JP5656106B2 - 粉体移動装置、プロセスカートリッジおよび画像形成装置 - Google Patents
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Description
このクリーニング装置のクリーニング部材として、構成を簡単にでき、クリーニング性能も優れていることから、短冊形状のクリーニングブレードを用いたものがよく知られている。このクリーニングブレードは、ポリウレタンゴムなどの短冊形状の弾性体で構成されている。そして、クリーニングブレードの基端を支持部材で支持して先端稜線部を像担持体の周面に押し当て、像担持体上に残留するトナーをせき止めて掻き落とし除去する。
また、請求項2の発明は、請求項1の粉体移動装置において、上記電気レオロジー粒子を、ゲル中に35Wt%以上、90Wt%以下含有させたことを特徴とするものである。
また、請求項3の発明は、請求項1または2の粉体移動装置において、上記表面移動部材の表面移動速度と、上記粉体担持体の表面移動速度とを異ならせたことを特徴とするものである。
また、請求項4の発明は、請求項1乃至3いずれかの粉体移動装置において、上記粉体担持体は、トナー像を担持する像担持体であり、上記電界形成手段は、上記表面移動部材に、トナーの正規帯電極性と逆極性の電圧を印加したことを特徴とするものである。
また、請求項5の発明は、像担持体上に形成されたトナー像を該像担持体上から最終的に記録材上へ転写することで、該記録材上に画像を形成する画像形成装置において、転写後に上記像担持体上に残留した転写残トナーをクリーニングするためのクリーニング装置として、請求項1乃至4いずれかの粉体移動装置を用いることを特徴とするものである。
また、請求項6の発明は、像担持体上に形成されたトナー像を該像担持体上から最終的に記録材上へ転写することで、該記録材上に画像を形成する画像形成装置に着脱自在に構成され、上記像担持体と、転写後に上記像担持体上に残留した転写残トナーをクリーニングするためのクリーニング装置とを備えたプロセスカートリッジにおいて、上記クリーニング装置として、請求項1乃至4いずれかの粉体移動装置を用いることを特徴とするものである。
また、電気粘着ゲルが粉体担持体上の粉体と接触すれば、粘着力により粉体が電気粘着ゲルに付着する。よって、表面移動部材と粉体担持体との当接圧が、表面移動部材へ静電的に移動しない粉体を、掻き取って粉体担持体から除去するものに比べて、弱くても表面移動部材へ静電的に移動しない粉体を、粉体担持体から除去することができる。よって、表面移動部材へ静電的に移動しない粉体を、掻き取って粉体担持体から除去するものに比べて、表面移動部材や粉体担持体の磨耗を抑制することができる。
まず、実施形態1に係るプリンタ全体の構成及び動作について説明する。
図1は、実施形態1に係るプリンタ全体の概略構成図である。このプリンタは、図中矢印Aの方向に回転する像担持体であり粉体担持体である感光体ドラム1を備えている。この感光体ドラム1の周囲には、帯電手段としての帯電装置7と、潜像形成手段としての露光装置3、現像手段としての現像装置4、転写手段としての転写装置5、クリーニング手段としてのクリーニング装置9が配置されている。また、転写装置5により転写が行われる転写領域に対して、紙などの記録材Pが搬送される記録材搬送方向(図中矢印Bの方向)の下流側には、記録材P上のトナー像を定着させる定着手段としての定着装置6が配置されている。
図2は、クリーニング装置9と感光体ドラム1と示す概略構成図である。
粉体移動装置としてのクリーニング装置9は、張架ローラ92、93に張架された電気粘着ベルト(以下、EA(Electro-Adhesive)ベルトという)91、回収ローラ94、掻き取りブレード95などを有している。表面移動部材としてのEAベルト91は、感光体ドラム1に当接して、クリーニングニップを形成している。クリーニングニップの近傍には、不図示の櫛歯電極が配置されており、櫛歯電極には、電圧印加手段として電源装置96から正極性の電圧が印加されている。感光体ドラム1は、アースされており、これにより、クリーニングニップにクリーニング電界が形成される。回収ローラ94は、EAベルト91の張架ローラ92に巻き付いた箇所に当接しており、不図示の電源装置から正極性の電圧が印加されている。掻き取りブレード95は、回収ローラ94に当接して、回収ローラ94に付着したトナーを掻き落とす。張架ローラ92、93のいずれかは、不図示の駆動モータから駆動力が伝達されて、EAベルト91を回転駆動させる駆動ローラとして機能している。
図3に示すように、EAベルト91は、樹脂やゴムなどの基材ベルト表面に電気粘着ゲルを厚み200〜1000μmでコーティングしたもので、電気粘着ゲルは、電気レオロジー粒子901(以下、ER粒子という)が分散された液状の電気絶縁性媒体902をゲル骨格に保持したものである。液状電気絶縁性媒体902は、シリコーンオイル、塩化ジフェニル、トランスオイルなどの液状電気絶縁性媒体が挙げられ、特に、電気絶縁性、物理的・化学的安定性、難燃性などに優れるシリコーンオイルが好適である。電気絶縁性媒体902の粘度は25℃において1〜10万mm2/s、特に、5〜1,000mm2/sが好ましい。
検証実験は、プリンターのプロセスカートリッジを模した単体試験機によって行った。
アクリル粒子の表面に導電性酸化スズ・酸化チタン等をコーティングしたER粒子50g、粘度100cStのジメチルシリコーンオイル34g、ハイドロゲンシリコーンとアセチレンを混合した不飽和化合粒16g、白金触媒少量を混合して、電気粘着ゲルを作製した。
SUSロールの表面に櫛歯電極を配し、その表面に電気粘着ゲルを均一な厚さとなるよう塗布する。これを100℃の電気炉に2時間投入し硬化させる。取り出して余熱除去後、残留オイル成分を除去し、性状が安定するまで3日間、通常環境にて放置し、EAロールを完成させた。
PIベルトの基材に電気粘着ゲルを均一な厚さとなるよう塗布し、実施例1と同様にしてEAベルトを作製した。
電気粘着ゲルを300μmの厚みに形成した上記EAローラを、クリーニング部材として単体試験機に取り付け、櫛歯電極に1000Vの電圧を印加しながら、感光体ドラム1の回転速度に対し95%の速度で回転させつつ感光体に当接させた。
[実施例2]
上記EAローラを、電気粘着ゲルを300μmの厚みに形成したEAベルトにした以外は、実施例1と同じである。
[実施例3]
櫛歯電極への印加電圧を500Vにした以外は、実施例1と同じである。
[実施例4]
櫛歯電極への印加電圧を1,500Vにした以外は、実施例1と同じである。
[実施例5]
電気粘着ゲルの厚みを200μm、櫛歯電極への印加電圧を500Vにした以外は、実施例1と同じである。
[実施例6]
電気粘着ゲルの厚みを200μmにした以外は、実施例1と同じである。
[実施例7]
電気粘着ゲルの厚みを200μm、櫛歯電極への印加電圧を1,500Vにした以外は、実施例1と同じである。
[実施例8]
電気粘着ゲルの厚みを500μm、櫛歯電極への印加電圧を750Vにした以外は、実施例1と同じである。
[実施例9]
電気粘着ゲルの厚みを500μm、櫛歯電極への印加電圧を1,500Vにした以外は、実施例1と同じである。
[実施例10]
電気粘着ゲルの厚みを1,000μm、櫛歯電極への印加電圧を500Vにした以外は、実施例1と同じである。
ウレタンゴムからなる板状のクリーニングブレード(東洋ゴム工業製 T7050材質)をクリーニング部材として単体試験機に取り付け、感光体に当接させた。
[比較例2]
導電性繊維ブラシを備えたクリーニングブラシローラをクリーニング部材として単体試験機に取り付け、500Vの電圧を印加しながら、感光体ドラム1の回転速度に対し95%の速度で回転させつつ感光体に当接させた。
[比較例3]
櫛歯電極への印加電圧を100Vにした以外は、実施例1と同じである。
[比較例4]
櫛歯電極への印加電圧を3000Vにした以外は、実施例1と同じである。
[比較例5]
電気粘着ゲルの厚みを2,000μm、櫛歯電極への印加電圧を2,000Vにした以外は、実施例1と同じである。
[比較例6]
電気粘着ゲルの厚みを100μm、櫛歯電極への印加電圧を500Vにした以外は、実施例1と同じである。
[評価項目]
・クリーニング率
・クリーニング部材の磨耗率
9:クリーニング装置
10:プロセスカートリッジ
91:EAベルト
94:回収ローラ
95:掻き取りブレード
96:電源装置
901:ER粒子
902:電気絶縁性媒体
Claims (6)
- 表面移動部材を備え、上記表面移動部材を粉体担持体に当接させ、粉体担持体上の粉体を表面移動部材へ移動させる粉体移動装置において、
上記表面移動部材として、少なくとも表面が、電気レオロジー粒子を分散して電気粘着効果を生じさせる電気粘着ゲルからなる電気粘着性部材を用い、
上記表面移動部材に電圧を印加して、上記表面移動部材と上記粉体担持体との当接部に電界を形成する電界形成手段を備えたことを特徴とする粉体移動装置。 - 請求項1の粉体移動装置において、
上記電気レオロジー粒子を、ゲル中に35Wt%以上、90Wt%以下含有させたことを特徴とする粉体移動装置。 - 請求項1または2の粉体移動装置において、
上記表面移動部材の表面移動速度と、上記粉体担持体の表面移動速度とを異ならせたことを特徴とする粉体移動装置。 - 請求項1乃至3いずれかの粉体移動装置において、
上記粉体担持体は、トナー像を担持する像担持体であり、
上記電界形成手段は、上記表面移動部材に、トナーの正規帯電極性と逆極性の電圧を印加したことを特徴とする粉体移動装置。 - 像担持体上に形成されたトナー像を該像担持体上から最終的に記録材上へ転写することで、該記録材上に画像を形成する画像形成装置において、
転写後に上記像担持体上に残留した転写残トナーをクリーニングするためのクリーニング装置として、請求項1乃至4いずれかの粉体移動装置を用いることを特徴とする画像形成装置。 - 像担持体上に形成されたトナー像を該像担持体上から最終的に記録材上へ転写することで、該記録材上に画像を形成する画像形成装置に着脱自在に構成され、上記像担持体と、転写後に上記像担持体上に残留した転写残トナーをクリーニングするためのクリーニング装置とを備えたプロセスカートリッジにおいて、
上記クリーニング装置として、請求項1乃至4いずれかの粉体移動装置を用いることを特徴とするプロセスカートリッジ。
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