JP5637936B2 - 自動二輪車の車体カバー - Google Patents

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Description

本発明は、乗車用シートに座った乗員の脚部を前方から覆うレッグシールドと、後方側に凹むように湾曲した横断面形状を有して前輪の後方に配置される湾曲壁部ならびに該湾曲壁部の左右両側縁から屈曲して後方に延びるとともに前記レッグシールドの左右両側縁部に前方から連結される一対の側壁部を一体に有するインナーカバーと、車体フレームの前端部を少なくとも前方から覆うフロントカバーとを備える自動二輪車の車体カバーに関する。
このような自動二輪車の車体カバーは、特許文献1で知られている。
特許第4143089号公報
ところで、インナーカバーのうち湾曲壁部の左右両側縁と左右一対の側壁部との連設部、すなわち側壁部の前縁部は、走行風を内側または外側に分散する機能を有しており、走行風の影響を受け易いので、インナーカバーの側壁部の前縁部の剛性を、部品点数を増やすことなく高めたいという要望がある。
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、インナーカバーの側壁部の前縁部の剛性を、部品点数を増やすことなく高めた自動二輪車の車体カバーを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、乗車用シートに座った乗員の脚部を前方から覆うレッグシールドと、後方側に凹むように湾曲した横断面形状を有して前輪の後方に配置される湾曲壁部ならびに該湾曲壁部の左右両側縁から屈曲して後方に延びるとともに前記レッグシールドの左右両側縁部に前方から連結される一対の側壁部を一体に有するインナーカバーと、車体フレームの前端部を少なくとも前方から覆うフロントカバーとを備える自動二輪車の車体カバーにおいて、前記フロントカバーが、前記車体フレームの前端部を前方から覆うフロントカバー主部と、前記車体フレームの前端部を左右両側から覆うようにして前記フロントカバー主部の両側から後方に張出しつつ下方に延びる左右一対の下方延出部とを一体に有し、前記両下方延出部の前縁部が、前記インナーカバーの前記両側壁部の前縁部に沿って延びるとともに、該両下方延出部の前縁部の裏面が前記両側壁部の前縁部に当接されることを第1の特徴とする
発明は、第の特徴の構成に加えて、前記インナーカバーが有する前記側壁部の前縁部に、前記フロントカバーが有する前記下方延出部の前縁部の裏面に当接する平坦な当接面が形成されることを第の特徴とする。
本発明は、第または第の特徴の構成に加えて、前記インナーカバーが有する前記側壁部の前縁部と、前記フロントカバーが有する前記下方延出部の前縁部との当接部の上下幅が、前記前輪を上方から覆うフロントフェンダの側面視での上下幅にほぼ等しく設定されることを第の特徴とする。
本発明は、第〜第の特徴の構成のいずれかに加えて、前記フロントカバーは、前記下方延出部の前縁部から該下方延出部の内側を後方に延びる内側延出部を一体に有し、該内側延出部が、その前方から操作される締結部材で前記インナーカバーの湾曲壁部に締結されることを第の特徴とする。
本発明は、第〜第の特徴の構成のいずれかに加えて、前記フロントカバーが有する前記下方延出部が、前記インナーカバーが有する前記側壁部の外面と、前記下方延出部の後縁部との間に上下に長く延びて後方に開放した開口部を形成するようにして、前記側壁部の外面から離間して配置されることを第の特徴とする。
さらに本発明は、第1〜第の特徴の構成のいずれかに加えて、前記インナーカバーが有する前記側壁部ならびに前記フロントカバーが有する前記下方延出部よりも内方で前記車体フレームに、前記エンジンを制御する制御ユニットが支持され、側面視で前記側壁部および前記下方延出部が重なる部分に前記制御ユニットの少なくとも一部が配置されることを第の特徴とする。
なお実施の形態のねじ部材46が本発明の締結部材に対応する。
本発明の第1の特徴によれば、車体フレームの前端部を左右両側から覆うようにして、フロントカバー主部の両側から後方に張出しつつ下方に延びるフロントカバー左右一対の下方延出部の前縁部が、インナーカバーが一体に有する左右一対の側壁部の前縁部に沿って延びるとともに、該両下方延出部の前縁部の裏面が前記両側壁部の前縁部に当接されるので、インナーカバーの側壁部の前縁部の剛性を高めることができる。しかも従来から用いられているインナーカバーおよびフロントカバーの形状を工夫することで剛性を高めるようにしているので、部品点数の増加を抑制することができる。
その上、フロントカバーの下方延出部の前縁部の裏面が、インナーカバーにおける側壁部の前縁部に当接されることで、上方に位置するフロントカバーが下方に位置するインナーカバーの外側に重なることになるから、下方延出部で側壁部を覆うようにして、フロントカバーおよびインナーカバーの合わせ面からの雨水の浸入を抑制することができる。
本発明の第の特徴によれば、側壁部の前縁部に形成される平坦な当接面が下方延出部の前縁部の裏面に当接するので、効率よく剛性を高めることができる。
本発明の第の特徴によれば、インナーカバーの側壁部の前縁部と、フロントカバーの下方延出部の前縁部とが、フロントフェンダの側面視での上下幅にほぼ等しい幅で当接するので、フロントフェンダの側方を通過して集められた走行風を受ける部分でのインナーカバーの側壁部の前縁部の剛性を効率よく高めることができる。
本発明の第の特徴によれば、下方延出部の前縁部から該下方延出部の内側を後方に延びる内側延出部をフロントカバーが一体に有し、その内側延出部がインナーカバーの湾曲壁部に締結されるので、フロントカバーおよびインナーカバーの締結部を外部から視認し難くし、外観意匠性が向上する。
本発明の第の特徴によれば、インナーカバーの側壁部の外面と、フロントカバーの下方延出部の後縁部との間に、上下に長く延びて後方に開放した開口部が形成されるので、フロントカバーおよびインナーカバーを細く見せる視覚効果を得ることができ、車体カバーのうち自動二輪車の前部周辺の部分が大型化しても外観から得られる印象を変更することができる。
さらに本発明の第の特徴によれば、インナーカバーの側壁部およびフロントカバーの下方延出部よりも内方に、エンジンを制御する制御ユニットが車体フレームに支持されるようにして配置され、側面視で側壁部および下方延出部が重なる部分に制御ユニットの少なくとも一部が配置されるので、フロントカバーおよびインナーカバーの外側方からの外力に対して制御ユニットを効果的に保護することができる。
自動二輪車の側面図である。 フロントカバー、インナーカバーおよびフロントフェンダを図1の2矢視方向から見た図である。 インナーカバーの側面図である。 図3の4矢視方向から見たインナーカバーの斜視図である。 図1の5−5線拡大断面図である。 図1の6−6線拡大断面図である。 図1の7−7線拡大断面図である。 分解された状態の下部レッグシールドおよび上部レッグシールドを図1の8矢視方向から見た図である。 フロントカバーを省略した状態での図2の9矢視図である。
本発明の実施の形態について、添付の図1〜図9を参照しながら説明する。なお以下の説明で上下、前後および左右の各方向は、自動二輪車に搭乗した乗員から見た方向を指すものとする。
先ず図1において、スクータ型の自動二輪車の車体フレームFは、その前端のヘッドパイプ11と、該ヘッドパイプ11に前端部が結合されるメインフレーム12と、車幅方向に延びて前記メインフレーム12の後部に設けられるクロスパイプ13と、該クロスパイプ13の両端部に前端部がそれぞれ連設される左右一対のリヤフレーム14,14とを備える。
前記ヘッドパイプ11には、中空のステアリングステム15が回転可能に支承され、このステアリングステム15の上端部に棒状の操向ハンドル16が連結され、前輪WFを支持するフロントフォーク17が前記ステアリングステム15の下端部に連結される。
前記メインフレーム12は、前記ヘッドパイプ11から後下がりに傾斜したダウンフレーム部12aと、該ダウンフレーム部12aの後端からほぼ水平にして後方に延びるロアフレーム部12bとを一体に有し、単一のパイプが屈曲成形されて成る。また前記リヤフレーム14は、前記クロスパイプ13から後上がりに傾斜して上方に延びる立ち上がりフレーム部14aと、該立ち上がりフレーム部14aの上端から該立ち上がりフレーム部14aよりも緩やかな傾斜角度で後ろ上がりに傾斜しつつ後方に延びるシートレール部14bとを一体に有し、単一のパイプが屈曲成形されて成る。
前記車体フレームFにおける両リヤフレーム14…の前部すなわち立ち上がりフレーム部14aの下部には、後輪WRの前方側に配置されるエンジンEと、前記後輪WRの左側方に配置される伝動装置Mとから成るユニットスイング式のパワーユニットPが、上下に揺動することを可能としつつリンク機構18を介して揺動可能に支承され、後輪WRは該パワーユニットPの後部に軸支される。また左右一対のリヤフレーム14…のうち左側のリヤフレーム14のシートレール部14bの後部および前記伝動装置Mの後部間にはリヤクッションユニット19が設けられる。
前記後輪WRの左側方かつ前記伝動装置Mの上方には、前記エンジンEが備える吸気系20の一部を構成するエアクリーナ21が、前記伝動装置Mで支持されるようにして配置され、前記エンジンEが備える排気系22の一部を構成する排気マフラー23が前記後輪WRの右側方に配置される。
車体フレームFにおける両リヤフレーム14…の前部間には、前記エンジンEの上方に配置される収納ボックス24が支持されており、該収納ボックス24を上方から覆うタンデム型の乗車用シート26が開閉可能として前記収納ボックス24の前側上部に支持される。さらに収納ボックス24の後方には、前記両リヤフレーム14で支持される燃料タンク25が前記乗車用シート26で覆われるようにして配置される。
前記車体フレームF、前記エンジンE、前記収納ボックス24および前記燃料タンク25は、車体カバー28で覆われており、この車体カバー28は、前記乗車用シート26に座った乗員の脚部を前方から覆うレッグシールド29と、このレッグシールド29の左右両側縁部に前方から連結されるインナーカバー30と、車体フレームFの前端部を少なくとも前方から覆うフロントカバー31と、前記ステアリングステム15を後方から覆うようにして前記フロントカバー31の上部に後方から連結されるセンターカウル32と、前記レッグシールド29の下部に連設されるステップフロア33と、前記メインフレーム12におけるロアフレーム部12bを側方から覆って前記インナーカバー30の左右両側下端から後方に延びるとともに前記ステップフロア33の両側に連設されるサイドアンダーカウル34と、前記乗車用シート26の下方で前記収納ボックス24を前方から覆うアンダーフロントカバー35と、前記乗車用シート26の下方で前記収納ボックス24とともに前記リヤフレーム14の前部を側方から覆って前記アンダーフロントカバー35の左右両側に連設される左右一対のサイドカバー36…と、前記燃料タンク25とともに前記リヤフレーム14の後部を左側方から覆うようにして前記サイドカバー36…に連設される左右一対のリヤサイドカバー37…とを備える。
また前記前輪WFは、前記フロントフォーク17で支持されるフロントフェンダ38で上方から覆われ、前記後輪WRは、前記リヤサイドカバー37…の後部から下方に垂下されるように配置されるリヤフェンダ39で後側上方から覆われる。また前記操向ハンドル16の中央部はハンドルカバー40で覆われる。
図2を併せて参照して、前記フロントカバー31は、車体フレームFの前端部であるヘッドパイプ11を前方から覆うフロントカバー主部31aと、前記車体フレームFの前端部である前記ヘッドパイプ11および前記メインフレーム12の上部を左右両側から覆うようにして前記フロントカバー主部31aの下部両側から後方に張出しつつ下方に延びる左右一対の下方延出部31b,31bと、それらの下方延出部31b…の前縁部から該下方延出部31b…の内側を後方に延びる内側延出部31c,31cとを一体に有する。
前記フロントカバー主部31aには、左右に分かれたヘッドランプ41,41と、それらのヘッドパイプ41…の上方にそれぞれ配置されるウインカ42,42とが配設される。
図3〜図7を併せて参照して、前記インナーカバー30は、前記メインフレーム12におけるダウンフレーム部12aの前方かつ前記前輪WFの後方に配置されて後方側に凹むように湾曲した横断面形状を有する湾曲壁部30aと、該湾曲壁部30aの左右両側縁から屈曲して後方に延びるとともに前記湾曲壁部30aの上端よりも上方に延びる左右一対の側壁部30b,30bと、前記湾曲壁部30aの下端および前記両側壁部30b…の下端から後方に屈曲した折り返し部30cとを一体に有する。
而して前記フロントカバー31が一体に備える左右一対の下方延出部31b…の前縁部は、前記インナーカバー30が一体に備える左右一対の側壁部30b…の前縁部に沿って延びるとともに前記両側壁部30b…の前縁部に当接されるものであり、下方延出部31b…の前縁部の裏面が、前記側壁部30b…の前縁部に当接される。
しかも前記側壁部30b…の前縁部には、前記下方延出部31b…の前縁部の裏面に形成された平坦な当接受け面31d,31dに当接する平坦な当接面43,43が形成される。また前記側壁部30b…の前縁部と、前記下方延出部31b…の前縁部との当接部の上下方向の幅Wは、前記フロントフェンダ38の側面視での上下幅にほぼ等しく設定される。
また前記インナーカバー30における湾曲壁部30aの左右両側上部には、後方に突出する取付けボス44,44が一体に設けられており、それらの取付けボス44…に対応する部分で前記湾曲壁部30aの左右両側部前面に当接する有底の取付け筒部45,45が、前記フロントカバー31が一体に有する内側延出部31c…の後部から後方に突出するようにして前記内側延出部31c…に一体に設けられる。而して前記取付け筒部45…に前方から挿入される締結部材であるねじ部材46,46を前記内側延出部31c…の前方から回転操作することで、前記内側延出部31c…が前記インナーカバー30の湾曲壁部30aに締結されることになる。
ところで前記下方延出部31b…は、前記インナーカバー30が有する前記側壁部30b…の外面から離間して配置されており、これにより、前記下方延出部3b…の後縁部および前記側壁部3b…外面との間には、上下に長く延びて後方に開放した開口部47…が形成される。
また前記インナーカバー30における前記折り返し部30cの左右両側には、ステップフロア33に締結するための取付け部48,48が内方側に凹むようにして一体に設けられ、それらの取付け部48…よりも内方に配置される左右一対の取付け部49,49が、後方に突出するようにして前記折り返し部30cに設けられ、それらの取付け部49…は前記サイドアンダーカウル34に締結される。
前記インナーカバー30において、左右一対の前記側壁部30b…の側縁部には、前記湾曲壁部30aの左右両側に対応する部分で上下に間隔をあけて一対ずつ配置される取付けボス50,50…が後方に突出するようにして一体に設けられるとともに、前記側壁部30b…の最上端に位置する取付け部53,53が一体に設けられる。
図8を併せて参照して、前記レッグシールド29には、前記各取付けボス50,50…の突出端に当接するようにしてレッグシールド29の左右両側縁部から前方に突出する有底の取付け筒部51,51…と、前記取付け部53…に当接するようにして前記レッグシールド29の左右両側上部から前方に突出する左右一対の取付け筒部54,54とが一体に設けられる。
而して前記取付け筒部51,51…に後方から挿入されるねじ部材51,51…が前記取付けボス50,50…にねじ込まれるとともに、前記取付け筒部54…に後方から挿入されるねじ部材(図示せず)で取付け筒部54…が前記取付け部53…に締結されることで、前記インナーカバー30の側壁部30b…が前記レッグシールド29の左右両側縁部に前方から連結される。
図9を併せて参照して、前記センターカウル32の上部両側には前方に向けて突出する有底の上取付け筒部55,55が一体に設けられ、前記センターカウル32の下部両側には前方に向けて突出する有底の下取付け筒部56,56が一体に設けられており、上取付け筒部55…に挿通されるねじ部材57…がフロントカバー31のフロントカバー主部31aに螺合され、下取付け筒部56…に挿通されるねじ部材58…がフロントカバー31のフロントカバー主部31aに螺合されることで、前記センターカウル33がフロントカバー31に連結される。
図8に注目して、前記レッグシールド29は、その上部で前記センターカウル32の下部の一部を後方から覆うように配置されるものであり、センターカウル32の下部中央には、四角形の各頂部に位置するように配置された4つの有底状の取付け筒部61,61…が後方に突出するようにして一体に設けられ、前記レッグシールド29の上部には、前記取付け筒部61,61…に個別に対応した取付けボス63,63…が前方に突出するようにして一体に設けられ、前方から各取付け筒部61,61…に挿通されたねじ部材(図示せず)が前記各取付けボス63,63…にねじ込まれる。
またセンターカウル32の下部両側には側方に突出した耳部32a,32aが設けられており、それらの耳部32a…には前方に突出した取付けボス62,62が一体に突設される。一方、前記レッグシールド29の両側上部には、図9で示すように、前記耳部32a…の取付けボス62…に前方から当接する取付け部64,64が上方に突出するようにして設けられており、取付け部64…に挿通されるねじ部材65…が前記取付けボス62…にねじ込まれる。
前記センターカウル32の左側下部には、前記フロントカバー31における左側の側壁部31bの上方で左側方に開口する第1の収容凹部66を前記レッグシールド29の左側上部と協働して形成するための第1の凹部形成壁部32bが設けられ、前記センターカウル32の右側下部には、前記フロントカバー31における右側の側壁部31bの上方で右側方に開口する第2の収容凹部67を前記レッグシールド29の右側上部と協働して形成するための第2の凹部形成壁部32cが設けられており、第1の収容凹部66は第2の収容凹部67よりも深く設定される。
第1の凹部形成壁32bの下部には、下方に突出する一対の取付け部68,68が設けられ、レッグシールド29にはそれらの取付け部68…に当接する取付けボス69,69が前方に突出するようにして一体に設けられ、取付け部68…に挿通されたねじ部材(図示せず)が前記取付けボス69…にねじ込まれる。また第2の凹部形成壁32bの下部には、下方に突出する取付け部70が設けられ、レッグシールド29にはその取付け部70に当接する取付けボス71が前方に突出するようにして一体に設けられ、取付け部70に挿通されたねじ部材72(図9参照)が前記取付けボス71にねじ込まれる。
前記センターカウル32の右側には、第2の収容凹部67の上方に位置するようにして矩形の開口部74が設けられており、その開口部74を塞ぐように配置される蓋部材75には、図示しないキーシリンダ用のキーを差し込むためのキー孔76が設けられるとともに、燃料タンク24のリッドの閉鎖状態を解錠するためのスイッチならびに乗車用シート26のロック状態を解除するためのスイッチを操作する操作子77が配設される。
また第1の収容凹部66に比べて浅く形成される第2の収容凹部67の下方で、前記車体フレームFの前端部のヘッドパイプ11の右側には、エンジンEを制御する制御ユニット79が、前記ヘッドパイプ11に固定されるステイ78で支持されるようにして配置されており、前記ヘッドパイプ11の前方には、該ヘッドパイプ11に固定されるステイ80で支持されるようにしてバッテリ81が配置される。
しかも前記制御ユニット79は、前記インナーカバー30が有する右側の前記側壁部30bならびに前記フロントカバー31が有する右側の前記下方延出部31bよりも内方に配置されるものであり、側面視で右側の前記側壁部30bおよび右側の前記下方延出部31bが重なる部分に前記制御ユニット79の少なくとも一部が配置される。
次にこの実施の形態の作用について説明すると、車体カバー28は、後方側に凹むように湾曲した横断面形状を有して前輪WFの後方に配置される湾曲壁部30aならびに該湾曲壁部30aの左右両側縁から屈曲して後方に延びるとともにレッグシールド29の左右両側縁部に前方から連結される一対の側壁部30bを一体に有するインナーカバー30と車体フレームFの前端部を少なくとも前方から覆うフロントカバー31とを有しており、フロントカバー31が、車体フレームFの前端部を前方から覆うフロントカバー主部31aと、車体フレームFの前端部を左右両側から覆うようにして前記フロントカバー主部31aの両側から後方に張出しつつ下方に延びる左右一対の下方延出部31b…とを一体に有し、両下方延出部31b…の前縁部が、インナーカバー30の両側壁部30b…の前縁部に沿って延びるとともに、該両下方延出部31b…の前縁部の裏面が前記両側壁部30b…の前縁部に当接されるので、インナーカバー30の側壁部30b…の前縁部の剛性を高めることができる。しかも従来から用いられているインナーカバー30およびフロントカバー31の形状を工夫することで剛性を高めるようにしているので、部品点数の増加を抑制することができる。
その上、フロントカバー31が有する下方延出部31b…の前縁部の裏面が、インナーカバーが有する側壁部30b…の前縁部に当接されることで、上方に位置するフロントカバー31が下方に位置するインナーカバー30の外側に重なることになるから、下方延出部31b…で側壁部30b…を覆うようにして、フロントカバー31およびインナーカバー30の合わせ面からの雨水の浸入を抑制することができる。
またインナーカバー30が有する側壁部30b…の前縁部に、フロントカバー31が有する下方延出部31b…の前縁部の裏面に当接する平坦な当接面43…が形成されるので、側壁部30b…の前縁部の平坦な当接面43…が下方延出部31b…の前縁部の裏面に当接するようにして効率よく剛性を高めることができる。
またインナーカバー30が有する側壁部30b…の前縁部と、フロントカバー31が有する下方延出部31b…の前縁部との当接部の上下幅Wが、フロントフェンダ38の側面視での上下幅にほぼ等しく設定されるので、フロントフェンダ38の側方を通過して集められた走行風を受ける部分でのインナーカバー30の側壁部30b…の前縁部の剛性を効率よく高めることができる。
しかもフロントカバー31は、下方延出部31b…の前縁部から該下方延出部31b…の内側を後方に延びる内側延出部31c…を一体に有し、該内側延出部31c…が、その前方から操作されるねじ部材46…でインナーカバー30の湾曲壁部30aに締結されるので、フロントカバー31およびインナーカバー30の締結部を外部から視認し難くし、外観意匠性が向上する。
フロントカバー31が有する下方延出部31b…が、インナーカバー30が有する側壁部30b…の外面と、下方延出部31b…の後縁部との間に上下に長く延びて後方に開放した開口部47…を形成するようにして、側壁部30b…の外面から離間して配置されるので、フロントカバー31およびインナーカバー30を細く見せる視覚効果を得ることができ、車体カバー28のうち自動二輪車の前部周辺の部分が大型化しても外観から得られる印象を変更することができる。
さらにインナーカバー30の右側の側壁部30bおよびフロントカバー31の右側の下方延出部31bよりも内方に、エンジンEを制御する制御ユニット79が車体フレームFの前端部のヘッドパイプ11で支持されるようにして配置され、側面視で右側の側壁部30bおよび右側の下方延出部31bが重なる部分に制御ユニット79の少なくとも一部が配置されるので、フロントカバー31およびインナーカバー30の外側方からの外力に対して制御ユニット79を効果的に保護することができる。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明を逸脱することなく種々の設計変更を行うことが可能である。
26・・・乗車用シート
28・・・車体カバー
29・・・レッグシールド
30・・・インナーカバー
30a・・・湾曲壁部
30b・・・側壁部
31・・・フロントカバー
31a・・・フロントカバー主部
31b・・・下方延出部
31c・・・内側延出部
38・・・フロントフェンダ
43・・・当接面
46・・・締結部材であるねじ部材
47・・・開口部
79・・・制御ユニット
E・・・エンジン
F・・・車体フレーム
W・・・上下幅
WF・・・前輪

Claims (6)

  1. 乗車用シート(26)に座った乗員の脚部を前方から覆うレッグシールド(29)と、後方側に凹むように湾曲した横断面形状を有して前輪(WF)の後方に配置される湾曲壁部(30a)ならびに該湾曲壁部(30a)の左右両側縁から屈曲して後方に延びるとともに前記レッグシールド(29)の左右両側縁部に前方から連結される一対の側壁部(30b)を一体に有するインナーカバー(30)と、車体フレーム(F)の前端部を少なくとも前方から覆うフロントカバー(31)とを備える自動二輪車の車体カバーにおいて、
    前記フロントカバー(31)が、前記車体フレーム(F)の前端部を前方から覆うフロントカバー主部(31a)と、前記車体フレーム(F)の前端部を左右両側から覆うようにして前記フロントカバー主部(31a)の両側から後方に張出しつつ下方に延びる左右一対の下方延出部(31b)とを一体に有し、前記両下方延出部(31b)の前縁部が、前記インナーカバー(30)の前記両側壁部(30b)の前縁部に沿って延びるとともに、該両下方延出部(31b)の前縁部の裏面が前記両側壁部(30b)の前縁部に当接されることを特徴とする自動二輪車の車体カバー。
  2. 前記インナーカバー(30)が有する前記側壁部(30b)の前縁部に、前記フロントカバー(31)が有する前記下方延出部(31b)の前縁部の裏面に当接する平坦な当接面(43)が形成されることを特徴とする請求項記載の自動二輪車の車体カバー。
  3. 前記インナーカバー(30)が有する前記側壁部(30b)の前縁部と、前記フロントカバー(31)が有する前記下方延出部(31b)の前縁部との当接部の上下幅が、前記前輪(WF)を上方から覆うフロントフェンダ(38)の側面視での上下幅にほぼ等しく設定されることを特徴とする請求項または記載の自動二輪車の車体カバー。
  4. 前記フロントカバー(31)は、前記下方延出部(31b)の前縁部から該下方延出部(31b)の内側を後方に延びる内側延出部(31c)を一体に有し、該内側延出部(31c)が、その前方から操作される締結部材(46)で前記インナーカバー(30)の湾曲壁部(30a)に締結されることを特徴とする請求項のいずれかに記載の自動二輪車の車体カバー。
  5. 前記フロントカバー(31)が有する前記下方延出部(31b)が、前記インナーカバー(30)が有する前記側壁部(30b)の外面と、前記下方延出部(31b)の後縁部との間に上下に長く延びて後方に開放した開口部(47)を形成するようにして、前記側壁部(30b)の外面から離間して配置されることを特徴とする請求項のいずれかに記載の自動二輪車の車体カバー。
  6. 前記インナーカバー(30)が有する前記側壁部(30b)ならびに前記フロントカバー(31)が有する前記下方延出部(31b)よりも内方で前記車体フレーム(F)に、前記エンジン(E)を制御する制御ユニット(79)が支持され、側面視で前記側壁部(30b)および前記下方延出部(31b)が重なる部分に前記制御ユニット(79)の少なくとも一部が配置されることを特徴とする請求項1〜のいずれかに記載の自動二輪車の車体カバー。
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