JP5648348B2 - ふとん乾燥機 - Google Patents

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Description

この発明は、温風によってふとんを乾燥させた後、就寝に快適な温度状態にふとんを仕上げるふとん乾燥機に関するものである。
ふとん乾燥機では、袋状の乾燥用マットに温風を送り込むことにより、その熱によってふとんを乾燥させている。このため、ふとんの乾燥を行った直後は、ふとんの温度がかなり高く、利用者は、そのままの状態で快適に就寝することはできない。
このような事情に鑑み、温風によってふとんを乾燥させた後、乾燥用マットに冷風(常温の風)を送り込んでふとんの温度を下げるふとん乾燥機も提案されている(例えば、特許文献1参照)。具体的に、特許文献1に記載のものでは、本体に室温を検出する温度センサーが備えられており、ふとんの乾燥が終了すると室温を検出し、その検出した室温に応じて最適な送風時間を設定している。
特開平5−345098号公報
特許文献1に記載のものでは、検出された室温に応じてふとん乾燥後の送風時間が設定されるため、運転の開始時にその終了時刻を知ることができないといった問題があった。即ち、利用者は、就寝時刻に合わせてふとん乾燥機の運転を開始することができず、就寝時に、運転が終了しているか否かをいちいち確認しなければならなかった。
また、特許文献1記載のものでは、夏場等、室温が高い時でもふとんを高温で乾燥させるため、運転に無駄が多く、且つ、電気代が嵩んでしまう。また、ふとんを冷却する(仕上げる)ための時間も長くなり、運転時間が延びてしまうといった問題もあった。
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、その目的は、所定の設定時間内に、ふとんを就寝に快適な温度状態に仕上げることができ、且つ、無駄な運転が行われることを確実に防止できるふとん乾燥機を提供することである。
この発明に係るふとん乾燥機は、温風によってふとんを乾燥させる乾燥工程を行った後、ふとんの温度を下げる仕上げ工程を行うふとん乾燥機であって、室温を検出するための温度センサーと、第1運転時間及び第2運転時間が記憶された記憶部と、乾燥工程の開始前に温度センサーによって検出された室温に基づいて、乾燥工程時の送風温度と仕上げ工程時の送風温度とを設定する温度設定部と、温度設定部によって設定された送風温度に関わらず、乾燥工程を記憶部に記憶された第1運転時間で、仕上げ工程を記憶部に記憶された第2運転時間で終了させる運転制御部と、を備えたものである。
また、この発明に係るふとん乾燥機は、温風によってふとんを乾燥させる乾燥工程を行った後、ふとんの温度を下げる仕上げ工程を行うふとん乾燥機であって、室温を検出するための温度センサーと、第1運転時間及び第2運転時間が記憶された記憶部と、乾燥工程の開始前に温度センサーによって検出された室温に基づい乾燥工程時の送風温度を設定、乾燥工程の終了時に温度センサーによって検出された室温に基づい仕上げ工程時の送風温度を設定する温度設定部と、温度設定部によって設定された送風温度に関わらず、乾燥工程を記憶部に記憶された第1運転時間で、仕上げ工程を記憶部に記憶された第2運転時間で終了させる運転制御部と、を備えたものである。
この発明によれば、温風によってふとんを乾燥させる乾燥工程を行った後、ふとんの温度を下げる仕上げ工程を行うふとん乾燥機において、所定の設定時間内に、ふとんを就寝に快適な温度状態に仕上げることができ、且つ、無駄な運転が行われることを確実に防止できるようになる。
この発明の実施の形態1におけるふとん乾燥機の使用状態を示す断面図である。 この発明の実施の形態1におけるふとん乾燥機を示す要部構成図である。 この発明の実施の形態1におけるふとん乾燥機の動作を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態1におけるふとん乾燥機の温度特性を示す図である。 この発明の実施の形態2におけるふとん乾燥機の使用状態を示す断面図である。 この発明の実施の形態2におけるふとん乾燥機の動作を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態2におけるふとん乾燥機の温度特性を示す図である。 この発明の実施の形態3におけるふとん乾燥機を示す要部構成図である。 この発明の実施の形態3におけるふとん乾燥機の動作を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態3におけるふとん乾燥機の温度特性を示す図である。
この発明をより詳細に説明するため、添付の図面に従ってこれを説明する。なお、各図中、同一又は相当する部分には同一の符号を付しており、その重複説明は適宜に簡略化ないし省略する。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1におけるふとん乾燥機の使用状態を示す断面図、図2はこの発明の実施の形態1におけるふとん乾燥機を示す要部構成図である。
本ふとん乾燥機は、乾燥機本体(以下、単に「本体」という)1、乾燥用マット2、ホース3により、その要部が構成されている。本ふとん乾燥機は、図1に示すように、乾燥用マット2を敷きふとん4と掛けふとん5との間に挟み、乾燥用マット2と本体1との間に、柔軟性のあるホース3を接続して使用する。
本体1は、その内部に、送風機6、加熱装置7、温度センサー8、制御手段9が備えられている。また、本体1の筐体部には、操作手段10、吸気口11、吹出口12が設けられている。
送風機6は、吸気口11から本体1の内部に空気を取り込み、その取り込んだ空気を吹出口12から本体1の外部に送り出す機能を有している。また、加熱装置7は、吸気口11から本体1の内部に取り込まれた空気を、吹出口12から排出される前に本体1内で加熱する機能を有している。例えば、本体1は、送風機6から送られてくる空気を加熱装置7で温めることにより、吹出口12から温風を吐出する。なお、本体1では、加熱装置7の加熱機能を停止させることにより、常温の風を吹出口12から吐出させることもできる。即ち、本体1は、温風を供給する装置としての機能の他、単なる送風装置としての機能も備えている。
温度センサー8は、本体1が設置された室内の温度を検出するためのものである。例えば、温度センサー8は、吹出口12の直ぐ内側に配置されており、吹出口12から本体1の外部に送り出される空気の温度を検出する。かかる構成であれば、送風機6が動作し、加熱装置7が停止している場合は、常温の風の温度(即ち、室温)を温度センサー8によって検出することができ、送風機6及び加熱装置7の双方が動作している場合は、温風の温度を温度センサー8によって検出することができる。
操作手段10は、利用者が各種情報を入力するために操作するためのものである。例えば、利用者は、操作手段10を操作して所定のキーを選択することにより、ふとんの乾燥を行うための運転を開始させる。
制御手段9は、操作手段10からのキー情報や温度センサー8からの温度情報等に基づいて、送風機6や加熱装置7を制御する機能を有している。制御手段9は、例えば、計時部13、運転制御部14、温度設定部15、記憶部16により、その要部が構成されている。
以下に、図3及び図4も参照し、本ふとん乾燥機の動作、特に、上記構成を有する制御手段9の動作について、具体的に説明する。図3はこの発明の実施の形態1におけるふとん乾燥機の動作を示すフローチャート、図4はこの発明の実施の形態1におけるふとん乾燥機の温度特性を示す図である。
なお、図4中のグラフAは、室温が高い時に運転制御部14にて選択される運転モード(例えば、夏モード)の温度変化特性を示し、グラフBは、室温が低い時に運転制御部14にて選択される運転モード(例えば、冬モード)の温度変化特性を示している。また、図4には示されていないが、夏モードと冬モードの中間となる温度変化特性の春秋モードを別途設定しても良い。
図4に示すように、本ふとん乾燥機は、運転が開始されると、室温検知工程、乾燥工程、仕上げ工程を順次行う。
運転開始直後の室温検知工程では、本体1が設置されている室内の温度を検知し、各種設定を行う。室温検知工程後の乾燥工程では、本体1から乾燥用マット2に温風を供給し、その温風によってふとんの乾燥を行う。乾燥工程後の仕上げ工程では、本体1から乾燥用マット2に温風或いは冷風(常温の風)を供給し、ふとんの温度を下げてふとんを就寝に快適な状態に仕上げる。これらの工程の各運転時間は予め設定されており、例えば、記憶部16に記憶されている。
具体的に、利用者によって操作手段10が操作され、所定のキーが選択されると、制御手段9は、そのキー情報に基づいて、運転を開始する(S101)。なお、計時部13は、運転時間をカウントする機能を有しており、S101において運転が開始されると同時に、運転時間のカウントを開始する。
運転開始直後に行われる室温検知工程では、運転制御部14は、加熱装置7への通電を行わずにその加熱機能を停止させた状態で送風機6のみを動作させ、吸気口11から本体1内に取り込んだ空気を、そのまま吹出口12から排出させる。そして、制御手段9は、この時に温度センサー8によって検出された温度を、室温として取り込む(S102)。
温度センサー8によって室温が検出されると、温度設定部15は、その検出された室温に基づいて、乾燥工程時の送風温度(ふとん乾燥温度)と、仕上げ工程時の送風温度(ふとん仕上げ温度)との設定を行う(S103、S104)。例えば、温度センサー8によって検出された室温が低い場合、温度設定部15は、冷えているふとんを早く乾燥させるため、S103において乾燥工程時の送風温度を高めに設定する。また、温度センサー8によって検出された室温が高い場合、温度設定部15は、ふとんが既にある程度温かくなっているため、乾燥工程時の送風温度を、上記室温が低い場合よりも低く設定する。
一方、仕上げ工程時の送風温度に関しては、ふとんが就寝に快適な温度となるように、その設定を行う。例えば、温度センサー8によって検出された室温が低い場合、温度設定部15は、検出された室温が高い場合よりも、仕上げ工程が終了した時のふとんの温度が高くなるように、仕上げ工程時の送風温度を設定する。一例として、温度センサー8によって検出された室温が低い場合は仕上げ工程時の送風温度を高めに、室温が高い場合は、仕上げ工程時の送風温度を低めに設定する。
温度設定部15による上記各送風温度の設定が完了すると、運転制御部14は、加熱装置7への通電を開始して乾燥用マット2に温風を供給し、乾燥工程を開始する(S105)。この時、運転制御部14は、例えば、温度センサー8によって検出される温度が、S103において設定された送風温度となるように、加熱装置7を制御する。
なお、上述した通り、乾燥工程の運転時間は、記憶部16に予め記憶されている。運転制御部14は、乾燥工程を開始してからの経過時間(即ち、計時部13によってカウントされた時間)が、その運転時間に達すると(S106のYes)、乾燥工程を終了して仕上げ工程を開始する(S107)。
仕上げ工程では、運転制御部14は、乾燥工程時よりも低い温度の風を乾燥用マット2に送り、ふとんの温度を低下させて、ふとんを就寝に快適な温度にする。具体的に、運転制御部14は、温度センサー8によって検出される温度が、S104において設定された送風温度となるように、加熱装置7を制御する。そして、運転制御部14は、仕上げ工程を開始してからの経過時間(即ち、計時部13によってカウントされた時間)が、記憶部16に記憶されている仕上げ工程の運転時間に達すると(S108のYes)、送風機6及び加熱装置7等の動作を停止させ、運転を終了する。
この発明の実施の形態1によれば、室温検知工程、乾燥工程、仕上げ工程の各運転時間が予め設定されているため、その運転を、予め設定されている時間内に終了させることができる。このため、利用者は、運転の開始時にその終了時刻を知ることができ、就寝時刻等の所望の時刻に合わせて、ふとんを快適な温度状態に仕上げることができる。また、本ふとん乾燥機であれば、運転開始直後に検出された室温に基づいて、ふとん乾燥温度とふとん仕上げ温度とが設定されるため、例えば、検出された室温が高い場合には乾燥工程時及び仕上げ工程時の各送風温度を低めに設定する等して、無駄な運転が行われることを確実に防止することが可能となる。
なお、本実施の形態においては、室温検知工程、乾燥工程、仕上げ工程の各運転時間が予め設定されている場合について説明した。しかし、上記各運転時間は、運転の開始時に利用者等によって設定されるものであっても構わない。かかる場合、例えば、利用者は、操作手段10を操作することにより、上記各運転時間として任意の時間を設定したり、複数の時間の中から任意のものを選択したりする。
具体的には、運転時間を短く設定した場合、乾燥工程T2における加熱装置7の出力を強くすることで、温度上昇の勾配を急にして工程の時間を短縮したり、工程に要する時間を短くして、乾燥工程T2の時間を短縮する。
また、運転時間を長くした場合、乾燥工程T2における加熱装置7の出力を弱めることで、温度上昇の勾配を緩やかにして工程の時間を長くしたり、工程に要する時間を長くして、乾燥工程T2の時間を長くする。
このような構成によっても、上記と同様の効果を奏することができる。
また、利用者の好みに応じて、ふとんの仕上がり温度を調整可能に構成しても良い。この場合、操作手段10に設けられたふとん仕上がり温度調整キーを操作することにより、仕上がり温度の高低を調整する。
仕上がり温度を通常より高く設定した場合、仕上げ工程T3における加熱装置7の通電時間を通常より長く行い、ふとんの仕上がり温度を高くする。また、仕上がり温度を通常より低く設定した場合、仕上げ工程T3における加熱装置7の通電時間を通常より短く行い、ふとんの仕上がり温度を低くする。
これらの加熱装置7の通電制御は、設定された仕上がり温度の調整量に応じて、制御手段9により制御される。
このように、利用者の好みに応じて仕上がり温度を調整可能にすることで、上記の効果に加え、運転終了後の温度調整のための追加運転を無くすることができる。
実施の形態2.
図5はこの発明の実施の形態2におけるふとん乾燥機の使用状態を示す断面図である。
本実施の形態においては、本体1の内部に、温度センサー17が更に備えられている。その他の構成は、制御手段9の構成も含め、実施の形態1と同様である。
温度センサー17は、本体1が設置された室内の温度を検出するためのものである。例えば、温度センサー17は、吸気口11の直ぐ内側に配置されており、吸気口11から本体1の内部に取り込まれた空気の温度を検出する。このため、温度センサー17は、温度センサー8とは異なり、加熱装置7が動作している場合であっても、室温を検出することができる。そして、制御手段9は、この温度センサー17からの温度情報も取り込んで、送風機6や加熱装置7の制御を行う。
次に、図6及び図7も参照し、本ふとん乾燥機の動作、特に、制御手段9の動作について、具体的に説明する。図6はこの発明の実施の形態2におけるふとん乾燥機の動作を示すフローチャート、図7はこの発明の実施の形態2におけるふとん乾燥機の温度特性を示す図である。
図7に示すように、本ふとん乾燥機では、乾燥工程の終了時に、室温検知工程が再度行われる。そして、この2回目の室温検知工程と乾燥工程との双方が終了した状態で、仕上げ工程を開始する。なお、実施の形態1と同様に、各工程の運転時間は予め設定されており、例えば、記憶部16に記憶されている。
具体的に、利用者によって操作手段10が操作され、所定のキーが選択されると、制御手段9は、そのキー情報に基づいて運転を開始し(S201)、計時部13による運転時間のカウントを開始する。
運転開始直後に行われる1回目の室温検知工程では、運転制御部14は、加熱装置7への通電を行わずにその加熱機能を停止させた状態で送風機6のみを動作させ、吸気口11から本体1内に取り込んだ空気を、そのまま吹出口12から排出させる。そして、制御手段9は、この時に温度センサー17によって検出された温度を、室温として取り込む(S202)。
温度センサー17によって室温が検出されると、温度設定部15は、その検出された室温に基づいて、乾燥工程時の送風温度(ふとん乾燥温度)の設定を行う(S203)。例えば、温度センサー17によって検出された室温が低い場合、温度設定部15は、冷えているふとんを早く乾燥させるため、検出された室温が高い場合よりも乾燥工程時の送風温度を高く設定する。
温度設定部15による乾燥工程時の送風温度の設定が完了すると、運転制御部14は、加熱装置7への通電を開始して乾燥用マット2に温風を供給し、乾燥工程を開始する(S204)。この時、運転制御部14は、例えば、温度センサー8によって検出される温度が、S203において設定された送風温度となるように、加熱装置7を制御する。
なお、上述した通り、乾燥工程の終了時には2回目の室温検知工程が行われる。この2回目の室温検知工程は、例えば、乾燥工程の終了直前に行っても良いし、乾燥工程が終了した後、仕上げ工程を開始する直前の僅かな期間に行っても良い。
例えば、乾燥工程が終了する前に2回目の室温検知工程を行う場合、制御手段9は、乾燥工程が終了する直前の所定の時間になると、温度センサー17によって検出された温度を、室温として取り込む。温度センサー17によって室温が検出されると、温度設定部15は、その検出された室温に基づいて、仕上げ工程時の送風温度(ふとん仕上げ温度)を設定する。そして、運転制御部14は、乾燥工程を開始してからの経過時間(即ち、計時部13によってカウントされた時間)が、記憶部16に記憶されている乾燥工程の運転時間に達すると、乾燥工程を終了して仕上げ工程を開始する。
一方、図6の動作フローは、乾燥工程が終了した直後の僅かな期間に2回目の室温検知工程を行う場合を示している。かかる場合、制御手段9は、乾燥工程を開始してからの経過時間が、記憶部16に記憶されている乾燥工程の運転時間に達すると(S205のYes)、乾燥工程を終了し、2回目の室温検知工程を開始する(S206)。即ち、制御手段9は、乾燥工程が終了した直後に、温度センサー17によって検出された温度を室温として取り込み、その室温に基づいて、温度設定部15に、仕上げ工程時の送風温度の設定を行わせる(S207)。そして、S207において送風温度の設定が完了すると、運転制御部14は、加熱装置7への通電を制御して、仕上げ工程を開始する(S208)。
仕上げ工程では、運転制御部14は、例えば、温度センサー8によって検出される温度が、S207において設定された送風温度となるように、加熱装置7を制御する。そして、運転制御部14は、仕上げ工程を開始してからの経過時間(即ち、計時部13によってカウントされた時間)が、記憶部16に記憶されている仕上げ工程の運転時間に達すると(S209のYes)、送風機6及び加熱装置7等の動作を停止させ、運転を終了する。
この発明の実施の形態2においても、両室温検知工程、乾燥工程、仕上げ工程の各運転時間が予め設定されているため、その運転を、予め設定されている時間内に終了させることができる。また、本構成のふとん乾燥機であれば、乾燥工程の終了時にふとん仕上げ温度の設定が行われるため、乾燥工程によって室内の温度が上昇した場合であっても、その室温に合わせて、ふとんを快適な状態に仕上げることが可能となる。
その他の構成は、実施の形態1と同様である。
実施の形態3.
図8はこの発明の実施の形態3におけるふとん乾燥機を示す要部構成図である。
本実施の形態においては、制御手段9に、運転時間設定部18が更に備えられている。その他の構成は、実施の形態1と同様である。
以下に、図9及び図10も参照し、本ふとん乾燥機の動作、特に、上記構成を有する制御手段9の動作について、具体的に説明する。図9はこの発明の実施の形態3におけるふとん乾燥機の動作を示すフローチャート、図10はこの発明の実施の形態3におけるふとん乾燥機の温度特性を示す図である。
図10に示すように、本ふとん乾燥機は、運転が開始されると、室温検知工程、乾燥工程、仕上げ工程を順次行う。本実施の形態においては、これら全ての工程を行うために要する時間(全工程の運転時間)が予め設定されており、例えば、記憶部16に記憶されている。なお、室温検知工程の運転時間は短く且つ一定であるため、全工程の運転時間の代わりに、乾燥工程の運転時間と仕上げ工程の運転時間とを併せた時間(乾燥工程及び仕上げ工程の総運転時間)を予め設定しておいても良い。
また、本実施の形態においては、乾燥工程時の送風温度も予め設定されており、例えば、記憶部16に記憶されている。
具体的に、利用者によって操作手段10が操作され、所定のキーが選択されると、制御手段9は、そのキー情報に基づいて運転を開始し(S301)、計時部13による運転時間のカウントを開始する。
運転開始直後に行われる室温検知工程では、運転制御部14は、加熱装置7への通電を行わずにその加熱機能を停止させた状態で送風機6のみを動作させ、吸気口11から本体1内に取り込んだ空気を、そのまま吹出口12から排出させる。そして、制御手段9は、この時に温度センサー8によって検出された温度を、室温として取り込む(S302)。
温度センサー8によって室温が検出されると、運転時間設定部18は、その検出された温度に基づいて、乾燥工程の運転時間(ふとん乾燥時間)と、仕上げ工程の運転時間(ふとん仕上げ時間)との設定を行う(S303)。なお、上述した通り、全工程の運転時間(或いは、乾燥工程及び仕上げ工程の総運転時間)は、予め設定されている。このため、運転時間設定部18は、全工程の運転時間内で、ふとん乾燥時間とふとん仕上げ時間との割り振りを行う。
例えば、温度センサー8によって検出された室温が低い場合、運転時間設定部18は、冷えているふとんを温かい空気で良く乾燥させるため、室温が高い場合よりも、乾燥工程の運転時間を長く設定し、仕上げ工程の運転時間を短めに設定する。温度センサー8によって検出された室温が高い場合、運転時間設定部18は、ふとんが既にある程度温かくなっているため、室温が低い場合よりも、乾燥工程の運転時間を短く設定し、仕上げ工程の運転時間を長めに設定する。
また、温度センサー8によって室温が検出されると、温度設定部15は、その検出された室温に基づいて、仕上げ工程時の送風温度(ふとん仕上げ温度)の設定を行う(S304)。仕上げ工程時の送風温度に関しては、ふとんが就寝に快適な温度となるように、その設定を行う。例えば、温度センサー8によって検出された室温が低い場合、温度設定部15は、検出された室温が高い場合よりも、仕上げ工程が終了した時のふとんの温度が高くなるように、仕上げ工程時の送風温度を設定する。一例として、温度センサー8によって検出された室温が低い場合は仕上げ工程時の送風温度を高めに、室温が高い場合は、仕上げ工程時の送風温度を低めに設定する。
運転時間設定部18による上記各運転時間の設定(及び、温度設定部15による送風温度の設定)が完了すると、運転制御部14は、加熱装置7への通電を開始して乾燥用マット2に温風を供給し、乾燥工程を開始する(S305)。この時、運転制御部14は、例えば、温度センサー8によって検出される温度が、予め設定されている送風温度となるように、加熱装置7を制御する。そして、運転制御部14は、乾燥工程を開始してからの経過時間(即ち、計時部13によってカウントされた時間)が、S303において設定された乾燥工程の運転時間に達すると(S306のYes)、乾燥工程を終了して仕上げ工程を開始する(S307)。
仕上げ工程では、運転制御部14は、乾燥工程時よりも低い温度の風を乾燥用マット2に送り、ふとんの温度を低下させて、ふとんを就寝に快適な温度にする。具体的に、運転制御部14は、温度センサー8によって検出される温度が、S304において設定された送風温度となるように、加熱装置7を制御する。そして、運転制御部14は、仕上げ工程を開始してからの経過時間(即ち、計時部13によってカウントされた時間)が、S303において設定された仕上げ工程の運転時間に達すると(S308のYes)、送風機6及び加熱装置7等の動作を停止させ、運転を終了する。
この発明の実施の形態3によれば、全工程の運転時間(或いは、乾燥工程及び仕上げ工程の総運転時間)が予め設定されているため、その運転を所定の時間内に終了させることができる。このため、利用者は、運転の開始時にその終了時刻を知ることができ、就寝時刻等の所望の時刻に合わせて、ふとんを快適な温度状態に仕上げることができる。また、本ふとん乾燥機であれば、運転開始直後に検出された室温に基づいて、ふとん乾燥時間やふとん仕上げ時間、ふとん仕上げ温度が設定されるため、例えば、検出された室温が高い場合には乾燥工程の運転時間を短くしたり、仕上げ工程時の送風温度を低めに設定したりする等して、無駄な運転が行われることを防止することができる。
なお、本実施の形態においては、全工程の運転時間(或いは、乾燥工程及び仕上げ工程の総運転時間)が予め設定されている場合について説明した。しかし、全工程の運転時間(或いは、上記総運転時間)は、運転の開始時に利用者等によって設定されるものであっても構わない。かかる場合、例えば、利用者は、操作手段10を操作することにより、全工程の運転時間として任意の時間を設定したり、複数の時間の中から任意のものを選択したりする。このような構成によっても、上記と同様の効果を奏することができる。
1 乾燥機本体(本体)
2 乾燥用マット
3 ホース
4 敷きふとん
5 掛けふとん
6 送風機
7 加熱装置
8、17 温度センサー
9 制御手段
10 操作手段
11 吸気口
12 吹出口
13 計時部
14 運転制御部
15 温度設定部
16 記憶部
18 運転時間設定部

Claims (4)

  1. 温風によってふとんを乾燥させる乾燥工程を行った後、前記ふとんの温度を下げる仕上げ工程を行うふとん乾燥機であって、
    室温を検出するための温度センサーと、
    第1運転時間及び第2運転時間が記憶された記憶部と、
    前記乾燥工程の開始前に前記温度センサーによって検出された室温に基づいて、前記乾燥工程時の送風温度と前記仕上げ工程時の送風温度とを設定する温度設定部と、
    前記温度設定部によって設定された送風温度に関わらず、前記乾燥工程を前記記憶部に記憶された前記第1運転時間で、前記仕上げ工程を前記記憶部に記憶された前記第2運転時間で終了させる運転制御部と、
    を備えたことを特徴とするふとん乾燥機。
  2. 前記温度設定部は、前記温度センサーによって検出された室温が低い時は、室温が高い時よりも前記乾燥工程時の送風温度を高く設定し、且つ、前記仕上げ工程が終了した時のふとんの温度が高くなるように、前記仕上げ工程時の送風温度を設定することを特徴とする請求項1に記載のふとん乾燥機。
  3. 温風によってふとんを乾燥させる乾燥工程を行った後、前記ふとんの温度を下げる仕上げ工程を行うふとん乾燥機であって、
    室温を検出するための温度センサーと、
    第1運転時間及び第2運転時間が記憶された記憶部と、
    前記乾燥工程の開始前に前記温度センサーによって検出された室温に基づいて前記乾燥工程時の送風温度を設定し、前記乾燥工程の終了時に前記温度センサーによって検出された室温に基づいて前記仕上げ工程時の送風温度を設定する温度設定部と、
    前記温度設定部によって設定された送風温度に関わらず、前記乾燥工程を前記記憶部に記憶された前記第1運転時間で、前記仕上げ工程を前記記憶部に記憶された前記第2運転時間で終了させる運転制御部と、
    を備えたことを特徴とするふとん乾燥機。
  4. 前記温度設定部は、前記乾燥工程の開始前に前記温度センサーによって検出された室温が低い時は、室温が高い時よりも前記乾燥工程時の送風温度を高く設定することを特徴とする請求項1又は請求項に記載のふとん乾燥機。
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