JP5633688B2 - 交流−交流変換回路及びこれを用いた電力変換装置 - Google Patents

交流−交流変換回路及びこれを用いた電力変換装置 Download PDF

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Description

本発明は、商用周波数の交流電圧を高周波の交流電圧に変換する交流−交流変換回路技術に関する。
図7に、特許文献1に記載された商用周波数の交流電圧を高周波の交流電圧に変換し、高周波変圧器で絶縁変換する交流−交流変換回路と動作波形例を示す。図7(a)は特許文献1の高周波変圧器の2次回路に、ダイオード整流回路とフィルタ回路を接続し、直流電圧に変換する交流−直流変換回路の構成としている。
交流−交流変換回路は、交流電源Viと並列にコンデンサC1とC2とが直列接続されたコンデンサ直列回路と、双方向スイッチS1とS2とが直列接続された第1の双方向スイッチ直列回路と、双方向スイッチS3とS4とが直列接続された第2の双方向スイッチ直列回路と、が並列接続される。第1の双方向スイッチ直列回路の内部接続点は高周波変圧器TRの一次巻線の一方の端子に、第2の双方向スイッチ直列回路の内部接続点は切替スイッチS0の第1の接点(b−c)を介して高周波変圧器TRの1次巻線の他方の端子に、またコンデンサ直列回路の内部接続点は切替スイッチS0の第2の接点(a−c)を介して高周波変圧器TRの1次巻線の他方の端子に、各々接続される。
高周波変圧器TRの2次巻線はダイオードD1〜D4で構成されたダイオード整流回路DRの交流入力に、ダイオード整流回路DRの直流出力はリアクトルL0と平滑コンデンサC0で構成されたフィルタ回路Fに、各々接続され、フィルタ回路Fの出力は負荷LDに接続される。
このような構成において、交流電源Viの電圧が低い(例えば100V)時には切替スイッチS0を接点(b−c)を短絡する側に、交流電源Viの電圧が高い(例えば200V)時には切替スイッチS0を接点(a−c)を短絡する側に切替える。
切替スイッチS0を接点(b−c)を短絡する側に切替えた状態では、高周波変圧器TRの一次巻線には交流電源電圧そのものの電圧が、切替スイッチS0を接点(a−c)を短絡する側に切替えた状態では、高周波変圧器TRの一次巻線には交流電源電圧の半分の電圧が、各々印加される。
切替スイッチS0を接点(b−c)を短絡する側に切替えた状態では、フルブリッジ型の回路構成となる。図7(b)に動作波形例を示す。例えば交流電源Viの電圧が正(C1側が正)の時双方向スイッチS1aとS4aをオンすると、高周波変圧器TRの一次巻線にはコンデンサC1の電圧Vc1+C2の電圧Vc2、即ち交流電源の電圧が正方向に印加され、遮断すると一次巻線の漏れインダクタンスの電流が零になるまで負の電圧となり、その後二次回路のダイオードがオンしている期間は零電圧となる。この時、一次巻線の漏れインダクタンスの電流が零になるまでの期間は漏れインダクタンスの電流をコンデンサC1、C2に回生するために双方向スイッチS2bとS3bをオンする必要がある。
次に、双方向スイッチS2aとS3aをオンすると、高周波変圧器TRの一次巻線にはコンデンサC1の電圧Vc1+C2の電圧Vc2が負方向に、各々印加される。これらの動作を高周波で繰り返すことにより、高周波変圧器TRには高周波の交流電圧が印加される。また、交流電源Viの電圧極性が負の場合は双方向スイッチの動作を変更すれば同様の動作となる。
切替スイッチS0を接点(a−c)を短絡する側に切替えた状態では、ハーフブリッジ型の回路構成となる。交流電源Viの電圧が正(C1側が正)の時双方向スイッチS1aをオンすると、高周波変圧器TRの一次巻線にはコンデンサC1の電圧Vc1が正方向に、双方向スイッチS2aをオンすると、高周波変圧器TRの一次巻線にはコンデンサC2の電圧Vc2が負方向に、各々印加される。動作波形は上述のフルブリッジ型の動作と同様である。
漏れインダクタンスの電流をコンデンサに回生するために、双方向スイッチS1aを遮断する時には双方向スイッチS2bを、双方向スイッチS2aを遮断する時には双方向スイッチS1bを、各々オンさせる必要がある。これらの動作を高周波で繰り返すことにより、高周波変圧器TRには高周波の交流電圧が印加される。また、交流電源Viの電圧極性が負の場合は双方向スイッチの動作を変更すれば同様の動作となる。
高周波変圧器TRの2次巻線側回路は、ダイオードD1〜D4で構成された整流回路でパルス状の直流電圧に変換し、リアクトルL0と平滑コンデンサC0で構成された平滑フィルタで平滑された直流電圧を得る一般的な構成である。
特許第3805844号公報
上述のように、従来例では交流電源電圧に応じて、回路をフルブリッジ回路とハーフブリッジ回路をスイッチで切替える構成であったが、いずれの回路構成においても、双方向スイッチの遮断時に高周波変圧器の一次巻線の電圧が大きく変化するため、ノイズの発生量が大きいという課題があった。また、高周波変圧器一次側回路の双方向スイッチ素子が全てオフの状態で、二次側回路のダイオード電流が零になると高周波変圧器の端子間が浮遊状態となり共振などの高周波ノイズが発生するという問題が生じる。
従って、本発明の課題は、スイッチング時の電圧変化幅を小さくしノイズの発生を抑制し、また高周波変圧器一次側回路の双方向スイッチ素子が全てオフの状態で、二次側回路のダイオード電流が零になっても高周波変圧器の端子間の高周波振動電圧を抑制することにある。
上述の課題を解決するために、第の発明においては、コンデンサを2個直列接続したコンデンサ直列回路と、第1及び第2の双方向スイッチ素子を2個直列接続した第1の双方向スイッチ直列回路と、第3及び第4の双方向スイッチ素子を2個直列接続した第2の双方向スイッチ直列回路と、を交流電源と並列に接続し、前記コンデンサ直列回路内部の接続点と前記第1の双方向スイッチ直列回路内部の接続点との間に第5の双方向スイッチを、前記コンデンサ直列回路内部の接続点と前記第2の双方向スイッチ直列回路内部の接続点との間に第6の双方向スイッチを、各々接続し、前記第1の双方向スイッチ直列回路内部の接続点と前記第2の双方向スイッチ直列回路内部の接続点との間に高周波交流電圧を出力する交流−交流変換回路において、コンデンサ直列回路の各コンデンサ電圧を出力する第1ステップ波形と前記コンデンサ直列回路全体の電圧を出力する第2ステップ波形との合成波形を高周波交流電圧として出力する第1の制御手段を備える。
第2の発明においては、第の発明における前記第1の制御手段は、前記各コンデンサの電圧差が小さくなるように前記第1ステップ波形又は第2ステップ波形のパルス幅を調整する。
第3の発明においては、第又は第2の発明における前記第1の制御手段は、高周波交流電圧の正の電圧から負の電圧又は負の電圧から正の電圧への切替に際し、前記第5及び第6の双方向スイッチをオンさせることにより、零電圧期間を設ける。
第4の発明においては、第1〜第3の発明における前記コンデンサ直列回路の各コンデンサ電圧を高周波交流電圧として出力する第2の制御手段を備える。
第5の発明においては、前記第の制御手段は、高周波交流電圧の正の電圧から負の電圧又は負の電圧から正の電圧への切替に際し、前記第5及び第6の双方向スイッチをオンさせることにより、零電圧期間を設ける。
第6の発明においては、第4又は第5の発明において、前記交流入力電圧の大きさに応じて、前記コンデンサ直列回路全体の電圧を高周波交流電圧として出力する第1の制御手段と前記コンデンサ直列回路の各コンデンサ電圧を高周波交流電圧として出力する第2の制御手段とを切替える。
第7の発明においては、第1〜第6の発明において、前記コンデンサ直列回路と中間タップ付変圧器巻線を並列接続し、前記中間タップと前記コンデンサ直列回路内部の接続点とを接続する。

の発明においては、第1〜第のいずれか1項に記載の交流−交流変換回路における前記高周波交流電圧を変圧器で絶縁変換し、整流回路及び平滑回路を介して直流電圧に変換し、これを直流出力とする直流電源装置とする。
の発明においては、第1〜第のいずれか1項に記載の交流−交流変換回路における前記高周波交流電圧を変圧器で絶縁変換し、同期整流回路及び平滑回路を介して交流電源の入力電圧周波数と同じ低周波数の交流電圧に変換し、これを交流出力とする交流電源装置とする。
本発明では、ハーフブリッジ回路及びフルブリッジ回路の動作における、交流出力電圧の極性切替えに際し、第5及び第6の双方向スイッチをオンさせ高周波変圧器の一次巻線を短絡する期間を設けている。また、フルブリッジ回路動作においては、コンデンサ直列回路の各コンデンサ電圧を出力する第1ステップ波形とコンデンサ直列回路全体の電圧を出力する第2ステップ波形との合成波形を高周波交流電圧として出力する制御手段を備えている。この結果、高周波変圧器二次側整流回路の電流が断続しても高周波変圧器の巻線間電圧は零となり、浮遊状態でなくなり、共振電圧が発生しないのでノイズが低減される。また、双方向スイッチ素子遮断時の交流出力電圧波形は零電圧を経由して極性が切替わるので、電圧変化量が小さくなり、ノイズ発生量が減少する。さらに、フルブリッジ回路動作においては、零電圧から2ステップ動作で電圧が変化するため、電圧変化量がさらに小さくなり、一層のノイズ発生量低減が可能となる。
本発明の第1の実施例を示す回路図である。 図1の第1の動作波形例を示す。 図1の第2の動作波形例を示す。 本発明の第2の実施例を示す回路図である。 本発明の第3の実施例を示す回路図である。 本発明の第4の実施例を示す回路図である。 従来例を示す回路図及び動作波形例である。
本発明の要点は、コンデンサを2個直列接続したコンデンサ直列回路と、第1及び第2の双方向スイッチ素子を2個直列接続した第1の双方向スイッチ直列回路と、第3及び第4の双方向スイッチ素子を2個直列接続した第2の双方向スイッチ直列回路と、を交流電源と並列に接続し、前記コンデンサ直列回路内部の接続点と前記第1の双方向スイッチ直列回路内部の接続点との間に第5の双方向スイッチを、前記コンデンサ直列回路内部の接続点と前記第2の双方向スイッチ直列回路内部の接続点との間に第6の双方向スイッチを、各々接続し、前記第1の双方向スイッチ直列回路内部の接続点と前記第2の双方向スイッチ直列回路内部の接続点との間に高周波交流電圧を出力する点である。
高周波交流電圧の極性切替に際しては、第5及び第6の双方向スイッチをオンさせて高周波交流電圧を零電圧にする期間を設ける。さらに、フルブリッジ回路動作においては、コンデンサ直列回路の各コンデンサ電圧を出力する第1ステップ波形とコンデンサ直列回路全体の電圧を出力する第2ステップ波形との合成波形を高周波交流電圧として出力する。
図1に、本発明の第1の実施例を示す。商用交流電源電圧を高周波交流電圧に変換し、高周波変圧器TRで絶縁変換後、整流回路SRと平滑フィルタFを介して直流電圧を負荷LDに供給する実施例である。
コンデンサC1、C2を2個直列接続したコンデンサ直列回路と、逆阻止型IGBTS1aとS1bを逆並列接続した第1の双方向スイッチ素子及び逆阻止型IGBTS2aとS2bを逆並列接続した第2の双方向スイッチ素子を直列接続した第1の双方向スイッチ直列回路と、逆阻止型IGBTS3aとS3bを逆並列接続した第3の双方向スイッチ素子及び逆阻止型IGBTS4aとS4bを逆並列接続した第4の双方向スイッチ素子を直列接続した第2の双方向スイッチ直列回路と、を各々交流電源Viと並列に接続する。
また、前記コンデンサ直列回路内部の接続点と前記第1の双方向スイッチ直列回路内部の接続点との間に逆阻止型IGBTS5aとS5bを逆並列接続した第5の双方向スイッチを、前記コンデンサ直列回路内部の接続点と前記第2の双方向スイッチ直列回路内部の接続点との間に逆阻止型IGBTS6aとS6bを逆並列接続した第6の双方向スイッチを、各々接続する。前記第1の双方向スイッチ直列回路内部の接続点と前記第2の双方向スイッチ直列回路内部の接続点との間に高周波変圧器TRの一次巻線を接続する。高周波変圧器TRの二次巻線はダイオードD1〜D4で構成されたダイオード整流回路DRの交流入力に、ダイオード整流回路DRの直流出力はリアクトルLoとコンデンサCoで構成された平滑フィルタFと並列接続され、さらにコンデンサCoと並列に負荷LDが接続される。
また、コンデンサC1,C2の直列回路と並列に電圧検出器VD1が接続され、電圧検出器VD1の出力は、直接又はレベル判定回路RJを介して制御回路CNT1に接続される。
このような構成における動作を図2及び図3に示す。図2はフルブリッジ回路での動作、図3はハーフブリッジ回路での動作図である。
図2はフルブリッジ回路での動作で、交流電源Viの電圧極性が正(コンデンサC1側が正)の場合の動作波形図である。IGBTは全て逆阻止型である。
交流出力電圧を正側に出力する場合の動作モードは2種類ある。モード1では、IGBTS6bがオンの状態でIGBTS1aをオンさせると交流出力電圧はコンデンサC1の電圧Vc1となり、次にIGBTS4aをオンさせると交流出力電圧はコンデンサC1の電圧Vc1+コンデンサC2の電圧Vc2となる。次にIGBTS4aをオフさせると交流出力電圧はコンデンサC1の電圧Vc1となり、さらにIGBTS1aをオフさせ、IGBTS5aをオンさせると交流出力電圧は零となる。ここでIGBTS5aへのオン信号はIGBTS1aをオフさせる時点より前の時刻に与えるとスムーズに電流を転流させることができる。この結果、交流出力電圧は正側に2ステップ状のパルス波形となる。
モード2では、IGBTS5aがオンの状態でIGBTS4aをオンさせると交流出力電圧はコンデンサC2の電圧Vc2となり、次にIGBTS1aをオンさせると交流出力電圧はコンデンサC1の電圧Vc1+コンデンサC2の電圧Vc2となる。次にIGBTS1aをオフさせると交流出力電圧はコンデンサC2の電圧Vc2となり、さらにIGBTS4aをオフさせ、IGBTS6bをオンさせると交流出力電圧は零となる。ここでIGBTS6bへのオン信号はIGBTS4aをオフさせる時点より前の時刻に与えるとスムーズに電流を転流させることができる。この結果、交流出力電圧は正側に2ステップ状のパルス波形となる。
同様に、交流出力電圧を負側に出力する動作モードも2種類ある。モード1では、IGBTS6aがオンの状態でIGBTS2aをオンさせると交流出力電圧はコンデンサC2の電圧Vc2となり、次にIGBTS3aをオンさせると交流出力電圧はコンデンサC1の電圧Vc1+コンデンサC2の電圧Vc2となる。次にIGBTS3aをオフさせると交流出力電圧はコンデンサC2の電圧Vc2となり、さらにIGBTS2aをオフさせ、IGBTS5bをオンさせると交流出力電圧は零となる。ここでIGBTS5bへのオン信号はIGBTS2aをオフさせる時点より前の時刻に与えるとスムーズに電流を転流させることができる。この結果、交流出力電圧は負側に2ステップ状のパルス波形となる。
モード2では、IGBTS5bがオンの状態でIGBTS3aをオンさせると交流出力電圧はコンデンサC1の電圧Vc1となり、次にIGBTS2aをオンさせると交流出力電圧はコンデンサC1の電圧Vc1+コンデンサC2の電圧Vc2となる。次にIGBTS2aをオフさせると交流出力電圧はコンデンサC1の電圧Vc1となり、さらにIGBTS3aをオフさせ、IGBTS6aをオンさせると交流出力電圧は零となる。ここでIGBTS6aへのオン信号はIGBTS3aをオフさせる時点より前の時刻に与えるとスムーズに電流を転流させることができる。この結果、交流出力電圧は負側に2ステップ状のパルス波形となる。
モード1の動作とモード2の動作を交流出力電圧の正出力のパルス列で交互に又は負出力のパルス列で交互に使い分けることにより、正出力のパルス列及び負出力のパルス列はコンデンサC1の電圧Vc1とコンデンサC2の電圧Vc2が交互に存在することになり、結果的に、コンデンサC1とC2の電圧を均等化することになる。また、高周波変圧器の高周波的な励磁は均等化され、偏磁を抑制することができる。
交流入力電圧の極性が負の時にはIGBTの使い方を変更することにより、同様に高周波電圧を出力することができる。
図3は、ハーフブリッジ回路での動作図である。交流電源Viの電圧極性が正(コンデンサC1側が正)の場合の動作波形図である。IGBTは全て逆阻止型である。
図1に示す回路構成において、ハーフブリッジ回路動作としては、双方向スイッチS6(IGBTS6aとS6bで構成)をオン状態として、双方向スイッチS1(IGBTS1aとS1bで構成)と双方向スイッチS2(IGBTS2aとS2bで構成)とを交互にオンオフする動作モード1と、双方向スイッチS5(IGBTS5aとS5bで構成)をオン状態として、双方向スイッチS3(IGBTS3aとS3bで構成)と双方向スイッチS4(IGBTS4aとS4bで構成)と、を交互にオンオフする動作モード2とがある。
動作モード1では、双方向スイッチS6(IGBTS6aとS6bで構成)をオン状態として、双方向スイッチS1(IGBTS1aとS1bで構成)と双方向スイッチS2(IGBTS2aとS2bで構成)とを交互にオンオフする。IGBTS1aをオンすると交流出力電圧はコンデンサC1の電圧Vc1(正の極性の電圧)となり、IGBTS1aを遮断し、IGBTS5aをオンすると高周波出力電圧は零となる。この時、IGBTS5aへのオン信号はIGBTS1aを遮断する時点より前の時刻に与えると電流をスムーズに転流させることができる。
次に、IGBTS2aをオンすると交流出力電圧はコンデンサC2の電圧Vc2(負の極性の電圧)となり、IGBTS2aを遮断し、IGBTS5bをオンすると高周波出力電圧は零となる。この時、IGBTS5bへのオン信号はIGBTS2aを遮断する時点より前の時刻に与えると電流をスムーズに転流させることができる。
動作モード2では、双方向スイッチS5(IGBTS5aとS5bで構成)をオン状態として、双方向スイッチS3(IGBTS3aとS3bで構成)と双方向スイッチS4(IGBTS4aとS4bで構成)とを交互にオンオフする。IGBTS4aをオンすると交流出力電圧はコンデンサC2の電圧Vc2(正の極性の電圧)となり、IGBTS4aを遮断し、IGBTS6bをオンすると高周波出力電圧は零となる。この時、IGBTS6bへのオン信号はIGBTS4aを遮断する時点より前の時刻に与えると電流をスムーズに転流させることができる。
次に、IGBTS3aをオンすると交流出力電圧はコンデンサC1の電圧Vc1(負の極性の電圧)となり、IGBTS3aを遮断し、IGBTS6aをオンすると高周波出力電圧は零となる。この時、IGBTS6aへのオン信号はIGBTS3aを遮断する時点より前の時刻に与えると電流をスムーズに転流させることができる。
モード1の動作とモード2の動作を交互に組合せることにより、導通するIGBT素子を分散させることが可能で、従来に比べて発生損失が分散するので、冷却装置の小型化が可能となり、また出力容量の大容量化が容易となる。
図1に示す電圧検出器VD1とレベル判定回路RJは、コンデンサC1、C2の電圧差を検出し、電圧が均等になるように制御するための電圧均等化制御と、交流電源V1の電圧の大きさを判定してフルブリッジ動作とハーフブリッジ動作を切替える切替制御に用いる。電圧均等化制御は、電圧が高い方のコンデンサからのエネルギーの放出が多くなるようにパルス幅を制御する。また、切替制御は、交流入力電圧の変動範囲の中間点を検出し、電圧がこの中間点付近の電圧より低い時にはフルブリッジ回路の動作に、高い時にはハーフブリッジ回路の動作となるように、制御方式を切替える。その結果、交流電源の電圧変動が大きい場合でも、高周波出力電圧のピーク値変動を小さくすることが可能となり、高周波変圧器の小型化が可能となる。
図4に、本発明の第2の実施例を示す。第1の実施例では、コンデンサC1、C2の電圧均等化制御を制御回路で行っていたが、本実施例では、制御回路では交流電源Viの電圧に応じて回路方式をフルブリッジ回路動作とハーフブリッジ回路動作を切替える制御を行い、電圧均等化はコンデンサC1とC2の直列回路と並列に中間端子付の単巻変圧器BALを接続することにより実現する。単巻変圧器BALの中間端子には交流電源Viの半分の電圧が発生するため、コンデンサC1の電圧とC2の電圧は均等化される。その他の動作は実施例1と同じである。
図5に、本発明の第3の実施例を示す。高周波変圧器の出力を同期整流して交流電源Viと同じ周波数で、電圧の違う交流出力を得る場合の構成である。第1の実施例との違いは、高周波変圧器TRの二次巻線側の回路構成である。第1の実施例におけるダイオード整流回路DRの代わりに同期整流回路SRを用い、同期整流回路SRの出力にリアクトルLoaとコンデンサCoaからなる波形整形用交流フィルタACFを、コンデンサCoaと並列に交流負荷ALDを、各々接続した構成である。同期整流回路SRは、逆阻止型IGBTを逆並列接続した双方向スイッチを4個用いたブリッジ回路である。即ち双方向スイッチB1(B1aとB1bで構成)とB2(B2aとB2bで構成)の直列回路Aと、双方向スイッチB3(B3aとB3bで構成)とB4(B4aとB4bで構成)の直列回路Bとが並列接続された構成である。
このような構成における動作を図6に示す。高周波変圧器一次側回路の動作がハーフブリッジ回路動作の場合の動作例である。高周波変圧器TRのパルス列状の電圧を交流電源Viの電圧の周波数の正の半サイクル期間は同期整流回路の双方向スイッチで正方向に、負の半サイクル期間は同期整流回路の双方向スイッチで負方向に同期整流し、波形整形用交流フィルタACFを通すことにより、交流電源Viと同じ周波数の交流電圧を得ることができる。
尚、上記実施例には双方向スイッチとして逆阻止型IGBTを逆並列接続した場合の例を示したが、逆耐圧のないIGBTとダイオードを組合わせて場合でも同様に実現可能である。
本発明は、電圧の変動範囲が大きい交流電源から高周波の交流電圧を作り出す技術であり、スイッチング電源、無停電電源装置などへの適用が可能である。
Vi・・・交流電源 C1、C2・・・コンデンサ
S0・・・切替スイッチ TR・・・高周波変圧器
S1a、S1b、S2a、S2b、S3a、S3b、S4a、S4b・・・逆阻止型IGBT
B1a、B1b、B2a、B2b、B3a、B3b、B4a、B4b・・・逆阻止型IGBT
DR・・・ダイオード整流器 SR・・・同期整流回路
D1〜D4・・・ダイオード Lo・・・平滑リアクトル
Co・・・平滑コンデンサ F・・・直流平滑フィルタ
Loa・・・交流リアクトル Coa・・・コンデンサ
ACF・・・交流フィルタ NAL・・・単巻変圧器
LD・・・直流負荷 ALD・・・交流負荷
VD1・・・電圧検出器 RJ・・・レベル判定器
CNT1〜3:制御回路

Claims (9)

  1. コンデンサを2個直列接続したコンデンサ直列回路と、第1及び第2の双方向スイッチ素子を2個直列接続した第1の双方向スイッチ直列回路と、第3及び第4の双方向スイッチ素子を2個直列接続した第2の双方向スイッチ直列回路と、を交流電源と並列に接続し、前記コンデンサ直列回路内部の接続点と前記第1の双方向スイッチ直列回路内部の接続点との間に第5の双方向スイッチを、前記コンデンサ直列回路内部の接続点と前記第2の双方向スイッチ直列回路内部の接続点との間に第6の双方向スイッチを、各々接続し、前記第1の双方向スイッチ直列回路内部の接続点と前記第2の双方向スイッチ直列回路内部の接続点との間に高周波交流電圧を出力する交流−交流変換回路において、
    コンデンサ直列回路の各コンデンサ電圧を出力する第1ステップ波形と前記コンデンサ直列回路全体の電圧を出力する第2ステップ波形との合成波形を高周波交流電圧として出力する第1の制御手段を備えることを特徴とする交流−交流変換回路。
  2. 前記第1の制御手段は、前記各コンデンサの電圧差が小さくなるように前記第1ステップ波形又は第2ステップ波形のパルス幅を調整することを特徴とする請求項に記載の交流−交流変換回路。
  3. 前記第1の制御手段は、高周波交流電圧の正の電圧から負の電圧又は負の電圧から正の電圧への切替に際し、前記第5及び第6の双方向スイッチをオンさせることにより、零電圧期間を設けることを特徴とする請求項1又は2に記載の交流−交流変換回路。
  4. 前記コンデンサ直列回路の各コンデンサ電圧を高周波交流電圧として出力する第2の制御手段を備えることを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載の交流−交流変換回路。
  5. 前記第2の制御手段は、高周波交流電圧の正の電圧から負の電圧又は負の電圧から正の電圧への切替に際し、前記第5及び第6の双方向スイッチをオンさせることにより、零電圧期間を設けることを特徴とする請求項に記載の交流−交流変換回路。
  6. 前記交流入力電圧の大きさに応じて、前記コンデンサ直列回路全体の電圧を高周波交流電圧として出力する第1の制御手段と前記コンデンサ直列回路の各コンデンサ電圧を高周波交流電圧として出力する第2の制御手段とを切替えることを特徴とする請求項4又は5に記載の交流−交流変換回路。
  7. 前記コンデンサ直列回路と中間タップ付変圧器巻線を並列接続し、前記中間タップと前記コンデンサ直列回路内部の接続点とを接続することを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の交流−交流変換回路。
  8. 請求項1〜のいずれか1項に記載の交流−交流変換回路における前記高周波交流電圧を変圧器で絶縁変換し、整流回路及び平滑回路を介して直流電圧に変換し、これを直流出力とすることを特徴とする直流電源装置。
  9. 請求項1〜のいずれか1項に記載の交流−交流変換回路における前記高周波交流電圧を変圧器で絶縁変換し、同期整流回路及び平滑回路を介して交流電源の入力電圧周波数と同じ低周波数の交流電圧に変換し、これを交流出力とすることを特徴とする交流電源装置。
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