JP5659859B2 - 包装体および包装体に気体を封入する方法 - Google Patents
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Description
1、ガスバリア性を有する基材層と熱シール可能なシーラント層とを少なくとも有する積層体の、シーラント層同士を対向させ、周縁を熱シールして上部開口部を有する包装袋を成形する工程。
2、包装袋の上部開口部から収納物を収納した後、上部開口部の片側側端部以外の部分を熱シールしてトップシール部を形成し、未シール部分をエアーノズル挿入部とする工程。3、トップシール部の下に、包装袋の側部から中央部に達する、先端上部が鋭角状である刀状のシール部を形成して、一端が前記エアーノズル挿入部に開口し、他端が包装袋内部中央部に開口した横長の形状を有する気体封入経路を形成する工程。
4、エアーノズル挿入部にエアーノズルを挿入して、エアーノズルから気体封入経路を経由して包装袋内に大気圧以上の圧力の気体を封入する工程。
5、気体による包装袋の膨張に伴い、気体封入経路が変形して閉塞した後、エアーノズルを抜去する工程。
6、エアーノズル挿入部または、エアーノズル挿入部および気体封入経路を熱シールして気密シール部を形成する工程。
図1は、本発明に係る包装体(1)の一実施態様を示した斜視図である。本発明に係る包装体(1)は、ガスバリア性を有する基材層と熱シール可能なシーラント層とを少なくとも有する積層体の、シーラント層同士を対向させ、周縁を熱シールしてなる包装袋(2)に、収納物(図示せず)と大気圧以上の圧力の気体(14)を封入してなる包装体である。
抜去する際に、どうしても少量の気体が漏れる。気体封入経路(9)に閉塞部(11)が存在することにより、気体の漏れ量が少なくなり、内圧の安定した製品が得られる。
トップシール部(4)と、刀状のシール部(8)とによって気体封入経路(9)が形成される。気体封入経路(9)は、一端がエアーノズル挿入部(7)に開口し、他端が包装袋内部中央部に開口した横長の形状を有することを特徴とする。
もれないようにした上で、気体(14)を圧入する。気体の圧力により、図6に模式的に示したように、包装袋(2)は、膨張する。この膨張によって刀状のシール部(8)の先端部では、刀の切っ先に相当する先端下部が斜めになっているために、この付近が丸く膨張し、トップシール部(4)にシワ(12)が生じる。このシワによって気体封入経路(9)が折り曲げられて、閉塞部(11)を生じるのである。
トップシール部(4)と刀型のシール部(8)とによって挟まれた気体封入経路(9)の幅(9w)については、実験の結果、5mm±1mmの範囲であることが最も好ましいことが分かった。幅が狭すぎると、気体を圧入する際の抵抗が大きくなり、封入に時間がかかる。また幅が広すぎると、閉塞部(11)の気密性が悪くなる。
刀状のシール部(8)は、図9(1)に示したように、先端上部が鋭角状であり、かつ角がとがっていないことが望ましい。図9(2)〜(4)のように、尖った角が存在すると、気体を封入した時に、積層体が切れやすい場所(18)を生じることがあるので好ましくない。
図10(1)は、ガスバリア性を有する基材層と熱シール可能なシーラント層とを少なくとも有する積層体の、シーラント層同士を対向させ、周縁を熱シールして上部開口部(3)を有する包装袋(2)を成形する工程を示している。
部のみをシールするものに限らず、エアーノズル挿入部全体や、さらに気体封入経路までシールするものでもかまわない。
積層体の層構成:25μmPETフィルム/酸化珪素蒸着/印刷/PE/シーラント
包装袋の寸法:高さ345mm/幅130mm
この包装袋にテニスボールを4個収納し、上部開口部に図8に示したようなL字型形状のトップシール部を形成し、次いで図9(1)に示した形状の刀型のシール部を形成した。エアーノズル挿入部の寸法は、幅15mm、深さ30mmとした。気体封入経路の幅は、5mm、長さは50mmとした。
ル部を左右両側から形成した。エアーノズル挿入部の寸法、気体封入経路の幅、長さ等は、実施例1と同じである。以下実施例1と同様に窒素ガスを充填した。
2・・・包装袋
3・・・上部開口部
4・・・トップシール部
5・・・サイドシール部
6・・・ボトムシール部
7・・・エアーノズル挿入部
8・・・刀状のシール部
9・・・気体封入経路
9w・・・気体封入経路の幅
10・・・気密シール部
11・・・閉塞部
12・・・シール部のシワ
13・・・エアーノズル
14・・・気体
15・・・収納物
16・・・チャック
17・・・ピンチ
18・・・切れやすい場所
19・・・底テープ
Claims (7)
- ガスバリア性を有する基材層と熱シール可能なシーラント層とを少なくとも有する積層体の、シーラント層同士を対向させ、周縁を熱シールしてなる包装袋に、収納物と大気圧以上の圧力の気体を封入してなる包装体であって、
包装袋上部開口部を熱シールしたトップシール部と、トップシール部の下にあって包装袋の側部から中央部に達する、先端上部が鋭角状である刀状のシール部とによって挟まれて形成された横長の気体封入経路を有することを特徴とする包装体。 - ガスバリア性を有する基材層と熱シール可能なシーラント層とを少なくとも有する積層体の、シーラント層同士を対向させ、周縁を熱シールして上部開口部を形成してなる包装袋の上部開口部から収納物を収納した後、上部開口部の片側側端部以外の部分を熱シールしてトップシール部を形成し、前記上部開口部の片側側端部の未シール部に形成したエアーノズル挿入部から気体封入経路を経由して大気圧以上の圧力の気体を封入した後、エアーノズル挿入部を熱シールして気密シール部を形成してなる包装体であって、
前記気体封入経路は、前記トップシール部と、トップシール部の下にあって包装袋の側部から中央部に達する、先端上部が鋭角状である刀状のシール部とによって挟まれて形成されており、一端が前記エアーノズル挿入部に開口し、他端が包装袋内部中央部に開口した横長の形状を有することを特徴とする包装体。 - 前記刀状のシール部は、包装袋の左右両側から形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の包装体。
- 包装袋の形状が、スタンディングパウチ形状であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の包装体。
- 気体封入経路の幅は、5mm±1mmであることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の包装体。
- 収納物がテニスボールであることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の包装体。
- 以下の一連の工程からなることを特徴とする、包装体に気体を封入する方法。
1、ガスバリア性を有する基材層と熱シール可能なシーラント層とを少なくとも有する積層体の、シーラント層同士を対向させ、周縁を熱シールして上部開口部を有する包装袋を成形する工程。
2、包装袋の上部開口部から収納物を収納した後、上部開口部の片側側端部以外の部分を熱シールしてトップシール部を形成し、未シール部分をエアーノズル挿入部とする工程。3、トップシール部の下に、包装袋の側部から中央部に達する、先端上部が鋭角状である刀状のシール部を形成して、一端が前記エアーノズル挿入部に開口し、他端が包装袋内部中央部に開口した横長の形状を有する気体封入経路を形成する工程。
4、エアーノズル挿入部にエアーノズルを挿入して、エアーノズルから気体封入経路を経由して包装袋内に大気圧以上の圧力の気体を封入する工程。
5、気体による包装袋の膨張に伴い、気体封入経路が変形して閉塞した後、エアーノズルを抜去する工程。
6、エアーノズル挿入部または、エアーノズル挿入部および気体封入経路を熱シールして気密シール部を形成する工程。
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