JP5628597B2 - 発進制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ベルト式無段変速装置を備えアイドルストップ機能を有する車両の発進制御装置に関する。
近年、省エネルギーや環境問題の観点から、車両における燃費向上やエネルギー効率の改善が望まれている。かかる観点から、下記特許文献1に開示されているような無段変速機(CVT:Continuously Variable Transmission)を搭載した車両が提供されている。また更なる燃費向上を図るべく、下記特許文献2に開示されているように、信号等において走行を停止した際に所定の条件を満足することを条件としてエンジンの運転を自動的に停止し、発進時にエンジンを自動的に再始動させるアイドルストップ機能を備えた車両が提供されている。
また、アイドルストップ機能により内燃機関の停止判定直後の始動要求に対して遅れを生じることなく内燃機関を駆動状態に復帰させるための技術として、下記特許文献3のような内燃機関の停止・始動制御装置が提供されている。特許文献3の制御装置は、エンジン回転数が自立回転に復帰できる回転数か否かを判断し、自立回転できる回転数であるとの判断がなされた場合にはエンジンの停止制御を中止するように電子スロットルの開度制御を行う。また、特許文献3の制御装置は、エンジンの自立回転への復帰に失敗した場合に、前記した電子スロットルの実行フラグをオフ状態、すなわち電子スロットルを閉状態にする制御を行う。
特開2001−47892号公報 特開2003−175747号公報 特許第4029891号公報
上記特許文献3に記載の停止・始動制御装置は、電子スロットルの開度制御の実行フラグの判定がエンジン回転数と経過時間に起因しており、エンジン回転数が自立回転可能な状態に復帰しない限り電動スロットルの開度制御の実行フラグがオフ状態、すなわち電動スロットルが閉状態のまま維持することになる。従って、上記特許文献3の従来技術においては、アイドルストップ機能が作用してエンジンが停止状態になった後、再度エンジンを起動する際にエンジン回転数が自立回転に復帰しないままクランキングを終了すると、電動スロットルが閉状態のまま維持されることになり、キー操作等によるエンジン始動後の走行が困難な状態になってしまうという問題がある。
かかる知見に基づき、本発明はエンジン回転数が自立回転に復帰しないままクランキングを終了した場合に、キー操作等によりエンジンを始動後、走行させることが可能なエンジンの発進制御装置の提供を目的とした。
上記した課題を解決すべく提供される本発明の車両の発進制御装置は、アクセルと、前記アクセルの開度とは独立して開度を調節し得るスロットルを備えたエンジンと、前記エンジンの動力を駆動輪に伝達するベルト式無段変速装置とを備え、所定の停止条件を満足したときに前記エンジンを自動停止させるとともに、自動停止後に所定の始動条件を満足したときに前記スロットルを閉状態とする電子スロットルガード制御を実施しつつ前記エンジンを自動始動させるアイドルストップ機能を備えている。本発明の発進制御装置は、前記アイドルストップ機能による前記エンジンの自動始動のためのクランキングの開始後、前記エンジンが自立回転に復帰しないうちにクランキングを終了した場合に、所定時間経過後に再度自動始動のためのクランキングを開始するものであり、前記エンジンが自立回転に復帰しないうちにクランキングを終了する動作が所定の回数だけ繰り返されたことを検知して前記電子スロットルガード制御を中止して前記スロットルを開状態とすることを特徴としている。
かかる構成によれば、アイドルストップ機能によるエンジンの自動始動のためのクランキングの開始及び終了を所定の回数に亘って繰り返したときに、電子スロットルガード制御を中止しスロットルを開状態とし、キー等の操作によりエンジンを始動後、走行させることが可能となる。

本発明によれば、エンジン回転数が自立回転に復帰しないままクランキングを終了した場合に、キー操作等によりエンジンを始動後、走行させることが可能なエンジンの発進制御装置を提供できる。
本発明の一実施形態に係る発進制御装置を搭載した車両において採用されているトランスミッションシステムを示すスケルトン図である。 アイドルストップ機能により車両が自動停止した後、電子スロットルガード制御の完了に至るまでの各部の動作状況を示したタイミングチャートである。 アイドルストップ機能により車両が自動停止した後、電子スロットルガード制御の完了に至るまでに実施される発進制御方法を示すフローチャートである。
続いて、本発明の一実施形態に係る発進制御装置Cを搭載した車両Aについて図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、本実施形態の車両Aは、その制御構成に特徴を有するものであるが、制御構成部分の説明に先立って、車両Aにおいて採用されているトランスミッションシステムの概略を説明する。
本実施形態の車両Aは、図1に示すようにトランスミッションシステムTとエンジンE、発進制御装置Cを備えている。トランスミッションシステムTは、FF横置き式の自動車用変速機であり、エンジン出力軸1によりトルクコンバータ2を介して駆動される入力軸3、入力軸3の回転を正逆切り替えて駆動軸10に伝達する前後進切替装置4、駆動プーリ11と従動プーリ21と両プーリ間に巻き掛けられたVベルト15とからなる無段変速装置7、従動軸20の動力を出力軸32に伝達するデファレンシャル装置30などによって構成されている。入力軸3と駆動軸10とは同一軸線上に配置され、従動軸20とデファレンシャル装置30の出力軸32とが入力軸3に対して平行でかつ非同軸に配置されている。したがって、このトランスミッションシステムTは、全体として3軸構成とされている。
本実施形態において採用されているVベルト15は、一対の無端状張力帯と、これら張力帯に支持された多数のブロックとで構成された公知の金属ベルトである。
トランスミッションシステムTを構成する各部品は、変速機ケース5の中に収容されている。トルクコンバータ2と前後進切替装置4との間には、オイルポンプ6が配置されている。このオイルポンプ6は、図1では示さないが、変速機ケース5に固定されたオイルポンプボデーと、オイルポンプボデーに対して固定されたオイルポンプカバーと、オイルポンプボデーとオイルポンプカバーとの間に収容されたポンプギヤとで構成されている。そして、ポンプギヤはトルクコンバータ2のポンプインペラ2aにより駆動される。なお、トルクコンバータ2のタービンランナ2bは入力軸3に連結され、ステータ2cはワンウエイクラッチ2dを介して変速機ケース5により支持されている。
オイルポンプ6は、エンジンEから入力される動力により作動するものである。従って、オイルポンプ6の動作は、エンジンEと連動する。すなわち、エンジンEの作動中はオイルポンプ6も作動するが、エンジンEが停止するとオイルポンプ6も停止する。また、オイルポンプ6を作動させることにより、後に詳述する前後進切替装置4やCVT7などの各油圧作動装置に向けてオイルを圧送し、ライン圧(油圧)を作用させることができる。従って、エンジンEの停止中は、前後進切替装置4やCVT7に対して油圧を作用させることができない。
前後進切替装置4は、遊星歯車機構40と、逆転ブレーキ50と、直結クラッチ51とで構成されている。遊星歯車機構40は、いわゆるシングルピニオン方式のものであり、サンギヤ41が入力回転部材である入力軸3に連結され、リングギヤ42が出力回転部材である駆動軸10に連結された構成とされている。逆転ブレーキ50は、本発明における発進クラッチに相当するものであり、ピニオンギヤ43を支えるキャリア44と変速機ケース5との間に設けられている。また、直結クラッチ51は、キャリア44とサンギヤ41との間に設けられている。直結クラッチ51を解放して逆転ブレーキ50を締結すると、入力軸3の回転が逆転され、かつ減速されて駆動軸10へ伝えられる。逆に、逆転ブレーキ50を解放して直結クラッチ51を締結すると、遊星歯車機構40のキャリア44とサンギヤ41とが一体に回転するので、入力軸3と駆動軸10とが直結される。
無段変速装置7の駆動プーリ11は、固定シーブ11aと、可動シーブ11bと、油圧サーボ12とを備えている。固定シーブ11aは、駆動軸(プーリ軸)10の軸上に一体的に形成されている。可動シーブ11bは、駆動軸10上にローラスプライン部を介して軸方向移動自在に、かつ一体回転可能に支持されている。油圧サーボ12は、可動シーブ11bの背後に設けられている。可動シーブ11bの外周部には、背面側へ延びるピストン部が一体に形成され(図示せず)、このピストン部の外周部が駆動軸10に固定されたシリンダ(図示せず)の内周部に摺接している。可動シーブ11bとシリンダとの間に油圧サーボ12の作動油室12aが形成され、この作動油室12aへの油圧を制御することにより、変速制御が実施される。
従動プーリ21は、固定シーブ21aと、可動シーブ21bと、油圧サーボ22とを備えている。固定シーブ21aは、従動軸(プーリ軸)20上に一体的に形成されている。可動シーブ21bは、従動軸20上にローラスプライン部(図示せず)を介して軸方向移動自在に、かつ一体回転可能に支持されている。油圧サーボ22は、可動シーブ21bの背後に設けられている。可動シーブ21bの外周部には、背面側へ延びるシリンダ部(図示せず)が一体に形成され、シリンダ部の内周部に従動軸20に固定されたピストン(図示せず)が摺接している。可動シーブ21bとピストンとの間に油圧サーボ22の作動油室22aが形成され、この作動油室22aの油圧を制御することにより、トルク伝達に必要なベルト推力が与えられる。なお、作動油室22aには初期推力を与えるスプリング24が配置されている。
従動軸20の一端部は、エンジンE側に向かって延びており、この一端部に出力ギヤ27が固定されている。出力ギヤ27はデファレンシャル装置30のリングギヤ31に噛み合っており、デファレンシャル装置30から左右に延びる出力軸32に動力が伝達され、車輪が駆動される。
エンジンEは、内燃機関によって構成されるものであり、開度(出力)を調節し得る電子制御式のスロットルSを備えている。エンジンEは、出力軸1を介して上述したトランスミッションシステムTに接続されており、動力をトルクコンバータ2やオイルポンプ6に対して入力可能とされている。エンジンEは、上述したCVT7と連携作動するように動作制御されている。
車両Aは、走行を停止した際に所定の稼働条件を満足していることを条件として発進制御装置Cからの制御信号によりエンジンEの運転を自動的に停止させ、発進時にエンジンEを自動的に再始動させる機能(アイドルストップ機能)を有する。本実施形態では、アクセル(図示せず)の開度が所定の開度以下であることや、車速が0[Km/h]であること、エンジンEの水温が所定の温度範囲内であること、バッテリ電源の電圧が所定の電圧以上であること、バッテリ電源の温度が所定の温度範囲内にあること、バッテリ電源が十分に充電された状態であること、ブレーキペダルがオン状態であることなどがアイドルストップ機能の稼働条件として設定されている。また、アクセルの開度が所定の開度より大きくなる等して前述した稼働条件を満たさない状態になると、アイドルストップ機能が解除されてエンジンEが自動的に始動し、車両Aが走行可能な状態に復帰する。
本実施形態の車両Aにおいては、自動始動開始直後におけるエンジンEの吹き上がりや、発進時のショック防止、もたつき感の解消などの観点から、一定の条件を満足した状態においてスロットルSの開度を調整する制御(以下、「電子スロットルガード制御」とも称す)が発進制御装置Cによって実施される。以下、自動始動開始後、電子スロットルガード制御を開始し、終了するまでの動作について、図2に示すタイミングチャートに従って説明し、その後図3に示すフローチャートに従って詳細に説明する。
車両Aがアイドルストップ機能により自動停止すると、エンジンEの回転が停止し、スロットルSも閉止状態になる。また、これに伴ってオイルポンプ6も停止し、Vベルト15に挟圧が作用しない状態(ライン圧が作用しない状態)になる。その後、アクセルの開度が所定の開度より大きくなる等の車両Aを再始動させるための条件が揃うと、エンジンEを再始動させるべく、クランキングが開始される。また、クランキングが開始されると、電子スロットルガード制御が開始される。
具体的には、クランキングが開始されると、電子スロットルSが閉止状態とされる。クランキングを行っている一定期間の間にエンジンEが自立回転可能な回転数に達した場合は、その後のエンジンEの回転数や、CVT7においてVベルト15に作用する挟圧、発進クラッチ(逆転ブレーキ50)の係合状態に応じて電子スロットルSの開度が調整される。
さらに詳細に説明すると、エンジンEの回転数が所定の回転数(以下、復帰条件回転数REとも称す)以上に到達し、Vベルト15に作用する挟圧が所定値以上に到達し、発進クラッチ(逆転ブレーキ50)が係合を開始したことが確認されると、スロットルSは、時間経過するにつれて所定の増加割合で開度が漸増するように制御される。これにより、自動始動後におけるエンジンEの吹き上がりを防止することができる。
その後、発進クラッチが係合を完了したと想定される状態になると、これを条件として電子スロットルガード制御が終了される。本実施形態では、発生トルク容量から推定した発進クラッチが係合を完了する時間が推定され、この時間になった際に発進クラッチが係合したものとして電子スロットルガード制御が終了される。
一方、エンジンEの再始動のためのクランキングが開始されたにもかかわらず、一定期間が経過してもエンジンEが自立回転可能な回転数に到達しないときは、クランキングが終了し、電子スロットルガード制御が一旦解除される。これにより、電子スロットルSが開状態とされる。この場合は、クランキングの終了後一定時間が経過すると、再度クランキングが開始される。再度クランキングを行うことによりエンジンEが自立回転可能な状態になったときは、上述と同様に、その後のエンジンEの回転数や、CVT7においてVベルト15に作用する挟圧、発進クラッチ(逆転ブレーキ50)の係合状態に応じて電子スロットルSの開度が調整される。
これに対し、クランキングの開始及び終了が複数回(本実施形態では3回)繰り返されたにもかかわらずエンジンEが自立回転可能な回転数に到達しなかった場合は、電子スロットルガード制御が解除される。これにより、電子スロットルSが開状態となり、キー等の手動操作によりエンジンEを始動後、走行させることが可能な状態になる。
続いて、図3に示すフローチャートに従って、車両Aがアイドルストップ機能により自動停止した後、再始動を開始する場合に実施される制御について説明する。車両Aが自動停止後、再始動する場合は先ず図3のステップ1においてエンジンEのクランキングが開始されると共に、フラグがオン状態とされる。その後、制御フローがステップ2に進み、エンジン回転数Eが上述した復帰条件回転数RE以上に到達しているか否かが確認される。
ステップ2において未だ復帰条件回転数REに到達していない場合は、制御フローがステップ7に進められ、エンジンEのクランキング中であるか否かが確認される。クランキング中である場合は、電子スロットルガード制御が継続され(ステップ10)制御フローがステップ2に戻される。一方、クランキング中でない場合、すなわちクランキングを行ったにもかかわらずエンジンEが自立回転可能な回転数に到達しなかった場合は、制御フローがステップ8に進められ、電子スロットルガード制御が一旦解除されると共に、フラグがオフ状態とされる。
その後、制御フローがステップ9に進み、エンジンEの再始動を開始してからフラグがオフ状態になった回数、すなわちエンジンEの再始動のために繰り返されたクランキングの回数がn回(本実施形態ではn=3)以上であるか否かが確認される。ここでフラグがオフになった回数がn回未満である場合は、制御フローがステップ1に戻される。
一方、ステップ9においてフラグがオフになった回数がn回以上に達していることが確認された場合は、クランキングを複数回(本実施形態では3回)に亘って実施したにもかかわらずエンジンEが再始動されなかった場合である。そこで、この場合はキー等を操作することにより手動によるエンジンEの再始動を可能とすべく、電子スロットルガード制御が解除された状態のままとされ、車両Aの自動始動のための一連の制御が完了する。これにより、車両Aはキー等を手動操作することによりエンジンEを始動後、走行させることが可能な状態になる。
ステップ2においてエンジンEの回転数が復帰条件回転数RE以上に達していることが確認された場合は、制御フローがステップ3に進み、ライン圧が確保されているか、すなわちVベルト15に対して所定値以上の挟圧が作用しているか否かが確認される。ここでライン圧が未だ確保されていない場合は、上記のステップ2においてエンジンEの回転数が復帰条件回転数REに達していない場合と同様に、制御フローがステップ7〜ステップ10に係る制御フローに順次進められ、同様の制御がなされる。
これに対し、ステップ3においてライン圧が確保されていることが確認された場合は、制御フローがステップ4に移行し、発進クラッチ(逆転ブレーキ50)が係合を開始したか否かが確認される。ここで、発進クラッチの係合開始が確認されない場合は、上記したのと同様に制御フローがステップ7〜ステップ10に係る制御フローに順次進められ、同様の制御がなされる。
ステップ4において発進クラッチが係合を開始したことが確認された場合は、自動始動後におけるエンジンEの吹き上がりを抑制すべく、クラッチが係合を完了したことが確認されるまでの期間に亘って、電子スロットルSの開度が時間経過に連動して所定の増加割合で漸増するように制御される。すなわち、発進クラッチが係合を開始すると、制御フローがステップ5に進められ、発進クラッチが係合を完了したか否かが確認される。発進クラッチの係合が未完了である場合は、制御フローがステップ1に戻され、引き続き電子スロットルSの開度制御がなされる。
これに対し、ステップ5において発進クラッチの係合が完了したことが確認されると、制御フローがステップ6に進められ、電子スロットルガード制御が終了される。これにより、車両Aの再始動についての一連の制御が完了し、スロットルSの開度がアクセルの開度に対応する開度となるように制御される。
上述したように、本実施形態の発進制御装置Cは、アイドルストップ機能により停止したエンジンEを自動始動させるためにクランキングの開始及び終了を所定の回数に亘って繰り返したときに、電子スロットルガード制御が中止(解除)され、キー等を手動操作することによりエンジンEを始動させることが可能な状態となる。従って、発進制御装置Cによれば、万一、複数回に亘ってクランキングを繰り返してもエンジンEが自動始動できないようなことがあっても、手動によるエンジンEの始動後の走行を確実に可能とすることができる。
本実施形態では、エンジンEのクランキングの開始及び終了に連動して電子スロットルガード制御が実行状態及び解除状態になるとなるため、従来技術のようにエンジン回転数を検知する方法に対してより直接的に電子スロットルガード制御の実行を制御することができる。そのため、本実施形態の発進制御装置Cによれば、制御システムを従来技術のものに比べて簡素化し、誤判定による制御不良を防止することができる。
本実施形態では、n回目(n=2以上の自然数)のクランキングが完了した時点においてエンジンEが自立回転可能な回転数に達していないことを電子スロットルガード制御の解除条件とする例を例示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、解除条件として他の条件をさらに付加する等してもよい。具体的には、運転者によるキー操作のためのキーシリンダーから発信される位置信号や、シフトレンジの位置信号が所定の条件を満足することを前記解除条件として付加してもよい。
7 ベルト式無段変速装置(CVT)
E エンジン
C 発進制御装置
S スロットル

Claims (1)

  1. アクセルと、
    前記アクセルの開度とは独立して開度を調節し得るスロットルを備えたエンジンと、
    前記エンジンの動力を駆動輪に伝達するベルト式無段変速装置とを備え、
    所定の停止条件を満足したときに前記エンジンを自動停止させるとともに、自動停止後に所定の始動条件を満足したときに前記スロットルを閉状態とする電子スロットルガード制御を実施しつつ前記エンジンを自動始動させるアイドルストップ機能を備えており、
    前記アイドルストップ機能による前記エンジンの自動始動のためのクランキングの開始後、前記エンジンが自立回転に復帰しないうちにクランキングを終了した場合に、所定時間経過後に再度自動始動のためのクランキングを開始するものであり、
    前記エンジンが自立回転に復帰しないうちにクランキングを終了する動作が所定の回数だけ繰り返されたことを検知して前記電子スロットルガード制御を中止して前記スロットルを開状態とすることを特徴とする車両の発進制御装置。
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