JP5647734B2 - リチウム二次電池 - Google Patents

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Description

本発明は、リチウム二次電池に関し、より詳しくは、サイクル特性及び出力特性に優れたリチウム二次電池に関する。
本出願は、2010年11月30日出願の韓国特許出願第10−2010−0120713号及び2011年11月30日出願の韓国特許出願第10−2011−0127156号に基づく優先権を主張し、該当出願の明細書及び図面に開示された内容は、すべて本出願に援用される。
近年、エネルギー貯蔵技術に対する関心が高まりつつある。携帯電話、カムコーダー、及びノートパソコン、さらには電気自動車のエネルギーまで適用分野が拡がるとともに、このような電子機器の電源として使用される電池の高エネルギー密度化に対する要求が高くなっている。リチウム二次電池はこのような要求に最も応えられる電池であって、それに対する研究が活発に行われている。
上記のようなリチウム二次電池は多くのメーカにおいて生産中であるが、それらの安全性特性は相異なる様相を呈している。リチウム二次電池の安全性評価及び安全性確保は最も重要に考慮すべき事項である。特に、リチウム二次電池の誤作動によりユーザが傷害を被ることはあってはならなく、ゆえに、安全規格はリチウム二次電池内の発火及び発煙などを厳格に規制している。
現在、リチウム二次電池の正極活物質としてはリチウム含有金属酸化物が、負極活物質としては炭素材が主に使用されている。しかし、このような電極活物質を使用して製造する電池は、保護素子の異常作動による過充電/過放電、外部衝撃やセパレータの欠点によって発生する内部短絡、高温保存などのような非正常的な条件で充電された正極と電解液との発熱反応による正極の分解、正極と負極との短絡による高温発熱、電極界面における電解液の分解反応などのような電池の安全性欠如の問題を有している。
このような電極活物質に起因する問題を解決するため、電極層の表面または電極活物質粒子の表面に金属酸化物をコーティングする技術が提案された。このような金属酸化物のコーティングは、充放電による電極活物質の体積変化を抑制する効果があり、電解液と電極活物質との間の直接的な接触を遮断して電解液の副反応を防止する効果があると知られている。
一方、電池の充放電が行われれば、正極活物質であるリチウム含有金属酸化物からリチウムだけでなく他の金属イオン(通常、遷移金属イオン)も溶出する。もちろん、金属酸化物コーティング層がこのような金属イオンの溶出をある程度抑制することはできるが、金属酸化物コーティングであるとしても、リチウムイオンの移動通路が存在するだけでなく、電極活物質を完璧に遮断することはできないため、金属イオンの溶出は避けられない。しかも、溶出された金属イオンが電解液の分解反応を引き起こすという問題がある。
さらに、近年、高容量のリチウム二次電池に対する要求が増すにつれて高電圧条件における電池作動が求められるが、高電圧条件では基本的に電解液の副反応が増加するだけでなく、正極活物質であるリチウム金属酸化物からの金属イオンの溶出も一層酷くなり電解液の副反応をさらに促進するという問題がある。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、金属酸化物コーティング層を備えた電極を適用しながらも、電解液の副反応が抑制されてサイクル特性及び出力特性に優れたリチウム二次電池を提供することを課題とする。
また、特に高電圧作動条件における電解液の副反応抑制性能に優れ、高電圧条件でもサイクル特性及び出力特性に優れたリチウム二次電池を提供することを他の課題とする。
上記の課題を解決するため、本発明による正極、負極、セパレータ、及び非水電解液を備えたリチウム二次電池は、前記正極と負極の少なくとも1つが、電極を形成する電極活物質の粒子上(粒子表面)に金属酸化物コーティング層を備えるか又は集電体上に形成された電極層の表面に金属酸化物コーティング層を備え、前記非水電解液がイオン化可能なリチウム塩;有機溶媒;及び下記化学式1で表されるジニトリル化合物を含む。
化学式1において、RとRのうち1つ及びRとRのうち1つは‐R‐CNであって、前記Rは相互独立して炭素数1ないし12のアルキレン、炭素数1ないし12のハロアルキレン、炭素数2ないし12のアルケニレン、炭素数2ないし12のアルキニレン、炭素数7ないし18のベンジレン、炭素数7ないし18のハロベンジレン、炭素数6ないし18のアリーレン、または炭素数6ないし18のハロアリーレンであり、
ないしRの残りは、相互独立して水素、炭素数1ないし12のアルキル、炭素数1ないし12のハロアルキル、炭素数1ないし12のアルコキシ、炭素数2ないし12のアルケニル、炭素数3ないし18のアリール、炭素数3ないし18のハロアリール、炭素数7ないし18のベンジル、炭素数7ないし18のハロベンジルまたはハロゲンである。
具体的に、本発明による前記ジニトリル化合物は、1,4‐ジシアノ‐2‐ブテン、1,4‐ジシアノ‐2‐メチル‐2‐ブテン、1,4‐ジシアノ‐2‐エチル‐2‐ブテン、1,4‐ジシアノ‐2,3‐ジメチル‐2‐ブテン、1,4‐ジシアノ‐2,3‐ジエチル‐2‐ブテン、1,6‐ジシアノ‐3‐ヘキセン、1,6‐ジシアノ‐2‐メチル‐3‐ヘキセン、1,6‐ジシアノ‐2‐メチル‐5‐メチル‐3‐ヘキセンなどをそれぞれ単独でまたは2種以上混合して使用することができるが、これらに限定されることはない。また、前記ジニトリル化合物は、ニトリル基が二重結合を基準にシス(cis)またはトランス(trans)位置を有し得、特にトランス位置を有することが望ましい。
本発明による前記ジニトリル化合物は、リチウム塩及び有機溶媒100重量部に対して、0.1重量部ないし10重量部で含まれ、望ましくは0.1重量部ないし5重量部、より望ましくは0.1重量部ないし2重量部で含まれ得る。
本発明による非水電解液は、通常のリチウム塩及び有機溶媒を含むことができる。前記有機溶媒は、当分野で通常使用されるエーテル、エステル、アミド、線状カーボネート、環状カーボネートなどをそれぞれ単独でまたは2種以上混合して使用することができる。望ましくは、前記エステルが下記化学式2で表されるプロピオネート系エステルであり得る。
化学式2において、Rは炭素数1ないし5のアルキル基である。
本発明による正極及び/または負極において、前記金属酸化物はMg、Al、Co、K、Na、Ca、Si、Ti、Zr、Sn、Y、Sr、Mo、Mn及びVからなる群より選択される金属の酸化物またはこれらのうち2種以上の混合物であり得る。
本発明によるリチウム二次電池は、電極に金属酸化物コーティング層を備えることで電極活物質の劣化を防止し、電解液の副反応を防止してサイクル寿命及び出力性能を向上させることができる。
また、本発明のリチウム二次電池は、高電圧作動時に正極活物質から溶出された金属イオンによる電解液副反応の加速化を効果的に抑制し、高電圧作動時にも優れたサイクル寿命及び出力性能を発揮することができる。
以下、本発明について詳しく説明する。本明細書及び請求範囲に使われた用語や単語は通常的や辞書的な意味に限定して解釈されてはならず、発明者自らは発明を最善の方法で説明するために用語の概念を適切に定義できるという原則に則して本発明の技術的な思想に応ずる意味及び概念で解釈されねばならない。
上述したように、金属コーティング層を備えた電極は、電極活物質の体積変化を抑制して電極の劣化を防止し、電解液と電極活物質との直接的な接触を遮断して電解液の副反応を一部抑制することができる。
しかし、正極活物質から金属イオン、特に遷移金属イオンが溶出されることを完璧に遮断することはできず、それによって電解液の副反応が発生するという問題がある。
特に、本発明の発明者等は、金属酸化物コーティング層上の金属酸化物が電解液の副反応サイトを提供し、副反応を加速化することを見出した。具体的に、電池の充放電が行われるうちに正極活物質であるリチウム遷移金属酸化物からは遷移金属イオンが溶出されるが、電極に金属酸化物コーティング層を設けることで、外部に露出した金属酸化物は前記遷移金属イオンから遷移金属が析出されるサイトを提供するようになる。このように析出された遷移金属が電解液の副反応を加速化させる触媒の役割をし、電解液の副反応が顕著に増加すると考えられる。特に、高電圧条件では、遷移金属イオンの溶出量がさらに増えるため、前記金属酸化物上に析出される遷移金属も増加し、電解液の副反応も著しく加速化する。
これに、本発明による正極、負極、セパレータ、及び非水電解液を備えたリチウム二次電池は、前記正極と負極の少なくとも1つが、電極を形成する電極活物質の粒子が金属酸化物コーティング層を備えるか又は集電体上に形成された電極層の表面に金属酸化物コーティング層を備え、前記非水電解液がイオン化可能なリチウム塩;有機溶媒;及び下記化学式1で表されるジニトリル化合物を含むことで、上記のような問題を解決する。
化学式1において、RとRのうち1つ及びRとRのうち1つは‐R‐CNであって、前記Rは相互独立して炭素数1ないし12のアルキレン、炭素数1ないし12のハロアルキレン、炭素数2ないし12のアルケニレン、炭素数2ないし12のアルキニレン、炭素数7ないし18のベンジレン、炭素数7ないし18のハロベンジレン、炭素数6ないし18のアリーレン、または炭素数6ないし18のハロアリーレンであり、
ないしRの残りは、相互独立して水素、炭素数1ないし12のアルキル、炭素数1ないし12のハロアルキル、炭素数1ないし12のアルコキシ、炭素数2ないし12のアルケニル、炭素数3ないし18のアリール、炭素数3ないし18のハロアリール、炭素数7ないし18のベンジル、炭素数7ないし18のハロベンジルまたはハロゲンである。
本発明による非水電解液において、前記ジニトリル化合物は両端に存在するニトリル基が正極から溶出された遷移金属イオンと結合し、遷移金属イオンが電極上の金属酸化物の表面に析出されることを防止する。また、このようにジニトリル化合物と遷移金属とが結合すれば、その体積が嵩むため、電解液内における移動性も低下するという点も遷移金属による副反応を抑制できる要因になる。また、本発明による前記ジニトリル化合物は、不飽和二重結合を有するが、このような二重結合は両端のニトリル基と遷移金属との結合力をさらに増加させることで、遷移金属の捕獲及び離脱防止に非常に効果的である。
特に、本発明による前記ジニトリル化合物は、高電圧条件でも、遷移金属の捕獲効果に優れ、電解液の副反応を効果的に防止することで、電池の安全性確保だけでなく、サイクル性能及び出力性能の向上に非常に有用である。
このような本発明によるジニトリル化合物は、例えば1,4‐ジシアノ‐2‐ブテン、1,4‐ジシアノ‐2‐メチル‐2‐ブテン、1,4‐ジシアノ‐2‐エチル‐2‐ブテン、1,4‐ジシアノ‐2,3‐ジメチル‐2‐ブテン、1,4‐ジシアノ‐2,3‐ジエチル‐2‐ブテン、1,6‐ジシアノ‐3‐ヘキセン、1,6‐ジシアノ‐2‐メチル‐3‐ヘキセン、1,6‐ジシアノ‐2‐メチル‐5‐メチル‐3‐ヘキセンなどをそれぞれ単独で又はこれらのうち2種以上を混合して使用することができるが、これらに限定されることはない。
また、前記ジニトリル化合物は、ニトリル基が二重結合を基準にシスまたはトランス位置を有し得、トランス位置を有することが望ましい。
本発明による前記ジニトリル化合物は、リチウム塩及び有機溶媒100重量部に対して0.1重量部ないし10重量部で含まれ、望ましくは0.1重量部ないし5重量部、より望ましくは0.1重量部ないし2重量部で含まれ得る。0.1重量部未満であれば、遷移金属イオンの捕獲効果が低下し、10重量部を超過すれば、電解液の粘度が増加することがある。
本発明による前記ジニトリル化合物を含む非水電解液は、当分野で通常使用するリチウム塩及び有機溶媒を含むことができる。
本発明で使用可能なリチウム塩の陰イオンとしては、例えば、F、Cl、Br、I、NO 、N(CN) 、BF 、ClO 、AlO 、AlCl 、PF 、SbF 、AsF 、BF 、BC 、(CFPF 、(CFPF 、(CFPF 、(CFPF、(CF、CFSO 、CSO 、CFCFSO 、(CFSO、(FSO、CFCF(CFCO、(CFSOCH、(SF、(CFSO、CF(CFSO 、CFCO 、CHCO 、SCN、(CFCFSOなどが挙げられるが、これに限定されることはない。
本発明の非水電解液に含まれる有機溶媒としては、リチウム二次電池用電解液に通常使用されるものなどを制限なく使用でき、例えばエーテル、エステル、アミド、線状カーボネート、環状カーボネートなどをそれぞれ単独でまたは2種以上混合して使用することができる。
中でも代表的には環状カーボネート、線状カーボネート、またはこれらの混合物であるカーボネート化合物が挙げられる。前記環状カーボネート化合物の具体例としては、エチレンカーボネート(EC)、プロピレンカーボネート(PC)、1,2‐ブチレンカーボネート、2,3‐ブチレンカーボネート、1,2‐ペンチレンカーボネート、2,3‐ペンチレンカーボネート、ビニレンカーボネート、及びこれらのハロゲン化物からなる群より選択されるいずれか1つまたはこれらのうち2種以上の混合物が挙げられる。また、前記線状カーボネート化合物としては、ジメチルカーボネート(DMC)、ジエチルカーボネート(DEC)、ジプロピルカーボネート、エチルメチルカーボネート(EMC)、メチルプロピルカーボネート、及びエチルプロピルカーボネートからなる群より選択されるいずれか1つまたはこれらのうち2種以上の混合物などを代表的に使用することができるが、これらに限定されることはない。
特に、前記カーボネート系有機溶媒のうち環状カーボネートであるエチレンカーボネート及びプロピレンカーボネートは、高粘度の有機溶媒であって、誘電率が高く電解質内のリチウム塩をよく解離させるため、望ましい。このような環状カーボネートにジメチルカーボネート及びジエチルカーボネートのような底粘度、低誘電率の線状カーボネートを適切な比率で混合して使用すれば、高い電気伝導率を有する電解液を製造でき、一層望ましく使用することができる。
また、前記有機溶媒のうちエーテルとしては、ジメチルエーテル、ジエチルエーテル、ジプロピルエーテル、メチルエチルエーテル、メチルプロピルエーテル、及びエチルプロピルエーテルからなる群より選択されるいずれか1つまたはこれらのうち2種以上の混合物を使用することができるが、これらに限定されることはない。
前記エステルとしては、メチルアセテート、エチルアセテート、プロピルアセテート、メチルプロピオネート、エチルプロピオネート、γ‐ブチロラクトン、γ‐バレロラクトン、γ‐カプロラクトン、σ‐バレロラクトン、及びε‐カプロラクトンからなる群より選択されるいずれか1つまたはこれらのうち2種以上の混合物を使用できるが、下記化学式2で表されるプロピオネート系エステルを含むことが高電圧作動条件で有利であるため、望ましい。
化学式2において、Rは炭素数1ないし5のアルキル基である。
前記プロピオネート系エステルの具体例としては、メチルプロピオネート、エチルプロピオネート、プロピルプロピオネートなどが挙げられる。
本発明の一態様によるリチウム二次電池用非水電解液は、周知のSEI(Solid Electrolyte Interface)層形成用添加剤を本発明の目的から逸脱しない範囲でさらに含むことができる。本発明で使用可能なSEI層形成用添加剤としては、環状スルファイト、飽和スルトン、不飽和スルトン、非環状スルホンなどをそれぞれ単独でまたは2種以上混合して使用することができるが、これらに限定されることはない。また、上述した環状カーボネートのうちビニレンカーボネート、ビニルエチレンカーボネートも電池の寿命向上のためのSEI層形成用添加剤として使用することができる。
前記環状スルファイトとしては、エチレンスルファイト、メチルエチレンスルファイト、エチルエチレンスルファイト、4,5‐ジメチルエチレンスルファイト、4,5‐ジエチルエチレンスルファイト、プロピレンスルファイト、4,5‐ジメチルプロピレンスルファイト、4,5‐ジエチルプロピレンスルファイト、4,6‐ジメチルプロピレンスルファイト、4,6‐ジエチルプロピレンスルファイト、1,3‐ブチレングリコールスルファイトなどが挙げられ、飽和スルトンとしては、1,3‐プロパンスルトン、1,4‐ブタンスルトンなどが挙げられ、不飽和スルトンとしては、エチレンスルトン、1,3‐プロペンスルトン、1,4‐ブテンスルトン、1‐メチル‐1,3‐プロペンスルトンなどが挙げられ、非環状スルホンとしては、ジビニルスルホン、ジメチルスルホン、ジエチルスルホン、メチルエチルスルホン、メチルビニルスルホンなどが挙げられる。
前記SEI層形成用添加剤は、添加剤の具体的な種類に応じて適切な含量で含むことができ、例えばリチウム塩及び有機溶媒100重量部に対して0.01重量部ないし10重量部で含むことができる。
前記非水電解液は、それ自体で液体電解質、または高分子に含浸されたゲルポリマー電解質の形態でリチウム二次電池の電解質として使用することができる。
上述した本発明のリチウム二次電池用非水電解液は、正極、負極、及び正極と負極との間に介在するセパレータからなる電極構造体に注入され、リチウム二次電池として製造される。
本発明による正極及び負極には、リチウム二次電池の製造に通常使用される正極活物質及び負極活物質を制限なく使用することができる。
本発明のリチウム二次電池において、正極活物質としてはリチウム含有遷移金属酸化物を望ましく使用でき、例えばLiCoO(0.5<x<1.3)、LiNiO(0.5<x<1.3)、LiMnO(0.5<x<1.3)、LiMn(0.5<x<1.3)、Li(NiCoMn)O(0.5<x<1.3、0<a<1、0<b<1、0<c<1、a+b+c=1)、LiNi1−yCo(0.5<x<1.3、0<y<1)、LiCo1−yMn(0.5<x<1.3、0≦y<1)、LiNi1−yMn(0.5<x<1.3、0≦y<1)、Li(NiCoMn)O(0.5<x<1.3、0<a<2、0<b<2、0<c<2、a+b+c=2)、LiMn2−zNi(0.5<x<1.3、0<z<2)、LiMn2−zCo(0.5<x<1.3、0<z<2)、LiCoPO(0.5<x<1.3)、及びLiFePO(0.5<x<1.3)からなる群より選択されるいずれか1つまたはこれらのうち2種以上の混合物を使用することができる。また、前記リチウム含有遷移金属酸化物の外に硫化物、セレン化物、及びハロゲン化物なども使用することができる。
望ましくは、LiCoO(0.5<x<1.3)とLi(NiCoMn)O(0.5<x<1.3、0<a<1、0<b<1、0<c<1、a+b+c=1)との混合物を正極活物質として使用することができる。特に、Li(NiCoMn)O(0.5<x<1.3、0<a<1、0<b<1、0<c<1、a+b+c=1)は高電圧条件で高い出力特性を発揮できるという点で望ましい。
負極活物質としては、通常リチウムイオンを吸蔵及び放出できる炭素材、リチウム金属、ケイ素またはスズなどを使用でき、リチウムに対する電位が2V未満のTiO、SnOのような金属酸化物も使用することができる。炭素材を使用することが望ましく、炭素材としては、低結晶性炭素及び高結晶性炭素などを全て使用することができる。低結晶性炭素としては、軟質炭素及び硬質炭素が代表的であり、高結晶性炭素としては、天然黒鉛、キッシュ黒鉛、熱分解炭素、メソフェーズピッチ系炭素繊維(mesophase pitch based carbon fiber)、メソカーボンマイクロビーズ(meso−carbon microbeads)、メソフェーズピッチ(Mesophase pitches)、及び石油または石炭系コークスなどの高温焼結炭素が代表的である。
正極及び/または負極は結着剤を含むことができ、結着剤としては、フッ化ビニリデン‐ヘキサフルオロプロピレン共重合体(PVDF‐co‐HFP)、ポリフッ化ビニリデン(polyvinylidenefluoride)、ポリアクリロニトリル(polyacrylonitrile)、ポリメチルメタクリレート(polymethylmethacrylate)など、多様な種類のバインダー高分子を使用することができる。
本発明による正極及び/または負極は、金属酸化物コーティング層を備える。金属酸化物コーティング層は、個々の電極活物質の粒子毎にその表面に形成されても良く、集電体上に電極スラリーが塗布されて形成された電極層の表面に形成されても良い。
本発明において金属酸化物は、当分野で電極層または電極活物質のコーティングに使用される金属酸化物であれば制限なく使用することができる。例えば、酸化物はMg、Al、Co、K、Na、Ca、Si、Ti、Zr、Sn、Y、Sr、Mo、Mn及びVからなる群より選択される金属の酸化物またはこれらのうち2種以上の混合物を使用することができるが、これらに制限されることはない。
金属酸化物をコーティングする方法は、当分野で周知の通常のコーティング方法、例えば溶媒蒸発法(solvent evaporation)、共沈法、沈殿法、ゾルゲル法、吸着濾過法、スパッタリング、CVDなどのような化学的方法、及びメカノフュージョン(mechano−fusion)など機械的応力を加えるコーティング法などを使用することができる。また、選択的に前記コーティング後に熱処理し、金属酸化物の非晶質相を形成することもできる。
すなわち、金属酸化物はコーティング方法によって粒子コーティング層を形成することもでき、非晶質相を形成することもできる。
また、セパレータとしては、従来セパレータとして使用した通常の多孔性高分子フィルム、例えばエチレン単独重合体、プロピレン単独重合体、エチレン/ブテン共重合体、エチレン/ヘキセン共重合体、及びエチレン/メタクリレート共重合体などのようなポリオレフィン系高分子で製造した多孔性高分子フィルムを単独でまたはこれらを積層して使用でき、または、通常の多孔性不織布、例えば高融点のガラス繊維、ポリエチレンテレフタレート繊維などからなる不織布を使用することができるが、これらに限定されることはない。
本発明のリチウム二次電池用非水電解液は、正極、負極、及び正極と負極との間に介在するセパレータからなる電極構造体に注入されてリチウム二次電池として製造される。
本発明のリチウム二次電池の外形は特に制限されないが、缶を使用した円筒型、角型、パウチ型、またはコイン型などであり得る。
以下、本発明を具体的な実施例を挙げて説明する。しかし、本発明による実施例は多くの他の形態に変形され得、本発明の範囲が後述する実施例に限定されると解釈されてはならない。本発明の実施例は当業界で平均的な知識を持つ者に本発明をより完全に説明するために提供されるものである。
実施例1
非水電解液の製造
有機溶媒として、エチレンカーボネート(EC)、フルオロエチルレンカーボネート(FEC)、及びジメチルカーボネート(DMC)を2:1:7(体積比)で混合し、そこにリチウム塩としてLiPFを1M濃度になるように溶解させた後、リチウム塩及び有機溶媒100重量部に対して、1,4‐ジシアノ‐2‐ブテン0.5重量部、ビニレンカーボネート(VC)2重量部、及び1,3‐プロパンスルトン(PS)3重量部を添加して非水電解液を製造した。
二次電池の製造
AlがコーティングされたLiCoOが含有された正極活物質を、アルミニウム集電体に塗布した後、集電体の端部に上向に突出するように正極タブを取り付けて正極を製造し、人造黒鉛が含有された負極活物質を銅集電体に塗布した後、集電体の端部に上向に突出するように負極タブを取り付けて負極を製造した。
次いで、前記正極と負極との間にセパレータを介在して電極組立体を製造し、そこに製造した非水電解液を通常の方法で注入してリチウム二次電池を製造した。
実施例2
非水電解液の製造
有機溶媒として、エチレンカーボネート(EC)、フルオロエチルレンカーボネート(FEC)、及びメチルプロピオネート(MP)を2:1:7(体積比)で混合し、そこにリチウム塩としてLiPFを1M濃度になるように溶解させた後、リチウム塩及び有機溶媒100重量部に対して、1,4‐ジシアノ‐2‐ブテン0.5重量部、ビニレンカーボネート(VC)2重量部、及び1,3‐プロパンスルトン(PS)3重量部を添加して非水電解液を製造した。
二次電池の製造
AlがコーティングされたLiCoOが含有された正極活物質をアルミニウム集電体に塗布した後、集電体の端部に上向に突出するように正極タブを取り付けて正極を製造し、人造黒鉛が含有された負極活物質を銅集電体に塗布した後、集電体の端部に上向に突出するように負極タブを取り付けて負極を製造した。
次いで、前記正極と負極との間にセパレータを介在して電極組立体を製造し、そこに製造した非水電解液を通常の方法で注入してリチウム二次電池を製造した。
実施例3
1,4‐ジシアノ‐2‐ブテン1.0重量部を使用したことを除き、実施例2と同様の方法で非水電解液及びリチウム二次電池を製造した。
実施例4
1,4‐ジシアノ‐2‐ブテン3.0重量部を使用したことを除き、実施例2と同様の方法で非水電解液及びリチウム二次電池を製造した。
比較例1
1,4‐ジシアノ‐2‐ブテンを使用しないことを除き、実施例2と同様の方法で非水電解液及びリチウム二次電池を製造した。
比較例2
1,4‐ジシアノ‐2‐ブテン0.5重量部の代りに、コハク酸ニトリル(succino nitrile)2重量部を使用したことを除き、実施例2と同様の方法で非水電解液及びリチウム二次電池を製造した。
初期効率特性の評価
実施例1ないし4及び比較例1ないし2で製造したリチウム二次電池を2日間エイジング(aging)した。その後、23℃で600mAの定電流で4.35Vになるまで充電してから、4.35Vの定電圧で充電して充電電流が150mAになれば充電を終了した。10分間放置した後、600mAの定電流で3.0Vになるまで放電した。このような充放電を2サイクル行った。
このとき、1サイクル目の充電容量対比1サイクル目の放電容量の比率(%)を初期効率(%)として下記表1に示した。
高温サイクル容量維持特性の評価
初期効率特性を評価した実施例1ないし4及び比較例1ないし2のリチウム二次電池を、55℃で2,100mAの定電流で4.35Vになるまで充電してから、4.35Vの定電圧で充電して充電電流が150mAになれば充電を終了した。10分間放置した後、1,500mAの定電流で3.0Vになるまで放電した。このような充放電を300サイクル行った。このとき、1サイクル目の放電容量対比300サイクル目の放電容量の比率(%)を高温サイクル容量維持率(%)として下記表1に示した。
表1から、炭素‐炭素二重結合を有するジニトリル化合物を添加した非水電解液を備えた実施例1ないし4のリチウム二次電池は、比較例1及び2に比べて初期効率は殆ど同様であるが、高温サイクル容量維持率は著しく改善した特性を示すことが分かる。

Claims (9)

  1. リチウム二次電池であって、
    正極と、負極と、セパレータと、及び非水電解液とを備えてなり、
    前記正極と前記負極の少なくとも1つが、電極を形成する電極活物質の粒子に金属酸化物コーティング層を備えてなるものであり、又は集電体上に形成された電極層の表面に金属酸化物コーティング層を備えてなるものであり、
    前記非水電解液が、イオン化可能なリチウム塩と、有機溶媒と、及び、下記化学式1で表されるジニトリル化合物とを含んでなるものであり、
    前記ジニトリル化合物が、正極から溶出された遷移金属イオンと結合し、前記遷移金属イオンが電極上の金属酸化物の表面に析出されることを防止するものである、リチウム二次電池。


    〔化学式1において、
    1とR2のうち1つ及びR3とR4のうち1つは‐R‐CNであり、 前記Rは相互に独立して炭素数1ないし12のアルキレン、炭素数1ないし12のハロアルキレン、炭素数2ないし12のアルケニレン、炭素数2ないし12のアルキニレン、炭素数7ないし18のベンジレン、炭素数7ないし18のハロベンジレン、炭素数6ないし18のアリーレン、または炭素数6ないし18のハロアリーレンであり、
    1ないしR4の残りは、相互に独立して水素、炭素数1ないし12のアルキル、炭素数1ないし12のハロアルキル、炭素数1ないし12のアルコキシ、炭素数2ないし12のアルケニル、炭素数3ないし18のアリール、炭素数3ないし18のハロアリール、炭素数7ないし18のベンジル、炭素数7ないし18のハロベンジルまたはハロゲンである。〕
  2. 前記ジニトリル化合物が、1,4‐ジシアノ‐2‐ブテン、1,4‐ジシアノ‐2‐メチル‐2‐ブテン、1,4‐ジシアノ‐2‐エチル‐2‐ブテン、1,4‐ジシアノ‐2,3‐ジメチル‐2‐ブテン、1,4‐ジシアノ‐2,3‐ジエチル‐2‐ブテン、1,6‐ジシアノ‐3‐ヘキセン、1,6‐ジシアノ‐2‐メチル‐3‐ヘキセン、及び1,6‐ジシアノ‐2‐メチル‐5‐メチル‐3‐ヘキセンからなる群より選択される何れか一種又は二種以上の混合物であることを特徴とする、請求項1に記載のリチウム二次電池。
  3. 前記ジニトリル化合物が、ニトリル基がトランス位置にあることを特徴とする、請求項1又は2に記載のリチウム二次電池。
  4. 前記ジニトリル化合物が、リチウム塩及び有機溶媒100重量部に対して、0.1重量部ないし10重量部の量で含まれることを特徴とする、請求項1〜3の何れか一項に記載のリチウム二次電池。
  5. 前記リチウム塩の陰イオンが、F-、Cl-、Br-、I-、NO3 -、N(CN)2 -、BF4 -、ClO4 -、AlO4 -、AlCl4 -、PF6 -、SbF6 -、AsF6 -、BF224 -、BC48 -、(CF32PF4 -、(CF33PF3 -、(CF34PF2 -、(CF35PF-、(CF36-、CF3SO3 -、C49SO3 -、CF3CF2SO3 -、(CF3SO22-、(FSO22-、CF3CF2(CF32CO-、(CF3SO22CH-、(SF53-、(CF3SO23-、CF3(CF27SO3 -、CF3CO2 -、CH3CO2 -、SCN-、及び(CF3CF2SO22-からなる群より選択される何れか一種であることを特徴とする、請求項1〜4の何れか一項に記載のリチウム二次電池。
  6. 前記有機溶媒が、エーテル、エステル、アミド、線状カーボネート、及び環状カーボネートからなる群より選択される何れか一種又は二種以上の混合物を含むことを特徴とする、請求項1〜5の何れか一項に記載のリチウム二次電池。
  7. 前記エステルが下記化学式2で表されるプロピオネート系エステルであることを特徴とする、請求項6に記載のリチウム二次電池。

    〔化学式2において、R5は炭素数1ないし5のアルキル基である。〕
  8. 前記金属酸化物が、Mg、Al、Co、K、Na、Ca、Si、Ti、Zr、Sn、Y、Sr、Mo、Mn及びVからなる群より選択される金属の酸化物の何れか一種又は二種以上の混合物であることを特徴とする、請求項1〜7の何れか一項に記載のリチウム二次電池。
  9. 前記金属酸化物が、粒子相または非晶質相であることを特徴とする請求項1〜8の何れか一項に記載のリチウム二次電池。
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