JP5644664B2 - ソレノイドバルブ - Google Patents

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Description

本発明は、外部コネクタとヨークの嵌合部(外部コネクタの根元部)に呼吸通路の外部開口部が設けられるリニアソレノイド(電磁アクチュエータ)を備えたソレノイドバルブ(電磁弁)に関し、例えば、車両用自動変速機の油圧制御装置に用いて好適な技術に関する。
図2、図3を参照して背景技術を説明する。この背景技術に用いる符号(図2および図3の符号)は、後述する[発明を実施するための形態]および[実施例]と同一機能物に同一符号を付したものである。
図2、図3に示すように、外部コネクタ6とヨーク1の嵌合部βに呼吸通路5の外部開口部5aが設けられるリニアソレノイド4と、このリニアソレノイド4により駆動されるバルブV(図面はスプール弁)とを結合してなるソレノイドバルブが知られている(例えば、特許文献1、2参照)。
なお、特許文献1は、リングコア8(摺動コア7と、ヨーク1のカップ底部との磁気の受渡しを行なう磁性体リング)を用いたソレノイドバルブを示すものであり、特許文献2はリングコア8を用いないソレノイドバルブを示すものである。
上述したように、呼吸通路5の外部開口部5aが外部コネクタ6の根元部に設けられるソレノイドバルブでは、外部コネクタ6がヨーク1の上側(天地方向の天側)に向けて配置されると、外部開口部5aがヨーク1の上側において開口することになる。
そのため、「上方から落下する異物{例えば、図3(b)の図示右側に示すように、自動変速機のメカ部からオイル飛沫が落下する場合等}」や「オイル中で緩やかに落下する異物{例えば、図3(b)の図示左側に示すように、オイルパン内に油中配置された場合等}」が、外部開口部5aから呼吸通路5の内部に入り易くなる。
特許文献1、2に開示される呼吸通路5は、図3に示すように、「外部コネクタ6とヨーク1の嵌合部β(外部コネクタ6の根元部)」と、「プランジャ3とヨーク1の底部との間に形成される容積変動室α」と、を最短距離で連通するものであった。
このため、外部コネクタ6が上側に配置された場合、外部開口部5aから呼吸通路5に侵入した異物は、容積変動室α(プランジャ3の摺動部)に容易に到達してしまう。このため、容積変動室αに到達した異物によって、プランジャ3の摺動不良が発生する懸念がある。
即ち、従来技術のソレノイドバルブでは、外部コネクタ6が上側に向けて配置された場合には、異物の侵入により誤作動が発生する懸念があった。
特許第4569371号公報 特開2003−329164号公報
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、外部コネクタの配置方向にかかわらず(即ち、外部コネクタが上側に向けて配置される場合であっても)、異物が容積変動室(プランジャの摺動部)に到達しない信頼性に優れたソレノイドバルブの提供にある。
[請求項1の手段]
請求項1のソレノイドバルブは、車両用自動変速機の油圧制御装置に装着された状態で車両に搭載されるものであって、ヨーク周方向の外部コネクタ側に、呼吸通路の外部開口部と内部開口部の両方を設けるとともに、呼吸通路に、外部コネクタ側からヨークの周方向の反対側まで伸びる周方向迂回路を設けるものであり、周方向迂回路は、ヨークの周方向へ折り返すUターン部を備える。
そして、外部開口部および内部開口部は、ヨークの周方向の天方向に設けられるとともに、周方向迂回路のUターン部は、外部開口部と内部開口部の途中に設けられて、Uターン部における頂部(底部)が、ヨークの周方向の地方向に位置していることを特徴とする。
これにより、外部開口部から侵入した異物は、異物自身の重力によって周方向迂回路の下部、つまりUターン部の頂部(底部)に溜まり、内部開口部に到達しなくなる。
このように、呼吸通路にUターン部を備える周方向迂回路を設けたことにより、外部コネクタが上側に向けて配置される場合であっても、異物が容積変動室(プランジャの摺動部)に到達しない。このため、ソレノイドバルブの作動不良の発生を防ぎ、信頼性を高めることができる。
[請求項2の手段]
請求項2の内部開口部は、コイルの内側に挿入配置されるステータ部品(例えば、摺動コア等)と、ヨークのカップ底部との磁気の受渡しを行なうリングコアに設けられるものである。
[請求項3の手段]
請求項3の周方向迂回路は、コイルをモールドするコイルモールド樹脂の外周面に形成された溝によって設けられる。
このように、周方向迂回路がコイルモールド樹脂の外周面に形成される溝で設けられるため、複雑な周方向迂回路であっても容易に形成することができる。
リニアソレノイドに設けられる呼吸通路の説明図である(実施例)。 ソレノイドバルブの断面図である(従来例)。 異物の侵入経路を示す説明図である(従来例)。
図面を参照して[発明を実施するための形態]を説明する。
ソレノイドバルブは、
・有底で略円筒状のカップ形状を呈する磁性体製のヨーク1と、
・このヨーク1の内部に収容されて通電により磁力を発生するコイル2と、
・このコイル2の発生磁力により直線方向へ変位するプランジャ3と、
を有するリニアソレノイド4を具備する。
プランジャ3とヨーク1の底部との間には、プランジャ3の変位に伴って容積が変動する容積変動室αが形成される。
リニアソレノイド4の内部には、「容積変動室α」と「ヨーク1の外部」とを連通する呼吸通路5が設けられる。
呼吸通路5の外部開口部5aは、外部コネクタ6とヨーク1との嵌合部β(外部コネクタ6の根元部)に設けられる。
呼吸通路5の内部開口部5bは、コイル2の内側に挿入配置されるステータ部品(摺動コア7)と、ヨーク1のカップ底部との磁気の受渡しを行なうリングコア8に設けられる。このリングコア8は、内部開口部5bが外部コネクタ6と同じ円周方向に向けて組み付けられる。そして、呼吸通路5には、外部コネクタ6側(外部開口部5aおよび内部開口部5bが設けられる側)から、ヨーク1の周方向の反対側まで伸びる周方向迂回路9が設けられる。
本発明が適用された具体的な一例(実施例)を、図面を参照して説明する。以下における実施例は具体的な一例を示すものであって、本発明が実施例に限定されないことは言うまでもない。
なお、以下の実施例において上記[発明を実施するための形態]と同一符号は、同一機能物を示すものである。また、以下では、図1の左側を左、右側を右として説明するが、この左右方向は実際の搭載方向にかかるものではない。
この実施例に示すソレノイドバルブは、車両用自動変速機の油圧制御装置に搭載されるものであり、油路の切替制御や油圧制御を行なうバルブV(例えば、スプール弁やボール弁等:図2参照)と、このバルブVを駆動するリニアソレノイド4とを結合したものである。
バルブVは、油圧制御装置において内部に多数の油路を形成するオイルサーキットハウジング(油路ケース)に挿入配置されるものであり、
・オイルサーキットハウジングの内部に直接挿入されるバルブボディ10と、
・このバルブボディ10の内部で変位する弁体と、
・この弁体をリニアソレノイド4が配置される側(右側)へ付勢するリターンスプリングと、
を備えて構成される。
リニアソレノイド4は、リターンスプリングの付勢力に抗して弁体をリターンスプリングが配置される側(左側)に駆動するものであり、
(a)有底で略円筒状のカップ形状を呈する磁性体製のヨーク1と、
(b)通電により磁力を発生するコイル2と(符号、図2参照)、
(c)このコイル2をモールドしてヨーク1の内部に収容されるとともに、一部がヨーク1の外部において外部コネクタ6を成すコイルモールド樹脂11と、
(d)コイル2の発生磁力により直線方向へ変位するプランジャ3と、
(e)コイル2の発生した磁力によってプランジャ3を左側へ磁気吸引する磁気吸引コア、プランジャ3の周囲を覆ってプランジャ3を直接摺動させる円筒形状を呈してプランジャ3と径方向の磁気の受渡しを行なう摺動コア7、磁気吸引コアと摺動コア7の磁気遮断を行なう磁気遮断部を備え、磁気吸引コア、磁気遮断部、摺動コア7が一体に設けられた磁性体製のステータコア12と、
(f)摺動コア7(ステータ部品に相当する)とヨーク1のカップ底部との磁気の受渡しを行なう磁性体製のリングコア8と、
(g)この摺動コア7をヨーク1のカップ底部に向けて押し付ける付勢リング13と、
を備える。
ヨーク1は、コイル2の周囲を覆って磁束を流す磁性体金属(例えば、鉄などの強磁性材料)であり、内部にリニアソレノイド4の構成部品(コイルモールド樹脂11+ステータコア12+リングコア8+付勢リング13等)を組み込んだ後、左端部に形成された爪部をバルブボディ10にカシメることで、バルブVとリニアソレノイド4が強固に結合される。
コイル2は、通電されると磁力を発生して、ヨーク1、磁気吸引コア、摺動コア7、プランジャ3を通る磁束ループを形成させるものであり、樹脂性のボビン(1次成形樹脂)の周囲に、絶縁被覆が施された導線(エナメル線等)を多数巻回したものである。
コイルモールド樹脂11は、ボビンとともにコイル2をモールドして外部コネクタ6を形成する2次成形樹脂である。
外部コネクタ6は、ヨーク1の開口端側に形成された略コ字形の切欠部1aからヨーク1の外部へ突出配置されて、ソレノイドバルブを制御する電子制御装置(図示しないAT−ECU)と電気的な接続を行うための結合手段であり、この外部コネクタ6の内部にはコイル2の両端にそれぞれ接続されるコネクタ端子6aが配置されている。
コイルモールド樹脂11は、コイル2の巻回が完了し、且つコネクタ端子6aの組付け(コイル端との電気的接続を含む)が完了したボビンを、樹脂成形型(コイルモールド樹脂11の形状を決定する型)の内部にセットし、その樹脂成形型に樹脂(例えば、PPS、PBT、ナイロン系樹脂等)を流し込んで略円筒形に形成したものである。
そして、略円筒形の内周面には、ステータコア12の筒部が挿入配置される。また、略円筒形の外周面(外部コネクタ6を除く部分)は、ボビンの内部に挿入配置される。
プランジャ3は、略円柱形状を呈した磁性体金属(例えば、鉄などの強磁性材料)であり、上述したように、摺動コア7の内周面と直接摺動するものである。このプランジャ3には、バルブVに配置されたリターンスプリングの付勢力が弁体やシャフトを介して伝達されるものである。即ち、プランジャ3は、弁体とともにリターンスプリングによって右側へ付勢されるものである。
なお、図1に示すプランジャ3の内部には、軸方向に貫通する呼吸孔3aが形成されている。
リングコア8は、略円盤形状を呈した磁性体金属(例えば、鉄などの強磁性材料)であり、内周には摺動コア7との接触面積の増加を図る筒面が設けられ、右面にはヨーク1のカップ底部と接触する円板面が設けられている。
付勢リング13は、ボビン(あるいはコイルモールド樹脂11)とリングコア8との間で圧縮されて、少なくとも軸方向に弾性変形可能な弾性体(バネ材やゴム材)である。
具体的に、付勢リング13は、ウエーブワッシャ、皿バネなど金属製のリング弾性体、あるいはOリングあるいはリング円板ゴムなどのゴム製のリング弾性体である。
プランジャ3とヨーク1の底部との間には、プランジャ3の変位に伴って容積が変動する容積変動室αが形成される。
コイル2の発生磁力とリターンスプリングの付勢力とによりプランジャ3を左右方向へ変位させるには、容積変動室αを容積変動可能にする必要がある。
そこで、この実施例のリニアソレノイド4は、容積変動室αとヨーク1の外部とを連通する呼吸通路5を備える。
この呼吸通路5は、ヨーク1の外部に開口する外部開口部5aと、容積変動室αに開口する内部開口部5bとを備えるものであり、外部開口部5aは、外部コネクタ6とヨーク1との嵌合部β(外部コネクタ6の根元部)に設けられる。
なお、ヨーク1のカップ底部の中心部には、内側に突出する凸部1bが設けられており、プランジャ3がヨーク1のカップ底部に押し付けられた状態であっても、プランジャ3がヨーク1のカップ底部の間に隙間が形成される。
ここで、摺動コア7の先端(右端)は、ヨーク1のカップ底部との間に隙間を成すように設けられているが、カップ底部に当接するリングコア8を設けると、リングコア8によって呼吸通路5が遮断されてしまう。
そこで、この実施例では、リングコア8の右面(カップ底部に当接する側の面)に、外周側と内周側を連通する呼吸溝を形成し、この呼吸溝を内部開口部5bとして用いている。
なお、この実施例では、内部開口部5bをリングコア8に形成する例を示すが、ヨーク1のカップ底部にリングコア8の内外を連通させる内部開口部5b(呼吸溝)を設けても良い。
この実施例のソレノイドバルブは、図1に示すように、ヨーク1の上側に外部コネクタ6が配置された状態で車両に搭載される。即ち、外部コネクタ6が天地方向の上側に配置された状態で車両に搭載されるものである。
一方、内部開口部5bは、外部コネクタ6(外部開口部5a)と同じ円周方向に設けられる。即ち、内部開口部5bは、車両搭載状態においてプランジャ3の上方に向けて配置されるものである。
そして、呼吸通路5は、外部開口部5aと内部開口部5bの途中において、外部コネクタ6側(車両搭載時の上側)から、ヨーク1の周方向の反対側(車両搭載時の下側)まで伸びる周方向迂回路9が設けられている。
ここで、外部開口部5aと内部開口部5bが外部コネクタ6と同じ方向(車両搭載時の上側)に設けられ、且つ周方向迂回路9が外部コネクタ6側(車両搭載時の上側)から、ヨーク1の周方向の反対側(車両搭載時の下側)まで伸びるということは、
(i)周方向迂回路9はヨーク1の周方向に少なくとも1回転するか、
(ii)周方向迂回路9はヨーク1の周方向へ折り返すUターン部9aを備えるか、
の少なくとも一方を採用することが考えられる。
そこで、この実施例の周方向迂回路9は、図1に示すように、周方向迂回路9はヨーク1の周方向へ折り返すUターン部9aを備えるものであり、呼吸通路5はこのUターン部9aを必ず通って連通するものである。
そして、このUターン部9a(周方向迂回路9の一部)は、車両搭載時にヨーク1の周方向の地方向(下部)に達するものである。
このUターン部9aを含む周方向迂回路9は、ヨーク1の内周面に挿し入れられるコイルモールド樹脂11の外周面に形成された溝11aによって設けられるものである。
具体的に、コイルモールド樹脂11の外周面には、ヨーク1の内周面(円筒面)にほぼ密着する凸面11bと、この凸面11bより僅かに凹んで設けられてヨーク1との間に隙間を成す溝11a(凹面)が設けられ、ヨーク1の内周面と溝11aの隙間によって周方向迂回路9が設けられるものである。
(実施例の効果1)
この実施例のソレノイドバルブは、上述したように、外部開口部5aと内部開口部5bの両方を上側(外部コネクタ6の方向)に設けるとともに、呼吸通路5に上側(外部コネクタ6側)から下側(ヨーク1の周方向の反対側)まで伸びる周方向迂回路9を設け、周方向迂回路9の途中にUターン部9aを設けたものである。
このため、外部コネクタ6を上側に向けて配置し、外部開口部5aから異物が侵入しても、外部開口部5aから侵入した異物は異物自身の重力によって周方向迂回路9の下部(Uターン部9aにおける重力方向の底部分)に溜まり、内部開口部5bに到達しなくなる。
このように、呼吸通路5に周方向迂回路9を設けたことにより、外部コネクタ6が上側に配置されても、異物が容積変動室α(プランジャ3の摺動部)に到達しない。このため、ソレノイドバルブの作動不良の発生を防ぎ、信頼性を高めることができる。
(実施例の効果2)
ヨーク1の内周面に周方向迂回路9を成す溝11aを形成しようとすると、加工性が悪く、コストアップの要因になる。
これに対し、この実施例では、上述したように、コイルモールド樹脂11の外周面の溝11aによって周方向迂回路9を設けている。
このように、周方向迂回路9が、コイルモールド樹脂11の外周面の溝11aで設けられるため、複雑な周方向迂回路9であってもコイルモールド樹脂11の成形型によって容易に形成することができ、コスト上昇を抑えることができる。
上記の実施例では、リングコア8を用いたソレノイドバルブに本発明を適用する例を示したが、リングコア8を用いないソレノイドバルブに本発明を適用しても良い。
1 ヨーク
2 コイル
3 プランジャ
4 リニアソレノイド
5 呼吸通路
5a 外部開口部
5b 内部開口部
6 外部コネクタ
7 摺動コア(ステータ部品)
8 リングコア
9 周方向迂回路
9a Uターン部
11 コイルモールド樹脂
11a 溝
α 容積変動室
β 嵌合部

Claims (3)

  1. 有底で略円筒状のカップ形状を呈する磁性体製のヨーク(1)と、このヨーク(1)の内部に収容されて通電により磁力を発生するコイル(2)と、このコイル(2)の発生磁力により直線方向へ変位するプランジャ(3)とを有し、
    前記プランジャ(3)と前記ヨーク(1)の底部との間に前記プランジャ(3)の変位に伴って容積が変動する容積変動室(α)が形成されるリニアソレノイド(4)を具備するものであって、車両用自動変速機の油圧制御装置に装着された状態で車両に搭載されるソレノイドバルブにおいて、
    前記リニアソレノイド(4)は、前記容積変動室(α)と前記ヨーク(1)の外部とを連通する呼吸通路(5)を備え、
    この呼吸通路(5)は、前記ヨーク(1)の外部に開口する外部開口部(5a)と、前記容積変動室(α)に開口する内部開口部(5b)とを備え、
    前記外部開口部(5a)は、前記コイル(2)の通電を行なう外部コネクタ(6)と前記ヨーク(1)との嵌合部(β)に設けられ、
    前記内部開口部(5b)は、前記ヨーク(1)の周方向において前記外部コネクタ(6)と同じ円周方向に設けられ、
    前記呼吸通路(5)は、前記外部コネクタ(6)側から、前記ヨーク(1)の周方向の反対側まで伸びる周方向迂回路(9)を備え、
    前記周方向迂回路(9)は、前記ヨーク(1)の周方向へ折り返すUターン部(9a)を備えており、
    前記外部開口部(5a)および前記内部開口部(5b)は、前記ヨーク(1)の周方向の天方向に設けられるとともに、前記周方向迂回路(9)の前記Uターン部(9a)は、前記外部開口部(5a)と前記内部開口部(5b)の途中に設けられて、前記Uターン部(9a)における頂部が、前記ヨーク(1)の周方向の地方向に位置していることを特徴とするソレノイドバルブ。
  2. 請求項1に記載のソレノイドバルブにおいて、
    前記内部開口部(5b)は、前記コイル(2)の内側に挿入配置されるステータ部品(7)と、前記ヨーク(1)のカップ底部との磁気の受渡しを行なうリングコア(8)に設けられることを特徴とするソレノイドバルブ。
  3. 請求項1または請求項2に記載のソレノイドバルブにおいて、
    前記周方向迂回路(9)は、前記コイル(2)をモールドし、前記ヨーク(1)の開口部から前記ヨーク(1)の内部に挿し入れられるコイルモールド樹脂(11)の外周面に形成された溝(11a)によって設けられることを特徴とするソレノイドバルブ。
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