JP5635721B1 - 撮像システム - Google Patents

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Abstract

撮像システムは、光源部と、ローリングシャッタ方式の撮像動作を行う受光部を具備するイメージセンサ部と、受光部で同一フレーム内の最初のラインの読出が開始されるタイミング、または、受光部で同一フレーム内の最後のラインの読出が完了したタイミングのいずれか一方を示すトリガ信号を出力するトリガ信号出力部と、トリガ信号に基づき、画像をNフレーム分加算して出力する画像加算部と、トリガ信号が入力されてから所定の遅延期間が経過した後で光源部による発光を開始させるとともに、受光部の最初のラインにおけるN−1フレーム目の読出が完了した後からNフレーム目の読出が開始される前までに光源部による発光を終了させる光源制御部と、を有する。

Description

本発明は、撮像システムに関し、特に、CMOSイメージセンサを用いて被写体の画像を取得する撮像システムに関するものである。
CMOSイメージセンサ(以降、CMOS撮像素子とも称する)を用いて好適に被写体を撮像するための様々な技術が従来提案されている。
具体的には、例えば、日本国特開2009−136447号公報には、CMOS撮像素子に対して供給されるフィールド信号により定められる1フィールド分の期間内における、所定の期間(非読出期間)に光源をパルス発光させる一方で、当該所定の期間以外の期間(読出期間)に当該光源の発光を停止させるように構成された内視鏡システムが開示されている。換言すると、日本国特開2009−136447号公報には、非読出期間を有さない通常のローリングシャッタ方式とは異なる他の方式でCMOS撮像素子を動作させつつ光源の発光状態を制御することにより、CMOS撮像素子により取得される画像の明るさムラを抑制するための手法が開示されている。
ところで、CMOS撮像素子におけるローリングシャッタ方式の撮像動作に起因して、生じる画像の明るさムラを抑制するためには、例えば、CMOS撮像素子における読出のタイミングに基づく適切なタイミングで照明光の照射を行うことが望ましい。
しかし、日本国特開2009−136447号公報には、CMOS撮像素子におけるローリングシャッタ方式の撮像動作に起因して生じる画像の明るさムラを抑制するための具体的な手法について特に開示等されていない。
本発明は、前述した事情に鑑みてなされたものであり、CMOS撮像素子におけるローリングシャッタ方式の撮像動作に起因して生じる画像の明るさムラを抑制することが可能な撮像システムを提供することを目的としている。
本発明の一態様の撮像システムは、被写体からの光を受光し、所定の時間周期で露光及び読出が行われるローリングシャッタ方式の撮像動作を行うイメージセンサと、前記イメージセンサから前記所定の時間周期で露光及び読出しを行うように制御するための駆動信号を生成するジェネレータと、前記イメージセンサから読み出された所定のフレームの撮像信号から、前記所定のフレームを1番目としてN(Nは2以上の整数)番目のフレームの撮像信号までを加算して出力するように構成された加算部と、前記被写体を照明するための光を発する光源と、前記イメージセンサから前記所定のフレームにおける最初のラインの読出が開始される第1のタイミング、または、前記イメージセンサから前記所定のフレームの直前のフレームにおける最後のラインの読出が完了した第2のタイミングのいずれか一方を示すトリガ信号を出力するように構成されたトリガ信号出力部と、前記トリガ信号出力部からのトリガ信号が入力されてから前記光源部による発光を開始させるとともに、前記所定のフレームを基準としてN−1番目のフレームにおける最初のラインの読出が完了してから、N番目のフレームにおける最初のラインの読出が開始される前までに前記光源による発光を終了させるための制御を行うように構成された光源制御部と、を有する。
第1の実施例に係る撮像システムの要部の構成を示す図。 第1の実施例に係る画像加算部の具体的な構成の一例を示すブロック図。 第1の実施例に係る撮像システムにおいて行われる動作を説明するための図。 第1の実施例の変形例に係る画像加算部の具体的な構成の一例を示すブロック図。 第1の実施例の変形例に係る撮像システムにおいて行われる動作を説明するための図。 第2の実施例に係る撮像システムの要部の構成を示す図。 第2の実施例に係る画像加算部の具体的な構成の一例を示すブロック図。 第2の実施例に係る撮像システムにおいて行われる動作を説明するための図。 第2の実施例の変形例に係る画像加算部の具体的な構成の一例を示すブロック図。 第2の実施例の変形例に係る撮像システムにおいて行われる動作を説明するための図。 第3の実施例に係る撮像システムの要部の構成を示す図。 第3の実施例に係る画像加算部の具体的な構成の一例を示すブロック図。 第3の実施例に係る撮像システムにおいて行われる動作を説明するための図。 第3の実施例の変形例に係る画像加算部の具体的な構成の一例を示すブロック図。 第3の実施例の変形例に係る撮像システムにおいて行われる動作を説明するための図。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しつつ説明を行う。
(第1の実施例)
図1から図5は、本発明の第1の実施例に係るものである。図1は、第1の実施例に係る撮像システムの要部の構成を示す図である。
撮像システム101は、図1に示すように、被写体を撮像して画像データを取得する撮像装置としての機能を備えた内視鏡1と、当該被写体を照明するための照明光を発する光源装置2と、内視鏡1により取得された画像データに基づく映像信号を生成して出力するプロセッサ3と、プロセッサ3から出力される映像信号に応じた観察画像等を表示するモニタ4と、を有して構成されている。
内視鏡1は、例えば、体腔内に挿入可能な細長形状の挿入部を有して構成されている。また、内視鏡1は、挿入部の先端部に設けられたCMOSイメージセンサ11と、モード切替スイッチ12と、を有して構成されている。さらに、内視鏡1の内部には、光源装置2において発せられた照明光を伝送して被写体に照射することができるように構成されたライトガイド5が挿通配置されている。
CMOSイメージセンサ11は、受光部111と、信号処理部112と、タイミングジェネレータ(以降、TGと略記する)113と、を有して構成されている。
受光部111は、最上段に位置する1番目のラインL1から最下段に位置するN番目のラインLNの各ライン毎にそれぞれ複数の画素を具備して構成されている。また、受光部111は、TG113から出力される撮像制御信号に基づき、所定の時間周期で露光及び読出が行われるローリングシャッタ方式の撮像動作を行うように構成されている。さらに、受光部111は、ライトガイド5を介して被写体へ出射された照明光に応じて発生する戻り光を受光し、当該受光した戻り光に応じた電気信号を生成して出力することができるように構成されている。
信号処理部112は、受光部111から出力される電気信号に対してA/D変換処理等の信号処理を施すことにより画像データを生成し、当該生成した画像データをプロセッサ3へ出力するように構成されている。
TG113は、プロセッサ3から出力される読出開始信号に基づき、後述のような撮像制御信号を生成して出力するように構成されている。
モード切替スイッチ12は、ユーザの操作に応じ、撮像システム101の観察モードを白色光観察モードまたは特殊光観察モードのいずれかに設定するための指示をプロセッサ3に対して行うことができるように構成されている。
光源装置2は、光源制御部21と、白色光用LED群221及び特殊光用LED群222を備えたLEDユニット22と、を有して構成されている。
光源制御部21は、プロセッサ3から出力されるシステム制御信号に基づき、撮像システム101の観察モードが白色光観察モードに設定されたことを検出した場合においては、白色光用LED群221に属する各LEDを同時かつ連続的に発光させるとともに、特殊光用LED群222に属する各LEDを消光させるための発光制御信号を生成し、当該生成した発光制御信号をLEDユニット22へ出力するように構成されている。また、光源制御部21は、プロセッサ3から出力されるシステム制御信号に基づき、撮像システム101の観察モードが特殊光観察モードに設定されたことを検出した場合においては、白色光用LED群221に属する各LEDを消光させるとともに、プロセッサ3から出力される読出開始信号に応じたタイミングで特殊光用LED群222に属する各LEDを発光及び/または消光させるための発光制御信号を生成し、当該生成した発光制御信号をLEDユニット22及びプロセッサ3へ出力するように構成されている。
白色光用LED群221は、例えば、1以上のLEDを具備し、当該1以上のLEDの同時発光により白色光を発するように構成されている。
特殊光用LED群222は、例えば、第1の波長帯域の光(以降、A光と称する)を発する第1のLEDと、当該第1の波長帯域とは異なる第2の波長帯域の光(以降、B光と称する)を発する第2のLEDと、を具備し、蛍光観察または狭帯域光観察等の特殊光観察に用いられる光を発するように構成されている。
すなわち、以上に述べたような構成によれば、白色光観察モード時には、白色光用LED群221において発せられた白色光が照明光としてライトガイド5(内視鏡1)に供給される。また、以上に述べたような構成によれば、特殊光観察モード時には、特殊光用LED群222における第1及び第2のLEDの発光状態に応じた光が照明光としてライトガイド5(内視鏡1)に供給される。
プロセッサ3は、セレクタ31と、画像加算部32と、画像処理部33と、駆動信号生成部34と、制御部35と、を有して構成されている。
セレクタ31は、制御部35から出力されるシステム制御信号に基づき、撮像システム101の観察モードが白色光観察モードに設定されたことを検出した場合においては、CMOSイメージセンサ11から出力される画像データを画像処理部33へ出力するように構成されている。また、セレクタ31は、制御部35から出力されるシステム制御信号に基づき、撮像システム101の観察モードが特殊光観察モードに設定されたことを検出した場合においては、CMOSイメージセンサ11から出力される画像データを画像加算部32へ出力するように構成されている。
画像加算部32は、光源制御部21から出力される発光制御信号と、駆動信号生成部34から出力される読出開始信号と、に基づき、特殊光観察モード時にセレクタ31から出力される画像データを加算合成し、当該加算合成した画像データを画像処理部33へ出力するように構成されている。図2は、第1の実施例に係る画像加算部の具体的な構成の一例を示すブロック図である。
具体的には、画像加算部32は、例えば、図2に示すように、セレクタ31の後段に設けられたセレクタ321と、セレクタ321の後段に並列に設けられたメモリ322、323、324及び325と、メモリ322〜325の後段に設けられたセレクタ327と、セレクタ327の後段に並列に設けられた加算回路328及び329と、を有して構成されている。
セレクタ321は、光源制御部21から出力される発光制御信号と、駆動信号生成部34から出力される読出開始信号と、に基づき、セレクタ31を経て入力される画像データをメモリ322〜325のうちのいずれか1つへ出力するように構成されている。
メモリ322〜325は、例えば、セレクタ321から出力される画像データを1フレーム分格納することが可能なフレームメモリ等により構成されている。
セレクタ327は、光源制御部21から出力される発光制御信号と、駆動信号生成部34から出力される読出開始信号と、に基づき、メモリ322〜325に格納された画像データを加算回路328または329のいずれかへ同時に出力するように構成されている。
加算回路328及び329は、セレクタ327から同時に出力される複数フレーム分の画像データに対して加算処理を施し、当該加算処理を施した画像データを画像処理部33へ出力するように構成されている。
画像処理部33は、制御部35から出力されるシステム制御信号に基づき、白色光観察モードに応じた画像処理をセレクタ31から出力される画像データに対して施すことにより映像信号を生成し、当該生成した映像信号をモニタ4へ出力するように構成されている。また、画像処理部33は、制御部35から出力されるシステム制御信号に基づき、特殊光観察モードに応じた画像処理を画像加算部32から出力される画像データに対して施すことにより映像信号を生成し、当該生成した映像信号をモニタ4へ出力するように構成されている。
駆動信号生成部34は、受光部111のラインL1の読出を開始させるタイミングを示す読出開始信号を、画像の取得に係るフレームレートに応じた期間T毎に1回ずつ生成し、当該生成した読出開始信号をCMOSイメージセンサ11、光源制御部21及び画像加算部32へ出力するように構成されている。
すなわち、本実施例の撮像システム101によれば、駆動信号生成部34がトリガ信号出力部としての機能を具備しているとともに、駆動信号生成部34から出力される読出開始信号がトリガ信号としての機能を具備している。
制御部35は、モード切替スイッチ12においてなされた指示に基づき、撮像システム101の観察モードを白色光観察モードまたは特殊光観察モードのいずれかに設定するためのシステム制御信号を生成し、当該生成したシステム制御信号を光源制御部21、セレクタ31及び画像処理部33へ出力するように構成されている。
続いて、以上に述べたような構成を具備する撮像システム101の作用について説明する。
ユーザは、撮像システム101の各部の電源を投入した後、モード切替スイッチ12を操作することにより、撮像システム101の観察モードを白色光観察モードに設定するための指示を行う。
制御部35は、モード切替スイッチ12においてなされた指示に基づき、撮像システム101の観察モードを白色光観察モードに設定するためのシステム制御信号を生成し、当該生成したシステム制御信号を光源制御部21、セレクタ31及び画像処理部33へ出力する。
駆動信号生成部34は、受光部111のラインL1の読出を開始させるタイミングを示す読出開始信号を、画像の取得に係るフレームレートに応じた期間T毎に1回ずつ生成し、当該生成した読出開始信号をTG113、光源制御部21及び画像加算部32へ出力する。
TG113は、駆動信号生成部34から期間T毎に1回ずつ出力される読出開始信号に基づき、各ラインの露光期間を当該期間Tに一致させるとともに、ラインLNの露光が開始された略直後のタイミングにおいて、ラインL1の露光を完了させて読出を開始させるための撮像制御信号を生成して受光部111へ出力する。
一方、光源制御部21は、制御部35から出力されるシステム制御信号に基づき、撮像システム101の観察モードが白色光観察モードに設定されたことを検出すると、白色光用LED群221に属する各LEDを同時かつ連続的に発光させるとともに、特殊光用LED群222に属する各LEDを消光させるための発光制御信号を生成してLEDユニット22へ出力する。そして、このような発光制御信号の出力に応じ、白色光用LED群221から発せられる白色光がライトガイド5に供給され、さらに、ライトガイド5を経て照射された白色光により被写体が照明される。
受光部111は、TG113から出力される撮像制御信号に基づいてローリングシャッタ方式で撮像動作を行うことにより、被写体に照射された白色光の戻り光を受光し、当該受光した戻り光に応じた電気信号を生成して出力する。
信号処理部112は、受光部111から出力される電気信号に対してA/D変換処理等の信号処理を施すことにより画像データを生成し、当該生成した画像データをセレクタ31へ出力する。
セレクタ31は、制御部35から出力されるシステム制御信号に基づき、信号処理部112から出力される画像データを画像処理部33へ出力するように動作する。
画像処理部33は、制御部35から出力されるシステム制御信号に基づき、白色光観察モードに応じた画像処理をセレクタ31から出力される画像データに対して施すことにより映像信号を生成し、当該生成した映像信号をモニタ4へ出力する。具体的には、画像処理部33は、セレクタ31から出力される画像データに対し、例えば、ホワイトバランス調整及びゲイン調整等の処理を施すことにより映像信号を生成し、当該生成した映像信号をモニタ4へ出力する。
一方、ユーザは、白色光観察モードにおいてモニタ4に表示される観察画像を確認しながら内視鏡1の挿入部を操作することにより、当該挿入部の先端部を体腔内の所望の被写体を撮像可能な位置に配置する。そして、ユーザは、前述のように挿入部の先端部を配置した状態において、モード切替スイッチ12を操作することにより、撮像システム101の観察モードを特殊光観察モードに設定するための指示を行う。
制御部35は、モード切替スイッチ12においてなされた指示に基づき、撮像システム101の観察モードを特殊光観察モードに設定するためのシステム制御信号を生成し、当該生成したシステム制御信号を光源制御部21、セレクタ31及び画像処理部33へ出力する。
ここで、撮像システム101が特殊光観察モードに設定された際に行われる具体的な動作について説明する。図3は、第1の実施例に係る撮像システムにおいて行われる動作を説明するための図である。なお、以降においては、受光部111の最上段に位置するラインL1の読出が同一フレーム内で最初に行われるとともに、受光部111の最下段に位置するラインLNの読出が同一フレーム内で最後に行われるものとして説明を行う。
TG113は、駆動信号生成部34から期間T毎に1回ずつ出力される読出開始信号に基づき、フレームF1のラインLNの露光が開始された略直後のタイミングに相当する時刻T1において、フレームF1のラインL1の露光を完了させて読出を開始させるための撮像制御信号を生成して受光部111へ出力する。
光源制御部21は、駆動信号生成部34からの読出開始信号が入力された時刻T1から遅延期間Δt1が経過した後のタイミングに相当する時刻T2において、特殊光用LED群222の第1のLEDによるA光の発光を開始させるとともに、時刻T2から発光期間t1が経過した後のタイミングに相当する時刻T3において、特殊光用LED群222の第1のLEDによるA光の発光を終了させるための発光制御信号を生成し、当該生成した発光制御信号をLEDユニット22及び画像加算部32へ出力する。
ここで、光源制御部21は、前述のような発光制御信号を生成する際に、受光部111のラインL1におけるフレームF1の読出が完了した後からフレームF2の読出が開始される前までの期間に(例えばフレームF2の読出が開始される直前に)時刻T3を含むように発光期間t1を設定する。また、光源制御部21は、前述のような発光制御信号を生成する際に、Δt1<T−t1の関係を具備するように、すなわち、フレームF1のラインL1の露光期間Tと第1のLEDの発光期間t1との差よりも小さくなるように遅延期間Δt1を設定する。
そして、前述のような発光制御信号の出力に応じ、フレームF1及びF2の2つのフレームにまたがる発光期間t1において、特殊光用LED群222(の第1のLED)から発せられるA光がライトガイド5に供給され、さらに、ライトガイド5を経て照射されたA光により被写体が照明される。
受光部111は、TG113から出力される撮像制御信号に基づいてローリングシャッタ方式で撮像動作を行うことにより、発光期間t1の間に被写体に照射されたA光の戻り光を受光し、当該受光した戻り光に応じた電気信号を生成して出力する。
信号処理部112は、受光部111から出力される電気信号に対してA/D変換処理等の信号処理を施すことにより、フレームF1及びF2の2フレーム分の画像データを順次生成し、当該生成した2フレーム分の画像データをセレクタ31へ出力する。
セレクタ31は、制御部35から出力されるシステム制御信号に基づき、信号処理部112から出力される画像データを画像加算部32へ出力するように動作する。
セレクタ321は、光源制御部21から出力される発光制御信号と、駆動信号生成部34から出力される読出開始信号と、に基づき、特殊光用LED群222の第1のLEDによるA光の発光が開始された後に最初に入力される画像データをフレームF1の画像データであると認識し、フレームF1の画像データをメモリ322に格納させる。また、セレクタ321は、光源制御部21から出力される発光制御信号と、駆動信号生成部34から出力される読出開始信号と、に基づき、特殊光用LED群222の第1のLEDによるA光の発光が開始された後に2番目に入力される画像データをフレームF2の画像データであると認識し、フレームF2の画像データをメモリ323に格納させる。
セレクタ327は、光源制御部21から出力される発光制御信号と、駆動信号生成部34から出力される読出開始信号と、に基づき、A光の発光に伴って取得されたフレームF1の画像データがメモリ322に格納され、かつ、A光の発光に伴って取得されたフレームF2の画像データがメモリ323に格納されたことを検出すると、フレームF1及びF2の画像データを加算回路328へ同時に出力する。
加算回路328は、セレクタ327から同時に出力されるフレームF1及びF2の画像データに対して加算処理を施し、当該加算処理を施した画像データを画像処理部33へ出力する。
一方、TG113は、駆動信号生成部34から期間T毎に1回ずつ出力される読出開始信号に基づき、フレームF3のラインLNの露光が開始された略直後のタイミングに相当する時刻T4において、フレームF3のラインL1の露光を完了させて読出を開始させるための撮像制御信号を生成して受光部111へ出力する。
光源制御部21は、駆動信号生成部34からの読出開始信号が入力された時刻T4から遅延期間Δt1が経過した後のタイミングに相当する時刻T5において、特殊光用LED群222の第2のLEDによるB光の発光を開始させるとともに、時刻T5から発光期間t1が経過した後のタイミングに相当する時刻T6において、特殊光用LED群222の第2のLEDによるB光の発光を終了させるための発光制御信号を生成し、当該生成した発光制御信号をLEDユニット22及び画像加算部32へ出力する。
ここで、光源制御部21は、前述のような発光制御信号を生成する際に、受光部111のラインL1におけるフレームF3の読出が完了した後からフレームF4の読出が開始される前までの期間に(例えばフレームF4の読出が開始される直前に)時刻T6を含むように発光期間t1を設定する。また、光源制御部21は、前述のような発光制御信号を生成する際に、Δt1<T−t1の関係を具備するように、すなわち、フレームF3のラインL1の露光期間Tと第2のLEDの発光期間t1との差よりも小さくなるように遅延期間Δt1を設定する。
そして、前述のような発光制御信号の出力に応じ、フレームF3及びF4の2つのフレームにまたがる発光期間t1において、特殊光用LED群222(の第2のLED)から発せられるB光がライトガイド5に供給され、さらに、ライトガイド5を経て照射されたB光により被写体が照明される。
受光部111は、TG113から出力される撮像制御信号に基づいてローリングシャッタ方式で撮像動作を行うことにより、発光期間t1の間に被写体に照射されたB光の戻り光を受光し、当該受光した戻り光に応じた電気信号を生成して出力する。
信号処理部112は、受光部111から出力される電気信号に対してA/D変換処理等の信号処理を施すことにより、フレームF3及びF4の2フレーム分の画像データを順次生成し、当該生成した2フレーム分の画像データをセレクタ31へ出力する。
セレクタ31は、制御部35から出力されるシステム制御信号に基づき、信号処理部112から出力される画像データを画像加算部32へ出力するように動作する。
セレクタ321は、光源制御部21から出力される発光制御信号と、駆動信号生成部34から出力される読出開始信号と、に基づき、特殊光用LED群222の第2のLEDによるB光の発光が開始された後に最初に入力される画像データをフレームF3の画像データであると認識し、フレームF3の画像データをメモリ324に格納させる。また、セレクタ321は、光源制御部21から出力される発光制御信号と、駆動信号生成部34から出力される読出開始信号と、に基づき、特殊光用LED群222の第2のLEDによるB光の発光が開始された後に2番目に入力される画像データをフレームF4の画像データであると認識し、フレームF4の画像データをメモリ325に格納させる。
セレクタ327は、光源制御部21から出力される発光制御信号と、駆動信号生成部34から出力される読出開始信号と、に基づき、B光の発光に伴って取得されたフレームF3の画像データがメモリ324に格納され、かつ、B光の発光に伴って取得されたフレームF4の画像データがメモリ325に格納されたことを検出すると、フレームF3及びF4の画像データを加算回路329へ同時に出力する。
加算回路329は、セレクタ327から同時に出力されるフレームF3及びF4の画像データに対して加算処理を施し、当該加算処理を施した画像データを画像処理部33へ出力する。
画像処理部33は、制御部35から出力されるシステム制御信号に基づき、特殊光観察モードに応じた画像処理を加算回路328及び329から出力される2つの画像データに対して施すことにより映像信号を生成し、当該生成した映像信号をモニタ4へ出力する。具体的には、画像処理部33は、例えば、加算回路328及び329から出力される2つの画像データを合成し、当該合成した画像データに対してホワイトバランス調整及びゲイン調整等の処理を施すことにより映像信号を生成し、当該生成した映像信号をモニタ4へ出力する。
以上に述べたように、本実施例の撮像システム101は、特殊光観察モードにおいて、ローリングシャッタ方式の撮像動作を行いつつ、A光の発光に伴って取得された2フレーム分の(フレームF1及びF2の)画像を加算合成する処理を行うとともに、B光の発光に伴って取得された2フレーム分の(フレームF3及びF4の)画像を加算合成する処理を行うように構成されている。そのため、本実施例の撮像システム101によれば、CMOSイメージセンサ11(の受光部111)におけるローリングシャッタ方式の撮像動作に起因して生じる画像の明るさムラを抑制することができる。
また、本実施例の撮像システム101によれば、例えば、CMOSイメージセンサ11の動作方式を観察モードの切り替えに応じて変更するような複雑な制御を行わずとも、明るさムラのない観察画像をモニタ4に表示させることができる。
また、本実施例の撮像システム101によれば、前述のような制御が光源制御部21において行われることにより、明るさムラ(及び混色)のない観察画像を生成してモニタ4に表示する際に必要となる加算フレーム数を最小化するようなタイミングでA光及びB光を被写体に照射することができる。すなわち、本実施例の撮像システム101によれば、前述のような制御が光源制御部21において行われることにより、明るさムラ及び混色のない観察画像を生成してモニタ4に表示する際のフレームレートを極力低下させないようにすることができる。
なお、本実施例によれば、例えば、モニタ4に表示される観察画像のカラーバランスの調整等を行うために、A光の発光期間をB光の発光期間に比べて十分に長くする必要がある場合においては、図2に例示した画像加算部32の代わりに、図4に例示するような画像加算部32Aを用いて撮像システム101を構成すればよい。図4は、第1の実施例の変形例に係る画像加算部の具体的な構成の一例を示すブロック図である。
画像加算部32Aは、図4に示すように、画像加算部32のセレクタ321の後段に、メモリ322〜325と同様の機能を具備するメモリ326を配置したものとして構成されている。
ここで、画像加算部32Aを具備して構成された撮像システム101が特殊光観察モードに設定された際に行われる具体的な動作について説明する。図5は、第1の実施例の変形例に係る撮像システムにおいて行われる動作を説明するための図である。なお、以降においては、A光の発光期間が、1フレーム分の露光期間Tより長く、かつ、2フレーム分の露光期間2Tより短い場合を例に挙げて説明する。
TG113は、駆動信号生成部34から期間T毎に1回ずつ出力される読出開始信号に基づき、フレームF1のラインLNの露光が開始された略直後のタイミングに相当する時刻T11において、フレームF11のラインL1の露光を完了させて読出を開始させるための撮像制御信号を生成して受光部111へ出力する。
光源制御部21は、駆動信号生成部34からの読出開始信号が入力された時刻T11から遅延期間Δta1が経過した後のタイミングに相当する時刻T12において、特殊光用LED群222の第1のLEDによるA光の発光を開始させるとともに、時刻T12から発光期間ta1が経過した後のタイミングに相当する時刻T13において、特殊光用LED群222の第1のLEDによるA光の発光を終了させるための発光制御信号を生成し、当該生成した発光制御信号をLEDユニット22及び画像加算部32へ出力する。
ここで、光源制御部21は、前述のような発光制御信号を生成する際に、受光部111のラインL1におけるフレームF12の読出が完了した後からフレームF13の読出が開始される前までの期間に(例えばフレームF13の読出が開始される直前に)時刻T13を含むように発光期間ta1を設定する。また、光源制御部21は、前述のような発光制御信号を生成する際に、Δta1<2T−ta1の関係を具備するように、すなわち、フレームF11のラインL1の露光期間Tを2倍した期間と第1のLEDの発光期間ta1との差よりも小さくなるように遅延期間Δta1を設定する。
そして、前述のような発光制御信号の出力に応じ、フレームF11、F12及びF13の3つのフレームにまたがる発光期間ta1において、特殊光用LED群222(の第1のLED)から発せられるA光がライトガイド5に供給され、さらに、ライトガイド5を経て照射されたA光により被写体が照明される。
受光部111は、TG113から出力される撮像制御信号に基づいてローリングシャッタ方式で撮像動作を行うことにより、発光期間ta1の間に被写体に照射されたA光の戻り光を受光し、当該受光した戻り光に応じた電気信号を生成して出力する。
信号処理部112は、受光部111から出力される電気信号に対してA/D変換処理等の信号処理を施すことにより、フレームF11、F12及びF13の3フレーム分の画像データを順次生成し、当該生成した3フレーム分の画像データをセレクタ31へ出力する。
セレクタ31は、制御部35から出力されるシステム制御信号に基づき、信号処理部112から出力される画像データを画像加算部32へ出力するように動作する。
セレクタ321は、光源制御部21から出力される発光制御信号と、駆動信号生成部34から出力される読出開始信号と、に基づき、特殊光用LED群222の第1のLEDによるA光の発光が開始された後に最初に入力される画像データをフレームF11の画像データであると認識し、フレームF11の画像データをメモリ322に格納させる。また、セレクタ321は、光源制御部21から出力される発光制御信号と、駆動信号生成部34から出力される読出開始信号と、に基づき、特殊光用LED群222の第1のLEDによるA光の発光が開始された後に2番目に入力される画像データをフレームF12の画像データであると認識し、フレームF12の画像データをメモリ323に格納させる。さらに、セレクタ321は、光源制御部21から出力される発光制御信号と、駆動信号生成部34から出力される読出開始信号と、に基づき、特殊光用LED群222の第1のLEDによるA光の発光が開始された後に3番目に入力される画像データをフレームF13の画像データであると認識し、フレームF13の画像データをメモリ324に格納させる。
セレクタ327は、光源制御部21から出力される発光制御信号と、駆動信号生成部34から出力される読出開始信号と、に基づき、A光の発光に伴って取得されたフレームF11の画像データがメモリ322に格納され、A光の発光に伴って取得されたフレームF12の画像データがメモリ323に格納され、かつ、A光の発光に伴って取得されたフレームF13の画像データがメモリ324に格納されたことを検出すると、フレームF11、F12及びF13の画像データを加算回路328へ同時に出力する。
加算回路328は、セレクタ327から同時に出力されるフレームF11、F12及びF13の画像データに対して加算処理を施し、当該加算処理を施した画像データを画像処理部33へ出力する。
一方、TG113は、駆動信号生成部34から期間T毎に1回ずつ出力される読出開始信号に基づき、フレームF14のラインLNの露光が開始された略直後のタイミングに相当する時刻T14において、フレームF14のラインL1の露光を完了させて読出を開始させるための撮像制御信号を生成して受光部111へ出力する。
光源制御部21は、駆動信号生成部34からの読出開始信号が入力された時刻T14から遅延期間Δtb1が経過した後のタイミングに相当する時刻T15において、特殊光用LED群222の第2のLEDによるB光の発光を開始させるとともに、時刻T15から発光期間tb1が経過した後のタイミングに相当する時刻T16において、特殊光用LED群222の第2のLEDによるB光の発光を終了させるための発光制御信号を生成し、当該生成した発光制御信号をLEDユニット22及び画像加算部32へ出力する。
ここで、光源制御部21は、前述のような発光制御信号を生成する際に、受光部111のラインL1におけるフレームF14の読出が完了した後からフレームF15の読出が開始される前までの期間に(例えばフレームF15の読出が開始される直前に)時刻T16を含むように発光期間tb1を設定する。また、光源制御部21は、前述のような発光制御信号を生成する際に、Δtb1<T−tb1の関係を具備するように、すなわち、フレームF14のラインL1の露光期間Tと第2のLEDの発光期間tb1との差よりも小さくなるように遅延期間Δtb1を設定する。
そして、前述のような発光制御信号の出力に応じ、フレームF14及びF15の2つのフレームにまたがる発光期間tb1において、特殊光用LED群222(の第2のLED)から発せられるB光がライトガイド5に供給され、さらに、ライトガイド5を経て照射されたB光により被写体が照明される。
受光部111は、TG113から出力される撮像制御信号に基づいてローリングシャッタ方式で撮像動作を行うことにより、発光期間tb1の間に被写体に照射されたB光の戻り光を受光し、当該受光した戻り光に応じた電気信号を生成して出力する。
信号処理部112は、受光部111から出力される電気信号に対してA/D変換処理等の信号処理を施すことにより、フレームF14及びF15の2フレーム分の画像データを順次生成し、当該生成した2フレーム分の画像データをセレクタ31へ出力する。
セレクタ31は、制御部35から出力されるシステム制御信号に基づき、信号処理部112から出力される画像データを画像加算部32へ出力するように動作する。
セレクタ321は、光源制御部21から出力される発光制御信号と、駆動信号生成部34から出力される読出開始信号と、に基づき、特殊光用LED群222の第2のLEDによるB光の発光が開始された後に最初に入力される画像データをフレームF14の画像データであると認識し、フレームF14の画像データをメモリ325に格納させる。また、セレクタ321は、光源制御部21から出力される発光制御信号と、駆動信号生成部34から出力される読出開始信号と、に基づき、特殊光用LED群222の第2のLEDによるB光の発光が開始された後に2番目に入力される画像データをフレームF15の画像データであると認識し、フレームF15の画像データをメモリ326に格納させる。
セレクタ327は、光源制御部21から出力される発光制御信号と、駆動信号生成部34から出力される読出開始信号と、に基づき、B光の発光に伴って取得されたフレームF14の画像データがメモリ325に格納され、かつ、B光の発光に伴って取得されたフレームF15の画像データがメモリ326に格納されたことを検出すると、フレームF14及びF15の画像データを加算回路329へ同時に出力する。
加算回路329は、セレクタ327から同時に出力されるフレームF14及びF15の画像データに対して加算処理を施し、当該加算処理を施した画像データを画像処理部33へ出力する。
画像処理部33は、制御部35から出力されるシステム制御信号に基づき、特殊光観察モードに応じた画像処理を加算回路328及び329から出力される2つの画像データに対して施すことにより映像信号を生成し、当該生成した映像信号をモニタ4へ出力する。具体的には、画像処理部33は、例えば、加算回路328及び329から出力される2つの画像データを合成し、当該合成した画像データに対してホワイトバランス調整及びゲイン調整等の処理を施すことにより映像信号を生成し、当該生成した映像信号をモニタ4へ出力する。
以上に述べたように、本変形例の撮像システム101は、特殊光観察モードにおいて、ローリングシャッタ方式の撮像動作を行いつつ、A光の発光に伴って取得された3フレーム分の(フレームF11、F12及びF13の)画像を加算合成する処理を行うとともに、B光の発光に伴って取得された2フレーム分の(フレームF14及びF15の)画像を加算合成する処理を行うように構成されている。そのため、本変形例の撮像システム101によれば、CMOSイメージセンサ11(の受光部111)におけるローリングシャッタ方式の撮像動作に起因して生じる画像の明るさムラを抑制することができる。
(第2の実施例)
図6から図10は、本発明の第2の実施例に係るものである。図6は、第2の実施例に係る撮像システムの要部の構成を示す図である。図7は、第2の実施例に係る画像加算部の具体的な構成の一例を示すブロック図である。
なお、本実施例においては、第1の実施例と同様の構成等を有する部分に関する詳細な説明を省略するとともに、第1の実施例と異なる構成等を有する部分に関して主に説明を行う。
撮像システム102は、図6に示すように、第1の実施例の撮像システム101における内視鏡1の代わりに、CMOSイメージセンサ11A及びモード切替スイッチ12を備えた内視鏡1Aを有して構成されている。
CMOSイメージセンサ11Aは、受光部111と、信号処理部112と、TG114と、を有して構成されている。
TG114は、第1の実施例に係るTG113と同様の撮像制御信号を生成して出力することができるように構成されている。また、TG114は、図6及び図7に示すように、受光部111のラインLNの読出が完了したタイミングにおいて、1フレーム分の読出が完了したことを示す読出完了信号を生成して光源制御部21、セレクタ321及びセレクタ327へ出力するように構成されている。
すなわち、本実施例の撮像システム102によれば、TG114がトリガ信号出力部としての機能を具備しているとともに、TG114から出力される読出完了信号がトリガ信号としての機能を具備している。
一方、本実施例に係る駆動信号生成部34は、受光部111のラインL1の読出を開始させるタイミングを示す読出開始信号を、画像の取得に係るフレームレートに応じた期間Tに対してブランク期間τを加えた期間(T+τ)毎に1回ずつ生成し、当該生成した読出開始信号をTG114へ出力するように構成されている。なお、前述のブランク期間τは、例えば、CMOSイメージセンサ11Aにおける受光部111及びTG113の性能に応じて発生する期間であり、一のフレームにおけるラインLNの露光が開始されたタイミングから当該一のフレームのラインL1の読出が開始されるタイミングまでの期間を示すものとする。
続いて、以上に述べたような構成を具備する撮像システム102の作用について説明する。なお、本実施例の撮像システム102は、白色光観察モード時において、第1の実施例の撮像システム101と略同様の動作を行うように構成されている。そのため、以降においては、撮像システム102が白色光観察モードに設定された際に行われる具体的な動作についての説明を省略しつつ、撮像システム102が特殊光観察モードに設定された際に行われる具体的な動作についての説明を行うものとする。図8は、第2の実施例に係る撮像システムにおいて行われる動作を説明するための図である。
TG114は、フレームF21のラインLNの読出が完了したタイミングに相当する時刻T21において、当該タイミングを示す読出完了信号を生成して光源制御部21、セレクタ321及びセレクタ327へ出力する。
光源制御部21は、TG114からの読出完了信号が入力された時刻T21から遅延期間Δt2が経過した後のタイミングに相当する時刻T22において、特殊光用LED群222の第1のLEDによるA光の発光を開始させるとともに、時刻T22から発光期間t2が経過した後のタイミングに相当する時刻T23において、特殊光用LED群222の第1のLEDによるA光の発光を終了させるための発光制御信号を生成し、当該生成した発光制御信号をLEDユニット22及び画像加算部32へ出力する。
ここで、光源制御部21は、前述のような発光制御信号を生成する際に、受光部111のラインL1におけるフレームF22の読出が完了した後からフレームF23の読出が開始される前までの期間に(例えばフレームF23の読出が開始される直前に)時刻T23を含むように発光期間t2を設定する。また、光源制御部21は、前述のような発光制御信号を生成する際に、Δt2<(T+τ)−t2の関係を具備するように、すなわち、フレームF21のラインLNの露光期間Tに対してブランク期間τを加えた期間(T+τ)と第1のLEDの発光期間t2との差よりも小さくなるように遅延期間Δt2を設定する。
そして、前述のような発光制御信号の出力に応じ、フレームF22及びF23の2つのフレームにまたがる発光期間t2において、特殊光用LED群222(の第1のLED)から発せられるA光がライトガイド5に供給され、さらに、ライトガイド5を経て照射されたA光により被写体が照明される。
受光部111は、TG114から出力される撮像制御信号に基づいてローリングシャッタ方式で撮像動作を行うことにより、発光期間t2の間に被写体に照射されたA光の戻り光を受光し、当該受光した戻り光に応じた電気信号を生成して出力する。
信号処理部112は、受光部111から出力される電気信号に対してA/D変換処理等の信号処理を施すことにより、フレームF22及びF23の2フレーム分の画像データを順次生成し、当該生成した2フレーム分の画像データをセレクタ31へ出力する。
セレクタ31は、制御部35から出力されるシステム制御信号に基づき、信号処理部112から出力される画像データを画像加算部32へ出力するように動作する。
セレクタ321は、光源制御部21から出力される発光制御信号と、TG114から出力される読出完了信号と、に基づき、特殊光用LED群222の第1のLEDによるA光の発光が開始された後に最初に入力される画像データをフレームF22の画像データであると認識し、フレームF22の画像データをメモリ322に格納させる。また、セレクタ321は、光源制御部21から出力される発光制御信号と、TG114から出力される読出完了信号と、に基づき、特殊光用LED群222の第1のLEDによるA光の発光が開始された後に2番目に入力される画像データをフレームF23の画像データであると認識し、フレームF23の画像データをメモリ323に格納させる。
セレクタ327は、光源制御部21から出力される発光制御信号と、TG114から出力される読出完了信号と、に基づき、A光の発光に伴って取得されたフレームF22の画像データがメモリ322に格納され、かつ、A光の発光に伴って取得されたフレームF23の画像データがメモリ323に格納されたことを検出すると、フレームF23及びF23の画像データを加算回路328へ同時に出力する。
加算回路328は、セレクタ327から同時に出力されるフレームF22及びF23の画像データに対して加算処理を施し、当該加算処理を施した画像データを画像処理部33へ出力する。
一方、TG114は、フレームF23のラインLNの読出が完了したタイミングに相当する時刻T24において、当該タイミングを示す読出完了信号を生成して光源制御部21、セレクタ321及びセレクタ327へ出力する。
光源制御部21は、TG114からの読出完了信号が入力された時刻T24から遅延期間Δt2が経過した後のタイミングに相当する時刻T25において、特殊光用LED群222の第2のLEDによるB光の発光を開始させるとともに、時刻T25から発光期間t2が経過した後のタイミングに相当する時刻T26において、特殊光用LED群222の第2のLEDによるB光の発光を終了させるための発光制御信号を生成し、当該生成した発光制御信号をLEDユニット22及び画像加算部32へ出力する。
ここで、光源制御部21は、前述のような発光制御信号を生成する際に、受光部111のラインL1におけるフレームF24の読出が完了した後からフレームF25の読出が開始される前までの期間に(例えばフレームF25の読出が開始される直前に)時刻T26を含むように発光期間t2を設定する。また、光源制御部21は、前述のような発光制御信号を生成する際に、Δt2<(T+τ)−t2の関係を具備するように、すなわち、フレームF23のラインLNの露光期間Tに対してブランク期間τを加えた期間(T+τ)と第2のLEDの発光期間t2との差よりも小さくなるように遅延期間Δt2を設定する。
そして、前述のような発光制御信号の出力に応じ、フレームF24及びF25の2つのフレームにまたがる発光期間t2において、特殊光用LED群222(の第2のLED)から発せられるB光がライトガイド5に供給され、さらに、ライトガイド5を経て照射されたB光により被写体が照明される。
受光部111は、TG114から出力される撮像制御信号に基づいてローリングシャッタ方式で撮像動作を行うことにより、発光期間t2の間に被写体に照射されたB光の戻り光を受光し、当該受光した戻り光に応じた電気信号を生成して出力する。
信号処理部112は、受光部111から出力される電気信号に対してA/D変換処理等の信号処理を施すことにより、フレームF24及びF25の2フレーム分の画像データを順次生成し、当該生成した2フレーム分の画像データをセレクタ31へ出力する。
セレクタ31は、制御部35から出力されるシステム制御信号に基づき、信号処理部112から出力される画像データを画像加算部32へ出力するように動作する。
セレクタ321は、光源制御部21から出力される発光制御信号と、TG114から出力される読出完了信号と、に基づき、特殊光用LED群222の第2のLEDによるB光の発光が開始された後に最初に入力される画像データをフレームF24の画像データであると認識し、フレームF24の画像データをメモリ324に格納させる。また、セレクタ321は、光源制御部21から出力される発光制御信号と、TG114から出力される読出完了信号と、に基づき、特殊光用LED群222の第2のLEDによるB光の発光が開始された後に2番目に入力される画像データをフレームF25の画像データであると認識し、フレームF25の画像データをメモリ325に格納させる。
セレクタ327は、光源制御部21から出力される発光制御信号と、TG114から出力される読出完了信号と、に基づき、B光の発光に伴って取得されたフレームF24の画像データがメモリ324に格納され、かつ、B光の発光に伴って取得されたフレームF25の画像データがメモリ325に格納されたことを検出すると、フレームF24及びF25の画像データを加算回路329へ同時に出力する。
加算回路329は、セレクタ327から同時に出力されるフレームF24及びF25の画像データに対して加算処理を施し、当該加算処理を施した画像データを画像処理部33へ出力する。
画像処理部33は、制御部35から出力されるシステム制御信号に基づき、特殊光観察モードに応じた画像処理を加算回路328及び329から出力される2つの画像データに対して施すことにより映像信号を生成し、当該生成した映像信号をモニタ4へ出力する。具体的には、画像処理部33は、例えば、加算回路328及び329から出力される2つの画像データを合成し、当該合成した画像データに対してホワイトバランス調整及びゲイン調整等の処理を施すことにより映像信号を生成し、当該生成した映像信号をモニタ4へ出力する。
以上に述べたように、本実施例の撮像システム102は、特殊光観察モードにおいて、ローリングシャッタ方式の撮像動作を行いつつ、A光の発光に伴って取得された2フレーム分の(フレームF22及びF23の)画像を加算合成する処理を行うとともに、B光の発光に伴って取得された2フレーム分の(フレームF24及びF25の)画像を加算合成する処理を行うように構成されている。そのため、本実施例の撮像システム101によれば、CMOSイメージセンサ11(の受光部111)におけるローリングシャッタ方式の撮像動作に起因して生じる画像の明るさムラを抑制することができる。
また、本実施例の撮像システム102によれば、例えば、CMOSイメージセンサ11の動作方式を観察モードの切り替えに応じて変更するような複雑な制御を行わずとも、明るさムラのない観察画像をモニタ4に表示させることができる。
また、本実施例の撮像システム102によれば、前述のような制御が光源制御部21において行われることにより、ブランク期間τの存在を考慮しつつ、明るさムラ(及び混色)のない観察画像を生成してモニタ4に表示する際に必要となる加算フレーム数を最小化するようなタイミングでA光及びB光を被写体に照射することができる。すなわち、本実施例の撮像システム102によれば、前述のような制御が光源制御部21において行われることにより、明るさムラ及び混色のない観察画像を生成してモニタ4に表示する際のフレームレートを極力低下させないようにすることができる。
なお、本実施例によれば、例えば、モニタ4に表示される観察画像のカラーバランスの調整等を行うために、A光の発光期間をB光の発光期間に比べて十分に長くする必要がある場合においては、図7に例示した画像加算部32の代わりに、図9に例示するような(第1の実施例で説明したものと略同様の構成を具備する)画像加算部32Aを用いて撮像システム102を構成すればよい。図9は、第2の実施例の変形例に係る画像加算部の具体的な構成の一例を示すブロック図である。
ここで、画像加算部32Aを具備して構成された撮像システム102が特殊光観察モードに設定された際に行われる具体的な動作について説明する。図10は、第2の実施例の変形例に係る撮像システムにおいて行われる動作を説明するための図である。なお、以降においては、A光の発光期間が、1フレーム分の露光期間Tに対してブランク期間τを加えた期間(T+τ)より長く、かつ、2フレーム分の露光期間2Tに対してブランク期間τを加えた期間(2T+τ)より短い場合を例に挙げて説明する。
TG114は、フレームF31のラインLNの読出が完了したタイミングに相当する時刻T31において、当該タイミングを示す読出完了信号を生成して光源制御部21、セレクタ321及びセレクタ327へ出力する。
光源制御部21は、TG114からの読出完了信号が入力された時刻T31から遅延期間Δta2が経過した後のタイミングに相当する時刻T32において、特殊光用LED群222の第1のLEDによるA光の発光を開始させるとともに、時刻T32から発光期間ta2が経過した後のタイミングに相当する時刻T33において、特殊光用LED群222の第1のLEDによるA光の発光を終了させるための発光制御信号を生成し、当該生成した発光制御信号をLEDユニット22及び画像加算部32へ出力する。
ここで、光源制御部21は、前述のような発光制御信号を生成する際に、受光部111のラインL1におけるフレームF33の読出が完了した後からフレームF34の読出が開始される前までの期間に(例えばフレームF34の読出が開始される直前に)時刻T33を含むように発光期間ta2を設定する。また、光源制御部21は、前述のような発光制御信号を生成する際に、Δta2<(2T+τ)−ta2の関係を具備するように、すなわち、フレームF11のラインL1の露光期間Tを2倍したものに対してブランク期間τを加えた期間(2T+τ)と第1のLEDの発光期間ta2との差よりも小さくなるように遅延期間Δta2を設定する。
そして、前述のような発光制御信号の出力に応じ、フレームF32、F33及びF34の3つのフレームにまたがる発光期間ta2において、特殊光用LED群222(の第1のLED)から発せられるA光がライトガイド5に供給され、さらに、ライトガイド5を経て照射されたA光により被写体が照明される。
受光部111は、TG114から出力される撮像制御信号に基づいてローリングシャッタ方式で撮像動作を行うことにより、発光期間ta2の間に被写体に照射されたA光の戻り光を受光し、当該受光した戻り光に応じた電気信号を生成して出力する。
信号処理部112は、受光部111から出力される電気信号に対してA/D変換処理等の信号処理を施すことにより、フレームF32、F33及びF34の3フレーム分の画像データを順次生成し、当該生成した3フレーム分の画像データをセレクタ31へ出力する。
セレクタ31は、制御部35から出力されるシステム制御信号に基づき、信号処理部112から出力される画像データを画像加算部32へ出力するように動作する。
セレクタ321は、光源制御部21から出力される発光制御信号と、TG114から出力される読出完了信号と、に基づき、特殊光用LED群222の第1のLEDによるA光の発光が開始された後に最初に入力される画像データをフレームF32の画像データであると認識し、フレームF32の画像データをメモリ322に格納させる。また、セレクタ321は、光源制御部21から出力される発光制御信号と、TG114から出力される読出完了信号と、に基づき、特殊光用LED群222の第1のLEDによるA光の発光が開始された後に2番目に入力される画像データをフレームF33の画像データであると認識し、フレームF33の画像データをメモリ323に格納させる。さらに、セレクタ321は、光源制御部21から出力される発光制御信号と、TG114から出力される読出完了信号と、に基づき、特殊光用LED群222の第1のLEDによるA光の発光が開始された後に3番目に入力される画像データをフレームF34の画像データであると認識し、フレームF34の画像データをメモリ324に格納させる。
セレクタ327は、光源制御部21から出力される発光制御信号と、TG114から出力される読出完了信号と、に基づき、A光の発光に伴って取得されたフレームF32の画像データがメモリ322に格納され、A光の発光に伴って取得されたフレームF33の画像データがメモリ323に格納され、かつ、A光の発光に伴って取得されたフレームF34の画像データがメモリ324に格納されたことを検出すると、フレームF32、F33及びF34の画像データを加算回路328へ同時に出力する。
加算回路328は、セレクタ327から同時に出力されるフレームF32、F33及びF34の画像データに対して加算処理を施し、当該加算処理を施した画像データを画像処理部33へ出力する。
一方、TG114は、フレームF34のラインLNの読出が完了したタイミングに相当する時刻T34において、当該タイミングを示す読出完了信号を生成して光源制御部21、セレクタ321及びセレクタ327へ出力する。
光源制御部21は、TG114からの読出完了信号が入力された時刻T34から遅延期間Δtb2が経過した後のタイミングに相当する時刻T35において、特殊光用LED群222の第2のLEDによるB光の発光を開始させるとともに、時刻T35から発光期間tb2が経過した後のタイミングに相当する時刻T36において、特殊光用LED群222の第2のLEDによるB光の発光を終了させるための発光制御信号を生成し、当該生成した発光制御信号をLEDユニット22及び画像加算部32へ出力する。
ここで、光源制御部21は、前述のような発光制御信号を生成する際に、受光部111のラインL1におけるフレームF35の読出が完了した後からフレームF36の読出が開始される前までの期間に(例えばフレームF36の読出が開始される直前に)時刻T36を含むように発光期間tb2を設定する。また、光源制御部21は、前述のような発光制御信号を生成する際に、Δtb2<(T+τ)−tb2の関係を具備するように、すなわち、フレームF34のラインLNの露光期間Tに対してブランク期間τを加えた期間(T+τ)と第2のLEDの発光期間tb2との差よりも小さくなるように遅延期間Δtb2を設定する。
そして、前述のような発光制御信号の出力に応じ、フレームF35及びF36の2つのフレームにまたがる発光期間tb2において、特殊光用LED群222(の第2のLED)から発せられるB光がライトガイド5に供給され、さらに、ライトガイド5を経て照射されたB光により被写体が照明される。
受光部111は、TG114から出力される撮像制御信号に基づいてローリングシャッタ方式で撮像動作を行うことにより、発光期間tb2の間に被写体に照射されたB光の戻り光を受光し、当該受光した戻り光に応じた電気信号を生成して出力する。
信号処理部112は、受光部111から出力される電気信号に対してA/D変換処理等の信号処理を施すことにより、フレームF35及びF36の2フレーム分の画像データを順次生成し、当該生成した2フレーム分の画像データをセレクタ31へ出力する。
セレクタ31は、制御部35から出力されるシステム制御信号に基づき、信号処理部112から出力される画像データを画像加算部32へ出力するように動作する。
セレクタ321は、光源制御部21から出力される発光制御信号と、TG114から出力される読出完了信号と、に基づき、特殊光用LED群222の第2のLEDによるB光の発光が開始された後に最初に入力される画像データをフレームF35の画像データであると認識し、フレームF35の画像データをメモリ325に格納させる。また、セレクタ321は、光源制御部21から出力される発光制御信号と、TG114から出力される読出完了信号と、に基づき、特殊光用LED群222の第2のLEDによるB光の発光が開始された後に2番目に入力される画像データをフレームF36の画像データであると認識し、フレームF36の画像データをメモリ326に格納させる。
セレクタ327は、光源制御部21から出力される発光制御信号と、TG114から出力される読出完了信号と、に基づき、B光の発光に伴って取得されたフレームF35の画像データがメモリ325に格納され、かつ、B光の発光に伴って取得されたフレームF36の画像データがメモリ326に格納されたことを検出すると、フレームF35及びF36の画像データを加算回路329へ同時に出力する。
加算回路329は、セレクタ327から同時に出力されるフレームF35及びF36の画像データに対して加算処理を施し、当該加算処理を施した画像データを画像処理部33へ出力する。
画像処理部33は、制御部35から出力されるシステム制御信号に基づき、特殊光観察モードに応じた画像処理を加算回路328及び329から出力される2つの画像データに対して施すことにより映像信号を生成し、当該生成した映像信号をモニタ4へ出力する。具体的には、画像処理部33は、例えば、加算回路328及び329から出力される2つの画像データを合成し、当該合成した画像データに対してホワイトバランス調整及びゲイン調整等の処理を施すことにより映像信号を生成し、当該生成した映像信号をモニタ4へ出力する。
以上に述べたように、本変形例の撮像システム102は、特殊光観察モードにおいて、ローリングシャッタ方式の撮像動作を行いつつ、A光の発光に伴って取得された3フレーム分の(フレームF32、F33及びF34の)画像を加算合成する処理を行うとともに、B光の発光に伴って取得された2フレーム分の(フレームF35及びF36の)画像を加算合成するような処理を行うように構成されている。そのため、本変形例の撮像システム102によれば、CMOSイメージセンサ11(の受光部111)におけるローリングシャッタ方式の撮像動作に起因して生じる画像の明るさムラを抑制することができる。
(第3の実施例)
図11から図15は、本発明の第3の実施例に係るものである。図11は、第3の実施例に係る撮像システムの要部の構成を示す図である。図12は、第3の実施例に係る画像加算部の具体的な構成の一例を示すブロック図である。
なお、本実施例においては、第1及び第2の実施例の少なくともいずれか一方と同様の構成等を有する部分に関する詳細な説明を省略するとともに、第1及び第2の実施例のいずれともと異なる構成等を有する部分に関して主に説明を行う。
撮像システム103は、図11に示すように、第1の実施例の撮像システム101におけるプロセッサ3の代わりに、プロセッサ3Aを有して構成されている。
プロセッサ3Aは、セレクタ31と、画像加算部32と、画像処理部33と、駆動信号生成部34と、制御部35と、クロック信号生成部36と、を有して構成されている。
クロック信号生成部36は、CMOSイメージセンサ11及び光源制御部21における動作の同期をとるためのクロック信号を生成し、当該生成したクロック信号を光源制御部21及び信号生成部34へ出力するように構成されている。
そのため、本実施例の光源制御部21は、図11及び図12に示すように、クロック信号生成部36からのクロック信号が入力されるタイミングに基づいて発光制御信号を生成し、当該生成した発光制御信号をLEDユニット22、セレクタ321及びセレクタ327へ出力するように構成されている。
また、本実施例の駆動信号生成部34は、図11及び図12に示すように、クロック信号生成部36からのクロック信号が入力されるタイミングに基づいて読出開始信号を生成し、当該生成した読出開始信号をTG113、セレクタ321及びセレクタ327へ出力するように構成されている。
すなわち、本実施例の撮像システム103によれば、駆動信号生成部34とクロック信号生成部36とがトリガ信号出力部としての機能を具備しているとともに、駆動信号生成部34から出力される読出開始信号とクロック信号生成部36から出力されるクロック信号とがトリガ信号としての機能を具備している。
続いて、以上に述べたような構成を具備する撮像システム103の作用について説明する。
ユーザは、撮像システム103の各部の電源を投入した後、モード切替スイッチ12を操作することにより、撮像システム103の観察モードを白色光観察モードに設定するための指示を行う。
制御部35は、モード切替スイッチ12においてなされた指示に基づき、撮像システム103の観察モードを白色光観察モードに設定するためのシステム制御信号を生成し、当該生成したシステム制御信号を光源制御部21、セレクタ31及び画像処理部33へ出力する。
一方、クロック信号生成部36は、CMOSイメージセンサ11及び光源制御部21における動作の同期をとるためのクロック信号を生成し、当該生成したクロック信号を光源制御部21及び信号生成部34へ出力するように構成されている。
駆動信号生成部34は、クロック信号生成部36からのクロック信号が入力されるタイミングに基づき、受光部111のラインL1の読出を開始させるタイミングを示す読出開始信号を、画像の取得に係るフレームレートに応じた期間T毎に1回ずつ生成し、当該生成した読出開始信号をTG113、セレクタ321及びセレクタ327へ出力する。
TG113は、駆動信号生成部34から期間T毎に1回ずつ出力される読出開始信号に基づき、各ラインの露光期間を当該期間Tに一致させるとともに、ラインLNの露光が開始された略直後のタイミングにおいて、ラインL1の露光を完了させて読出を開始させるための撮像制御信号を生成して受光部111へ出力する。
一方、光源制御部21は、制御部35から出力されるシステム制御信号に基づき、撮像システム103の観察モードが白色光観察モードに設定されたことを検出すると、白色光用LED群221に属する各LEDを同時かつ連続的に発光させるとともに、特殊光用LED群222に属する各LEDを消光させるための発光制御信号を生成してLEDユニット22へ出力する。そして、このような発光制御信号の出力に応じ、白色光用LED群221から発せられる白色光がライトガイド5に供給され、さらに、ライトガイド5を経て照射された白色光により被写体が照明される。
受光部111は、TG113から出力される撮像制御信号に基づいてローリングシャッタ方式で撮像動作を行うことにより、被写体に照射された白色光の戻り光を受光し、当該受光した戻り光に応じた電気信号を生成して出力する。
信号処理部112は、受光部111から出力される電気信号に対してA/D変換処理等の信号処理を施すことにより画像データを生成し、当該生成した画像データをセレクタ31へ出力する。
セレクタ31は、制御部35から出力されるシステム制御信号に基づき、信号処理部112から出力される画像データを画像処理部33へ出力するように動作する。
画像処理部33は、制御部35から出力されるシステム制御信号に基づき、白色光観察モードに応じた画像処理をセレクタ31から出力される画像データに対して施すことにより映像信号を生成し、当該生成した映像信号をモニタ4へ出力する。具体的には、画像処理部33は、セレクタ31から出力される画像データに対し、例えば、ホワイトバランス調整及びゲイン調整等の処理を施すことにより映像信号を生成し、当該生成した映像信号をモニタ4へ出力する。
一方、ユーザは、白色光観察モードにおいてモニタ4に表示される観察画像を確認しながら内視鏡1の挿入部を操作することにより、当該挿入部の先端部を体腔内の所望の被写体を撮像可能な位置に配置する。そして、ユーザは、前述のように挿入部の先端部を配置した状態において、モード切替スイッチ12を操作することにより、撮像システム103の観察モードを特殊光観察モードに設定するための指示を行う。
制御部35は、モード切替スイッチ12においてなされた指示に基づき、撮像システム103の観察モードを特殊光観察モードに設定するためのシステム制御信号を生成し、当該生成したシステム制御信号を光源制御部21、セレクタ31及び画像処理部33へ出力する。
ここで、撮像システム103が特殊光観察モードに設定された際に行われる具体的な動作について説明する。図13は、第3の実施例に係る撮像システムにおいて行われる動作を説明するための図である。
TG113は、駆動信号生成部34から期間T毎に1回ずつ出力される読出開始信号に基づき、フレームF41のラインLNの露光が開始された略直後のタイミングに相当する時刻T41において、フレームF41のラインL1の露光を完了させて読出を開始させるための撮像制御信号を生成して受光部111へ出力する。
光源制御部21は、クロック信号生成部36からのクロック信号が入力された時刻T41から遅延期間Δt3が経過した後のタイミングに相当する時刻T42において、特殊光用LED群222の第1のLEDによるA光の発光を開始させるとともに、時刻T42から発光期間t3が経過した後のタイミングに相当する時刻T43において、特殊光用LED群222の第1のLEDによるA光の発光を終了させるための発光制御信号を生成し、当該生成した発光制御信号をLEDユニット22及び画像加算部32へ出力する。
ここで、光源制御部21は、前述のような発光制御信号を生成する際に、受光部111のラインL1におけるフレームF41の読出が完了した後からフレームF42の読出が開始される前までの期間に(例えばフレームF42の読出が開始される直前に)時刻T43を含むように発光期間t3を設定する。また、光源制御部21は、前述のような発光制御信号を生成する際に、Δt3<T−t3の関係を具備するように、すなわち、フレームF41のラインL1の露光期間Tと第1のLEDの発光期間t3との差よりも小さくなるように遅延期間Δt3を設定する。
そして、前述のような発光制御信号の出力に応じ、フレームF41及びF42の2つのフレームにまたがる発光期間t3において、特殊光用LED群222(の第1のLED)から発せられるA光がライトガイド5に供給され、さらに、ライトガイド5を経て照射されたA光により被写体が照明される。
受光部111は、TG113から出力される撮像制御信号に基づいてローリングシャッタ方式で撮像動作を行うことにより、発光期間t3の間に被写体に照射されたA光の戻り光を受光し、当該受光した戻り光に応じた電気信号を生成して出力する。
信号処理部112は、受光部111から出力される電気信号に対してA/D変換処理等の信号処理を施すことにより、フレームF41及びF42の2フレーム分の画像データを順次生成し、当該生成した2フレーム分の画像データをセレクタ31へ出力する。
セレクタ31は、制御部35から出力されるシステム制御信号に基づき、信号処理部112から出力される画像データを画像加算部32へ出力するように動作する。
セレクタ321は、光源制御部21から出力される発光制御信号と、駆動信号生成部34から出力される読出開始信号と、に基づき、特殊光用LED群222の第1のLEDによるA光の発光が開始された後に最初に入力される画像データをフレームF41の画像データであると認識し、フレームF41の画像データをメモリ322に格納させる。また、セレクタ321は、光源制御部21から出力される発光制御信号と、駆動信号生成部34から出力される読出開始信号と、に基づき、特殊光用LED群222の第1のLEDによるA光の発光が開始された後に2番目に入力される画像データをフレームF42の画像データであると認識し、フレームF42の画像データをメモリ323に格納させる。
セレクタ327は、光源制御部21から出力される発光制御信号と、駆動信号生成部34から出力される読出開始信号と、に基づき、A光の発光に伴って取得されたフレームF41の画像データがメモリ322に格納され、かつ、A光の発光に伴って取得されたフレームF42の画像データがメモリ323に格納されたことを検出すると、フレームF41及びF42の画像データを加算回路328へ同時に出力する。
加算回路328は、セレクタ327から同時に出力されるフレームF41及びF42の画像データに対して加算処理を施し、当該加算処理を施した画像データを画像処理部33へ出力する。
一方、TG113は、駆動信号生成部34から期間T毎に1回ずつ出力される読出開始信号に基づき、フレームF43のラインLNの露光が開始された略直後のタイミングに相当する時刻T44において、フレームF43のラインL1の露光を完了させて読出を開始させるための撮像制御信号を生成して受光部111へ出力する。
光源制御部21は、クロック信号生成部36からのクロック信号が入力された時刻T44から遅延期間Δt3が経過した後のタイミングに相当する時刻T45において、特殊光用LED群222の第2のLEDによるB光の発光を開始させるとともに、時刻T45から発光期間t3が経過した後のタイミングに相当する時刻T46において、特殊光用LED群222の第2のLEDによるB光の発光を終了させるための発光制御信号を生成し、当該生成した発光制御信号をLEDユニット22及び画像加算部32へ出力する。
ここで、光源制御部21は、前述のような発光制御信号を生成する際に、受光部111のラインL1におけるフレームF43の読出が完了した後からフレームF44の読出が開始される前までの期間に(例えばフレームF44の読出が開始される直前に)時刻T46を含むように発光期間t3を設定する。また、光源制御部21は、前述のような発光制御信号を生成する際に、Δt3<T−t3の関係を具備するように、すなわち、フレームF43のラインL1の露光期間Tと第2のLEDの発光期間t3との差よりも小さくなるように遅延期間Δt3を設定する。
そして、前述のような発光制御信号の出力に応じ、フレームF43及びF44の2つのフレームにまたがる発光期間t3において、特殊光用LED群222(の第2のLED)から発せられるB光がライトガイド5に供給され、さらに、ライトガイド5を経て照射されたB光により被写体が照明される。
受光部111は、TG113から出力される撮像制御信号に基づいてローリングシャッタ方式で撮像動作を行うことにより、発光期間t3の間に被写体に照射されたB光の戻り光を受光し、当該受光した戻り光に応じた電気信号を生成して出力する。
信号処理部112は、受光部111から出力される電気信号に対してA/D変換処理等の信号処理を施すことにより、フレームF43及びF44の2フレーム分の画像データを順次生成し、当該生成した2フレーム分の画像データをセレクタ31へ出力する。
セレクタ31は、制御部35から出力されるシステム制御信号に基づき、信号処理部112から出力される画像データを画像加算部32へ出力するように動作する。
セレクタ321は、光源制御部21から出力される発光制御信号と、駆動信号生成部34から出力される読出開始信号と、に基づき、特殊光用LED群222の第2のLEDによるB光の発光が開始された後に最初に入力される画像データをフレームF43の画像データであると認識し、フレームF43の画像データをメモリ324に格納させる。また、セレクタ321は、光源制御部21から出力される発光制御信号と、駆動信号生成部34から出力される読出開始信号と、に基づき、特殊光用LED群222の第2のLEDによるB光の発光が開始された後に2番目に入力される画像データをフレームF44の画像データであると認識し、フレームF44の画像データをメモリ325に格納させる。
セレクタ327は、光源制御部21から出力される発光制御信号と、駆動信号生成部34から出力される読出開始信号と、に基づき、B光の発光に伴って取得されたフレームF43の画像データがメモリ324に格納され、かつ、B光の発光に伴って取得されたフレームF44の画像データがメモリ325に格納されたことを検出すると、フレームF43及びF44の画像データを加算回路329へ同時に出力する。
加算回路329は、セレクタ327から同時に出力されるフレームF43及びF44の画像データに対して加算処理を施し、当該加算処理を施した画像データを画像処理部33へ出力する。
画像処理部33は、制御部35から出力されるシステム制御信号に基づき、特殊光観察モードに応じた画像処理を加算回路328及び329から出力される2つの画像データに対して施すことにより映像信号を生成し、当該生成した映像信号をモニタ4へ出力する。具体的には、画像処理部33は、例えば、加算回路328及び329から出力される2つの画像データを合成し、当該合成した画像データに対してホワイトバランス調整及びゲイン調整等の処理を施すことにより映像信号を生成し、当該生成した映像信号をモニタ4へ出力する。
以上に述べたように、本実施例の撮像システム103は、特殊光観察モードにおいて、ローリングシャッタ方式の撮像動作を行いつつ、A光の発光に伴って取得された2フレーム分の(フレームF41及びF42の)画像を加算合成する処理を行うとともに、B光の発光に伴って取得された2フレーム分の(フレームF43及びF44の)画像を加算合成する処理を行うように構成されている。そのため、本実施例の撮像システム103によれば、CMOSイメージセンサ11(の受光部111)におけるローリングシャッタ方式の撮像動作に起因して生じる画像の明るさムラを抑制することができる。
また、本実施例の撮像システム103によれば、例えば、CMOSイメージセンサ11の動作方式を観察モードの切り替えに応じて変更するような複雑な制御を行わずとも、明るさムラのない観察画像をモニタ4に表示させることができる。
また、本実施例の撮像システム103によれば、前述のような制御が光源制御部21において行われることにより、明るさムラ(及び混色)のない観察画像を生成してモニタ4に表示する際に必要となる加算フレーム数を最小化するようなタイミングでA光及びB光を被写体に照射することができる。すなわち、本実施例の撮像システム103によれば、前述のような制御が光源制御部21において行われることにより、明るさムラ及び混色のない観察画像を生成してモニタ4に表示する際のフレームレートを極力低下させないようにすることができる。
なお、本実施例によれば、例えば、モニタ4に表示される観察画像のカラーバランスの調整等を行うために、A光の発光期間をB光の発光期間に比べて十分に長くする必要がある場合においては、図12に例示した画像加算部32の代わりに、図14に例示するような画像加算部32Aを用いて撮像システム103を構成すればよい。図14は、第3の実施例の変形例に係る画像加算部の具体的な構成の一例を示すブロック図である。
ここで、画像加算部32Aを具備して構成された撮像システム103が特殊光観察モードに設定された際に行われる具体的な動作について説明する。図15は、第3の実施例の変形例に係る撮像システムにおいて行われる動作を説明するための図である。なお、以降においては、A光の発光期間が、1フレーム分の露光期間Tより長く、かつ、2フレーム分の露光期間2Tより短い場合を例に挙げて説明する。
TG113は、駆動信号生成部34から期間T毎に1回ずつ出力される読出開始信号に基づき、フレームF51のラインLNの露光が開始された略直後のタイミングに相当する時刻T51において、フレームF51のラインL1の露光を完了させて読出を開始させるための撮像制御信号を生成して受光部111へ出力する。
光源制御部21は、クロック信号生成部36からのクロック信号が入力された時刻T51から遅延期間Δta3が経過した後のタイミングに相当する時刻T52において、特殊光用LED群222の第1のLEDによるA光の発光を開始させるとともに、時刻T52から発光期間ta3が経過した後のタイミングに相当する時刻T53において、特殊光用LED群222の第1のLEDによるA光の発光を終了させるための発光制御信号を生成し、当該生成した発光制御信号をLEDユニット22及び画像加算部32へ出力する。
ここで、光源制御部21は、前述のような発光制御信号を生成する際に、受光部111のラインL1におけるフレームF52の読出が完了した後からフレームF53の読出が開始される前までの期間に(例えばフレームF53の読出が開始される直前に)時刻T53を含むように発光期間ta3を設定する。また、光源制御部21は、前述のような発光制御信号を生成する際に、Δta3<2T−ta3の関係を具備するように、すなわち、フレームF51のラインL1の露光期間Tを2倍した期間と第1のLEDの発光期間ta3との差よりも小さくなるように遅延期間Δta3を設定する。
そして、前述のような発光制御信号の出力に応じ、フレームF51、F52及びF53の3つのフレームにまたがる発光期間ta3において、特殊光用LED群222(の第1のLED)から発せられるA光がライトガイド5に供給され、さらに、ライトガイド5を経て照射されたA光により被写体が照明される。
受光部111は、TG113から出力される撮像制御信号に基づいてローリングシャッタ方式で撮像動作を行うことにより、発光期間ta3の間に被写体に照射されたA光の戻り光を受光し、当該受光した戻り光に応じた電気信号を生成して出力する。
信号処理部112は、受光部111から出力される電気信号に対してA/D変換処理等の信号処理を施すことにより、フレームF51、F52及びF53の3フレーム分の画像データを順次生成し、当該生成した3フレーム分の画像データをセレクタ31へ出力する。
セレクタ31は、制御部35から出力されるシステム制御信号に基づき、信号処理部112から出力される画像データを画像加算部32へ出力するように動作する。
セレクタ321は、光源制御部21から出力される発光制御信号と、駆動信号生成部34から出力される読出開始信号と、に基づき、特殊光用LED群222の第1のLEDによるA光の発光が開始された後に最初に入力される画像データをフレームF51の画像データであると認識し、フレームF51の画像データをメモリ322に格納させる。また、セレクタ321は、光源制御部21から出力される発光制御信号と、駆動信号生成部34から出力される読出開始信号と、に基づき、特殊光用LED群222の第1のLEDによるA光の発光が開始された後に2番目に入力される画像データをフレームF52の画像データであると認識し、フレームF52の画像データをメモリ323に格納させる。さらに、セレクタ321は、光源制御部21から出力される発光制御信号と、駆動信号生成部34から出力される読出開始信号と、に基づき、特殊光用LED群222の第1のLEDによるA光の発光が開始された後に3番目に入力される画像データをフレームF53の画像データであると認識し、フレームF53の画像データをメモリ324に格納させる。
セレクタ327は、光源制御部21から出力される発光制御信号と、駆動信号生成部34から出力される読出開始信号と、に基づき、A光の発光に伴って取得されたフレームF51の画像データがメモリ322に格納され、A光の発光に伴って取得されたフレームF52の画像データがメモリ323に格納され、かつ、A光の発光に伴って取得されたフレームF53の画像データがメモリ324に格納されたことを検出すると、フレームF51、F52及びF53の画像データを加算回路328へ同時に出力する。
加算回路328は、セレクタ327から同時に出力されるフレームF51、F52及びF53の画像データに対して加算処理を施し、当該加算処理を施した画像データを画像処理部33へ出力する。
一方、TG113は、駆動信号生成部34から期間T毎に1回ずつ出力される読出開始信号に基づき、フレームF54のラインLNの露光が開始された略直後のタイミングに相当する時刻T54において、フレームF54のラインL1の露光を完了させて読出を開始させるための撮像制御信号を生成して受光部111へ出力する。
光源制御部21は、クロック信号生成部36からのクロック信号が入力された時刻T54から遅延期間Δtb3が経過した後のタイミングに相当する時刻T55において、特殊光用LED群222の第2のLEDによるB光の発光を開始させるとともに、時刻T55から発光期間tb3が経過した後のタイミングに相当する時刻T56において、特殊光用LED群222の第2のLEDによるB光の発光を終了させるための発光制御信号を生成し、当該生成した発光制御信号をLEDユニット22及び画像加算部32へ出力する。
ここで、光源制御部21は、前述のような発光制御信号を生成する際に、受光部111のラインL1におけるフレームF54の読出が完了した後からフレームF55の読出が開始される前までの期間に(例えばフレームF55の読出が開始される直前に)時刻T56を含むように発光期間tb3を設定する。また、光源制御部21は、前述のような発光制御信号を生成する際に、Δtb3<T−tb3の関係を具備するように、すなわち、フレームF54のラインL1の露光期間Tと第2のLEDの発光期間tb3との差よりも小さくなるように遅延期間Δtb3を設定する。
そして、前述のような発光制御信号の出力に応じ、フレームF54及びF55の2つのフレームにまたがる発光期間tb3において、特殊光用LED群222(の第2のLED)から発せられるB光がライトガイド5に供給され、さらに、ライトガイド5を経て照射されたB光により被写体が照明される。
受光部111は、TG113から出力される撮像制御信号に基づいてローリングシャッタ方式で撮像動作を行うことにより、発光期間tb3の間に被写体に照射されたB光の戻り光を受光し、当該受光した戻り光に応じた電気信号を生成して出力する。
信号処理部112は、受光部111から出力される電気信号に対してA/D変換処理等の信号処理を施すことにより、フレームF54及びF55の2フレーム分の画像データを順次生成し、当該生成した2フレーム分の画像データをセレクタ31へ出力する。
セレクタ31は、制御部35から出力されるシステム制御信号に基づき、信号処理部112から出力される画像データを画像加算部32へ出力するように動作する。
セレクタ321は、光源制御部21から出力される発光制御信号と、駆動信号生成部34から出力される読出開始信号と、に基づき、特殊光用LED群222の第2のLEDによるB光の発光が開始された後に最初に入力される画像データをフレームF54の画像データであると認識し、フレームF54の画像データをメモリ325に格納させる。また、セレクタ321は、光源制御部21から出力される発光制御信号と、駆動信号生成部34から出力される読出開始信号と、に基づき、特殊光用LED群222の第2のLEDによるB光の発光が開始された後に2番目に入力される画像データをフレームF55の画像データであると認識し、フレームF55の画像データをメモリ326に格納させる。
セレクタ327は、光源制御部21から出力される発光制御信号と、駆動信号生成部34から出力される読出開始信号と、に基づき、B光の発光に伴って取得されたフレームF54の画像データがメモリ325に格納され、かつ、B光の発光に伴って取得されたフレームF55の画像データがメモリ326に格納されたことを検出すると、フレームF54及びF55の画像データを加算回路329へ同時に出力する。
加算回路329は、セレクタ327から同時に出力されるフレームF54及びF55の画像データに対して加算処理を施し、当該加算処理を施した画像データを画像処理部33へ出力する。
画像処理部33は、制御部35から出力されるシステム制御信号に基づき、特殊光観察モードに応じた画像処理を加算回路328及び329から出力される2つの画像データに対して施すことにより映像信号を生成し、当該生成した映像信号をモニタ4へ出力する。具体的には、画像処理部33は、例えば、加算回路328及び329から出力される2つの画像データを合成し、当該合成した画像データに対してホワイトバランス調整及びゲイン調整等の処理を施すことにより映像信号を生成し、当該生成した映像信号をモニタ4へ出力する。
以上に述べたように、本変形例の撮像システム103は、特殊光観察モードにおいて、ローリングシャッタ方式の撮像動作を行いつつ、A光の発光に伴って取得された3フレーム分の(フレームF51、F52及びF53の)画像を加算合成する処理を行うとともに、B光の発光に伴って取得された2フレーム分の(フレームF54及びF55の)画像を加算合成する処理を行うように構成されている。そのため、本変形例の撮像システム103によれば、CMOSイメージセンサ11(の受光部111)におけるローリングシャッタ方式の撮像動作に起因して生じる画像の明るさムラを抑制することができる。
なお、以上に述べた各実施例によれば、特殊光観察モードの発光期間において、連続的特殊光用LED群222を発光させるための制御が行われるものに限らず、例えば、当該発光期間に適合するように発光回数及び/またはパルス幅が調整されたパルス光を特殊光用LED群222から発生させるための制御が行われるようにしてもよい。
また、以上に述べた各実施例によれば、画像加算部32において、受光部111の全画素からの読出により得られた画像同士が加算されるものに限らず、例えば、受光部111の全画素のうちの半数の画素を備えた一の画素群からの読出により得られた(1フレーム分の)画像に対して補間処理を施した補間画像と、受光部111の全画素のうちの当該一の画素群には含まれない半数の画素を備えた他の画素群からの読出により得られた(1フレーム分の)画像に対して補間処理を施した補間画像と、が加算されるようにしてもよい。または、以上に述べた各実施例によれば、例えば、画像加算部32において、受光部111のラインL1〜LNのうちの各奇数ラインからなる一のライン群からの読出により得られた(1フレーム分の)画像に対して補間処理を施した補間画像と、受光部111のラインL1〜LNのうちの各偶数ラインからなる他のライン群からの読出により得られた(1フレーム分の)画像に対して補間処理を施した補間画像と、が加算されるようにしてもよい。そして、このような構成に適合するように特殊光観察モードの発光期間を調整することにより、CMOSイメージセンサ11における画像の取得に係るフレームレートを向上させつつ、ローリングシャッタ方式の撮像動作に起因して生じる画像の明るさムラを抑制することができる。
なお、本発明は、上述した各実施例に限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲内において種々の変更や応用が可能であることは勿論である。
本出願は、2013年9月4日に日本国に出願された特願2013−183289号を優先権主張の基礎として出願するものであり、上記の開示内容は、本願明細書、請求の範囲、図面に引用されたものとする。

Claims (3)

  1. 被写体からの光を受光し、所定の時間周期で露光及び読出が行われるローリングシャッタ方式の撮像動作を行うイメージセンサと、
    前記イメージセンサから前記所定の時間周期で露光及び読出しを行うように制御するための駆動信号を生成するジェネレータと、
    前記イメージセンサから読み出された所定のフレームの撮像信号から、前記所定のフレームを1番目としてN(Nは2以上の整数)番目のフレームの撮像信号までを加算して出力するように構成された加算部と、
    前記被写体を照明するための光を発する光源と、
    前記イメージセンサから前記所定のフレームにおける最初のラインの読出が開始される第1のタイミング、または、前記イメージセンサから前記所定のフレームの直前のフレームにおける最後のラインの読出が完了した第2のタイミングのいずれか一方を示すトリガ信号を出力するように構成されたトリガ信号出力部と、
    前記トリガ信号出力部からのトリガ信号が入力されてから前記光源部による発光を開始させるとともに、前記所定のフレームを基準としてN−1番目のフレームにおける最初のラインの読出が完了してから、N番目のフレームにおける最初のラインの読出が開始される前までに前記光源による発光を終了させるための制御を行うように構成された光源制御部と、
    を有することを特徴とする撮像システム。
  2. 前記トリガ信号出力部は、前記所定のフレームの最後のラインの露光が開始された略直後のタイミングに前記所定のフレームの最初のラインの読み出しが開始されるような動作を前記イメージセンサが行う場合において、前記第1のタイミングを示すトリガ信号を出力する
    ことを特徴とする請求項1に記載の撮像システム。
  3. 前記トリガ信号出力部は、前記所定のフレームの最後のラインの露光が開始されたタイミングから所定のブランク期間を経た後で前記所定のフレームの最初のラインの読み出しが開始されるような動作を前記イメージセンサが行う場合において、前記第2のタイミングを示すトリガ信号を出力する
    ことを特徴とする請求項1に記載の撮像システム。
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