JP5642894B2 - 超広角レンズおよびこれを用いた撮像装置 - Google Patents

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Description

本発明は、デジタルカメラ、放送用カメラ、映画撮影用カメラ等に用いられる小型で高性能な超広角レンズに関するものである。
従来より、全画角:2ωが80度を超えるような撮像レンズが提案されている。
例えば、特公平5−74806公報(特許文献1)には、画角94度を超える超広角レンズが開示されている。また、特開平8−94926公報(特許文献2)には、画角102.2度で、色収差の良好に補正された超広角レンズが記載されている。さらに、特開2004−219610公報(特許文献3)には、画角88.7度でリアフォーカス式の超広角レンズが提案されている。
特公平5−74806公報 特開平8−94926公報 特開2004−219610公報
しかしながら、特許文献1(特公平5−74806)、および特許文献2(特開平8−94926)に開示されている撮像レンズは、銀塩フイルム用カメラの撮像レンズであり、像面への最外角主光線の入射角が大きく、CCDやCMOSセンサー等の撮像素子を用いて画像を取得する放送用カメラや映画撮影用カメラ、およびデジタルカメラ等には適していないものである。
また、上記特許文献1、2に開示されている撮像レンズは、フォーカシングを行う場合についての記載が無く、全体繰り出し方式によりフォーカシングするものと考えられるが、近年、フォーカシングスピードを速くするために、一部の軽量なレンズ群のみを移動させてフォーカシングすることが求められている。
また、特許文献3(特開2004−219610)には、リアフォーカス方式の広角レンズが開示されているが、FNo.が3.6と暗い。また、フォーカシングを行う時に移動させるレンズとして厚く重量があるレンズを用いるため、この特許文献3に開示されている撮像レンズは、フォーカシングスピードを十分に早くすることができるものではなかった。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、小型で、像面への入射角が最外角まで十分に小さく、フォーカシング群が軽量で、Fナンバーが小さく高性能な超広角レンズおよびこれを用いた撮像装置を提供することを目的とする。
本発明の超広角レンズは、物体側から順に、正の屈折力を有する第1レンズ群、正の屈折力を有する第2レンズ群、第3レンズ群を配置した実質的に3群からなり、第1レンズ群は、物体側から順に、物体側に凸面を向けたメニスカス形状をなす正の屈折力を有する第1群第1レンズ、物体側に凸面を向けたメニスカス形状をなす負の屈折力を有する第1群第2レンズ、物体側に凸面を向けたメニスカス形状をなす負の屈折力を有する第1群第3レンズ、曲率半径の絶対値が小さい方のレンズ面を像側に向けた負の屈折力を有する第1群第4レンズ、曲率半径の絶対値が小さい方のレンズ面を像側に向けた正の屈折力を有する第1群第5レンズ、正の屈折力を有するレンズと負の屈折力を有するレンズとが接合された接合レンズである第1群第6レンズ部、物体側に凹面を向けたメニスカス形状をなす第1群第7レンズ、絞り、負の屈折力を有するレンズと正の屈折力を有するレンズとが接合された接合レンズである第1群第8レンズ部からなるものであり、第2レンズ群は、物体側から順に、正の屈折力を有する単レンズ、もしくは正の屈折力を有するレンズと負の屈折力を有するレンズとが接合された接合レンズである第2群第1レンズ部、正の屈折力を有するレンズと負の屈折力を有するレンズとが接合された接合レンズである第2群第2レンズ部からなるものであり、第3レンズ群は、少なくとも1枚の正の屈折力を有するレンズを含むものであり、条件式(1):0.8<(T16+T17)/f<2.5を満足することを特徴とするものである。ただし、T16を接合レンズである第1群第6レンズ部の厚さ、T17:第1群第7レンズの厚さ、fを無限遠物点にフォーカスを合わせた状態でのレンズ全系の焦点距離とする。
前記超広角レンズは、条件式(1′):1.0<(T16+T17)/f<2.0を満足することが望ましく、条件式(1″):1.1<(T16+T17)/f<1.9を満足することがより望ましい。
前記超広角レンズは、条件式(2):0.20<f/f16<0.60を満足することがより望ましく、条件式(2′):0.30<f/f16<0.50を満足することがさらに望ましい。ただし、f16を接合レンズである第1群第6レンズ部の焦点距離とする。
前記超広角レンズは、条件式(3):0.1<f/f2<0.4を満足することがより望ましく、条件式(3′):0.15<f/f2<0.3を満足することがさらに望ましい。ただし、f2を第2レンズ群の焦点距離とする。
前記超広角レンズは、条件式(4):0.4<Tsum2/f<0.9を満足することがより望ましく、条件式(4′):0.5<Tsum2/f<0.8を満足することがさらに望ましい。ただし、Tsum2を第2レンズ群を構成する各レンズの厚みの総和とする。
前記第3レンズ群は、物体側から順に、像側に凹面を向けたメニスカス形状をなす負の屈折力を有する第3群第1レンズ、正の屈折力を有するレンズと負の屈折力を有するレンズとが接合された接合レンズである第3群第2レンズ部からなるものとすることができる。
本発明の撮像装置は、前記超広角レンズを備えてなるものである。
なお、「実質的に3群からなる超広角レンズ」とは、3群以外に、実質的にパワーを有さないレンズ、絞りやカバーガラス等レンズ以外の光学要素、レンズフランジ、レンズバレル、撮像素子、手振れ補正機構等の機構部分、等を持つものも含む。このように、3群からなる超広角レンズは、3群のみで構成されたものであってもよいし、あるいは、3群以外に、パワーを有さないレンズやレンズ以外の光学要素等を持つものであってもよい。
レンズ面の曲率半径の符号は物体側に凸の場合を正、像側に凸の場合を負とする。
各レンズの焦点距離、組み合わされた複数のレンズの焦点距離(合成焦点距離)、レンズ群の焦点距離は、正負を区別している。
本発明の超広角レンズおよびこれを用いた撮像装置によれば、物体側から順に、正の屈折力を有する第1レンズ群、正の屈折力を有する第2レンズ群、第3レンズ群を配置し、第1レンズ群を、物体側から順に、物体側に凸面を向けたメニスカス形状をなす正の屈折力を有する第1群第1レンズ、物体側に凸面を向けたメニスカス形状をなす負の屈折力を有する第1群第2レンズ、物体側に凸面を向けたメニスカス形状をなす負の屈折力を有する第1群第3レンズ、曲率半径の絶対値が小さい方のレンズ面を像側に向けた負の屈折力を有する第1群第4レンズ、曲率半径の絶対値が小さい方のレンズ面を像側に向けた正の屈折力を有する第1群第5レンズ、正の屈折力を有するレンズと負の屈折力を有するレンズとを接合してなる第1群第6レンズ部、物体側に凹面を向けたメニスカス形状をなす第1群第7レンズ、絞り、負の屈折力を有するレンズと正の屈折力を有するレンズとを接合してなる第1群第8レンズ部からなるものとし、第2レンズ群を、物体側から順に、正の屈折力を有する単レンズ、もしくは正の屈折力を有するレンズと負の屈折力を有するレンズとを接合してなる第2群第1レンズ部、正の屈折力を有するレンズと負の屈折力を有するレンズとを接合してなる第2群第2レンズ部からなるものとし、第3レンズ群を、1枚の正の屈折力を有するレンズを含むものとし、条件式(1):0.8<(T16+T17)/f<2.5を満足するように構成したので、小型で、像面への入射角が最外角まで十分に小さく、フォーカシング群が軽量で、Fナンバーが小さく高性能な超広角レンズを得ることができる。
すなわち、本発明の超広角レンズおよびこれを用いた撮像装置は、第1レンズ群内に絞りを有するので、撮像面への入射角を最外角まで十分に小さくすることが容易となる。さらに、第1群第1レンズから第1群第7レンズを配置することにより、広い画角を得ることができ、それに伴うディストーションの悪化、非点収差の悪化を抑えることが出来る。特に、最も物体側に配されたレンズであるメニスカス形状で正の屈折力を有する第1群第1レンズと、正の屈折力を有する第1群第5レンズとは上記収差の補正に大きな役割を担っている。
接合レンズである第1群第6レンズ部は、球面収差、軸上の色収差、像面湾曲の補正に効果がある。物体側に凹面を向けたメニスカス形状をなすレンズである第1群第7レンズは、この形状により、ディストーション、非点収差の補正に効果がある。
接合レンズである第1群第8レンズ部は、像面湾曲と非点収差の補正に効果がある。
第2レンズ群を、正の屈折力を有する単レンズ、もしくは正の屈折力を有するレンズと負の屈折力を有するレンズとを接合してなる第2群第1レンズ部と、正の屈折力を有するレンズと負の屈折力を有するレンズとを接合してなる第2群第2レンズ部とをこの順に配してなるものとしたので、これによりフォーカシング時の球面収差の変動を抑えることが出来る。
なお、条件式(1):0.8<(T16+T17)/f<2.5の下限を下回るように超広角レンズを構成すると、接合レンズである第1群第6レンズ部よりも物体側に配されたレンズへ入射する周辺光線の高さが高くなり、非点収差、倍率色収差、ディストーション等が悪化する。一方、条件式(1)の上限を上回るように超広角レンズを構成すると、非点収差、ディストーションが悪化する。
本発明の実施の形態による超広角レンズの概略構成を示す断面図 実施例1の超広角レンズの概略構成を示す断面図 実施例2の超広角レンズの概略構成を示す断面図 実施例3の超広角レンズの概略構成を示す断面図 実施例4の超広角レンズの概略構成を示す断面図 実施例1の超広角レンズの収差図 実施例2の超広角レンズの収差図 実施例3の超広角レンズの収差図 実施例4の超広角レンズの収差図 本発明の超広角レンズを用いた撮像装置
以下、本発明の超広角レンズおよびこれを用いた撮像装置について図面を参照して説明する。
図1は、本発明の超広角レンズの概略構成を示す断面図である。なお、図1中の矢印X、Y、Zは、後述する図中の矢印X、Y、Zと同様に、互いに直交する3方向を示すものであり、矢印Z方向は光軸Z1と同じ方向を示している。
図1に示す超広角レンズ100は、3つの群からなるものであり、物体側から順に、正の屈折力を有する第1レンズ群G1、正の屈折力を有する第2レンズ群G2、第3レンズ群G3を配置してなるものである。
また、図1に示す撮像素子210は、超広角レンズ100を通してこの撮像素子210の受光面210j上に結像された被写体1を表す光学像Imを電気信号に変換して、この光学像Imを示す画像信号Gsを出力するものである。
なお、超広角レンズ100と撮像素子210との間には、カバーガラスやローパスフィルタ、あるいは赤外線カットフィルタ等の、屈折力を有さない光学要素LLを配置することができる。
第1レンズ群G1は、物体側から順に、物体側に凸面を向けたメニスカス形状をなす正の屈折力を有する第1群第1レンズL11、物体側に凸面を向けたメニスカス形状をなす負の屈折力を有する第1群第2レンズL12、物体側に凸面を向けたメニスカス形状をなす負の屈折力を有する第1群第3レンズL13、曲率半径の絶対値が小さい方のレンズ面S8を像側に向けた負の屈折力を有する第1群第4レンズL14、曲率半径の絶対値が小さい方のレンズ面S10を像側に向けた正の屈折力を有する第1群第5レンズL15、正の屈折力を有するレンズL16aと負の屈折力を有するレンズL16bとを接合してなる接合レンズである第1群第6レンズ部L16、物体側に凹面S14を向けたメニスカス形状をなす中心肉厚が大きい第1群第7レンズL17、絞りSt、負の屈折力を有するレンズL18aと正の屈折力を有するレンズL18bとを接合してなる接合レンズである第1群第8レンズ部L18からなるものである。
なお、曲率半径の絶対値が小さい方のレンズ面は、レンズを構成する物体側のレンズ面と像側のレンズ面のうち、曲率半径の絶対値が小さい方のレンズ面であることを意味する。
ここで、最も物体側に配されたメニスカス形状をなす正の屈折力を有する第1群第1レンズL11と正の屈折力を有する第1群第5レンズL15とは、これらのレンズを構成する材料の屈折率のバランスを適切に保つことにより、中間画角から周辺画角まで倍率色収差を小さく保つことができる。
第2レンズ群G2は、物体側から順に、正の屈折力を有する単レンズである第2群第1レンズL21、もしくは正の屈折力を有するレンズL21aと負の屈折力を有するレンズL21bとを接合してなる接合レンズである第2群第1レンズ部L21′、正の屈折力を有するレンズL22aと負の屈折力を有するレンズL22bとが接合された接合レンズである第2群第2レンズ部L22からなるものである。
第3レンズ群G3は、少なくとも1枚の正の屈折力を有するレンズL3αを含むものである。
さらに、この超広角レンズ100は、条件式(1):0.8<(T16+T17)/f<2.5を満足するものである。ただし、T16を接合レンズである第1群第6レンズ部L16の厚さ、T17を第1群第7レンズL17の厚さ、fを無限遠物点にフォーカスを合わせた状態でのレンズ全系の焦点距離とする。
この超広角レンズ100は、条件式(1′):1.0<(T16+T17)/f<2.0を満足するように構成することが望ましく、条件式(1″):1.1<(T16+T17)/f<1.9を満足するように構成することがさらに望ましい。
また、超広角レンズ100は、条件式(2):0.20<f/f16<0.60を満足することが望ましく、条件式(2′):0.30<f/f16<0.50を満足することがより望ましい。ただし、f16を接合レンズである第1群第6レンズ部L16の焦点距離とする。
ここで、条件式(2)の下限を下回るように超広角レンズ100を構成すると像面湾曲がオーバーになる。一方、この条件式(2)の上限を上回るように超広角レンズ100を構成すると像面湾曲がアンダーになる。
また、この超広角レンズ100は、第2レンズ群G2のみを光軸方向へ移動させてフォーカシングを行うものとし、かつ、条件式(3):0.1<f/f2<0.4を満足するように構成することが望ましく、さらに、条件式(3′):0.15<f/f2<0.3満足するように構成することがより望ましい。ただし、f2を第2レンズ群G2の焦点距離とする。
ここで、条件式(3)の下限を下回るとフォーカシング時に移動させるレンズの移動量が大きくなり過ぎる。一方、条件式(3)の上限を上回るとフォーカシング時の球面収差の変動が大きくなる。
また、超広角レンズ100は、第2レンズ群G2を光軸方向へ移動させることによりフォーカシングを行うものとし、かつ、条件式(3):0.1<f/f2<0.4を満足するように構成した場合において、さらに、条件式(4):0.4<Tsum2/f<0.9を満足することが望ましく、条件式(4′):0.5<Tsum2/f<0.8を満足することがより望ましい。ただし、Tsum2を第2レンズ群G2を構成する各レンズの厚みの総和とする。
ここで、条件式(4)の下限を下回ると第2レンズ群G2を構成するレンズの厚みが薄くなり過ぎ加工上問題が生じる。一方、条件式(4)の上限を上回るとフォーカシング時に移動させるレンズの質量が大きくなりすぎるためフォーカシングスピードが遅くなる。
また、第3レンズ群G3は、物体側から順に、像側に凹面を向けたメニスカス形状をなす負の屈折力を有する第3群第1レンズL31、正の屈折力を有するレンズL32aと負の屈折力を有するレンズL32bとが接合された接合レンズである第3群第2レンズL32からなるものとすることが望ましい。これにより、大きな画角での非点収差とコマ収差とを補正することが出来る。なお、正の屈折力を有するレンズL32aは、上記第3レンズ群G3中の正の屈折力を有するレンズL3αに対応するものでもある。
次に、本発明による超広角レンズの具体的な数値データを示す実施例1〜4について、図2〜5、図6〜9、表1A、1B〜表4A、4B、および表5を参照し、まとめて説明する。なお、上述の超広角レンズ100を示す図1中の符号と一致する図2〜5中の符号は互に対応する構成要素を示している。
なお、図2〜5に示すレンズ系の構成や図6から9に示す収差図等は、無限遠物体に合焦させた時の状態を示すものである。
<実施例1>
図2は、実施例1の超広角レンズの概略構成を示す断面図である。
なお、実施例1の超広角レンズは、上記条件式の全てを満足するように構成されたものである。
表1Aは、実施例1の超広角レンズのレンズデータを示すものである。表1Aに示すレンズデータにおいて、面番号iは最も物体側に配置された面を1番目として像側に向かうに従い順次増加するi番目(i=1、2、3、…)の面Siの面番号を示す。なお、表1Aのレンズデータには開口絞りSt、屈折力を持たない光学要素LL、および光学像Imが形成される結像面も含めて面番号を付している。
表1A中の記号Riはi番目(i=1、2、3、…)の面の曲率半径を示し、記号Diはi(i=1、2、3、…)番目の面とi+1番目の面との光軸Z1上の面間隔を示す。記号Riおよび記号Diにおける番号iは、レンズ面や絞り等を示す記号Si(i=1、2、3、・・・)における番号iと対応している。
また、表1A中の記号ndjは最も物体側の光学要素を1番目として像側に向かうに従い順次増加するj番目(j=1、2、3、…)の光学要素のd線(波長587.6nm)に対する屈折率を示し、νdjはj番目の光学要素のd線に対するアッベ数を示す。
また、表1Bに示す諸元は、レンズ全系の焦点距離:f′、Fナンバー:FNo.、全画角:2ωそれぞれについての値を示している。
なお、表1A、1B〜表4A、4B中に記載されている数値、および図6〜9の収差図は、無限遠物体に合焦させた時のレンズ全系の焦点距離が1.0となるように規格化したものである。また、曲率半径は物体側に凸の場合を正、像側に凸の場合を負としている。
図6に、実施例1の超広角レンズの収差図を示す。記号(a)で示す図が球面収差を、記号(b)で示す図が正弦条件違反量を、記号(c)で示す図が非点収差を、記号(d)で示す図が歪曲収差を、記号(e)で示す図が倍率色収差を表している。
図6中には、d線、C線、F線、g線の各波長を持つ光に関する諸収差が示されている。
なお、非点収差図の実線はサジタル方向の収差、破線はタンジェンシャル方向の収差を示す。また、球面収差図および正弦条件図の上部に記載の数値はFナンバーを意味し、その他の収差図の上部に記載の数値は半画角を示している。
さらに、実施例1〜4の各超広角レンズについて、上記条件式中の各数式に対応する値を表5に示す。表5中の数式の値は、表1に示すレンズデータ等から求めることができる。なお、表5は実施例の説明の最後に示す。
上記実施例1の超広角レンズの構成を示す図2、収差を示す図6、レンズデータを示す表1A、および諸元を示す表1B、および条件式中の各数式に関する値を示す表5の読取り方等は、後述する実施例2〜4に関する図、表についても同様なので、後述の実施例についてはそれらの説明を省略する。
<実施例2>
図3は、実施例2の超広角レンズの概略構成を示す断面図である。
この実施例2の超広角レンズは、上記条件式(1)から(4)全てを満足するように構成されている。
また、図7は、実施例2の超広角レンズの収差を示す図である。
下記表2Aには実施例2の超広角レンズのレンズデータを、表2Bには実施例2の超広角レンズの諸元を示す。
Figure 0005642894
Figure 0005642894
<実施例3>
図4は、実施例3の超広角レンズの概略構成を示す断面図である。
この実施例3の超広角レンズは、上記条件式(1)から(4)全てを満足するように構成されている。
また、図8は、実施例3の超広角レンズの収差を示す図である。
下記表3Aには実施例3の超広角レンズのレンズデータを、表3Bには実施例3の超広角レンズの諸元を示す。
Figure 0005642894
Figure 0005642894
<実施例4>
図5は、実施例4の超広角レンズの概略構成を示す断面図である。
この実施例4の超広角レンズは、上記条件式(1)から(4)全てを満足するように構成されている。
また、図9は、実施例4の超広角レンズの収差を示す図である。
下記表4Aには実施例4の超広角レンズのレンズデータを、表4Bには実施例4の超広角レンズの諸元を示す。
Figure 0005642894
Figure 0005642894
下記表5は、上述のように各条件式に関する値を示すものである。
Figure 0005642894
図10に、本発明の実施の形態の撮像装置の一例として、本発明の実施の形態の超広角レンズを用いた撮像装置の概略構成図を示す。このような撮像装置の例としては、小型で高性能な超広角レンズを用いたデジタルカメラ、放送用カメラ、映画撮影用カメラ等を挙げることができる。
図10に示す撮像装置200は、超広角レンズ100と、超広角レンズ100の像側に配置されたフィルタLLと、超広角レンズ100によって結像される被写体の光学像Imを撮像する撮像素子210と、撮像素子210からの光学像Imを示す出力信号である画像信号Gsを演算処理する信号処理部4を備えている。超広角レンズ100は、フォーカシング時に移動させるレンズ群を有するものであり、図10では第2レンズ群G2をフォーカシング時に移動させるレンズ群として各レンズ群を概念的に示している。撮像素子210の受光面210jは超広角レンズ100の像面Imに一致するように配置される。撮像素子210としては例えばCCD素子やCMOS素子等を用いることができる。
また、撮像装置200は、超広角レンズ100のフォーカスを調整するためのフォーカス制御部6を備える。なお、図10には図示されていないが、これらの他に開口絞りStの絞り径を変更するための絞り制御部を備えるようにしてもよい。
以上、実施形態および実施例を挙げて本発明を説明したが、本発明は上記実施形態および実施例に限定されず、種々の変形が可能である。例えば、各レンズの曲率半径、面間隔、屈折率、アッベ数等の値は、上記各数値実施例で示した値に限定されず、他の値をとり得るものである。

Claims (11)

  1. 物体側から順に、正の屈折力を有する第1レンズ群、正の屈折力を有する第2レンズ群、第3レンズ群を配置した実質的に3群からなり、
    前記第1レンズ群は、物体側から順に、物体側に凸面を向けたメニスカス形状をなす正の屈折力を有する第1群第1レンズ、物体側に凸面を向けたメニスカス形状をなす負の屈折力を有する第1群第2レンズ、物体側に凸面を向けたメニスカス形状をなす負の屈折力を有する第1群第3レンズ、曲率半径の絶対値が小さい方のレンズ面を像側に向けた負の屈折力を有する第1群第4レンズ、曲率半径の絶対値が小さい方のレンズ面を像側に向けた正の屈折力を有する第1群第5レンズ、正の屈折力を有するレンズと負の屈折力を有するレンズとが接合された接合レンズである第1群第6レンズ部、物体側に凹面を向けたメニスカス形状をなす第1群第7レンズ、絞り、負の屈折力を有するレンズと正の屈折力を有するレンズとが接合された接合レンズである第1群第8レンズ部からなるものであり、
    前記第2レンズ群は、物体側から順に、正の屈折力を有する単レンズ、もしくは正の屈折力を有するレンズと負の屈折力を有するレンズとが接合された接合レンズである第2群第1レンズ部、正の屈折力を有するレンズと負の屈折力を有するレンズとが接合された接合レンズである第2群第2レンズ部からなるものであり、
    前記第3レンズ群は、少なくとも1枚の正の屈折力を有するレンズを含むものであり、
    下記条件式(1)を満足するものであることを特徴とする超広角レンズ。
    0.8<(T16+T17)/f<2.5 ・・・(1)
    ただし、
    T16:接合レンズである第1群第6レンズ部の厚さ
    T17:第1群第7レンズの厚さ
    f:無限遠物点にフォーカスを合わせた状態でのレンズ全系の焦点距離
  2. 下記条件式(1′)を満足することを特徴とする請求項1記載の超広角レンズ。
    1.0<(T16+T17)/f<2.0 ・・・(1′)
  3. 下記条件式(1″)を満足することを特徴とする請求項1記載の超広角レンズ。
    1.1<(T16+T17)/f<1.9 ・・・(1″)
  4. 下記条件式を満足することを特徴とする請求項1から3のいずれか1項記載の超広角レンズ。
    0.20<f/f16<0.60 ・・・(2)
    ただし、
    f16:接合レンズである第1群第6レンズ部の焦点距離
  5. 下記条件式を満足することを特徴とする請求項4記載の超広角レンズ。
    0.30<f/f16<0.50 ・・・(2′)
  6. 前記第2レンズ群を光軸方向に移動させてフォーカシングを行うものであり、
    下記条件式を満足することを特徴とする請求項1から5のいずれか1項記載の超広角レンズ。
    0.1<f/f2<0.4 ・・・(3)
    ただし、
    f2:第2レンズ群の焦点距離
  7. 下記条件式を満足することを特徴とする請求項6記載の超広角レンズ。
    0.15<f/f2<0.3 ・・・(3′)
  8. 下記条件式を満足することを特徴とする請求項6または7記載の超広角レンズ。
    0.4<Tsum2/f<0.9 ・・・(4)
    ただし、
    Tsum2:第2レンズ群を構成する各レンズの厚みの総和
  9. 下記条件式を満足することを特徴とする請求項8記載の超広角レンズ。
    0.5<Tsum2/f<0.8 ・・・(4′)
  10. 前記第3レンズ群は、物体側から順に、像側に凹面を向けたメニスカス形状をなす負の屈折力を有する第3群第1レンズ、正の屈折力を有するレンズと負の屈折力を有するレンズとが接合された接合レンズである第3群第2レンズ部からなるものであることを特徴とする請求項1から9のいずれか1項記載の超広角レンズ。
  11. 請求項1から10のいずれか1項記載の超広角レンズを備えたことを特徴とする撮像装置。
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