JP5626760B2 - 蛍光像取得方法、蛍光像取得プログラム及び蛍光像取得装置 - Google Patents

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Description

本発明は蛍光像取得方法、蛍光像取得プログラム及び蛍光像取得装置に関し、例えば加齢黄斑変性症を検査する場合に適用して好適なものである。
加齢黄斑変性症(Age-related Macular Degeneration:AMD)は、視力障害及び失明を引き起こす主な原因疾患の一つであり、滲出型と萎縮型に大別される。萎縮型加齢黄斑変性症は黄斑の組織が年齢とともに萎縮していき、長期的に視力低下などを引き起こす疾患である。一方、滲出型加齢黄斑変性症は、黄斑に脈絡膜から新生血管が発生し、該新生血管が脆いために網膜色素上皮層下又は網膜下に出血が生じ、黄斑部の機能障害を引き起こす疾患である。
通常、新陳代謝によって生成される老廃物が網膜及び脈絡膜間にある網膜色素上皮層で消化される。しかしながら加齢と共に網膜色素上皮層の機能が低下すると、老廃物が消化されずにブルッフ膜上に溜まってしまい(ドルーゼン)、その結果として慢性的な炎症を起こす。このとき、炎症部では炎症を鎮めようとして血管の発生を促す因子を放出し、これに伴い脈絡膜から新生血管が発生する。このようにして滲出型加齢黄斑変性症が生じる。
そこで被験者の眼底画像を撮像し、該眼底画像から老廃物などの病変部位を検出するようになされた装置が提案されている(例えば特許文献1参照)。
特開2008−295804公報
ところで引用文献1では、眼底画像を取得する装置として眼底カメラのみならず、走査型レーザ検眼鏡なども適応できることが開示されている。走査型レーザ検眼鏡では、光ビームを走査して眼底に照射し、所定部位での反射光や蛍光を撮像素子で受光することにより、眼底画像を取得する。
走査型レーザ検眼鏡で取得された眼底画像は、眼底カメラで取得された画像と比較して精細な蛍光像を得ることができるが、眼底カメラと同じく形態学的な所見に基づいて病変部が検出される。
したがって従来の装置では、取得した眼底画像から病変部位を検出する際、形態学的所見に基づくため、血管新生を認める以前の該病変部位を早期に精度よく発見できないといった問題があった。
本発明は以上の点を考慮してなされたもので、眼底病変部位を早期に精度よく発見し得る蛍光像取得方法、蛍光像取得プログラム及び蛍光像取得装置を提案しようとするものである。
かかる課題を解決するため本発明においては、ターゲットに特異的に結合する蛍光色素を励起させる短パルスの光を眼底に対して照射させる照射ステップと、光が出射された時点を基準として、該基準から所定時間経過後の異なる2つの時刻における蛍光色素の発光の強度を測定し、該異なる2つの時刻における発光の強度の比検出する検出ステップと、検出ステップによる検出結果を基に、ターゲットに標識した蛍光色素の蛍光像を生成する生成ステップとを有する。
また本発明においては、コンピュータに対して、蛍光色素を励起させる短パルスの光を眼底に対して照射させる照射ステップと、光が出射された時点を基準として、該基準から所定時間経過後の異なる2つの時刻の発光の強度を測定し、該異なる2つの時刻における発光の強度の比検出する検出ステップと、検出ステップによる検出結果を基に、ターゲットに標識した蛍光色素の蛍光像を生成する生成ステップとを実行させる。
さらに本発明においては、蛍光色素を励起させる短パルスの光を出射する光源と、光源から眼底に対して光を照射させる光源制御部と、光が出射された時点を基準として、該基準から所定時間経過後の異なる2つの時刻の発光の強度を測定し、該異なる2つの時刻における発光の強度の比検出する検出部と、検出部による検出結果を基に、ターゲットに標識した蛍光色素の蛍光像を生成する生成部とを有する。
これにより、2つの時刻における蛍光の強度に基づいてターゲットに標識した蛍光色素だけの蛍光像を取得することができるので、該ターゲットに標識していない蛍光色素をその像に写すことなく、ターゲットに標識した蛍光色素の蛍光像を精度よく取得することができ、また眼底病変部位に早期に出現する蛋白質をターゲットとして蛍光色素で標識した場合、その蛍光像を得ることで蛋白質を可視化し、形態学所見に加えて物質的根拠を与えることで早期に病変部位を早期に発見させることができる。
本発明においては、蛍光色素が被験者に投与されたことを入力させる入力ステップと、入力ステップにより入力されてから所定時間経過後に、測定を開始させる測定開始ステップと、蛍光色素を励起させる光を眼底に対して照射させる照射ステップと、光により励起された際に発する蛍光色素の発光の強度を測定する測定ステップと、発光の強度に基づいて蛍光像を生成する生成ステップとを有する。
また本発明においては、コンピュータに対して、蛍光色素が被験者に投与されたことを入力させる入力ステップと、入力ステップにより入力されてから所定時間経過後に、測定を開始させる測定開始ステップと、蛍光色素を励起させる光を眼底に対して照射させる照射ステップと、光により励起された際に発する蛍光色素の発光の強度を測定する測定ステップと、発光の強度に基づいて蛍光像を生成する生成ステップとを実行させる。
さらに本発明においては、蛍光色素を励起させる短パルスの光を出射する光源と、蛍光色素が被験者に投与されたことを入力させる入力操作部と、入力操作部を介して入力されてから所定時間経過後に、測定を開始させる測定開始制御部と、蛍光色素を励起させる光を眼底に対して照射させる光源制御部と、光により励起された際に発する蛍光色素の発光の強度を測定する測定部と、発光の強度に基づいて蛍光像を生成する生成部とを有する。
これにより、ターゲットに標識していない蛍光色素が排出され、ターゲットに標識した蛍光色素だけの像を取得することができるので、ターゲットに標識した蛍光色素の蛍光像を精度よく取得することができ、また眼底病変部位に早期に出現する蛋白質をターゲットとして蛍光色素で標識した場合、その蛍光像を得ることで蛋白質を可視化し、形態学所見に加えて物質的根拠を与えることで早期に病変部位を早期に発見させることができる。
以上のように本発明によれば、2つの時刻における蛍光の強度に基づいてターゲットに標識した蛍光色素だけの蛍光像を取得することができるので、該ターゲットに標識していない蛍光色素をその像に写すことなく、ターゲットに標識した蛍光色素の蛍光像を精度よく取得することができ、また眼底病変部位に早期に出現する蛋白質をターゲットとして蛍光色素で標識した場合、その蛍光像を得ることで蛋白質を可視化し、形態学所見に加えて物質的根拠を与えることで早期に病変部位を早期に発見させることができ、かくして眼底の病変部位を早期に精度よく発見し得る蛍光像取得方法、蛍光像取得プログラム及び蛍光像取得装置を実現できる。
またターゲットに標識していない蛍光色素が排出され、ターゲットに標識した蛍光色素だけの像を取得することができるので、ターゲットに標識した蛍光色素の蛍光像を精度よく取得することができ、また眼底病変部位に早期に出現する蛋白質をターゲッットとして蛍光色素で標識した場合、その蛍光像を得ることで蛋白質を可視化し、形態学所見に加えて物質的根拠を与えることで早期に病変部位を早期に発見させることができ、かくして眼底の病変部位を早期に精度よく発見し得る蛍光像取得方法、蛍光像取得プログラム及び蛍光像取得装置を実現できる。
蛍光像取得装置を示す略線図である。 画像化装置の構成を示す略線図である。 蛍光像取得処理を実行するCPUの機能的構成を示す略線図である。 蛍光寿命の変化を示すグラフである。 蛍光像取得処理手順の説明に供するフローチャートである。 他の実施の形態における蛍光像取得処理手順の説明に供するフローチャートである。
以下、発明を実施するための形態について説明する。なお、説明は以下の順序とする。
1.第1の実施の形態
2.他の実施の形態
<1.実施の形態>
[1−1.蛍光像取得装置の構成]
図1において、本一実施の形態による蛍光像取得装置1を示す。蛍光像取得装置1は、眼底の黄斑に溜まったドルーゼンの有無を検査する際に用いられる。
具体的に眼底の黄斑は、ドルーゼンが形成される段階でアミロイドβ蛋白が蓄積されることが知られている。このアミロイドβ蛋白は、βシート構造が層状に重なり凝集塊を形成する。(参考文献1、2参照)
参考文献1 Yoshida T, et al, “The potential role of amyloid b in the pathogenesis of age-related macular degeneration”, The Journal of Clinical Investigation, Vol.115, 2005, p.p2793-2800.
参考文献2 Dentchev T, et al, “Amyloid b is found in drusen from some age-related macular degeneration retinas, but not in drusen from normal retinas.”, Molecular Vision, Vol.9, 2003, p.p184-190.
一方、アルツハイマー病の原因とされるアミロイドβ蛋白の有無をPET(Positron Emission Tomography)などで検出する際に標識化合物としてAOI(4,8-Dimethyl-2,3,8,9,10-pentahydro-1,6,11-trioxa-4-azonia-8,13-diazapentacene.tetrafluoroborate)が用いられる。AOIは、蛍光色素であり、アミロイドβ蛋白にだけ特異的に結合する。なお、AOI以外にもアミロイドβ蛋白と特異的に結合し蛍光を発する標識化合物としてBF227(2-[2-(2-Dimethylaminothiazol-5-yl)ethenyl]-6[2-(fluoro)ethoxy]benzoxazole)、FSB((trans,trans)-1-fluoro-2,5-bis(3-hydroxycarbonyl-4-hydroxy)styrylbenzene)、PIB(2-[4’-(Methylamino)phenyl]-6-hydroxybenzothiazole)などを適応できる。
従って被験者にAOIが投与されると、黄斑にドルーゼンが形成されている場合、該ドルーゼンに含まれるアミロイドβ蛋白にAOIが結合する。
そこで蛍光像取得装置1は、予めAOIを投与した被験者の眼底に該AOIを励起させるための光を照射して、そのときの眼底の蛍光像を取得することにより、加齢黄斑変性症における初期症状であるドルーゼンの蓄積をより早期に発見し得るようになされている。
蛍光像取得装置1は、信号発生器11、短パルスレーザ12、反射ミラー13、波面補償光学素子14、反射ミラー15、ビーム径調整器16、レーザ走査眼底鏡17、バンドパスフィルタ18、集光レンズ19、受光器20、信号遅延装置21及び画像化装置22により構成される。
画像化装置22は、信号発生器11、波面補償光学素子14、ビーム径調整器16、レーザ走査眼底鏡17及び信号遅延装置21を適宜制御するようになされており、その詳細は後述する。
信号発生器11は、画像化装置22からレーザ光の出力命令を受けて、例えば10[ps]の短パルスのレーザ光を出力させるための出射信号を短パルスレーザ12に送出すると共に、信号遅延装置21に送出する。
短パルスレーザ12は、波長が620[nm]から1000[nm]の範囲で、信号発生器11から供給された出射信号に基づいてパルス状のレーザ光を出射し得るようになされている。パルス幅は、10[f sec]から100[p sec]の範囲で任意のものが適応される。
具体的には短パルスレーザ12から出射されるレーザ光は、波長633[nm]、パルス幅が10[ps]程度の場合、出力安定性が±5[%]程度、繰り返し周波数が80[MHz]、平均光出力が200[mW]程度となる。出力は眼底に傷害がないエネルギーに調整される。
短パルスレーザ12から出射されたレーザ光は、反射ミラー13で反射されて波面補償光学素子14に入射する。波面補償光学素子14は、入射されたレーザ光の波面収差を補正すると共に該補正したレーザ光を反射して反射ミラー15に導く。これにより波面補償光学素子14は、水晶体100Aの個体差により発生する波面収差を補正することができる。
反射ミラー15で反射されたレーザ光は、ビーム径を調節するためのビーム径調整器16を透過し、レーザ走査眼底鏡17に入射する。このビーム径調整器16は、例えば2つのレンズにより構成されており、一方のレンズを光軸方向に移動させることによりレーザ光のビーム径を調節し得るようになされている。
レーザ走査眼底鏡17は、XY平面(眼底100Bにおて光軸と直交する平面)でレーザ光を走査させるガルバノミラー等でなるXYスキャナ17A、Fθレンズ17B、ダイクロイックミラー17C、収差補正凸レンズ17D及び17Eにより構成される。
ビーム径調整器16によりビーム径が調整されたレーザ光は、XYスキャナ17Aで反射されてFθレンズ17Bを介してダイクロイックミラー17Cを透過した後、収差補正凸レンズ17D及び17Eを介して目100に入射する。
目100に入射したレーザ光は、該目100の水晶体100Aにより集光されて黄斑を含む眼底100Bに照射される。なお、目100に入射したレーザ光のエネルギーは、1[mW]以下が望ましい。
蛍光像取得装置1では、波長633[nm]のレーザ光に励起される蛍光色素であるAOIが眼底100Bに存在する場合、該蛍光像取得装置1から出射されたレーザ光により該AOIが励起される。
レーザ光によって励起されたAOIは、波長が約670[nm]の蛍光を発する。この発光によって得られる光(以下、これを蛍光光とも呼ぶ)は、水晶体100A、収差補正凸レンズ17D及び17Eを透過してダイクロイックミラー17Cで反射される。
このダイクロイックミラー17Cは、例えば波長が650[nm]以上の光を反射し、それ未満の波長の光を透過するようになされており、短パルスレーザ12から出射されたレーザ光を透過し、蛍光光を反射する。
ダイクロイックミラー17Cによって反射された蛍光光はバンドパスフィルタ18を透過し、集光レンズ19によって集光されて受光器20に到達する。このバンドパスフィルタ1は、例えば中心波長が670[nm]で波長域が50[m]の光を透過する。
受光器20は、例えばMCP(Multi Channel Plat)でなり、集光レンズ19により集光された蛍光光を信号遅延装置21から供給される遅延信号のタイミングに応じて受光し、その結果得られる蛍光光の強度(以下これを蛍光強度とも呼ぶ)を画像化装置22に出力する。因みに受光器20は、蛍光強度を例えばTCSPC(Time Correlated Single Photon Counting)法により所定測定回数に対する測定タイミング時の単光子の数に応じて測定する。
信号遅延装置21は、信号発生器11から出射信号が供給された時点を基準とし、該基準から所定時間経過後に受光器20に照射された発光光の蛍光強度を測定させるための遅延信号を該受光器20に送信する。
画像化装置22は、XYスキャナ17Aによるレーザ光の走査位置と、受光器20で測定された蛍光強度との関係に基づいて蛍光像を生成し、該蛍光像のデータを記憶部に記憶する。
[1−2.画像化装置の構成]
次に、画像化装置22の構成について説明する。この画像化装置22は、図2に示すように、制御を司るCPU(Central Processing Unit)31に対して各種ハードウェアを接続することにより構成される。
具体的にはROM(Read Only Memory)32、CPU31のワークメモリとなるRAM(Random Access Memory)33、ユーザの操作に応じた命令を入力する操作入力部34、インターフェイス部35、表示部36及び記憶部37がバス38を介して接続される。
ROM32には、各種の処理を実行するためのプログラムが格納される。インターフェイス部35には、信号発生器11、波面補償光学素子14、ビーム径調整器16、XYスキャナ17A及び信号遅延装置21などが接続される。
表示部36には、液晶ディスプレイ、EL(Electro Luminescence)ディスプレイ又はプラズマディスプレイ等が適用される。また記憶部37には、HD(Hard Disc)に代表される磁気ディスクもしくは半導体メモリ又は光ディスク等が適用される。
CPU31は、ROM32に格納される複数のプログラムのうち、操作入力部34から与えられる命令に対応するプログラムをRAM33に展開し、該展開したプログラムに従って、表示部36及び記憶部37を適宜制御する。
またCPU31は、展開したプログラムに従って、信号発生器11、波面補償光学素子14、ビーム径調整器16、XYスキャナ17A及び信号遅延装置21などを適宜制御するようになされている。
[1−3.蛍光像取得処理]
次に、AOIが投与された被験者の眼底100Bの蛍光像を取得する蛍光像取得処理について説明する。
因みに、蛍光像取得処理を実行する前に、蛍光標識化合物であるAOIを生理食塩水に例えば2[mg/kg]で溶解させ、それを例えば静脈注射により被験者に対して投与させる。
そしてAOIが投与された被験者の眼底100Bに該AOIが到達していることを確認させ、一定時間経過後、蛍光像取得処理を実行し、眼底全体及び黄斑部分の蛍光像を取得する。
ここで、被験者に投与させたAOIは、眼底100Bに到達すると、該眼底100Bの黄斑にアミロイドβ蛋白が蓄積している場合、該アミロイドβ蛋白と結合する。アミロイドβ蛋白と結合したAOIは、運動が制限されることにより蛍光寿命が延びる。
一方、アミロイドβ蛋白に結合しないAOIは、腎臓及び肝臓で代謝され、投与されてから約120分後にその殆どが***される。
しかしながら投与から約120分後であってもアミロイドβ蛋白に結合していないAOIが完全に黄斑から取り除かれているとは限らない。また被験者の負荷を軽減する目的でレーザ光の強度を低くする必要がある。
従って従来の方法では、蛍光像を取得する際、アミロイドβ蛋白に結合していないAOIが該蛍光像に写ることもあり、またレーザ光の強度が低いためにノイズなどの影響でS/N(Signal/Noise)比も悪い。従って従来の方法では、アミロイドβ蛋白に結合したAOIを蛍光像から区別できなくなってしまう恐れがある。
そこで蛍光像取得装置1は、アミロイドβ蛋白に結合したAOIと結合していないAOIとの蛍光寿命の違いに基づいて蛍光像を取得する。
具体的に蛍光像取得装置1は、AOIが投与された被験者の眼底100Bに該AOIが到達していることを確認させてから一定時間(120分)経過後、蛍光像取得処理を実行させる。
CPU31は、蛍光像取得処理の実行命令を操作入力部34から受けた場合、該実行命令に対応するプログラムに従って、図3に示すように駆動制御部41、光源制御部42、遅延制御部43、検出部44及び画像取得部45として機能する。
駆動制御部41は、XYスキャナ17Aを駆動させ、所定位置にレーザ光が照射されるように該XYスキャナ17Aを移動させる。
光源制御部42は、短パルスレーザ12からレーザ光を出射させるための出力信号を信号発生器11に送出する。信号発生器11は、出力信号が光源制御部42から供給されると、短パルスレーザ12に出射信号を送出して短パルスのレーザ光を出射させると共に、該出射信号を信号遅延装置21に送出する。
遅延制御部43は、受光器20により蛍光強度を測定するタイミングを例えば操作入力部34からの入力に応じて決定し、そのタイミングを示す信号を信号遅延装置21に送出する。
信号遅延装置21は、遅延制御部43から供給された信号に基づいて、信号発生器11から出射信号が供給された時点を基準として、該基準から所定時間経過した時刻t1及びt2の時点で遅延信号を受光器20に送出する。受光器20は、遅延信号が供給されたタイミング、すなわち時刻t1及びt2での蛍光強度を測定する。
因みに、時刻t1及びt2は、AOIの蛍光寿命より短い時刻に設定される。また本実施においては、時刻t1は、蛍光強度がピーク値とる時刻に設定されるが、他の時刻でもよい。
続いてCPU31は、駆動制御部41によりレーザ光が照射される位置を変更するように該XYスキャナ17Aを移動させ、光源制御部42及び遅延制御部43の制御の基にその位置での時刻t1及びt2の蛍光強度を測定させる。
このようにしてCPU31は、XYスキャナ17Aによりレーザ光を所定の撮像範囲で走査させ、それぞれの位置でレーザ光を出射した時点を基準とした時刻t1及びt2での蛍光強度を受光器20により測定させる。
ところで上述したように、アミロイドβ蛋白に結合したAOIと結合していないAOIとの蛍光寿命が異なる。そこで、アミロイドβ蛋白に結合したAOIと結合していないAOIとの蛍光寿命の関係を図4に示す。
図4において時刻t0はレーザ光が出射された時点の時刻を示し、また実線はアミロイドβ蛋白に結合したAOIの蛍光強度を示し、破線はアミロイドβ蛋白に結合していないAOIの蛍光強度を示している。
そして受光器20により測定される時刻t1での蛍光強度I1は、励起されたAOIの蛍光強度のピーク値であり、アミロイドβ蛋白に結合したAOIと結合していないAOIとで同一の値を示す。
しかしながら時刻t2での蛍光強度は、蛍光寿命が異なることから、アミロイドβ蛋白に結合したAOIの蛍光強度I2Aの方が、アミロイドβ蛋白に結合していないAOIの蛍光強度I2Bよりも大きな値を示す。因みに蛍光強度I2AとI2Bとを区別しない場合は蛍光強度I2とも呼ぶ。
そこで検出部44は、XYスキャナ17Aによる全ての走査位置における時刻t1での蛍光強度I1と時刻t2での蛍光強度I2との比(I2/I1)を算出して閾値と比較する。
閾値は、蛍光強度I1と蛍光強度I2Aとの比(I2A/I1)より小さく、かつ該蛍光強度I1と蛍光強度I2Bとの比(I2B/I1)以の値に設定される。
検出部44は、時刻t1での蛍光強度I1と時刻t2での蛍光強度I2との比が閾値以上の場合、アミロイドβ蛋白に結合したAOIが発光した蛍光強度であると判断し、その位置をアミロイドβ蛋白と結合したAOIの存在位置として検出する。
画像取得部45は、閾値との比較結果に基づいて、アミロイドβ蛋白に結合したAOIとして検出された位置をその位置の蛍光強度I1に応じた輝度値とし、それ以外の位置の輝度値を0(黒)とした蛍光像を生成する。
画像取得部45は、生成された蛍光像のデータを取得し、記憶部37に保存する。また画像取得部45は、操作入力部34の操作に応じて蛍光像を表示部36に表示する。
[1−4.蛍光像取得処理手順]
次に、上述した蛍光像取得処理の手順について、図5に示すフローチャートを用いて説明する。
実際上、CPU31は、ルーチンRT1の開始ステップから入って次のステップSP1へ移る。ステップSP1においてCPU31は、XYスキャナ17Aを駆動させ、所定位置にレーザ光が照射されるように該XYスキャナ17Aを移動させ、次のステップSP2に移る。
ステップSP2においてCPU31は、出力信号を信号発生器11に送出し、該信号発生器11を介して短パルスレーザ12から短パルスのレーザ光を出射させ、次のステップSP3に移る。
ステップSP3においてCPU31は、信号発生器11から出射信号が供給された時点から所定時間経過した時刻t1及びt2に受光器20により測定された蛍光強度I1及びI2をそれぞれ取得し、次のステップSP4に移る。
ステップSP4においてCPU31は、撮像範囲の全ての位置における蛍光強度を取得したか否かを判断し、否定結果が得られると、ステップSP1に戻り、全ての位置における蛍光強度を取得するまで、ステップSP1からSP4を繰り返す。
これに対してステップSP4において肯定結果が得られると、このことは撮像範囲の全ての位置における蛍光強度を取得したことを意味し、CPU31は次のステップSP5に移る。
ステップSP5においてCPU31は、時刻t1及びt2における蛍光強度I1及びI2の比と閾値を比較することにより、アミロイドβ蛋白に結合したAOIの蛍光強度を検出し、次のステップSP6に移る。
ステップSP6においてCPU31は、ステップSP5における検出結果を基に、アミロイドβ蛋白に結合したAOIの蛍光像を生成し、次のステップに移って処理を終了する。
[1−5.動作及び効果]
以上の構成において蛍光像取得装置1は、信号発生器11を介して短パルスレーザ12から短パルスのレーザ光を眼底100Bに対して照射させ、該眼底100Bにおけるターゲットとしてのアミロイドβ蛋白に結合した蛍光色素であるAOIを励起させる。
蛍光像取得装置1は、レーザ光が出射された時点を基準にして、該基準から所定時間経過後の異なる2つの時刻t1及びt2でのAOIの蛍光強度I1及びI2を受光器20を介して測定する。
蛍光像取得装置1は、時刻t1及びt2での蛍光強度I1及びI2の比を算出し、アミロイドβ蛋白に結合して蛍光寿命が変化したAOIだけを検出し得るように設定された閾値と比較することにより、アミロイドβ蛋白に結合したAOIの蛍光強度を検出する。そして蛍光像取得装置1は、検出結果に基づいて蛍光像を生成するようにした。
これにより蛍光像取得装置1は、黄斑におけるドルーゼンに含まれるアミロイドβ蛋白に結合した蛍光色素(AOI)だけが写し出された蛍光像を生成するので、アミロイドβ蛋白の有無を早期に発見することができる。
また蛍光像取得装置1は、時刻t1及びt2での蛍光強度I1及びI2の比を用いるので、測定時点の蛍光強度に依存せず、蛍光寿命だけに依存してアミロイドβ蛋白に結合したAOIを検出することができる。
蛍光像取得装置1は、従来の眼底カメラにおけるドルーゼンの観察と比較して、アミロイドβ蛋白に結合した蛍光色素(AOI)の蛍光を観察する方が、よりドルーゼンが小さい段階で発見することができるので、より早期に精度よく発見することができる。
また蛍光像取得装置1は、時刻t1及びt2での蛍光強度I1及びI2の比を用いてアミロイドβ蛋白に結合した蛍光色素(AOI)だけを検出するので、アミロイドβ蛋白に結合せず浮遊している蛍光色素(AOI)を蛍光像から除外することができる。
従って蛍光像取得装置1は、アミロイドβ蛋白に結合せず浮遊している蛍光色素(AOI)を蛍光像に写し出すことがないので、より正確にアミロイドβ蛋白の有無を発見させることができる。
また蛍光像取得装置1は、被験者に蛍光色素(AOI)を投与してから一定時間(120分)経過してから蛍光像を撮像しなくても、アミロイドβ蛋白に結合していない蛍光色素(AOI)を蛍光像に写し出すことがないので、撮像開始までの待ち時間、すなわち検査時間を短縮することができる。
ところでアミロイドβ蛋白と特異的に結合する蛍光標識化合物は紫外線で励起されるものが多い。しかしながら眼底に紫外線を照射する場合、角膜や水晶体により吸収され、眼底に紫外線が届きにくい。そのため紫外線を用いて蛍光像を取得する場合、該紫外線の光の強度を強くしなくてはならず、被験者の目に負担を与えてしまうことになる。
これに対して蛍光像取得装置1は、波長が例えば633[nm]の赤外線領域のレーザ光を用いるので、弱いエネルギーの光でも眼底100Bにその光が届き、蛍光像を取得することができるので、被験者の目に対する負担を大幅に緩和することができる。
以上の構成によれば、ターゲットであるアミロイドβ蛋白に結合することにより蛍光寿命が変化する蛍光色素を励起させる短パルスのレーザ光を眼底100Bに照射させる。そしてレーザ光を照射した時点を基準として、該基準から所定時間経過後の異なる2つの時刻t1及びt2の光強度I1及びI2を測定し、該時刻t1及びt2における蛍光強度I1及びI2の比を基にターゲットに結合した蛍光色素の蛍光像を生成する。
これにより蛍光像取得装置1は、黄斑におけるドルーゼンに含まれるアミロイドβ蛋白に結合した蛍光色素(AOI)だけを写し出した蛍光像を生成するので、ドルーゼンの有無を早期に精度よく発見することができる。
<2.他の実施の形態>
上述した実施の形態においては、時刻t1及びt2における蛍光強度の比を算出し、該比が閾値以上であった場合、アミロイドβ蛋白に結合した蛍光色素として検出し、検出結果に基づいて蛍光像を生成するようにした場合について述べた。本発明はこれに限らず、レーザ光が出射されてから所定時間経過した時点での蛍光強度に基づいて蛍光像を生成するようにしてもよい。
具体的にCPU31は、蛍光像の取得命令を操作入力部34から受けた場合、該取得命令に対応するプログラムをRAM33に展開し、図6に示すフローチャートに従って処理を実行する。なお、この場合、短パルスレーザ12としてフェムト秒レーザを適応することもできる。
実際上、CPU31は、ルーチンRT2の開始ステップから入って次のステップSP11へ移る。ステップSP11においてCPU31は、被験者にPIBが投与されたことを例えば操作入力部34を介して入力させ、次のステップSP12に移る。なお、AOIに代えて、PIBを用いた場合は、具体的には、励起にはフェムト秒レーザを用い、励起波長に800nmを用い、取得する蛍光波長は400nmから450nmを用いる。
ステップSP12においてCPU31は、ステップSP11で入力されてから、PIBが***される所定時間(120分)経過したとき、測定開始できることを例えば表示部36を介してユーザに通知し、次のステップSP13に移る。
ステップSP13においてCPU31は、XYスキャナ17Aを駆動させ、所定位置にレーザ光が照射されるように該XYスキャナ17Aを移動させ、次のステップSP14に移る。
ステップSP14においてCPU31は、出力信号を信号発生器11に送出し、該信号発生器11を介して短パルスレーザ12から短パルスのレーザ光を出射させ、次のステップSP15に移る。
ステップSP15においてCPU31は、信号発生器11から出射信号が供給された時点から所定時間経過後に受光器20により測定された蛍光強度を取得し、次のステップSP16に移る。
ステップSP16においてCPU31は、撮像範囲の全ての位置における蛍光強度を取得したか否かを判断し、否定結果が得られると、ステップSP13に戻り、全ての位置における蛍光強度を取得するまで、ステップSP13からSP16を繰り返す。
これに対してステップSP16において肯定結果が得られると、このことは撮像範囲の全ての位置における蛍光強度を取得したことを意味し、CPU31は次のステップSP17に移る。
ステップSP17においてCPU31は、XYスキャナ17Aによるレーザ光の走査位置と、受光器20で測定された蛍光強度との関係に基づいて蛍光像を生成し、次のステップに移って処理を終了する。
このように蛍光像取得装置1は、レーザ光が出射されてから所定時間経過した時点での蛍光強度に基づいて蛍光像を生成しても、アミロイドβ蛋白に結合したPIBだけの蛍光像を生成するので、より早期に精度よく発見することができる。
上述した実施の形態においては、アミロイドβ蛋白に結合する蛍光色素を用いて、アミロイドβ蛋白の有無を検出するようにした場合について述べた。本発明はこれに限らず、蛋白質に特異的に結合し、結合した際に蛍光寿命が変化する蛍光色素を用いて、眼底における他の蛋白質を対象とするようにしてもよい。
上述した実施の形態においては、アミロイドβ蛋白と結合することにより蛍光寿命が変化する蛍光色素を用いるようにした場合について述べた。本発明はこれに限らず、アミロイドβ蛋白と結合することにより波長が変化する蛍光色素を用い、結合した際に発せられる波長の蛍光を撮像することにより蛍光像を生成するようにしてもよい。
さらに上述した実施の形態においては、CPU31がROM32に格納されているプログラムに従い、上述した蛍光像取得処理を行うようにした場合について述べた。本発明はこれに限らず、記憶媒体からインストールしたり、インターネットからダウンロードしたプログラムに従って上述した蛍光像取得処理を行うようにしても良い。またその他種々のルートによってインストールしたプログラムに従って上述した蛍光像取得処理を行うようにしても良い。
さらに上述した実施の形態においては、光源として短パルスレーザ12、光源制御部として駆動制御部41、検出部として検出部44、生成部として画像取得部45が設けられるようにした場合について述べた。本発明はこれに限らず、その他種々の構成でなる光源、光源制御部、検出部及び生成部を設けるようにしても良い。
本発明は、生物実験又は患者の経過観察などのバイオ産業上において利用可能である。
1……蛍光像取得装置、11……信号発生器、12……短パルスレーザ、13……反射ミラー15……波面補償光学素子、15……反射ミラー、16……ビーム径調整器、17……レーザ走査眼底鏡、17A……XYスキャナ、18……バンドパスフィルタ、19……集光レンズ、20……受光器、21……信号遅延装置、22……画像化装置、31……CPU、32……ROM、33……RAM、34……操作入力部、35……インターフェイス部、36……表示部、37……記憶部、38……バス、41……駆動制御部、42……光源制御部、43……遅延制御部、44……検出部、45……画像取得部。

Claims (5)

  1. 蛍光色素を励起させる短パルスの光を眼底に対して照射させる照射ステップと、
    上記光が出射された時点を基準として、該基準から所定時間経過後の異なる2つの時刻における上記蛍光色素の発光の強度を測定し、該異なる2つの時刻における発光の強度の比検出する検出ステップと、
    上記検出ステップによる検出結果を基に、ターゲットに標識した蛍光色素の蛍光像を生成する生成ステップと
    を有する蛍光像取得方法。
  2. 上記蛍光色素は、ターゲットに標識すると蛍光寿命が変化する
    請求項1に記載の蛍光像取得方法。
  3. 上記照射ステップでは、赤外領域の短パルスの光を眼底に対して照射させる
    請求項1に記載の蛍光像取得方法。
  4. コンピュータに対して、
    蛍光色素を励起させる短パルスの光を眼底に対して照射させる照射ステップと、
    上記光が出射された時点を基準として、該基準から所定時間経過後の異なる2つの時刻の発光の強度を測定し、該異なる2つの時刻における発光の強度の比検出する検出ステップと、
    上記検出ステップによる検出結果を基に、ターゲットに標識した蛍光色素の蛍光像を生成する生成ステップと
    を実行させる蛍光像取得プログラム。
  5. 蛍光色素を励起させる短パルスの光を出射する光源と、
    上記光源から眼底に対して上記光を照射させる光源制御部と、
    上記光が出射された時点を基準として、該基準から所定時間経過後の異なる2つの時刻の発光の強度を測定し、該異なる2つの時刻における発光の強度の比検出する検出部と、
    上記検出部による検出結果を基に、ターゲットに標識した蛍光色素の蛍光像を生成する生成部と
    を有する蛍光像取得装置。
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