JP5619525B2 - X線コンピュータ断層撮影装置及び画像処理装置 - Google Patents

X線コンピュータ断層撮影装置及び画像処理装置 Download PDF

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Description

本発明の実施形態は、X線コンピュータ断層撮影装置及び画像処理装置に関する。
X線コンピュータ断層撮影装置(X線CT装置)によるスキャン方式は、円軌道スキャンとヘリカルスキャンとに大別される。円軌道スキャン中において寝台は、移動されない。ヘリカルスキャン中において寝台は、被検体の体軸に沿って移動される。
近年、64列等の多数のX線検出器列を搭載した多列のX線検出器が導入されている。多列のX線検出器の導入により、被検体の胸部から腹部までの広範囲を1回のヘリカルスキャンでスキャンする場合が増えている。この場合、画像ノイズ低減のため、ビームピッチは、比較的遅い1以下に設定されている。
一方、肺野をX線でヘリカルスキャンする場合がある。肺は、心臓の近傍に位置し、常に心臓の鼓動に伴って動いている。肺野のヘリカルスキャンにおいてビームピッチが1以下に設定された場合、画像再構成に寄与できる投影データがX線管1回転分以上収集される。これら全ての投影データを画像再構成に利用した場合、画像ノイズが低減され良質の画像データが発生される。この反面、心拍に伴う肺の動きに起因し、1回転分以上の投影データを画像の再構成に利用した場合、時間分解能が悪化し、画像が不鮮鋭になることがある。
特開2002―325758号公報
目的は、画像ノイズを悪化させることなく、時間分解能を改善することができるX線CT装置及び画像処理装置を提供することを目的とする。
本実施形態に係るX線CT装置は、X線を発生するX線管と、前記X線管から発生され被検体を透過したX線を検出するX線検出器と、前記X線管を回転可能に支持する支持機構と、前記X線管を回転させるために前記支持機構を制御する制御部と、前記X線検出器を介して前記被検体に関する投影データを収集する収集部と、前記投影データのうちの、第1のビュー角から第2のビュー角までの角度範囲である第1ビュー角範囲の投影データセットに基づいて第1中間画像を発生し、前記第1ビュー角範囲よりも狭い第2ビュー角範囲の投影データセットに基づいて第2中間画像を発生する中間画像発生部と、前記第1中間画像と前記第2中間画像との画素値差に応じた特徴量に基づいて重み係数を算出する重み係数算出部と、前記重み係数に基づいて前記第1中間画像と前記第2中間画像との重み付け加算に関する結果画像を発生する結果画像発生部と、を具備する。
本実施形態に係るX線CT装置の概略的な構成を示す図。 図1の架台の構造の模式図。 第1実施形態に係るX線CT装置の動作の典型的な流れを示す図。 第2実施形態に係るX線CT装置の動作の典型的な流れを示す図。
以下、本実施形態に係るX線CT装置及び画像処理装置を図面を参照しながら説明する。
(第1実施形態)
図1は、本実施形態に係るX線CT装置の構成を示している。
図1に示すように、X線CT装置は、架台(ガントリ)10、寝台20、及び画像処理装置30を備えている。架台10は、回転フレーム11を有する。回転フレーム11は、X線管12とX線検出器13とを装備している。X線管12とX線検出器13とは、被検体Pを挟んで向き合うように回転フレーム11に設けられている。また、架台10は、高電圧発生部14、回転駆動部15、絞り駆動部16、及びDAS17を有している。
回転フレーム11は、回転軸回りにX線管12とX線検出器13とを回転可能に支持する。回転軸は、X線管12のX線焦点とX線検出器13の検出面中心とを結ぶ直線の中間点で交差し、この直線に直交する。回転フレーム11は、回転駆動部15からの駆動信号の供給を受けて回転軸回りに回転する。回転駆動部15は、制御部31からの制御信号に従って回転フレーム11を回転させる。制御部31については後述する。
ここでXYZ直交座標系を導入する。Z軸は、回転フレーム11の回転軸に規定される。Y軸は、X線管12のX線焦点とX線検出器13の検出面の中心とを結ぶ軸に規定される。Y軸は、Z軸に直交する。X軸は、Y軸とZ軸とに直交する軸に規定される。このように、XYZ直交座標系は、X線管12の回転とともに回転する回転座標系を構成する。
高電圧発生部14は、制御部31からの制御信号に従って、スキャン条件に応じた高電圧をX線管12に印加する。X線管12は、高電圧発生部14からの高電圧によってX線を発生する。X線管12に設けられたX線窓の近傍には、X線遮蔽板(絞り)161が移動可能に設けられている。X線は、絞り161の開口の形状に応じてファン形状やコーン形状に整形される。絞り駆動部16は、X線のスライス方向の照射範囲を調整するために、スキャン条件に従って絞り161を移動させる。
X線検出器13は、X線管12から発生され被検体Pを透過したX線を検出し、検出されたX線の強度に応じた電気信号を出力する。図2に示すように、X線検出器13は、1次元あるいは2次元状に配列された複数のX線検出素子131a〜13mnを装備する。n個(例えば、1000個)のX線検出素子がZ軸を中心とした円弧(回転フレーム11の開口部11aの内周面)に沿って配列される。X線検出素子の配列方向は、チャンネル方向Cと呼ばれる。チャンネル方向Cに沿って配列された複数のX線検出素子131a〜13mnは、X線検出器列と呼ばれる。複数のX線検出器列は、Z軸に平行するスライス方向Sに沿ってm列(例えば、64列)だけ配列される。
図1に示すように、X線検出器13には、DAS(data acquisition system)17が接続されている。DAS17は、X線検出素子で検出されたX線の強度に応じた電気信号を収集する。DAS17は、収集された電気信号を増幅し、デジタル信号に変換する。デジタル信号に変換された電気信号は、投影データと呼ばれる。換言すれば、DAS17は、X線検出器13を介して被検体Pに関する投影データを収集する。
寝台20は、被検体Pが載置される天板21を有している。天板21は、基台22によりZ軸に沿って移動可能に支持されている。基台22は、天板駆動部23を有する。天板駆動部23は、制御部31から出力された制御信号に基づいて、回転フレーム11の1回転当たりの天板21の移動量を算出する。天板駆動部23は、ヘルカルスキャン時において、算出された移動量に従って天板21をZ軸(被検体Pの体軸に平行する)移動させる。
画像処理装置30は、制御部31を有している。制御部31には、上述した高電圧発生部14、回転駆動部15、絞り駆動部16、DAS17、及び天板駆動部23が接続されている。
さらに、画像処理装置30は、制御部31の他に、I/F(インターフェース)部32、投影データ記憶部33、再構成部34、画像記憶部35、画像処理部36、表示部37、及び入力部38を有している。
制御部31は、X線CT装置の中枢として機能する。例えば、制御部31は、X線の発生を制御するために、高電圧発生部14に制御信号を供給する。また、制御部31は、回転フレーム11の回転を制御するために、回転駆動部15に制御信号を供給する。また、制御部31は、投影データの収集を制御するために、DAS17に制御信号を供給する。また、制御部31は、絞り161の開口を制御するために、絞り駆動部16に制御信号を供給する。また、制御部31は、天板21の移動を制御するために、天板駆動部23に制御信号を供給する。
I/F部32は、DAS17から投影データを受信する。投影データ記憶部33は、I/F部32を介して入力される投影データを記憶する。再構成部34は、投影データに基づいて被検体Pに関する画像を再構成する。この再構成部34については後述する。画像記憶部35は、再構成された画像のデータを記憶する。画像処理部36は、表示のためのCT画像を生成するために、再構成された画像に種々の画像処理を施す。表示部37は、CT画像を表示する。入力部38は、各種スキャン条件の設定や再構成条件の設定、故障診断のための各種の指示を入力する。
再構成部34は、中間画像発生部341、特徴量算出部342、重み係数算出部343、結果画像発生部344を有している。以下、これら構成要素について説明する。
ここで、1つの画像を再構成するために利用される投影データの集合を投影データセットと呼ぶことにする。1回のX線曝射により収集される投影データの集合は、ビュー(view)と呼ばれている。ビュー角度は、X線管12の回転軸Z回りの回転角度に対応する。ビュー角範囲は、あるビュー角から他のビュー角までの角度範囲に規定される。ビュー角範囲は、複数のビューを含んでいる。ビュー角範囲の広さは、ビュー数の多さ、すなわち、投影データのデータ量の多さに対応する。
中間画像発生部341は、DAS17で収集された投影データのうちの第1ビュー角範囲に関する投影データセットに基づいて第1中間画像を発生する。また、中間画像発生部341は、DAS17で収集された投影データのうちの第2ビュー角範囲に関する投影データセットに基づいて第2中間画像を発生する。第2ビュー角範囲は、第1ビュー角範囲よりも狭い。換言すれば、第2ビュー角範囲に含まれるビュー数は、第1ビュー角範囲に含まれるビュー数よりも少ない。第1ビュー角範囲の上限は、ある断面位置(z位置)にある再構成断面の画像再構成に寄与可能なビュー数に規定される。このビュー数は、ビームピッチやヘリカルピッチ等のスキャン条件や、再構成アルゴリズム等の再構成条件に応じて決定される。なおビームピッチは、(ヘリカルピッチ/X線検出器列数)により規定される。第2ビュー角範囲の下限は、180°+ファン角分のビュー数に規定される。すなわち、上限のビュー数をA、下限(180°+ファン角分)のビュー数をB、第1ビュー角範囲のビュー数をa、第2ビュー角範囲のビュー数をbとした場合、(A≧a)>(b≧B)という制限が設けられる。ここで、再構成断面の画像再構成に寄与可能な全てのビューを含む投影データセットを、フル投影データセットを呼ぶことにする。また、フル投影データセットのうちの180°+ファン角分のビュー数を含む投影データセットを、ハーフ投影データセットと呼ぶことにする。
例えば、中間画像発生部341は、フル投影データセットに基づいて中間画像ORGを再構成し、ハーフ投影データセットに基づいて中間画像HALFを再構成する。中間画像ORGは第1中間画像として扱われ、中間画像HALFは第2中間画像として扱われる。
例えば、ビームピッチが0.5、フル投影データセットのビュー数が2回転分(すなわち、720°分)の場合、中間画像発生部341は、フル投影データセットにデータ冗長度補正の重み付けを適用し、重み付けされたフル投影データセットを発生する。そして中間画像発生部341は、Feldkamp法で代表されるフィルタ+3次元逆投影法を利用して、重み付けされたフル投影データセットから中間画像ORGを発生する。ここでのデータ冗長度補正は、各ビューのビュー数を等しくするためのビュー方向に応じた重みを有している。
本実施形態に係る重みは、これに限定されるものでない。基本的に2回転分の全ての投影データが正しく冗長度補正されていれば、本実施形態に係る重みに適用可能である。また、3次元逆投影法を利用する場合を例に挙げたが本実施形態はこれに限定されない。例えば、マルチスライス登場初期に使われていたヘルカル補間が利用されてもよい。
中間画像HALFの場合、中間画像発生部341は、フル投影データセットの中からハーフ投影データセット(180°+ファン角分の投影データ)を抽出する。例えば、ハーフ投影データセットのビュー方向に関する中心は、再構成断面のビュー位置に一致する。次に中間画像発生部341は、抽出されたハーフ投影データセットに上述と同様にしてデータ冗長度補正の重み付けを適用し、重み付けされたハーフ投影データセットを生成する。そして中間画像発生部341は、フィルタ+三次元逆投影法を利用して、重み付けされたハーフ投影データセットから中間画像HALFを発生する。ここでのデータ冗長度補正の重み付けとしては、例えば、parkerが提案した重み付けが採用される。なお、parkerが提案した重み付けの代わりに、上述のヘルカル補間が利用されても良い。
特徴量算出部342は、第1中間画像と第2中間画像との画素値差に応じた特徴量を画素毎に算出する。具体的には、特徴量算出部342は、第1中間画像と第2中間画像との同一座標の各画素について特徴量を算出する。特徴量は、典型的には、画素値の差分の絶対値である。例えば、特徴量算出部342は、同一座標の複数の画素の各々について、中間画像ORGの画素の画素値と中間画像HALFの画素の画素値との差分の絶対値を算出する。しかしながら、本実施形態はこれに限定されない。他の特徴量としては、例えば、パターンマッチングによる相関係数やオプティカルフロー(optical flow)のベクトル長であってもよい。
重み係数算出部343は、第1中間画像と第2中間画像との画素値差に応じた重み係数を算出する。より詳細には、重み係数算出部343は、既定の規則に基づいて特徴量TR(x,y)から重み係数w(x,y)を画素毎に算出する。重み係数w(x,y)は、例えば、以下の(1)式で表されるシグモイド関数を利用して算出される。
w(x,y)=1.0/(1.0+
exp(Beta*(Alpha−TR(x,y))))…(1)
ここで、AlphaとBetaとはそれぞれ、入力部38を介して任意の値に設定可能なパラメータである。例えば、Alphaは400、Betaは0.02に設定される。
結果画像発生部344は、重み係数に基づいて第1中間画像と第2中間画像との重み付け加算に関する結果画像を発生する。より詳細には、結果画像発生部344は、以下の(2)式に従って重み係数w(x,y)に基づく、中間画像ORG(x,y)と中間画像HALF(x,y)との重み付け加算を実行する。例えば、中間画像ORG(x,y)には、重み(1−w(x,y))が掛けられ、中間画像HALF(x,y)には、重みw(x,y)が掛けられる。このような重み付け加算により結果画像RESULT1(x,y)が発生される。
RESULT1(x,y)=(1−w(x,y))*ORG(x,y)
+w(x,y)*HALF(x,y)…(2)
次に、第1実施形態に係るX線CT装置の動作例を説明する。第1実施形態に係るスキャン方式は、ヘリカルスキャンにも円軌道スキャンにも適用可能である。
まずは、ヘリカルスキャンにおける架台10の動作例について説明する。ヘリカルスキャンにおいて制御部31は、回転フレーム11を繰り返し回転するために回転駆動部15を制御する。回転フレーム11の連続回転により、X線管12とX線検出器13とが回転軸Z回りに連続回転される。回転フレーム11の回転と同時に、制御部31は、回転フレーム11の1回転当たりの天板21の移動量に基づいて天板駆動部23を制御し、天板21を体軸Zに沿って移動する。回転フレーム11の回転中、制御部31は、高電圧発生部14を制御してX線管12からX線を繰り返し発生させる。X線管12から発生されたX線は、被検体Pを透過し、X線検出器13中のX線検出素子に検出される。X線検出素子は、検出されたX線の強度に応じた電気信号を発生する。DAS17は、制御部31による制御のもと、X線検出素子を介して、電気信号に基づく投影データを収集する。
このように回転フレーム11の回転、天板21の移動、X線の発生、及び投影データの収集が繰り返されることにより、ヘルカルスキャンが実行される。
次に円軌道スキャンにおける架台10の動作例について説明する。円軌道スキャンにおいて制御部31は、回転フレーム11を繰り返し回転するために回転駆動部15を制御する。回転フレーム11の連続回転により、X線管12とX線検出器13とが回転軸Z回りに連続回転される。回転フレーム11の回転中、制御部31は、天板21を停止させている。また、回転フレーム11の回転中、制御部31は、高電圧発生部14を制御してX線管12からX線を繰り返し発生させる。X線管12から発生されたX線は、被検体Pを透過し、X線検出器13中のX線検出素子に検出される。X線検出素子は、検出されたX線の強度に応じた電気信号を発生する。DAS17は、制御部31による制御のもと、X線検出素子を介して、電気信号に基づく投影データを収集する。
このような回転フレーム11の回転、X線の発生、及び投影データの収集により、円軌道スキャンが繰り返し実行される。なお、円軌道スキャンを繰り返し行うスキャン方式は、ダイナミックスキャンとも呼ばれている。本実施形態は、単一の円軌道スキャンにも複数回の円軌道スキャン(ダイナミックスキャン)にも適用可能である。
上述のように、ヘリカルスキャンや円軌道スキャンが実行されるとDAS17により投影データが収集される。収集された投影データは、I/F部32を介して投影データ記憶部33に記憶される。再構成部34は、投影データ記憶部33に記憶されている投影データを読み出し、読み出された投影データに基づいて、再構成断面に関する結果画像(アキシャル断面画像)を再構成する。
以下図3を参照しながら、再構成部34により行われる、第1実施形態に係る結果画像の発生処理の動作例を説明する。なお、再構成断面は、予め自動的に又は入力部38を介して設定されているものとする。なお以下の説明を具体的に行うため、第1中間画像は中間画像ORG(x,y)であり、第2中間画像は中間画像HALF(x,y)であるものとする。
まず、中間画像発生部341は、DAS17で収集された投影データを投影データ記憶部33から読み出す。ステップS301において中間画像発生部341は、読み出された投影データの中から、再構成対象のz位置に関する再構成断面の画像再構成に寄与可能なフル投影データセットを抽出する。ステップS302において中間画像発生部341は、フル投影データセットにデータ冗長度補正の重み付けを適用して、重み付けされたフル投影データセットを発生し、フィルタ+3次元逆投影法により重み付けされたフル投影データセットから中間画像ORG(x,y)を発生する。またステップS303において中間画像発生部341は、ステップS302において抽出されたフル投影データセットの中から、ハーフ投影データセットを抽出する。ステップS304において中間画像発生部341は、ステップ302と同様に、ハーフ投影データセットにデータ冗長度補正の重み付けとフィルタ+3次元逆投影法とを施し、中間画像HALF(x,y)を発生する。
中間画像ORG(x,y)と中間画像HALF(x,y)とが発生されるとステップS305が行われる。ステップS305において特徴量算出部342は、中間画像ORG(x,y)とHALF(x,y)とに基づいて特徴量TR(x,y)を算出する。
ステップS306において、重み係数算出部343は、ステップS305において算出された特徴量TR(x,y)を(1)式に適用して重み係数w(x,y)を算出する。そしてステップS307において結果画像発生部344は、ステップS306において算出された重み係数w(x,y)を利用して、(2)式に示す重み付け加算を中間画像ORG(x,y)と中間画像HALF(x,y)とに実行する。この重み付け加算により、再構成断面に関する結果画像RESULT1(x,y)が発生される。
1つの結果画像RESULT1(x,y)が得られると、再び他のZ位置に関する再構成断面についてステップS301〜S307が繰り返される。これによりスキャン範囲に含まれる任意の再構成断面について結果画像RESULT1(x,y)が得られる。
次に第1実施形態の効果について説明する。
上記のように本実施形態に係る中間画像発生部341は、第1投影データセットに基づいて第1中間画像を発生し、第2投影データセットに基づいて第2中間画像を発生する。ここで、第1中間画像と第2中間画像とは、同一の再構成断面に関する。また、第2投影データセットのビュー数は、第1投影データセットのビュー数に比して少ない。第2中間画像は、第1中間画像に比して時間分解能が高い。結果画像発生部344は、第1中間画像と第2中間画像との重み付け加算に関する結果画像を発生する。
重み係数は、(1)式に示すように特徴量に依存する。特徴量は、第1中間画像と第2中間画像との画素値差に依存する。従って、重み係数は、画像化対象の動きの度合いに応じて変化するといえる。すなわち再構成部34は、画像化対象の動きの度合いに応じて、第1中間画像による結果画像への寄与度合い及び第2中間画像による結果画像への寄与度合、すなわち、重み係数wを自動的に調整することができる。
具体的に、スキャン方式がヘリカルスキャンであり、画像ノイズ低減のためにビームピッチが比較的遅い1以下であり、投影データのビュー数が1回転分以上ある場合を考える。特徴量TRが大きい場合、ビュー数の少ない第2投影データセットに基づく第2中間画像は、ビュー数の多い第1投影データセットに基づく第1中間画像よりも結果画像に寄与する。これにより結果画像の時間分解能が改善される。例えば、肺野は、心臓の拍動に伴って激しく動く。従って第1実施形態により発生された肺野に関する結果画像は、従来に比して時間分解能が改善されており、画像ノイズを多く含まない。また、特徴量TRが小さい場合、第1中間画像は、第2中間画像よりも結果画像に寄与する。これにより結果画像の画像ノイズが低減される。例えば、頭部は、スキャン中にあまり動かない。従って第1実施形態により発生された頭部に関する結果画像は、従来にして画像ノイズが低減されている。また、第1中間画像は第2中間画像よりも多くの投影データを必要とするので、特徴量TRが小さい場合、データ利用効率の低下を防止できる。
かくして第1実施形態によれば、画像ノイズを悪化させることなく、時間分解能を改善することができるX線CT装置及び画像処理装置を提供することができる。
なお上述の実施形態において画像処理装置30は、X線CT装置に搭載されているものとした。しかしながら、第1実施形態はこれに限定されない。例えば、画像処理装置30は、X線CT装置にネットワークを介して接続された画像処理専用のワークステーションであってもよい。
(第2実施形態)
第2実施形態に係る再構成部34は、単一の第1中間画像と複数の第2中間画像とに基づいて結果画像を発生する。
以下、図4を参照しながら、再構成部34により行われる、第2実施形態に係る結果画像の発生処理の動作例を説明する。なお、再構成断面は、予め自動的に又は入力部38を介して設定されているものとする。また、第2実施形態に係る第1投影データセットと第2投影データセットとは、上述の(A≧a)>(b≧B)の制限を満たせばよい。なお以下の説明を具体的に行うため、第1投影データセットに基づく第1中間画像は、フル投影データセットに基づく中間画像ORGであり、第2投影データセットに基づく第2中間画像は、ハーフ投影データセットに基づく中間画像HALFであるとする。また、第2実施形態に係るスキャン方式は、円軌道スキャン(ダイナミックスキャン)とヘリカルスキャンとのいずれにも適用可能である。
図4に示すように、ステップS401において中間画像発生部341は、投影データの中から、再構成断面における画像再構成に寄与可能なフル投影データセット(再構成断面の画像再構成に寄与可能な全てのビューを含む投影データセット)を抽出する。ステップS402において中間画像発生部341は、フル投影データセットに基づいて中間画像ORGを発生する。より詳細には、ステップS402において中間画像発生部341は、フル投影データセットに、第1実施形態と同様のデータ冗長度補正の重み付けとフィルタ+3次元逆投影法とを施し、中間画像ORG(x,y,z)を発生する。
ステップS403において中間画像発生部341は、ステップS401において抽出されたフル投影データセットの中から、複数のハーフ投影データセット(180°+ファン角分の投影データ)を抽出する。各ハーフ投影データセットは、ビュー中心、換言すれば、投影データの収集時刻が異なる。すなわち、複数のハーフ投影データセットはそれぞれ、複数の収集時刻に関する。複数のハーフ投影データセットは、共通の再構成断面zを含む。ステップS404において中間画像発生部341は、具体的には、ビュー中心位置を変えながらn個のハーフ投影データセットをフル投影データセットの中から抽出する。ステップS404において中間画像発生部341は、n個のハーフ投影データセットに基づいてn個の中間画像HALFをそれぞれ発生する。より詳細には、ステップS4041において中間画像発生部341は、1番目のハーフ投影データセットに、第1実施形態と同様のデータ冗長度補正の重み付けとフィルタ+3次元逆投影法とを施し、中間画像HALF(x,y,z,1)を発生する。同様にして、ステップS4042において中間画像発生部341は、2番目のハーフ投影データセットに基づいて中間画像HALF(x,y,z,2)を発生する。このようにして全てのn個のハーフ投影データセットの各々について中間画像HALFを発生する。n個の中間画像HALFは、互いに異なるビュー中心を有しているので、互いに異なる収集時刻に属しているといえる。
次にステップS405において特徴量算出部342は、n個の中間画像HALF(x,y,z,1)…(x,y,z,n)に基づいて時間分解能優先型の中間画像TR(x,y,z)を発生する。このように特徴量算出部342は、時間分解能優先型の中間画像TRの発生部として機能する。具体的には、特徴量算出部342は、n個の中間画像HALFから最も時間分解能が良い中間画像TR(x,y,z)を算出する。時刻tの画像と時刻t+1の画像との差分が最小であれば、時刻tの画像あるいは時刻t+1の画像は、画像化対象の時間経過に伴う動きが少ない、すなわち、最も時間分解能が良いことを意味する。具体的には、(3)式に従って中間画像TR(x,y,z)が算出される。
Figure 0005619525
すなわち、特徴量算出部342は、時間的に連続する2つの収集時刻tの画像とt+1の画像とについて、複数の画素の各々の輝度値の差分の絶対値を算出し、算出された複数の差分の絶対値の総和を算出する。次に特徴量算出部342は、全ての収集時刻の組について差分の絶対値の総和を計算する。そして特徴量算出部342は、差分の絶対値の総和が最小となるような時刻の画像を特定する。特定された画像は、中間画像TR(x,y,z)として扱われる。このように特徴量算出部342は、複数の中間画像HALFの中から画素値変化が最も少ない画像HALFを時間分解能優先型の中間画像TRとして特定する。
なお、中間画像TRの算出方法は上記の方法のみに限定されない。例えば、画素値変化として、輝度値の差分の絶対値の総和を用いずに、パターンマッチングによる相関係数の総和やオプティカルフローのベクトル長の総和であっても良い。
また、一枚の画像を構成する全ての画素の総和値を考慮する必要はなく、画素毎に計算してもよい。例えば、画素Aについては時刻tの画像の画素値を利用し、画素Bについては時刻tの画像の画素値を利用してもよい。このように特徴量算出部342は、複数の中間画像HALFを構成する複数の画素の各々について、画素値変化が最小の画素を特定し、特定された画素に基づいて中間画像TRを発生してもよい。
特徴量算出部342は、予め画像化対象のCT値が既知の場合、このCT値を利用してフィルタリングを行い、ノイズとの区別を行うなどの施策を追加してもよい。
ステップS406において重み係数算出部343は、中間画像ORG(x,y,z)と中間画像TR(x,y,z)と重み係数w(x,y,z)を画素毎に算出する。重み係数は、例えば、上述の(1)式に従って算出される。なおこの場合、(1)式の(x,y)を(x,y,z)に拡張する必要がある。
ステップS407において結果画像発生部344は、重み係数に基づいて中間画像ORGと時間分解能優先型の中間画像TRとの重み付け加算に関する結果画像を発生する。具体的には、結果画像発生部344は、以下の(4)式に従って重み係数w(x,y,z)に基づく、中間画像ORG(x,y,z)と中間画像TR(x,y,z)との重み付け加算を実行する。例えば、中間画像ORG(x,y,z)には、重み(1−w(x,y,z))が掛けられ、中間画像TR(x,y,z)には、重みw(x,y,z)が掛けられる。このような重み付け加算により結果画像RESULT2(x,y,z)が発生される。
RESULT2(x,y,z)=
(1−w(x,y,z))*ORG(x,y,z)
+w(x,y,z)*TR(x,y,z)…(4)
1つの結果画像RESULT2(x,y)が得られると、再び他のZ位置に関する再構成断面についてステップS401〜S407が繰り返される。これによりスキャン範囲に含まれる任意の再構成断面について結果画像RESULT2(x,y,z)が得られる。
上記説明により第2実施形態に係る再構成部34は、単一の第1中間画像と複数の第2中間画像とに基づいて結果画像を発生する。この際、再構成部34は、複数の第2中間画像に基づいて時間分解能優先型の中間画像を発生し、第1中間画像と時間分解能優先型の中間画像とに基づいて結果画像を発生する。
上述のように、時間分解能優先型の中間画像は、複数の第2中間画像のうちの、最も時間経過に伴う動きが少ない画素領域から構成される画像である。換言すれば、時間分解能優先型の中間画像は、複数の第2中間画像のうちの、最も時間分解能が良い画素領域から構成される画像である。すなわち時間分解能優先型の中間画像は、典型的には、第2中間画像よりも時間分解能が良い。
第2実施形態に係る再構成部34は、画像化対象の動きの度合いに応じて、第1中間画像による結果画像への寄与度合い及び時間分解能優先型の中間画像による結果画像への寄与度合、すなわち、重み係数wを自動的に調整することができる。
画像化対象の動きが大きい場合、第1中間画像よりも時間分解能優先型の中間画像の方がより結果画像に寄与する。これにより結果画像の時間分解能が第1実施形態に比して改善される。画像化対象の動きが小さい場合、第1中間画像は、時間分解能優先型の中間画像よりも結果画像に寄与する。これにより結果画像の画像ノイズが低減される。時間分解能優先型の中間画像は、第2中間画像に比して多くの投影データを必要とするので、第1実施形態に比して第2実施形態は、データ利用効率が向上する。
かくして第2実施形態によれば、画像ノイズを悪化させることなく、時間分解能を改善することができるX線CT装置及び画像処理装置を提供することができる。
なお上述の実施形態において画像処理装置は、X線CT装置に搭載されているものとした。しかしながら、第2実施形態はこれに限定されない。例えば、画像処理装置は、X線CT装置にネットワークを介して接続されたワークステーションであってもよい。
また、画像化対象の動きが比較的小さい場合、複数の第2中間画像の平均画像が時間分解能優先型の中間画像として扱われても良い。平均画像は、上述の時間分解能優先型の中間画像に比して多くの投影データを利用して発生される。従って結果画像の画像ノイズの向上とデータ利用効率の向上とが実現される。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
10…架台、11…回転フレーム、12…X線管、13…X線検出器、14…高電圧発生部、15…回転駆動部、16…絞り駆動部、17…DAS、20…寝台、21…天板、22…基台、23…天板駆動部、30…画像処理装置、31…制御部、32…I/F部、33…投影データ記憶部、34…再構成部、35…画像記憶部、36…画像処理部、37…表示部、38…入力部、161…絞り、341…中間画像発生部、342…特徴量算出部、343…重み係数算出部、344…結果画像発生部

Claims (17)

  1. X線を発生するX線管と、
    前記X線管から発生され被検体を透過したX線を検出するX線検出器と、
    前記X線管を回転可能に支持する支持機構と、
    前記X線管を回転させるために前記支持機構を制御する制御部と、
    前記X線検出器を介して前記被検体に関する投影データを収集する収集部と、
    前記投影データのうちの、第1のビュー角から第2のビュー角までの角度範囲である第1ビュー角範囲の投影データセットに基づいて第1中間画像を発生し、前記第1ビュー角範囲よりも狭い第2ビュー角範囲の投影データセットに基づいて第2中間画像を発生する中間画像発生部と、
    前記第1中間画像と前記第2中間画像との画素値差に応じた特徴量に基づいて重み係数を算出する重み係数算出部と、
    前記重み係数に基づいて前記第1中間画像と前記第2中間画像との重み付け加算に関する結果画像を発生する結果画像発生部と、
    を具備するX線コンピュータ断層撮影装置。
  2. 前記第1ビュー角範囲に含まれるビュー数は、再構成断面位置における画像再構成に寄与可能なビュー数以下、且つ180度+ファン角に含まれるビュー数より多く設定され、
    前記第2ビュー角範囲に含まれるビュー数は、再構成断面位置における画像再構成に寄与可能なビュー数未満、且つ180度+ファン角に含まれるビュー数以上に設定される、
    請求項1記載のX線コンピュータ断層撮影装置。
  3. 前記再構成断面位置における画像再構成に寄与可能なビュー数は、スキャン条件及び再構成条件のうちの1つに応じて決定される、請求項2記載のX線コンピュータ断層撮影装置。
  4. 前記第1中間画像と前記第2中間画像との前記画素値差を画素毎に算出する画素値差算出部をさらに備え、
    前記重み係数算出部は、前記算出された画素値差に基づいて前記重み係数を画素毎に算出する、
    請求項1記載のX線コンピュータ断層撮影装置。
  5. 前記制御部は、前記X線管を繰り返し回転するために前記支持機構を制御する、請求項1記載のX線コンピュータ断層撮影装置。
  6. 前記被検体を前記X線管の回転軸に沿って移動可能に支持する寝台をさらに備え、
    前記制御部は、前記X線管を繰り返し回転するために前記支持機構を制御し、且つ前記天板を前記回転軸に沿って移動させるために前記寝台を制御する、
    請求項1記載のX線コンピュータ断層撮影装置。
  7. 前記画素値差は、前記第1中間画像と前記第2中間画像との差分、前記第1中間画像と前記第2中間画像とに関する相関係数、又は前記第1中間画像と前記第2中間画像とに関するオプティカルフローに基づいて算出される、請求項1記載のX線コンピュータ断層撮影装置。
  8. X線を発生するX線管と、
    前記X線管から発生され被検体を透過したX線を検出するX線検出器と、
    前記X線管を回転可能に支持する支持機構と、
    前記X線管を繰り返し回転させるために前記支持機構を制御する制御部と、
    前記X線検出器を介して前記被検体に関する投影データを収集する収集部と、
    前記投影データのうちの第1投影データセットに基づいて単一の第1中間画像を発生し、前記投影データのうちの複数のスキャン時刻に関する複数の第2投影データセットに基づいて複数の第2中間画像をそれぞれ発生する中間画像発生部であって、前記第1投影データセットに含まれるビュー数は、前記第2投影データセットに含まれるビュー数に比して多く、
    前記複数の第2中間画像より時間分解能に基づいて選択された第2中間画像に基づいて時間分解能優先型の単一の第3中間画像を発生する第3中間画像発生部と、
    前記第1中間画像と前記第3中間画像との画素値差に応じた特徴量に基づいて重み係数を算出する重み係数算出部と、
    前記重み係数に基づいて前記第1中間画像と前記第3中間画像との重み付け加算に関する結果画像を発生する結果画像発生部と、
    を具備するX線コンピュータ断層撮影装置。
  9. 前記第3中間画像発生部は、前記複数の第2中間画像の中から画素値変化が最も少ない画像を前記第3中間画像として特定する、請求項8記載のX線コンピュータ断層撮影装置。
  10. 前記画素値変化は、前記複数の第1中間画像間の差分、前記複数の第1中間画像に関する相関係数、又は前記複数の第1中間画像に関するオプティカルフローに基づいて算出される、請求項9記載のX線コンピュータ断層撮影装置。
  11. 前記第3中間画像発生部は、前記複数の第2中間画像を構成する複数の画素の各々について、画素値変化が最小の画素を特定し、前記特定された複数の画素に基づいて前記第3中間画像を発生する、請求項8記載のX線コンピュータ断層撮影装置。
  12. 前記画素値変化は、前記複数の第1中間画像間の差分、前記複数の第1中間画像に関する相関係数、又は前記複数の第1中間画像に関するオプティカルフローに基づいて算出される、請求項11記載のX線コンピュータ断層撮影装置。
  13. 前記第1ビュー角範囲に含まれるビュー数は、再構成断面位置における画像再構成に寄与可能なビュー数以下、且つ180度+ファン角に含まれるビュー数より多く設定され、
    前記第2ビュー角範囲に含まれるビュー数は、再構成断面位置における画像再構成に寄与可能なビュー数未満、且つ180度+ファン角に含まれるビュー数以上に設定される、
    請求項8記載のX線コンピュータ断層撮影装置。
  14. 前記制御部は、前記X線管を繰り返し回転するために前記支持機構を制御する、請求項8記載のX線コンピュータ断層撮影装置。
  15. 前記被検体を前記X線管の回転軸に沿って移動可能に支持する寝台をさらに備え、
    前記制御部は、前記X線管を繰り返し回転するために前記支持機構を制御し、且つ前記天板を前記回転軸に沿って移動させるために前記寝台を制御する、
    請求項8記載のX線コンピュータ断層撮影装置。
  16. 前記被検体に関する投影データを記憶する記憶部と、
    前記投影データのうちの第1のビュー角から第2のビュー角までの角度範囲である第1ビュー角範囲の投影データセットに基づいて第1中間画像を発生し、前記第1ビュー角範囲よりも狭い第2ビュー角範囲の投影データセットに基づいて第2中間画像を発生する中間画像発生部と、
    前記第1中間画像と前記第2中間画像との画素値差に応じた特徴量に基づいて重み係数を算出する重み係数算出部と、
    前記重み係数に基づいて前記第1中間画像と前記第2中間画像との重み付け加算に関する結果画像を発生する結果画像発生部と、
    を具備する画像処理装置。
  17. ヘリカルスキャン又は複数回の円軌道スキャンにより収集された投影データを記憶する記憶部と、
    前記投影データのうちの第1投影データセットに基づいて単一の第1中間画像を発生し、前記投影データのうちの複数のスキャン時刻に関する複数の第2投影データセットに基づいて複数の第2中間画像をそれぞれ発生する中間画像発生部であって、前記第1投影データセットに含まれるビュー数は、前記第2投影データセットに含まれるビュー数に比して多く、
    前記複数の第2中間画像より時間分解能に基づいて選択された第2中間画像に基づいて時間分解能優先型の単一の第3中間画像を発生する第3中間画像発生部と、
    前記第1中間画像と前記第3中間画像との画素値差に応じた特徴量に基づいて重み係数を算出する重み係数算出部と、
    前記重み係数に基づいて前記第1中間画像と前記第3中間画像との重み付け加算に関する結果画像を発生する結果画像発生部と、
    を具備する画像処理装置。
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