JP5627577B2 - ディスク構造における切換可能なクラッチ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、特にディスク構造における切換可能なクラッチ装置であって、摩擦面支持エレメントおよび/または摩擦面形成エレメントを有する少なくとも1つの第1のクラッチ部材と第2のクラッチ部材とが設けられており、第1のクラッチ部材と第2のクラッチ部材とが、圧力室を介して圧力媒体で負荷可能な作動装置によって少なくとも間接的に作用結合可能である形式のものに関する。
さらに、本発明は、特に車両に使用するためのハイブリッドシステムに用いられるパワートレーンであって、少なくとも2つの原動機が設けられており、該原動機が、力伝達装置を介して別の伝達ユニットに連結可能であり、第1の原動機とパワートレーンとの間のパワーフローを保証/分離するための装置が設けられている形式のものに関する。
さらに、本発明は、車両に関する。
選択的に原動機、特に内燃機関をパワートレーンに接続するかまたはパワートレーンから分離するための多板クラッチの形の圧力媒体操作可能な切換可能なクラッチ装置を備えた公知のパワートレーンでは、切換可能なクラッチ装置が少なくとも1つのピストンエレメントによって操作される。このピストンエレメントは、これに対応配置され閉鎖された、圧力媒体で負荷可能なかつピストン室とも呼ばれる圧力室を備えている。択一的な構成では、圧力媒体で負荷可能なピストン室と、摩擦面支持エレメントおよび/または摩擦面形成エレメントを取り囲む残りのクラッチ室との間を接続するためのノズルまたは絞りが設けられている。これは、第1の例において、摩擦面支持エレメントおよび/または摩擦面形成エレメントを冷却するために冷却オイル流が提供されないかまたは絞りまたはノズルを介して形成された冷却オイル流が、絞りまたはノズルによって互いに接続された、圧力媒体、特に流体で負荷可能な両圧力室の間で本来の冷却要求に比例しない様相を呈すことを意味している。このことは、クラッチの熱負荷の増加および有用性の低下ならびにエネルギ損失に繋がる。
少なくとも一方が第1の運転モードにおいて原動機として機能しかつ第2の運転モードにおいて、制動エネルギを、一時的に蓄積するためのかつ/または別の消費器に対する駆動エネルギとしての別のエネルギ形態に変換するための機械として機能するために適した、駆動を選択的にまたは一緒に行うことができる少なくとも2つの異なる原動機が設けられたハイブリッドシステムでは、第1の原動機とパワートレーンとの間のパワーフローを遮断/実現するための装置として設けられた前述した形式のクラッチ装置を、冷却要求の保証に関して著しく多大な手間をかけずに運転することができない。
このような形式のハイブリッドシステムは、たとえばドイツ連邦共和国特許出願公開第10310831号明細書の図30に示されている。このハイブリッドシステムは力伝達装置を有している。この力伝達装置は、2つの原動機と、伝動装置の形の後置された消費器との間に配置されている。第1の原動機をパワートレーンから完全に切り離すためには、第1の原動機と力伝達装置との間に、パワーフローを遮断/実現するための装置が設けられている。この装置は、切換可能なクラッチ装置の形で形成されている。この切換可能なクラッチ装置は、エンジンクラッチまたは分離クラッチとも呼ばれる。第2の原動機は電気機械として形成されている。この電気機械のロータは力伝達装置に相対回動不能に結合されている。この力伝達装置は、有利にはハイドロダイナミック式の構成要素の形の少なくとも1つの発進エレメントと、ハイドロダイナミック式の構成要素を介するパワーフローを少なくとも部分的に迂回するための装置とを有している。この装置は、有利には摩擦接続式の切換可能なクラッチ装置の形で形成されている。この摩擦接続式の切換可能なクラッチ装置はロックアップクラッチとも呼ばれ、パワーフローにおいて、ハイドロダイナミック式の構成要素の迂回を可能にする。一般的にシフト変速機として形成された後置された伝動装置は、圧力媒体操作される複数のシフトエレメントによって特徴付けられている。このような形式のパワートレーンの可能な基本運転モードとして、トラクション運転において、別の下位運転モードによって変更可能である以下の運転モード:すなわち、
−走行、特に第1の原動機、特に内燃機関と力伝達装置との間のパワーフローを遮断/実現するための装置の接続時に第1の原動機から力伝達装置の第1の出力分岐路および/または第2の出力分岐路を介したパワーフローを備えたエンジン走行、
−走行、特に第1の原動機と力伝達装置との間のパワーフローを遮断/実現するための装置の切断/分離時に第2の原動機、特に電気機械から力伝達装置の第1の出力分岐路および/または第2の出力分岐路を介したパワーフローを備えた電気走行:
が考えられる。
状態「電気走行」では、内燃機関が停止されていて、電気機械が運転されている。すなわち、切換可能なクラッチ装置に、特に個々のクラッチ部材の間に差回転数が存在している。これによって、摩擦熱が発生させられる。しかし、この走行モードでは、切換可能なクラッチ装置の作動装置を負荷するための圧力室内に少ない圧力しか形成されないかまたは全く圧力が形成されず、これによって、極めて低い冷却性能を有する小さな冷却流だけが発生させられることもある。
状態「内燃機関による走行」では、内燃機関だけでなく、電気機械も回転させられる。湿式クラッチが接続されている。この湿式クラッチには、回転数差ひいては摩擦損失および発熱が存在していない。しかし、他方では、絞りまたはノズルの使用時に最大の冷却オイル流が流れる。なぜならば、この運転モードでは、最も高いオイル圧がピストン室内に形成されるからである。この結果、クラッチ冷却のための冷却絞りの使用時にも、冷却オイル流が常に本来の冷却要求に反比例する。
さらに、ドイツ連邦共和国特許出願公開第102006040117号明細書には、車両に用いられる、内燃機関と車両変速機との間に組み込むためのハイブリッドドライブユニットが記載されている。このハイブリッドドライブユニットは、ロータとステータとを備えた電気機械を有していて、モータまたはジェネレータとして運転可能である。電気機械の半径方向内側には、少なくとも1つの切換可能なクラッチが配置されており、車両変速機は変速機入力軸と変速機ハウジングとを有している。冷媒、たとえば冷却オイルは、主として、クラッチを冷却するために、中央の冷媒供給装置によって変速機からハイブリッドドライブユニットに導入され、このハイブリッドドライブユニットから導出される。中央の冷媒供給装置には、ほぼ閉じられた冷媒回路が続いている。この冷媒回路では、クラッチの領域に圧力補償室が設けられている。この圧力補償室は冷媒回路の冷媒によって通流可能である。冷媒はピストンエレメントの両側に提供されている。ここでも、冷媒の供給が、主として、ピストンエレメントに形成される圧力状況に関連している。
本発明の課題は、ハイブリッドシステムに用いられるパワートレーンを改良して、個々の運転モードにおいて必要となる冷却要求および実際に提供される冷却性能が、第1の原動機とパワートレーンとの間のパワーフローを保証/分離するための切換可能なクラッチ装置に十分に相当しているようにすることである。本発明における解決手段は、構造上の少ない手間の点で優れていることが望ましい。
この課題を解決するために本発明に係る切換可能なクラッチ装置では、切換可能なクラッチ装置の機能状態「切断」において、個々のクラッチ部材の摩擦面支持エレメントおよび/または摩擦面形成エレメントへの冷却オイル流れを発生させるための手段が設けられているようにした。
本発明に係る切換可能なクラッチ装置の有利な態様によれば、切換可能なクラッチ装置が、摩擦接続式の湿式クラッチとして形成されている。
本発明に係る切換可能なクラッチ装置の有利な態様によれば、前記冷却オイル流れを発生させるための手段が、圧力室と個々のクラッチ部材の周辺との間に設けられた少なくとも1つの流れ技術的な接続部と、該流れ技術的な接続部を介して流体流れを制御するための手段とを有している。
本発明に係る切換可能なクラッチ装置の有利な態様によれば、作動装置、特にピストンエレメントの位置に関連して前記流体流れを制御するための手段が、少なくとも1つの制御可能な弁装置、特に絞りを有している。
本発明に係る切換可能なクラッチ装置の有利な態様によれば、作動装置が、少なくとも1つのピストンエレメントを有しており、該ピストンエレメントが、前記圧力媒体で負荷可能な圧力室の形成のもと、両クラッチ部材の一方にかつ/または一方のクラッチ部材に相対回動不能に結合されたエレメントに軸方向に移動可能にガイドされており、流れ技術的な接続部が、ピストンエレメントを貫いて延びる少なくとも1つの開口を介して形成されるようになっており、該開口の通流横断面が制御可能である。
本発明に係る切換可能なクラッチ装置の有利な態様によれば、周方向に互いに間隔を置いて配置された複数の開口が設けられている。
本発明に係る切換可能なクラッチ装置の有利な態様によれば、作動装置が、少なくとも1つのピストンエレメントを有しており、該ピストンエレメントが、前記圧力媒体で負荷可能な圧力室の形成のもと、両クラッチ部材の一方にかつ/または一方のクラッチ部材に相対回動不能に結合されたエレメントに軸方向に移動可能にガイドされており、流れ技術的な接続部が、圧力室にかつ/または切換可能なクラッチ装置のクラッチ部材の個々の摩擦面支持エレメントおよび/または摩擦面形成エレメントに対するピストンエレメントの壁に少なくとも1つの切欠きを有している。
本発明に係る切換可能なクラッチ装置の有利な態様によれば、前記切欠きが、ピストンエレメント、有利にはピストン底部に設けられている。
本発明に係る切換可能なクラッチ装置の有利な態様によれば、切換可能なクラッチ装置の機能状態「接続」において、個々の開口および/または前記切欠きが閉鎖可能である。
本発明に係る切換可能なクラッチ装置の有利な態様によれば、個々の開口および/または前記切欠きが、切換可能なクラッチ装置の1つのエレメントによって閉鎖可能である。
本発明に係る切換可能なクラッチ装置の有利な態様によれば、前記エレメントが、切換可能なクラッチ装置の1つの摩擦面支持エレメントまたは摩擦面形成エレメント、特に端摩擦板によって形成されるようになっている。
本発明に係る切換可能なクラッチ装置の有利な態様によれば、個々の開口が、ピストンエレメントに設けられた、摩擦面支持エレメントおよび/または摩擦面形成エレメントに対して有効なピストン面の領域に開口しており、前記通流横断面の制御が、有効なピストン面によってクラッチ部材に加えることができる圧着力の制御によって行われるようになっている。
本発明に係る切換可能なクラッチ装置の有利な態様によれば、ピストンエレメントが、切換可能なクラッチ装置の第2のクラッチ部材にまたは第2のクラッチ部材に相対回動不能に結合された構成部材に軸方向でガイドされている。
本発明に係る切換可能なクラッチ装置の有利な態様によれば、第2のクラッチ部材が、外側摩擦板支持体を有しており、該外側摩擦板支持体が、回転可能なハウジングに配置されているかまたは回転可能なハウジングと共に一体の構成ユニットを形成しており、ピストンエレメントが、ハウジング、ハウジングに相対回動不能に結合された壁またはハウジングに相対回動不能に結合されたエレメントに軸方向に移動可能にガイドされている。
本発明に係る切換可能なクラッチ装置の有利な態様によれば、ピストンエレメントが、切換可能なクラッチ装置の第1のクラッチ部材にまたは第1のクラッチ部材に相対回動不能に結合された構成部材に軸方向でガイドされている。
本発明に係る切換可能なクラッチ装置の有利な態様によれば、ピストンエレメントが、切換可能なクラッチ装置の前記機能状態「切断」において、少ない圧力で負荷されていて、圧力室内の押圧力と逆方向に方向付けられた力を発生させるための装置、有利にはばねユニットの形の少なくとも1つのプリロードエレメントを介して切断位置に保持されるようになっている。
さらに、前述した課題を解決するために本発明に係るパワートレーンでは、パワートレーンが、本発明に係る切換可能なクラッチ装置を有しているようにした。
本発明に係るパワートレーンの有利な態様によれば、力伝達装置が、ハイドロダイナミック式の構成要素と、該ハイドロダイナミック式の構成要素を介する出力伝達路を少なくとも部分的に迂回するための装置とを有しており、該装置とハイドロダイナミック式の構成要素とが、力伝達装置の入力部材と出力部材との間に配置されている。
本発明に係るパワートレーンの有利な態様によれば、ハイドロダイナミック式の構成要素が、ハイドロダイナミック式の回転数/トルクコンバータまたはハイドロダイナミック式のクラッチとして形成されている。
本発明に係るパワートレーンの有利な態様によれば、力伝達装置が、二通路ユニットとして形成されている。
本発明に係るパワートレーンの有利な態様によれば、力伝達装置が、三通路ユニットとして形成されている。
本発明に係るパワートレーンの有利な態様によれば、第1の原動機が、内燃機関によって形成されるようになっており、第2の原動機が、モータおよびジェネレータとして運転可能な電気機械によって形成されるようになっている。
さらに、前述した課題を解決するために本発明に係る車両では、本発明に係るパワートレーンが設けられているようにした。
特にディスク構造における摩擦接続式の湿式クラッチの形の本発明により形成された切換可能なクラッチ装置であって、摩擦面支持エレメントおよび/または摩擦面形成エレメントを有する少なくとも1つの第1のクラッチ部材と第2のクラッチ部材とが設けられており、第1のクラッチ部材と第2のクラッチ部材とが、圧力室を介して圧力媒体で負荷可能な作動装置によって少なくとも間接的に作用結合可能である形式のものは、切換可能なクラッチ装置の機能状態「切断」において、個々のクラッチ部材の摩擦面支持エレメントおよび/または摩擦面形成エレメントへの冷却オイル流れを発生させるための手段が設けられていることによって特徴付けられている。
これによって、ハイブリッドシステムへの切換可能なクラッチ装置の使用時に、特に有利には、互いに相対回転数で回転するクラッチ部材、特に個々の摩擦面支持エレメントおよび/または摩擦面形成エレメントに発生させられる、クラッチ装置の切断時のかつ第2のクラッチ部材の駆動時の摩擦熱を適切に導出することができ、これによって、熱負荷を比較的少なく保つことができる。
このためには、冷却オイル流れを発生させるための手段が、操作、特に切換可能なクラッチ装置を接続するためにいずれにせよ圧力媒体で負荷可能な、作動装置、特にピストンエレメントに対して有効な圧力室と、個々のクラッチ部材の周辺との間に設けられた流れ技術的な接続部と、このように提供された流れ技術的な接続部を介して流体流れを制御するための手段とを有している。このためには、切換可能なクラッチに対応配置された運転媒体供給および/または案内システムが、切換可能なクラッチ装置の切断状態ひいてはピストンエレメントの切断終端位置でも圧力室を決して完全に無圧にせず、常に少ない圧力が存在しているように形成されていて、設計されている。圧力室は、最小圧を有する流体での最小充填によって保証される。さらに、最小圧は、切換可能なクラッチ装置の作動装置の所要の再負荷の例において利点を提供する。
このためには、作動装置が少なくとも1つのピストンエレメントを有している。このピストンエレメントは、圧力媒体で負荷可能な圧力室の形成のもと、両クラッチ部材の一方にかつ/または一方のクラッチ部材に相対回動不能に結合されたエレメントに軸方向に移動可能にガイドされている。流れ技術的な接続部は、少なくとも1つの開口、特にピストンエレメントに設けられた通流開口を介して形成されるかまたは圧力室、特にピストンエレメントの壁、有利にはピストン底部に設けられた切欠きを介して形成される。この態様では、少なくとも1つの開口、有利には、周方向に互いに間隔を置いて配置された複数の開口が設けられている。ピストンエレメントの位置に関連して流体流れを制御するための手段は、第1の構成によれば、少なくとも1つの制御可能な弁装置、特に絞りを有していてよい。この弁装置は接続部内に組み込まれ、ピストンエレメントに加えられる操作圧に相応して制御される。しかし、このことは、アクティブな制御を前提としている。
これに対して、別の有利な構成は、有利には切換可能なクラッチ装置の1つのエレメント、有利には切換可能なクラッチ装置の1つの摩擦面支持エレメントおよび/または摩擦面形成エレメントによって形成される、個々の開口および/または切欠きを閉鎖するためのエレメントが設けられていることによって特徴付けられている。特に有利な構成では、この機能が縁摩擦板によって引き受けられる。別個の弁装置は省略することができ、既存のクラッチ構成が通流横断面の変更のために使用される。
接続部を介して発生可能な冷媒流の完全に自動的な適合を保証するために、特に有利な構成では、個々の開口、特に通流開口が、ピストンエレメントに設けられた、摩擦面支持エレメントおよび/または摩擦面形成エレメントに対して有効なピストン面の領域に開口しており、通流横断面の制御が、有効なピストン面によってクラッチ部材に加えることができる圧着力の制御によって行われる。すなわち、圧着圧が大きくなるにつれて、貫通開口が、切換可能なクラッチ装置の1つのエレメント、特に端摩擦板または縁摩擦板に対する圧着に基づき閉鎖される。流れ接続部の内部の付加的な手段は不要となり、冷媒流がクラッチの接続時に自動的に減少させられるのに対して、冷媒流はピストンエレメントの位置に相応の通流開口横断面の開放によって増加させられる。通流開口のジオメトリは、作動装置の切断終端位置における所要の冷媒流の量に対して調整されさえすればよい。この解決手段は、既存のクラッチ装置にも簡単に後付け可能である特に廉価なかつ簡単に実現可能な構成を成している。
作動装置のピストンエレメントは、圧力媒体で負荷可能な圧力室の形成のもと、第2のクラッチ部材にまたは第2のクラッチ部材に相対回動不能に結合された構成部材に軸方向でガイドされてよい。このためには、第2のクラッチ部材が、有利には外側摩擦板支持体を有している。この外側摩擦板支持体は、回転可能なハウジング部材に配置されているかまたは回転可能なハウジング部材と共に一体の構成ユニットを形成している。ピストンエレメントは、ハウジング、ハウジングに相対回動不能に結合された壁またはハウジングに相対回動不能に結合されたエレメントに軸方向に移動可能にガイドされている。
択一的な構成では、ピストンエレメントが、第1のクラッチ部材にまたは第1のクラッチ部材に相対回動不能に結合された構成部材に軸方向でガイドされてもよい。
切換可能なクラッチ装置の接続に繋がることなく、ピストンエレメントを切換可能なクラッチ装置の位置「切断」ひいては機能状態「切断」において少ない圧力で負荷することができるようにするためには、圧力チャンバを介した押圧力に対して逆方向に方向付けられた操作力、特にプリロード力を発生させるための装置が設けられている。この装置は、最も簡単な例では、プリロードエレメントである。このプリロードエレメントはピストンエレメントに対して有効であり、両クラッチ部材の一方に支持されているかまたは一方のクラッチ部材に相対回動不能に結合された接続エレメントに支持されている。プリロードエレメントは、作動装置に対する対応配置に応じて、皿ばね装置、圧縮ばね装置または引張ばね装置を有している。このばね装置は切換可能なクラッチ装置の作動装置を、有利には直接負荷する。
特に車両に使用するためのハイブリッドシステムに用いられるパワートレーンであって、少なくとも2つの原動機が設けられており、これらの原動機が、力伝達装置を介して別の伝達ユニットに連結可能であり、第1の原動機とパワートレーンとの間のパワーフローを保証/分離するための装置が設けられている形式のものは、有利には、圧力媒体によって操作可能な作動装置を介して少なくとも間接的に互いに作用結合可能である第1のクラッチ部材と第2のクラッチ部材とを備えた切換可能なクラッチ装置を有しており、パワートレーンが、請求項1から16までのいずれか1項記載の切換可能なクラッチ装置を有している。これによって、第2の原動機を介した単独の駆動時に、特に有利には、最大の冷却性能を提供することができるのに対して、この冷却性能は、切換可能なクラッチ装置の接続時の必要性の減少に相応して低下させられる。
力伝達装置自体の構造に関して、複数の可能性が存在している。力伝達装置は、有利には少なくとも1つの発進エレメント、特に有利にはハイドロダイナミック式の構成要素と、このハイドロダイナミック式の構成要素をパワーフローにおいて迂回するための装置とを有している。特に有利には、力伝達装置と切換可能なクラッチ装置とには、共通の運転媒体制御・案内システムから圧力媒体を供給することができる。力伝達装置は少なくとも二通路ユニットまたは三通路ユニットとして形成されていてよい。第1の例では、力伝達装置が、少なくとも2つの接続部、つまり、ハイドロダイナミック式の構成要素の作業室に接続される接続部と、ハイドロダイナミック式の構成要素の外周面でハウジングによって仕切られた、運転媒体で充填可能な室に接続される第2の接続部とを有している。三通路ユニットとしての構成では、ピストンエレメントに対応配置された、任意に圧力媒体で負荷可能な室に接続される別の第3の接続部が設けられている。
力伝達装置の入力部材は、少なくとも力伝達装置、有利には、エンジンクラッチの形の切換可能なクラッチ装置も取り囲む釣鐘状ハウジング部材と、この釣鐘状ハウジング部材によって形成されたかまたは釣鐘状ハウジング部材に相対回動不能に連結された壁とによって形成することができる。この壁は、切換可能なクラッチ装置と力伝達装置との圧力室を仕切るために、切換可能なクラッチ装置と力伝達装置との間に設けられている。これによって、構成部材個数を少なく保つことができ、幾つかの少ない構成部材への機能集中を行うことができる。
本発明に係るパワートレーンは、特に有利には、ハイブリッドシステムに使用するために適している。このハイブリッドシステムの第1の原動機は内燃機関によって形成され、第2の原動機は、モータ運転可能なかつジェネレータ運転可能な電気機械によって形成される。第1の原動機および/または第2の原動機を実現するための別のドライブコンセプトも同じく可能である。
図1aは、本発明に係るクラッチ装置の軸方向断面図につき、このクラッチ装置の構造および機能形式を示す図であり、図1bは、図1aに示したクラッチ装置における冷媒流れを示す図である。 本発明に係る切換可能なクラッチ装置を備えた本発明により形成されたパワートレーンの軸方向断面図の一部を示す図である。
本発明における解決手段を以下に図面につき説明する。
図1aには、車両に設けられた第1の原動機12とパワートレーン13との間に使用することができるような、特に摩擦接続式の湿式クラッチ11の形の本発明により形成された切換可能なクラッチ装置10の構造および機能が、この切換可能なクラッチ装置10の軸方向断面図につき概略的に簡単に示してある。湿式クラッチ11はディスク構造、特に多板構造で形成されていて、少なくとも間接的に第1の原動機12に相対回動不能に結合可能である少なくとも1つの第1のクラッチ部材10Eと、ホイールに向かう後続のパワートレーンに連結された少なくとも1つの第2のクラッチ部材10Aとを有している。第1のクラッチ部材10Eと第2のクラッチ部材10Aとは、少なくとも間接的に作動装置14を介して互いに作用結合可能である。このためには、第1のクラッチ部材10Eと第2のクラッチ部材10Aとが、少なくとも1つの摩擦板支持体と、この摩擦板支持体に軸方向に移動可能に配置された、それぞれ第1のクラッチ部材10Eおよび第2のクラッチ部材10Aに対する摩擦板1E,1Aとを有している。この摩擦板1E,1Aは摩擦面支持エレメントもしくは摩擦面形成エレメントとして機能する。ここで、摩擦面とは、種々異なる構成エレメントの間の摩擦対の構成部分であってよい面領域を意味している。この面領域は、各摩擦板に直接形成されていてもよいし、コーティングまたは付加的なフェーシングによって摩擦板に形成されてもよい。湿式クラッチ11はハイドロリック的に操作可能である。このためには、この湿式クラッチ11が作動装置14を有している。この作動装置14は、少なくとも1つのピストンエレメント3の形の少なくとも1つの操作エレメントを有している。この操作エレメントは圧力媒体、特に流体で負荷可能である。圧力媒体負荷は、ピストンエレメント3に対応配置された圧力室8を介して行われる。この圧力室8は任意に所定の圧力で負荷することができる。この圧力は、通常、個々のクラッチ摩擦板1E,1Aに対するピストンエレメント3の圧着圧に比例している。このピストンエレメント3は、有利には第2のクラッチ部材10Aに軸方向に移動可能にガイドされているかまたは第2のクラッチ部材10Aに相対回動不能に結合されたエレメントに軸方向に移動可能にガイドされている。このガイドは、有利には、直接的に第2のクラッチ部材10Aにおいて行われず、この第2のクラッチ部材10Aに相対回動不能に連結されたエレメントにおいて行われる。図示の例では、このエレメントは、第2のクラッチ部材10Aの外側摩擦板支持体の形の摩擦板支持体に相対回動不能に結合されたハウジング15である。このハウジング15は、クラッチ周辺を成す内室20の形成下でかつピストンエレメント3を収容するために、クラッチ部材10E,10Aを軸方向、半径方向ならびに周方向で取り囲んでいる。支持は、ピストンエレメント3の内周面16の領域において、ハウジング15に相対回動不能に結合されたハブ17に対して行われる。圧力室8は、図示の例では、ピストンエレメント3、特にピストンエレメント3の端面22と、第2のクラッチ部材10Aに連結されたハウジング15もしくはハウジング15に相対回動不能に連結されたエレメント、特に壁もしくは圧力室分離部材を成すシリンダ部材6とによって仕切られる。第2のクラッチ部材10A、特に外側摩擦板支持体は、ハウジング15と共に構成ユニットとして形成されてもよい。個々の摩擦板1E,1Aを収容しかつハウジング15の内周面18と、ピストンエレメント3の、圧力室8と反対の側に位置する端面19とによって仕切られた内室20は、クラッチ周辺を形成している。切換可能なクラッチ装置10の分離状態、すなわち、切断状態でも冷却オイル流を発生させる(このことは、摩擦板が運転モード「電気走行」で引きずられるので、特にハイブリッドシステムでの使用時には特に有利である)ために、本発明によれば、ピストンエレメント3の機能位置「切断」が、相変わらず圧力室8内の少ない圧力によって特徴付けられているかもしくは圧力室8内にまだ、特にオイルの形の圧力媒体が存在していることが提案されている。冷媒流を発生させるために、本発明によれば、圧力室8と、クラッチ周辺を成す内室20との間に流れ接続部を設けることが提案されている。この流れ接続部は、ここでは、符号21で示してある。有利には、圧力室8と内室20との間に直接ピストンエレメント3を通して流れ技術的な接続部21が設けられている。最も簡単な例では、通流開口の形の開口2が設けられている。この開口2は、ピストンエレメント3の、互いに反対の側に位置する端面19,22の間に延びている。配置は、個々の開口2が端面19において、個々のクラッチ部材10E,10Aに対して有効なピストン面31の領域に開口しているように行われる。
低い圧力負荷時にピストンエレメント3を、切換可能なクラッチ装置10の状態「切断」に相当する機能位置に保持するために、図1aに示した構成は、有利には、圧力室8の負荷を介して発生させられた力がプリロード力と平衡状態にあることによって特徴付けられている。このプリロード力は、少なくとも1つのプリロードエレメント、特に少なくとも1つのばねユニット7を有する、圧力室8内の押圧力と逆方向に方向付けられた操作力を発生させるための装置32を介して加えられる。この装置32によって、ピストンエレメント3がクラッチ摩擦板1E,1Aから引き離される。ピストンエレメント3と、ハウジング15もしくはハウジング15に相対回動不能に結合されたシリンダ部材6との間に形成された圧力室8内には、ばねユニット7の戻し力よりも小さい力を端面22に発生させる少ないオイル圧が形成されている。したがって、切換可能なクラッチ装置10の作動装置14は機能状態「切断」において無圧状態にない。オイルの形の冷媒は、圧力室8への接続部A1、特にオイル流れ孔4を通して供給される。湿式クラッチ11のこの運転状態では、運転媒体、特にオイルが圧力室8から1つの開口2を通って流入することができ、摩擦板1E,1Aを通流することができる。開口2は接続部21を形成している。オイルは、冷却の目的のために流れる。過剰のオイルは、内室20への、特に少なくとも1つのオイル流出孔5の形の別の接続部A2を通って運転媒体供給および/または案内システムに供給することができ、特にポンプサンプ、オイルクーラまたはポンプに流出することができる。
冷媒流は、図1aで説明したクラッチ装置10に対して図1bに示してある。
摩擦接続式の湿式クラッチ11の機能状態「接続」では、接続部A1、特にオイル流入孔4を通してオイル流入量が増加させられ、その後、ピストンエレメント3がばねユニット7のばね力に抗して個々のクラッチ部材10E,10Aの摩擦板1E,1Aの方向に移動させられ、これらの摩擦板1E,1Aを互いに押し付ける。これによって、これらの摩擦板1E,1Aの間に作用結合部が形成され、形成された摩擦接続部に基づき、個々の摩擦板の間の相対運動なしに、必要となるトルクが伝達される。同時に、本発明によれば、最も簡単な例では、開口2の閉鎖によって接続部21が遮断される。開口2は、特に有利には、切換可能なクラッチ装置10の接続状態において、ピストン端面19における有効なピストン面31に設けられた開口領域の当付けによって摩擦板の1つ、特に端摩擦板1.1に接触するように配置されていて、位置決めされている。これによって、切断状態で開口2を介して発生させられた冷媒流が遮断される。この機能状態は、冷媒がほとんど不要になることによって特徴付けられている。なぜならば、摩擦力によって発生させられる熱がこの機能状態では比較的低いからである。
中間位置、特に切換可能なクラッチ装置10のスリップ運転およびピストンエレメント3の、スリップ運転に起因したピストン位置では、開口2が部分的にしか閉鎖されていないかまたは制限されて閉鎖されている。これによって、この開口2を介して、切断状態よりも少ない冷媒流が発生させられる。この冷媒流は摩擦力の状態に適合されている。可能な摩擦作業が大きければ大きいほど、冷媒、特に冷却オイル流はますます多くなる。
図2には、車両に使用するためのハイブリッドシステム9に用いられるパワートレーン13に設けられた本発明により形成された切換可能なクラッチ装置10、特に摩擦接続式の湿式クラッチ11の特に有利な使用形態が示してある。パワートレーン13は、第1の原動機12と、別の第2の原動機またはドライブユニット24とを有している。第1の原動機12は、特に有利な構成では、内燃機関23の形で形成されており、第2の原動機24は、少なくともモータ運転可能なかつ/またはジェネレータ運転可能な電気機械25として形成されている。この電気機械25のロータ25.1はパワートレーン13に相対回動不能に結合されている。個々の原動機12,24と、特にパワートレーン13の伝動装置26の形の消費器および消費器に連結される、ホイールまでの残りの構成部材との連結は、力伝達装置27を介して行われる。この力伝達装置27は、入力部材Eと、出力部材Aと、両部材E,Aの間に配置された少なくとも1つの発進エレメント28と、場合により、振動を減衰するための別の装置T2とを有している。発進エレメント28は、ハイドロダイナミック式の構成要素29またはクラッチ30、特に切換可能なクラッチ装置として形成されていてよい。ハイドロダイナミック式の構成要素29は、特に有利には、ハイドロダイナミック式の回転数/トルクコンバータとして形成されている。このハイドロダイナミック式の回転数/トルクコンバータは、回転数とトルクとを互いに予め規定の比で同時に変換するために働く。このためには、ハイドロダイナミック式の回転数/トルクコンバータが、両原動機12,24の一方と伝動装置の形の消費器26との間のパワーフローにおいてポンプホイールPとして機能する少なくとも1つの一次ホイールと、タービンホイールTとして機能する少なくとも1つの二次ホイールと、定置にまたは相対回動可能に支承されていてよいステータの形の少なくとも1つの反応部材とを有している。さらに、ハイドロダイナミック式の構成要素をハイドロダイナミック式のクラッチとしても形成することが可能である。この例では、このハイドロダイナミック式のクラッチが、ポンプホイールPとして機能する一次ホイールおよびタービンホイールTとして機能する二次ホイールしか有していない。ハイドロダイナミック式のクラッチはステータを備えておらず、単に回転数変換のために働き、トルクを不変に伝達する。さらに、力伝達装置27は、ハイドロダイナミック式の構成要素29を介するパワーフローを迂回するための切換可能なクラッチ装置30を有しており、これによって、ハイドロダイナミック式の構成要素を介した出力伝達の使用が、高い効率の範囲内でのみ可能となり、相応の原動機の運転範囲と協働して、好ましくない効率によって特徴付けられた運転範囲内では、出力伝達が迂回される。このような形式の切換可能なクラッチ装置は摩擦接続式のクラッチ、有利には多板クラッチの形で形成される。この多板クラッチはスリップを伴って運転可能である。しかし、同期的に切換可能なクラッチを使用することも可能である。このクラッチでは、パワーフローが、それぞれ両原動機12,24の一方から力伝達装置27を介して伝動装置26に案内されてもよいし、両原動機12,24がパラレル式に運転されることによって、両原動機12,24から一緒に案内されてもよい。第2の原動機24を介して伝動装置26の形の消費器への単独の力伝達を可能にするためには、第1の原動機12、特に内燃機関23と力伝達装置27との間に、パワーフローを選択的に遮断するための装置が設けられている。この装置は、有利には切換可能なクラッチ装置10、特に図1aおよび図1bに示した摩擦接続式の湿式クラッチ11の形で形成されている。このクラッチ装置10はエンジンクラッチとも呼ばれ、第1の原動機12と、後置されたパワートレーン13との間のパワーフローを遮断するかまたは実現するために働く。第1のクラッチ部材10Eが少なくとも間接的に第1の原動機12に相対回動不能に結合されているのに対して、第2のクラッチ部材10Aは少なくとも間接的に力伝達装置27の入力部材Eに相対回動不能に結合されている。図示の例では、第1のクラッチ部材10Eと第1の原動機12との連結が、振動を減衰するための装置T1、特に弾性的なクラッチを介して行われる。第2のクラッチ部材10Aと力伝達装置27の入力部材Eとの連結は、有利には直接的に、特に外側摩擦板支持体とハウジング15との一体の構成によって行われる。個々の結合部の具体的な構成に関して、多数の可能性が存在している。力伝達装置27の構成上の構造は、通常、力伝達装置27が固有のハウジングを有しておらず、ポンプホイールPに形成されたポンプホイールシェルPSが、釣鐘状ハウジング部材34に相対回動不能に結合されているように行われる。この釣鐘状ハウジング部材34は、切換可能なクラッチ装置30を収容するための内室35の形成下で軸方向に延びている。構成に応じて、釣鐘状ハウジング部材34は、切換可能なクラッチ装置10のハウジング15を一緒に形成するように形成されていてよい。この例では、釣鐘状ハウジング部材34の内部に、力伝達装置27と切換可能なクラッチ装置10との間の個々の圧力室を分割するための中間壁の形の圧力室分離部材が設けられさえすればよい。この圧力室分離部材はシリンダ部材6によって形成されてよい。
本発明における解決手段は、特に有利には、力伝達装置27を備えたハイブリッドシステム9の形のパワートレーン13の構成において二通路構造で使用可能である。これは、この二通路構造が少なくとも2つの接続部A3,A4を有しており、切換可能なクラッチ装置30の操作が両接続部A3,A4における圧力状況を介して制御可能であるように、個々の運転モードでの運転媒体案内が行われることを意味している。第1の接続部A3が、ハイドロダイナミック式の構成要素29によって形成された作業室に接続されているのに対して、第2の接続部A4は、ハイドロダイナミック式の構成要素29の外周面と、力伝達装置27の入力部材Eに結合された釣鐘状ハウジング部材34へのポンプホイールPの連結部との間に形成された中間室35に接続されている。力伝達装置27の運転モードに応じて、ハイドロダイナミック式の構成要素29は向心的にまたは遠心的に通流される。第1の例では、運転媒体案内が、いわば第2の接続部A4を介して、切換可能なクラッチ装置30の個々のクラッチ部材の間にクラッチ装置30に対する相応の切断圧を発生させて、ハイドロダイナミック式の構成要素29の外周面に向かって、ハイドロダイナミック式の構成要素29の充填下でかつ作業室内への流れ回路の形成下で行われる。力伝達装置19の第2の運転モードでは、ハイドロダイナミック式の構成要素29が遠心的に通流される。この運転モードでは、切換可能なクラッチ装置30の作動装置に加えられる圧力が高められ、切換可能なクラッチ装置30が接続される。両運転モードは、第1の原動機12によって運転することができるだけでなく、第2の原動機24によっても運転することができる。1つの改良形態(図示せず)では、力伝達装置27が三通路構造で形成されていてもよい。この例では、切換可能なクラッチ装置30の作動装置を、この作動装置に対応配置された、任意の圧力で負荷可能な圧力室を介して操作することができる。
1E クラッチ摩擦板
1A クラッチ摩擦板
1.1 端摩擦板
2 開口、通流開口
3 ピストンエレメント
4 オイル流入孔
5 オイル流出孔
6 シリンダ部材
7 ばねユニット
8 圧力室
9 ハイブリッドシステム
10 切換可能なクラッチ装置
10E 第1のクラッチ部材
10A 第2のクラッチ部材
11 湿式クラッチ
12 第1の原動機
13 パワートレーン
14 作動装置
15 ハウジング
16 内周面
17 ハブ
18 内周面
19 端面
20 内室
21 接続部
22 端面
23 内燃機関
24 第2の原動機
25 電気機械
25.1 ロータ
26 伝動装置
27 力伝達装置
28 発進エレメント
29 ハイドロダイナミック式の構成要素
30 切換可能なクラッチ装置
31 有効なピストン面
32 圧力室内の押圧力と逆方向に向けられた力を発生させるための装置
34 釣鐘状ハウジング部材
35 内室
A1 接続部
A2 接続部
A3 接続部
A4 接続部
A 出力部材
E 入力部材
P ポンプホイール
T タービンホイール
T1 振動を減衰するための装置
T2 振動を減衰するための装置
PS ポンプホイールシェル

Claims (9)

  1. ディスク構造における切換可能なクラッチ装置(10)であって、
    なくとも1つの摩擦板支持体と、該摩擦板支持体に軸方向に移動可能に配置された少なくとも1つの摩擦板とをそれぞれ有する第1のクラッチ部材(10E)及び第2のクラッチ部材(10A)と、
    前記摩擦板を収容する内室(20)と、
    内部に圧力媒体が供給される圧力室(8)と、
    軸方向に移動可能にガイドされ、前記圧力室(8)内の圧力媒体で負荷されて、前記第1のクラッチ部材(10E)と前記第2のクラッチ部材(10A)と互いに接続させるピストンエレメント
    前記圧力室(8)内に圧力媒体を供給する運転媒体供給システムと、
    前記圧力室(8)内の押圧力と逆方向に前記ピストンエレメント(3)に戻し力を与えるプリロードエレメントと、を備え、
    前記ピストンエレメント(3)には、前記内室(20)と前記圧力室(8)とを連通し、最もピストンエレメント(3)側に配置された摩擦板である端摩擦板(1.1)に対応配置されたピストン面(31)に開口する貫通流路が設けられており、
    該貫通流路は、切換可能なクラッチ装置(10)の機能状態「切断」において、前記端摩擦板(1.1)から前記ピストンエレメント(3)の前記ピストン面(31)が引き離されることで、前記第1及び第2のクラッチ部材(10E,10A)に、圧力室(8)内の圧力媒体を通流させる一方で、前記クラッチ装置(10)の機能状態「接続」において、前記端摩擦板(1.1)に前記ピストンエレメント(3)の前記ピストン面(31)が当て付けられることで、端摩擦板(1.1)によって塞がれ、これにより前記通流が遮され、
    前記運転媒体供給システムは、クラッチ装置(10)の機能状態「切断」において、前記ピストンエレメント(3)の切断終端位置でも前記圧力室(8)を完全に無圧にせず、前記貫通流路を介して前記第1及び第2のクラッチ部材(10E,10A)に、前記圧力室(8)内の圧力媒体を通流させるように構成されていることを特徴とする、切換可能なクラッチ装置。
  2. 切換可能なクラッチ装置(10)が、摩擦接続式の湿式クラッチ(11)として形成されている、請求項1記載の切換可能なクラッチ装置。
  3. 前記ピストンエレメント(3)が、前記圧力媒体で負荷可能な圧力室(8)の形成のもと、両クラッチ部材(10E,10A)の一方にかつ/または一方のクラッチ部材(10E,10A)に相対回動不能に結合されたエレメント(6,17)に軸方向に移動可能にガイドされており、前記端摩擦板(1.1)と前記ピストン面(31)との接触による、前記ピストン面(31)の開口の封鎖度合いが制御可能である、請求項1又は2記載の切換可能なクラッチ装置。
  4. 周方向に互いに間隔を置いて配置された複数の貫通流路(2)が設けられている、請求項1から3までのいずれか1項記載の切換可能なクラッチ装置。
  5. ピストンエレメント(3)が、切換可能なクラッチ装置(10)の第2のクラッチ部材(10A)にまたは第2のクラッチ部材(10A)に相対回動不能に結合された構成部材に軸方向でガイドされている、請求項からまでのいずれか1項記載の切換可能なクラッチ装置。
  6. 第2のクラッチ部材(10A)が、前記摩擦板支持体としての外側摩擦板支持体を有しており、該外側摩擦板支持体が、回転可能なハウジング(15)に配置されているかまたは回転可能なハウジング(15)と共に一体の構成ユニットを形成しており、ピストンエレメント(3)が、ハウジング(15)、ハウジング(15)に相対回動不能に結合された壁またはハウジング(15)に相対回動不能に結合されたエレメント(6)に軸方向に移動可能にガイドされている、請求項1から5までのいずれか1項記載の切換可能なクラッチ装置。
  7. ピストンエレメント(3)が、切換可能なクラッチ装置(10)の第1のクラッチ部材(10E)にまたは第1のクラッチ部材(10E)に相対回動不能に結合された構成部材に軸方向でガイドされている、請求項からまでのいずれか1項記載の切換可能なクラッチ装置。
  8. ピストンエレメント(3)が、切換可能なクラッチ装置(10)の前記機能状態「切断」において、前記プリロードエレメントの前記戻し力よりも小さい、圧力室(8)内の押圧力で負荷されていて、切断位置に保持されるようになっている、請求項からまでのいずれか1項記載の切換可能なクラッチ装置。
  9. 前記プリロードエレメントは、ばねユニット(7)である、請求項1から8までのいずれか1項記載の切換可能なクラッチ装置。
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