を説明するための模式図であり、図6(A)は全体図であり、図6(B)は図6(A)のAの箇所の拡大図である。 図7は、図6に示した連結用鎖を収容する鎖収容箱を説明する図であり、図7(A)は連結用鎖が鎖収容箱から外部に導出されている状態を示す図であり、図7(B)は連結用鎖が鎖収容箱に収容されている状態を示す図である。 図8は、図1に示した航空機用コンテナの上蓋のスライド機構を説明する図であり、図8(A)は上蓋の枠部の断面図であり、図8(B)はその変形例である。 図9は、図1に示した航空機用コンテナの上蓋をスライド移動させて開閉する状態を示す図であり、図9(A)は上蓋をスライド移動開始する時点の状態を示す図であり、図9(B)は上蓋のスライド移動途中の状態を示す図であり、図9(C)は上蓋をスライド移動して端部を着地し航空機用コンテナを開放した状態を示す図である。 図10は、図1に示した航空機用コンテナの組み立て手順を示す図であり、図10(A)〜図10(F)は、各々、組み立て途中の各状態を示す図である。 図11は、図1に示した航空機用コンテナの折り畳み手順を示す図であり、図11(A)〜図11(F)は、各々、折り畳み途中の各状態を示す図である。 図12は、図1に示した航空機用コンテナの上蓋のスライド機構の第1の変形例を示す図であり、図12(A)は上蓋の枠部の外側から見た図であり、図12(B)は上蓋の枠部の断面図である。 図13は、図1に示した航空機用コンテナの上蓋のスライド機構の第2の変形例を示す図である。
本発明の一実施形態について図1〜図11を参照して説明する。
本実施形態においては、航空機等により物品を搬送する際に用いて好適な航空機用の組み立て式コンテナ(以下、航空機用コンテナ又は単にコンテナと称する。)を例示して本発明を説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る航空機用コンテナ1の構成を示す分解斜視図である。
図1に示すように、航空機用コンテナ1は、パレット100、下金枠200、底板300、側板400及び上蓋500を有する。
パレット100は、平面形状が矩形の搬送台である。
パレット100の側面には、フォークリフトの爪部が差し込まれるリフト用孔110が形成されている。
また、パレット100の内部には、図6及び図7を参照して後に詳述するように、差込側板440に設置された連結用鎖460が収容される鎖収容箱120が形成されている。鎖収容箱120には、差込側板440がパレット100の上面の縁部に立設される場合に差込側板440の下辺の連結用鎖460が垂れ下がる位置(連結用鎖460が固定設置されている位置)に対応する位置に開口121が形成されている。鎖収容箱120は、この開口121を介して、連結用鎖460が鎖収容箱120に落とし込まれ収容されるようにパレット100の内部に形成されている。
なお、パレット100は、航空機用コンテナには軽量な樹脂製のパレットが望ましいが、重量が特に問題にならない場合等にはステンレスやアルミニウム等の金属製のパレットを用いてもよい。
下枠200は、図1に示すように、パレット100の上面の周縁に沿って設置される部材であって、側板400の位置を規定するとともに、これらを組み立てる、あるいは折り畳むための支持部材である。下枠200は、第1の枠部210、第2の枠部240及び角部270を有する。
第1の枠部210は、パレット100の4辺のうちの固定側板410が立設される一方の対向する2辺に設置される。第2の枠部240は、パレット100の4辺のうちの差込側板440が立設される他方の対向する2辺に、対向設置された第1の枠部210の対向する端部同士を各々接続するように設置される。これら第1の枠部210及び第2の枠部240により、パレット100の上面の物品の収容空間の下部が規定される。
また、角部270は、図1及び図2に示すように、第1の枠部210と第2の枠部240とが接続される各角部において、第1の枠部210及び第2の枠部240の上縁の上にさらに突出するように形成された部分である。
なお、第1の枠部210、第2の枠部240及び角部270は、溶接一体構造とし、パレット100にビス止めあるいは溶接固定される。
角部270の高さは、4枚の側板400(各々2枚の固定側板410及び差込側板440)をパレット100上に折り畳んだ際に、ちょうどそれらを収容できる高さとする。これにより、航空機用コンテナ1を折り畳んだ状態(航空機用コンテナ1を回送、保管等する場合等)においては、上蓋500が直接、下金枠200の角部270の上縁に被さるように装着され、パレット100上に積層された(折り畳まれた)4枚の側板400の上部が閉塞される。
第2の枠部240の両側端部及びこれに連続する角部270の第2の枠部240と平行な面には、図2に示すように、固定側板410が設置される孔(固定側板設置孔)241が形成されている。固定側板設置孔241は、第2の枠部240の端部の下辺近傍に第2の枠部240の下辺(パレット100の上面)に平行に形成された水平孔部分242と、水平孔部分242の内側端部から第2の枠部240の高さ方向(パレット100の上面に垂直な方向)に第2の枠部240に接している角部270の上辺近傍にまで伸びた垂直孔部分243とを有する。すなわち、固定側板設置孔241は、下金枠200の下辺付近で端部方向に突き出た水平孔部分242と、下金枠200の高さ方向に垂直方向に突き出た垂直孔部分243とにより「L」字形状に形成された切り欠き(L字型切り欠き)である。
後述するように、固定側板410の両側端面の下部には、固定側板410の板面に平行に外側に突出したピン(回動ピン)420が設置されており、固定側板設置孔241には、この回動ピン420が水平孔部分242及び垂直孔部分243に沿って移動自在に嵌挿される。すなわち、対向配置された2枚の第2の枠部240の各端部に形成された固定側板設置孔241のうち対向する固定側板設置孔241に、1枚の固定側板410の両側端面下部の回動ピン420が嵌挿される。これにより固定側板410は、その下部が水平孔部分242及び垂直孔部分243に沿って案内される状態で、第2の枠部240に対して離脱不能に、換言すれば下金枠200及びパレット100にも離脱不能に保持される。
そして、固定側板410が垂直に立てられた状態で、回動ピン420が固定側板設置孔241の水平孔部分242の最も端部に移動された時、固定側板410は、その外面下部が第1の枠部210の内側に密接し、外面底部がパレット100の上面に密接し、また上方向には直接移動不能な状態となり、コンテナ1が組み立て状態の時の固定側板410の配置となる。
また、固定側板410のピン420が固定側板設置孔241の水平孔部分242の最も内側の位置あるいは垂直孔部分243に移動された時、固定側板410は上方向に移動可能な状態となり、回動ピン420を中心として回動可能な状態となり、パレット100上に折り畳み可能な状態となる。この折り畳まれた状態(固定側板410の板面がパレット100の上面と略平行な状態)の固定側板410の位置(高さ)は、固定側板設置孔241の垂直孔部分243の範囲内で任意の位置とすることができる。
第2の枠部240の固定側板設置孔241は、固定側板410をこのように移動、配置させるための孔である。換言すれば、固定側板410がこのような移動、配置ができるように、回動ピン420及び固定側板設置孔241の各配置、寸法等が決定される。そしてこれにより、固定側板410はパレット100に立設(組み立て)及び折り畳み可能に一体化される。
また、第2の枠部240の、パレット100の鎖収容箱120の開口121が形成されている位置に対応する位置には、その開口121と略同じ大きさの開口245(図7参照)が形成されている。差込側板440に装着された連結用鎖460は、この第2の枠部240の開口及びパレット100の鎖収容箱120の開口121を介して、鎖収容箱120に落とし込まれ収容される。
底板300は、図1に示すように、コンテナ1の収容空間の下面を規定する板部材であり、パレット100上の下金枠200で囲まれた範囲に載置される。床板300の材質は、特に限定されず、プラスチック段ボール板、合成樹脂板(発泡合成樹脂板を含む)、薄い金属板、合板、繊維板等が用いられる。
側板400は、パレット100の上面周縁部に下金枠200に沿って立設され、コンテナ1の収容空間の側面を規定する板部材である。
側板400は、各々2枚の固定側板410及び差込側板440を有する。一対の固定側板410は、矩形のパレット100の第1の枠部210が設置されている一方の対辺上に、各々第1の枠部210に沿って相互に対向するように配置される。また、一対の差込側板440は、パレット100の第2の枠部240が設置されている他方の対辺上に、各々第2の枠部240に沿って相互に対向するように、また、固定側板410の両側縁を連結するように配置される。
固定側板410及び差込側板440は、各々、面部材の周囲に、左右上下の枠材が装着された構成である。面部材の材質は特に限定されないが、例えば床板300と同様のプラスチック段ボール板、合成樹脂板(発泡合成樹脂板を含む)、薄い金属板、合板、繊維板等が用いられる。また枠部材は、例えば鋼材等の金属で構成される。
固定側板410は、図1に示すように、左枠材414及び右枠材415を有する。固定側板410のこれら左枠材414及び右枠材415は、図3(A)に示すような断面構造を有する。なお、図3(A)には、右枠材415を示す。左枠材414の断面構造は、右枠材415と対称系である。
図示のごとく、右枠材415は、直交関係をなす(90°をなす関係の)2つの溝、すなわち差込側板差込用溝416及び側板パネル差込用溝417を有する。差込側板差込用溝416には、側板400をパレット100上に立設して航空機用コンテナ1を組み立てる際に、固定側板410に隣接する差込側板440が差し込まれる。また、側板パネル差込用溝417は、固定側板410を製造する段階で側板パネルが差し込まれる溝である。
本実施形態の右枠材415においては、差込側板差込用溝416の略中央部に縦補強材418が形成されており、縦補強材418の端部側(奥側)が筒状部分419に形成されている。これにより、右枠材415の強度が高くなり、固定側板410の強度、差込側板440を支持する枠材としての強度も高くなり、ひいては航空機用コンテナ1の剛性を高めることができる。
また、このような右枠材415を用いた固定側板410においては、固定側板410の両側に形成されるこの筒状部分419部分に対して、固定側板410の下端部には前述した回動ピン420を、また、固定側板410の上端部には後述する上蓋スライド用ピン430を設けることができる。従って、差込側板差込用溝416に差し込まれる差込側板440と何ら干渉せずにこれらの回動ピン420及び上蓋スライド用ピン430を設置することができ好適である。
また、差込側板差込用溝416に筒状部分419が形成されたことにより、差込側板440の幅を若干狭くすることができる。その結果、後述するように上蓋500がスライド移動されて固定側板410の外側に傾斜して立てかけられた際に、固定側板410の上蓋スライド用ピン430に係合し固定側板410の上方に迫り出している上蓋500と干渉することなく、差込側板440を両側の固定側板410に対して差し込み設置、あるいは、差し込み設置された状態からの抜き出しを行うことができ、航空機用コンテナ1の組み立て、折り畳み作業が効率よく容易に行える。
固定側板410の左枠材414及び右枠材415の側面の下部には、前述したように、第2の枠部240の固定側板設置孔241に嵌挿される回動ピン420が、固定側板410の板面に平行に外側に突出するように設置されている。この回動ピン420は、例えば図4に示すように、右枠材415の外側に配置されて回動ピン420自身となる六角穴付きボルト420に、右枠材415の筒状部分419内に配置された緩み防止付きナット421を係合させて構成している。このような構成においては、単に六角穴付きボルト(回動ピン)420を回しただけでは緩み防止付きナット421も共回りし、六角穴付きボルト(回動ピン)420と緩み防止付きナット421とを外すことはできない。従って、回動ピン420を固定側板410から取り外すことはできず、固定側板410を下金枠200(パレット100)から取り外すこともできない。
このような構成の固定側板410は、前述したように、回動ピン420が第2の枠部240の固定側板設置孔241に移動自在に嵌合されており、下金枠200(パレット100)と離脱不能とされている。そして、固定側板410を垂直に立てた状態で、回動ピン420が固定側板設置孔241の水平孔部分242の最も端部に移動させることにより、固定側板410は、その外面下部が第1の枠部210の内側に密接し、その外面底部がパレット100の上面に密接し、また上方向には直接移動不能な状態となり、組み立て状態の時の固定側板410の配置となる。また、固定側板410のピン420が固定側板設置孔241の水平孔部分242の最も内側の位置あるいは垂直孔部分243に移動された時、固定側板410は上方向に移動可能な状態となるとともに回動ピン420を中心として回動可能な状態となり、パレット100上に折り畳み可能な状態となる。
また、図5に示すように、固定側板410の左枠材414及び右枠材415(図5においては右枠材415のみを示す。)の側面の上端部の、差込側板差込用溝416部分には、固定側板410間に差込側板440が差し込まれて設置された場合に、差込側板440の左枠材444及び右枠材445(図5においては左枠材444のみを示す。)の外側表面の上端部に設置されている係合ナット455が係合する「U」字型の係合切り欠き425が形成されている。差込側板440が対向する固定側板410の左枠材414及び右枠材415の溝416に差し込まれて設置された場合に、差込側板440の係合ナット455と固定側板410の係合切り欠き425とが係合されることにより、固定側板410の外側方向への傾倒が防止され、コンテナ1は高い剛性で組み立て状態に維持される。
また、対向設置される一対の固定側板410の一方の固定側板410には、同じく図5に示すように、その左枠材414及び右枠材415(図5においては右枠材415のみを示す。)の側面の上部に(筒状部分419部分の上部に)、上蓋スライド用ピン430が形成されている。上蓋スライド用ピン430は、固定側板410の板面に平行に外側に突出するように設置されている。上蓋スライド用ピン430は、後述するように、上蓋500の縁部502に形成された溝503に、上蓋500が離脱不能でスライド移動可能に嵌合する。これにより、上蓋500は固定側板410に対してスライド移動可能とされ、航空機用コンテナ1の収容空間を閉塞あるいは開放する。
差込側板440も、図1に示すように、左枠材444及び右枠材445を有する。差込側板440のこれら左枠材444及び右枠材445は、図3(B)に示すような断面構造を有する。なお、図3(B)には、左枠材444を示す。右枠材445の断面構造は、左枠材444と対称系である。このような左枠材444及び右枠材445が設置された差込側板440の左右両側縁部が、図4に示すように、前述したように組み立て状態に配置された固定側板410の左枠材414及び右枠材415の溝416に差し込まれることにより、下金枠200の第2の枠部240に沿ってパレット100上に設置される。
差込側板440の左枠材444及び右枠材445の外側表面の上端部には、図5に示すように、係合ナット455が設置されている。前述したように、差込側板440が隣接する固定側板410の左枠材414及び右枠材415の溝416に差し込まれて設置された場合に、差込側板440の係合ナット455と固定側板410の係合切り欠き425とが係合されることにより、固定側板410の外側方向への傾倒が防止され、コンテナ1は高い剛性で組み立て状態に維持される。
差込側板440は、前述したように固定側板410の左枠材414及び右枠材415に差し込まれることにより設置されるものであり、その差込側板440本体はパレット100、下金枠200及び固定側板410から離脱可能に構成されているが、本実施形態の航空機用コンテナ1においては、差込側板440は、図6(A)に示すように、本発明に係る連結用鎖460によりパレット100と連結されており、パレット100等から分離されないように構成されている。
連結用鎖460は、図6(B)に示すように、金属製の鎖本体の一方の端部に係止リング461が装着され、他方の端部に抜け止めリング462が装着されたものである。
連結用鎖460は、一方の端部の係止リング461が差込側板440の下枠材446の内部に設置された係止部材463に係止され、差込側板440と離脱不能な状態に連結されている。なお、係止部材463は、リベット又はネジ等である。
また、他方の端部の抜け止めリング462は、前述したパレット100の鎖収容箱120内に配置されている。鎖収容箱120の開口121及び第2の枠部240の開口245は、連結用鎖460本体は通過できるものの、抜け止めリング462は通過できない大きさに形成される。換言すれば、そのような大きさの抜け止めリング462を連結用鎖460の他方の端部に装着する。これにより、図7(A)に示すように、抜け止めリング462は鎖収容箱120から取り出せない状態となり、連結用鎖460の他方の端部は、パレット100から離脱不能な状態にパレット100に連結される。
そしてこの結果、差込側板440は、固定側板410から抜き取った場合でも、連結用鎖460によりパレット100に連結された状態に維持される。
一方の端部が差込側板440の下枠材446に設置された連結用鎖460は、差込側板440の下面から外部に出ており、差込側板440の下面から垂れ下がる状態に差込側板440に設置される。また、パレット100の鎖収容箱120及びその開口121は、前述したように、差込側板440が組み立てられた時に連結用鎖460が設置されている位置(垂れ下がる位置)に対応する位置に形成されている。
従って、差込側板440を固定側板410に差し込み航空機用コンテナ1を組み立て状態にする場合、連結用鎖460は、抜け止めリング462の自重により鎖収容箱120の中に落とし込まれていくこととなる。すなわち、差込側板440を通常の手順により固定側板410の間に差し込む作業をすることにより、実質的に自動的に連結用鎖460はパレット100の鎖収容箱120の内部に収容されていくこととなる。従って、連結用鎖460を設置したことにより航空機用コンテナ1の組み立て作業に新たな手順等が加わるものではなく、何ら作業が煩雑になるものではない。
また、差込側板440が組み立てられた状態においては、連結用鎖460は、図7(B)に示すように鎖収容箱120に完全に収容された状態となり、外部から(また、航空機用コンテナ1の収容空間内部からも)視認できない状態となる。従って、連結用鎖460が航空機用コンテナ1内部の収容物、あるいは、航空機用コンテナ1の周囲の物品等に干渉し破損等を生じさせることもない。
なお、連結用鎖460は、1枚の差込側板440に対して1箇所、なるべく差込側板440の側端部に近い箇所に設置する。対向する2枚の差込側板440に設置される連結用鎖460は、差込側板440が設置される対辺上の対向関係となる位置に設けてもよいし、パレット100の上面の対角関係となる位置に設けてもよい。
また、連結用鎖460の長さは、連結用鎖460の全部がパレット100の鎖収容箱120に収容可能であり、航空機用コンテナ1を折り畳んだ時に差込側板440をパレット100上に載置できる長さであり、また、差込側板440を抜き取って航空機用コンテナ1に物品の収容作業を行う時、あるいは、航空機用コンテナ1から物品を取り出す作業を行う時に差込側板440を退避させておける長さであれば任意の長さでよい。より具体的には、差込側板440を隣接する固定側板410の外側に立てかけておいておく、あるいは、航空機用コンテナ1の近くの床面に寝かせておいておくというような状況を想定する場合には、連結用鎖460は、各々、そのような状況を実現できるような長さを確保する一方で、差込側板440を差し込む場合又は抜き取る場合に差込側板440を高く持ち上げなくてすむ長さであり、作業の邪魔にならない長さ程度にしておくことが好ましい。
また、連結用鎖460を構成する部材は、パレット100と差込側板440とを連結するためには任意の材質の紐などの部材でも構成可能である。しかし、前述したような、連結用鎖460がその自重で鎖収容箱120に落とし込まれているという作用を実効的に実現するためには、連結用鎖460はある程度の重さを有するものが好ましく、また、鎖収容箱120の中で任意の方向に不要な応力を生じずに適宜曲げられて収容されていく形態の部材が好ましい。従って、金属製の鎖を用いるのが非常に好ましく効果的である。
また、同じ理由により、抜け止めリング462も、ある程度の重量のある部材、すなわち金属等で構成するのが好ましい。
上蓋500は、パレット100上に立設された側板400(固定側板410及び差込側板440)により形成されるコンテナ1の収容空間の上部開口を閉塞する部材である。
本実施形態の航空機用コンテナ1においては、この上蓋500も、航空機用コンテナ1本体から分離不可能な構成に形成されている。
上蓋500は、図1に示すように、前述した固定側板410及び差込側板440と同様に、面部材としての上面パネル501の周囲に、枠材としての枠部502が装着された構成である。上面パネル501の材質は特に限定されないが、例えば床板300と同様のプラスチック段ボール板、合成樹脂板(発泡合成樹脂板を含む)、薄い金属板、合板、繊維板等が用いられる。また枠部材は、例えば鋼材等の金属で構成される。
図8(A)及び図8(B)は、上蓋500の差込側板440に平行な辺部(差込側板440の上辺を被服する角部)の断面図である。
図1及び図8(A)(及び、その変形例としての図8(B))に示すように、上蓋500の枠部502は、上面パネル501の上面の周辺部を押さえる枠部上部503と、上面パネル501の周辺を押さえるとともに、側板400の上縁部の外周側に配置されて側板400の上部を嵌合保持する枠部縁部504を有する。これにより、上蓋500は、パレット100上に立設された側板400の上縁部に嵌合され、コンテナ1の収容空間の上部開口を閉塞する。
上蓋500の差込側板440に平行な辺部の枠部縁部504には、内側に、凸条部505が形成されており、枠部上部503の内側面との間に係合スライド溝506が形成されている。この係合スライド溝506に、一方の固定側板410の左枠材414及び右枠材415に形成された上蓋スライド用ピン430が嵌合される。これにより、上蓋500は、その一方の固定側板410の上辺部(上蓋スライド用ピン430)に対して、差込側板440の板面に平行な方向(固定側板410の板面に垂直な方向)に沿ってスライド移動可能に、また、その固定側板410から離脱不能に、その固定側板410に対して設置される。
このような構成の上蓋500を有する航空機用コンテナ1において、組み立てられた状態で上蓋500を開ける場合には、図9(A)に示すように、上蓋500の片側(上蓋スライド用ピン430が設置されていない他方の固定側板410側)の端辺を持ち上げ、図9(A)及び図9(B)に示すように、上蓋500を開放方向(上蓋スライド用ピン430が設置されている方の固定側板410方向)に徐々に上蓋500を押す。これにより、固定側板410の上蓋スライド用ピン430が上蓋500の係合スライド溝506内を移動し(図8(A)及び図8(B)参照)、上蓋500は固定側板410の上辺に沿ってスライド移動する。そして、図9(C)に示すように、上蓋500を固定側板410の外側において端部が床面に着地するまで移動させることにより、航空機用コンテナ1の上部開口が開放された状態となる。そしてこの状態から、差込側板440の抜き出しが可能となる。
また、組み立てられた状態で上蓋500を閉める場合には、前述の手順と全く逆の手順を行えばよい。すなわち、図9(C)に示すような上蓋500が固定側板410の外側に配置されている状態において、上蓋500の着地している側の辺部を持ち上げて上方向にスライド移動させ、図9(B)に示すように徐々に上蓋500の姿勢を水平方向に倒しながらさらにスライド移動させる。そして図9(A)に示すように、上蓋スライド用ピン430が係合スライド溝506の端部まで移動したら、上蓋500の他方の(上蓋スライド用ピン430が設置されていない)固定側板410側の辺部をその固定側板410の上辺に嵌合させる。これにより、航空機用コンテナ1の上部開口が上蓋500により閉塞される。
また、固定側板410及び差込側板440が折り畳まれた状態で、上蓋500によりその上部を閉塞する場合は、図9(C)に示す上蓋500が開放された状態から、最後に、上蓋500が一体化されている固定側板410を折り畳むことにより行うことができる。すなわち、航空機用コンテナ1を折り畳む場合は、パレット100の上面に2枚の差込側板440及び上蓋スライド用ピン430が設置されていない方の固定側板410を載置し、最後に、上蓋スライド用ピン430が設置されている固定側板410を折り畳むようにする。上蓋スライド用ピン430が設置されて上蓋500と一体化されている固定側板410が4枚の側板の最上部に載置するようにする。図9(C)に示す上蓋500が開放された状態から、その固定側板410を上蓋500と一体的にパレット100の上面に傾倒させると、上蓋500は固定側板410の外面を覆うような状態で一体的に倒れ、結果的に折り畳まれた4枚の側板400の上面を閉塞するような状態に傾倒される。この状態で、上蓋500の角部を下金枠200の角部270に係合させれば、上蓋500は折り畳まれた航空機用コンテナ1の上部を閉塞した状態となる。
また、折り畳まれた航空機用コンテナ1を組み立てる場合には、まず、上蓋500が一体化されている固定側板410を起こして立設することにより、その固定側板410と上蓋500は図9(C)に示した状態となる。以後、各側板を順に立設させることにより、航空機用コンテナ1が図9(C)に示すように上蓋500を開放した状態に組み立てられる。
このような構成の航空機用コンテナ1の使用形態、すなわち、組み立て方法(組み立て手順)及び折り畳み方法(折り畳み手順)について、図10及び図11を参照して説明する。
まず、航空機用コンテナ1を組み立てる場合について図10を参照して説明する。
この場合、航空機用コンテナ1が折り畳まれている状態から、まず、図10(A)に示すように、最上部に配置されている上蓋500及び上蓋500が連結されている固定側板410を一体的に起こしあげ、その固定側板410をパレット100上に立設する。
次に、図10(B)に示すように、対向する固定側板410を起こし、パレット100上に立設する。
次に、図10(C)に示すように、パレット100上に載置されている2枚の差込側板440を各々起こして、図10(D)に示すように、既に対向配置されている固定側板410を若干逆ハの字形に外側に開きながら、対向する差込側板差込用溝416に差込側板440を差し込む。差込側板440を差し込む場合には、図6及び図7に示すように、差込側板440の下辺に連結されている連結用鎖460を、パレット100の鎖収容箱120に落とし込みながら、差込側板440を差し込んでいく。また、差込側板440が底部まで差し込まれたら、図5に示すように、差込側板440の上端部に設置されている係合ナット455を固定側板410の係合切り欠き425に係合させる。これにより、組み立て時に固定側板410の外側へのハの字の開きを防止され、図10(E)に示すように、航空機用コンテナ1が箱状に維持される。
そして、最後に、図10(F)に示すように、また前述したように上蓋500をスライド移動させることにより、航空機用コンテナ1の組み立てが完了する。
次に、航空機用コンテナ1を折り畳む場合について図11を参照して説明する。
この場合、航空機用コンテナ1が組み立てられている状態から、まず、図11(A)に示すように、また前述したように、上蓋500をスライド移動させ、図11(B)に示すように、固定側板410の外側に傾倒した状態とする。
次に、図11(C)に示すように、差込側板440を抜き取る。この時はまず差込側板440を少し持ち上げ、係合ナット455と係合切り欠き425との係合を解除し、その後固定側板410を若干外側に逆ハの字形状に開いて抜き取る。これにより、差込側板440を持ち上げる高さが低くてすむとともに、差込側板440を抜き取る際の固定側板410の差込側板差込用溝416との摩擦力が軽減し、作業性が向上する。
差込側板440を抜き取ったら、図11(D)に示すように、抜き取った差込側板440をパレット100上に載置し、次に、図11(E)に示すように、上蓋500が連結されていない方の固定側板410をパレット100上に傾倒させ、最後に、上蓋500が連結されている固定側板410を、上蓋500と一体的にパレット100上に傾倒させる。
そして最後に、図11(F)に示すように、上蓋500の4角を下金枠200の角部270に嵌合させることにより、航空機用コンテナ1の折り畳みが完了する。
このように、本実施形態の航空機用コンテナ1においては、差込側板440は連結用鎖460によりパレット100に連結されており、上蓋500は固定側板410に連結されており、全ての部材が常に連結された状態である。従って、航空機用コンテナ1の使用時に、その一部、すなわち上蓋や側板のような着脱自在な部材(部品)を紛失することが無く、常に、必要な部材が揃っている状態を維持することができる。また、他のコンテナ部材が混入するなどの状態を防止し易くなる。
また、上蓋500や差込側板440が連結されている状態ながら、航空機用コンテナ1の組み立て、折り畳み、あるいは、組み立てられた状態(使用時)における物品の収容あるいは取り出しは、何ら連結部材などの制約を受けることなく、効率よく利便性高く行うことができる。
従って、航空機用コンテナ1は、航空機等により物品を搬送する際のコンテナとして、さらに、部材の検査等の種々のチェックが行われる国外との物品の搬送等に供するコンテナとして、非常に有用である。
なお、本発明は、前述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内で種々に改変することができる。
例えば、前述した実施形態においては、上蓋500の枠部縁部504の内側に凸条部505を形成することにより、枠部縁部504の内側に上蓋スライド用ピン430が移動可能な係合スライド溝506を形成し、これにより上蓋500を固定側板410に沿ってスライド移動可能にしていた。
しかしながら、上蓋500をスライド移動可能に設置する機構としては、その他の機構であってもよい。
例えば、図12(A)及び図12(B)に示すように、上蓋500の枠部縁部504の長手方向に、上蓋スライド用ピン430が嵌挿可能な長穴516を形成し、これに上蓋スライド用ピン430を挿入し、上蓋500をスライド移動するようにしてもよい。このような構成であれば、枠部縁部504に凸条部505を形成する必要がなく、枠部縁部504に開口(長穴)を形成すればよいので、加工作業が簡単になる上に必要部材も少なくてすみ好適である。
また、図13に示すように、上蓋500の枠部縁部524を断面コの字状に形成することにより内側に補強溝526を形成し、この補強溝526に上蓋スライド用ピン430を挿入し上蓋500をスライド移動可能にしてもよい。このような構成であれば、上蓋500の枠部502あるいはその枠部縁部504の強度を高くすることができて好適である。
なお、図13に示す形態は、例えば、図12に示した形態の長穴516の外側に補強部材を設置することによっても形成できる。
本発明は、例えばこのような形態で実現してもよい。
1…航空機用コンテナ
100…パレット
110…リフト用孔
120…鎖収容箱
121…開口
200…下金枠
210…第1の枠部
240…第2の枠部
241…固定側板設置孔
242…水平孔部分
243…垂直孔部分
245…開口
270…角部
300…底板
400…側板
410…固定側板
414…左枠材
415…右枠材
416…差込側板差込用溝
417…側板パネル差込用溝
418…縦補強材
419…筒状部分
420…回動ピン(六角穴付きボルト)
421…緩み防止付きナット
425…係合切り欠き
430…上蓋スライド用ピン
440…差込側板
444…左枠材
445…右枠材
446…下枠材
455…係合ナット
460…連結用鎖
461…係止リング
462…抜け止めリング
463…係止部材
500…上蓋
501…上面パネル
502…枠部
503…枠部上部
504…枠部縁部
505…凸条部
506…係合スライド溝
516…長穴
526…補強溝

Claims (4)

  1. パレットと、前記パレットの上部周縁に設置される下金枠と、前記パレットの上部空間を囲むように前記下金枠に沿って立設され前記パレット上に収容空間を形成する側板と、前記側板により囲まれて形成された前記収容空間の上部開口を閉塞する上蓋とを有する組み立て式コンテナであって、
    前記側板は、
    前記下金枠に回動可能な状態で固定的に装着され、前記パレットの上部周縁に立設された状態又は前記パレット上に畳まれた状態に回動される複数の固定側板と、
    前記固定側板の側辺に形成された溝に差し込まれることにより前記固定側板の間に設置される差込側板とを有し、
    前記上蓋は、対向する縁部が、いずれか一の前記固定側板の上辺両端部に、連結部が相対的に当該縁部の長手方向に沿って移動自在となるように各々連結されることにより、当該固定側板に、当該固定側板の上辺に直角な方向にスライド移動可能に装着され、
    前記差込側板は、前記パレットと、一端が前記差込側板の下面に設置された紐状部材により連結されており、
    前記パレットは、当該パレットの内部に形成された前記紐状部材を収容する空間であって、前記差込側板が前記パレットの上部周縁に立設された状態において当該差込側板の下面の前記紐状部材の設置されている箇所が配置される位置に開口を有し、当該差込側板が前記立設された状態において前記紐状部材を収容する紐状部材収容部を有し、
    前記紐状部材の他端は、前記紐状部材収容部の内部から抜離不能に前記パレットに装着されている
    ことを特徴とする組み立て式コンテナ。
  2. 前記紐状部材は、前記差込側板を前記固定側板の間から離脱させた場合に、当該差込側板に隣接する一方の前記固定側板の外面に沿って配置可能な長さを有することを特徴とする請求項1に記載の組み立て式コンテナ。
  3. 前記紐状部材は、金属製の鎖であることを特徴とする請求項2に記載の組み立て式コンテナ。
  4. 航空機による物品の搬送用である請求項1〜3のいずれかに記載の組み立て式コンテナ。
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