JP5667685B1 - コネクタ - Google Patents

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Abstract

【課題】ケーブルを嵌合部に接続し且つケーブルハウジングに収容する際に作業性のよいコネクタを提供すること。【解決手段】コネクタ100のケーブルハウジング30は、端部空間50を規定する端部40と、収容空間54を規定する収容部44と、接続空間52を規定する接続部42と、収容空間54と通じている挿入孔46とを備えている。嵌合部10は、端部空間50からみて+Z方向に嵌合部10が位置するように端部40に取り付けられている。収容空間54は、+Z方向と交差する+X方向において端部空間50と離れて位置している。接続空間52は、端部空間50と収容空間54とを接続している。挿入孔46は、嵌合部10に接続されたケーブル300を+X方向に沿って引き出すことを可能としている。収容部44の底壁60は、+Z方向において接続部42及び挿入孔46から離れて位置している。【選択図】図4

Description

本発明は、ケーブルを接続されるコネクタに関する。
この種のコネクタとしては、特許文献1に開示されたものがある。図14に示されるように、特許文献1のコネクタは、第1部材と第2部材の2つの部材からなるケーブルハウジング(エンドベル)と、相手側コネクタと嵌合する嵌合部と、ケーブルハウジングに取り付けられるケーブルクランプとを備えている。第1部材には嵌合部が取り付けられており、第2部材にはケーブルをケーブルハウジングの外側に引き出すための挿入孔が形成されている。ケーブルクランプは、第2部材の外側に取り付けられて、挿入孔から引き出されたケーブルを保持する。
特許文献1のコネクタに対するケーブルの接続は、概略、次のようにして行われる。まず、ケーブルを第2部材の挿入孔に通し、先端から所定の範囲に亘って外被を剥く。次いで、嵌合部に内部電線(芯線)を結線する。その後、嵌合部を第1部材に取り付ける。続いて、第2部材をケーブル上において移動させた後、第1部材と第2部材とを組み合わせてケーブルハウジングを構成する。最後に、第2部材に対してケーブルクランプを取り付け、これによって、ケーブルハウジング内にケーブルの一部を収容しつつ、ケーブルハウジングから引き出されたケーブルのケーブルハウジングに対する位置を固定する。
特開2007−299649号公報
本発明は、特許文献1のコネクタとは別の構造を有するコネクタであって、ケーブルを嵌合部に接続し且つケーブルハウジングに収容する際に作業性のよいコネクタを提供することを目的とする。
本発明は、第1のコネクタとして、
第1方向に沿って相手側コネクタの相手側嵌合部と嵌合する嵌合部と、前記嵌合部に接続されたケーブルを部分的に収容するケーブルハウジングとを備えるコネクタであって、
前記ケーブルハウジングは、端部空間を規定する端部と、収容空間を規定する収容部と、接続空間を規定する接続部と、前記収容空間と通じている挿入孔とを備えており、
前記嵌合部は、前記端部空間からみて前記第1方向に前記嵌合部が位置するように前記端部に取り付けられており、
前記収容空間は、前記第1方向と交差する第2方向において前記端部空間と離れて位置しており、
前記接続空間は、前記端部空間と前記収容空間とを接続しており、
前記挿入孔は、前記ケーブルを前記第2方向に沿って引き出すことを可能とするものであり、
前記収容部は、前記第1方向において前記接続部及び前記挿入孔から離れて位置する底壁を有している
コネクタを提供する。
本発明は、第2のコネクタとして、第1のコネクタであって、
前記第1方向において、前記挿入孔から前記底壁までの最短距離は、前記挿入孔の内径の2分の1以上である
コネクタを提供する。
本発明は、第3のコネクタとして、第1又は第2のコネクタであって、
前記ケーブルハウジングは、前記第1方向の逆方向において開口する主部と、前記主部の開口を塞ぐ蓋部とを備えており、
前記嵌合部は、前記主部に取り付けられており、
前記挿入孔は、前記主部に設けられている
コネクタを提供する。
本発明は、第4のコネクタとして、第3のコネクタであって、
前記コネクタは、シール部材を更に備えており、
前記主部には、単一の仮想的な平面を規定し得る溝が形成されており、
前記シール部材は、少なくとも部分的に、前記溝に受容されている
コネクタを提供する。
本発明は、第5のコネクタとして、第4のコネクタであって、
前記単一の仮想的な平面は前記第1方向と直交している
コネクタを提供する。
本発明は、第6のコネクタとして、第3乃至第5のいずれかのコネクタであって、
前記主部には、前記収容空間内に位置する第1ケーブル保持部が形成されており、
前記蓋部には、第2ケーブル保持部が形成されており、
前記第1ケーブル保持部と前記第2ケーブル保持部とで前記ケーブルの前記外被の一部を挟みこんで保持する
コネクタを提供する。
本発明は、第7のコネクタとして、第6のコネクタであって、
前記コネクタは、ブッシングを更に備えており、
前記主部には、ブッシングを受容するブッシング受容部が形成されており、
前記挿入孔は、前記第2方向において、前記ブッシング受容部と前記第1ケーブル保持部との間に位置している
コネクタを提供する。
本発明は、第8のコネクタとして、第1乃至第7のいずれかのコネクタであって、
前記ケーブルは、内部電線と、前記内部電線を覆う外被とを備えており、
前記ケーブル保持部は、前記外被の一部を保持するものであり、
前記嵌合部は、前記内部電線と結線されるコンタクトと、前記コンタクトを保持する保持部材とを備えている
コネクタを提供する。
本発明は、第9のコネクタとして、第8のコネクタであって、
前記保持部材は、前記端部空間に面する端面を有しており、
前記端面から前記接続部までの前記第1方向における距離と前記コンタクトから前記接続部までの前記第1方向における距離とのうちの短い方は、前記内部電線の直径以上である
コネクタを提供する。
本発明は、第10のコネクタとして、第1乃至第9のいずれかのコネクタであって、
前記嵌合部は、前記第1方向を回転軸として回転可能な操作部を備えており、
前記収容部は、前記第2方向において前記嵌合部に最も近い第1側壁と、前記第2方向と交差する第2側壁であって前記第2方向において前記嵌合部から遠ざかるように前記第1側壁から延びる第2側壁とを備えている
コネクタを提供する。
本発明は、第11のコネクタとして、第1乃至第10のいずれかのコネクタであって、
前記挿入孔は、複数あり、且つ、複数本の前記ケーブルが夫々対応しており、
前記嵌合部は、1つであり、前記複数本の前記ケーブルが接続される
コネクタを提供する。
本発明は、第12のコネクタとして、第11のコネクタであって、
前記第1方向及び前記第2方向の双方と交差する第3方向において、前記嵌合部は前記挿入孔の間に位置している
コネクタを提供する。
本発明は、第1乃至第12のいずれかのコネクタと、前記コネクタと嵌合する相手側コネクタとを備えるコネクタ組立体であって、
前記相手側コネクタは、対象物に搭載固定されるものであり、
前記対象物に搭載固定された前記相手側コネクタに対して前記コネクタが嵌合した際に、前記対象物と前記底壁との距離は1mm以内である
コネクタ組立体を提供する。
ケーブルハウジングの収容部は挿入孔から離れて位置する底壁を有している。即ち、収容部は十分な収容スペースを有している。従って、作業の際には外被を剥かれた内部電線の長さを長くとり、且つ、作業後においてはその内部電線に過度のストレスがかからない状態で収容部に内部電線を収容することができる。
本発明の実施の形態によるコネクタを示す底面斜視図である。 図1のコネクタを示す底面図である。 図1のコネクタを示す分解上面斜視図である。 図2のコネクタをIV--IV線に沿って示す断面図である。 図1のコネクタに接続されるケーブルを示す図である。 図1のコネクタに対してケーブルを接続する工程の一つを示す図である。 図6の工程に続く工程を示す図である。 図7の工程に続く工程を示す図である。 図1のコネクタと嵌合する相手側コネクタを示す斜視図である。 図9の相手側コネクタをX--X線に沿って示す断面図である。 図1のコネクタと図9の相手側コネクタとからなるコネクタ組立体を示す側面図である。 図11のコネクタ組立体を示す断面図である。図示された断面は図4及び図10に対応している。 図12のコネクタ組立体を示す断面図である。コネクタにはケーブルが接続されており、相手側コネクタは対象物に搭載固定されている。 特許文献1のコネクタを示す断面図である。
図1乃至図4を参照すると、本発明の実施の形態によるコネクタ100は、ケーブル300と接続されるプラグコネクタである。このコネクタ100は、レセプタクルコネクタである相手側コネクタ200(図9及び図10参照)と嵌合され、図11乃至図13に示されるようなコネクタ組立体を構成する。
図5に示されるように、本実施の形態のケーブル300は、複数の内部電線302とそれらを覆う外被306とを有している。各内部電線302は、導線304を含んでいる。但し、本発明はこれに制限されるわけではなく、ケーブル300の備える内部電線302は一本のみであってもよい。また、ケーブル300は、ドレイン線を有するツインナックスケーブル等であってもよい。
図9及び図10に示されるように、相手側コネクタ200は、相手側嵌合部210を有しており、複数の相手側コンタクト230を保持している。図13に示されるように、相手側コネクタ200は、何らかの装置のような対象物400に取り付けられ固定されるものであり、対象物400の搭載面402に搭載される被搭載部(フランジ)220を有している。
図1乃至図4と図11乃至図13とを参照すると、コネクタ100は、第1方向(+Z方向)に沿って相手側コネクタ200の相手側嵌合部210と嵌合する嵌合部(プラグ本体)10と、嵌合部10に接続されたケーブル300を部分的に収容するケーブルハウジング(エンドベル)30とを備えている。
図4に最もよく示されるように、ケーブルハウジング30は、端部空間50を規定する端部40と、接続空間52を規定する接続部42と、収容空間54を規定する収容部44と、収容空間54と通じている2つの挿入孔46と、2つの外筒部48とを備えている。収容空間54は、第1方向と直交する第2方向(+X方向)において端部空間50と離れて位置しており、接続空間52は、端部空間50と収容空間54とを接続している。外筒部48は、第2方向において挿入孔46よりも外側に向かって突出している。本実施の形態において、第2方向は第1方向と直交する方向であるが、本発明はこれに限定されるわけではなく、第2方向は第1方向と斜交する方向であってもよい。即ち、第2方向は、第1方向と交差する方向であればよい。
嵌合部10は、ケーブルハウジング30の端部40に取り付けられており、そのため、端部空間50からみて第1方向に(+Z側に)位置している。嵌合部10に接続されたケーブル300の一部は、端部空間50、接続空間52及び収容空間54に収容されており、ケーブル300は挿入孔46及び外筒部48の内部を通して第2方向に沿ってケーブルハウジング30の外側に引き出される。本実施の形態による挿入孔46の内径はケーブル300の外径よりも僅かに小さい。即ち、本実施の形態の挿入孔46は、ケーブル300を軽圧入できるよう構成されている。
特に図3から理解されるように、本実施の形態において、嵌合部10は、第1方向及び第2方向の双方と直交する第3方向(+Y方向)において、2つの挿入孔46の間に位置している。2つの挿入孔46に挿入された2つのケーブル300は、1つのみ設けられた嵌合部10にまとめて接続される。なお、第3方向は第1方向及び第2方向と交差する方向であれば他の方向であってもよい。
図3、図4及び図7を参照して、嵌合部10は、複数のコンタクト12と、保持部材14と、操作部18と、バネ20とを備えており、アッセンブリナット25を用いてケーブルハウジング30の端部40に取り付けられている。図13に示されるように、コンタクト12は、ケーブル300の内部電線302と夫々結線されると共に相手側コネクタ200の相手側コンタクト230と夫々接続されるものである。詳しくは、図5から理解されるように、内部電線302は、内部被覆に覆われた導線304を有しており、その導線304がコンタクト12に対して圧着や半田を用いたりすることにより結線されている。図4に示されるように、保持部材14は、コンタクト12を保持している。図1乃至図4から理解されるように、本実施の形態による操作部18は、保持部材14の周囲を囲っており、且つ、操作部18の中心軸は、保持部材14の中心軸と一致している。詳しくは、その軸を中心として、操作部18は、保持部材14に対して回転可能となっている。図1に示されるように、操作部18には、2つの矢印が示されている。一方は、第1方向(+Z方向)に向かう矢印であり、他方は嵌合部10を下に(+Z側に)向けた際にコネクタ100を上から(−Z側から)見て反時計回りに向かう矢印である。前者は、嵌合部10を相手側嵌合部210(図9参照)と嵌合させる際に嵌合部10を向かわせる方向を示しており、後者は嵌合部10を相手側嵌合部210から抜去する際に操作部18を操作する方向を示している。図3及び図4から理解されるように、本実施の形態の操作部18と保持部材14との間にはバネ20が取り付けられている。このバネ20は、後者の矢印に従って操作部18を反時計回りに回転させた際に操作部18を時計回りに戻すために設けられている。
図3に示されるように、本実施の形態によるケーブルハウジング30は、主部70と蓋部80とを備えている。主部70は、第1方向の逆方向(−Z方向)において開口しており、蓋部80はその開口を塞いでいる。図3及び図4から理解されるように、蓋部80は略平板状の形状を有するものであるので、端部空間50、接続空間52及び収容空間54は実質的に主部70の形状によって決められている。図3から理解されるように、蓋部80の主部70への取り付けは、固定ネジ98を用いて行われる。但し、蓋部80の形状がシンプルであることから、固定ネジ98以外の手段によって蓋部80を主部70に取り付けることも可能である。
図4に示されるように、嵌合部10は主部70に取り付けられており、挿入孔46や外筒部48も主部70に形成されている。
ここで、コネクタ100の組立後における内部電線302とコンタクト12との結線部分へ加わるストレスを考慮すると、保持部材14の端部空間50に面する端面16から接続部42までの第1方向における距離は、内部電線302の直径以上であることが好ましい。なお、本実施の形態においては、コンタクト12が端面16からみて第1方向に(即ち、+Z側に)位置しているが、コンタクト12が端面16を超えて端部空間50内に突出している場合には、保持部材14の端面16から接続部42までの第1方向における距離に代えて、コンタクト12から接続部42までの第1方向における距離と内部電線302の直径とを比較すべきである。かかる場合、コンタクト12から接続部42までの第1方向における距離が、内部電線302の直径以上であることが好ましい。
図2に示されるように、主部70は、底壁60と、第1側壁62と、2つの第2側壁64と、2つの第3側壁66と、第4側壁68とを有している。第1側壁62は、第2方向(+X方向)において嵌合部10に最も近い位置にある側壁であり、本実施の形態においては主としてYZ平面内に延びている。換言すると、第1側壁62は、接続部42から第1方向(+Z方向)に沿って延びている(図4参照)。第2側壁64は、第2方向と斜交する方向に沿って嵌合部10から遠ざかるように第1側壁62から延びている。第3側壁66は、第2側壁64から第2方向に沿って延びている。本実施の形態の第3側壁66は、主としてXZ平面内に延びている。このことから理解されるように、本実施の形態の第2側壁64は、第1側壁62と第3側壁66とを接続しており、XY平面とXZ平面の双方と斜交している。第4側壁68は、第3側壁66同士を連結している。図4から理解されるように、挿入孔46は、第4側壁68に形成されており、外筒部48は第4側壁68から第2方向に突出している。底壁60は、第1側壁62〜第4側壁68で囲まれた収容空間54の第1方向側端部(+Z側端部)を塞いでいる。図2に示されるように、第2側壁64が第2方向と斜交する方向に沿って第1側壁62から延びていることから、嵌合部10の近傍には、嵌合部10の操作部18の回転操作を行う際に操作を容易とするような十分な操作空間56が形成されている。
図4から明らかなように、収容部44の底壁60は、第1方向(+Z方向)において接続部42及び挿入孔46から離れて位置している。換言すると、収容部44は、接続部42や挿入孔46から第1方向に膨らんだ形状を有している。このため、本実施の形態によるケーブルハウジング30は、十分に広い収容空間54を得ることができる。
ここで、収容空間54に内部電線302が収容される際に曲げられる内部電線302へ加わるストレスを考慮すると、第1方向において、挿入孔46から底壁60までの最短距離は、挿入孔46の内径(即ち、ケーブル300の外径より僅かに小さい)の2分の1以上であることが好ましく、挿入孔46の内径以上であることが更に好ましい。
図13を参照すると、本実施の形態の収容部44の底壁60は、かなり+Z側に位置している。具体的には、図示された底壁60は、相手側コネクタ200の被搭載部220が搭載されている対象物400の搭載面402に接している。即ち、コネクタ100と相手側コネクタ200を嵌合してなるコネクタ組立体において底壁60は対象物400に接している。このため、ケーブル300に対して第1方向(+Z方向)やその逆方向(−Z方向)に向かう力が加えられた場合であっても底壁60が対象物400に当たっていることから嵌合部10と端部40との境界部分に過度なストレスが加わることを避けることができる。なお、本発明は、これに限定されるわけではないが、同種の効果を得たい場合には、コネクタ組立体を対象物400に取り付け固定した際に底壁60と対象物400の搭載面402との距離が1mm以内であることが好ましい。即ち、図12及び図13から理解されるように、第1方向において、被搭載部220と底壁60の距離が1mm以内であることが好ましい。
図3を参照すると、主部70には、シール部材90を受容するための溝72が更に形成されている。なお、シール部材90を有することから理解されるように、本実施の形態によるコネクタ100は、防水機能も有している。そのため、例えば、図4から理解されるように、保持部材14の周囲や端部40の周囲にもOリングが取り付けられている。
図3に示されるように、溝72は、第1方向(+Z方向)と直交する仮想的な平面(XY平面)内に延びている。そのため、シール部材90の形状も単一の断面を有する弾性体で形成されたループのようにシンプルなものとなっている。このシール部材90は、溝72に部分的に受容された状態で蓋部80にて主部70の開口を塞ぐと、蓋部80に押圧されて主部70と蓋部80との間をシールする。シール部材90がシンプルな形状であることから例えば製造バラつきなどにより主部70と蓋部80との相対位置関係が多少ずれたとしても両者間を確実にシールすることができる。即ち、本実施の形態によれば、安定したシーリング効果を得ることが出来る。なお、シール部材90の形状及び安定したシーリング効果を得るためには、仮想的な平面は第1方向と直交していなくてもよい。即ち、溝72が第1方向と斜交する仮想的な平面内に延びていてもよい。
図3に示されるように、主部70には、収容空間54内に位置する2つの第1ケーブル保持部74が形成されている。第1ケーブル保持部74は、夫々、挿入孔46に対応している。また、図4に示されるように、蓋部80には、第1ケーブル保持部74に対応するように、第2ケーブル保持部84が形成されている。図4に示されるように、主部70に対して蓋部80を組み合わせると、ケーブル300の外被306が第1ケーブル保持部74と第2ケーブル保持部84とにより挟みこまれ、それにより、ケーブル300がケーブルハウジング30に保持される。即ち、第1ケーブル保持部74と第2ケーブル保持部84とによりケーブル300のクランプ位置が決められている。
図4を参照すると、外筒部48内には、ブッシング92を受容するブッシング受容部76が形成されている。外筒部48と挿入孔46と第1ケーブル保持部74との位置関係から明らかなように、挿入孔46は、ブッシング受容部76と第1ケーブル保持部74との間に位置している。また、外筒部48の外側にはグランドナット94が取り付けられている。詳しくは、外筒部48の外周にはネジ溝(図示せず)が切られており、同様に、グランドナット94の内周にもネジ溝(図示せず)が切られている。ブッシング92をブッシング受容部76内に受容した状態でグランドナット94を外筒部48の外側に組み付けるとブッシング92が外筒部48とグランドナット94とにより保持される。
以下、図6乃至図8をも参照して、本実施の形態のコネクタ100の組立工程を説明する。
まず、図6に示されるように、2本のケーブル300の夫々をグランドナット94とブッシング92とに通した上で、外筒部48から主部70内に通す。このとき、図7から理解されるように、ケーブル300は挿入孔46内を通っている。
次いで、ケーブル300の外被306を所定の長さだけ剥いて内部電線302を露出させる。更に、内部電線302の先端において導線304を露出させ、その導線304とコンタクト12とを結線する。
その後、図7に示されるように、コンタクト12と内部電線302とを端部40に通し、更に、アッセンブリナット25に通す。その上で、コンタクト12を保持部材14に挿入し、保持させる。
更に、図8に示されるように、保持部材14と端部40とを嵌め合わせた上で、アッセンブリナット25を用いて保持部材14と端部40とを互いに固定する。
ここまでの作業の間、内部電線302の長さが長い方が作業し易い。特に、本実施の形態においては、2本のケーブル300に夫々含まれている複数の内部電線302をすべて1つの嵌合部10に接続していることから内部電線302は長い方が好ましい。一方、図8のように保持部材14を端部40に固定した後は、長い内部電線302が余ることとなる。しかしながら、本実施の形態においては、広く収容能力の高い収容空間54を設けていることから、余った多数の内部電線302に対して過度なストレスを加えることなく、それら内部電線302を収容部44に収容することができる。
また、本実施の形態においては、嵌合部10が主部70に取り付けられており、且つ、挿入孔46や外筒部48も主部70に形成されていることから、端部空間50内における内部電線302の状態や収容空間54に収容された内部電線302の状態を確認した後で蓋部80を閉じることができる。
その後、第1ケーブル保持部74に外被306の端部40を対応させた状態で、固定ネジ98を用いて主部70に対して蓋部80を固定する。これにより、蓋部80の第2ケーブル保持部84と第1ケーブル保持部74とでケーブル300の外被306を挟み込み、ケーブル300の一部をケーブルハウジング30に対して固定する。更にその後、ケーブル300上のブッシング92を移動させてブッシング受容部76内に受容させた状態で、グランドナット94を移動させ、グランドナット94を外筒部48に取り付ける。それによってブッシング92を固定して、図4のようなコネクタ100を得る。本実施の形態においては、ケーブル300のクランプ位置を決めてからブッシング92を固定することとしているため、組立時、即ちブッシング92をブッシング受容部76に挿入するとき等において、ケーブル300の位置が動いてしまうことを防ぐことができる。
以上、本発明について実施の形態を掲げて具体的に説明してきたが、本発明はこれに限定されるわけではなく、様々な変形や応用が可能である。
例えば、上述した実施の形態において、挿入孔46の数は2つであったが、1つであってもよく、3つ以上であってもよい。即ち、挿入孔46の数はいくつでもよい。
また、例えば、上述した実施の形態において、第2側壁64は、第1側壁62と第3側壁66とを平面的に接続し且つ第2方向と斜交しているが、本発明はこれに限定されるものではない。第2側壁64は、第2方向と交差するものであれば、凹面や凸面を有するものであってもよい。更に、第2側壁64は第1側壁62と共に同一平面を形成するように構成されていてもよい。但し、操作部18の操作性を考慮すると、第2側壁64は第2方向と交差していることが好ましい。
また、上述した実施の形態においては、内部電線302を有するケーブル300を接続するコネクタ100について説明してきたが、本発明の概念は、内部電線に代えて光ファイバ芯線を有する光ファイバケーブルを接続するコネクタにも適用可能である。
本発明は、例えば、工作機械に搭載されるサーボモータのインタフェース用コネクタに適用可能である。
10 嵌合部
12 コンタクト
14 保持部材
16 端面
18 操作部
20 バネ
25 アッセンブリナット
30 ケーブルハウジング
40 端部
42 接続部
44 収容部
46 挿入孔
48 外筒部
50 端部空間
52 接続空間
54 収容空間
56 操作空間
60 底壁
62 第1側壁
64 第2側壁
66 第3側壁
68 第4側壁
70 主部
72 溝
74 第1ケーブル保持部
76 ブッシング受容部
80 蓋部
84 第2ケーブル保持部
90 シール部材
92 ブッシング
94 グランドナット
98 固定ネジ
100 コネクタ
200 相手側コネクタ
210 相手側嵌合部
220 被搭載部
230 相手側コンタクト
300 ケーブル
302 内部電線
304 導線
306 外被
400 対象物
402 搭載面

Claims (12)

  1. 第1方向に沿って相手側コネクタの相手側嵌合部と嵌合する嵌合部と、前記嵌合部に接続されたケーブルを部分的に収容するケーブルハウジングとを備えるコネクタであって、
    前記ケーブルハウジングは、端部空間を規定する端部と、収容空間を規定する収容部と、接続空間を規定する接続部と、前記収容空間と通じている挿入孔とを備えており、
    前記嵌合部は、前記端部空間からみて前記第1方向に前記嵌合部が位置するように前記端部に取り付けられており、
    前記収容空間は、前記第1方向と交差する第2方向において前記端部空間と離れて位置しており、
    前記接続空間は、前記端部空間と前記収容空間とを接続しており、
    前記挿入孔は、前記ケーブルを前記第2方向に沿って引き出すことを可能とするものであり、
    前記収容部は、前記第1方向において前記接続部及び前記挿入孔から離れて位置する底壁を有しており、
    前記ケーブルハウジングは、前記第1方向の逆方向において開口する主部と、前記主部の開口を塞ぐ蓋部とを備えており、
    前記嵌合部は、前記主部に取り付けられており、
    前記挿入孔は、前記主部に設けられている
    コネクタ。
  2. 請求項1記載のコネクタであって、
    前記第1方向において、前記挿入孔から前記底壁までの最短距離は、前記挿入孔の内径の2分の1以上である
    コネクタ。
  3. 請求項1又は請求項2記載のコネクタであって、
    前記コネクタは、シール部材を更に備えており、
    前記主部には、単一の仮想的な平面を規定し得る溝が形成されており、
    前記シール部材は、少なくとも部分的に、前記溝に受容されている
    コネクタ。
  4. 請求項3記載のコネクタであって、
    前記単一の仮想的な平面は前記第1方向と直交している
    コネクタ。
  5. 請求項1乃至請求項4のいずれかに記載のコネクタであって、
    前記主部には、前記収容空間内に位置する第1ケーブル保持部が形成されており、
    前記蓋部には、第2ケーブル保持部が形成されており、
    前記第1ケーブル保持部と前記第2ケーブル保持部とで前記ケーブルの前記外被の一部を挟みこんで保持する
    コネクタ。
  6. 請求項5記載のコネクタであって、
    前記コネクタは、ブッシングを更に備えており、
    前記主部には、ブッシングを受容するブッシング受容部が形成されており、
    前記挿入孔は、前記第2方向において、前記ブッシング受容部と前記第1ケーブル保持部との間に位置している
    コネクタ。
  7. 請求項1乃至請求項6のいずれかに記載のコネクタであって、
    前記ケーブルは、内部電線と、前記内部電線を覆う外被とを備えており
    前記嵌合部は、前記内部電線と結線されるコンタクトと、前記コンタクトを保持する保持部材とを備えている
    コネクタ。
  8. 請求項1乃至請求項7のいずれかに記載のコネクタであって、
    前記嵌合部は、前記第1方向を回転軸として回転可能な操作部を備えており、
    前記収容部は、前記第2方向において前記嵌合部に最も近い第1側壁と、前記第2方向と交差する第2側壁であって前記第2方向において前記嵌合部から遠ざかるように前記第1側壁から延びる第2側壁とを備えている
    コネクタ。
  9. 請求項1乃至請求項8のいずれかに記載のコネクタであって、
    前記挿入孔は、複数あり、且つ、複数本の前記ケーブルが夫々対応しており、
    前記嵌合部は、1つであり、前記複数本の前記ケーブルが接続される
    コネクタ。
  10. 請求項9記載のコネクタであって、
    前記第1方向及び前記第2方向の双方と交差する第3方向において、前記嵌合部は前記挿入孔の間に位置している
    コネクタ。
  11. 請求項1乃至請求項10のいずれかに記載のコネクタと、前記コネクタと嵌合する相手側コネクタとを備えるコネクタ組立体であって、
    前記相手側コネクタは、対象物に搭載固定されるものであり、
    前記対象物に搭載固定された前記相手側コネクタに対して前記コネクタが嵌合した際に、前記対象物と前記底壁との距離は1mm以内である
    コネクタ組立体。
  12. コネクタと、前記コネクタと嵌合する相手側コネクタとを備えるコネクタ組立体であって、
    前記コネクタは、第1方向に沿って相手側コネクタの相手側嵌合部と嵌合する嵌合部と、前記嵌合部に接続されたケーブルを部分的に収容するケーブルハウジングとを備えており、
    前記ケーブルハウジングは、端部空間を規定する端部と、収容空間を規定する収容部と、接続空間を規定する接続部と、前記収容空間と通じている挿入孔とを備えており、
    前記嵌合部は、前記端部空間からみて前記第1方向に前記嵌合部が位置するように前記端部に取り付けられており、
    前記収容空間は、前記第1方向と交差する第2方向において前記端部空間と離れて位置しており、
    前記接続空間は、前記端部空間と前記収容空間とを接続しており、
    前記挿入孔は、前記ケーブルを前記第2方向に沿って引き出すことを可能とするものであり、
    前記収容部は、前記第1方向において前記接続部及び前記挿入孔から離れて位置する底壁を有しており、
    前記相手側コネクタは、対象物に搭載固定されるものであり、
    前記対象物に搭載固定された前記相手側コネクタに対して前記コネクタが嵌合した際に、前記対象物と前記底壁との距離は1mm以内である
    コネクタ組立体。
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