JP5646968B2 - 撮像装置及び測光値演算方法 - Google Patents

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Description

本発明は、撮像装置及び測光値の予測方法に関し、更に詳しくは、低輝度下において測光時間を短縮するための撮像装置及び測光値の予測方法に関するものである。
一眼レフカメラ等の撮像装置においては、被写体の輝度を、フォトダイオードの光電流をダイオード等のLOG特性を利用して、広ダイナミックレンジで測光する測光センサが広く利用されている。
このようなLOG特性を利用した測光回路においては、電源電圧投入時に、特に光電流の微小な低輝度下において、被写体光を受光してから正確な測光出力を得るまでに長い安定待ち時間を必要としていた。また、特に一眼レフカメラのように、撮影時にミラーが退避してフォトダイオードへの光が遮光されるシステムにおいては、光応答性による低輝度下での測光性能の悪化は、レリーズタイムラグの増大や連写速度の低下など、非常に大きな問題となる。
更に、近年のデジタルカメラにおいては、撮像素子の感度向上や画像処理の高度化により、ISO感度が数万といった高感度なカメラが登場しているため、カメラの測光回路においては、さらなる低輝度下での測光性能の向上が必要になっている。
このような問題点を解消するために、例えば、特許文献1では、無受光期間に予備電流を流し、フォトダイオード及び対数圧縮用ダイオードの寄生容量を充電することによって、測光回路の応答性を改善するものが開示されている。また、例えば、特許文献2では、無受光期間に発光素子で予備照射し、光電流を発生させてフォトダイオード及び対数圧縮用ダイオードの寄生容量を予備充電することで、測光回路の応答性を改善するものが開示されている。
特開2005−077938号公報 特開2008−309732号公報
しかしながら、特許文献1に記載の発明では、予備電流と光電流との違いが誤差要因となるため、この差分を補償するための補償回路を設ける必要があり、回路規模が大きくなってしまう。
また、特許文献2に記載の発明においても、予備照射で発生する光電流と測光時の光電流との差分が誤差要因になる。また、予備照射のために発光素子が必要であり、コスト、実装スペースなども必要になるという欠点がある。
本発明は上記問題点を鑑みてなされたものであり、低輝度下において測光に要する時間を短縮することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の撮像装置は、被写体の測光を行い、測光値を出力する測光手段と、測光条件を変えずに前記測光手段から複数の測光値を取得する取得手段と、前記取得手段により取得された前記複数の測光値と前記測光手段の出力変化特性とに基づいて、露出演算に用いる測光値を演算する演算手段と、を有し、前記取得手段は、前記測光手段に対するリセット動作を行ってから所定時間が経過するまでの間に測光条件を変えずに前記測光手段から複数の測光値を取得し、前記演算手段は、当該複数の測光値と前記測光手段の出力変化特性とに基づいて前記露出演算に用いる測光値を演算する。
本発明によれば、低輝度下において測光に要する時間を短縮することができる。
実施の形態における一眼レフタイプのデジタルカメラシステムの概略構成を示すブロック図。 測光回路の回路図の一例を示す図。 異なる輝度に対する測光回路の応答性を模式的に表す図。 測光回路から出力される測光値の差分と、測定誤差との関係を示す図。 本実施の形態における撮影シーケンスを示すフローチャート。 プリ測光動作を示すフローチャート。 測光動作を示すフローチャート。
以下、添付図面を参照して本発明を実施するための最良の形態を詳細に説明する。
図1は本発明の実施の形態である一眼レフタイプのデジタルカメラシステムの概略構成を示すブロック図である。図1に示すように、本実施の形態のデジタルカメラシステムでは、カメラ本体100に、撮影レンズユニット200が不図示のマウント機構を介し着脱可能に取り付けられて構成されている。マウント部は、電気的接点群210を有している。接点群210はカメラ本体100と撮影レンズユニット200との間で制御信号、状態信号、データ信号などを伝え合うと共に、各種電圧の電流供給する機能を有する。接点群210は、更に、撮影レンズユニット200がカメラ本体100に接続されると、システムコントローラ120へ信号を送信する機能も備えている。これによりカメラ本体100と撮影レンズユニット200との間で通信を行い、撮影レンズユニット200内の撮影レンズ201、絞り202の駆動を行うことが可能となる。また、接点群210は電気通信のみならず、光通信、音声通信等を伝達する構成としても良い。なお、図1では、撮影レンズ201を便宜上1枚のレンズで示しているが、実際は多数のレンズから構成されていることは周知の通りである。
不図示の被写体像からの光束が、撮影レンズ201及び絞り202を介して、矢印で示す方向に駆動可能なクイックリターンミラー102に導かれる。クイックリターンミラー102の中央部はハーフミラーになっており、クイックリターンミラー102がダウンした際に一部の光束が透過する。そして、この透過した光束は、クイックリターンミラー102の背後に設置されたサブミラー103で下方に向けて反射される。
104は、結像面近傍に配置された不図示のフィールドレンズ、反射ミラー、2次結像レンズ、絞り、複数のCCDから成るラインセンサ等から構成されている周知の位相差方式のAFセンサユニットである。焦点検出回路105は、システムコントローラ120からの制御信号に基づいてAFセンサユニット104を制御して、周知の位相差方式の焦点検出を行う。
一方、クイックリターンミラー102で反射された光束は、ペンタプリズム101、接眼レンズ106を介して撮影者の目に至る。
また、測光回路107は、接眼レンズ106の近傍に配設された被写体の輝度を測定するための測光センサを含み、その出力は測光回路107からシステムコントローラ120へ供給される。
また、クイックリターンミラー102がアップした際には、サブミラー103は折り畳まれ、光路から退避するようになっている。そして、撮影レンズ201及び絞り202を介して入射した光束は、機械シャッターであるフォーカルプレーンシャッタ108、フィルタ109を介してイメージセンサ112に至る。イメージセンサ112としては、例えば、CCDイメージセンサ、MOSイメージセンサ、CdS−Se密着型イメージセンサ、a−Si(アモルファスシリコン)密着型イメージセンサ、バイポーラ密着型イメージセンサ等があり、いずれを用いてもよい。
フィルタ109は2つの機能を有している。1つは赤外線をカットし可視光線のみをイメージセンサ112へ導く機能であり、もう1つは光学ローパスフィルタとしての機能である。また、フォーカルプレーンシャッタ108は先幕及び後幕を有し、撮影レンズ201及び絞り202を介した光束の透過、遮断を制御する。
また、本実施の形態のカメラ本体100は、デジタルカメラシステム全体の制御手段となり、制御を司るCPUにより構成されるシステムコントローラ120を備え、後述する各部の動作を適宜制御する。
システムコントローラ120には、レンズ制御回路204と絞り制御回路206とがレンズ制御マイコン207を介して接続されている。レンズ制御回路204は撮影レンズ201を光軸方向に移動してピント合わせを行うためのレンズ駆動機構203を制御し、絞り制御回路206は絞り202を駆動するための絞り駆動機構205を制御する。また、レンズ制御マイコン207は、例えば、焦点距離、開放絞り、レンズ個々に割り振られるレンズID等のレンズ固有の情報と、システムコントローラ120から受け取った情報を記憶するレンズ記憶装置を有している。システムコントローラ120は、レンズ制御マイコン207を介してレンズ駆動機構203を制御することにより、被写体像をイメージセンサ112上に結像する。また、システムコントローラ120は、設定されたAv値に基づいて、絞り202を駆動する絞り駆動機構205を制御すると共に、設定されたTv値に基づいて、シャッター制御回路111へ制御信号を出力することで露出制御を行う。シャッター制御回路111は、Tv値に基づいて、フォーカルプレーンシャッタ108の先幕、後幕の走行を制御する。
また、システムコントローラ120には、クイックリターンミラー102のアップ・ダウンの駆動及びフォーカルプレーンシャッタ108のシャッタチャージを制御するシャッタチャージ・ミラー駆動機構110が接続されている。フォーカルプレーンシャッタ108の先幕及び後幕の駆動源はバネにより構成されており、シャッター走行後、次の動作のためにバネチャージを要する。シャッタチャージ・ミラー駆動機構110は、このバネチャージを制御する。また、シャッタチャージ・ミラー駆動機構110によりクイックリターンミラー102のアップ・ダウンが行われる。
更に、システムコントローラ120には、EEPROM122が接続されている。EEPROM122には、カメラ本体100を制御する上で調整が必要なパラメータやデジタルカメラの個体識別が可能なカメラID情報や基準レンズで調整されたAF補正データや自動露出補正値などが記憶されている。
また、システムコントローラ120には、画像データコントローラ115が接続されている。画像データコントローラ115は、DSP(デジタル信号プロセッサ)により構成され、イメージセンサ112の制御や、イメージセンサ112から入力された画像データの補正や加工などをシステムコントローラ120の指令に基づいて実行するものである。画像データの補正・加工の項目の中にはオートホワイトバランスも含まれており、システムコントローラ120からの命令により補正量を変更することが可能である。
さらに、画像データコントローラ115によって、画像信号を領域分割し、それぞれの領域でベイヤ画素毎に積分した値をシステムコントローラ120に供給し、システムコントローラ120で積分信号を評価することで測光することもできる。
画像データコントローラ115には、タイミングパルス発生回路114、A/Dコンバータ113、DRAM121、D/Aコンバータ116、画像圧縮回路119が接続されている。タイミングパルス発生回路114は、イメージセンサ112を駆動する際に必要なパルス信号を出力する。A/Dコンバータ113は、イメージセンサ112と共にタイミングパルス発生回路114で発生されたタイミングパルスを受けて、イメージセンサ112から出力される被写体像に対応したアナログ信号をデジタル信号(画像データ)に変換する。DRAM121は、A/Dコンバータ113により変換された画像データを一時的に記憶しておくと共に、加工や所定のフォーマットへのデータ変換が行われる前の画像データを一時的に記憶するために使用される。
画像圧縮回路119は、DRAM121に記憶された画像データの圧縮や変換(例えばJPEG)を行うための回路である。画像圧縮回路119には記録媒体401が接続され、画像圧縮回路119により変換された画像データは、記録媒体401へ格納される。この記録媒体401としては、例えば、ハードディスク、フラッシュメモリ、マイクロDAT、光磁気ディスク、CD−R、CD−WR等の光ディスク、DVD等の相変化型光ディスク等が使用されるが、これらに限るものではない。
また、D/Aコンバータ116には、エンコーダ回路117を介して画像表示回路118が接続される。画像表示回路118は、イメージセンサ112で撮像された画像データを表示するための回路であり、一般にはカラーの液晶表示素子により構成される。画像データコントローラ115は、DRAM121上の画像データを、D/Aコンバータ116によりアナログ信号に変換してエンコーダ回路117へ出力するように制御する。エンコーダ回路117はこのD/Aコンバータ116の出力を、画像表示回路118を駆動する際に必要な映像信号(例えばNTSC信号)に変換する。
画像データコントローラ115は、補正した画像データに対し、所定の周波数特性を持つフィルタを通し、所定のガンマ処理を行って得られる画像信号の所定方向のコントラストを評価し、その結果をシステムコントローラ120に供給する。システムコントローラ120は、レンズ制御回路204と通信を行い、コントラスト評価値が所定レベルよりも高くなるように焦点位置を調節することで、コントラスト方式の焦点調節を行うことができる。
更に、システムコントローラ120には、カメラ本体100の動作モードの情報や露出情報(シャッター秒時、絞り値等)等を、外部液晶表示装置124や内部液晶表示装置125に表示させる動作表示回路123が接続されている。また、ユーザーが所望の動作をデジタルカメラシステムに実行させるべくモードを設定する撮影モード選択ボタン130と、メイン電子ダイヤル131と、決定SW132とが接続されている。また、AFセンサユニット104が持つ複数の焦点検出位置から使用する焦点検出位置を選択するための測距点選択ボタン133と、AFモード選択ボタン134と、測光モード選択ボタン135とが接続されている。更に、測光及び焦点調節などの撮影準備動作を開始させるためのレリーズスイッチSW1(136)と、撮像動作を開始させるためのレリーズスイッチSW2(137)と、ファインダーモード選択スイッチSW138とが接続されている。
ファインダーモード選択スイッチSW138は、接眼レンズ106により被写体を確認することが可能な光学ファインダーモードと、イメージセンサ112からの画像信号を逐次、画像表示回路118に表示するライブビュー表示モードとを切り替える。また、通信インターフェース回路126は、システムコントローラ120の制御により、外部装置との通信のインターフェースを行う。
更に、カメラ本体100には、不図示のマウント機構を介してストロボ装置300を着脱可能に取り付けることができる。マウント部は、電気的接点群310を有している。接点群310はカメラ本体100とストロボ装置300との間で制御信号、状態信号、データ信号などを伝え合うと共に、発光タイミングを制御するX端子(発光端子)を備えている。更に、ストロボ装置300がカメラ本体100に接続されると、システムコントローラ120へ信号を送信する機能も備えている。これによりカメラ本体100とストロボ装置300との間で通信を行い、ストロボの発光制御を行うことが可能となる。また、接点群310は電気通信のみならず、光通信、音声通信等を伝達する構成としても良い。
ストロボ装置300には、キセノン(Xe)管301、反射笠302、Xe管301の発光を制御するIGBTなどで構成された発光制御回路303、充電回路304、電源305、ストロボ制御マイコン306から構成される。充電回路304は、Xe管301に給電するために300V程度の電圧を発生する。電源305は、充電回路304に給電する電池などであり、ストロボ制御マイコン306は、ストロボの発光、充電などを制御するとともに、カメラ本体100側のシステムコントローラ120との通信を制御する。
図2は図1に示す測光回路107の詳細な構成を示す回路図の一例である。図2において、Q1は、入射光に応じて電荷を発生する光電変換領域をベースに有する、NPNのフォトトランジスタ、MP1は、フォトトランジスタQ1のベース電位を固定するためのPMOS、Iは、PMOS(MP1)の負荷である電流源である。MP2は、PMOS(MP1)のゲート電位をMP1のドレインにフィードバックするためのPMOS、MP3は、フォトトランジスタQ1にキャリアの注入を強制的に行うためのリセット動作用のPMOSである。そして、256は、フォトトランジスタQ1のエミッタ電流を対数圧縮するための対数圧縮回路である。
なお、測光回路107の構成は図2に示す回路構成に限られるものではなく、フォトトランジスタのベース電位(光電変換領域)をリセットできる構成を有する回路構成であればよい。例えば、特開2000−77644号公報、特開2010−45293号公報、特開2010−45294号公報等に記載された回路のフォトトランジスタのベース電位をリセット可能な構成として、測光回路107に利用することができる。
定電流が流れたPMOS(MP1)のゲート電圧は、電圧VCCに対して、一定の電位差Vthとなるので、フォトトランジスタQ1のベース電位もフォトトランジスタQ1に入射する光強度によらず一定電位となる。また、PMOS(MP2)を用いてフィードバックを形成することにより、さらにフォトトランジスタQ1のベース電位を安定化させている。これにより、大きなベース容量Vcbの充放電は行う必要がない。従って、図2の測光回路の応答性は、コレクタ容量よりは小さい、エミッタ容量Veb及びPMOS(MP2)のドレイン容量と光電流により決定される。従って、応答性による影響が見え始める低輝度下では、測光値は、実際の輝度よりも高くなってしまうため、実際の輝度よりも高い測光値に基づいて露出制御を行うことで露出アンダーの画像が撮像されてしまう。
図3は、異なる輝度に対する測光回路の応答性(変換特性)を模式的に表す図である。図3(a)は、被写体輝度と図2の測光回路107のリセット動作から定常出力に達するまでの安定待ち時間の関係を示しており、前述したエミッタ容量Veb及びPMOS(MP2)のドレイン容量と、光電流の関係で決まるものである。図から明らかなように、輝度に対応した値であるEV値が0の辺りから、安定待ち時間がカメラの動作シーケンスに影響を与えるほど増加し始め、EV値が0より暗くなるに従って、指数的に安定待ち時間が増加する。
図3(b)は、測光回路107の出力が時間とともにどのように安定化していくかを示した図である。縦軸は、測光回路107の出力をA/D変換した結果を示し、横軸は、リセット動作からの経過時間を示しており、図3(b)の例では、10、20、50、150、250msに測光回路107の出力(測光出力)を読み出し、その値をプロットしている。グラフの系列は輝度であり、それぞれEV値が2、0、−2、−4の時の測光回路107からの出力の変化を表している。図から明らかなように、リセット動作から定常出力に達するまでの軌跡がEV値によって異なっているが、EV値が同じであれば軌跡のばらつきはほとんど生じない。そのため、定常状態に達するまでの期間に複数回読み出しを実施することで、定常状態での測光出力を予測することが可能である。
図4は、予測のアルゴリズムを説明するための図である。同図を用いて、予測動作を説明する。同図において、縦軸は、リセット動作後、10msに読み出した測光出力と、定常状態に達したときの測光出力との差分、即ち、各EV値での10msに読み出した場合の測定誤差を表す。横軸は、リセット動作後、各EV値での10msに読み出した測光出力と、20msに読み出した測光出力との差分(差分測光値)を表している。
図中の実線は、測光出力を基に算出されたものであり、輝度が暗くなるほど(EV値が小さくなるほど)、測定誤差及び差分測光値は共に大きくなっており、また、両者は相関関係にあることを示している。また、図中の破線は、実線で示すグラフを3次の予測関数でフィッティングしたものである。4に示すように、EV値が2から−4程度までは良好に一致しており、予測による測光が可能であることが分かる。また、EV値が−4より低い輝度では、予測精度が徐々に失われていくのが分かる。EV値が−6のような非常な低輝度では、リセット動作を行ってフォトトランジスタQ1のベースにキャリア注入を行った後の安定待ちの初期状態では、フォトトランジスタQ1のエミッタ電流成分として、注入キャリアによるものが圧倒的に支配的である。そのため、充分な予測精度を得ることが困難となる。精度を向上させるためには、更に読み出しを行い、予測関数の次数や係数を変えて予測すればよい。予測を行うための読み出し回数は、カメラに許されるレリーズタイムラグ、連写、単写などの撮影モード、あるいは搭載されるカメラの連写速度などを考慮して、バランスの良い回数を設定すればよい。また、あるいはカメラによっては、予測読み出しを行うための安定待ち時間を変えるなどの対応も可能である。
図5は、本実施の形態における撮影シーケンスを示すフローチャートである。まず、電源がONになると、S501で、詳細説明は省略するが、CPUなどのメモリの初期化など、電源投入直後の起動処理を行う。S502では、レリーズボタンの操作の有無に関わらずプリAF動作を行う。プリAF動作に関しては公知の技術であるため、ここでは説明を省略する。同様に、S503でプリ測光動作を行う。ここで行われるプリ測光動作の詳細は後述する。プリ測光による測光結果は、露出表示などに反映される。
S504で、レリーズボタンが第一のストロークまで押し込まれるとONするレリーズスイッチSW1(136)の状態をチェックする。SW1がOFFであればS502に戻り、ONであればS505に進む。S505では焦点検出回路105を動作させ、撮影レンズ201の焦点状態を検出するAF動作を行う。AF動作は公知の技術であるのでここでは説明を省略する。S506では、測光回路107を使って測光動作を行う。ここで行われる測光動作は、詳細に後述する。S507では、S505における焦点状態の検出結果に基づいて撮影レンズ201を合焦位置に駆動して、S508に進む。
S508では、レリーズボタンが、第二のストロークまで押し込まれたときにONするレリーズスイッチSW2(137)の状態をチェックし、OFFであればS508に戻り、レリーズスイッチのチェックを継続する。ONであればS509に進み、S506における測光結果より演算された絞り値に基づいて、絞り制御回路206を動作させて、絞り駆動機構205により絞り202を制御する。この制御と平行して、クイックリターンミラー102を撮影待機位置(ミラーダウン)から撮影位置(ミラーアップ)に移動させる。そして、測光結果に基づいて演算されたシャッター速度で露光動作を行う。露光動作終了後、絞り202、クイックリターンミラー102を再び撮影待機位置に戻して、露光動作が完了する。
次に、S510で、撮影モードの確認を行い、連写モードに設定されていればS505に、設定されていなければS502に戻る。以上が、カメラの撮影シーケンスの概略である。なお、電源操作、その他のスイッチ操作などがなされた場合などの動作は、本発明に直接関係がないので、説明を省略する。
図6は、図5のS503で行われるプリ測光動作の詳細を示すフローチャートである。以下、図6を参照しながらプリ測光動作の詳細説明を行う。プリ測光動作が始まると、S601で、測光回路107を動作させてリセット動作を行う。この時、PMOS(MP3)をオンして、フォトトランジスタQ1のベースにキャリアを強制的に注入する。S602で、測光安定待ちを時間T0行い、フォトトランジスタQ1のエミッタ容量及びPMOS(MP2)のドレイン容量が、入射光に応じたレベルに安定するまで待機する。プリ測光は、レリーズボタンが操作されたわけではないため、ある程度の時間を確保しても差し支えない。従って、例えば、200ms程度の時間に設定する。図3(b)に示すように、安定待ち時間T0後では、EV値が−4まで、正しい測光が可能になる。S603では、測光回路107の出力を読み出して、測光値AE0としてメモリに記憶する。S604では、測光値AE0から輝度値BVを演算し、更にカメラの設定をもとにAPEX値のTv、Avを算出して、プリ測光を終了する。
プリ測光時は、ある程度の時間を確保しても差し支えなければ、長い安定待ち時間を設定することが可能である。しかしなから、プロユースで使用されるカメラにおいては、電源ONの後、すばやく起動を完了し、撮影可能状態になることが優先される。このようなプロユースのカメラにおいては、プリ測光時も、以下に図7を参照して説明する予測動作(S706〜S720)により測光値を予測してもよい。
図7は、図5のS506で行われる測光動作の詳細を説明するフローチャートである。以下、図7を参照しながら測光動作の詳細説明を行う。測光動作のサブルーチンが実行されると、S701で、連写モードが設定されているか否かを判定する。連写モードでなければS704に、連写モードであればS702に進む。
S702で、今回が連写撮影における1回目の撮影か否かを判定する。1回目であれば、S704に、2回目以降であれば、S703に進む。S703では、連写撮影における前回の輝度値が、所定の輝度値BV0以上であったか否かを判定する。輝度値BV0以上であればS704に、輝度値BV0未満であれば、S706に進む。S703における判断は、以下の理由により行う。1回目の露光動作により、クイックリターンミラーが撮影位置に退避して、測光回路107に入射していた光が遮断されると、遮光されている間に、フォトトランジスタQ1のベースは、受光時の安定状態から無受光時の安定状態に向けて遷移する。所定輝度値BV0未満では、この遷移した状態(無受光時の安定状態)からの安定待ち時間が長くなるため、予測動作を行う必要が生じる。また、無受光時の安定状態への遷移は、図3(a)から分かるように、長い時間がかかる。そのため、前回撮影時の輝度値に応じて、シャッター秒時が短く、無受光期間が短い場合、即ち、輝度が所定の輝度値BV0以上であれば、予測を行わないようにすることで、予測動作に入るシーンを少なくする。これにより、後述するように測光時間の短い撮影シーンを増やすことができる。なお、ここでは前回の輝度値が所定の輝度値BV0以上の場合に予測動作を行わないものとして説明したが、前回のシャッタースピードが所定のシャッター秒時より短い場合に予測動作を行わないようにしても構わない。
S704では、予測動作を行わず、測光安定待ちを時間T1だけ行う。プリ測光動作により、測光回路107は安定状態にあるため、測光安定待ち時間は、5ms程度の短時間でよい。同様に、前回の輝度値が所定の輝度値BV0以上の場合も安定状態との差が小さくほぼ安定状態にあるため、測光安定待ち時間は、5ms程度の短時間でよい。S705では、測光回路107の読み出しを行い、測光値AE1をメモリに記憶して、S714において、S604と同様にして露出演算を行う。
一方、S703で輝度値BV0未満であると判断されると、S706でリセット動作を行う。S707でリセット動作後の測光安定待ちを時間T2行う。安定待ち時間T2は、注入キャリアがある程度放電し、フォトトランジスタQ1のエミッタ電流に入射光による光電流の割合が増すまで、例えば10msに設定される。S708で、測光回路107の読み出しを行い、測光値AE2としてメモリに記憶する。S709では、再び測光安定待ちをT3だけ行う。この時の安定待ち時間は、予測に必要な傾きが得られる時間に設定され、例えば10ms程度である。S710では、測光回路107の読み出しを行い、測光値AE3としてメモリに記憶する。S711では、AE2とAE3の差分を算出して、ΔAEとして、メモリに記憶する。S712では、ΔAEの値に基づいて、以下に説明する3つの処理のいずれかを行う。
まず、0<ΔAE<βの場合は、S713に進んで予測演算1を実行して、測光値を算出する。予測演算1は、例えば、3次式でフィッティングを行い、
AE=AE2−a×ΔAE3+b×ΔAE+c×ΔAE+d …(1)
のように予測される。この結果をもとに、S714で露出演算を行い、サブルーチンを終了する。予測演算1を実行した場合は、30msから50ms程度の時間で、図4に示すEV−4程度まで良好な測光が可能になる。予測を行わない場合には200ms程度の安定待ち時間が必要なので、この予測動作により測光に要する時間を大幅に短縮することが可能になる。
また、ΔAE≧βの場合は、図4で説明したように、注入キャリアによる影響で、式(1)による予測では困難である低輝度のシーンと考えられるので、S717に進んで、更に測光安定待ちを時間T4行い、S718で測光値AE4を取得する。時間T4は、T3と同程度の10ms程度である。S719で、AE3とAE4の差分を算出して、ΔAEとしてメモリに記憶し、S720で予測演算2を実行する。予測演算2は、例えば、3次式でフィッティングを行い、
AE=AE3−A×ΔAE3+B×ΔAE+C×ΔAE+D …(2)
のように予測される。この結果をもとに、S714で露出演算を行い、サブルーチンを終了する。予測演算2を実行すると、予測演算1に対して、さらに20msから30msの時間が必要になるが、予測を行わない場合の200ms程度の安定待ち時間と比較して、測光に要する時間を大幅に短縮することが可能である。
ΔAE≦0の場合はS715に進み、更に、S715で、ΔAEの値が−γ<ΔAE≦0の場合は、S716に進む。ΔAEが0付近の場合は、結果的に入射光がある程度大きく、測光回路107が予測動作中に充分に安定した場合である。従ってγの値は、測光出力のばらつきやカメラの露出の許容値をもとに、たとえば、1/8から1/3段程度の値が設定される。S716では、AE2とAE3の平均値を算出し、この値をもとに、S714で露出演算を行い、このサブルーチンを終了する。ΔAE−γの場合は、撮影シーンの変更があり、被写体輝度が明るく変化したと考えられるので、S701に戻って再測光を実施する。
上記の通り本実施の形態によれば、測光回路107の光電変換領域をリセットしてから、測光回路107の被写体に対する、時間経過に伴う測光値への変換特性に基づいて、測光値を予測することが可能になる。これにより、低輝度下における測光回路の応答性を向上することができる。
また、被写体の輝度やデジタルカメラシステムの動作状態により、測光値を予測する必要があるか否かを判断して、必要がある場合にのみ予測を行うことで、状況に応じた適切な測光を行うことが可能となる。

Claims (15)

  1. 被写体の測光を行い、測光値を出力する測光手段と、
    測光条件を変えずに前記測光手段から複数の測光値を取得する取得手段と、
    前記取得手段により取得された前記複数の測光値と前記測光手段の出力変化特性とに基づいて、露出演算に用いる測光値を演算する演算手段と、を有し、
    前記取得手段は、前記測光手段に対するリセット動作を行ってから所定時間が経過するまでの間に測光条件を変えずに前記測光手段から複数の測光値を取得し、前記演算手段は、当該複数の測光値と前記測光手段の出力変化特性とに基づいて前記露出演算に用いる測光値を演算することを特徴とする撮像装置。
  2. 被写体の測光を行い、測光値を出力する測光手段と、
    測光条件を変えずに前記測光手段から複数の測光値を取得する取得手段と、
    前記取得手段により取得された前記複数の測光値と前記測光手段の出力変化特性とに基づいて、露出演算に用いる測光値を演算する演算手段と、を有し、
    前記取得手段は、前記測光手段から出力される測光値が安定していない期間において、測光条件を変えずに前記測光手段から複数の測光値を取得し、前記演算手段は、当該複数の測光値と前記測光手段の出力変化特性とに基づいて前記露出演算に用いる測光値を演算することを特徴とする撮像装置。
  3. 被写体の測光を行い、測光値を出力する測光手段と、
    測光条件を変えずに前記測光手段から複数の測光値を取得する取得手段と、
    前記取得手段により取得された前記複数の測光値と前記測光手段の出力変化特性とに基づいて、露出演算に用いる測光値を演算する演算手段と、を有し、
    前記演算手段は、前記複数の測光値のうちの第1の測光値と第2の測光値との差に応じて、当該第1の測光値と第2の測光値と前記測光手段の出力変化特性とに基づいて前記露出演算に用いる測光値を演算するか否かを変更することを特徴とする撮像装置。
  4. 前記第2の測光値は前記第1の測光値よりも後に取得される測光値であって、前記演算手段は、前記第2の測光値が前記第1の測光値以上の場合、当該第1の測光値と第2の測光値と前記測光手段の出力変化特性とに基づいて前記露出演算に用いる測光値を演算しないことを特徴とする請求項に記載の撮像装置。
  5. 前記取得手段は、前記第1の測光値が前記第2の測光値よりも所定値以上大きい場合、当該第2の測光値を取得した後に第3の測光値を取得し、
    前記演算手段は、前記取得手段により前記第3の測光値を取得した場合、当該第3の測光値と前記第2の測光値と前記測光手段の出力変化特性とに基づいて前記露出演算に用いる測光値を演算することを特徴とする請求項に記載の撮像装置。
  6. 前記演算手段は、前記第1の測光値と第2の測光値と前記測光手段の出力変化特性とに基づいて前記被写体の輝度を演算しない場合、当該第1の測光値と第2の測光値との平均値を前記露出演算に用いる測光値として演算することを特徴とする請求項に記載の撮像装置。
  7. 被写体の測光を行い、測光値を出力する測光手段と、
    測光条件を変えずに前記測光手段から複数の測光値を取得する取得手段と、
    前記取得手段により取得された前記複数の測光値と前記測光手段の出力変化特性とに基づいて、露出演算に用いる測光値を演算する演算手段と、を有し、
    前記演算手段は、連写撮影の1回目の撮影を行う前は、前記取得手段により取得された前記複数の測光値と前記測光手段の出力変化特性とに基づいて前記露出演算に用いる測光値を演算しないことを特徴とする撮像装置。
  8. 被写体の測光を行い、測光値を出力する測光手段と、
    測光条件を変えずに前記測光手段から複数の測光値を取得する取得手段と、
    前記取得手段により取得された前記複数の測光値と、測光を開始してからの経過時間に従って変化する、被写体の輝度と測光値との関係を表す特性である前記測光手段の出力変化特性とに基づいて、露出演算に用いる測光値を演算する演算手段と、
    を有することを特徴とする撮像装置。
  9. 前記取得手段は、前記測光手段から出力される測光値が前記被写体の輝度に対応した測光値とならない期間において、測光条件を変えずに前記測光手段から複数の測光値を取得し、前記演算手段は、当該複数の測光値と前記測光手段の出力変化特性とに基づいて前記露出演算に用いる測光値を演算することを特徴とする請求項に記載の撮像装置。
  10. 前記演算手段は、前記取得手段により取得された前記複数の測光値と前記測光手段の出力変化特性とに基づいて前記被写体の輝度に対応した測光値を予測し、予測した測光値に基づいて前記露出演算に用いる測光値を演算することを特徴とする請求項1ないしのいずれか1項に記載の撮像装置。
  11. 被写体の測光を行う測光手段を用いて測光値を演算する測光値演算方法であって、
    取得手段が、測光条件を変えずに前記測光手段から複数の測光値を取得する取得工程と、
    演算手段が、前記取得工程で取得された前記複数の測光値と前記測光手段の出力変化特性とに基づいて、露出演算に用いる測光値を演算する演算工程と、を有し、
    前記取得工程は、前記測光手段に対するリセット動作を行ってから所定時間が経過するまでの間に測光条件を変えずに前記測光手段から複数の測光値を取得し、前記演算工程は、当該複数の測光値と前記測光手段の出力変化特性とに基づいて前記露出演算に用いる測光値を演算することを特徴とする測光値演算方法。
  12. 被写体の測光を行う測光手段を用いて測光値を演算する測光値演算方法であって、
    取得手段が、測光条件を変えずに前記測光手段から複数の測光値を取得する取得工程と、
    演算手段が、前記取得工程で取得された前記複数の測光値と前記測光手段の出力変化特性とに基づいて、露出演算に用いる測光値を演算する演算工程と、を有し、
    前記取得工程は、前記測光手段から出力される測光値が安定していない期間において、測光条件を変えずに前記測光手段から複数の測光値を取得し、前記演算工程は、当該複数の測光値と前記測光手段の出力変化特性とに基づいて前記露出演算に用いる測光値を演算することを特徴とすることを特徴とする測光値演算方法。
  13. 被写体の測光を行う測光手段を用いて測光値を演算する測光値演算方法であって、
    取得手段が、測光条件を変えずに前記測光手段から複数の測光値を取得する取得工程と、
    演算手段が、前記取得工程で取得された前記複数の測光値と前記測光手段の出力変化特性とに基づいて、露出演算に用いる測光値を演算する演算工程と、を有し、
    前記演算工程は、前記複数の測光値のうちの第1の測光値と第2の測光値との差に応じて、当該第1の測光値と第2の測光値と前記測光手段の出力変化特性とに基づいて前記露出演算に用いる測光値を演算するか否かを変更することを特徴とする測光値演算方法。
  14. 被写体の測光を行う測光手段を用いて測光値を演算する測光値演算方法であって、
    取得手段が、測光条件を変えずに前記測光手段から複数の測光値を取得する取得工程と、
    演算手段が、前記取得工程で取得された前記複数の測光値と前記測光手段の出力変化特性とに基づいて、露出演算に用いる測光値を演算する演算工程と、を有し、
    前記演算工程は、連写撮影の1回目の撮影を行う前は、前記取得工程で取得された前記複数の測光値と前記測光手段の出力変化特性とに基づいて前記露出演算に用いる測光値を演算しないことを特徴とする測光値演算方法。
  15. 被写体の測光を行う測光手段を用いて測光値を演算する測光値演算方法であって、
    取得手段が、測光条件を変えずに前記測光手段から複数の測光値を取得する取得工程と、
    演算手段が、前記取得工程で取得された前記複数の測光値と、測光を開始してからの経過時間に従って変化する、被写体の輝度と測光値との関係を表す特性である前記測光手段の出力変化特性とに基づいて、露出演算に用いる測光値を演算する演算工程と、
    を有することを特徴とする測光値演算方法。
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