JP5627251B2 - 同軸コネクタの接触部特性測定器及び同軸コネクタの接触部特性測定方法 - Google Patents

同軸コネクタの接触部特性測定器及び同軸コネクタの接触部特性測定方法 Download PDF

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Description

本発明は、同軸コネクタの接触部特性測定器及び同軸コネクタの接触部特性測定方法に係り、特に、互いにコネクタ接続される一対の同軸コネクタを構成する一対の内導体端子同士の接触部の電気特性を測定するための同軸コネクタの接触部特性測定器及び同軸コネクタの接触部特性測定方法に関するものである。
従来、自動車などの分野においては、同軸ケーブルの端末部分に接続された同軸コネクタ100として図6に示したものが知られている。同図に示すように、この同軸コネクタ100に接続される同軸ケーブル101は、芯線103と、この芯線103を被覆する内部絶縁体104と、この内部絶縁体104の外周を覆う編組105と、この編組105を被覆する絶縁シース106と、から構成されている。上記編組105は、絶縁シース106の上に折り返されて後述する外導体端子108との接続が可能な状態に加工されている。
上記同軸コネクタ100は、同軸ケーブル101の芯線103に接続される内導体端子107と、同軸ケーブル101の編組105に接続される外導体端子108と、誘電体109と、から構成されている。上記内導体端子107は、同軸ケーブル101の芯線103を加締めて芯線103を圧着する一対の内導体かしめ片110と、相手側内導体端子が接続される相手側接続用端子111と、が一体に形成されている。
上記外導体端子108は、底壁部112と、この底壁部112から立設されると共に折り曲げ加工により筒状に形成された相手側外導体端子が接続される筒部113と、底壁部112から立設された編組105を加締めて編組105を圧着する外導体かしめ片114と、底壁部112から立設された誘電体109を加締めて誘電体109に取り付けられる誘電体かしめ片115と、が一体に形成されている。上記誘電体109は、相手側接続用端子111の外周を覆っている。
次に、上述した同軸コネクタ100の製造方法について説明する。まず、インサート成形などにより相手側接続用端子111の外周に誘電体109を形成する。次に、内導体端子107の内導体かしめ片110を加締めて同軸ケーブル101の芯線103に圧着する。その後、同軸ケーブル101に取り付けられた内導体端子107を外導体端子108の底壁部112上に配置して、誘電体かしめ片115を加締めて内導体端子107に外導体端子108を取り付ける。さらに、外導体かしめ片114を加締めて編組105を圧着する。上述したコネクタ100は、板金を用いて低コストな同軸コネクタ102を製造することができる。
上述した構成の同軸コネクタ100において、性能向上のために互いにコネクタ接続される一対の同軸コネクタ100を構成する一対の内導体端子107同士の接触部の接触抵抗、表面酸化膜生成などによる高周波特性への影響を把握することが求められている。このため、従来は製品となる一対の同軸コネクタ100同士をコネクタ接続して、スペクトルアナライザなどを用いて高周波電気特性の測定を行っていた。
しかしながら、上述した構成の同軸コネクタ100は、外導体かしめ片114及び誘電体かしめ片115を加締めるために、図6に示すように、外導体端子108に開口部を設ける必要がある。このため、内導体端子107の同軸ケーブル101とは反対側の端部、即ち一対の内導体端子107同士の接触部(詳しくは相手側接続用端子111同士の接触部)周辺は、外導体端子108に覆われていない。しかも、一対の内導体端子107同士は互いの端部同士を突き当てて接触させているため、内導体端子107同士の接触部周辺を誘電体109で覆うことができない。
このため、従来のような製品となる一対の同軸コネクタ100同士をコネクタ接続して高周波特性を測定する方法では、内導体端子107同士の接触部周辺の同軸構造が崩れて、同軸コネクタ100を構成する外導体端子108や誘電体109の影響が高周波特性に大きく含まれてしまい、内導体端子107同士の接触部のみによる高周波特性への影響を把握することが困難であった。また、同軸コネクタ100の高周波特性を測定する測定器としては、例えば特許文献1〜5に記載されたものが挙げられる。
特開2008−82734号公報 特開2005−198253号公報 特開2003−258403号公報 特開2001−99862号公報 特開昭58−38003号公報
そこで、本発明は、一対の同軸コネクタを構成する一対の内導体端子同士の接触部のみの電気特性を精度良く測定できる同軸コネクタの接触部測定器及び同軸コネクタの接触部測定方法を提供することを課題とする。
上述した課題を解決するための請求項1記載の発明は、互いにコネクタ接続される一対の同軸コネクタを構成する一対の内導体端子同士の接触部の電気特性を測定するための同軸コネクタの接触部特性測定器であって、一端部が前記一対の内導体端子の接触部側の端部とそれぞれ同一形状に設けられた一対の測定用内導体と、前記一端部同士が互いに当接して接触された状態の前記一対の測定用内導体が挿入される筒状の誘電体と前記誘電体を覆う筒状の外導体とが設けられた測定筒部と、前記測定筒部の両端側に設けられた前記一対の測定用内導体の他端部にそれぞれ電気的に接続される第1同軸コネクタ部及び第2同軸コネクタ部と、を備えたことを特徴とする同軸コネクタの接触部特性測定器に存する。
請求項2記載の発明は、前記第1同軸コネクタ部が、前記測定筒部の端部とは間隔を空けて設けられ、前記第1同軸コネクタ部と前記測定筒部との間に設けられ、かつ、一端が前記第1同軸コネクタ部の内導体の端部に接続されると共に他端が前記一対の測定用内導体のうち前記第1同軸コネクタ部側にある測定用内導体の他端部に接続する内導体が設けられた同軸ケーブルをさらに備え、前記測定筒部の端部には、前記同軸ケーブルが挿入され、前記第1同軸コネクタ部に近づくに従って筒径が小さくなるテーパ状のテーパ筒部と、前記テーパ筒部の外周にネジ止めされるネジと、が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の同軸コネクタの接触部特性測定器に存する。
請求項3記載の発明は、前記測定筒部が、前記一対の測定用内導体同士の接触部を収容する第1筒部と、前記同軸ケーブルの内導体と前記一対の測定用内導体のうち前記第1同軸コネクタ部側にある測定用内導体の他端部との接続部を収容する第2筒部と、に分割されていることを特徴とする請求項2に記載の同軸コネクタの接触部特性測定器に存する。
請求項4記載の発明は、互いにコネクタ接続される一対の同軸コネクタを構成する一対の内導体端子同士の接触部の電気特性を測定するための同軸コネクタの接触部特性測定方法であって、請求項1〜3何れか1項に記載の接触部特性測定器を用いて前記接触部の電気特性を測定することを特徴とする同軸コネクタの接触部特性測定方法に存する。
以上説明したように請求項1又は4記載の発明によれば、製品で用いられる内導体端子と同一形状の接触部を有する一対の測定用内導体を測定筒部の誘電体に挿入して、第1同軸コネクタ部及び第2同軸コネクタ部を介してスペクトルアナライザなどの電気特性を測定するための機器を接続すれば、一対の内導体端子の接触部と同一形状である一対の測定用内導体の接触部を測定筒部の誘電体、外導体で覆った状態で(即ち理想的な同軸構造にした状態で)電気特性を測定できるため、一対の内導体端子同士の接触部のみの電気特性を精度良く測定できる。また、測定用内導体、測定筒部の誘電体の形状を変更すれば様々な種類の内導体端子の接触部の電気特性を測定できる。
請求項2記載の発明によれば、ネジを測定筒部側に回せばテーパ筒部に押されて同軸ケーブルが測定用内導体側に摺動して一対の内導体端子の接触荷重を大きくすることができる。即ち、ネジにより一対の測定用内導体の接触荷重を任意に調整することができるため、任意の接触荷重での電気特性を測定することができる。
請求項3記載の発明によれば、測定筒部を第1筒部と第2筒部とに分割できるので、測定筒部に測定用内導体や同軸ケーブルを挿入しやすい。
本発明の同軸コネクタの接触部特性測定器の一実施形態を示す側面図である。 図1に示す同軸コネクタの接触部特性測定器の分解斜視図である。 図1のA−A線断面図である。 図3のB部の部分拡大図である。 図1に示す同軸コネクタの接触部特性測定器を用いた高周波電気特性の測定について説明するための説明図である。 同軸コネクタの一例を示す斜視図である。
以下、本発明の同軸コネクタの接触部特性測定器を図1〜図4に基づいて説明する。本発明の同軸コネクタの接触部特性測定器1(以下単に接触部測定器と略記する。)は、互いにコネクタ接続される図6に示すような一対の同軸コネクタ100を構成する一対の内導体端子107同士の接触部の高周波電気特性を測定するための測定器である。
同図に示すように、接触部特性測定器1は、一対の測定用内導体21、22と、測定筒部3と、第1同軸コネクタ部4及び第2同軸コネクタ部5と、同軸ケーブルとしてのセミリジット6と、を備えている。上記一対の測定用内導体21、22は、一端部同士が互いに当接して接触される。この互いに接触している一対の測定用内導体21、22の一端部が、製品コネクタを構成する互いに接触する一対の内導体端子107(図6)の接触部側の端部とそれぞれ同一形状に設けられている。
詳しくは、図4に示すように、測定用内導体21の一端部は半球状に設けられていて、測定用内導体22の一端部は平面に設けられている。また、一対の測定用内導体21、22の他端部は、単に棒状に設けられていて、製品である内導体端子107とは異なりかしめ片110などは形成されていない。
上記測定筒部3は、図3に示すように、一端部同士が互いに当接して接触された状態の上記一対の測定用内導体21、22が挿入される筒状の誘電体31と、誘電体31を覆う筒状の外導体32と、が設けられている。上記誘電体31は、長手方向に3分割されて設けられている。上記第1同軸コネクタ部4及び第2同軸コネクタ部5は、測定筒部3の両端側に設けられている。図2及び図3に示すように、これら第1同軸コネクタ部4及び第2同軸コネクタ部5はそれぞれ、内導体41、51と、この内導体41、51を覆う筒状の誘電体42、52と、さらに誘電体42、52を覆う筒状の外導体43、53と、から構成される同軸構造に設けられている。
上記第1同軸コネクタ部4は、測定筒部3の端部とは長手方向に間隔を空けて設けられている。また、第1同軸コネクタ部4の内導体41は、後述するセミリジット6の内導体61を介して測定用内導体21の他端部に電気的に接続される。これに対して、上記第2同軸コネクタ部5は、測定筒部3の端部に連なって測定筒部3と一体に設けられている。即ち、第2同軸コネクタ5を構成する内導体51が、測定筒部3に設けられた測定用内導体22と一体に設けられ、第2同軸コネクタ部5を構成する誘電体52が、測定筒部3に設けられた誘電体31と一体に設けられ、第2同軸コネクタ部5を構成する外導体53が、測定筒部3に設けられた外導体32と一体に設けられている。
上記セミリジット6は、内導体61と、この内導体61を覆う筒状の誘電体62と、さらに誘電体62を覆う筒状の外導体63と、から構成される同軸構造に設けられている。上記セミリジット6の外導体63は、図6に示す編組105とは異なり繋ぎ目や孔のない筒状に設けられている。また、セミリジット6の両端は、誘電体62及び外導体63が除去されていて、内導体61が誘電体62及び外導体63から露出している。
上記セミリジット6は、第1同軸コネクタ部4と測定筒部3との間に設けられている。また、セミリジット6の内導体61は、一端が第1同軸コネクタ部4の内導体41の端部に接続されると共に他端が一対の測定用内導体21、22のうち第1同軸コネクタ部4側にある測定用内導体21の他端部に接続される。
また、上記測定筒部3の第1同軸コネクタ部4側の端部には、セミリジット6が挿入され、第1同軸コネクタ部4に近づくに従って筒径が小さくなるテーパ状のテーパ筒部33と、テーパ筒部33の外周にネジ止めされるネジ34と、が設けられている。テーパ筒部33は、その外側面にねじ山が設けられている。テーパ筒部33は、薄く形成されていてその側面部がセミリジット6に向かって撓みやすくなっている。また、図1に示すように、テーパ筒部33には、長手方向に沿った切欠33aが設けられていて、これにより、より一層テーパ筒部33の側面部がセミリジット6に向かって撓みやすくなる。ネジ34は、リング状に設けられていて、その内側面にテーパ筒部33の外側面と螺合するねじ山が設けられている。
上述したようにテーパ筒部33及びネジ34を設けることにより、ネジ34を測定筒部3側に回すと、テーパ筒部33の側面部がネジ34により締め付けられてセミリジット6に向かって撓んでテーパ筒部33の第1同軸コネクタ部4側の端部がセミリジット6を測定用内導体21、22側に向かって押して、セミリジット6が測定用内導体21側に摺動する。これにより、測定用内導体21が測定用内導体22に向かって摺動して一対の測定用内導体21、22の接触荷重を大きくすることができる。
逆に、ネジ34を第1同軸コネクタ部4側に回すと、ネジ34によるテーパ筒部33の締め付けが緩められてテーパ筒部33の側面部がセミリジット6から離れる方向に復元してテーパ筒部33の第1同軸コネクタ部4側の端部がセミリジット6を測定用内導体21、22側に向かって押す力が緩む。これにより、セミリジット6が第1同軸コネクタ部4側に摺動し、測定用内導体21が測定用内導体22から離れる方向に摺動して一対の測定用内導体21、22の接触荷重が小さくなる。即ち、ネジ34により一対の測定用内導体21、22の接触荷重を任意に調整することができる。
また、上記測定筒部3は、一対の測定用内導体21、22の接触部を収容する第1筒部35と、セミリジット6の内導体61と測定用内導体21との接続部を収容する第2筒部36と、に分割されている。なお、上記誘電体31は、第1筒部35のみに設けられていて、第2筒部36には設けられていない。
次に、上述した構成の接触部特性測定器1の組み立て手順の一例について説明する。まず、互いに一体に設けられた測定用内導体22と第2同軸コネクタ5の内導体51の内導体51側を誘電体31に挿入する。このとき、誘電体31に一体に設けられた誘電体52内に内導体51が挿入され、誘電体31に測定用内導体22が挿入される。次に、互いに一体に設けられた誘電体31、52の誘電体52側を外導体32に挿入する。このとき、外導体32に一体に設けられた外導体53内に誘電体52が挿入され、外導体32に誘電体31が挿入する。さらに、セミリジット6の内導体61の両端を測定用内導体21の他端部及び第1同軸コネクタ部4の内導体41の端部に半田付して接続する。その後、互いに半田付された内導体41、セミリジット6及び測定用内導体21の内導体41側を誘電体42内に挿入して、誘電体42内に内導体41とセミリジット6の内導体61の端部とを挿入する。その後、誘電体42を外導体43内に挿入する。
また、互いに半田付された内導体41、セミリジット6及び測定用内導体21の測定用内導体21側から第2筒部36を挿入する。このとき、第2筒部36から測定用内導体21の一端が突出するように挿入する。次に、第2筒部36から突出した測定用内導体21の一端を測定用内導体22の一端に当接するまで誘電体31内に挿入した後、第2筒部36を第1筒部35に近づけて完成する。
次に、上述した接触部特性測定器1を用いた高周波特性の測定の一例について図5を参照して説明する。同図に示すように、接触部特性測定器1とスペクトルアナライザ7とを接続する。具体的には、一対の測定ケーブル81、82の一端に取り付けられたコネクタをそれぞれ、接触部特性測定器1の第1同軸コネクタ部4及び第2同軸コネクタ部5にコネクタ接続すると共に、一対の測定ケーブル81、82の他端に取り付けられたコネクタをスペクトルアナライザ7に接続する。このスペクトルアナライザ7により周波数解析した結果をパーソナルコンピュータ(PC)9を用いて高周波特性を測定する。
具体的には、ネジ34を調整して測定用内導体21、22の接触荷重を変化させて、各接触荷重における測定用内導体21、22の接触部での伝送損失を求めることができる。測定用内導体21、22の接触部は製品としての内導体端子107の接触部と同一形状であるため、求められた伝送損失は製品としての内導体端子107の接触部での伝送損失と同じである。また、予め測定用内導体21、22の接触荷重と接触抵抗との関係を調べておけば、接触抵抗と伝送損失との関係を調べることもできる。
上述した接触部特性測定器1によれば、製品で用いられる内導体端子107と同一形状の接触部を有する一対の測定用内導体21、22を測定筒部3の誘電体31に挿入して、第1同軸コネクタ部4及び第2同軸コネクタ部5を介して上述したようにスペクトルアナライザ7などの電気特性を測定するための機器を接続すれば、一対の内導体端子107の接触部と同一形状である一対の測定用内導体21、22の接触部を測定筒部3の誘電体31、外導体32で覆った状態で(即ち理想的な同軸構造にした状態で)電気特性を測定できるため、一対の内導体端子107同士の接触部のみの電気特性を精度良く測定できる。また、測定用内導体21、22、測定筒部3の誘電体31の形状を変更すれば様々な種類の内導体端子107の接触部の高周波電気特性を測定できる。
また、上述した接触部特性測定器1によれば、セミリジット6、テーパ筒部33、ネジ34を設けることにより、一対の測定用内導体21、22の接触荷重を任意に調整することができるため、任意の接触荷重での高周波電気特性を測定することができる。
また、上述した接触部特性測定器1によれば、測定筒部3を第1筒部35と第2筒部36とに分割できるので、測定筒部3に測定用内導体21、22やセミリジット6を挿入しやすい。
なお、上述した実施形態によれば、同軸ケーブルとしてセミリジット6を設けていたが、本発明はこれに限ったものではない。同軸ケーブルとしては、内導体、内導体を覆う誘電体、誘電体を覆う外導体からなる同軸構造のケーブルであればよく、セミリジット6でなくてもよい。
なお、上述した実施形態によれば、セミリジット6やテーパ筒部33を設けて、接触荷重を任意に調整できるようにしたいたが、本発明はこれに限ったものではない。例えば、接触荷重に対する特性を測定する必要がなければ、セミリジット6やテーパ筒部33を設けずに、単に第1同軸コネクタ部4を第2同軸コネクタ部5と同様に測定筒部3と一体に設けて、第1同軸コネクタ部4の内導体4と測定用内導体21とを直接接続するようにしてもよい。
また、前述した実施形態は本発明の代表的な形態を示したに過ぎず、本発明は、実施形態に限定されるものではない。即ち、本発明の骨子を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
1 同軸コネクタの接触部特性測定器
3 測定筒部
4 第1同軸コネクタ部
5 第2同軸コネクタ部
6 セミリジット(同軸ケーブル)
31 誘電体
32 外導体
21 測定用内導体
22 測定用内導体
33 テーパ筒部
34 ネジ
35 第1筒部
36 第2筒部
100 同軸コネクタ
107 内導体端子

Claims (4)

  1. 互いにコネクタ接続される一対の同軸コネクタを構成する一対の内導体端子同士の接触部の電気特性を測定するための同軸コネクタの接触部特性測定器であって、
    一端部が前記一対の内導体端子の接触部側の端部とそれぞれ同一形状に設けられた一対の測定用内導体と、
    前記一端部同士が互いに当接して接触された状態の前記一対の測定用内導体が挿入される筒状の誘電体と前記誘電体を覆う筒状の外導体とが設けられた測定筒部と、
    前記測定筒部の両端側に設けられた前記一対の測定用内導体の他端部にそれぞれ電気的に接続される第1同軸コネクタ部及び第2同軸コネクタ部と、
    を備えたことを特徴とする同軸コネクタの接触部特性測定器。
  2. 前記第1同軸コネクタ部が、前記測定筒部の端部とは間隔を空けて設けられ、
    前記第1同軸コネクタ部と前記測定筒部との間に設けられ、かつ、一端が前記第1同軸コネクタ部の内導体の端部に接続されると共に他端が前記一対の測定用内導体のうち前記第1同軸コネクタ部側にある測定用内導体の他端部に接続する内導体が設けられた同軸ケーブルをさらに備え、
    前記測定筒部の端部には、前記同軸ケーブルが挿入され、前記第1同軸コネクタ部に近づくに従って筒径が小さくなるテーパ状のテーパ筒部と、前記テーパ筒部の外周にネジ止めされるネジと、が設けられている
    ことを特徴とする請求項1に記載の同軸コネクタの接触部特性測定器。
  3. 前記測定筒部が、前記一対の測定用内導体同士の接触部を収容する第1筒部と、前記同軸ケーブルの内導体と前記一対の測定用内導体のうち前記第1同軸コネクタ部側にある測定用内導体の他端部との接続部を収容する第2筒部と、に分割されている
    ことを特徴とする請求項2に記載の同軸コネクタの接触部特性測定器。
  4. 請求項1〜3何れか1項に記載の接触部特性測定器を用いて前記接触部の電気特性を測定する
    ことを特徴とする同軸コネクタの接触部特性測定方法。
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