JP5659944B2 - 空気調和機 - Google Patents
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Description
(1−1)外観
図1は、本発明の一実施形態に係る空気調和機の背面に向かって左上方から見たときの当該空気調和機の外観斜視図である。図1において、空気調和機10は空気清浄機であって、室内空気を取り込む第1吸込口11および第2吸込口12が左右両側面の前方に設けられている。
図2は、空気清浄機能における塵埃の除去および分解の概念を説明するための概念図である。図2において、シロッコファン16によって第1吸込口11及び第2吸込口12から吹出口51に至る空気の流れ13が発生する。第1吸込口11及び第2吸込口12から吸込まれた室内空気は、フィルタ部40で塵埃や臭い成分などが取り除かれ、シロッコファン16から清浄な空気が吹き出される。
(2−1)フィルタ部40
フィルタ部40は、プレフィルタ41、イオン化部42、第1吸着フィルタ43、第2吸着フィルタ44で構成されている。
プレフィルタ41は、ポリプロピレン製の糸状の樹脂網からなるネットと、ネットを保持するフレームとから構成されており、正面パネル21の後方に位置し、比較的大きなホコリや塵を除去する。プレフィルタ41のネットを構成する繊維には、可視光線型の光触媒とカテキンとが空気側に露出するように担持されている。可視光線型の光触媒は、可視光線により光触媒作用が活性化される酸化チタン等を含んでおり、繊維に付着する塵埃などに含まれるカビ菌や細菌などの菌やウィルスを除去する。また、カテキンは、ポリフェノールの一種であって、繊維に付着する塵埃などに含まれるカビ菌や細菌などの菌の繁殖を抑制したりウィルスを不活化したりする。
イオン化部42は、プレフィルタ41の後方に設けられ、プレフィルタ41を通過した空気の中に浮遊している比較的小さな塵埃を帯電させる。イオン化部42は、一対の対向電極とその対向電極の間に配置されるイオン化線との間で放電を発生させることによって、塵埃を帯電させる。
第1吸着フィルタ43は、プリーツ状に形成されており、静電フィルタおよび触媒担持フィルタを張り合わせて形成されている。静電フィルタは、イオン化部42を通過する際に帯電させられた塵埃などを吸着する。触媒担持フィルタは、静電フィルタを通過した塵埃などを吸着する。触媒担持フィルタは、チタンアパタイトを担持させたPPの繊維から形成されている。なお、チタンアパタイトとは、カルシウムヒドロキシアパタイトの一部のカルシウム原子がイオン交換などの手法によってチタン原子に置換されたアパタイトであり、塵埃などに含まれるウィルスやカビ菌、細菌などを特異的に吸着する性質を有する。また、チタンアパタイトは、活性種により触媒機能が活性化され、ウィルスやカビ菌、細菌などを不活化または死滅させる。
第2吸着フィルタ44は、シロッコファン16と第1吸着フィルタ43との間に配置されている。第2吸着フィルタ44には、アナターゼ型の二酸化チタンが担持されており、第1吸着フィルタ43に吸着されなかった空気中のウィルスや菌などを吸着する。第2吸着フィルタ44では、吸着された菌やウィルスなどが活性種により活性化された二酸化チタンによって死滅あるいは不活化される。
シロッコファン16から吹き出される空気のうちの一部が、支流13aとしてストリーマ放電ユニット63に送られる。この支流13aがストリーマ放電ユニット63を通過するときに、ストリーマ放電によって活性種が供給される。活性種の供給された支流13aは、複数の分流13bとなって放出口64からプレフィルタ41の前に吹き出される。
図3は、ストリーマ放電ユニットの放電部の斜視図である。図2及び図3において、放電部66は、ストリーマ放電ユニット63(図2)の内部に設置されている。放電部66は、ストリーマ放電を生じさせることによって、第1吸着フィルタ43及び第2吸着フィルタ44に供給する活性種を生成する。
図4は、図1の仮想水平面P1における空気調和装置断面の概略図である。図2、図3及び図4において、ストリーマ放電ユニット63は、図2に示す吹き出し空気の支流13aが導入され通過する風路部68と、図3に示す放電部66とによって構成される。
ここでは、空気調和機10による空気清浄作用について説明する。図1,図2において、第1吸込口11及び第2吸込口12から吸い込まれた空気は、プレフィルタ41を通り、その際、比較的大きなホコリや塵が空気中から除去される。また、プレフィルタ41に含まれる光触媒とカテキンとの作用により、プレフィルタ41の繊維に付着した塵埃などに含まれるカビ菌や細菌などの菌やウィルスの繁殖が抑制されるとともに、ウィルスが不活化される。
(4−1)
空気調和機10では、ストリーマ放電ユニットに、活性種を放出するための複数の放出口64が第1吸込口11及び第2吸込口12の長手方向に沿って形成されている。それゆえ、吸込空気が通過する広範囲にわたって活性種が放出されるようになり、活性種がフィルタ部40全体に行き渡り、フィルタ部40に担持された触媒が活性化され、清浄機能の低下が抑制される。
また、放出口64を囲むように筒部65が設けられているので、筒部65の壁によって吸込空気の流れが乱流となり、その乱流の発生ポイントに向けて活性種が放出される。それゆえ、放出口から放出された活性種と効率よく混ざり合う。
第1吸込口11及び第2吸込口12が、フィルタ部40の長辺に沿って配置されているので、複数の放出口64がフィルタ部40の長辺に沿って配置されることになる。そうなると、活性種がフィルタ部40の両側から且つ長い範囲で放出されるので、フィルタ部40全体に行き渡るようになる。
(5−1)第1変形例
上記実施形態では、放出口64を筒部65で囲むことによって、吸込空気の流れに乱流を発生させ、その乱流の発生ポイントに向けて活性種が放出される形態であるが、この形態に限定される必要はない。
また、上記実施形態では、放出口64が水平風路683に形成されていなかったが、これは、水平風路683の近傍に吸込口がないためである。仮に、水平風路683の近傍にも水平風路683と平行に吸込口が設けられているならば、図8(風路部の斜視図)に示すように、第1鉛直風路681、第2鉛直風路682、及ぶ水平風路683それぞれに複数の放出口64が設けられることが好ましい。
12 第2吸込口
40 フィルタ部
63 ストリーマ放電ユニット(活性種生成部)
64 放出口
65 筒部(乱流生成部)
165 壁(乱流生成部)
Claims (5)
- 少なくとも第1吸込口(11)と第2吸込口(12)とを有し、前記第1吸込口(11)及び前記第2吸込口(12)から吸い込んだ吸込空気をフィルタ(40)に通して空気清浄する空気調和機であって、
前記フィルタ(40)に担持され、活性化されることによって前記吸込空気に含まれる浮遊物を分解する触媒と、
前記触媒を活性化させる活性種を生成する活性種生成ユニット(63)と、
を備え
活性種生成ユニット(63)は、
前記活性種を生成する放電部(66)と、
前記フィルタ(40)を通過した空気の一部を前記放電部(66)に導く風路部(68)と、
を有し、
前記風路部(68)の一部は、内部に前記放電部(66)が設けられた状態で前記第1吸込口(11)及び前記第2吸込口(12)の長手方向に沿って配置され、
さらに前記風路部(68)の一部には、前記フィルタ(40)に向かう前記吸込空気に対して前記活性種を放出する複数の放出口(64)が、前記第1吸込口(11)及び前記第2吸込口(12)の両方に長手方向に沿って形成されている、
空気調和機。 - 前記吸込空気の流れを乱す乱流生成部(65,165)が、前記放出口(64)の近傍に設けられている、
請求項1に記載の空気調和機。 - 前記乱流生成部(65)は、前記放出口(64)の周縁を囲み、前記吸込空気の通路内に突出する筒である、
請求項2に記載の空気調和機。 - 前記乱流生成部(65,165)は、前記第1吸込口(11)および前記第2吸込口(12)から前記フィルタ(40)に至る前記吸込空気の通路内に突出する壁である、
請求項2に記載の空気調和機。 - 前記第1吸込口(11)及び前記第2吸込口(12)は、前記フィルタ(40)の長辺に沿って配置されている、
請求項1又は請求項2に記載の空気調和機。
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